JP2021154070A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄時に、体液の付着した吸収性物品の内面が作業者の手などに付着することを防止する効果に優れる吸収性物品を提供する。【解決手段】上記課題は、トップシート22とバックシート10と吸収体23を有し、トップシート22と吸収体23の間および吸収体23とバックシート10の間の少なくともいずれか一方に設けられ、吸収体23の後側部分に固定され、その後側部分から股間部を通って前側部分へ延在する引き寄せ体30とを有する吸収性物品により解決される。【選択図】図2

Description

本発明は吸収体を有する吸収性物品に関する。特に、廃棄時に吸収体の後側部分を前方へ引き寄せることが可能な吸収性物品に関する。
以下の説明では、吸収性物品として使い捨ておむつを例示するが、この吸収性物品は使い捨ておむつに限られるものではなく、生理用ナプキン等、使い捨ておむつ以外の吸収性物品も含むものである。
尿などの体液を多く吸収した吸収体は内面側に盛り上がるため、体液を吸収する前と比べて、吸収体が幅方向外側に開いた状態になる。そのため、吸収性物品を廃棄する際に、作業者の手に体液が触れて汚れやすくなる。
本発明に関連する発明として、下記特許文献1〜4に開示されたものがある。
特許文献1に開示されたペット用吸収性物品は、吸収性本体に排泄物処理用シートが固定されており、その排泄物処理用シートの周縁部に紐が設けられている。そして、排泄物処理作業時に、この紐を引っ張ることにより、吸収性本体と排泄物処理用シートの間の固定が解除され、分離した排泄物処理用シートが袋状となる。
しかし、この特許文献1に開示されたペット用吸収性物品は、通常の吸収性物品には存在しない排泄物処理用シートを設けなければならないという問題があった。
特許文献2に開示された吸収性物品には、幅方向両側に、長手方向に沿って延びる挿通孔が形成され、この挿通孔の内部には、長尺部材が挿通されている。挿通孔の前端側には開口部が形成され、後端側には固定部が形成されている。また、長尺部材の後端部は固定部に固定されており、長尺部材の前側は開口部から外に引き出されている。そして、挿通孔に挿通された長尺部材の前側部分を手で引っ張ると、表面シートを内側、裏面シートを外側にしながら吸収性物品が丸められるため、手が吸収体に接触することがなく、衛生的に取り扱うことができる。
しかし、この特許文献2に開示された吸収性物品は、表面シート、吸収体、裏面シートが一体となって丸められるものであるため、体液を吸収して重くなった吸収体を丸める際に、丸める作業に手間取ったり、上手くいかなかったりするおそれがある。特に、特許文献2に開示された生理用ナプキンに関するものであれば、まだ許容できる範囲の問題事項かもしれないが、使い捨ておむつのように、大量の尿を吸収して重くなった吸収体を丸めることは困難である。
特許文献3に開示された吸収性物品には、吸収体の幅方向両側に、長さ方向に延びる一対の筒状部が形成され、この筒状部の内部には、長さ方向に延びる一対の紐状部材が挿通されている。この紐状部材の両端部は、筒状部の長さ方向の両端部にそれぞれ固定されており、両端部以外の部分は、筒状部の周面に設けられた導出孔を通して、筒状部の外部に引き出し自在となっている。そして、紐状部材を、導出孔を通じて筒状部の外部に引き出すことで、吸収性物品全体を折り畳むことが可能となっている。そのため、液透過性シートの体液が付着した部分に触れることなく折り畳むことができる。
しかし、この特許文献3に開示された吸収性物品も、紐状部材を通じて、液透過性シート、吸収体、液不透過性シートを一体として折り畳むものであるため、体液を吸収して重くなった吸収体を折り畳む際に、上手くいかないおそれがある。特に、特許文献3に開示された生理用ナプキンに関するものであれば、まだ許容できる範囲の問題事項かもしれないが、使い捨ておむつのように、大量の尿を吸収して重くなった吸収体を折り畳むことは困難である。
特許文献4に開示された吸収性物品は、上層バックシートと下層バックシートの二層からなるバックシートとし、下層バックシートに、幅方向略中心線に沿う中央ミシン目と、長手方向に略二等分する二等分ミシン目を形成し、下層バックシートの衣類側表面に複数の接着部を形成している。そして、吸収性物品を廃棄する際には、トップシートを内側に折り畳み、二等分ミシン目と、二等分ミシン目で区分された右側又は左側下層バックシートにおける中央ミシン目とを破断し、破断した下層バックシートを反転して、破断していない下層バックシートやその接着部に、破断した下層バックシートの接着部を接着する。そのため、トップシートが内側に折り畳まれた状態を保持して吸収性物品を廃棄することができる。
しかし、この特許文献4に開示された吸収性物品は、廃棄をする際に、トップシートを折り畳み、中央ミシン目を破断し、下層バックシートを反転し、下層バックシートの接着部を接着する、という行為が必要となり、作業者に要求する行為が多く、利便性に劣るという問題がある。
特開2014−113120号公報 特開2009−261903号公報 特開2014−233603号公報 特開2018−015217号公報
したがって、本発明の目的は、廃棄時に、体液の付着した吸収性物品の内面が作業者の手などに付着することを防止する効果に優れる吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決した吸収性物品は以下のとおりである。
<第1の態様>
股間部と、その前後両側に延在する前側部分および後側部分とを有する吸収性物品であって、
液透過性のトップシートと、
液不透過性のバックシートと、
前記トップシートと前記バックシートの間に介在された吸収体と、
前記トップシートと前記吸収体の間および前記吸収体と前記バックシートの間の少なくともいずれか一方に設けられ、前記吸収体の後側部分に固定され、前記後側部分から前記股間部を通って前記前側部分へ延在する引き寄せ体と、を有し、
前記吸収性物品の廃棄時に、前記引き寄せ体を前側へ引っ張り、前記トップシートと前記バックシートに対して、前記吸収体の前記後側部分を前側へ引き寄せて、前記吸収性物品の前側に前記吸収体を集める構成としたこと特徴とする吸収性物品。
(作用効果)
