JP2021146926A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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祐樹 水野
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祐樹 水野
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Abstract

【課題】複数のセンサを有しながらも、その組み付け工数の増大を抑制することが可能な車輪用軸受装置を提供する。【解決手段】車輪用軸受装置1においてパルサリング6の回転を検出する回転検出部10は、第1の回転センサ7及び第2の回転センサ8を有する。第1の回転センサ7は、第1の検出素子70と第1の保持部材71とを有し、第2の回転センサ8は、第2の検出素子80と第2の保持部材81とを有する。第1の保持部材71は、第1の検出素子70を保持する第1の保持部712と、第1の挿通孔710が形成された第1の固定片713とを有し、第2の保持部材81は、第2の検出素子80を保持する第2の保持部812と、第2の挿通孔810が形成された第2の固定片813とを有する。第1及び第2の固定片713,813は、第1の挿通孔710と第2の挿通孔810とが連通するように重ねられて、単一のボルト9によって外方部材3に固定される。【選択図】図4

Description

本発明は、車輪用軸受装置に関する。
従来、車両において車輪を回転可能に支持する車輪用軸受装置には、車輪の回転速度を検出する回転センサが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車輪用軸受装置(センサ付き軸受ユニット)は、車輪が取り付けられるハブフランジを有するハブの外周にロータエンコーダが取り付けられており、懸架装置のナックルに固定される静止輪には、ロータエンコーダに対向して配置されたセンサが取り付けられている。ロータエンコーダは、歯車状の磁性体、もしくは周方向に所定間隔で貫通孔が形成された環状磁性体、あるいはN極及びS極が周方向に沿って交互に所定間隔で着磁させた多極磁石であり、センサは、磁束密度の変化を検知する磁気センサ、あるいは照射光に対する反射光を検知する光学センサである。また、特許文献1には、ハブの回転方向に沿って二つ以上のセンサを設けてもよいことが記載されている。
特開2008−115983号公報
センサを複数設けて多重化すれば、信頼性の向上には寄与するが、複数のセンサをそれぞれ例えばボルトによって固定しなければならず、組み付け作業の工数が嵩んでしまう。そこで、本発明は、複数のセンサを有しながらも、その組み付け工数の増大を抑制することが可能な車輪用軸受装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、車輪が取り付けられる車輪取付フランジが設けられると共に外周に内側軌道面を有する内方部材と、前記内側軌道面と向かい合う外側軌道面を内周に有する筒状の外方部材と、前記内側軌道面及び前記外側軌道面を転動する複数の転動体と、前記内方部材と一体に回転する環状の被検出体と、前記外方部材に対する前記被検出体の回転を検出する回転検出部とを備え、前記回転検出部は、第1の回転センサ及び第2の回転センサを有し、前記第1の回転センサは、前記被検出体の回転速度に応じた検出信号を出力する第1の検出素子と、前記第1の検出素子を保持する第1の保持部材とを有し、前記第2の回転センサは、前記被検出体の回転速度に応じた検出信号を出力する第2の検出素子と、前記第2の検出素子を保持する第2の保持部材とを有し、前記第1の保持部材は、前記第1の検出素子を保持する第1の保持部と、第1の挿通孔が形成された第1の固定片とを有し、前記第2の保持部材は、前記第2の検出素子を保持する第2の保持部と、第2の挿通孔が形成された第2の固定片とを有し、前記第1及び第2の固定片は、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とが連通するように重ねられ、前記第1及び第2の挿通孔に挿通された締結部材によって前記外方部材に固定されている、車輪用軸受装置を提供する。
本発明に係る車輪用軸受装置によれば、複数のセンサを有しながらも、その組み付け工数の増大を抑制することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る車輪用軸受装置をその周辺部と共に軸方向断面で示す断面図である。 車輪用軸受装置を車体側から軸方向に見た外観図である。 車輪用軸受装置の第1及び第2の回転センサを示す斜視図である。 (a)及び(b)は、第1及び第2の回転センサの組み付け前後の状態を示す説明図である。 第2の実施の形態に係る第1の回転センサ及び第2の回転センサを示す斜視図である。 (a)及び(b)は、第2の実施の形態に係る回転検出部における第1及び第2の回転センサの組み付け前後の状態を示す説明図である。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
