JP2021148199A - 固定構造および機器 - Google Patents

固定構造および機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021148199A
JP2021148199A JP2020048752A JP2020048752A JP2021148199A JP 2021148199 A JP2021148199 A JP 2021148199A JP 2020048752 A JP2020048752 A JP 2020048752A JP 2020048752 A JP2020048752 A JP 2020048752A JP 2021148199 A JP2021148199 A JP 2021148199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supported
fixing
support
fixed
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020048752A
Other languages
English (en)
Inventor
倫明 吉田
Tomoaki Yoshida
倫明 吉田
一男 高野
Kazuo Takano
一男 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fujifilm Business Innovation Corp
Priority to JP2020048752A priority Critical patent/JP2021148199A/ja
Priority to US16/984,109 priority patent/US20210293263A1/en
Priority to CN202010917669.2A priority patent/CN113494506A/zh
Publication of JP2021148199A publication Critical patent/JP2021148199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • F16B5/06Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of clamps or clips
    • F16B5/0607Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of clamps or clips joining sheets or plates to each other
    • F16B5/0614Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of clamps or clips joining sheets or plates to each other in angled relationship
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B21/00Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings
    • F16B21/06Releasable fastening devices with snap-action
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B21/00Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings
    • F16B21/06Releasable fastening devices with snap-action
    • F16B21/065Releasable fastening devices with snap-action with an additional locking element

Abstract

【課題】機器の外観を形成するパネルを機器のフレームを構成する板金に支持させるにあたり、固定具の直動により、取り外し不能な強固な固定と取り外し容易な緩めた固定とに固定の強度を変化させる。【解決手段】支持構造40Aは、固定舌部24と、固定孔31と、固定具10Aとを有する。固定舌部24は片持ち梁形状に延びて弾性的に撓む。また、固定舌部24は鉤部24aを有する。固定具10Aは、矢印z1−z2方向に移動可能である。固定具10Aは、矢印z1の向きに移動すると停止部25aに突き当たり、鉤部24aが固定孔31に入り込んだまま固定舌部24の撓みが阻止されて、パネル20は取り外しが不能となる。一方、固定具10Aが矢印z2の向きに移動すると突当て部12がパネル20のうら面22に突き当たる。固定具10Aがこの位置にあるとき、パネル20を取り外すことができる。【選択図】図4