本発明に係る吸収性物品は、後側部分から股間部を通って前側部分へ延在する引き寄せ体を設け、その引き寄せ体を吸収体の後側部分に固定している。この吸収性物品を廃棄をする際には、作業者が引き寄せ体を前側へ引っ張り、トップシートとバックシートの間に配置された吸収体の後側部分を前側へ引き寄せて、吸収性物品の前側に吸収体を集めることができる。その後、例えば、トップシートとバックシートだけになった後側部分(吸収体がなくなった吸収性物品の後側部分)を内面側に折り返し、吸収性物品を折り畳む。このように、吸収性物品を折り畳む際には、尿などの体液を吸収して重くなった吸収体が吸収性物品の後側部分から無くなっており、トップシートの後側部分が吸収体に押されて内面側に盛り上がっているような状態になっていない。そのため、折り畳む際に、着用者の手がトップシートに触れて尿などが付着する可能性が少ない。
<第2の態様>
股間部と、その前後両側に延在する前側部分および後側部分とを有する吸収性物品であって、
液透過性のトップシートと、
液不透過性のバックシートと、
前記トップシートと前記バックシートの間に介在された吸収体と、
前記トップシートと前記吸収体の間で、前記前側部分から前記股間部を通って前記後側部分へ延在した後、前記吸収体の後側部分の後方端部を巻き込んで内面側から裏面側へ返され、さらに前記吸収体と前記バックシートの間で、前記後側部分から前記股間部を通って前記前側部分へ延在する引き寄せ体と、を有し、
前記吸収性物品の廃棄時に、前記引き寄せ体を前側へ引っ張り、前記トップシートと前記バックシートに対して、前記吸収体の前記後側部分を前側へ引き寄せて、前記吸収性物品の前側に前記吸収体を集める構成としたこと特徴とする吸収性物品。
(作用効果)
第1の態様では、引き寄せ体が吸収体の後側部分に固定されていたが、第2の態様では、引き寄せ体が吸収体の後側部分の後方端部を巻き込むように配置されている。第1の態様では、吸収体の後側部分と引き寄せ体の固定力が十分でないと、吸収体の後側部分から引き寄せ体が離れてしまうおそれがあるが、第2の態様では、原則として、吸収体の後側部分と引き寄せ体を固定していないため、第1の態様のような問題が発生するおそれがない。
<第3の態様>
前記引き寄せ体は、熱可塑性樹脂で形成された細長状部材である前記第1の態様または第2の態様の吸収性物品。
(作用効果)
引き寄せ体として紐を設けるような場合と比べて、引き寄せ体を熱可塑性樹脂で形成する方が、吸収性物品の製造が容易である。
<第4の態様>
前記引き寄せ体は、少なくとも、前記吸収体の後側部分の後方端部を巻き込んで内面側から裏面側へ返されている部分がシートで構成されている第2の態様の吸収性物品。
(作用効果)
第2の態様のように、吸収体の後側部分の後方端部を巻き込むように引き寄せ体を配置する場合において、その巻き込み部分をシート状にすると、吸収体と引き寄せ体の接触面積が増えるため、吸収体をより引き寄せやすくなる。すなわち、引き寄せ体の巻き込み部分が紐のような細長い形状であると、吸収体を引き寄せる際に、引き寄せ体の巻き込み部分が吸収体の後側部分にめり込むとともに、吸収体の後側部分の一部を千切り落としす可能性がある。そうすると、吸収体の後側部分の全てを前側へ移動させることが難しくなるおそれがあるが、第4の態様のように、この巻き込み部分をシート状にすることで、このような問題の発生を防止することができる。
<第5の態様>
前記吸収体の前側端部よりもさらに前側に、前記トップシート、前記引き寄せ体および前記バックシートがそれぞれ延在して、一体に形成されており、
その一体となった部分において、
前記トップシートと前記バックシートに、前記引き寄せ体を幅方向に跨いで延在する切り取り線が設けられており、
前記切り取り線よりも前側の部分は切り取り部とされ、
前記吸収性物品の廃棄時に、前記切り取り線に沿って前記切り取り部を切り取り、前記切り取り部を前側へ引っ張ることにより、前記トップシートと前記バックシートに対して、前記吸収体の前記後側部分が前側へ移動する構成とされている前記第1〜第4のいずれか1つの態様の吸収性物品。
(作用効果)
第5の態様は、引き寄せ体の前側の部分に特徴を有する。吸収性物品の前側端部において、トップシートとバックシートの間に隙間を設け、その隙間を通って引き寄せ体を引き出している構成とすると、例えば着用者が排尿をした際に、尿がその隙間を通って外部へ漏れ出すおそれがある。
第5の態様は、そのような不具合の発生を防止するため、トップシートとバックシートの間に隙間を設け、その隙間を通って引き寄せ体を引き出す構造にしないこととした。すなわち、トップシートとバックシートに、引き寄せ体を幅方向に跨いで延在する切り取り線を設けて、この切り取り線よりも前側部分を切り取り部としている。そして、吸収性物品を廃棄する際には、切り取り線に沿って切り取り部を切り取った後、切り取り部を前側へ引っ張ることにより、吸収体の後側部分を前側へ移動させる構成にしている。このような構成とすれば、トップシートとバックシートの間に予め隙間を設けておかなくても良くなるため、隙間を通じた体液の漏れ出しを防止することができる。
また、トップシートとバックシートの間の隙間から引き寄せ体を引き出す構成において、引き寄せ体の形状が紐のような細長い形状であると、その隙間に配された引き寄せ体を見つけるのが難しい。それとともに、その細長い引き寄せ体を引き出す際に、作業者が引き寄せ体を指で摘まんで引き出さなければならないため、特に高齢者などは引き出しにくさを感じやすい。
本態様は切り取り部を設けたものであるため、引き寄せ体が配置された場所を見つけるのに苦労する可能性が低い。また、切り取り部を持って、その切り取り部を前側へ移動させればよいため、高齢者などであっても引き寄せ体を引き寄せやすい。
<第6の態様>
前記吸収性物品は、前後方向に伸縮可能な細長状弾性伸縮部材とギャザーシートを有する立体ギャザーを有し、
前記立体ギャザーは、前記吸収性物品の幅方向両側部に配置され、
前記吸収性物品の前後方向両端部で、前記ギャザーシートが倒伏状態で前記吸収性物品の内面に固定されており、前記吸収性物品の前後方向中間部で、前記ギャザーシートが前記吸収性物品の内面に固定されておらず、前記固定されていない部分に前記細長状弾性伸縮部材が設けられ、前記細長状弾性伸縮部材が前後方向に収縮することにより、前記ギャザーシートが前記吸収性物品の使用面に対して起立する構成である前記第1〜第4のいずれか1つの態様の吸収性物品。
(作用効果)
本態様においては、吸収性物品に立体ギャザーを設けていることを特徴とする。作業者が吸収体の後側部分を前側に引き寄せた後は、吸収性物品の後側部分に吸収体が存在せず、軽くなっている。そのため、立体ギャザーに設けられた細長状弾性伸縮部材の前後方向の収縮力によって、吸収性物品の後側部分が内面側に自動的に倒伏して、吸収性物品の前側部分の内面と対向する。したがって、作業者が吸収体の後側部分を引き寄せた後は、吸収性物品に触れなくても、吸収性物品が自動的に折り畳まれ、しかも、折り畳まれた後の状態は、吸収性物品の汚れている内面がバックシートで覆われた状態になっているため、作業者の手に尿などの体液の付着するおそれが低い。