(車輪用軸受装置の全体構成)
図1は、車両に搭載された本発明の第1の実施の形態に係る車輪用軸受装置を、その周辺部と共に回転軸線Oを含む軸方向断面で示す断面図である。図2は、車輪用軸受装置を車体側から軸方向に見た外観図である。図3は、車輪用軸受装置の第1及び第2の回転センサを示す斜視図である。図4(a)及び(b)は、第1及び第2の回転センサの組み付け前後の状態を示す説明図である。
この車輪用軸受装置1は、車両の懸架装置を構成するナックル11に対して、車輪12をブレーキロータ13と共に回転可能に支持する。図1では、車輪12のホイール121及びブレーキロータ13の一部を示している。以下、車輪用軸受装置1において、車輪12が取り付けられる側(図1の左側)を車両アウタ側といい、その反対側(図1の右側)を車両インナ側という。また、回転軸線Oに平行な方向を軸方向という。
車輪用軸受装置1は、ハブ20ならびに第1及び第2の内輪21,22からなる内方部材2と、車体側部材であるナックル11に固定される筒状の外方部材3と、内方部材2と外方部材3との間に複列に配置された複数の第1の転動体41及び複数の第2の転動体42と、複数の第1の転動体41を保持する第1の保持器51と、複数の第2の転動体42を保持する第2の保持器52と、複数の第1及び第2の転動体41,42が収容された内方部材2と外方部材3との間の環状空間100を密封する第1及び第2の密封装置53,54と、内方部材2と一体に回転する環状の被検出体としてのパルサリング6と、パルサリング6と径方向に対向するように外方部材3に取り付けられた第1及び第2の回転センサ7,8を有し、外方部材3に対するパルサリング6の回転を検出する回転検出部10とを備えている。図1では、第1及び第2の回転センサ7,8のうち第1の回転センサ7を図示している。
内方部材2は、外方部材3に対して回転軸線Oを中心として車輪12及びブレーキロータ13と共に回転する。ハブ20は、外方部材3の内側に配置される基体201と、車輪12及びブレーキロータ13を相対回転不能に固定するための車輪取付フランジ202とを一体に有している。車輪取付フランジ202は、外方部材3よりも車両アウタ側で基体201から径方向外方に張り出している。
車輪取付フランジ202には、複数のハブボルト14がそれぞれ圧入される複数の貫通孔202aが設けられている。ハブボルト14は、頭部141と軸部142とを有し、軸部142の先端部にハブナット15が螺合している。車輪12のホイール121には、ハブボルト14の軸部142が挿通される挿通孔121aが設けられている。車輪12は、ハブナット15がハブボルト14に螺合することにより、車輪取付フランジ202に固定される。
ハブ20の基体201の外周には、第1及び第2の内輪21,22が軸方向に並んで配置されている。第1の内輪21は、第2の内輪22よりも車輪取付フランジ202側に配置され、車両アウタ側の端部が基体201に形成された段差面201aに当接している。ハブ20は、第2の内輪22から車両インナ側突出した端部が外方に押し広げられて加締め部203となっている。加締め部203は、段差面201aとの間に第1及び第2の内輪21,22を加締め固定している。
第1の内輪21の外周には、第1の内輪軌道面21aが形成されている。第2の内輪22の外周には、第2の内輪軌道面22aが形成されている。外方部材3の内周には、第1の内輪軌道面21aと向かい合う第1の外輪軌道面31a、及び第2の内輪軌道面22aと向かい合う第2の外輪軌道面31bが形成されている。第1の転動体41は、第1の内輪軌道面21a及び第1の外輪軌道面31aを転動する。第2の転動体42は、第2の内輪軌道面22a及び第2の外輪軌道面31bを転動する。
本実施の形態では、第1及び第2の転動体41,42が円錐ころであり、第1及び第2の内輪軌道面21a,22aならびに第1及び第2の外輪軌道面31a,31bがテーパ状に形成されている。ただし、第1及び第2の転動体41,42として球状のものを用いてもよい。この場合には、第1及び第2の内輪軌道面21a,22aならびに第1及び第2の外輪軌道面31a,31bが断面円弧状に形成される。また、第1の内輪21を省略し、第1の内輪軌道面21aをハブ20の外周に形成してもよい。
外方部材3は、第1及び第2の外輪軌道面31a,31bが形成された筒部31と、筒部31から径方向外方に突出して設けられたフランジ32と、第1及び第2の回転センサ7,8を締結部材としてのボルト9によって取り付けるための取付部33とを一体に有している。ボルト9は、図4(b)に示すように、雄ねじが形成された軸部91と、軸部91よりも大径の頭部92とを有している。
フランジ32は、図2に示すように、外方部材3の周方向の4箇所において筒部31から径方向外方に突出しており、この突出した部分のそれぞれにボルト挿通孔32aが形成されている。外方部材3は、ボルト挿通孔32aに挿通されたナックルボルト16がナックル11に螺合することで、ナックル11に固定されている。
