JP2021148474A - 検査装置、検査方法およびワーク搬送装置 - Google Patents

検査装置、検査方法およびワーク搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置のフットプリントを抑制するとともに低コストでワークの表面および裏面を検査する。【解決手段】本発明は、搬入位置でフェースアップ姿勢のワークを受け取って保持する表面ステージ部を下方領域に搬送して反転部に受渡し、反転部によるワークの反転によりワークをフェースアップ姿勢からフェースダウン姿勢に切り替えられたワークを反転部から受け取った裏面ステージ部を下方領域から搬出位置に搬送するワーク搬送部と、下方領域にワークが位置する間に撮像部により取得されるワークの表面および裏面の画像に基づいてワークを検査する検査部と、を備えている。【選択図】図2

Description

この発明は、ワークの表面および裏面を検査する検査装置および検査方法、ならびに上記検査装置においてワークを搬送するワーク搬送装置に関するものである。
自動車の駆動部に用いられるコネクティングロッドやハブなどの立体的な形状を有する検査対象物(以下「ワーク」という)の表面および裏面を検査するために、種々の検査装置が提供されている。例えば特許文献1に記載された検査装置では、ワークの表面を撮像する表面用撮像部と、ワークを反転させる反転部と、ワークの裏面を撮像する裏面用撮像部とがそれぞれ第1撮像位置、反転位置および第2撮像位置に配置されている。この検査装置では、ワークは表面を上方に向けた姿勢(以下「フェースアップ姿勢」という)で第1撮像位置に搬送される。そして、フェースアップ姿勢のワークは第1撮像位置で表面用撮像部により撮像される。これにより、ワークの表面画像が取得される。このワークは反転位置に搬送され、反転部により反転される。これによってワークの姿勢は裏面を上方に向けた姿勢(以下「フェースダウン姿勢」という)に切り替えられる。フェースダウン姿勢のワークは第2撮像位置に搬送され、裏面用撮像部により撮像される。これにより、ワークの裏面画像が取得される。そして、検査装置は上記表面画像および裏面画像に基づいてワークを検査する。
特開2018−205197号公報
従来の検査装置は、表面画像を取得するための専用の撮像部と、裏面画像を取得するための専用の撮像部とを並設している。これは検査装置のフットプリントおよびコストを増大させる主要因のひとつとなっている。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、装置のフットプリントを抑制するとともに低コストでワークの表面および裏面を検査することができる検査技術、ならびに当該検査技術に好適なワーク搬送装置を提供することを目的とする。
この発明の第1の態様は、ワークの表面および裏面を検査する検査装置であって、ワークを上方から撮像する撮像部と、表面を上方に向けたフェースアップ姿勢でワークを保持可能な表面ステージ部と、裏面を上方に向けたフェースダウン姿勢でワークを保持可能な裏面ステージ部と、撮像部の下方領域でワークを反転させてフェースアップ姿勢からフェースダウン姿勢に切り替える反転部と、搬入位置でフェースアップ姿勢のワークを受け取って保持する表面ステージ部を下方領域に搬送して反転部に受渡し、フェースダウン姿勢のワークを反転部から受け取って保持する裏面ステージ部を下方領域から搬出位置に搬送するワーク搬送部と、下方領域にワークが位置する間に撮像部により取得されるワークの表面および裏面の画像に基づいてワークを検査する検査部と、を備えることを特徴としている。
また、この発明の第2の態様は、ワークの表面および裏面を検査する検査装置であって、撮像位置でワークを上方から撮像する撮像部と、反転位置でワークを反転させる反転部と、表面を上方に向けたフェースアップ姿勢でワークを保持可能な表面ステージ部と、裏面を上方に向けたフェースダウン姿勢でワークを保持可能な裏面ステージ部と、上下方向に平行な回転軸まわりに回転自在に設けられ、回転軸から同一距離離れながら互いに異なる位置に表面ステージ部および裏面ステージ部がそれぞれ取り付けられた回転体と、回転体を回転軸まわりに断続的に回転させるワーク搬送部と、検査部と、を備え、ワーク搬送部は、回転体の回転が停止しているときの状況を、(a)表面ステージ部を搬入位置に位置させてフェースアップ姿勢のワークを受け取って保持させる状態と、(b)フェースアップ姿勢のワークを保持する表面ステージ部を撮像位置に位置させて撮像部にワークの表面を撮像させて表面画像を取得する状態と、(c)表面画像が撮像されたワークを保持する表面ステージ部を反転位置に位置させてワークを反転部に受渡してワークの反転を準備させる状態と、(d)裏面ステージ部を反転部に位置させて反転部により反転されたフェースダウン姿勢のワークを裏面ステージ部に受け取らせる状態と、(e)フェースダウン姿勢のワークを保持する裏面ステージ部を撮像位置に位置させて撮像部にワークの裏面を撮像させて裏面画像を取得する状態と、(f)裏面画像が撮像されたワークを保持する裏面ステージ部を搬出位置に位置させてワークを裏面ステージ部から搬出させる状態との間で切り替え、検査部は表面画像および裏面画像に基づいてワークを検査することを特徴としている。
また、この発明の第3の態様は、撮像部が上方から撮像して取得する画像に基づいてワークを検査する検査方法であって、表面を上方に向けたフェースアップ姿勢のワークを撮像部の下方領域に搬送する工程と、下方領域に位置するフェースアップ姿勢のワークを撮像して表面画像を取得する工程と、表面画像が取得されたワークを下方領域で反転させてワークをフェースアップ姿勢からフェースダウン姿勢に切り替える工程と、下方領域に位置するフェースダウン姿勢のワークを撮像して裏面画像を取得する工程と、を備えることを特徴としている。
また、この発明の第4の態様は、撮像位置でワークを上方から撮像する撮像部と、反転位置でワークを反転させる反転部と、表面を上方に向けたフェースアップ姿勢でワークを保持可能な表面ステージ部と、裏面を上方に向けたフェースダウン姿勢でワークを保持可能な裏面ステージ部と、上下方向に平行な回転軸まわりに回転自在に設けられ、回転軸から同一距離離れながら互いに異なる位置に表面ステージ部および裏面ステージ部がそれぞれ取り付けられた回転体とを備える検査装置において撮像部によりフェースアップ姿勢のワークおよびフェースダウン姿勢のワークをそれぞれ撮像して取得される表面画像および裏面画像に基づいてワークを検査する検査方法であって、表面ステージ部が搬入位置に位置するように回転体を回転して位置決めし、フェースアップ姿勢のワークを表面ステージ部で受け取って保持させる工程と、フェースアップ姿勢のワークを保持する表面ステージ部が撮像位置に位置するように回転体を回転して位置決めし、撮像部によりワークの表面画像を取得する工程と、表面画像が撮像されたワークを保持する表面ステージ部が反転位置に位置するように回転体を回転して位置決めし、ワークを反転部に受渡してワークの反転を準備する工程と、裏面ステージ部が反転部に位置するように回転体を回転して位置決めし、反転部により反転させてフェースダウン姿勢となったワークを裏面ステージ部で受け取る工程と、フェースダウン姿勢のワークを保持する裏面ステージ部を撮像位置に位置するように回転体を回転して位置決めし、撮像部によりワークの裏面画像を取得する工程と、裏面画像が撮像されたワークを保持する裏面ステージ部を搬出位置に位置するように回転体を回転して位置決めし、ワークを裏面ステージ部から搬出する工程と、を備えることを特徴としている。
さらに、この発明の第5の態様は、表面を上方に向けたフェースアップ姿勢で撮像部の下方領域に搬送されたワークを表面撮像位置で撮像部により撮像してワークの表面画像を取得し、ワークを反転位置で反転部により反転させてワークの裏面を上方に向けたフェースダウン姿勢に切り替えた後に裏面撮像位置で撮像部により撮像してワークの裏面画像を取得するとともに表面画像および裏面画像に基づいてワークを検査する、検査装置においてワークを表面撮像位置、反転位置および裏面撮像位置に搬送するワーク搬送装置であって、フェースアップ姿勢でワークを支持可能な表面テーブルを着脱自在に保持する表面ステージ部を下方領域に移動させるとともに、フェースダウン姿勢でワークを支持可能な裏面テーブルを着脱自在に保持する裏面ステージ部を下方領域に移動させるステージ移動部と、表面ステージ部に対する表面テーブルの受渡および裏面ステージ部に対する裏面テーブルの受渡が可能なテーブル受渡部を下方領域で上下方向に移動させるテーブル移動部とを備え、テーブル移動部は、フェースアップ姿勢でワークを支持する表面テーブルを表面ステージ部から受け取り、ワークを表面テーブルで支持されたまま表面撮像位置に移動させた後で反転位置に移動させてワークを反転部に受渡して空となった表面テーブルを表面ステージ部に戻し、空の裏面テーブルを裏面ステージ部から受け取り反転位置に移動させてフェースダウン姿勢のワークを反転部から受け取った後にフェースダウン姿勢でワークを支持する裏面テーブルを裏面撮像位置を経由して裏面ステージ部に戻すことを特徴としている。
以上のように、本発明によれば、1つの撮像部によりワークの表面および裏面を撮像可能となっているため、装置のフットプリントを抑制するとともに低コストでワークの表面および裏面を検査することができる。