Description

本発明は、固定構造および機器に関する。
機器の筐体には、一般的に、様々な部材どうしを固定する固定構造が採用されている。ここで、機器の筐体を構成するパネルを固定する固定構造として、ネジ止めやスナップフィット等が採用されている。筐体を構成するパネルは、機器の外面を形成するため、デザイン上、ネジ止めを避ける傾向にある。一方、スナップフィットを採用すると、ネジ止めと比べ外観上は有利だが、取り外しのことを考慮すると強固に固定することができずに外れやすいという問題がある。そこで、普段の使用時には取り外さないもののメンテナンス等のために必要に応じて取り外す必要を生じるパネルなどを固定するにあたっては、例えば、他のパネルの下に隠れる部分でネジ止めし、ネジを外しても直ちには落下しないようにスナップフィットを併用するといった固定方法が採用されることがある。この場合、2種類の固定方法を併用する必要があり、また、最終的に外観を形成しない部分でネジ止めして、その上に別のパネルを重ねるなど、構造が複雑となる。また、ネジは外した時の管理が不十分だと紛失したりして、場合によっては、機器内部に入り込んで故障の原因となるなど問題を生じるおそれがある。
ここで、特許文献1には、固定対象の2つの部材のそれぞれに開けられた2つの孔に挿し込んで回転させることにより2つの部材を固定するクリップ体が開示されている。
実開平6−18706号公報
本発明は、被支持部を支持部に支持させるにあたり、固定部の直動により、取り外し不能な強固な固定と取り外し容易な緩めた固定とに固定の強度を変化させることができる固定構造、およびその固定構造を採用した機器を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、
被支持部の孔に少なくとも一部が挿し込まれた状態の2つの位置である第1位置と第2位置との間で挿抜方向に直動し、該第1位置および該第2位置に移動したときの各々で同一の向きへの更なる移動への抵抗を受け、該第1の位置では前記被支持部を前記支持部に分離不能に固定し、該第2の位置では、前記被支持部に支持された状態を保ちつつ、前記被支持部を前記支持部から分離ならしめる固定部を備えたことを特徴とする固定構造である。
請求項2に係る発明は、
前記被支持部を前記支持部に支持させる支持構造を有し、
前記固定部が、前記第1位置への移動で前記支持構造を前記被支持部の前記支持部からの分離を不能な状態とし、前記第2位置への移動で前記支持構造を前記被支持部の前記支持部からの分離を可能な状態とすることを特徴とする請求項1に記載の固定構造である。
請求項3に係る発明は、
前記被支持部が、第1面と第2面とを有し前記孔が該第1面と該第2面とに貫通した孔であって、
前記支持部が、前記被支持部の前記第2面側に配置され、
前記固定部が、前記被支持部の前記第2面に突き当て可能な突当て部を有し、
前記第2位置が、前記突当て部が前記第2面に突き当てられた位置であり、
前記第1位置が、前記第2位置よりも、前記固定部が前記第1面から前記第2面に向かう方向に移動した位置であり、
前記被支持部または前記支持部が、前記第1位置まで移動した固定部を該第1位置に停止させる停止部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の固定構造である。
請求項4に係る発明は、前記固定部が、前記孔への挿し込みの向きに片持ち梁形状に延び前記突当て部が形成された複数の腕部を有し、前記孔に前記第1面側から該腕部を撓ませて挿入することが可能であることを特徴とする請求項3に記載の固定構造である。
請求項5に係る発明は、前記固定部が、前記第2面側からのみ前記孔へ挿入可能であることを特徴とする請求項3に記載の固定構造である。
請求項6に係る発明は、
前記支持構造が、前記被支持部に形成または固定された、片持ち梁形状に延びて可撓性を有し挿抜方向とは交わる向きに突き出た第1鉤部が形成された第1部分と、前記支持部に形成または固定された、前記第1鉤部に支持される第2部分とを有し、
前記固定部が、前記第1位置への移動で、前記第1鉤部の、前記第2部分からの支持解除を阻止し、前記第2位置への移動で、前記第1鉤部の、前記第2部分からの支持解除を許容することを特徴とする請求項2から5のうちのいずれか1項に記載の固定構造である。
請求項7に係る発明は、前記第2部分が、前記支持部に形成された孔、窪み、切欠き、端面、または折曲げ部からなることを特徴とする請求項6に記載の固定構造である。
請求項8に係る発明は、
前記支持構造が、前記支持部に形成または固定された、片持ち梁形状に延びて可撓性を有し挿抜方向とは交わる向きに突き出た第2鉤部が形成された第3部分と、前記被支持部に形成または固定された、前記第2鉤部に支持される第4部分とを有し、
前記固定部が、前記第1位置への移動で、前記第2鉤部の、前記第4部分からの支持解除を阻止し、前記第2位置への移動で、前記第2鉤部の、前記第4部分からの支持解除を許容することを特徴とする請求項2から5のうちのいずれか1項に記載の固定構造である。
請求項9に係る発明は、前記第4部分が、前記被支持部に形成された孔、窪み、切欠き、端面、または折曲げ部からなることを特徴とする請求項8に記載の固定構造である。
請求項10に係る発明は、前記固定部が、前記第1面と同じ向きを向いた端面近傍に、該固定部を前記第2位置に向けて移動させる際に指、爪または工具を引っ掛ける引掛部を有することを特徴とする請求項3から9のうちのいずれか1項に記載の固定構造である。
請求項11に係る発明は、
前記固定部が前記第1位置にあるときに、該固定部の、前記第1面と同じ向きを向いた端面が、前記第1面を含む外面の一部を成し、
前記被支持部が、前記固定部が前記第1位置にあるときの前記引掛部につながる指、爪または工具の通路を有することを特徴とする請求項10に記載の固定構造である。
請求項12に係る発明は、
前記被支持部が、第1面と第2面とを有し前記孔が該第1面と該第2面とに貫通した孔であって、
前記支持部が、前記被支持部の前記第2面側に配置され、
前記固定部が、前記被支持部の前記第2面に突き当て可能な突当て部を有し、
前記第1位置が、前記突当て部が前記第2面に突き当てられた位置であり、
前記第2位置が、前記第1位置よりも、前記固定部が前記第1面から前記第2面に向かう方向に移動した位置であり、
前記被支持部または前記支持部が、前記第2位置まで移動した前記固定部を該第2位置に停止させる停止部を有することを特徴とする請求項2に記載の固定構造。
請求項13に係る発明は、前記支持構造が、前記被支持部および前記支持部の各々が備える第5部分および第6部分と、前記固定部が備える、前記第5部分と前記第6部分とを支持する第7部分とで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の固定構造である。
