JP2021158141A - 半導体装置、配線基板、半導体装置の製造方法、及び配線基板の製造方法 - Google Patents

半導体装置、配線基板、半導体装置の製造方法、及び配線基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接合信頼性を向上させる半導体装置、配線基板、半導体装置の製造方法及び配線基板の製造方法を提供する。【解決手段】半導体装置100において、、半導体チップ10と、半導体チップに電気的に接続された第1電極40と、を備える。第1電極は、第1電極層41と、第1電極層上に設けられた第1バリア層42と、第1バリア層上に設けられ、はんだ材料との反応速度が第1バリア層よりも遅い第1ポーラス金属層43と、を含む。半導体装置の製造方法は、半導体チップに電気的に接続される電極を形成する工程を含む。電極を形成する工程は、電極層を形成する工程と、電極層上にバリア層を形成する工程と、バリア層上にはんだ材料との反応速度がバリア層よりも遅いポーラス金属層を形成する工程と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置、配線基板、半導体装置の製造方法、及び配線基板の製造方法に関する。
電極間をはんだバンプで接合させることが知られている。電極の構造として、電極層上に多孔質ニッケル接合層を設けた電極構造(例えば特許文献1)及び電極層上に多孔質金属箔等の低密度金属層を設けた電極構造(例えば特許文献2)が知られている。また、電極層とはんだバンプとの間に多孔質の金属粒子集合体が配置された接合構造が知られている(例えば特許文献3)。また、電極に貫通孔を設けて、電極の剥離を抑制することが知られている(例えば特許文献4)。
特開2003−303842号公報 特開2010−67742号公報 特開2013−93559号公報 特開2018−152437号公報
電極上に形成されたはんだバンプにボイドが発生することがある。はんだバンプにボイドが発生すると、熱サイクル試験等によってはんだバンプにクラックが発生することがある。このように、はんだバンプにボイドが発生すると、接合信頼性が低下してしまう。
1つの側面では、接合信頼性を向上させることを目的とする。
1つの態様では、半導体チップと、前記半導体チップに電気的に接続された第1電極と、を備え、前記第1電極は、第1電極層と、前記第1電極層上に設けられた第1バリア層と、前記第1バリア層上に設けられ、はんだ材料との反応速度が前記第1バリア層よりも遅い第1ポーラス金属層と、を含む、半導体装置である。
1つの態様では、絶縁層と、前記絶縁層に設けられた配線と、前記配線に電気的に接続された電極と、を備え、前記電極は、電極層と、前記電極層上に設けられたバリア層と、前記バリア層上に設けられ、はんだとの反応速度が前記バリア層よりも遅いポーラス金属層と、を含む、配線基板である。
1つの態様では、半導体チップに電気的に接続される電極を形成する工程を備え、前記電極を形成する工程は、電極層を形成する工程と、前記電極層上にバリア層を形成する工程と、前記バリア層上にはんだ材料との反応速度が前記バリア層よりも遅いポーラス金属層を形成する工程と、を含む、半導体装置の製造方法である。
1つの態様では、絶縁層に設けられた配線に電気的に接続される電極を形成する工程を備え、前記電極を形成する工程は、電極層を形成する工程と、前記電極層上にバリア層を形成する工程と、前記バリア層上にはんだ材料との反応速度が前記バリア層よりも遅いポーラス金属層を形成する工程と、を含む、配線基板の製造方法である。
1つの側面として、接合信頼性を向上させることができる。
図1(a)は、実施例1に係る半導体装置の断面図、図1(b)は、図1(a)の電極部分の拡大断面図である。 図2は、図1(b)の領域Aを拡大した断面図である。 図3(a)から図3(e)は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図4(a)から図4(e)は、実施例1に係る半導体装置の電極及びはんだバンプの製造方法を示す断面図である。 図5は、比較例1に係る半導体装置の電極及びはんだバンプの断面図である。 図6(a)から図6(c)は、比較例1に係る半導体装置で生じる課題を説明する断面図である。 図7(a)から図7(d)は、実施例1に係る半導体装置の効果を説明する断面図である。 図8(a)は、実施例2に係る半導体装置の断面図、図8(b)は、図8(a)の電極部分の拡大断面図、図8(c)は、電極の平面図である。 図9(a)から図9(e)は、実施例2に係る半導体装置の電極及びはんだバンプの製造方法を示す断面図である。 図10は、比較例2に係る半導体装置の電極及びはんだバンプの断面図である。 図11(a)から図11(c)は、比較例2に係る半導体装置で生じる課題を説明する断面図である。 図12は、比較例2に係る半導体装置のはんだバンプの断面の光学顕微鏡像である。 図13(a)は、実施例2に係る半導体装置の効果を説明する平面図、図13(b)から図13(d)は、実施例2に係る半導体装置の効果を説明する断面図である。 図14は、実施例2の変形例1に係る半導体装置の電極の断面図である。 