本発明に係る検査装置の第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示す検査装置の側面図である。 図1に示す検査装置の電気的構成を示すブロック図である。 テーブル移動部の構成を示す図である。 反転部の構成を示す斜視図である。 図1に示す検査装置の主要部における動作フローを示す図である。 ワークを表面撮像位置に移動させる動作を模式的に示す図である。 本発明に係る検査装置の第2実施形態を示す図である。 図8に示す検査装置の電気的構成を示すブロック図である。 図8に示す検査装置の主要部における動作フローを示す図である。 本発明に係る検査装置の第3実施形態を示す図である。 図11に示す検査装置の電気的構成を示すブロック図である。 図11に示す検査装置の主要部における動作フローを示す図である。 図11に示す検査装置の主要部における動作フローを示す図である。
図1は本発明に係る検査装置の第1実施形態を示す斜視図である。図2は図1に示す検査装置の側面図である。図3は図1に示す検査装置の電気的構成を示すブロック図である。検査装置100は、ワークWの表面Wfおよび裏面Wbをそれぞれ撮像して表面画像および裏面画像を取得するとともにこれらの画像に基づいて表面Wfおよび裏面Wbを検査するものである。なお、図1および図2では、装置の主要構成とワークWの搬送経路などを明示するために検査装置100の上方パネルの図示が省略されている。また、装置各部の配置関係および移動方向などを明確にするためにXYZ直角座標軸が示されている。各図には、ワークWの搬入位置PA(図2の左端位置)から搬出位置PC(図2の右端位置)に向かうワーク搬送方向に平行な水平方向Xと、当該水平方向Xに垂直な水平方向Yと、上下方向Zとが示されている。なお、水平方向Xの矢印X1はワーク搬送方向の上流側を向いており、水平方向Xの矢印X2はワーク搬送方向の下流側を向いている。水平方向Yの矢印Y1は装置の正面側を向いており、水平方向Yの矢印Y2は装置の背面側を向いている。上下方向Zの矢印Z1は上方向を向いており、上下方向Zの矢印Z2は下方向を向いている。
検査装置100では、X方向に延設された2枚のベース板101、101が図示を省略する基台上でY方向に互いに離間して設けられている。各ベース板101上にレール102がX方向に敷設されている。そして、レール102のX1方向側で表面ステージ部1FがX方向に往復自在に設けられる一方、レール102のX2方向側で裏面ステージ部1BがX方向に往復自在に設けられている。より詳しくは、表面ステージ部1Fは、各レール102に対してX方向に移動自在に取り付けられたスライダー11と、各スライダー11の上面に固定された支持ブロック12と、2つの支持ブロック12の間に架け渡されたステージ13とを有している。また、表面ステージ部1Fはワーク搬送部2のステージ移動部21(図3)と接続されている。このため、装置全体を制御する制御部9の駆動制御部93(図3)からの動作指令に応じてステージ移動部21は表面ステージ部1Fをレール102のX1方向側位置と中央位置との間で往復移動させる。本実施形態では、表面ステージ部1FがX1方向側位置、つまり搬入位置PAに位置決めされた状態で後述するように検査前のワークWの搬入が行われる、一方、中央位置に位置決めされた表面ステージ部1Fは撮像直下位置PBに位置して上方よりワークWを撮像する撮像部3の下方領域31(図2)に位置する。また、下方領域31では、ワーク搬送部2のテーブル移動部22および反転部4が配置されている。本実施形態では、水平面内において反転部4によりワークWが反転される反転位置PDは撮像直下位置PBと一致している。
図1に示すように、ステージ13の中央部には、テーブル移動部22の上端部(=アライメント部225+テーブル受渡部226)を遊挿可能とする開口部131が設けられている。また、開口部131の周辺においてステージ13の上面から2つの保持ピン132が立設されている。これらの保持ピン132は表面テーブル14Fに設けられた2つの位置決め用の貫通孔141に対応して設けられている。このため、保持ピン132のZ1方向に貫通孔141を位置させながら表面テーブル14FをZ2方向に移動させることで表面ステージ部1Fに対して表面テーブル14Fを装着可能となっている。また、表面テーブル14Fが装着された表面ステージ部1Fに対してテーブル移動部22の上端部が開口部131を超えて上昇すると、表面テーブル14Fが表面ステージ部1Fから取り外されて上方に持ち上げられる。逆に、テーブル移動部22の上端部が開口部131を介してステージ13の下方に退避すると、表面テーブル14Fが表面ステージ部1Fに戻される。
表面テーブル14Fの上面は、図1に示すように、ワークWの裏面Wbに対応した形状に仕上げられており、表面Wfを上面に向けた姿勢、つまりフェースアップ姿勢のワークWを支持して保持可能となっている。つまり、表面テーブル14Fはフェースアップ姿勢のワークWをそのまま支持可能となっている。したがって、表面テーブル14FはワークWを支持していない空の状態およびワークWを支持した状態のいずれにおいても、上記したようにテーブル移動部22の上端部の昇降に応じて表面テーブル14Fに対して着脱される。なお、図2に示すように、空の表面テーブル14Fを装着している表面ステージ部1Fがレール102のX1方向側の端部、つまり搬入位置PAに位置しているときに検査前のワークWを表面ステージ部1Fに搬入することが可能となっている。また、ワークWの表面Wfを上面に向けた姿勢で支持して保持可能なチャック機構を表面テーブル14Fに装備させてもよい。すなわち、ワークWの受渡しを行う際にチャック機構によるワークWの保持を解除する一方、それ以外においてチャック機構によるワークWの保持を継続させるように構成してもよい。これにより、ワーク保持を安定化させることができる。この点については、次に説明する裏面テーブル14Bにおいても同様である。
一方、裏面ステージ部1Bは、裏面テーブル14Bの構成を除き、基本的に表面ステージ部1Fと同一構成を有している。したがって、同一構成については同一符号を付して説明を省略する。裏面ステージ部1Bに対して裏面テーブル14Bは着脱可能となっている。しかも、裏面テーブル14Bの上面はワークWの表面Wfに対応した形状に仕上げられており、裏面Wbを上方に向けた姿勢、つまりフェースダウン姿勢のワークWを支持して保持可能となっている。したがって、裏面テーブル14Bは、ワークWを支持していない空の状態およびフェースダウン姿勢のワークWを支持した状態のいずれにおいても、テーブル移動部22の上端部の昇降に応じて裏面ステージ部1Bに対して着脱される。なお、図2に示すように、フェースダウン姿勢のワークWを支持している裏面テーブル14Bを装着している裏面ステージ部1Bがレール102のX2方向側の端部、つまり搬出位置PCに位置しているときに検査後のワークWを裏面ステージ部1Bから搬出可能となっている。
このように本実施形態では、ワークWを表面テーブル14Fや裏面テーブル14Bなどの専用のテーブルを介して保持する表面ステージ部1Fや裏面ステージ部1Bがステージ移動部21によりX方向に移動される。これによって、ワークWはX方向に水平搬送される。また、撮像直下位置PBに固定配置されたテーブル移動部22によって撮像部3の下方領域31においてワークWは表面テーブル14Fや裏面テーブル14Bで保持されたまま撮像部3に近接搬送されてワーク撮像を実行する高さ位置(図2中の表面撮像位置PBfおよび裏面撮像位置PBb)に位置決めされる。また、テーブル移動部22は反転部4によるワークWの反転を行う反転位置PDにも位置決めする機能を有している。このようにステージ移動部21とテーブル移動部22とで構成されるワーク搬送部2はワークWを搬入位置PAから下方領域31の各部(表面撮像位置PBf、裏面撮像位置PBbおよび反転位置PD)を経由して搬出位置PCに搬送する。そして、ワーク搬送部2によりワークWが下方領域31に位置している間に撮像部3によるワークWの撮像が行われて表面画像および裏面画像が取得される。
図4はテーブル移動部の構成を示す図である。テーブル移動部22は撮像部3の下方領域31に搬送されて位置決めされた表面ステージ部1Fに対する表面テーブル14Fの受渡および裏面ステージ部1Bに対する裏面テーブル14Bの受渡を行う。テーブル移動部22は、撮像部3の下方領域31において基台(図示省略)に固定されたベース部221を有している。このベース部221に対してエアシリンダなどのアクチュエータ222がピストン223を上方に向けた状態で取り付けられている。ピストン223の先端には支持プレート224が固定されている。さらに、支持プレート224上にアライメント部225およびテーブル受渡部226が積層して設けられている。このため、制御部9の駆動制御部93からの昇降指令に応じてピストン223が進退することでアライメント部225およびテーブル受渡部226が一体的にZ方向に昇降する。このように本実施形態では、アクチュエータ222が本発明の「アライメント昇降部」の一例に相当している。なお、上記昇降動作を安定して円滑に実行するためにピストン223を取り囲むように複数のブッシュ227がベース部221の上端部に固定されるとともに各ブッシュ227にガイドロッド228が摺動自在に介挿されている。また、各ガイドロッド228の上端は支持プレート224の下面に連結されている。