請求項14に係る発明は、
前記固定部が、前記第7部分を挿抜方向に移動自在に支持するとともに、少なくとも前記第1位置にあるときに挿抜方向に対し交わる方向に該第7部分を突き出させる基部を有し、
前記基部が、前記第1位置にあるときに前記第7部分を引き込み不能に突き出させて前記第5部分と前記第6部分を互いの分離が不能な状態に支持し、前記第2位置にあるときに、前記第1位置にあるときと比べ突き出しの強制を緩めて前記第5部分と前記第6部分の支持を解除しもしくは互いの分離が可能な状態にまで支持を緩めることを特徴とする請求項13に記載の固定構造である。
請求項15に係る発明は、
孔を有する被支持部を支持部に支持させる支持構造と、
前記孔に挿し込まれて直動し、少なくとも一部が挿し込まれた状態の2つの位置である第1位置と第2位置のうちの該第1位置への移動で前記支持構造を前記被支持部の前記支持部からの分離を不能な状態とし、前記第2位置への移動で、前記支持構造を、前記被支持部を前記支持部から分離させた状態としまたは分離可能な状態とする固定部とを備えたことを特徴とする固定構造である。
請求項16に係る発明は、請求項1から15のうちのいずれか1項に記載の固定構造を備え、前記被支持部の前記第1面が筐体の外面の一部を成すことを特徴とする機器である。
請求項17に係る発明は、前記第1位置にある前記固定部の前記第1面側の端面が、該第1面とともに筐体の外面の一部を成すことを特徴とする請求項16に記載の機器である。
請求項1および2に係る固定構造によれば、取り外し不能な強固な固定と取り外し容易な緩めた固定とに固定の強度を変化させ、さらに、固定部を被支持部に支持させたまま被支持部を取り外すことができる。
請求項3および請求項12に係る固定構造によれば、突当て部が設けられていない固定部を採用した場合と比べ、被支持部を支持部から取り外すにあたり、固定部を被支持部に支持させたまま取り外しやすい。
請求項4に係る固定構造によれば、第2面側からのみ孔へ挿入可能である固定部を採用した場合と比べ、組み立てが容易である。
請求項5に係る固定構造によれば、第1面側から挿入可能な固定部よりも、固定部の孔に挿し込まれる部分に寸法および孔の寸法を小さくできる。
請求項6、7、8、および9に係る固定構造によれば、従来のスナップフィットの技術を踏襲して固定の強度を変化させることができる。
請求項10に係る固定構造によれば、引掛部のない固定部と比べ、固定部の引き出しが容易となる。
請求項11に係る固定構造および請求項17に係る機器によれば、第1位置にある固定部が孔から突き出ていたり孔に引っ込んでいる場合と比べ、デザイン上良好な外面となる。
請求項13および14の固定構造によれば、被支持部が支持部に、固定部が存在して初めて固定される構造を採用することもできる。
請求項15に係る固定構造および請求項16に係る機器によれば、取り外し不能な強固な固定と取り外し容易な緩めた固定とに固定の強度を変化させることができる。
本発明の第1実施形態としての固定構造を示した斜視図である。 固定具の拡大斜視図である。 図2に示した固定具を使った支持構造を示した模式断面図である。 図2に示した固定具を使った支持構造を示した模式断面図である。 第2実施形態の支持構造を示した斜視図である。 第2実施形態の支持構造の模式断面図である。 第2実施形態の支持構造を示した斜視図である。 第2実施形態の支持構造の模式断面図である。 第3実施形態の支持構造を示した断面模式図である。 第3実施形態の支持構造を示した断面模式図である。 第4実施形態の支持構造を示した断面模式図である。 第4実施形態の支持構造を示した断面模式図である。 図11に示す矢印Z−Zに沿う、固定具の断面図である。 第5実施形態の支持構造を示した断面模式図である。 第5実施形態の支持構造を示した断面模式図である。 第5実施形態の支持構造を構成する固定具の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態としての固定構造を示した斜視図である。
この図1には、固定具10Aと、パネル20と、板金30とが示されている。
板金30は、不図示の機器のフレームの一部を構成している部品である。また、パネル20は、板金30に固定されて機器の外面を形成する部品である。固定具10Aは、パネル20を板金30に固定する部品である。ここで、固定具10Aは、本発明にいう固定部の一例に相当する。また、パネル20および板金30は、本発明にいう、それぞれ被支持部および支持部の各一例に相当する。
パネル20は、おもて面21とうら面22を有し、おもて面21とうら面22とに貫通する孔23が形成されている。固定具10Aは、おもて面21側から、その孔23に挿し込まれ、パネル20を、パネル20のうら面22側に配置された板金30に固定する。固定具10Aは、少なくともその一部が孔23に挿し込まれている範囲内において、板金30からパネル20を取り外すことが不能となるように強固に固定する第1位置と、板金30からパネル20を取り外すことが可能な第2位置との間でスライドする。そして、パネル20を板金30から取り外したとき、固定具10Aは、パネル20に支持されたまま、板金30から一緒に取り外される。
図2は、固定具の拡大斜視図である。
この固定具10Aは、図1に示した孔23への挿し込みの向きに片持ち梁形状に延びる2つの腕部11を有する。また、この固定具10Aには、腕部11の先端部分に、突当て部12が形成されている。この突当て部12の側面12aは先細りとなる向きの斜面となっている。このため、この固定具10Eをパネル20の孔23に挿し込む際にはその側面12aが孔23の縁に当たり、固定具10Aが押し込まれると2つの腕部11が互いに近づく向きに撓んで孔23を通過する。この突当て部12がパネル20のうら面22を通過すると、2つの腕部11の撓みが解消され、この固定具10Aをパネル20から引き抜こうとすると、突当て部12がパネル20のうら面22に突き当たり、固定具10Aはパネル20に支持されたままとなる。ただし、2つの腕部11を意識的に内向きに撓ませれば、固定具10Aをパネル20から引き抜くことも可能である。
図3および図4は、図2に示した固定具を使った支持構造を示した模式断面図である。ここで、図3は、固定具10Aを、パネル20を板金30に分離不能に強固に固定する第1位置に移動させた状態を示した図である。一方、図4は、パネル20を板金30から取り外すことができる第2位置に移動させた状態を示した図である。