以上のとおり本発明によれば、廃棄時に、体液の付着した吸収性物品の内面が作業者の手などに付着することを防止する効果に優れる吸収性物品を提供することができる。
第1実施形態に係るパッドタイプ使い捨ておむつの展開状態の内面側を示す平面図である。斜線部分はギャザーシートの固定部分である。 図1の要部のみを示す平面図である。 図1のY−Y断面図である。 図1のX−X断面図である。 第2実施形態に係るパッドタイプ使い捨ておむつの展開状態の内面側を示す平面図(概略図)である。 図5のZ−Z断面図である。 第3実施形態に係るパッドタイプ使い捨ておむつの展開状態の内面側を示す平面図(概略図)である。 図7のN−N断面図である。 第4実施形態に係るパッドタイプ使い捨ておむつの展開状態の内面側を示す平面図(概略図)である。 図9のM部分の拡大図である。 第4実施形態において、切り取り線の位置を変更したパッドタイプ使い捨ておむつの展開状態の内面側を示す平面図(概略図)である。 図5の状態から、引き寄せ体を引っ張って、吸収体の後側部分を前側へ引き寄せた後の状態を示す平面図である。 図7の状態から、引き寄せ体を引っ張って、吸収体の後側部分を前側へ引き寄せた後の状態を示す平面図である。 図9の状態から、引き寄せ体を引っ張って、吸収体の後側部分を前側へ引き寄せた後の状態を示す平面図である。 引き寄せ体を引っ張って、吸収体の後側部分を前側へ引き寄せた後の状態を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら吸収性物品の例について詳説する。
(股間部、前側部分、後側部分)
用語のうち「股間部」とは使用時に身体の股間と対応させる部分を意味し、製品によって、図示形態のように物品の前後方向LDの中央若しくはその近傍から前側の所定部位までの範囲であったり、物品の前後方向LDの中央の所定範囲であったりするものである。物品の前後方向LDの中間あるいは吸収体の前後方向LDの中間部分に幅の狭いくびれ部分がある場合は、いずれか一方又は両方のくびれ部分の最小幅部位を前後方向中央とする所定の前後方向範囲を意味する。また、「前側部分(腹側部分)」は股間部よりも前側の部分を意味し、「後側部分(背側部分)」は股間部よりも後側の部分を意味する。
(接合手段)
各構成部材を接合する接合手段としては、接着剤を例示することができ、ホットメルト接着剤のベタ、ビード、カーテン、サミット若しくはスパイラル塗布、又はパターンコート(凸版方式でのホットメルト接着剤の転写)などにより、あるいは弾性部材の固定部分はこれに代えて又はこれとともにコームガンやシュアラップ塗布などの弾性部材の外周面への塗布により形成されるものである。ホットメルト接着剤としては、例えばEVA系、粘着ゴム系(エラストマー系)、オレフィン系、ポリエステル・ポリアミド系などの種類のものが存在するが、特に限定無く使用できる。各構成部材を接合する接合手段としてはヒートシールや超音波シール等の素材溶着による手段を用いることもできる。
(パッドタイプ使い捨ておむつの基本構造)
図1〜図4は、吸収性物品の一例としてのパッドタイプ使い捨ておむつ200を示している。このパッドタイプ使い捨ておむつ200は、股間部C2と、その前後両側に延在する前側部分F2及び後側部分B2とを有するものである。各部の寸法は適宜定めることができ、例えば、物品全長(前後方向長さ)Lは350〜700mm程度、全幅W1は130〜400mm程度(ただし、おむつの吸収面の幅より広い)とすることができ、この場合における股間部C2の前後方向長さは10〜150mm程度、前側部分F2の前後方向長さは50〜350mm程度、及び後側部分B2の前後方向長さは50〜350mm程度とすることができる。また、股間部C2の幅W3は、大人用の場合、150mm以上、特に200〜260mm程度とすることができる。
パッドタイプ使い捨ておむつ200は、液透過性のトップシート22と液不透過性の外面シート21の間に、吸収体23が介在された基本構造を有している。
(外面シート)
吸収体23の裏側には、外面シート21が吸収体23の周縁より若干はみ出すように設けられている。外面シート21としては、ポリエチレンフィルム等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸又は二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。
(外装シート)
外面シート21の外面は、不織布からなる外装シート27により覆われており、この外装シート27は、所定のはみ出し幅をもって外面シート21の周縁より外側にはみ出している。外装シート27としては各種の不織布を用いることができる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。外装シート27は省略することもできる。
(バックシート)
なお、吸収体23の裏側に位置するシートをバックシート10といい、このバックシート10は、外面シート21や外装シート27を含むものである。すなわち、外面シート21や外装シート27の上位概念をバックシート10という。なお、バックシート10には、包装シート26は含まれない。
(トップシート)
吸収体23の表側は、液透過性を有するトップシート22により覆われている。図示形態ではトップシート22の側縁から吸収体23が一部はみ出しているが、吸収体23の側縁がはみ出さないようにトップシート22の幅を広げることもできる。トップシート22としては各種の不織布を用いることができる。不織布の構成繊維は、短繊維であっても、長繊維(連続繊維)であってもよく、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維(単成分繊維でも、複数の成分からなる芯鞘構造等の複合繊維でもよい)の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等を用いることができる。また、不織布の繊維の結合方法は特に限定されず、接着剤や溶剤などの化学的手段によるほか、又は機械的交絡、熱的接着などの物理的手段を用いることができる。トップシートとして好ましい不織布の一つは、熱可塑性合成繊維を熱風接着してなるエアスルー不織布が好適である。トップシート22の詳細については後述する。
(中間シート)