図15は、実施例2の変形例2に係る半導体装置の電極の断面図である。 図16は、実施例3に係る半導体装置を示す断面図である。 図17は、実施例3に係る半導体装置に備わる配線基板の電極の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係る半導体装置の断面図、図1(b)は、図1(a)の電極部分の拡大断面図である。実施例1の半導体装置100は、ファンアウトウエハレベルパッケージ(FOWLP:Fan-Out Wafer Level Package)である。図1(a)のように、半導体装置100は、半導体チップ10と、樹脂層20と、再配線層30と、電極40と、はんだバンプ60と、を備える。半導体チップ10は、例えばシリコン又は化合物半導体(GaAs又はGaN等)を用いたトランジスタ等を含んでいる。
半導体チップ10は、樹脂層20内に埋設されている。すなわち、半導体チップ10は樹脂層20に取り囲まれ、半導体チップ10の側方に半導体チップ10の側面を覆う樹脂層20が設けられている。樹脂層20には、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、又は紫外線硬化性樹脂等が用いられる。例えば、樹脂層20はエポキシ樹脂で形成されている。樹脂層20にガラス又はアルミナ等の無機フィラーが含まれていてもよい。
再配線層30は、半導体チップ10上及び樹脂層20上に設けられている。再配線層30は、絶縁層31と、絶縁層31に設けられ、半導体チップ10に電気的に接続された配線32と、を含む。絶縁層31は、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、又はポリベンゾオキサゾール樹脂等の樹脂材料で形成されてもよいし、酸化シリコン等の無機材料で形成されてもよい。絶縁層31は、樹脂材料で形成される場合、上述の無機フィラーを含んでいてもよい。配線32は、銅(Cu)等の金属材料で形成されている。
電極40は、配線32に電気的に接続されて絶縁層31に設けられている。したがって、電極40は配線32を介して半導体チップ10に電気的に接続されている。電極40は、例えば平面視において直径が100μm〜500μm程度の円形状をしている。はんだバンプ60は電極40上に設けられている。はんだバンプ60は、錫(Sn)を主成分に含んで形成され、例えば錫銀系のはんだ(SnAg系のはんだ)である。
図1(b)のように、電極40は、電極層41と、電極層41を覆って設けられたバリア層42と、バリア層42を覆って設けられたポーラス金属層43と、を含む。電極層41の厚さは例えば2μm〜5μm程度である。バリア層42の厚さは例えば1μm〜3μm程度である。ポーラス金属層43の厚さは例えば1μm〜3μm程度である。
電極層41は、例えば銅(Cu)等の金属材料で形成されている。電極層41は、配線32と同じ材料で形成されてもよい。バリア層42は、電極層41よりもはんだ材料(例えば錫(Sn))との反応速度が遅い材料で形成されている。バリア層42は、例えばニッケル(Ni)、ニッケル−リン(Ni−P)合金、ニッケル−ボロン(Ni−B)合金、パラジウム(Pd)、又は銅−ニッケル(Cu−Ni)合金等の金属材料で形成されている。
ポーラス金属層43は、層内に細孔を有し、バリア層42よりもはんだ材料(例えば錫(Sn))との反応速度が遅い材料で形成されている。ポーラス金属層43は、はんだ材料(例えば錫(Sn))と化合物を形成しない材料で形成されている場合が好ましい。ポーラス金属層43は、例えばコバルト−ボロン(Co−B)合金、コバルト−リン(Co−P)合金、クロム(Cr)、又はカドミウム(Cd)等の金属材料で形成されている。
図2は、図1(b)の領域Aを拡大した断面図である。図2のように、ポーラス金属層43は金属リガメント44と細孔45とを有する。細孔45の直径は例えば300nm〜600nm程度である。細孔45は接続及び分岐を繰り返しながらポーラス金属層43の表面46に開口している。ポーラス金属層43の細孔45には、はんだバンプ60を形成するはんだ61が含浸している。例えば、細孔45の全てにはんだ61が含浸している。
図3(a)から図3(e)は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。図3(a)のように、支持基板90上に貼り付けられた粘着シート(不図示)によって支持基板90上に半導体チップ10を固定する。図3(b)のように、支持基板90上にエポキシ樹脂等の樹脂材料を滴下して半導体チップ10を樹脂層20で封止する。図3(c)のように、粘着シートと共に支持基板90を剥離する。これにより、半導体チップ10の電極(不図示)が露出する。図3(d)のように、半導体チップ10上及び樹脂層20上に絶縁層31と配線32を含む再配線層30を形成するとともに、絶縁層31に配線32に電気的に接続された電極40を形成する。図3(e)のように、電極40上にはんだバンプ60を形成する。