テーブル受渡部226は、円環状の支持部材226aと、支持部材226aで囲まれた内部空間に配置されるテーブル保持部材226bとを有している。支持部材226aの外径は、図4中の拡大断面図に示すように、表面ステージ部1Fや裏面ステージ部1Bのステージ13に設けられた開口部131の内径よりも小さい。このため、ピストン223が上方に伸張してテーブル受渡部226が上方(Z1方向)に移動していたとしても、表面ステージ部1Fや裏面ステージ部1Bとの干渉が回避される。また、テーブル受渡部226の上昇途中に支持部材226aの上端部が表面ステージ部1Fに支持された表面テーブル14Fの下面や裏面ステージ部1Bに支持された裏面テーブル14Bの下面に当接して支持する。なお、本実施形態では、支持部材226aを円環形状に仕上げているが、支持部材226aの形状はこれに限定されるものではなく、開口部131の中に入り込んでテーブル支持可能である限り形状は任意である。
また、上記当接時点で制御部9の駆動制御部93からチャック指令がテーブル保持部材226bに与えられると、テーブル保持部材226bに設けられた4本のチャック爪226cが互いに近接して表面テーブル14Fや裏面テーブル14Bの一部(被把持部位)を把持して機械的に保持する。これにより表面テーブル14Fおよび裏面テーブル14Bの移動が規制される。ここで、テーブル保持部材226bにおけるチャック爪226cの本数は4本に限定されるものではなく、被把持部位の把持に適した本数に設定することができる。また、本実施形態では、テーブル保持部材226bはチャック方式で表面テーブル14Fや裏面テーブル14Bを機械的に保持しているが、別の機械方式、例えばフック方式で保持するように構成してもよい。また、機械方式以外に、吸着方式や磁石方式などで保持するようにテーブル保持部材226bを構成してもよい。
テーブル受渡部226の下方に設けられたアライメント部225はX方向、Y方向およびピストン223の延伸方向と平行な軸を中心とする回転方向θに移動させる。これによって基台に固定された部品群(ベース部221およびアクチュエータ222)に対するテーブル受渡部226の相対位置を調整可能となっている。したがって、当該相対位置の調整により撮像部3や反転部4に対し、表面テーブル14Fに保持されたフェースアップ姿勢のワークWや裏面テーブル14Bに保持されたフェースダウン姿勢のワークWが高精度にアライメントされる。その結果、撮像部3によるワークWの撮像および反転部4によるワークWの反転を良好に行うことができる。
撮像部3は凹面状の内周面を有するカバー部材32を有している。カバー部材32は、その中心軸をピストン223の長手軸とほぼ一致させるとともに内周面を下方に向けた状態で撮像支持フレーム33に固定されている。つまり、カバー部材32の内周面は表面撮像位置PBf(図7)に位置決めされるフェースアップ姿勢のワークWや裏面撮像位置PBb(図7)に位置決めされるフェースダウン姿勢のワークWに対向し、当該ワークWを上方から覆うドームとなっている。
また、撮像部3では、カバー部材32に対して複数の検査カメラ34および複数の検査照明部35がそれぞれ異なる位置に取り付けられている。このため、撮像部3では、ワークWに対して種々の照明方向から照明光が照射されるとともに、ワークWを多方向から撮像する。なお、撮像部3としては、例えば特開2017−15421号公報に記載されたものと同様の配置を採用することができる。
撮像部3により撮像された画像、つまりワークWの表面画像および裏面画像は制御部9に送られて表面画像および裏面画像に基づいてワークWの検査が実行される一方、表面が撮像された後のワークWはテーブル受渡部226により反転位置PDに搬送され、反転部4によってワークWは上下反転される。これによりワークWの姿勢はフェースアップ姿勢からフェースダウン姿勢に変更される。
図5は反転部の構成を示す斜視図である。反転部4は、撮像部3の下方領域31において基台から立設された支持部材(図示省略)により支持された反転保持駆動部43と、反転保持駆動部43に回転自在に支持される反転保持部44とを有している。反転保持部44は、図5に示すように、互いに対向配置された一対のチャック部材441、441を有している。チャック部材441、441はテーブル移動部22により反転位置PDに搬送されてきた表面テーブル14Fに保持されたワークWを把持可能となっている。つまり、表面テーブル14Fに支持されたまま一体的に反転位置PDに搬送されてきたワークWを一対のチャック部材441、441が水平方向Xから挟み込むことにより反転位置PDでワークWを保持する。この状態でテーブル移動部22のアライメント部225およびテーブル受渡部226が一体的に下降することでテーブル移動部22から反転部4へのワークWの受渡が完了する。また、保持状態のまま反転保持駆動部43により一対のチャック部材441、441が180゜回転することでワークWを上下反転させる。この後で裏面テーブル14Bを保持したテーブル受渡部226がアライメント部225と一体的に反転位置PDに移動してきた後で、反転保持部44により一対のチャック部材441、441を互いに離間させる。これによってワークWの保持が解除され、反転部4から裏面テーブル14B上にフェースダウン姿勢のワークWが受渡される。そして、当該裏面テーブル14Bを保持するテーブル受渡部226がアライメント部225と一体的に上昇することで裏面撮像位置PBbに位置決めする。
制御部9は、論理演算を実行する周知のCPU(Central Processing Unit)、初期設定等を記憶しているROM(Read Only Memory)、装置動作中の様々なデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、画像データや検査プログラムなどを記憶するハードディスク等から構成されている。制御部9は、機能的には、演算処理部91、記憶部92、駆動制御部93、外部入出力部94、画像処理部95および照明制御部96を備えている。
上記駆動制御部93は、上記したように装置各部に設けられた駆動機構などの駆動を制御する。外部入出力部94は、装置各部に装備されている各種センサ類からの信号を入力する一方、装置各部に装備されている各種アクチュエータ等に対して信号を出力する。画像処理部95は、検査カメラ34から画像データを取り込み、2値化等の画像処理を行う。照明制御部96は検査照明部35の点灯および消灯等を制御する。
上記演算処理部91は、演算機能を有するものであり、上記記憶部92に記憶されている検査プログラムに従って駆動制御部93、画像処理部95、照明制御部96などを制御することで次に説明する一連の処理を実行する。これによりワークWの検査が行われる。つまり、演算処理部91は本発明の「検査部」として機能する検査部911を有している。
図6は図1に示す検査装置の主要部における動作フローを示す図である。図7はワークを表面撮像位置に移動させる動作を模式的に示す図である。図6(および後で説明する図10、図13および図14)における括弧内の符号は各部に位置するワークWを示している。また、下線はワークWがフェースダウン姿勢であることを示し、下線なしはワークWがフェースアップ姿勢であることを示している。例えば(W1)は検査装置100に最初に搬入されたフェースアップ姿勢のワークであることを意味している。
検査装置100の表面ステージ部1F、テーブル移動部22、撮像部3、反転部4および裏面ステージ部1Bの初期状態は、それぞれ「搬入位置PA」、「退避位置」、「照明消灯」、「ワーク非保持」および「搬出位置」である。これらのうち「退避位置」は、テーブル移動部22のテーブル受渡部226が表面ステージ部1Fおよび裏面ステージ部1Bの移動経路よりも下方位置に退避していることを意味している。「照明消灯」は検査照明部35が消灯していることを意味している。
最初のステップS01で未検査の1番目のワークW1が搬入位置PAに位置している表面ステージ部1Fに搬入され、表面ステージ部1Fに位置決め支持されている表面テーブル14Fに保持される。
ステップS02では、駆動制御部93からの移動指令に基づいてステージ移動部21が表面ステージ部1Fを撮像部3の下方領域31に移動させる。これにより図7の左欄に示すように、ワークW1をフェースアップ姿勢で保持する表面テーブル14Fは退避位置に位置するテーブル受渡部226の直上に位置決めされる。このとき、テーブル受渡部226では、テーブル保持部材226bのチャック爪226cは相互に広がっており、非把持状態となっている。
ステップS03では、テーブル移動部22がフェースアップ姿勢のワークW1を保持したまま表面テーブル14Fを表面ステージ部1Fから上方(Z1方向)に持ち上げ、ワークW1を表面撮像位置PBfに位置決めする。より詳しくは、駆動制御部93からの上昇指令に基づいてアクチュエータ222がピストン223を上方に伸張して支持部材226aの上端部を表面ステージ部1Fに支持された表面テーブル14Fの下面に当接させる。また、当該当接を確認した上で駆動制御部93からの把持指令に応じてチャック爪226cが相互に近接して表面テーブル14Fの被把持部位(本実施形態では中央部から下方に突起した部位)を把持する。これにより表面テーブル14Fがテーブル受渡部226とドッキングされる(図7の中央欄参照)。当該ドッキング後にピストン223がさらに上方に伸張してアライメント部225およびテーブル受渡部226を一体的に撮像部3に向けて上昇させる。これにより、図7の右欄に示すようにワークW1の表面Wfが表面撮像位置PBfに位置決めされる。