トップシート22と吸収体23との間には、中間シート25を介在させるのが望ましい。この中間シート25は、吸収体23により吸収した尿の逆戻りを防止するために設けられるものであり、保水性が低く、かつ液透過性の高い素材、例えば各種の不織布やメッシュフィルム等を用いるのが望ましい。トップシート22の前端を0%としトップシート22の後端を100%としたとき、中間シート25の前端は0〜11%の範囲に位置しているのが好ましく、中間シート25の後端は92〜100%の範囲に位置しているのが好ましい。また、中間シート25の幅W4は後述する吸収体23のくびれ部分23nの最小幅W5の50〜100%程度であるのが好ましい。中間シート25は省略することもできる。
(エンドフラップ部、サイドフラップ部、立体ギャザー)
パッドタイプ使い捨ておむつ200の前後方向LDの両端部では、外装シート27及びトップシート22が吸収体23の前後端よりも前後両側にそれぞれ延在されて貼り合わされ、吸収体23の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。パッドタイプ使い捨ておむつ200の両側部では、外装シート27が吸収体23の側縁よりも外側にそれぞれ延在され、この延在部からトップシート22の側部までの部分の内面には、立体ギャザー24を形成するギャザーシート24sの幅方向WDの外側の部分24xが前後方向LDの全体にわたり貼り付けられ、上層吸収体23Aや下層吸収体23Bの存在しないサイドフラップ部SFを構成している。これら貼り合わせ部分は、ホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シールにより形成できる。外装シート27を設けない場合、外装シート27に代えて外面シート21をサイドフラップ部SFまで延在させ、サイドフラップ部SFの外面側を形成することができる。
ギャザーシート24sの素材としては、プラスチックシートやメルトブローン不織布を使用することもできるが、肌への感触性の点で、不織布にシリコーンなどにより撥水処理をしたものが好適に使用される。
ギャザーシート24sの幅方向中央側の部分24cはトップシート22上にまで延在しており、その幅方向中央側の端部には、細長状弾性部材24Gが前後方向に沿って伸張状態でホットメルト接着剤等により固定されている。この細長状弾性部材24Gとしては、糸状、紐状、帯状等に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコーン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。
また、両ギャザーシート24sは、幅方向外側の部分24xが前後方向全体にわたり物品内面(図示形態ではトップシート22表面及び外装シート27内面)に貼り合わされて固定されるとともに、幅方向中央側の部分24cが、前後方向の両端部では物品内面(図示形態ではトップシート22表面)に貼り合わされて固定され、かつ前後方向の両端部間では物品内面(図示形態ではトップシート22表面)に固定されていない。この非固定部分は、物品内面(図示形態ではトップシート22表面)に対して弾力的に起立する漏れ防止壁となる部分であり、その起立基端24bはギャザーシート24sにおける幅方向外側の固定部分24xとその内側の部分24cとの境に位置する。
(吸収体)
吸収体23としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて粒子状等の高吸収性ポリマー粒子を混合、固着等してなるものを用いることができる。吸収体23は、図示したような一層構造に限られるものではなく、例えば、下層吸収体と、その肌側(表側)に設けられた上層吸収体とからなる二層構造にしたり、三層以上の構造にしてもよい。上層吸収体と下層吸収体からなる二層構造とする場合は、下層吸収体は、少なくともパルプ繊維の集積物であることが好ましく、特にパルプ繊維及び高吸収性ポリマー粒子の混合集積物であるのが好ましい。一方、上層吸収体はパルプ繊維及び高吸収性ポリマー粒子の混合集積物であるのが好ましい。
吸収体に含有される高吸収性ポリマー粒子としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用できる。通常の場合には、500μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)、及びこのふるい分けふるい下に落下する粒子について180μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)を行ったときに、500μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下で、180μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
高吸収性ポリマー粒子は、特に限定されるものではないが、吸水速度が20〜50秒で、吸水量50〜80g/gのものを好適に用いることができる。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。
吸収体23は、必要に応じて、形状及び高吸収性ポリマー粒子を保持することなどを目的として、一体的又は個別に、クレープ紙等の、液透過性及び液保持性を有する包装シート26により包むことができる。
吸収体23は、前側部分F2から股間部C2を通って後側部分B2へ延在されている。 吸収体の形状は適宜定めることができ、それぞれ長方形状とすることもできるが、股間部C2を含む前後方向中間の所定部分が幅の狭いくびれ部分23nとして形成されていることが好ましい。このくびれ部分23nの最小幅W5は、くびれ部分23nの前後に位置する非くびれ部分の幅W2の50〜65%程度であるのが好ましい。また、物品前端を0%とし物品後端を100%としたとき、くびれ部分23nの前端は10〜25%の範囲に位置しているのが好ましく、くびれ部分23nの後端は40〜65%の範囲に位置しているのが好ましく、くびれ部分23nの最小幅W5となる部位(最小幅部位)は25〜30%の範囲に位置しているのが好ましい。なお、図示しないが、吸収体23の股間部C2と対応する前後方向領域に、所定幅のスリットを前後方向に設けるようにしてもよい。
(第1実施形態)
次に、図1〜図4に基づいて、第1実施形態の吸収性物品(吸収パッド)について説明する。第1実施形態の吸収パッドは、トップシート22と吸収体23の間に引き寄せ体30が1本配置されているとともに、吸収体34と外面シート21(バックシート10)の間にも引き寄せ体30が1本配置されている。この引き寄せ体30の一端は吸収体23の後側部分B2の前後方向LD後側に固定され、引き寄せ体30は後側部分B2から股間部C2を通って前側部分F2へ延在し、引き寄せ体30の他端は前側部分F2の前側端縁部に位置している。また、この引き寄せ体30は幅方向WDの中央部分に設けられている。