図4(a)から図4(e)は、実施例1に係る半導体装置の電極及びはんだバンプの製造方法を示す断面図である。図4(a)のように、絶縁層31上に例えばスパッタリング法によってシード層を形成した後、電解めっき法によってシード層上に金属膜を形成することで電極層41を形成する。図4(b)のように、無電解めっき法によって電極層41上にバリア層42を形成する。図4(c)のように、無電解めっき法によってバリア層42上にポーラス金属層43を形成する。これにより電極40が形成される。図4(d)のように、電極40にフラックス91を塗布する。フラックス91の一例としてマツヤニが挙げられる。図4(e)のように、はんだの融点以上の温度(例えば240℃〜260℃)に加熱して、電極40上にはんだバンプ60を形成する。フラックス91を塗布することで、電極40の表面の酸化物及び汚れを除去しつつ電極40とはんだが接合して、電極40上にはんだバンプ60が形成される。
図5は、比較例1に係る半導体装置の電極及びはんだバンプの断面図である。図5のように、比較例1では、絶縁層31に設けられた電極540は電極層41とバリア層42とを含み、ポーラス金属層は含んでいない。はんだバンプ60はバリア層42上に設けられている。比較例1に係る半導体装置のその他の構成は、実施例1に係る半導体装置と同じであるため説明を省略する。
バリア層42上にはんだバンプ60を設けることで、電極層41がはんだと反応することによって膜厚が薄くなることを抑制できる。例えば電極層41が銅を含む場合、電極層41に直接はんだバンプ60が設けられると、銅とはんだ材料である錫との反応速度が速いため、CuSn及びCuSn等の合金層が素早く形成される。このため、電極層41の膜厚が薄くなることが生じてしまう。これに対し、例えばバリア層42がニッケルを含む場合、ニッケルははんだ材料である錫と反応してNiSnの合金を形成するが、ニッケルと錫の反応速度は銅と錫の反応速度に比べて遅いため、バリア層42の膜減りは少ない。よって、電極層41の膜厚が薄くなることを抑制できる。
図6(a)から図6(c)は、比較例1に係る半導体装置で生じる課題を説明する断面図である。図6(a)から図6(c)では、はんだバンプ60の製造工程が示されている。図6(a)のように、電極540にフラックス91を塗布する。図6(b)のように、はんだの融点以上の温度に加熱することでフラックス91とはんだ61を反応させて電極540の表面の酸化物及び汚れを除去しつつ電極540にはんだ61を接合させる。フラックス91とはんだ61が反応することでガスが発生する。このため、図6(c)のように、電極540上に形成されたはんだバンプ60にボイド62が発生することがある。
はんだバンプ60にボイド62が発生すると、低温と高温の間で温度変化させる熱サイクル試験において、はんだバンプ60に熱応力によってボイド62に向かうクラックが発生することがある。このクラックによってはんだバンプ60が破断することもある。このように、はんだバンプ60にボイド62が発生すると接合信頼性が低下してしまう。
図7(a)から図7(d)は、実施例1に係る半導体装置の効果を説明する断面図である。図7(a)から図7(d)では、はんだバンプ60の製造工程が示されている。図7(a)のように、電極40にフラックス91を塗布し、はんだの融点以上の温度に加熱することで、フラックス91とはんだ61を反応させて電極40の表面の酸化物及び汚れを除去しつつ電極40にはんだ61を接合させる。電極40の表面は層内に細孔45(図2参照)を有するポーラス金属層43である。このため、はんだ61はポーラス金属層43の細孔45に毛細管現象により浸透する。ポーラス金属層43ははんだ材料との反応速度が遅い金属で形成されていることから、はんだ61は細孔45内ではんだ材料との化合物が形成されることが抑制される。したがって、細孔45がはんだ61とポーラス金属層43との化合物で狭くなる及び塞がることが抑制される。よって、はんだ61は細孔45内を毛細管現象により浸透していくことができる。例えば、ポーラス金属層43が銅又はニッケルのようなはんだ材料と反応し易い金属で形成されている場合、はんだ61が細孔45内でポーラス金属層43と反応して化合物化し、細孔45が狭くなる及び/又は塞がることが生じてしまう。
フラックス91とはんだ61が反応することでガス63が発生するが、図7(b)及び図7(c)のように、ポーラス金属層43の細孔45へのはんだ61の浸透に押されてガス63も細孔45に入り込む。はんだ61は細孔45内を毛細管現象により浸透していくことから、ガス63ははんだ61に押されて細孔45内を進んでいく。
このため、図7(d)のように、電極40上にはんだバンプ60が形成された際には、ガス63はポーラス金属層43の細孔45から外部に押し出され、はんだバンプ60にボイドが発生することが抑制される。ポーラス金属層43の細孔45にはほぼ全てにはんだ61が含浸している。はんだ61は、ポーラス金属層43の細孔45に含浸することで、バリア層42と合金層を形成する。これにより、はんだバンプ60は電極40に良好に接合する。
実施例1によれば、電極40は、電極層41と、電極層41上に設けられたバリア層42と、バリア層42上に設けられ、はんだ材料との反応速度がバリア層42よりも遅いポーラス金属層43と、を含む。これにより、図7(a)から図7(d)で説明したように、はんだバンプ60が形成される際に、ガス63がポーラス金属層43の細孔45を通って外部に押し出されるため、はんだバンプ60にボイドが発生することを抑制できる。よって、接合信頼性を向上させることができる。