ステップS04では、撮像部3に設けられた検査カメラ34の1台(本実施形態では表面撮像位置PBfの直上位置に設けられた検査カメラ34)がワークW1の表面Wfを撮像してアライメント画像を取得する。そして、当該アライメント画像に基づいて撮像部3に対するワークW1の位置ずれを検出し、その検出結果に応じてアライメント部225がワークW1をX方向、Y方向およびθ方向に移動させてワーク位置を補正する。
ステップS05では、撮像部3の検査照明部35が点灯するとともに検査カメラ34がアライメント補正されたワークW1の表面Wfを撮像して表面画像を取得する。そして、演算処理部91の検査部911が表面画像に基づいてワークW1の表面検査を行う。
ステップS06では、駆動制御部93からの下降指令に基づいてアクチュエータ222がピストン223を下方に収縮してテーブル受渡部226を反転位置PDに位置決めする。これに続いて、駆動制御部93からのチャック指令に応じて反転部4の反転保持部44が一対のチャック部材441、441を互いに近接させてフェースアップ姿勢のままワークW1を保持する。これにより、ワークW1はテーブル移動部22から反転部4に受け渡され、表面テーブル14FはワークW1を保持しない空の状態となる。
ステップS07では、反転部4は受け取ったワークW1を反転保持駆動部43により180゜回転させてフェースアップ姿勢からフェースダウン姿勢に反転させる。それに続いて、反転部4は反転位置PDから退避し、さらに駆動制御部93からの下降指令に基づいてアクチュエータ222がピストン223を下方にさらに収縮してテーブル受渡部226を反転位置PDから退避位置に下降させる。これにより、空の表面テーブル14Fが表面ステージ部1Fに受渡される。
ステップS08では、駆動制御部93からの移動指令に基づいてステージ移動部21が表面ステージ部1Fを下方領域31から搬入位置PAに移動させるとともに裏面ステージ部1Bを撮像部3の下方領域31に移動させる。
ステップS09では、未検査の2番目のワークWが搬入位置PAに位置している表面ステージ部1Fに搬入され、表面ステージ部1Fに位置決め支持されている表面テーブル14Fに保持される。これと並行して、テーブル移動部22が空の裏面テーブル14Bを裏面ステージ部1Bから上方(Z1方向)に持ち上げ、反転位置PDに位置決めする。この位置決めに続いて反転部4は一対のチャック部材441、441を互いに離間させてワークW1の保持を解除する。これによって、フェースダウン姿勢のワークW1が反転部4から裏面テーブル14Bに受渡される。
ステップS10では、テーブル移動部22がフェースダウン姿勢のワークW1を保持したまま裏面テーブル14Bを上昇させて裏面撮像位置PBbに位置決めする。
ステップS11では、ステップS04と同様に、撮像部3に設けられた検査カメラ34の1台がワークW1の裏面Wbを撮像してアライメント画像を取得する。そして、当該アライメント画像に基づいて撮像部3に対するワークW1の位置ずれを検出し、その検出結果に応じてアライメント部225がワークW1をX方向、Y方向およびθ方向に移動させてワーク位置を補正する。
ステップS12では、撮像部3の検査照明部35が点灯するとともに検査カメラ34がアライメント補正されたワークW1の裏面Wbを撮像して裏面画像を取得する。そして、演算処理部91の検査部911が裏面画像に基づいてワークW1の裏面検査を行う。
ステップS13では、駆動制御部93からの下降指令に基づいてアクチュエータ222がピストン223を下方に収縮してテーブル受渡部226を退避位置に位置決めする。これにより表面検査および裏面検査を受けたワークW1を保持した裏面テーブル14Bが裏面ステージ部1Bに受渡される。
ステップS14では、駆動制御部93からの移動指令に基づいてステージ移動部21が裏面ステージ部1Bを撮像部3の下方領域31から搬出位置PCに移動させるとともに表面ステージ部1Fを下方領域31から搬入位置PAに移動させる。これによって、検査済のワークW1を保持する裏面テーブル14Bが搬出位置PCに位置決めされる一方、2番目の未検査のワークW2が撮像部3の下方領域31に位置決めされる。
ステップS15では、検査済のワークW1が搬出位置PCから搬出される一方、ステップS03と同様にしてワークW2がフェースアップ姿勢で表面撮像位置PBfに位置決めされる。
それに続いて、上記ステップS04〜S15が繰り返されて複数のワークWが順次検査される。
以上のように、本実施形態では、1台の撮像部3によりワークWの表面画像および裏面画像を取得することができる。したがって、従来装置に比べて検査装置100のフットプリントを抑制するとともに低コストでワークWの表面および裏面を検査することができる。
また、フェースアップ姿勢およびフェースダウン姿勢のいずれにおいてもアライメント部225による位置補正を行った後で、撮像部3による撮像によって取得されたる表面画像および裏面画像に基づいてワークWの検査を行っている。このため、従来装置に比べ、より高い精度でワークWを検査することができる。
また、ワークWを移動させるために表面テーブル14Fおよび裏面テーブル14Bを利用しているため、次の作用効果が得られる。ワーク搬送部2によりワークWを移動させる際にはワークWをしっかりと保持しておく必要がある。ここで、例えば次に説明する第2実施形態のようにワーク搬送部2が直接ワークWの一部を保持するように構成してもよい。この場合、フェースアップ姿勢ではワークWの裏面Wbの一部を被把持部位として把持し、フェースダウン姿勢ではワークWの表面Wfの一部を被把持部位として把持する必要がある。ここで、ワークWの表面Wfおよび裏面Wbの形状などが一致していない場合には、表面Wfおよび裏面Wbにおける被把持部位の大きさや形状などが相違することが一般的である。そのため、表面Wfおよび裏面Wbの被把持部位に応じて保持態様を相違させる必要がある。これに対し、表面テーブル14Fおよび裏面テーブル14Bを用いる場合、ワークWを保持する上面についてはワークW1の外形に対応して相違させるという制約があるが、下面について上記制約はなく、共通形状に仕上げることができる。
また、表面テーブル14Fおよび裏面テーブル14Bの下面に設けるべき被把持部位の形状や大きさなどを例えば図7に示すようにテーブル保持部材226bの構成に応じたものに設定することができる。つまり、設計自由度を高めることができる。
さらに、ワークWを移動させるために表面テーブル14Fおよび裏面テーブル14Bを利用しているため、高価で精度が必要となるアライメントステージ(例えば、XYθステージ)、および上下方向Zに移動可能とさせるための駆動機構を撮像部3の下方に設けるだけで良く、装置コストの低下を図ることができる。
図8は本発明に係る検査装置の第2実施形態を示す図である。また、図9は図8に示す検査装置の電気的構成を示すブロック図である。第2実施形態が第1実施形態と大きく相違する点は、表面ステージ部1Fおよび裏面ステージ部1Bがテーブル移動部22の機能を備え、表面テーブル14Fおよび裏面テーブル14Bを用いることなく、下方領域31でのワークWの搬送およびアライメントを行う点である。その他の構成は第1実施形態と基本的に共通している。そこで、以下においては、第1実施形態と相違する構成を中心に説明した後で第2実施形態での検査動作について説明する。
表面ステージ部1Fでは、ステージ13の下面に対してアクチュエータ15がピストン(図示省略)を上方に向けて取り付けられている。図8には明示されていないが、ピストンの先端部は常時ステージ13の中央部に形成された貫通孔(図1中の符号131)を介してステージ13の上方側に位置し、アライメント部16を保持している。また、図8に示すようにアライメント部16の上面にワーク保持部17が取り付けられている。このワーク保持部17は一対のチャック部材171、171を有しており、制御部9の駆動制御部93からの指令に応じてチャック部材171が互いに近接および離間してワークWの被把持部位を把持可能となっている。このように第2実施形態では表面ステージ部1Fに対してワークWは直接搬入され、チャック部材171、171によりワークWをフェースアップ姿勢で直接保持可能となっている。また、表面ステージ部1Fが下方領域31に位置した状態で駆動制御部93からの指令に応じてアクチュエータ15がピストンを伸張させると、ワーク保持部17がアライメント部16とともに上昇してワークWを表面撮像位置PBfに位置決めする。一方、アクチュエータ15がピストンを収縮させると、ワーク保持部17は表面撮像位置PBfから反転位置PDを経由して元の位置に戻される。
一方、裏面ステージ部1Bも基本的に表面ステージ部1Fと同様に構成されている。このため、裏面ステージ部1Bを搬出位置PCに位置決めさせた状態でチャック部材171、171によるワークWの保持を解除することでワークWの搬出が可能となる。また、裏面ステージ部1Bが下方領域31に位置した状態で駆動制御部93からの指令に応じてアクチュエータ15がピストンを伸張させると、ワーク保持部17がアライメント部16とともに反転位置PDを経由して上昇してワークWを裏面撮像位置PBbに位置決めする。一方、アクチュエータ15がピストンを収縮させると、ワーク保持部17は裏面撮像位置PBbから元の位置に戻される。
図10は図8に示す検査装置の主要部における動作フローを示す図である。第2実施形態における検査装置100の表面ステージ部1F、撮像部3、反転部4および裏面ステージ部1Bの初期状態は、それぞれ「搬入位置PA」、「照明消灯」、「ワーク非保持」および「搬出位置」である。