なお、本発明において、引き寄せ体30が吸収体23に固定されているという意味合いは、吸収体23が包装シート26で包まれている場合は、引き寄せ体30が包装シート26の外面(吸収体23と接する面ではなく、その反対側の面)に固定されていること(包装シート26を間に介在させて、引き寄せ体30が吸収体23に間接的に固定されていること)をいい、吸収体23が包装シート26で包まれていない場合は、引き寄せ体30が吸収体23の表面に直接的に固定されていることをいう。
引き寄せ体30を吸収体23に固定する方法は特に限定されず、例えば接着剤を挙げることができる。具体的には、ホットメルト接着剤のベタ、ビード、カーテン、サミット若しくはスパイラル塗布、又はパターンコート(凸版方式でのホットメルト接着剤の転写)などにより形成されるものである。ホットメルト接着剤としては、例えばEVA系、粘着ゴム系(エラストマー系)、オレフィン系、ポリエステル・ポリアミド系などの種類のものが存在するが、特に限定無く使用できる。そのほか、ヒートシールや超音波シール等の素材溶着による手段を用いることもできる。
なお、引き寄せ体30と吸収体23の固定面積が小さいと、吸収体23を前後方向LD前側へ引き寄せる際に、引き寄せ体30が吸収体23から剥がれてしまうおそれがある。そのため、この固定面積は十分な面積とすることが好ましい。具体的には、固定面積を100mm2以上にすることが好ましく、1125mm2以上にすることがより好ましい。特に、引き寄せ体30の形状が第1実施形態のように前後方向LDに細長く延びた形状である場合、引き寄せ体30の幅方向WDの長さが短いと、その引き寄せ体30の全幅を固定したとしても、固定面積が十分に確保しづらい傾向がある。そのため、引き寄せ体30の幅方向WDの長さをある程度確保することが好ましい。具体的には、引き寄せ体30の幅方向WDの長さを15mm以上にすることが好ましく、30mm以上にすることがより好ましい。また、引き寄せ体30の幅方向WDの長さが短い場合は、十分な固定面積を確保するために、引き寄せ体30の全幅を吸収体23に固定するととともに、引き寄せ体30と吸収体23の固定部分31の前後方向LDの長さを長くすることが好ましい。例えば、引き寄せ体30の幅方向WDの固定部分31の長さが15mm〜30mm程度である場合は、引き寄せ体30の前後方向LDの固定部分31の長さを50mm〜75mm程度とすることが好ましい。
引き寄せ体30と吸収体23の固定箇所については、引き寄せ体30の前後方向LD後側の部分を固定することが好ましい。吸収体23の後側部分B2を前後方向LD前側へ引き寄せるという目的から考えると、引き寄せ体30と吸収体23の固定箇所が吸収体23の前後方向LD後側であればあるほど、吸収体23の後側部分B2を余さず前側へ引き寄せることができるからである。以上の観点から、吸収体23の前後方向LD後側端縁から、引き寄せ体30と吸収体23の固定部分31(詳しくは、固定部分31の前後方向LD後側端縁)までの長さを50mm以内にすることが好ましく、25mm以内にすることがより好ましい。
また、引き寄せ体30と吸収体23の固定箇所は、吸収体23の後側部分B2だけにすることが好ましい。引き寄せ体30を吸収体23の股間部C2や前側部分F2にも固定してしまうと、引き寄せ体30を引っ張る作業者の手の近くに位置する前側部分F2には力が伝わりやすいため、その前側部分F2は前側に移動しやすいが、作業者の手から遠くなればなるほど引き寄せる力が直接的に伝わりにくくなるため、最も移動させたい後側部分F2を前側に移動させづらくなるからである。また、本来、移動させる必要性の少ない股間部C2や前側部分F2までも積極的に前側へ移動させることになるため、作業者が引き寄せ体30を引っ張る際により強い力が必要になるからである。特に、尿などを吸収した股間部C2や前側部分F2は膨張してトップシート22やバックシート10を厚み方向TWの外側へ押し出している状態となっているため、トップシート22と吸収体23の間および吸収体23とバックシート10の間の摩擦力が強い状態にあり、股間部C2や前側部分F2までも積極的に前側へ移動させようとすると、引き寄せる際により強い力が必要となる。引き寄せ体30と吸収体23の固定箇所は、吸収体23の後側部分B2のうちの後側だけとし、吸収体23の後側部分B2のうちの前側は、引き寄せ体30と固定しないことが好ましい。具体的には、引き寄せ体30の前後方向LDの後側端縁から前側へ向かって、50mm程度の部分を吸収体23と固定することが好ましく、25mm程度の部分を吸収体23と固定することがより好ましい。
第1実施形態において、引き寄せ体30は、前後方向LDに延びる1本の細長い帯状の部材としている。この引き寄せ体30として、例えば綿、麻、ゴム、紙などからなる帯状部材(または紐状部材。以下同じ。)を用いることもできるが、吸収性物品を製造する際に、例えば、これらの紐から構成される引き寄せ体30を吸収性物品の所定位置に配置した後、引き寄せ体30を吸収体23の後側部分B2にピンポイントで接着することは困難である。製造ラインにおいて、吸収体23等を載せたベルトコンベアが高速で移動しているからである。そのため、吸収性物品の製造のしやすさを考慮すると、引き寄せ体30を熱可塑性樹脂からなる帯状部材とすることが好ましい。熱可塑性樹脂は、綿や紙と比較して機械的性質が高いので、生産時における資材のひっぱりなど過負荷に耐えられるし、熱可塑性樹脂が冷える過程で、引き寄せ体30が吸収体23に自動的に接着されるという利点があるからである。なお、熱可塑性樹脂からなる引き寄せ体30を吸収体23の後側部分B2にのみ固定し、股間部C2や前側部分F2に固定しないようにするために、吸収体23の股間部C2や前側部分F2の表面に公知の接着を防止する薬剤を塗布するなどしてもよい。このような熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネートなどを例示することができ、特に、熱変形温度が他の熱可塑性樹脂に比べて低く、引張強度と弾性率が高いという理由から、ポリスチレンやポリメチルメタクリレートを用いることが好ましい。
なお、第1実施形態では、引き寄せ体30を、トップシート22と吸収体23の間に設けるとともに、吸収体23と外面シート21(バックシート10)の間にも設けたが、いずれか一方にのみ設けても良い。ただし、いずれか一方にのみ設けた場合は、吸収体23の後側部分B2を前側へ移動させる能力が低くなるため、第1実施形態のように、できる限り両方に設けた方が好ましい。いずれか一方にのみ設けるのであれば、吸収体23と外面シート21(バックシート10)の間に設けることが好ましい。尿などの体液を吸収した吸収体23は重力で重くなっているため、その吸収体23の下側を引き寄せ体30によって支えて引き寄せた方が、引き寄せやすいからである。