ポーラス金属層43は、はんだ材料と化合物を形成しない金属で形成されている場合が好ましい。ポーラス金属層43は、はんだ材料と化合物を形成しない金属として、コバルト−ボロン(Co−B)合金、コバルト−リン(Co−P)合金、クロム(Cr)、及びカドミウム(Cd)の少なくとも一種で形成されている場合が好ましい。この場合、ポーラス金属層43の細孔45に浸透したはんだ61が細孔45内で化合物化することが抑制される。このため、細孔45が狭くなること及び塞がることが抑制され、はんだ61の細孔45内での流れが阻害されることが抑制される。よって、はんだ61はポーラス金属層43の表面46まで浸透し易く、ガス63がポーラス金属層43の表面46から外部に押し出されて、はんだバンプ60にボイドが発生することを効果的に抑制できる。はんだ材料と化合物を形成しないとは、化合物を全く形成しない場合だけでなく、細孔45内のはんだ61の流れを阻害しない程度に化合物を形成しない場合である。
図4(a)から図4(e)のように、はんだバンプ60は電極40にフラックス91を塗布した後に電極40のポーラス金属層43上に形成される。フラックス91を塗布することで、電極40の表面の酸化物及び汚れを除去することができる。フラックス91とはんだ61の反応にガス63が発生するが、ガス63は、ポーラス金属層43の細孔45を通って外部に押し出されるため、はんだバンプ60にボイドが発生することを抑制できる。
電極40上に設けられたはんだバンプ60を形成するはんだ61は、図2のように、ポーラス金属層43の細孔45に含浸している場合が好ましい。これにより、はんだ61はバリア層42と合金層を形成して接合するようになり、はんだバンプ60と電極40の接合強度を確保することができる。例えば、ポーラス金属層43がCo−B合金、Co−P合金、Cr、Cd等のはんだ材料と化合物を形成しない金属で形成されている場合でも、はんだ61はバリア層42と合金層を形成する。このために、はんだバンプ60と電極40の接合強度を確保することができる。
図8(a)は、実施例2に係る半導体装置の断面図、図8(b)は、図8(a)の電極部分の拡大断面図、図8(c)は、電極の平面図である。図8(a)から図8(c)のように、実施例2の半導体装置200では、電極40aは絶縁層31に接する第1面47から第1面47とは反対側の第2面48にかけて貫通した複数の貫通孔49が設けられている。貫通孔49は、断面視において、第1面47から第2面48にかけて幅が同程度であってもよいし、第2面48側が第1面47側よりも幅が狭い場合でもよい。電極40aの第2面48における貫通孔49の大きさは、例えば5μm〜50μmである。貫通孔49は、平面視において、例えば円形状であるが、矩形状、多角形状、楕円形状、又はスリット形状等であってもよい。複数の貫通孔49は、これら複数の形状を含んでいてもよい。
バリア層42及びポーラス金属層43は、電極層41の上面を覆うと共に、貫通孔49における電極層41の内面も覆っている。電極40aは、中央領域50が最も高くなっている。例えば、電極40aは、最も高い中央領域50が最も低い外周領域51に比べて10%以上高くなっている。電極40aは、中央領域50から外周領域51に向かって連続的に低くなっていてもよいし、段階的に低くなっていてもよい。中央領域50は、電極40aの中央を含む領域である。外周領域51は、電極40a内の領域であって、電極40aの外周に沿った領域である。その他の構成は、実施例1に係る半導体装置と同じであるため説明を省略する。
実施例2に係る半導体装置は、電極40aの形成方法以外は実施例1の図3(a)から図3(e)に示した方法で製造される。図9(a)から図9(e)は、実施例2に係る半導体装置の電極及びはんだバンプの製造方法を示す断面図である。図9(a)のように、絶縁層31上に例えばスパッタリング法によってシード層52を形成する。シード層52上に例えばフォトリソグラフィ法によってレジストパターン92を形成する。レジストパターン92をマスクとして、電解めっき法によってシード層52上に金属膜53を形成する。図9(b)のように、レジストパターン92とレジストパターン92の下のシード層52とを除去する。これにより、貫通孔49を有する電極層41が形成される。図9(a)の電解めっきでの電流密度を高く(例えば5A/cm以上)すること及び/又はめっき促進成分を高濃度化(例えば10ml/l〜200ml/l)することで、電極層41は中央領域50が外周領域51よりも高くなる。例えば中央領域50が外周領域51よりも15%程度高くなる。めっき促進成分として、例えばビス(3−スルホピロ.ピル)ジスルフィド(SPS)又はメルカプトプロパンス.ルホン酸(MPS)等の硫黄系化合物が挙げられる。
図9(c)のように、無電解めっき法によって電極層41上にバリア層42を形成し、その後、無電解めっき法によってバリア層42上にポーラス金属層43を形成する。これにより、電極40aが形成される。図9(d)のように、電極40aにフラックス91を塗布する。図9(e)のように、はんだの融点以上の温度に加熱して、電極40a上にはんだバンプ60を形成する。