これら図3、図4に示す支持構造40Aは、本発明にいう支持構造の第1実施形態に相当し、パネル20に設けられている固定舌部24と、板金30に形成されている固定孔31と、図2に示した固定具10Aとで構成されている。固定舌部24は片持ち梁形状に矢印z1の向きに延び先端部に上向きに膨出した鉤部24aが形成されている。この鉤部24は、固定孔31に挿し込まれてパネル20を板金30に固定する。パネル20には、固定具10Aを移動可能に載せる台部25が設けられている。固定舌部24と台部25との間には、固定具10Aを挿し込むことができるだけの間隔が空いていて、そこに固定具10Aが挿し込まれる。台部25の先端には、鉤状に立ち上がった停止部25aが設けられている。固定具10Aが孔23から矢印z1の向きに最大限挿し込まれると、固定具10Aが停止部25aに突き当たり、それ以上は固定具10Aを挿し込むことができない。固定具10Aが停止部25aに突き当たった位置にあるとき、固定具10Aの後端面13はパネル21のおもて面21と面一となっていて、機器の外面の一部を形成している。固定具10Aが停止部25aに突き当たった位置にあるときは、固定舌部24の撓みが抑えられていて、鉤部24aが固定孔31に入り込んだまま、そこから抜け出ることができない状態となっている。すなわち、固定具10Aの、この図3に示す位置が、パネル20を板金30に分離不能に強固に固定する第1位置である。固定具10Aがこの第1位置にあるとき、固定具10Aは固定舌部24からの力を受け、意識的に引き抜こうとしない限り、その第1位置に留まっている。
なお、板金30に形成されている固定孔31は、鉤部24aと干渉してパネル20を板金30に固定する構造であればよく、例えば、窪み、切欠き、端面、あるいは折り曲げ部等であってもよい。
この固定具10Aには、上向きに突き出た、工具(不図示)を引っ掛ける引掛部14が設けられている。また、パネル20には、孔23の上部に、図3に示す第1位置にある固定具10Aの引掛部14に向かう工具の通路を形成する斜面26が形成されている。そして、図3に示す第1位置にある固定具10Aの引掛部14に工具を引っ掛けて、固定具10Aを矢印z2の向きに引き出す。なお、引掛部14は、工具を使わずに指もしくは爪を引っ掛ける構造としてもよい。
固定具10Aが矢印z2の向きに最大限引き出されると、突当て部12がパネル20の、孔23の周りのうら面22に突き当たり、それ以上は固定具10Aを引き出すことはできない。固定具10Aがこの図4に示す位置にあるときは、固定舌部24は撓むことができ、パネル20を取り外そうとして力を加えると、鉤部24aが固定孔31から外れ、パネル20が板金30から取り外される。このとき固定具10Aは孔23に挟まれた状態にパネル20に支持されたままとなっている。
ここで、図3、図4に示す支持構造において、固定舌部24は、本発明にいう第1部分の一例に相当し、固定孔31は、本発明にいう第2部分の一例に相当する。
図5は、第2実施形態の支持構造を示した斜視図である。
また、図6は、第2実施形態の支持構造の模式断面図である。
さらに、図7は、図5と同様、第2実施形態の支持構造を示した斜視図である。
また、図8は、図6と同様、第2実施形態の支持構造の模式断面図である。
これら図5〜図8に示す第2実施形態の支持構造には、本発明の第2実施形態の固定具10Bが備えられている。
ここで、図5、図6は、固定具10Bが、パネル20を板金30から取り外すことが不能な第1位置にある状態を示している。これに対し、図7、図8は、固定具10Bが、パネル20を板金30から取り外すことが可能な第2位置にある状態を示している。
これら図5〜図8に示す第2実施形態では、分かり易さのため、上述の第1実施形態において符号を付して示した要素と対応する要素には、形状等の相違があっても、第1実施形態と同じ符号を付して示す。第3実施形態以降の各実施形態においても、同様である。
この第2実施形態の支持構造40Bは、図6に示すように、パネル20に設けられた固定舌部24と、板金30に設けられた固定曲げ部32と、固定具10Bとを有する。
この第2実施形態の固定具10Bは、第1実施形態の固定部10Aと同様、図5に示すように左右に並んだ2つの腕部11を有し、それらの腕部11は、左右方向には撓むことができる。ただし、この固定部10Bは上下方向には撓むことはできない。ここで、図8を参照すると、この固定具10Bの、パネル20のうら面22に突き当たる突き出し部12は、上下に突き出た段部として設けられている。このため、この固定具10Bは、パネル20の孔23に、パネル20のおもて面21側から挿し込むことはできない。この第2実施形態の固定具10Bは、パネル20のうら面22側から孔23に挿し込まれる。
固定具10Bをパネル20のうら面22側から孔23に挿し込む構造とすることによって、第1実施形態の固定部10Aと比べ、小さな孔23とし、固定具10Bの後端面13の寸法を小さくして、パネル20のおもて面21側から見たときのデザイン性を向上させることができる。
ここで、図5に示すように、パネル20の固定舌部24には、その左右両側に突当て受け部24bが設けられている。一方、固定具10Bの左右両側には、突当て受け部24bに突き当たる突当て壁部15が設けられている。その突当て壁部15には斜面15aが形成されている。固定具10Bを、パネル20の孔23に挿し込むときは、その斜面15aによりパネル20の固定舌部24が持ち上げられる向きに弾性変形して、突当て壁部15が固定舌部24をパネル20側に乗り越える。乗り越えた後は、図5に示すように、固定舌部24の突当て受け部24bが突当て壁部15と干渉する高さに位置する。そして、固定具10Bが、図5、図6に示す、固定具10Bが孔23内に最大限挿し込まれた位置に移動すると、突当て壁部15が突当て受け部24bに突き当たり、それ以上は挿し込まれない状態となる。固定具10Bがこの最大限挿し込まれた位置に移動すると、第1実施形態の固定具10Aと同様、固定具10Bの後端面13がパネル21のおもて面21と面一となり、機器の外面の一部を形成する。
ここで、板金30の固定曲げ部32には固定舌部24の鉤部24aが引っ掛り、かつ、固定具10Bが図5、図6に示す最大限挿し込まれた位置に移動しているときには、固定舌部24は撓むことが阻止されている。これにより、パネル20は、板金30に、取り外し不能に固定される。すなわち、この第2実施形態においても、固定具10Bを最大限に挿し込んだ位置が、本発明にいう第1位置に相当する。
また、この第2実施形態における、パネル20に設けられた、固定具10Bを移動可能に載せる台部25には、左右両側が立ち上がる壁部25bが設けられていて、それらの壁部25bには内向きに開いた窪み部25cが形成されている。一方、固定具10Bの左右の腕部11には、外向きに膨出した膨出部16が形成されている。固定具10Bが図5、図6に示す最大限挿し込まれた位置に移動すると膨出部16が窪み部25cに入り込み、固定具10Bがその位置から不用意に移動することが阻止される。