最初のステップS21で未検査の1番目のワークW1が搬入位置PAに位置している表面ステージ部1Fに搬入され、ワーク保持部17によりフェースアップ姿勢で保持される。
ステップS22では、駆動制御部93からの移動指令に基づいてステージ移動部21が表面ステージ部1Fを撮像部3の下方領域31に移動させる。
ステップS23では、駆動制御部93からの移動指令に基づいてアクチュエータ15がピストンを伸張させる。これによって、フェースアップ姿勢のワークW1を保持したままワーク保持部17とアライメント部16とが一体的に上昇してワーク保持部17で保持されたワークW1を表面撮像位置PBfに位置決めする。
ステップS24では、撮像部3に設けられた検査カメラ34の1台(本実施形態では表面撮像位置PBfの直上位置に設けられた検査カメラ34)がワークW1の表面Wfを撮像してアライメント画像を取得する。そして、当該アライメント画像に基づいて撮像部3に対するワークW1の位置ずれを検出し、その検出結果に応じてアライメント部16がワークW1をX方向、Y方向およびθ方向に移動させてワーク位置を補正する。
ステップS25では、撮像部3の検査照明部35が点灯するとともに検査カメラ34がアライメント補正されたワークW1の表面Wfを撮像して表面画像を取得する。そして、演算処理部91の検査部911が表面画像に基づいてワークW1の表面検査を行う。
ステップS26では、駆動制御部93からの下降指令に基づいてアクチュエータ15がピストン(図示省略)を下方に収縮してワーク保持部17に保持されたワークW1を反転位置PDに位置決めする。これに続いて、駆動制御部93からのチャック解除指令に応じてワーク保持部17のチャック部材171、171が互いに離間してワークW1の保持を解除する。その一方、反転部4の反転保持部44が一対のチャック部材441、441を互いに近接させてフェースアップ姿勢のままワークW1を保持する。これにより、ワークW1は表面ステージ部1Fから反転部4に受け渡され、表面ステージ部1FはワークW1を保持しない空の状態となる。
ステップS27では、反転部4は受け取ったワークW1を反転保持駆動部43により180゜回転させてフェースアップ姿勢からフェースダウン姿勢に反転させる。これに続けて、駆動制御部93からの下降指令に基づいてアクチュエータ15がピストン(図示省略)を下方にさらに収縮して元の位置(搬入位置PAと同一高さ位置)に下降させる。
ステップS28では、駆動制御部93からの移動指令に基づいてステージ移動部21が表面ステージ部1Fを下方領域31から搬入位置PAに移動させるとともに空の裏面ステージ部1Bを撮像部3の下方領域31に移動させる。
ステップS29では、未検査の2番目のワークWが搬入位置PAに位置している表面ステージ部1Fに搬入され、ワーク保持部17によりフェースアップ姿勢で保持される。これと並行して、空の裏面ステージ部1Bが反転位置PDに位置決めされる。すなわち、駆動制御部93からの移動指令に基づいてアクチュエータ15がピストンを伸張させ、空のワーク保持部17とアライメント部16とを一体的に上昇させて反転位置PDに位置決めする。この位置決めに続いて反転部4は一対のチャック部材441、441を互いに離間させてワークW1の保持を解除する。これによって、フェースダウン姿勢のワークW1が反転部4から裏面ステージ部1Bのワーク保持部17に受渡される。それに続いて、ワーク保持部17のチャック部材171、171が互いに近接してワークW1を保持する。
ステップS30では、フェースダウン姿勢のワークW1を保持したままワーク保持部17とアライメント部16とが一体的に上昇してワーク保持部17に保持されるワークW1が裏面撮像位置PBbに位置決めされる。
ステップS31では、ステップS24と同様に、撮像部3に設けられた検査カメラ34の1台がワークW1の裏面Wbを撮像してアライメント画像を取得する。そして、当該アライメント画像に基づいて撮像部3に対するワークW1の位置ずれを検出し、その検出結果に応じてアライメント部16がワークW1をX方向、Y方向およびθ方向に移動させてワーク位置を補正する。
ステップS32では、撮像部3の検査照明部35が点灯するとともに検査カメラ34がアライメント補正されたワークW1の裏面Wbを撮像して裏面画像を取得する。そして、演算処理部91の検査部911が裏面画像に基づいてワークW1の裏面検査を行う。
ステップS33では、駆動制御部93からの下降指令に基づいてアクチュエータ15がピストン(図示省略)を下方に収縮して元の位置(搬入位置PAと同一高さ位置)に下降させる。
ステップS34では、駆動制御部93からの移動指令に基づいてステージ移動部21が裏面ステージ部1Bを撮像部3の下方領域31から搬出位置PCに移動させるとともに表面ステージ部1Fを下方領域31から搬入位置PAに移動させる。これによって、検査済のワークW1を保持する裏面ステージ部1Bが搬出位置PCに位置決めされる一方、2番目の未検査のワークW2が撮像部3の下方領域31に位置決めされる。
ステップS35では、検査済のワークW1が搬出位置PCから搬出される一方、ステップS23と同様にしてフェースアップ姿勢のワークW2を保持するワーク保持部17が表面撮像位置PBfに位置決めされる。
それに続いて、上記ステップS24〜S35が繰り返されて複数のワークWが順次検査される。
以上のように、第2実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。すなわち、1台の撮像部3によりワークWの表面画像および裏面画像を取得することができ、その結果、フットプリントおよび装置コストを低減させることができる。
また、フェースアップ姿勢およびフェースダウン姿勢のいずれにおいてもアライメント部16による位置補正を行った後で、撮像部3による撮像によって取得されたる表面画像および裏面画像に基づいてワークWの検査を行っている。このため、従来装置に比べ、より高い精度でワークWを検査することができる。
図11は本発明に係る検査装置の第3実施形態を示す図である。また、図12は図11に示す検査装置の電気的構成を示すブロック図である。第3実施形態では、円盤状の回転体5が上下方向Zと平行に延びる回転軸AXまわりに回転方向θに回転自在に設けられている。回転体5には、表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Ba、表面ステージ部1Fb、裏面ステージ部1Bbが回転軸AXから同一距離離れながら回転軸AXを中心に90゜間隔離れて取り付けられている。これらの表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Ba、表面ステージ部1Fb、裏面ステージ部1Bbはいずれの第2実施形態で採用されている表面ステージ部1Fおよび裏面ステージ部1Bと同一構成を有している。このため、各部のワーク保持部17でワークWを保持可能となっており、最大4個のワークWを同時に回転軸AXまわりに回転方向θに移動させることが可能となっている。
回転体5には回転移動部23がワーク搬送部2として接続され、制御部9の駆動制御部93から回転指令が与えられる毎に回転移動部23を回転軸AXまわりに90゜回転させる。これによりワーク保持部17に保持されている全ワークWが回転軸AXまわりに等角度間隔(90゜間隔)で回転方向θに搬送される。また、本実施形態では、搬入位置PA、撮像直下位置PB、搬出位置PCおよび反転部4の直下位置(図11中の符号PDa)は回転軸AXまわりに等角度間隔(90゜間隔)で設けられている。これにより、ワークWが互いに90゜間隔で設けられた搬入位置PA、撮像直下位置PB、搬出位置PCおよび反転部4の直下位置(図11中の符号PDa)に順次搬送されて位置決めされる。
これらのうち位置PB、PDaの上方には撮像部3および反転部4がそれぞれ配置されている。撮像部3は第2実施形態で採用しているものと同一である。表面ステージ部1Fa、1Fbによりフェースアップ姿勢のワークWを保持したワーク保持部17が上昇することでワークWの表面Wfを表面撮像位置PBfに位置決めした状態で撮像部3はワークWの表面Wfを撮像して表面画像を取得する。また、裏面ステージ部1Ba、1Bbによりフェースダウン姿勢のワークWを保持したワーク保持部17が上昇することでワークWの裏面Wbを裏面撮像位置PBbに位置決めした状態で撮像部3はワークWの裏面Wbを撮像して裏面画像を取得する。
また、反転部4は、表面ステージ部1Fa、1Fbのワーク保持部17が反転位置PDに位置決めた状態でフェースアップ姿勢のワークWを受け取り、当該ワークWを反転し、裏面ステージ部1Ba、1Bbのワーク保持部17が反転位置PDに位置決めた状態で反転後のワークWを当該ワーク保持部17に受け渡す。
図13および図14は図11に示す検査装置の主要部における動作フローを示す図である。これらの図では、「回転体」において回転体5が回転移動部23により90゜回転されるタイミングが示されるとともに当該回転後に表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Ba、表面ステージ部1Fb、裏面ステージ部1Bbの位置が「位置PA」、「位置PB」、「位置PC」、「位置PDa」に示されている。また、「位置PA」、「位置PB」、「位置PC」、「位置PDa」には、回転体5の回転が停止しているときの状況(本発明の「回転体の一時停止状況」に相当)が示されている。