図10は、比較例2に係る半導体装置の電極及びはんだバンプの断面図である。図10のように、比較例2では、絶縁層31に設けられた電極540aは電極層41とバリア層42とを含み、ポーラス金属層は含まない。はんだバンプ60はバリア層42上に設けられている。電極540aは複数の貫通孔49を有する。電極540aは全領域において厚さがほぼ一定となっている。比較例2に係る半導体装置のその他の構成は、実施例2に係る半導体装置と同じであるため説明を省略する。
図11(a)から図11(c)は、比較例2に係る半導体装置で生じる課題を説明する断面図である。図11(a)から図11(c)では、はんだバンプ60の製造工程が示されている。図11(a)のように、電極540aにフラックス91を塗布する。図11(b)のように、はんだの融点以上の温度に加熱することで、フラックス91とはんだ61を反応させて電極540aの表面の酸化物及び汚れを除去しつつ電極540aにはんだ61を接合させる。図11(c)のように、電極540a上にはんだバンプ60が形成されると、フラックス91とはんだ61の反応で発生したガスがはんだバンプ60に残存して、はんだバンプ60にボイド62が発生することがある。電極540aに貫通孔49が形成されている場合では、貫通孔49にはガスの抜け道がないことから、貫通孔49近傍でボイド62が発生し易くなる。
図12は、比較例2に係る半導体装置のはんだバンプの断面の光学顕微鏡像である。図12では、電極540aをはんだバンプ60によって配線基板の電極580に接合した後、−65℃から150℃の間で温度を変化させる熱サイクル試験を行った後のはんだバンプ60の断面の光学顕微鏡像である。電極580は、電極層81とバリア層82を含み、ポーラス金属層は含まない。図12のように、はんだバンプ60には貫通孔49の近傍にボイド62が発生していることが確認できる。また、ボイド62に目掛けてクラック64が発生していることが確認できる。クラック64が更に成長すると、はんだバンプ60が完全に破断することがある。このように、はんだバンプ60にボイド62及び/又はクラック64が発生すると、接合信頼性が低下してしまう。
図13(a)は、実施例2に係る半導体装置の効果を説明する平面図、図13(b)から図13(d)は、実施例2に係る半導体装置の効果を説明する断面図である。図13(a)から図13(d)では、はんだバンプ60の製造工程が示されている。図13(b)のように、電極40aにフラックス91を塗布し、はんだの融点以上の温度に加熱することで電極40aにはんだ61を接合させる。電極40aは中央領域50が外周領域51よりも高いことから、はんだ61は最初に電極40aの中央領域50に接して中央領域50のポーラス金属層43の細孔45(図2参照)に浸透する。
図13(c)のように、はんだ61は電極40aの中央領域50から中央領域50よりも低い外周領域51に向かって連続的に接する。このため、はんだ61は電極40aの中央領域50から外周領域51に向かってポーラス金属層43の細孔45に浸透するようになる。よって、図13(a)から図13(c)のように、フラックス91とはんだ61の反応で発生したガス63は、はんだ61によって電極40aの中央領域50から外周領域51に向かって押し出され易くなる。このため、図13(d)のように、電極40a上にはんだバンプ60が形成された際には、ガス63はポーラス金属層43の細孔45から外部に押し出され、はんだバンプ60にボイドが発生することが抑制される。
実施例2によれば、電極40aは中央領域50が最も高くなっている。これにより、図13(a)から図13(d)で説明したように、電極40a上にはんだバンプ60が形成される場合に、ガス63がポーラス金属層43の細孔45から外部に押し出され易くなる。よって、はんだバンプ60にボイドが発生することを更に抑制できる。
電極40aは、絶縁層31に接する第1面47から第1面47とは反対側の第2面48にかけて貫通する貫通孔49を有する。これにより、特開2018−152437号公報に記載されているように、絶縁層31から発生するガスが貫通孔49から排出されるため、電極40aが絶縁層31から剥離することを抑制できる。比較例2の半導体装置で説明したように、電極540aに貫通孔49が設けられている場合では、フラックス91とはんだ61の反応によって生じたガスが貫通孔49近傍に溜まってボイド62になり易い。しかしながら、実施例2では、フラックス91とはんだ61の反応によって生じたガス63はポーラス金属層43の細孔45を通って外部に押し出される。このため、電極40aに貫通孔49が設けられていても、はんだバンプ60にボイドが発生することを抑制できる。
図14は、実施例2の変形例1に係る半導体装置の電極の断面図である。図14のように、電極40bは、ポーラス金属層43を覆う酸化抑制膜55を備えていてもよい。酸化抑制膜55は、例えば金(Au)又は銀(Ag)等の酸化がされ難い膜である。酸化抑制膜55の厚さは例えば50nm〜100nm程度である。