さらに、この台部25には、その左右に、固定具10Bの移動を案内する案内溝25dが形成されている。これに対応して、固定具10Bには、外向きに突き出て案内溝25dに入り込んだ案内受け部17が形成されている。固定具10Bが移動するときは、案内受け部17が案内溝25dに案内されて、図6に示す矢印z1,z2の方向に円滑に移動することができる。
この固定具10Bの、工具を引っ掛ける引掛部14は、溝形状を有する。パネル20には、孔23の上部に、固定具10Bの引掛部14につながる工具の通路を形成する斜面26が形成されている。固定具10Bが、図5、図6に示す位置にあるときに、その斜面26に沿って工具を引掛部14に引っ掛けて固定具10Bを矢印z2の向きに引き出す。
図7、図8には、固定具10Bが矢印z2の向きに最大限引き出された状態の支持構造40Bが示されている。固定具10Bが矢印z2の向きに最大限引き出されると、固定具10Bの上下に設けられた突当て部12がパネル20のうら面22に突き当たる。突当て部12がパネル20のうら面22に突き当たるまで固定具10Bが引き出されると、固定舌部24が撓むことができ、パネル20を取り外そうとして力を加えると、鉤部24aが固定曲げ部32から外れ、パネル20が板金30から取り外される。このとき固定具10Bは、孔23に挟まれてパネル20に支持されたままとなっている。
ここで、図6、図8に示す支持構造40Bにおいて、固定舌部24が、本発明にいう第1部分の一例に相当し、固定曲げ部32が、本発明にいう第2部分の一例に相当する。
図9および図10は、第3実施形態の支持構造を示した断面模式図である。
この第3実施形態の支持構造40Cは、パネル20に設けられた固定孔27と、板金30に設けられた固定舌部33と、固定具10Cとを備えている。
固定具10Cは、図2に示した第1実施形態の固定具10Aと同一形状のものである。
板金30に設けられた固定舌部33は可撓性を有し、矢印z1−z2で示す挿抜方向とは交わる上向き突き出た鉤部33aと、下向きに突き出た被押さえ部33bが形成されている。鉤部33aは、固定孔27に入り込む。また、被押さえ部33bは、固定具10Cの腕部11(図2参照)により、下から押さえられる。
固定具10Cが、図9に示す、矢印z1の向きに最大限移動した位置にあるときには、被押さえ部33bが固定具10Cにより押さえられ、鉤部33aが固定孔27内に入り込んだままとなり、パネル20が板金30に取り外し不能に固定された状態となる。一方、この固定具10Cが、図10に示す、矢印z2の向きに最大限移動した位置にあるときは、固定舌部33が撓むことができ、パネル20を取り外そうとして力を加えると、鉤部33aが固定孔27から外れ、パネル20が板金30から取り外される。このとき固定具10Cは孔23に挟まれパネル20に支持されたままとなっている。
ここで、この第3実施形態の支持構造40Cにおいて、固定舌部33が、本発明にいう第3部分の一例に相当し、鉤部33aが本発明にいう第2鉤部の一例に相当する。また、固定孔27が、本発明にいう第4部分の一例に相当する。ここで、この第4部分は、固定孔27に限られるものではなく、例えば、窪み、切欠き、端面、または折曲げ部等、鉤部33aと干渉してパネル20を固定する構造であればよい。
図11および図12は、第4実施形態の支持構造を示した断面模式図である。
この第4実施形態の支持構造40Dは、パネル20に設けられた、弾性的に撓む固定舌部28と、板金30に設けられた固定孔34と、固定具10Dとを備えている。
固定具10Dには、パネル20のうら面22に突き当たる、上に突き出た段部としての突き出し部12が設けられている。このため、この固定具10Dは、パネル20の孔23に、パネル20のおもて面21側から挿し込むことはできない。この第4実施形態の固定具10Bは、前述の第2実施形態の固定具10Bと同様、パネル20のうら面22側から孔23に挿し込まれる。また、この固定具10Bには、上下に貫通した孔18が形成されている。
図13は、図11に示す矢印Z−Zに沿う、固定具の断面図である。
孔18は、左右の中央に空いており、その孔18の左右には、壁19が存在する。なお、この孔18に代えて、上部が窪んだ窪み部であってもよい。
図11、図12に戻って説明を続ける。
この第4実施形態の支持構造40を構成している固定舌部28の幅(図11、図12の紙面に垂直な方向の寸法)は、固定具10Dの孔18に入り込む幅に形成されている。そして、この固定舌部28には、上向きに突き出て固定孔28に入り込む鉤部28aと、下向きに突き出て固定具10Dにより押し上げられる被押上げ部28bが形成されている。
固定具10Dは、図11に示す、矢印z2の向きに最大限移動した位置と、図12に示す、パネル20の孔23内にさらに押し込まれて矢印z1の向きに最大限に移動した位置との間で移動する。図11に示した、矢印z2の向きに最大限移動した位置では、固定具10Dは、被押さえ部28bを押し上げて固定舌部28を弾性変形させた状態で、その鉤部28aを固定孔34に挿し込んでいる。この状態では、パネル20を板金30から取り外すことができず、パネル20は板金30に強固に固定されている。したがって、この第4実施形態の支持構造40Dの場合、固定具10Dの、図11に示す位置が、本発明にいう第1位置の一例に相当する。
ここで、パネル20を板金30から取り外すにあたっては、固定具10Dは、図12に示すように、矢印z1の向きに押し込まれる。すると、固定舌部28が弾性変形から解放されて被押さえ部28bが固定具10Dの孔18に入り込む。このように、固定具10Dを図12に示す押し込んだ位置に移動させてからパネル20を取り外そうとして力を加えると、鉤部28aが固定孔34から外れ、パネル20が板金30から取り外される。このとき固定具10Dは、台部25と、被押さえ部28bが孔18に入り込んだ状態の固定舌部28とに挟まれて、パネル20に支持されたままとなっている。
この第4実施形態の支持構造40Dの場合、これまでの第1〜第3実施形態の支持構造40A〜40Cとは異なり、図11に示した位置よりも矢印z1の向きに押し込まれた、図12に示す位置が、本発明にいう第2位置の一例に相当する。
固定具10Dについて、さらに説明を続ける。
固定具10Dには、その後端部に帯状部51が形成されている。この帯状部は、その下端部が、この固定具10Dの、帯状部51を除く本体部50に繋がり、図11に示す状態では本体部50の後端面に沿って立ち上がり、上端部51aが、パネル20の斜面26と孔23との間に形成された窪み部29に挿し込まれている。そして、この帯状部51の、本体部50側を向いた面とは逆向きの面が、この固定具10Dの、パネル20のおもて面21と面一の後端面13を成している。
