JP2021153877A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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【課題】片手でも適正な位置に簡単に装着することができるパンツ型使い捨ておむつを提供する。【解決手段】腹側部Fと、背側部Rとを有するパンツ型使い捨ておむつ1である。このパンツ型使い捨ておむつ1は、少なくとも腹側部Fと背側部Rの一方に、脚回りを囲む脚回り部Gから、斜め上方に向けて、胴回りを囲む胴回り部Bまで延在する伸縮部材30を備え、伸縮部材30は、一方の脚回り部G1から、他方の脚回り部G2の上方の胴回り部Bに延材する第1伸縮部材31と、他方の脚回り部G2から、一方の脚回り部G1の上方の胴回り部Bに延材する第2伸縮部材32と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつに関するものである。
パンツ型使い捨ておむつは、着用者のフィット性を高めるために、複数の伸縮部材を設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、パンツ型使い捨ておむつの幅方向に延びる複数の第1伸縮部材と複数の第2伸縮部材が、パンツ型使い捨ておむつに配置される構成が開示されている。これにより、着用者の多様な動作に対応できるように、外装体の追従性を確保しつつ、吸収性本体が着用者の身体に密着し易くなるようにしている。
特許6221839号公報
しかしながら、特許文献1には、パンツ型使い捨ておむつに形成された伸縮部材は、一端と他端とが、上下方向で略同じ位置にある。そのため、特許文献1に記載のパンツ型使い捨ておむつでは、片手で適正な位置にパンツ型使い捨ておむつを簡単に装着することができない、という問題がある。
そこで、本発明は、片手でも適正な位置に簡単に装着することができるパンツ型使い捨ておむつを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のパンツ型使い捨ておむつは、腹側部と、背側部とを有するパンツ型使い捨ておむつであって、少なくとも前記腹側部と前記背側部の一方に、脚回りを囲む脚回り部から、斜め上方に向けて、胴回りを囲む胴回り部まで延在する伸縮部材を備え、前記伸縮部材は、一方の前記脚回り部から、他方の前記脚回り部の上方の前記胴回り部に延材する第1伸縮部材と、他方の前記脚回り部から、一方の前記脚回り部の上方の前記胴回り部に延材する第2伸縮部材と、を備えることを特徴とする。
このように構成された本発明のパンツ型使い捨ておむつは、片手でも適正な位置に簡単に装着することができる。
実施例1のパンツ型使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。 実施例1のパンツ型使い捨ておむつの展開された状態を示す展開図である。 実施例1のパンツ型使い捨ておむつを示す側面図である。 実施例1のパンツ型使い捨ておむつの作用を説明する図である。 実施例2のパンツ型使い捨ておむつの展開された状態を示す展開図である。 実施例2のパンツ型使い捨ておむつの作用を説明する図である。 実施例3のパンツ型使い捨ておむつの展開された状態を示す展開図である。 別の実施例のパンツ型使い捨ておむつの展開された状態を示す展開図である。 別の実施例のパンツ型使い捨ておむつの展開された状態を示す展開図である。 別の実施例のパンツ型使い捨ておむつの展開された状態を示す展開図である。
以下、本発明によるパンツ型使い捨ておむつを実現する実施形態を、図面に示す実施例1〜実施例3に基づいて説明する。
実施例1におけるパンツ型使い捨ておむつは、大人用のパンツ型使い捨ておむつに適用される。
[パンツ型使い捨ておむつの構成]
図1は、実施例1のパンツ型使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。図2は、実施例1のパンツ型使い捨ておむつの展開された状態を示す展開図である。図3は、実施例1のパンツ型使い捨ておむつを示す側面図である。以下、実施例1のパンツ型使い捨ておむつの構成を説明する。なお、パンツ型使い捨ておむつ1の胴回り部分を、胴回り部Bとし、脚回り部分を脚回り部Gとする。