(第2実施形態)
次に、図5と図6に基づいて、第2実施形態の吸収性物品(吸収パッド)について説明する。なお、第1実施形態と重複する内容については、説明を省略する。この第2実施形態の引き寄せ体30は、トップシート22と吸収体23の間で(吸収体23が包装シート26で包まれているため、正確には、トップシート22と包装シート26の間で)、吸収体23の前側部分F2の前側端縁よりもさらに前側から、股間部C2を通って吸収体23の後側部分B2の後側端縁へ延在している。そして、吸収体23の後側部分B2の後側端縁まで延びた引き寄せ体30は、その後、吸収体23の後側部分B2の後方端部を巻き込んで内面側から裏面側へ返されている。すなわち、吸収体23の後側部分B2の後方端部の側縁を通って、厚み方向TWの表側から裏側へと延びている。そして、裏面側へ返された引き寄せ体30は、さらに吸収体23とバックシート10の間で(吸収体23が包装シート26で包まれているため、正確には、包装シート26とバックシート10(外面シート21)の間で)、吸収体23の後側部分B2の後方端縁から股間部C2を通って吸収体23の前側部分F2の前側端縁よりもさらに前側まで延在している。
第2実施形態においては、トップシート22と吸収体23の間の引き寄せ体30が、吸収体23とバックシート10の間の引き寄せ体30と繋がっている点に特徴がある。また、その繋がっている部分が、吸収体23の後側部分B2の後方端部を巻き込んだ部分である点にも特徴がある。さらに、引き寄せ体30が、直接的または間接的に、吸収体23と固定されていない点にも特徴がある。
このような構成の第2実施形態においては、引き寄せ体30を前側へ引き寄せると、引き寄せ体30の後側端部が吸収体23の後方端縁を捉えつつ、吸収体23の後側部分B2を前側へ引き寄せる。このように、引き寄せ体30が吸収体23の後側端縁を掴んだような状態で、吸収体23の後側部分B2を前側へ引き寄せるため、第1実施形態よりも、引き寄せ力が高いという利点がある。
また、第1実施形態では、引き寄せ体30を幅方向WDの中央に1本設けているだけであったが、第2実施形態では、引き寄せ体30を幅方向WDのほぼ三等分する位置にそれぞれ1本ずつ設けている(合計2本設けている)。そのため、第1実施形態よりも、引き寄せ体30の幅方向WDにおけるバランスが良くなっているため、その観点からも、第1実施形態よりも、引き寄せ力が高いという利点がある。
(第3実施形態)
次に、図7と図8に基づいて、第3実施形態の吸収性物品(吸収パッド)について説明する。なお、第1実施形態や第2実施形態と重複する内容については、説明を省略する。この第3実施形態は、第2実施形態の変形例であり、第2実施形態の引き寄せ体30の後側部分B2の後側をシート状にしている。このように、引き寄せ体30の後側部分B2の後側をシート状にすることで、引き寄せ体30の後側端部と吸収体23の後方端部の接触面積が増えて、引き寄せ体30の後側端部が吸収体23の後方端縁を捉える力が強くなるため、第2実施形態よりも、吸収体23の後側部分B2を前側へ引き寄せやすくなる。特に、第2実施形態のように、引き寄せ体30が細長い形状であると、吸収体23を引き寄せる際に、引き寄せ体30の後方端縁が吸収体23の後方端部にめり込み、吸収体23の後側部分B2をバラバラにするおそれがある(特に、吸収体23が包装シート26で包まれていない場合に顕著である)。第3実施形態のように、引き寄せ体30の前後方向LDの後側をシート形状にすることで、第2実施形態のようなめり込みの発生の確率を低くすることができる。
第3実施形態において、引き寄せ体30のシート部分30Sの前後方向LDの長さは、あまり長くしない方がよい。シート部分30Sが、吸収体23の後側端縁から前後方向LD前側へ延びる距離が長くなると、例えば着用者が排尿した際に、尿が吸収体23へ移動することを引き寄せ体30のシート部分30Sが阻害してしまうおそれがあるからである。そのため、シート部分30Sの前後方向LDの長さは、吸収体23の後方端縁のある位置を起点として、前後方向LD前側へ40mm以内の範囲とすることが好ましく、20mm以内の範囲とすることがより好ましい。
また、図7の形態においては、引き寄せ体30のシート部分30Sの幅方向WDの長さを長くして、幅方向WDの左右にそれぞれ一本ずつ設けた引き寄せ体30の細長状部分30Lを、このシート部分30Sで繋げた形状としている。しかし、必ずしもこのような形状に限るものではなく、引き寄せ体30の細長状部分30Lをシート部分30Sで繋げなくてもよい。
ただし、引き寄せ体30を引っ張った際に、吸収体23の後側端縁部分と接するシート部分30Sの幅方向WDの長さが長くなるほど、吸収体23の引き寄せる能力が高まる。そのため、吸収体23の後側端縁部分と接するシート部分30Sの幅方向WDの長さは、長くするほど好ましい。具体的には、吸収体23の後側端縁部分と接するシート部分30Sの幅方向WDの長さは、吸収体23の後方端縁部分の幅方向WDの長さの40%〜80%とすることが好ましく、70%〜80%とすることがより好ましい。具体的には、吸収体23の後側端縁部分と接するシート部分30Sの幅方向WDの長さは、96mm〜192mm程度にすることが好ましく、168mm〜192mm程度にすることがより好ましい。
なお、引き寄せ体30のシート部分30Sの後側端部は、吸収体23の後側部分B2の後方端部を巻き込んで内面側から裏面側へ返されている点が第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に、図9〜図11に基づいて、第4実施形態の吸収性物品(吸収パッド)について説明する。第4実施形態においては、吸収性物品の前側部分F2において、切り取り部36が設けられている。詳しくは、吸収体23の前側端部よりもさらに前側に、トップシート22、引き寄せ体30およびバックシート10(バックシート10の外装シート27)がそれぞれ延在しており、トップシート22とバックシート10の間に引き寄せ体30が挟まれた状態になっている。当該部分において(吸収体23の前側端部よりもさらに前側の部分において)、トップシート22とバックシート10に対して、引き寄せ体30を幅方向WDに跨いで延在する切り取り線35が設けられている。