図11に示す位置にある固定具10Dを、矢印z1の向きに押し込むにあたっては、斜面26を利用して、帯状部51の上端部51aを、爪や工具を使って図12に示す形状となるように引き出す。そして、本体部50を矢印z1の向きに押し込む。一方、図12に示す位置にある固定具10Dを矢印z2に示す向きに引き出すにあたっては、帯状部51を爪あるいは指で摘まみ、あるいは工具を使って、矢印z2の向きに引き出す。そして、突当て部12がパネル20のうら面22に突き当たるまで引き出したら、帯状部51の上端部51aをパネル20の窪み部29に挿し込んで、帯状部51を図11に示す姿勢に整える。
ここで、帯状部51が図11に示す姿勢にあるときに、例えば固定具10Dに不用意に何かが当たって矢印z1の向きに押し込まれる向きの力が働いても、帯状部51の上端部51aがパネル20の窪み部29の底に突き当たり、押し込みが阻止される。
このように、本発明にいう第1位置と第2位置は、どちらが矢印z1の向きに移動した位置、あるいはどちらが矢印z2の向きに移動した位置であってもよい。
図14および図15は、第5実施形態の支持構造を示した断面模式図である。
また、図16は、第5実施形態の支持構造を構成する固定具の、図14に示した矢印X−Xに沿う断面図(A)および図15に示した矢印Y−Yに沿う断面図(B)である。
図14、図15には、パネル20に形成された固定孔27と、その固定孔27と連通する、板金30に形成された固定孔34が示されている。この第5実施形態の支持構造40Eは、これら双方の固定孔27,34と、固定具10Eとを有する。
固定具10Eには、固定ピン52が備えられている。また、この固定具10Eには、互いに平行に矢印z1−z2方向に延びる2つの腕部11が設けられている。これらの腕部11は、図2に示した固定具10Aと同様、片持ち梁形状に延びている。固定ピン52は、本体部50の腕部11を左右に広げるように弾性変形させて、ピン支持部53と張出し部54とに挟まれた状態に配置される。ここで、この固定具10Eの場合、腕部11は、図2に示した固定具10Aと比べ、さらに矢印z2側にまで延びている。その理由は後述する。
固定ピン52は、図14に示すように、双方の固定孔27,34に挿し込まれる。この固定ピン52は、固定具10Eの本体部50に形成されたピン支持部53の上に、矢印z1−z2の方向に移動可能に支持されている。このピン支持部53は、その途中位置に、矢印z1の向きに下り坂となった斜面53aが形成され、その斜面53aの矢印z1側に平坦部53bが形成されている。また、このピン支持部53の、斜面53aの矢印z2側にも平坦部53cが形成されている、この矢印z2側の平坦部53cは、矢印z1側の平坦部53bよりも高い位置にある。
また、この固定具10Eは、ピン支持部53との間に間隔を空けてピン支持部53の上に張り出した張出し部54が形成されている。ピン支持部53と張出し部54との間隔は、平坦部53c、斜面53a、および平坦部53bの全域にわたって一定間隔となっている。図16に示すように、固定ピン52は、断面矩形の台座部52aを有し、その台座部52aがピン支持部53と張出し部54との間に挟まれている。このため、固定具10Eが図14の位置にあると、固定ピン52が2つの固定孔27,34に挿し込まれて、て、パネル20を板金30に取り外し不能に固定する。
この図14の位置にある固定具10Eを矢印z2側に、図15に示す位置まで引き出す。すると、固定ピン52は、ピン支持部53と張出し部54とに挟まれたまま、本体部50に対し相対的に矢印z1の向きに移動する。そして、固定ピン52の台座部52aがピン支持部53と張出し部54とに挟まれているため、この矢印z1の向きへの移動に伴って高さ位置を下げ、固定孔27,34から抜ける。これにより、パネル20を板金30から取り外すことが可能となる。
ここで、この固定具10Eには、矢印z1−z2で示す長手方向の中間位置に、パネル20のうら面22に突き当たる突当て部12が設けられている。この突当て部12自体の形状は図2と同様であり、先細りの斜面に形成された側面を有する。
この固定具10Eにも互いに平行に矢印z1−z2方向に延びる2つの腕部11が設けられている。この固定具10Eの腕部11は、図2に示した固定具10Aの腕部11よりも、固定具10Eの後端面13側にまで延びている。そして、矢印z1側の端部の肉厚を厚くし、突当て部12が設けられた中央部分の肉厚を薄くするなどの工夫により、中央部分が撓む構造となっている。この固定具10Eは、パネル20の孔23に、そのパネル20のおもて面21側から挿し込まれる。この挿し込みにあたっては、先ずは、固定ピン52を本体部50に対し矢印z1の向きに移動させて固定ピン52の高さ位置を下げる。そして、この固定具10Eをパネル20の孔23に挿し込む。突当て部12がパネル20の孔23の縁に触れると、2つの腕部11が互いに近づく向きに撓み、これにより、突当て部12がパネル20の孔23を乗り越えることができる。乗り越えた後は、腕部11の形状が元に戻り、固定具11Eを矢印z2の向きに引き抜こうとすると、突当て部12がパネル20のうら面22に突き当たる。したがって、パネル20を板金30から取外したとき、固定具10Eがパネル20と分離することが防止される。
ここで、この第5実施形態の支持構造40Eにおいて、パネル20の固定孔27および板金30の固定孔34は、本発明にいう、それぞれ第5部分および第6部分の各一例に相当し、固定ピン52が、本発明にいう第7部分の一例に相当する。さらに、固定具10Eの本体部50が、本発明にいう固定部の基部に一例に相当する。
以上の各実施形態によれば、パネル20を板金30に固定するにあたり、取り外し不能な強固な固定と取り外し容易な緩めた固定とに固定の強度を変化させることができる。また、以上の各実施形態によれば、固定具をパネル20に支持させたままパネル20を取り外すことができる。
10A,10B,10C,10D,10E 固定具
11 腕部
12 突当て部
12a 突当て部の側面
13 固定具の後端面
14 引掛部
15 突当て壁部
16 膨出部
17 案内受け部
18 孔
19 壁
20 パネル
21 おもて面
22 うら面
23 孔
24 固定舌部
24a 鉤部
25 台部
25a 停止部
25b 壁部
25c 窪み部
25d 案内溝
26 斜面
27 固定孔
28 固定舌部
28a 鉤部
28b 被押さえ部
29 窪み部
30 板金
31 固定孔
32 固定曲げ部
33 固定舌部
33a 鉤部
33b 被押さえ部
34 固定孔
40A,40B,40C,40D,40E 支持構造
50 本体部
51 帯状部
51a 帯状部の上端部
52 固定ピン
52a 固定ピンの台座部
53 ピン支持部
53a ピン支持部の斜面
53b ピン支持部の平坦面