図1に示すように、胴回り部Bは、着用者Pに着用されたパンツ型使い捨ておむつ1の上端部であり、人が手で掴める範囲である。脚回り部Gは、着用者Pに着用されたパンツ型使い捨ておむつ1の着用者Pの脚回り部分である。
図1及び図2に示すように、パンツ型使い捨ておむつ1は、腹側部Fと、背側部Rと、で構成され、着用者Pの腹から股を介して背中に亘って覆うように形成される。
図2に示すように、パンツ型使い捨ておむつ1は、外装体20と、外装体20より身体側に配置される内装体10と、で構成される。
(内装体)
図2に示すように、内装体10は、身体側に配置されるトップシート11と、着衣側に配置されるバックシート12と、トップシート11とバックシート12との間に介在される吸収体15とで構成される。
トップシート11は、例えば、有孔又は無孔の不織布等で形成された液透過性のシートを用いることができる。トップシート11は、吸収体15に向けて、体液を速やかに通過させる。
バックシート12は、例えば、樹脂フィルムで形成された液不透過性のシートを用いることができる。バックシート12は、吸収体15が保持している体液が、バックシート12を透過して衣類等を濡らさないようにする。
吸収体15は、吸収性ポリマーとパルプを含んで構成される。吸収体15は、腹側から背側までシート状に形成される。吸収体15は、単層であっても複層であってもよい。
トップシート11とバックシート12と間に吸収体15を介在させた状態で、トップシート11とバックシート12の周縁部をホットメルト等の接着剤や溶着等によって固定することで、内装体10が形成される。なお、内装体10の両側部には、脚回りにフィットする立体ギャザーを形成してもよい。
(外装体)
図2に示すように、外装体20は、外装トップシート21と、外装バックシート22と、胴回りに配置される胴回り伸縮部材25と、脚回りに配置される脚回り伸縮部材26と、伸縮部材30と、で構成される。
外装トップシート21は、外装バックシート22より身体側に配置され、例えば不織布とすることができる。外装バックシート22は、外装トップシート21より着衣側に配置され、例えば不織布とすることができる。
胴回り伸縮部材25は、ウエスト回りに、水平方向に延材するように複数(実施例1では、3本)配置される。すなわち、胴回り伸縮部材25は、腹側部Fのウエスト回りと、背側部Rのウエスト回りとに配置される。胴回り伸縮部材25は、例えば、糸状又は帯状の天然ゴム等を使用することができる。なお、胴回り伸縮部材25は、ウエスト回りだけでなく、腹回りに配置されてもよい。
脚回り伸縮部材26は、脚回りに複数(実施例1では、2本)配置される。すなわち、脚回り伸縮部材26は、腹側部Fの脚回りと、背側部Rの脚回りとに配置される。脚回り伸縮部材26は、例えば、糸状又は帯状の天然ゴム等を使用することができる。
(伸縮部材)
伸縮部材30は、第1伸縮部材31と、第2伸縮部材32とを備える。第1伸縮部材31と第2伸縮部材32は、腹側部Fと背側部Rとにそれぞれ形成される。
第1伸縮部材31は、例えば、糸状又は帯状の天然ゴム等を使用することができる。第1伸縮部材31に糸ゴムを使用する場合、糸ゴムの太さは620dtex以上にすることが好ましく、940dtex以上にすることがより好ましい。第1伸縮部材31は、一方の脚回り部G1から、他方の脚回り部G2の上方の胴回り部Bに延材するように、複数本(実施例1では、3本)が等間隔に配置される。第1伸縮部材31は、半周期の正弦波のような波状に形成される。すなわち、第1伸縮部材31は、脚回り部Gから、斜め上方に向けて、胴回り部Bまで延在するように配置される。
第1伸縮部材31は、胴回り伸縮部材25より高い伸縮応力とすることができる。伸縮応力とは、部材を同じ距離伸ばした時の強度であり、伸縮応力が高いとは、部材を同じ距離まで伸ばすのに必要な応力が高いことをいう。
第2伸縮部材32は、例えば、糸状又は帯状の天然ゴム等を使用することができる。第2伸縮部材32に糸ゴムを使用する場合、糸ゴムの太さは620dtex以上にすることが好ましく、940dtex以上にすることがより好ましい。第2伸縮部材32は、他方の脚回り部G2から、一方の脚回り部G1の上方の胴回り部Bに延材するように複数(実施例1では、3本)が等間隔に配置される。第2伸縮部材32は、半周期の正弦波のような波状に形成される。すなわち、第2伸縮部材32は、脚回り部Gから、斜め上方に向けて、胴回り部Bまで延在するように配置される。