実施例2では、電極40a上にはんだバンプ60が形成されるまでは、ポーラス金属層43は表面から細孔45内まで空気に接することから、ポーラス金属層43が酸化して細孔45が狭くなる及び/又は塞がれることが起こり得る。この場合、はんだ61がポーラス金属層43の細孔45に浸透し難くなり、ガス63がポーラス金属層43の細孔45を通って外部に排出され難くなることが考えられる。
実施例2の変形例1では、ポーラス金属層43を覆って酸化抑制膜55が設けられているため、ポーラス金属層43の酸化が抑制され、ポーラス金属層43の細孔45が狭くなる及び塞がれることを抑制できる。よって、ガス63がポーラス金属層43の細孔45を通って外部に排出され、はんだバンプ60にボイドが発生することを抑制できる。
図15は、実施例2の変形例2に係る半導体装置の電極の断面図である。図15のように、電極40cは、中央領域50は外周領域51の一部より高いが、外周領域51の他の一部は中央領域50よりも高くなっていてもよい。この場合、はんだバンプ60を形成するときには、はんだ61は外周領域51の高い箇所に最初に接し、次いで中央領域50に接し、次いで外周領域51の低い箇所に接するようになる。したがって、ガス63は、外周領域51の高い箇所から中央領域50を通って外周領域51の低い箇所に向かってポーラス金属層43の細孔45内をはんだ61によって押され、ポーラス金属層43から外部に排出される。よって、この場合でも、はんだバンプ60にボイドが発生することを抑制できる。
実施例2の変形例2のように、外周領域51の一部が最も高い電極40cは、ウエハを縦にしてめっき液に漬け、めっき液の噴流を強くしてめっき処理を行って電極層41を形成することで得られる。
実施例2及びその変形例2から、電極は中央領域50が外周領域51の少なくとも一部よりも高いことで、ガス63がポーラス金属層43の細孔45を通って外部に排出され易くなる。よって、はんだバンプ60にボイドが発生することを効果的に抑制できる。
発明者が行った実験について説明する。発明者は、表1に示す電極40aを有する実施例2の第1半導体装置と、表2に示す電極40aを有する実施例2の第2半導体装置と、表3に示す電極540aを有する比較例2の半導体装置を作製した。
表1のように、実施例2の第1半導体装置は、電極40aの電極層41は、厚さが3μmの銅層とした。バリア層42は、厚さが2μmのニッケル−ボロン合金層とした。ポーラス金属層43は、厚さが1.5μmのコバルト−ボロン合金層とした。ポーラス金属層43には直径が400nm程度の細孔45が設けられていた。電極40aは、直径が250μmの円形状とした。電極40aに直径が20μmの貫通孔49を4つ設けた。電極40aは、中央領域50が外周領域51よりも13%程度高い形状とした。このような電極40a上に、錫銀銅(Sn−3.0Ag−0.5Cu)はんだからなるはんだバンプ60を形成した。
Figure 2021158141
表2のように、実施例2の第2半導体装置は、電極40aの電極層41は、厚さが3μmの銅層とした。バリア層42は、厚さが1μmのパラジウム層とした。ポーラス金属層43は、厚さが2μmのクロム層とした。ポーラス金属層43には直径が500nm程度の細孔45が設けられていた。電極40aは、直径が400μmの円形状とした。電極40aに直径が30μmの貫通孔49を4つ設けた。電極40aは、中央領域50が外周領域51よりも10%程度高い形状とした。このような電極40a上に、錫銀銅(Sn−3.0Ag−0.5Cu)はんだからなるはんだバンプ60を形成した。
Figure 2021158141
表3のように、比較例2の半導体装置は、電極540aの電極層41は、厚さが3μmの銅層とした。バリア層42は、厚さが2μmのニッケル−ボロン合金層とした。電極540aは、直径が250μmの円形状とした。電極540aに直径が20μmの貫通孔49を4つ設けた。このような電極540a上に、錫銀銅(Sn−3.0Ag−0.5Cu)はんだからなるはんだバンプ60を形成した。
Figure 2021158141
実施例2の第1半導体装置及び実施例2の第2半導体装置の電極40aを観察したところ、はんだバンプ60にボイドが発生していないことが確認された。これは、上述したように、フラックス91とはんだ61の反応によって発生したガス63が、はんだ61によってポーラス金属層43の細孔45を通って外部に押し出されたためと考えられる。
実施例2の第1半導体装置と比較例2の半導体装置のはんだバンプ60の接合信頼性を評価した。評価は以下の方法によって行った。まず、実施例2の第1半導体装置及び比較例2の半導体装置のはんだバンプ60を配線基板の電極に接合することで、実施例2の第1半導体装置及び比較例2の半導体装置を配線基板に実装した。その後、−40℃と125℃の間で温度を繰り返し変化させる熱サイクル試験を行い、はんだ接合部の抵抗値をモニターすることで接合信頼性を評価した。その結果、比較例2の半導体装置では1200サイクルではんだ接合部の抵抗値が無限大に上昇したのに対し、実施例2の第1半導体装置では3200サイクルではんだ接合部の抵抗値が無限大に上昇した。このように、実施例2の第1半導体装置は、はんだバンプ60にボイドが発生していないことから、はんだ接合部の寿命が長期化した。