第3実施形態における検査装置100の初期状態では、「位置PA」、「位置PB」、「位置PC」および「位置PDa」に表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Ba、表面ステージ部1Fbおよび裏面ステージ部1Bbがそれぞれ位置決めされている。
最初のステップS41で未検査の1番目のワークW1が搬入位置PAに位置している表面ステージ部1Faに搬入され、ワーク保持部17によりフェースアップ姿勢で保持される。
ステップS42では、駆動制御部93からの移動指令に基づいて回転移動部23が回転体5を回転方向θの90゜回転移動させる。これにより、表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Ba、表面ステージ部1Fbおよび裏面ステージ部1Bbは、それぞれ「位置PB」、「位置PC」、「位置PDa」および「位置PA」に移動して位置決めされる。これにより表面ステージ部1Faのワーク保持部17によりフェースアップ姿勢で保持されているワークW1は撮像部3の下方領域31に位置する。
ステップS43〜S45では、第2実施形態のステップS23〜S25と同様の工程を実行してワークW1の表面を撮像して表面検査を行う。
ステップS46では、駆動制御部93からの下降指令に基づいてアクチュエータ15がピストン(図示省略)を下方に収縮してワークW1をフェースアップ姿勢で保持するワーク保持部17を元の位置PBに戻す。
ステップS47では、駆動制御部93からの移動指令に基づいて回転移動部23が回転体5を回転方向θの90゜回転移動させる。これにより、表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Ba、表面ステージ部1Fbおよび裏面ステージ部1Bbは、それぞれ「位置PC」、「位置PDa」、「位置PA」および「位置PB」に移動して位置決めされる。
ステップS48では、未検査の2番目のワークW2が搬入位置PAに位置している表面ステージ部1Fbに搬入され、ワーク保持部17によりフェースアップ姿勢で保持される。
ステップS49では、駆動制御部93からの移動指令に基づいて回転移動部23が回転体5を回転方向θの90゜回転移動させる。これにより、表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Ba、表面ステージ部1Fbおよび裏面ステージ部1Bbは、それぞれ「位置PDa」、「位置PA」、「位置PB」および「位置PC」に移動して位置決めされる。これにより表面ステージ部1Faのワーク保持部17によりフェースアップ姿勢で保持されているワークW1、W2はそれぞれ反転部4および撮像部3の下方に位置する。そして、次の回転体5の回転まで回転体5は一時停止状況にあるが、表面ステージ部1Fa、1Fbは次のように動作して反転部4へのワークW1の受渡とワークW2の表面検査とを並行して行う。
ステップS50では、駆動制御部93からの上昇指令に基づいて表面ステージ部1Faのアクチュエータ15がピストン(図示省略)を上方に伸張してワークW1をフェースアップ姿勢で保持するワーク保持部17を反転位置PDに移動させて位置決めする。これに続いて、駆動制御部93からのチャック指令に応じて反転部4の反転保持部44が一対のチャック部材441、441を互いに近接させてフェースアップ姿勢のままワークW1を保持する。これにより、ワークW1は表面ステージ部1Faから反転部4に受け渡され、表面ステージ部1FaはワークW1を保持しない空の状態となる。
一方、表面ステージ部1Fbでは、駆動制御部93からの上昇指令に基づいてアクチュエータ15がピストン(図示省略)を上方に伸張してワークW2をフェースアップ姿勢で保持するワーク保持部17を表面撮像位置PBfに移動させて位置決めする。
ステップS51〜S52では、第2実施形態のステップS23〜S24と同様の工程を実行してワークW1の表面を撮像して表面検査を行う。
ステップS53では、駆動制御部93からの下降指令に基づいて表面ステージ部1Faのアクチュエータ15がピストン(図示省略)を下方に収縮して空状態となったワーク保持部17を元の位置PDaに戻す。一方、表面ステージ部1Fbにおいては、アクチュエータ15がピストン(図示省略)を下方に収縮してワークW1をフェースアップ姿勢で保持するワーク保持部17を元の位置PBに戻す。
ステップS54では、駆動制御部93からの移動指令に基づいて回転移動部23が回転体5を回転方向θの90゜回転移動させる。これにより、表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Ba、表面ステージ部1Fbおよび裏面ステージ部1Bbは、それぞれ「位置PA」、「位置PB」、「位置PC」および「位置PDa」に移動して位置決めされる。そして、次の回転体5の回転まで回転体5は一時停止状況にあるが、表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Bbおよび反転部4は次のように動作して未検査のワークW3の搬入、ワークW1の反転および反転ワークW1の裏面ステージ部1Bbへの受渡が並行して行われる。
ステップS55では、未検査の3番目のワークW3が搬入位置PAに位置している表面ステージ部1Faに搬入され、ワーク保持部17によりフェースアップ姿勢で保持される。また同時に、反転部4は受け取ったワークW1を反転保持駆動部43により180゜回転させてフェースアップ姿勢からフェースダウン姿勢に反転させる。
ステップS56では、駆動制御部93からの移動指令に基づいて裏面ステージ部1Bbのアクチュエータ15がピストン(図示省略)を伸張させ、ワーク保持部17とアライメント部16とを一体的に上昇させて反転位置PDに位置決めする。この位置決めに続いて反転部4は一対のチャック部材441、441を互いに離間させてワークW1の保持を解除する。これによって、フェースダウン姿勢のワークW1が反転部4から裏面ステージ部1Bbのワーク保持部17に受渡される。それに続いて、ワーク保持部17のチャック部材171、171が互いに近接してワークW1を保持する。
ステップS57では、裏面ステージ部1Bbのアクチュエータ15がピストン(図示省略)を下方に収縮してワークW1をフェースアップ姿勢で保持するワーク保持部17を元の位置PDaに戻す。
ステップS58では、駆動制御部93からの移動指令に基づいて回転移動部23が回転体5を回転方向θの90゜回転移動させる。これにより、表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Ba、表面ステージ部1Fbおよび裏面ステージ部1Bbは、それぞれ「位置PB」、「位置PC」、「位置PDa」および「位置PA」に移動して位置決めされる。そして、次の回転体5の回転まで回転体5は一時停止状況にあるが、表面ステージ部1Fa、1Fbおよび反転部4は次のように動作して未検査のワークW3の表面検査およびワークW2の反転部4への受渡が並行して行われる。
ステップS59〜S62では、未検査のワークW2の表面検査およびワークW1の反転部4への受渡で実行された処理(ステップS50〜S53)と同様の処理が実行される。なお、フェースダウン姿勢のワークW1を保持している裏面ステージ部1Bbは位置PAで待機している。
ステップS63では、駆動制御部93からの移動指令に基づいて回転移動部23が回転体5を回転方向θの90゜回転移動させる。これにより、表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Ba、表面ステージ部1Fbおよび裏面ステージ部1Bbは、それぞれ「位置PC」、「位置PDa」、「位置PA」および「位置PB」に移動して位置決めされる。そして、次の回転体5の回転まで回転体5は一時停止状況にあるが、表面ステージ部1Fb、裏面ステージ部1Ba、1Bbおよび反転部4は次のように動作して未検査のワークW4の搬入、ワークW1の裏面検査、ワークW2の反転および反転ワークW2の裏面ステージ部1Baへの受渡が並行して行われる。なお、ワークW1の裏面検査以外の処理については、未検査のワークW3の搬入、ワークW1の反転および反転ワークW1の裏面ステージ部1Bbへの受渡で実行された処理(ステップS55〜S57)と同様である。したがって、ワークW1の裏面検査に絞って説明する。
ステップS64では、駆動制御部93からの移動指令に基づいて裏面ステージ部1Bbのアクチュエータ15がピストン(図示省略)を伸張させる。これによって、フェースダウン姿勢のワークW1を保持したままワーク保持部17とアライメント部16とが一体的に上昇してワークW1を保持するワーク保持部17が裏面撮像位置PBbに位置決めされる。
ステップS65では、撮像部3に設けられた検査カメラ34の1台(本実施形態では表面撮像位置PBfの直上位置に設けられた検査カメラ34)がワークW1の裏面Wfを撮像してアライメント画像を取得する。そして、当該アライメント画像に基づいて撮像部3に対するワークW1の位置ずれを検出し、その検出結果に応じてアライメント部16がワークW1をX方向、Y方向およびθ方向に移動させてワーク位置を補正する。
ステップS66では、撮像部3の検査照明部35が点灯するとともに検査カメラ34がアライメント補正されたワークW1の裏面Wbを撮像して裏面画像を取得する。そして、演算処理部91の検査部911が裏面画像に基づいてワークW1の裏面検査を行う。