第2伸縮部材32は、第1伸縮部材31と略同じ伸縮応力とし、胴回り伸縮部材25より高い伸縮応力とすることができる。
第1伸縮部材31と、第2伸縮部材32とが交差する交差部21aは、他の部分より高い剛性になるように形成されている。交差部21aは、外装トップシート21及び外装バックシート22に、剛性のある不織布が積層されて形成されてもよい。
図3に示すように、背側部Rに配置された第1伸縮部材31と第2伸縮部材32の伸縮応力は、腹側部Fに配置された第1伸縮部材31と第2伸縮部材32より、高くなるように形成されている。すなわち、伸縮部材30の伸縮応力は、腹側部Fより、背側部Rが高く形成されている。
このように構成された内装体10は、外装体20の内面に接着剤によって取り付けられる。そして、腹側部Fを背側部Rに向けて折り返した状態で、腹側部Fの外装体20の幅方向の周縁と、背側部Rの外装体20の幅方向の周縁とを重ね合わせて、接合させることで、パンツ型使い捨ておむつ1が形成される。
[パンツ型使い捨ておむつの作用]
図4は、実施例1のパンツ型使い捨ておむつの作用を説明する図である。以下、実施例1のパンツ型使い捨ておむつ1の作用を説明する。
実施例1のパンツ型使い捨ておむつ1は、腹側部Fと、背側部Rとを有するパンツ型使い捨ておむつ1であって、少なくとも腹側部Fと背側部Rの一方に、脚回りを囲む脚回り部Gから、斜め上方に向けて、胴回りを囲む胴回り部Bまで延在する伸縮部材30を備え、伸縮部材30は、一方の脚回り部G1から、他方の脚回り部G2の上方の胴回り部Bに延材する第1伸縮部材31と、他方の脚回り部G2から、一方の脚回り部G1の上方の胴回り部Bに延材する第2伸縮部材32と、を備える(図2)。
これにより、図4に示すように、一方の脚回り部G1の上方の胴回り部Bを上方に引っ張った時に、第2伸縮部材32の伸縮力によって、他方の脚回り部G2を上方に引っ張ることができる。また、他方の脚回り部G2の上方の胴回り部Bを上方に引っ張った時に、第1伸縮部材31の伸縮力によって、一方の脚回り部G1を上方に引っ張ることができる。その結果、片手でも適正な位置にパンツ型使い捨ておむつ1を簡単に装着することができる。
実施例1のパンツ型使い捨ておむつ1において、第1伸縮部材31と、第2伸縮部材32とが交差する交差部21aの剛性は、他の部分より高く形成されている(図2)。
これにより、第1伸縮部材31と第2伸縮部材32との交差部21aに強い伸縮力が生じて、吸収体15に変形が生じてしまうことを防止することができる。そのため、吸収体15を適正な姿勢に維持し、吸収性能を保つことができる。
実施例1のパンツ型使い捨ておむつ1において、伸縮部材(第1伸縮部材31,第2伸縮部材32)の伸縮応力は、腹側部Fより、背側部Rが高く形成されている(図3)。
これにより、パンツ型使い捨ておむつ1の胴回り部Bを上方に引っ張った際に、伸縮応力が強い背側の伸縮部材(第1伸縮部材31,第2伸縮部材32)によって、お尻の出っ張りを乗り越えるように引き上げることができる。そのため、ユーザがパンツ型使い捨ておむつ1を履く際に、背側部Rが、お尻の出っ張りに引っかからないようにすることができる。そのため、簡単にパンツ型使い捨ておむつ1を装着することができる。
実施例1のパンツ型使い捨ておむつ1において、伸縮部材(第1伸縮部材31,第2伸縮部材32)の伸縮応力は、胴回りに配置される胴回り伸縮部材25より高く形成されている。
これにより、胴回り伸縮部材25の影響を受けたとしても、伸縮部材(第1伸縮部材31,第2伸縮部材32)の斜め上方への伸縮力を確保することができる。そのため、胴回り伸縮部材25の影響を受けたとしても、伸縮部材(第1伸縮部材31,第2伸縮部材32)の伸縮力によって、脚回り部Gを上方に引っ張ることができる。
実施例2のパンツ型使い捨ておむつは、伸縮部材の構成が異なる点で、上記実施例のパンツ型使い捨ておむつと相違する。
[パンツ型使い捨ておむつの構成]
図5は、実施例2のパンツ型使い捨ておむつの展開された状態を示す展開図である。以下、実施例2のパンツ型使い捨ておむつの構成を説明する。なお、上記実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