実施例1及び実施例2では、半導体装置としてファンアウトレベルパッケージ(FOWLP)である場合を例に示したが、その他の場合でもよい。例えば、ウエハレベルチップスケールパッケージ(WL−CSP)又はチップスケールパッケージ(CSP)等でもよい。
図16は、実施例3に係る半導体装置を示す断面図である。図16のように、実施例3の半導体装置300は、実施例1の半導体装置100が配線基板70に実装された構成をしている。配線基板70は例えばプリント配線基板である。配線基板70は、コア層73と、コア層73の両面に設けられた配線層75と、を含む。配線層75は、絶縁層71と、絶縁層71に設けられた配線72とを含む。絶縁層71に、配線72に電気的に接続された電極80が設けられている。半導体装置100は、電極40がはんだバンプ60によって電極80に接合することで、配線基板70に実装されている。
図17は、実施例3に係る半導体装置に備わる配線基板の電極の断面図である。図17のように、配線基板70の電極80は、電極層81と、電極層81を覆って設けられたバリア層82と、バリア層82を覆って設けられ、バリア層82よりもはんだ材料との反応速度が遅いポーラス金属層83と、を含む。電極層81、バリア層82、及びポーラス金属層83は、電極40の電極層41、バリア層42、ポーラス金属層43と同じであるため説明を省略する。また、電極80は電極40と同じ方法によって形成される。すなわち、電極めっき法によって電極層81を形成し、電極層81上に無電解めっき法によってバリア層82を形成し、バリア層82上に無電解めっき法によってポーラス金属層83を形成することで、電極80は形成される。
実施例3のように、はんだバンプ60によって電極40に接合された電極80を有する配線基板70を備えてもよい。電極80は、電極層81と、電極層81上に設けられたバリア層82と、バリア層82上に設けられ、はんだ材料との反応速度がバリア層82よりも遅いポーラス金属層83と、を含んでいてもよい。半導体装置100の電極40上に設けられたはんだバンプ60を配線基板70の電極80に接合させる際、電極80にフラックスを塗布するため、ガスが発生する。しかしながら、電極80を電極層81とバリア層82とポーラス金属層83との積層構造とすることで、ガスがポーラス金属層83の細孔を通って外部に排出されるため、はんだバンプ60にボイドが発生することを抑制できる。よって、電極40と電極80の間の接合信頼性を向上させることができる。
電極80は、実施例2から実施例2の変形例2と同様に、複数の貫通孔が設けられていてもよいし、電極内に高低差があってもよいし、酸化抑制膜を含んでいてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)半導体チップと、前記半導体チップに電気的に接続された第1電極と、を備え、前記第1電極は、電極層と、前記電極層上に設けられたバリア層と、前記バリア層上に設けられ、はんだ材料との反応速度が前記バリア層よりも遅いポーラス金属層と、を含む、半導体装置。
(付記2)前記ポーラス金属層ははんだ材料と化合物を形成しない金属で形成されている、付記1に記載の半導体装置。
(付記3)前記ポーラス金属層は、コバルト−ボロン合金、コバルト−リン合金、クロム、及びカドミウムの少なくとも一種で形成されている、付記1または2に記載の半導体装置。
(付記4)前記第1電極の前記ポーラス金属層上に設けられたはんだバンプを備え、前記はんだバンプを形成するはんだは前記ポーラス金属層内に含浸している、付記1から3のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記5)前記はんだバンプによって前記第1電極に接合された第2電極を有する配線基板を備え、前記第2電極は、第2電極層と、前記第2電極層上に設けられた第2バリア層と、前記第2バリア層上に設けられ、はんだ材料との反応速度が前記第2バリア層よりも遅い第2ポーラス金属層と、を含む、付記4に記載の半導体装置。
(付記6)前記第1電極は、中央領域が外周領域の少なくとも一部よりも高い、付記1から5のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記7)前記第1電極は、中央領域が最も高い、付記6に記載の半導体装置。
(付記8)前記第1電極は、前記外周領域の一部が前記中央領域よりも高い、付記6に記載の半導体装置。
(付記9)前記第1電極は、前記ポーラス金属層上に設けられた酸化抑制膜を含む、付記1から8のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記10)前記第1電極が設けられた絶縁層を備え、前記第1電極は、前記絶縁層に接する第1面から前記第1面とは反対側の第2面にかけて貫通する貫通孔を有する、付記1から9のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記11)絶縁層と、前記絶縁層に設けられた配線と、前記配線に電気的に接続された電極と、を備え、前記電極は、電極層と、前記電極層上に設けられたバリア層と、前記バリア層上に設けられ、はんだとの反応速度が前記バリア層よりも遅いポーラス金属層と、を含む、配線基板。