Claims (17)

  1. 被支持部の孔に少なくとも一部が挿し込まれた状態の2つの位置である第1位置と第2位置との間で挿抜方向に直動し、該第1位置および該第2位置に移動したときの各々で同一の向きへの更なる移動への抵抗を受け、該第1の位置では前記被支持部を前記支持部に分離不能に固定し、該第2の位置では、前記被支持部に支持された状態を保ちつつ、前記被支持部を前記支持部から分離ならしめる固定部を備えたことを特徴とする固定構造。
  2. 前記被支持部を前記支持部に支持させる支持構造を有し、
    前記固定部が、前記第1位置への移動で前記支持構造を前記被支持部の前記支持部からの分離を不能な状態とし、前記第2位置への移動で前記支持構造を前記被支持部の前記支持部からの分離を可能な状態とすることを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
  3. 前記被支持部が、第1面と第2面とを有し前記孔が該第1面と該第2面とに貫通した孔であって、
    前記支持部が、前記被支持部の前記第2面側に配置され、
    前記固定部が、前記被支持部の前記第2面に突き当て可能な突当て部を有し、
    前記第2位置が、前記突当て部が前記第2面に突き当てられた位置であり、
    前記第1位置が、前記第2位置よりも、前記固定部が前記第1面から前記第2面に向かう方向に移動した位置であり、
    前記被支持部または前記支持部が、前記第1位置まで移動した固定部を該第1位置に停止させる停止部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の固定構造。
  4. 前記固定部が、前記孔への挿し込みの向きに片持ち梁形状に延び前記突当て部が形成された複数の腕部を有し、前記孔に前記第1面側から該腕部を撓ませて挿入することが可能であることを特徴とする請求項3に記載の固定構造。
  5. 前記固定部が、前記第2面側からのみ前記孔へ挿入可能であることを特徴とする請求項3に記載の固定構造。
  6. 前記支持構造が、前記被支持部に形成または固定された、片持ち梁形状に延びて可撓性を有し挿抜方向とは交わる向きに突き出た第1鉤部が形成された第1部分と、前記支持部に形成または固定された、前記第1鉤部に支持される第2部分とを有し、
    前記固定部が、前記第1位置への移動で、前記第1鉤部の、前記第2部分からの支持解除を阻止し、前記第2位置への移動で、前記第1鉤部の、前記第2部分からの支持解除を許容することを特徴とする請求項2から5のうちのいずれか1項に記載の固定構造。
  7. 前記第2部分が、前記支持部に形成された孔、窪み、切欠き、端面、または折曲げ部からなることを特徴とする請求項6に記載の固定構造。
  8. 前記支持構造が、前記支持部に形成または固定された、片持ち梁形状に延びて可撓性を有し挿抜方向とは交わる向きに突き出た第2鉤部が形成された第3部分と、前記被支持部に形成または固定された、前記第2鉤部に支持される第4部分とを有し、
    前記固定部が、前記第1位置への移動で、前記第2鉤部の、前記第4部分からの支持解除を阻止し、前記第2位置への移動で、前記第2鉤部の、前記第4部分からの支持解除を許容することを特徴とする請求項2から5のうちのいずれか1項に記載の固定構造。
  9. 前記第4部分が、前記被支持部に形成された孔、窪み、切欠き、端面、または折曲げ部からなることを特徴とする請求項8に記載の固定構造。
  10. 前記固定部が、前記第1面と同じ向きを向いた端面近傍に、該固定部を前記第2位置に向けて移動させる際に指、爪または工具を引っ掛ける引掛部を有することを特徴とする請求項3から9のうちのいずれか1項に記載の固定構造。
  11. 前記固定部が前記第1位置にあるときに、該固定部の、前記第1面と同じ向きを向いた端面が、前記第1面を含む外面の一部を成し、
    前記被支持部が、前記固定部が前記第1位置にあるときの前記引掛部につながる指、爪または工具の通路を有することを特徴とする請求項10に記載の固定構造。
  12. 前記被支持部が、第1面と第2面とを有し前記孔が該第1面と該第2面とに貫通した孔であって、
    前記支持部が、前記被支持部の前記第2面側に配置され、
    前記固定部が、前記被支持部の前記第2面に突き当て可能な突当て部を有し、
    前記第1位置が、前記突当て部が前記第2面に突き当てられた位置であり、
    前記第2位置が、前記第1位置よりも、前記固定部が前記第1面から前記第2面に向かう方向に移動した位置であり、
    前記被支持部または前記支持部が、前記第2位置まで移動した前記固定部を該第2位置に停止させる停止部を有することを特徴とする請求項2に記載の固定構造。
  13. 前記支持構造が、前記被支持部および前記支持部の各々が備える第5部分および第6部分と、前記固定部が備える、前記第5部分と前記第6部分とを支持する第7部分とで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の固定構造。
  14. 前記固定部が、前記第7部分を挿抜方向に移動自在に支持するとともに、少なくとも前記第1位置にあるときに挿抜方向に対し交わる方向に該第7部分を突き出させる基部を有し、
    前記基部が、前記第1位置にあるときに前記第7部分を引き込み不能に突き出させて前記第5部分と前記第6部分を互いの分離が不能な状態に支持し、前記第2位置にあるときに、前記第1位置にあるときと比べ突き出しの強制を緩めて前記第5部分と前記第6部分の支持を解除しもしくは互いの分離が可能な状態にまで支持を緩めることを特徴とする請求項13に記載の固定構造。
  15. 孔を有する被支持部を支持部に支持させる支持構造と、
    前記孔に挿し込まれて直動し、少なくとも一部が挿し込まれた状態の2つの位置である第1位置と第2位置のうちの該第1位置への移動で前記支持構造を前記被支持部の前記支持部からの分離を不能な状態とし、前記第2位置への移動で、前記支持構造を、前記被支持部を前記支持部から分離させた状態としまたは分離可能な状態とする固定部とを備えたことを特徴とする固定構造。
  16. 請求項1から15のうちのいずれか1項に記載の固定構造を備え、前記被支持部の前記第1面が筐体の外面の一部を成すことを特徴とする機器。
  17. 前記第1位置にある前記固定部の前記第1面側の端面が、該第1面とともに筐体の外面の一部を成すことを特徴とする請求項16に記載の機器。
JP2020048752A 2020-03-19 2020-03-19 固定構造および機器 Pending JP2021148199A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020048752A JP2021148199A (ja) 2020-03-19 2020-03-19 固定構造および機器
US16/984,109 US20210293263A1 (en) 2020-03-19 2020-08-03 Fastening structure and device
CN202010917669.2A CN113494506A (zh) 2020-03-19 2020-09-03 固定结构以及设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020048752A JP2021148199A (ja) 2020-03-19 2020-03-19 固定構造および機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021148199A true JP2021148199A (ja) 2021-09-27