図5に示すように、伸縮部材30としての第3伸縮部材131は、一方の脚回り部G1から、胴回り部Bの幅方向の中央部に向けて延材し、胴回り部Bの幅方向の中央部から、他方の脚回り部G2に向けて延材するように配置される。言い換えると、第3伸縮部材131は、脚回り部G1,G2から、胴回り部Bの幅方向の中央部に向けて延材して配置される。第3伸縮部材131は、1周期の正弦波のような波状に形成される。すなわち、第3伸縮部材131は、脚回り部Gから、斜め上方に向けて、胴回り部Bまで延在するように配置される。
[パンツ型使い捨ておむつの作用]
図6は、実施例2のパンツ型使い捨ておむつの作用を説明する図である。以下、実施例2のパンツ型使い捨ておむつ1の作用を説明する。
実施例2のパンツ型使い捨ておむつ1は、伸縮部材30は、脚回り部Gから、胴回り部Bの中央部に向けて延材する第3伸縮部材131を備える(図5)。
これにより、図6に示すように、胴回り部Bの中央部を上方に引っ張った時に、第3伸縮部材131の伸縮力によって、脚回り部Gを上方に引っ張ることができる。そのため、ユーザがパンツ型使い捨ておむつ1を履く際に、胴回り部Bの中央部を上方に引っ張ることで、脚回り部Gを引き上げて、適正な位置にパンツ型使い捨ておむつ1を装着することができる。その結果、片手でも適正な位置にパンツ型使い捨ておむつ1を簡単に装着することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施例と略同様であるので説明を省略する。
実施例3のパンツ型使い捨ておむつは、伸縮部材の配置間隔が異なる点で、上記実施例のパンツ型使い捨ておむつと相違する。
[パンツ型使い捨ておむつの構成]
図7は、実施例3のパンツ型使い捨ておむつの展開された状態を示す展開図である。以下、実施例3のパンツ型使い捨ておむつの構成を説明する。なお、上記実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
図7に示すように、伸縮部材30は、第1伸縮部材231と、第2伸縮部材232と、を備える。
第1伸縮部材231と第2伸縮部材232は、脚回り部Gから胴回り部Bに向かうにつれて、配置間隔が広がるように形成される。すなわち、第1伸縮部材231と第2伸縮部材232の幅は、脚回り部Gから胴回り部Bに向かうにつれて、広がるように形成されている。
なお、図8に示すように、第1伸縮部材231と第2伸縮部材232の間隔は、脚回り部Gから胴回り部Bに向かうにつれて、広がるように形成されてもよい。
[パンツ型使い捨ておむつの作用]
以下、実施例3のパンツ型使い捨ておむつ1の作用を説明する。
実施例3のパンツ型使い捨ておむつ10は、伸縮部材(第1伸縮部材231,第2伸縮部材232)間の間隔は、脚回り部Gから胴回り部Bに向かうにつれて、広がるように形成されている(図7)。
これにより、胴回り部Bの広い範囲を引っ張っても、脚回り部Gを、上方に引き上げることができる。そのため、簡単にパンツ型使い捨ておむつ1を装着することができる。
実施例3のパンツ型使い捨ておむつ10は、伸縮部材(第1伸縮部材231,第2伸縮部材232)間の間隔は、胴回り部Bから脚回り部Gに向かうにつれて、広がるように形成されている(図8)。
これにより、胴回り部Bの一部を上方に引っ張ることで、脚回り部Gの広い範囲を、上方に引き上げることができる。そのため、簡単にパンツ型使い捨ておむつ1を装着することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施例と略同様であるので説明を省略する。
以上、本発明のパンツ型使い捨ておむつを実施例1〜実施例3に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や、各実施例の組み合わせや、追加等は許容される。
実施例1では、伸縮部材30として、第1伸縮部材31と第2伸縮部材32を設ける例を示した。また、実施例2では、伸縮部材30として、第3伸縮部材131を備える例を示した。しかし、伸縮部材は、図9に示すように、実施例1の第1伸縮部材31と第2伸縮部材32と、実施例2の第3伸縮部材131と、を組み合わせて備えてもよい。