(付記12)半導体チップに電気的に接続される電極を形成する工程を備え、前記電極を形成する工程は、電極層を形成する工程と、前記電極層上にバリア層を形成する工程と、前記バリア層上にはんだ材料との反応速度が前記バリア層よりも遅いポーラス金属層を形成する工程と、を含む、半導体装置の製造方法。
(付記13)前記電極にフラックスを塗布した後に前記電極の前記ポーラス金属層上にはんだバンプを形成する工程を備える、付記12に記載の半導体装置の製造方法。
(付記14)絶縁層に設けられた配線に電気的に接続される電極を形成する工程を備え、前記電極を形成する工程は、電極層を形成する工程と、前記電極層上にバリア層を形成する工程と、前記バリア層上にはんだ材料との反応速度が前記バリア層よりも遅いポーラス金属層を形成する工程と、を含む、配線基板の製造方法。
10 半導体チップ
20 樹脂層
30 再配線層
31 絶縁層
32 配線
40、40a、40b、40c 電極
41 電極層
42 バリア層
43 ポーラス金属層
44 金属リガメント
45 細孔
46 表面
47 第1面
48 第2面
49 貫通孔
50 中央領域
51 外周領域
55 酸化抑制膜
60 はんだバンプ
61 はんだ
62 ボイド
63 ガス
64 クラック
70 配線基板
71 絶縁層
72 配線
73 コア層
75 配線層
80 電極
81 電極層
82 バリア層
83 ポーラス金属層
90 支持基板
91 フラックス
92 レジストパターン
100、200、300 半導体装置
540、540a、580 電極

Claims (12)

  1. 半導体チップと、
    前記半導体チップに電気的に接続された第1電極と、を備え、
    前記第1電極は、第1電極層と、前記第1電極層上に設けられた第1バリア層と、前記第1バリア層上に設けられ、はんだ材料との反応速度が前記第1バリア層よりも遅い第1ポーラス金属層と、を含む、半導体装置。
  2. 前記第1ポーラス金属層ははんだ材料と化合物を形成しない金属で形成されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1ポーラス金属層は、コバルト−ボロン合金、コバルト−リン合金、クロム、及びカドミウムの少なくとも一種で形成されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1電極の前記第1ポーラス金属層上に設けられたはんだバンプを備え、
    前記はんだバンプを形成するはんだは前記第1ポーラス金属層内に含浸している、請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記はんだバンプによって前記第1電極に接合された第2電極を有する配線基板を備え、
    前記第2電極は、第2電極層と、前記第2電極層上に設けられた第2バリア層と、前記第2バリア層上に設けられ、はんだ材料との反応速度が前記第2バリア層よりも遅い第2ポーラス金属層と、を含む、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記第1電極は、中央領域が外周領域の少なくとも一部よりも高い、請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記第1電極は、中央領域が最も高い、請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記第1電極が設けられた絶縁層を備え、
    前記第1電極は、前記絶縁層に接する第1面から前記第1面とは反対側の第2面にかけて貫通する貫通孔を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 絶縁層と、
    前記絶縁層に設けられた配線と、
    前記配線に電気的に接続された電極と、を備え、
    前記電極は、電極層と、前記電極層上に設けられたバリア層と、前記バリア層上に設けられ、はんだとの反応速度が前記バリア層よりも遅いポーラス金属層と、を含む、配線基板。
  10. 半導体チップに電気的に接続される電極を形成する工程を備え、
    前記電極を形成する工程は、電極層を形成する工程と、前記電極層上にバリア層を形成する工程と、前記バリア層上にはんだ材料との反応速度が前記バリア層よりも遅いポーラス金属層を形成する工程と、を含む、半導体装置の製造方法。
  11. 前記電極にフラックスを塗布した後に前記電極の前記ポーラス金属層上にはんだバンプを形成する工程を備える、請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 絶縁層に設けられた配線に電気的に接続される電極を形成する工程を備え、
    前記電極を形成する工程は、電極層を形成する工程と、前記電極層上にバリア層を形成する工程と、前記バリア層上にはんだ材料との反応速度が前記バリア層よりも遅いポーラス金属層を形成する工程と、を含む、配線基板の製造方法。
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