Family

ID=77746630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020048752A Pending JP2021148199A (ja) 2020-03-19 2020-03-19 固定構造および機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20210293263A1 (ja)
JP (1) JP2021148199A (ja)
CN (1) CN113494506A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11614117B2 (en) * 2019-07-10 2023-03-28 Quantumparable, Inc Removable fastener for structural elements and a method of its use

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4479737A (en) * 1982-02-01 1984-10-30 Bergh Bros. Co., Inc. Positive interlock
DE4419371C2 (de) * 1994-06-03 1996-03-28 Kautex Maschinenbau Gmbh Verbindungsanordnung
JP2007315517A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Piolax Inc 2ピースクリップ
DE102011106310B4 (de) * 2011-07-01 2013-01-31 Trw Automotive Electronics & Components Gmbh Befestigungsclip
US10765022B2 (en) * 2016-02-15 2020-09-01 Mitsubishi Electric Corporation Casing

Also Published As

Publication number Publication date
CN113494506A (zh) 2021-10-12
US20210293263A1 (en) 2021-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6466522B2 (ja) ブラケット装置及びブラケット装置を含むスライドレールアセンブリ
JP5410851B2 (ja) ガイドレール固定装置
JP6927897B2 (ja) ディスプレイホルダー
EP3847925A1 (en) Connection device
JP2021148199A (ja) 固定構造および機器
JP7078827B2 (ja) スライドレールのロック装置
US20090102334A1 (en) Case structure for server
US10076051B2 (en) Structure for fixing printed board in electronic device unit
KR101174826B1 (ko) 파티션 연결구
JP7065983B2 (ja) 引出しガイドのための引出しレール
TW201524419A (zh) 滑軌總成
JP5554266B2 (ja) 受け止め装置および受け止め具
US20140285991A1 (en) Guide bracket and electronic device adopting the guide bracket
JP7348391B2 (ja) 留め具
JP6071507B2 (ja) 天井板
JP2005192765A (ja) 商品陳列棚
JP6686203B1 (ja) ブラケット装置
JP5996889B2 (ja) 家具取付け構造、及びそれに用いられる壁側金具
JP5257992B2 (ja) プリント基板押さえ構造
JPH0420260Y2 (ja)
JP3155677U (ja) 掛止具
JP4572331B2 (ja) 部材の取付構造
JPH0428417Y2 (ja)
JP2017145860A (ja) 留め具および部品取付構造
JP2023084430A (ja) 移動抑制具

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210803

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230224

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20231018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231026

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20231102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240402