この切り取り線35は、例えば、図9や図10に示すように、吸収性物品の幅方向WD左側かつ前後方向LDの前側端縁を起点として、前後方向LD後側へほぼ直線状に延在した後(吸収体23の前側端縁までは延びない)、方向転換をして、今度は幅方向WD右側へほぼ直線状に延在し、その延在する過程で、2本の引き寄せ体30を跨ぎ、その後、さらに方向転換をして、今度は前後方向LD前側へほぼ直線状に延在して、吸収性物品の幅方向WD右側かつ前後方向LDの前側端縁を終点とする形状にすることができる。または、図11に示すように、吸収体23の前側端部よりもさらに前側の部分において、吸収性物品の幅方向WD左端縁から右端縁までほぼ直線状に延在させ、その延在する過程で、2本の引き寄せ体30を跨ぐようにしてもよい。なお、以上の説明においては、切り取り線35をほぼ直線状(「ほぼ直線状」は「直線」と「直線に近い線」を含む。)に形成しているが、曲線状にするなど、適宜変更してもよい。
この切り取り線35は、例えば、トップシート22とバックシート10を所定の間隔を空けながら貫通する貫通孔によって形成することができる。平面視によれば、切り取り線35の貫通孔は点線状に形成されている。切り取り線35において、引き寄せ体30の一部分に貫通孔を形成しても良いが、引き寄せ体30が吸収体23を前側へ引っ張ることを考えると、引き寄せ体30が破断しないように、切り取り線35の貫通孔を引き寄せ体30に設けないことが好ましい。
そして、図9〜図11に示すように、切り取り線35よりも前側の部分に切り取り部36が形成されている。吸収性物品を廃棄する作業者は、切り取り線35に沿って切り取り部36を切り取り、切り取った切り取り部36を前側へ引っ張ることによって、吸収体23の後側部分B2を前側へ移動させる。
なお、図10に示すように、切り取り部36においては、トップシート22とバックシート10と引き寄せ体30を接着し、切り取り部36よりも後側部分においては、引き寄せ体30をトップシート22やバックシート10と接着しないことが好ましい。切り取り部36において、トップシート22とバックシート10と引き寄せ体30を接着することにより、尿などの体液が吸収性物品のトップシート22とバックシート10と引き寄せ体30の間の隙間から漏れ出ることを防ぐことができる。また、切り取り部36よりも後側部分において、引き寄せ体30をトップシート22やバックシート10と接着しないことにより、切り取り部36を切り取って前側へ移動する際に、トップシート22やバックシート10をそのままの位置に保ちつつ、吸収体23の後側部分B2のみを前側へ移動させることができる。
(廃棄方法)
次に、図12〜図15に基づいて、吸収性物品(吸収パッド)の廃棄処理について説明する。吸収性物品を廃棄する際は、引き寄せ体30を前後方向LDの前側へ引っ張り、トップシート22とバックシート10をそのままの位置に保ちつつ、トップシート22とバックシート10に対して、吸収体23の後側部分B2を前側へ引き寄せて、吸収性物品の前側に吸収体23を集めるようにする。なお、切り取り線35が設けられている場合は、切り取り線35に沿ってトップシート22とバックシート10を切り取り、切り取り部36を前側へ引っ張るようにする。
図15に、吸収体23の後側部分B2を前側へ引っ張った後の状態の断面図を示した。なお、図15においては、吸収体23とバックシート10の間にのみ引き寄せ体30を設けた例を示している。このように、吸収体23の後側部分B2を前側へ引っ張ると、吸収体の後側部分B2のみならず、吸収体23の後側部分B2に押されて、吸収体23の股間部C2や前側部分F2も前側へ移動し、その結果、吸収性物品の前後方向LDの前側に吸収体23が集まった状態となる。
このような状態になった後、作業者は図15の点線の矢印で示したように、吸収性物品の後側部分B2を摘まんで、吸収性物品の前側部分F2の内面に向けて二つ折りすることにより、吸収性物品を折り畳むことができる。折り畳んだ後の状態は、尿などで汚れている吸収性物品のトップシート22の前側部分F2と後側部分B2が互いに向かい合った状態で内側に位置しており、その外側を尿などで汚れていない吸収性物品のバックシート10で覆っているような状態となる。作業者はこのような状態になった吸収性物品のバックシート10を掴んで廃棄すればよい。
以上のように、吸収性物品を廃棄する過程で、引き寄せ体23を前側に引っ張って、吸収体23の後側部分B2を前側へ移動させることにより、図15に示すように、吸収性物品の後側部分B2には吸収体23が存在しない状態となるから、吸収性物品の後側部分B2のトップシート22が盛り上がった状態になっていない。そのため、吸収体23の後側部分B2を摘まんで、吸収体23の前側部分F2の内面に向けて二つ折りする際に、作業者の手にトップシート22の表面に付着した尿などが触れにくくなる。
なお、吸収性物品に前述の立体ギャザーが設けられていると、廃棄処理がより容易となる。すなわち、吸収性物品を廃棄する過程で、引き寄せ体30を前側に引っ張って、吸収体23の後側部分B2を前側へ移動させた段階で、吸収性物品の後側部分B2には尿などを吸収して重くなった吸収体23が存在しない状態となっており、吸収性物品の後側部分B2の重さが全体的に軽くなっている。そうすると、立体ギャザーの細長状弾性部材24Gの前後方向LDの収縮力が作用して、吸収性物品の後側部分B2が自動的に吸収性物品の前側部分F2の内面に向けて二つ折りされる。そのため、作業者は、吸収体23の後側部分B2を摘まんで、吸収体23の前側部分F2の内面に向けて二つ折りする必要すらないため、作業者の手にトップシート22の表面に付着した尿などが触れるおそれがさらに少なくなる。
<明細書中の用語の説明>
明細書中で以下の用語が使用される場合、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
・「前後(縦)方向」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味する。
・製法における「MD方向(マシンダイレクション又はライン流れ方向)」及び「CD方向(MD方向と直交する横方向)」とは、凸部31の加工設備の「MD方向」及び「CD方向」を意味し、いずれか一方が前後方向となるものであり、他方が幅方向となるものである。また、製品におけるMD方向は、不織布の繊維配向の方向である。繊維配向とは、不織布の繊維が沿う方向であり、例えば、TAPPI標準法T481の零距離引張強さによる繊維配向性試験法に準じた測定方法や、前後方向及び幅方向の引張強度比から繊維配向方向を決定する簡易的測定方法により判別することができる。図示形態は、殆ど多くの使い捨ておむつの製品と同様に、前後方向がMD方向となり、幅方向がCD方向となるものである。