ステップS67では、駆動制御部93からの下降指令に基づいて裏面ステージ部1Bbのアクチュエータ15がピストン(図示省略)を下方に収縮してワークW1をフェースダウン姿勢で保持するワーク保持部17を元の位置PBに戻す。
ステップS68では、駆動制御部93からの移動指令に基づいて回転移動部23が回転体5を回転方向θの90゜回転移動させる。これにより、表面ステージ部1Fa、裏面ステージ部1Ba、表面ステージ部1Fbおよび裏面ステージ部1Bbは、それぞれ「位置PDa」、「位置PA」、「位置PB」および「位置PC」に移動して位置決めされる。そして、次の回転体5の回転まで回転体5は一時停止状況にあるが、表面ステージ部1Fb、裏面ステージ部1Ba、1Bbおよび反転部4は次のように動作して未検査のワークW4の表面検査、ワークW2の反転部4への受渡とともに検査済のワークW1の搬出が並行して行われる。
ステップS69では、検査済の1番目のワークW1が搬出位置PCに位置している裏面ステージ部1Bbから搬出される。これで1番目のワークW1に対する一連の検査が完了する。また、ステップS69〜S72により未検査のワークW4の表面検査およびワークW2の反転部4への受渡が実行されるが、未検査のワークW3の表面検査およびワークW1の反転部4への受渡(ステップS55〜S57)と同様にして行われる。
それに続いて、上記ステップS63〜S72が繰り返されて複数のワークWが順次検査される。
以上のように、第3実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。すなわち、1台の撮像部3によりワークWの表面画像および裏面画像を取得してワーク検査を行うことができる。その結果、フットプリントおよび装置コストを低減させることができる。
また、フェースアップ姿勢およびフェースダウン姿勢のいずれにおいてもアライメント部16による位置補正を行った後で、撮像部3による撮像によって取得されたる表面画像および裏面画像に基づいてワークWの検査を行っている。このため、従来装置に比べ、より高い精度でワークWを検査することができる。
また、第3実施形態では、回転体5を90゜単位で断続的に回転させ、一時停止中に複数の処理を並行して行っている。例えばステップS64〜S67の間に未検査のワークW4の搬入(本発明の状態(a)の一例に相当)、ワークW1の裏面検査(本発明の状態(e)の一例に相当)、ワークW2の反転および反転ワークW2の裏面ステージ部1Baへの受渡(本発明の状態(d)の一例に相当)を並存させている。また、ステップS69〜S72の間に未検査のワークW4の表面検査(本発明の状態(b)の一例に相当)、ワークW2の反転部4への受渡(本発明の状態(c)の一例に相当)とともに検査済のワークW1の搬出(本発明の状態(f)の一例に相当)を並存させている。第3実施形態では、3つのワークWに対する処理を並行して行っているため、第1実施形態および第2実施形態よりもスループットを向上させることができる。
上記したように第1実施形態および第2実施形態における支持部材226aおよびテーブル保持部材226bがそれぞれ本発明の「テーブル支持部」および「規制部」の一例に相当している。また、第2実施形態において表面ステージ部1Fに設けられるステージ13、アクチュエータ15、アライメント部16およびワーク保持部17がそれぞれ本発明の「表面ベース部」、「表面昇降部」、「表面アライメント部」および「表面ワーク保持部」の一例であり、裏面ステージ部1Bに設けられるステージ13、アクチュエータ15、アライメント部16およびワーク保持部17がそれぞれ本発明の「裏面ベース部」、「裏面昇降部」、「裏面アライメント部」および「裏面ワーク保持部」の一例である。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、表面撮像位置PBfと裏面撮像位置PBbとを一致させているが、ワークWの形状や大きさなどに応じて互いに相違させてもよい。
また、上記第2実施形態および第3実施形態では、表面ステージ部1F、1Fa、1Fbおよび裏面ステージ部1Ba、1Bbにアクチュエータ15を設けているが、撮像部3や反転部4が上下方向Zに移動可能である場合には、アクチュエータ15を省略してもよい。つまり、アクチュエータ15によりワークWを昇降させることで上下方向ZにおいてワークWを搬入位置および搬出位置と同じ高さ位置、表面撮像位置、裏面撮像位置および反転位置の間で移動させる代わりに、撮像部3や反転部4が上下方向Zに移動してもよい。
また、上記第3実施形態では、回転体5に対して2個の表面ステージ部1Fa、1Fbを取り付けているが、1個または3個以上取り付けてもよい。また、裏面ステージ部についても同様である。
この発明は、ワークの表面および裏面を検査する検査技術全般に適用することができる。
1B、1Ba、1Bb…裏面ステージ部
1F、1Fa、1Fb…表面ステージ部
2…ワーク搬送部
3…撮像部
4…反転部
5…回転体
13…ステージ
14B…裏面テーブル
14F…表面テーブル
15,222…アクチュエータ
16,225…アライメント部
17…ワーク保持部
21…ステージ移動部
22…テーブル移動部
23…回転移動部
31…下方領域
91…演算処理部
100…検査装置
226a…支持部材
226b…テーブル保持部材
911…検査部
AX…回転軸
PA…搬入位置
PB…撮像直下位置
PBb…裏面撮像位置
PBf…表面撮像位置
PC…搬出位置
PD…反転位置
θ…回転方向
W,W1,W2,W3,W4…ワーク
Wb…(ワークの)裏面
Wf…(ワークの)表面

Claims (14)

  1. ワークの表面および裏面を検査する検査装置であって、
    前記ワークを上方から撮像する撮像部と、
    表面を上方に向けたフェースアップ姿勢で前記ワークを保持可能な表面ステージ部と、
    裏面を上方に向けたフェースダウン姿勢で前記ワークを保持可能な裏面ステージ部と、
    前記撮像部の下方領域で前記ワークを反転させて前記フェースアップ姿勢から前記フェースダウン姿勢に切り替える反転部と、
    搬入位置で前記フェースアップ姿勢のワークを受け取って保持する前記表面ステージ部を前記下方領域に搬送して前記反転部に受渡し、前記フェースダウン姿勢の前記ワークを前記反転部から受け取って保持する前記裏面ステージ部を前記下方領域から搬出位置に搬送するワーク搬送部と、
    前記下方領域に前記ワークが位置する間に前記撮像部により取得される前記ワークの表面および裏面の画像に基づいて前記ワークを検査する検査部と、
    を備えることを特徴とする検査装置。
  2. 請求項1に記載の検査装置であって、
    前記表面ステージ部は前記フェースアップ姿勢で前記ワークを支持可能な表面テーブルを着脱自在に構成され、
    前記裏面ステージ部は前記フェースダウン姿勢で前記ワークを支持可能な裏面テーブルを着脱自在に構成され、
    前記ワーク搬送部は、
    前記表面ステージ部を前記搬入位置と前記下方領域との間で移動させるとともに前記裏面ステージ部を前記下方領域と前記搬出位置との間で移動させるステージ移動部と、
    前記表面ステージ部に対する前記表面テーブルの受渡および前記裏面ステージ部に対する前記裏面テーブルの受渡が可能なテーブル受渡部を前記下方領域で上下方向に移動させるテーブル移動部とを備え、
    前記テーブル移動部は、
    前記フェースアップ姿勢で前記ワークを支持する前記表面テーブルを前記表面ステージ部から受け取り、前記ワークを前記表面テーブルで支持したまま表面撮像位置に移動させた後に、前記ワークを前記反転部に渡して空となった前記表面テーブルを前記表面ステージ部に戻し、
    空の前記裏面テーブルを前記裏面ステージ部から受け取り、前記フェースダウン姿勢のワークを前記反転部から受け取った後に前記フェースダウン姿勢で前記ワークを支持する前記裏面テーブルを裏面撮像位置を経由して前記裏面ステージ部に戻す検査装置。
  3. 請求項2に記載の検査装置であって、
    前記テーブル移動部は、前記テーブル受渡部を保持するアライメント部と、前記アライメント部を昇降させるアライメント昇降部とを有し、前記アライメント昇降部により前記アライメント部および前記テーブル受渡部を一体的に昇降させて前記表面テーブルおよび前記裏面テーブルの受渡を行い、
    前記アライメント部は、前記アライメント昇降部に対して前記テーブル受渡部を移動させることで、前記テーブル受渡部が受け取っている前記表面テーブルおよび前記裏面テーブルの前記撮像部に対する相対位置を調整する検査装置。
  4. 請求項2または3に記載の検査装置であって、
    前記テーブル受渡部は、前記表面テーブルおよび前記裏面テーブルを下方から支持するテーブル支持部と、前記テーブル支持部に対する前記表面テーブルおよび前記裏面テーブルの移動を規制する規制部とを有する検査装置。
  5. 請求項4に記載の検査装置であって、
    前記規制部は、前記表面テーブルおよび前記裏面テーブルの受渡を行うときには前記規制を解除する検査装置。
  6. 請求項1に記載の検査装置であって、
    前記表面ステージ部は、前記搬入位置と前記下方領域との間で移動可能な表面ベース部と、前記表面ベース部に支持される表面アライメント部と、前記フェースアップ姿勢のワークの保持を可能に前記表面アライメント部に設けられる表面ワーク保持部とを有し、
    前記裏面ステージ部は、前記下方領域と前記搬出位置の間で移動可能な裏面ベース部と、前記裏面ベース部に支持される裏面アライメント部と、前記フェースダウン姿勢のワークの保持を可能に前記裏面アライメント部に設けられる裏面ワーク保持部とを有し、