実施例1〜実施例3では、伸縮部材30の一端は、脚回り部Gの幅方向外側(外股側)に形成される例を示した。伸縮部材の一端は、脚回り部のいずれの場所に形成されてもよい。例えば、図10に示すように、第1伸縮部材331の一端は、一方の脚回り部G1の幅方向中央付近に形成され、第2伸縮部材332の一端は、他方の脚回り部G2の幅方向中央付近に形成されてもよい。
実施例1及び実施例2では、伸縮部材30の配置される間隔を等間隔とする例を示した。しかし、伸縮部材の配置される間隔は、等間隔に配置されなくてもよい。例えば、複数の伸縮部材のうち、上方に位置する伸縮部材を広い間隔を設けて配置し、下方に位置する伸縮部材を狭い間隔を設けて配置してもよい。
実施例1及び実施例3では、伸縮部材30が第1伸縮部材と第2伸縮部材を備える例を示した。しかし、伸縮部材は、第1伸縮部材と第2伸縮部材の何れかを備えてもよい。
実施例1及び実施例3では、交差部21aは、外装トップシート21及び外装バックシート22に、剛性のある不織布が積層されて形成される例を示した。しかし、交差部は、内装体の一部を高い剛性にして形成してもよいし、別体の部材を外装トップシートや外装バックシートに取り付けて形成してもよい。
実施例1〜実施例3では、伸縮部材30を波状に配置する例を示した。しかし、伸縮部材は、この態様に限定されず、例えば直線状に配置されてもよい。
実施例1〜実施例3では、伸縮部材は、糸状又は帯状の天然ゴム等を使用する例を示した。しかし、伸縮部材は、この態様に限定されず、伸縮フィルムであってもよいし、伸縮性のホットメルトを塗布して形成してもよい。
実施例1〜実施例3では、外装体20が1部品で構成される例を示した。しかし、外装体が2部品以上で構成されてもよい。
実施例1〜実施例3では、第1伸縮部材31と第2伸縮部材32は、糸状又は帯状の天然ゴムにする例を示した。しかし、第1伸縮部材と第2伸縮部材は、この態様に限定されず、伸縮性のあるフィルムにすることもできる。
実施例1〜実施例3では、本発明を、大人用のパンツ型使い捨ておむつに適用する例を示した。しかし、本発明は、子供用のパンツ型使い捨ておむつ等、他のパンツ型使い捨ておむつに適用することができる。
1 パンツ型使い捨ておむつ
25 胴回り伸縮部材
21a 交差部
30 伸縮部材
31 第1伸縮部材
32 第2伸縮部材
131 第3伸縮部材
F 腹側部
R 背側部
G 脚回り部
B 胴回り部

Claims (7)

  1. 腹側部と、背側部とを有するパンツ型使い捨ておむつであって、
    少なくとも前記腹側部と前記背側部の一方に、
    脚回りを囲む脚回り部から、斜め上方に向けて、胴回りを囲む胴回り部まで延在する伸縮部材を備え、
    前記伸縮部材は、
    一方の前記脚回り部から、他方の前記脚回り部の上方の前記胴回り部に延材する第1伸縮部材と、
    他方の前記脚回り部から、一方の前記脚回り部の上方の前記胴回り部に延材する第2伸縮部材と、を備える
    ことを特徴とする、パンツ型使い捨ておむつ。
  2. 前記第1伸縮部材と、前記第2伸縮部材とが交差する交差部の剛性は、他の部分より高く形成されている
    ことを特徴とする、請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 前記伸縮部材は、
    前記脚回り部から、前記胴回り部の中央部に向けて延材する第3伸縮部材を備える
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  4. 前記伸縮部材の伸縮応力は、前記腹側部より、前記背側部が高く形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  5. 前記伸縮部材の伸縮応力は、胴回りに配置される胴回り伸縮部材より高く形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  6. 前記伸縮部材間の間隔は、前記脚回り部から前記胴回り部に向かうにつれて、広がるように形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  7. 前記伸縮部材間の間隔は、前記胴回り部から前記脚回り部に向かうにつれて、広がるように形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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