・「展開状態」とは、収縮や弛み無く平坦に展開した状態を意味する。
・トップシートの「厚み」は「見かけの厚み」を意味し、以下の方法により測定する。すなわち、測定に際しては、縦30mm×横30mmの測定片を切り出す。この際、測定部分を通る切断面を作る。例えば、トップシートにおける貫通孔の周縁部を除く部分について、見かけの厚みを測定する場合、MD方向に平行で、貫通孔及びその周縁部を通らない切断面を形成する。そして、この切断面の拡大写真をキーエンス社製のデジタルマイクロスコープVHX−1000等を用いて撮影し、この拡大写真に基づいてトップシートの目的部分の見かけの厚みを測定する。最大値及び最小値を求める場合には10点以上測定し、最大値及び最小値を決定する。
・吸収体の「厚み」は、株式会社尾崎製作所の厚み測定器(ピーコック、ダイヤルシックネスゲージ大型タイプ、型式J−B(測定範囲0〜35mm)又は型式K−4(測定範囲0〜50mm))を用い、試料と厚み測定器を水平にして、測定する。
・上記以外の「厚み」は、自動厚み測定器(KES−G5 ハンディ圧縮計測プログラム)を用い、荷重:0.098N/cm2、及び加圧面積:2cm2の条件下で自動測定する。
・吸水量は、JIS K7223−1996「高吸水性樹脂の吸水量試験方法」によって測定する。
・吸水速度は、2gの高吸収性ポリマー及び50gの生理食塩水を使用して、JIS K7224‐1996「高吸水性樹脂の吸水速度試験法」を行ったときの「終点までの時間」とする。
・各部の寸法は、特に記載が無い限り、自然長状態ではなく展開状態における寸法を意味する。
本発明は、上記例のようなパッドタイプ使い捨ておむつの他、テープタイプ使い捨ておむつ、パンツタイプ使い捨ておむつ等、形態を問わず利用でき、また、生理用ナプキン等、使い捨ておむつ以外の吸収性物品にも利用できるものである。
200…パッドタイプ使い捨ておむつ、10…バックシート、21…外面シート、22…トップシート、23…吸収体、23n…吸収体のくびれ部分、24…立体ギャザー、24b…起立基端、24c…ギャザーシートの幅方向の中央側部分、24G…細長状弾性部材、24s…ギャザーシート、24x…ギャザーシートの幅方向の外側部分、25…中間シート、26…包装シート、27…外装シート、30…引き寄せ体、30L…(引き寄せ体の)細長状部分、30S…(引き寄せ体の)シート部分、31…(引き寄せ体と吸収体の)固定部分、35…切り取り線、36…切り取り部、38…(引き寄せ体の)接着部位(斜線模様部分)、39…(引き寄せ体の)非接着部位(横線模様部分)、B2…後側部分、C2…股間部、F2…前側部分、L…物品全長、LD…前後方向、TW…厚み方向、WD…幅方向、W1…物品全幅、W2…非くびれ部分の幅、W3…股間部の幅、W4…中間シートの幅、W5…くびれ部分の最小幅、EF…エンドフラップ部、SF…サイドフラップ部

Claims (6)

  1. 股間部と、その前後両側に延在する前側部分および後側部分とを有する吸収性物品であって、
    液透過性のトップシートと、
    液不透過性のバックシートと、
    前記トップシートと前記バックシートの間に介在された吸収体と、
    前記トップシートと前記吸収体の間および前記吸収体と前記バックシートの間の少なくともいずれか一方に設けられ、前記吸収体の後側部分に固定され、前記後側部分から前記股間部を通って前記前側部分へ延在する引き寄せ体と、を有し、
    前記吸収性物品の廃棄時に、前記引き寄せ体を前側へ引っ張り、前記トップシートと前記バックシートに対して、前記吸収体の前記後側部分を前側へ引き寄せて、前記吸収性物品の前側に前記吸収体を集める構成としたこと特徴とする吸収性物品。
  2. 股間部と、その前後両側に延在する前側部分および後側部分とを有する吸収性物品であって、
    液透過性のトップシートと、
    液不透過性のバックシートと、
    前記トップシートと前記バックシートの間に介在された吸収体と、
    前記トップシートと前記吸収体の間で、前記前側部分から前記股間部を通って前記後側部分へ延在した後、前記吸収体の後側部分の後方端部を巻き込んで内面側から裏面側へ返され、さらに前記吸収体と前記バックシートの間で、前記後側部分から前記股間部を通って前記前側部分へ延在する引き寄せ体と、を有し、
    前記吸収性物品の廃棄時に、前記引き寄せ体を前側へ引っ張り、前記トップシートと前記バックシートに対して、前記吸収体の前記後側部分を前側へ引き寄せて、前記吸収性物品の前側に前記吸収体を集める構成としたこと特徴とする吸収性物品。
  3. 前記引き寄せ体は、熱可塑性樹脂で形成された細長状部材である請求項1または2記載の吸収性物品。
  4. 前記引き寄せ体は、少なくとも、前記吸収体の後側部分の後方端部を巻き込んで内面側から裏面側へ返されている部分がシートで構成されている請求項2記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収体の前側端部よりもさらに前側に、前記トップシート、前記引き寄せ体および前記バックシートがそれぞれ延在して、一体に形成されており、
    その一体となった部分において、
    前記トップシートと前記バックシートに、前記引き寄せ体を幅方向に跨いで延在する切り取り線が設けられており、
    前記切り取り線よりも前側の部分は切り取り部とされ、
    前記吸収性物品の廃棄時に、前記切り取り線に沿って前記切り取り部を切り取り、前記切り取り部を前側へ引っ張ることにより、前記トップシートと前記バックシートに対して、前記吸収体の前記後側部分が前側へ移動する構成とされている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収性物品は、前後方向に伸縮可能な細長状弾性伸縮部材とギャザーシートを有する立体ギャザーを有し、
    前記立体ギャザーは、前記吸収性物品の幅方向両側部に配置され、
    前記吸収性物品の前後方向両端部で、前記ギャザーシートが倒伏状態で前記吸収性物品の内面に固定されており、前記吸収性物品の前後方向中間部で、前記ギャザーシートが前記吸収性物品の内面に固定されておらず、前記固定されていない部分に前記細長状弾性伸縮部材が設けられ、前記細長状弾性伸縮部材が前後方向に収縮することにより、前記ギャザーシートが前記吸収性物品の使用面に対して起立する構成である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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