    前記表面アライメント部は前記表面ベース部に対して前記表面ワーク保持部を移動させることで、前記表面ワーク保持部が受け取った前記ワークの前記撮像部に対する相対位置を調整し、
    前記裏面アライメント部は前記裏面ベース部に対して前記裏面ワーク保持部を移動させることで、前記裏面ワーク保持部が受け取った前記ワークの前記撮像部に対する相対位置を調整する検査装置。
  7. 請求項6に記載の検査装置であって、
    前記表面ステージ部は前記表面ベース部に固定された状態で前記表面アライメント部を前記表面ベース部に対して昇降可能に支持する表面昇降部を有し、前記表面昇降部により前記表面アライメント部および前記表面ワーク保持部を前記下方領域内で昇降させることで前記表面ワーク保持部に保持される前記ワークを表面撮像位置に移動させた後で前記反転部に渡し、
    前記裏面ステージ部は前記裏面ベース部に固定された状態で前記裏面アライメント部を前記裏面ベース部に対して昇降可能に支持する裏面昇降部を有し、前記裏面昇降部により前記裏面アライメント部および前記裏面ワーク保持部を前記下方領域内で昇降させることで前記反転部から前記フェースダウン姿勢のワークを受け取った後で裏面撮像位置に移動させる検査装置。
  8. 請求項2ないし5および7のいずれか一項に記載の検査装置であって、
    前記表面撮像位置および前記裏面撮像位置は上下方向において同一高さである検査装置。
  9. ワークの表面および裏面を検査する検査装置であって、
    撮像位置で前記ワークを上方から撮像する撮像部と、
    反転位置で前記ワークを反転させる反転部と、
    表面を上方に向けたフェースアップ姿勢で前記ワークを保持可能な表面ステージ部と、
    裏面を上方に向けたフェースダウン姿勢で前記ワークを保持可能な裏面ステージ部と、
    上下方向に平行な回転軸まわりに回転自在に設けられ、前記回転軸から同一距離離れながら互いに異なる位置に前記表面ステージ部および前記裏面ステージ部がそれぞれ取り付けられた回転体と、
    前記回転体を前記回転軸まわりに断続的に回転させて前記ワークを搬送するワーク搬送部と、
    検査部と、を備え、
    前記ワーク搬送部は、前記回転体の回転が停止しているときの状況を
    (a)前記表面ステージ部を搬入位置に位置させて前記フェースアップ姿勢のワークを受け取って保持させる状態と
    (b)前記フェースアップ姿勢のワークを保持する前記表面ステージ部を前記撮像位置に位置させて前記撮像部に前記ワークの表面を撮像させて表面画像を取得する状態と
    (c)前記表面画像が撮像された前記ワークを保持する前記表面ステージ部を前記反転位置に位置させて前記ワークを前記反転部に受渡して前記ワークの反転を準備させる状態と
    (d)前記裏面ステージ部を前記反転部に位置させて前記反転部により反転された前記フェースダウン姿勢のワークを前記裏面ステージ部に受け取らせる状態と
    (e)前記フェースダウン姿勢のワークを保持する前記裏面ステージ部を前記撮像位置に位置させて前記撮像部に前記ワークの裏面を撮像させて裏面画像を取得する状態と
    (f)前記裏面画像が撮像された前記ワークを保持する前記裏面ステージ部を搬出位置に位置させて前記ワークを前記裏面ステージ部から搬出させる状態と
    の間で切り替え、
    前記検査部は前記表面画像および前記裏面画像に基づいて前記ワークを検査する
    ことを特徴とする検査装置。
  10. 請求項9に記載の検査装置であって、
    前記搬入位置、前記撮像位置、前記搬出位置および前記反転位置はこれらの順序で前記回転軸を中心に90゜間隔離れて設けられ、
    前記回転体に対して前記表面ステージ部、前記裏面ステージ部、前記表面ステージ部および前記裏面ステージ部の合計4個がこれらの順序で前記回転軸を中心に90゜間隔離れて取り付けられ、
    前記ワーク搬送部は前記回転体を前記回転軸まわりに90゜単位で断続的に1.5周以上回転させている間に、上記状態(a)、上記状態(d)および上記状態(e)が並存する一時停止状況と、上記状態(b)、上記状態(c)および上記状態(f)が並存する一時停止状況とを作り出す検査装置。
  11. 撮像部が上方から撮像して取得する画像に基づいてワークを検査する検査方法であって、
    表面を上方に向けたフェースアップ姿勢の前記ワークを前記撮像部の下方領域に搬送する工程と、
    前記下方領域に位置する前記フェースアップ姿勢のワークを撮像して表面画像を取得する工程と、
    前記表面画像が取得された前記ワークを前記下方領域で反転させて前記ワークを前記フェースアップ姿勢からフェースダウン姿勢に切り替える工程と、
    前記下方領域に位置する前記フェースダウン姿勢のワークを撮像して裏面画像を取得する工程と、
    を備えることを特徴とする検査方法。
  12. 撮像位置でワークを上方から撮像する撮像部と、反転位置で前記ワークを反転させる反転部と、表面を上方に向けたフェースアップ姿勢で前記ワークを保持可能な表面ステージ部と、裏面を上方に向けたフェースダウン姿勢で前記ワークを保持可能な裏面ステージ部と、上下方向に平行な回転軸まわりに回転自在に設けられ、前記回転軸から同一距離離れながら互いに異なる位置に前記表面ステージ部および前記裏面ステージ部がそれぞれ取り付けられた回転体とを備える検査装置において前記撮像部により前記フェースアップ姿勢のワークおよび前記フェースダウン姿勢のワークをそれぞれ撮像して取得される表面画像および裏面画像に基づいて前記ワークを検査する検査方法であって、
    前記表面ステージ部が搬入位置に位置するように前記回転体を回転して位置決めし、前記フェースアップ姿勢のワークを前記表面ステージ部で受け取って保持させる工程と、
    前記フェースアップ姿勢のワークを保持する前記表面ステージ部が前記撮像位置に位置するように前記回転体を回転して位置決めし、前記撮像部により前記ワークの表面画像を取得する工程と、
    前記表面画像が撮像された前記ワークを保持する前記表面ステージ部が前記反転位置に位置するように前記回転体を回転して位置決めし、前記ワークを前記反転部に受渡して前記ワークの反転を準備する工程と、
    前記裏面ステージ部が前記反転部に位置するように前記回転体を回転して位置決めし、前記反転部により反転させて前記フェースダウン姿勢となった前記ワークを前記裏面ステージ部で受け取る工程と、
    前記フェースダウン姿勢のワークを保持する前記裏面ステージ部を前記撮像位置に位置するように前記回転体を回転して位置決めし、前記撮像部により前記ワークの裏面画像を取得する工程と、
    前記裏面画像が撮像された前記ワークを保持する前記裏面ステージ部を搬出位置に位置するように前記回転体を回転して位置決めし、前記ワークを前記裏面ステージ部から搬出する工程と、
    を備えることを特徴とする検査方法。
  13. 表面を上方に向けたフェースアップ姿勢で撮像部の下方領域に搬送されたワークを表面撮像位置で前記撮像部により撮像して前記ワークの表面画像を取得し、前記ワークを反転位置で反転部により反転させて前記ワークを裏面を上方に向けたフェースダウン姿勢に切り替えた後に裏面撮像位置で前記撮像部により撮像して前記ワークの裏面画像を取得するとともに前記表面画像および前記裏面画像に基づいて前記ワークを検査する、検査装置において前記ワークを前記表面撮像位置、前記反転位置および前記裏面撮像位置に搬送するワーク搬送装置であって、
    前記フェースアップ姿勢で前記ワークを支持可能な表面テーブルを着脱自在に保持する表面ステージ部を前記下方領域に移動させるとともに、前記フェースダウン姿勢で前記ワークを支持可能な裏面テーブルを着脱自在に保持する裏面ステージ部を前記下方領域に移動させるステージ移動部と、
    前記表面ステージ部に対する前記表面テーブルの受渡および前記裏面ステージ部に対する前記裏面テーブルの受渡が可能なテーブル受渡部を前記下方領域で上下方向に移動させるテーブル移動部とを備え、
    前記テーブル移動部は、
    前記フェースアップ姿勢で前記ワークを支持する前記表面テーブルを前記表面ステージ部から受け取り、前記ワークを前記表面テーブルで支持されたまま前記表面撮像位置に移動させた後で前記反転位置に移動させて前記ワークを前記反転部に受渡して空となった前記表面テーブルを前記表面ステージ部に戻し、
    空の前記裏面テーブルを前記裏面ステージ部から受け取り前記反転位置に移動させて前記フェースダウン姿勢のワークを前記反転部から受け取った後に前記フェースダウン姿勢で前記ワークを支持する前記裏面テーブルを前記裏面撮像位置を経由して前記裏面ステージ部に戻す
    ことを特徴とするワーク搬送装置。
  14. 請求項13に記載のワーク搬送装置であって、
    前記テーブル移動部は、前記テーブル受渡部を保持するアライメント部と、前記アライメント部を昇降させるアライメント昇降部とを有し、
    前記アライメント部は、前記アライメント昇降部に対して前記テーブル受渡部を移動させることで、前記テーブル受渡部が受け取っている前記表面テーブルおよび前記裏面テーブルの前記撮像部に対する相対位置を調整するワーク搬送装置。
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