パルサリング6は、複数の第1の転動体41と第2の転動体42との間に配置され、第1の内輪21の外周に形成された嵌合面21bに嵌合されている。本実施の形態では、パルサリング6が鉄等の軟磁性体からなり、円環状に形成された基部61と、基部61から外方部材3に向かって径方向外方に突出した複数の凸部62とを一体に有している。本実施の形態では、凸部62の外周面62aが、車両インナ側ほど外径が大きくなるように内方部材2の径方向に対して傾斜した傾斜面であるが、凸部62の外周面62aが内方部材2の径方向に対して垂直であってもよい。なお、パルサリング6として、N極及びS極が周方向に沿って交互に所定間隔で着磁させた多極磁石を用いてもよい。
第1の回転センサ7は、パルサリング6の回転速度に応じた検出信号を出力する第1の検出素子70と、第1の検出素子70を保持する第1の保持部材71と、第1の検出素子70の検出信号を伝送する第1の電線72とを有している。同様に、第2の回転センサ8は、パルサリング6の回転速度に応じた検出信号を出力する第2の検出素子80と、第2の検出素子80を保持する第2の保持部材81と、第2の検出素子80の検出信号を伝送する第2の電線82とを有している。
第1及び第2の検出素子70,80は、パルサリング6の回転にともなう磁界強度の変化を検出する素子であり、例えばMR素子(磁気抵抗効果素子)やホール素子である。パルサリング6は、図略の磁石によって磁化され、第1及び第2の検出素子70,80は、凸部62と接近及び離間に応じて変化する磁界の強度を検出し、それぞれの検出信号を図略の制御装置に第1及び第2の電線72,82を介して出力する。この検出信号は、パルサリング6の回転速度、すなわち車輪速に応じた周期のパルス状の信号である。
制御装置は、通常時には例えば第1の検出素子70の検出信号によってブレーキ装置等の車載装置を制御し、第1の検出素子70が故障した際には、第2の検出素子80の検出信号によってブレーキ装置等の車載装置を制御する。第1の検出素子70に故障が発生したことは、例えば第1の検出素子70の検出信号と第2の検出素子80の検出信号との比較によって検知することができる。
第1の保持部材71は、例えば射出成型された樹脂からなり、直方体状の第1の胴部711と、第1の検出素子70を保持する第1の保持部712と、外方部材3への固定のための第1の固定片713と、第1の電線72を導出する第1の導出部714とを一体に有している。第1の保持部712、第1の固定片713、及び第1の導出部714は、第1の胴部711からそれぞれ異なる方向に突出している。第1の保持部712は、円柱状であり、その先端部に第1の検出素子70が保持されている。第1の固定片713は、第1の胴部711の長手方向の一端部から第1の胴部711の長手方向に沿って突出すると共に、ボルト9の軸部91を挿通させる第1の挿通孔710が形成された平板状である。
同様に、第2の保持部材81は、例えば射出成型された樹脂からなり、直方体状の第2の胴部811と、第2の検出素子80を保持する第2の保持部812と、外方部材3への固定のための第2の固定片813と、第2の電線82を導出する第2の導出部814とを一体に有している。第2の保持部812、第2の固定片813、及び第2の導出部814は、第2の胴部811からそれぞれ異なる方向に突出している。第2の保持部812は、円柱状であり、その先端部に第2の検出素子80が保持されている。第2の固定片813は、第2の胴部811の長手方向の一端部から第2の胴部811の長手方向に沿って突出すると共に、ボルト9の軸部91を挿通させる第2の挿通孔810が形成された平板状である。
外方部材3の取付部33には、その内外周面間を貫通する第1の貫通孔301及び第2の貫通孔302が周方向に沿って離間した位置に形成されると共に、ボルト9が螺合するねじ穴303が形成されている。本実施の形態では、第1の貫通孔301と第2の貫通孔302との間にねじ穴303が形成されている。外方部材3の軸方向視において、第1の貫通孔301、第2の貫通孔302、及びねじ穴303は、回転軸線Oに対して垂直な方向に延在している。図4(a)及び(b)では、外方部材3を第1の貫通孔301及び第2の貫通孔302に沿った断面で示している。
また、取付部33における外方部材3の外周面33aは、例えば旋削によって平坦面に形成されており、この外周面33aに第1の貫通孔301、第2の貫通孔302、及びねじ穴303が開口している。ねじ穴303は、外周面33aに対して垂直に形成され、第1の貫通孔301及び第2の貫通孔302は、外周面33aに対して傾斜して形成されている。
第1の保持部材71の第1の固定片713と、第2の保持部材81の第2の固定片813とは、第1の挿通孔710と第2の挿通孔810とが連通するように重ねられ、第1及び第2の挿通孔710,810に軸部91が挿通されたボルト9によって外方部材3に固定されている。第1の固定片713は、取付部33の外周面33aに当接して位置決めされ、第2の固定片813は、第1の固定片713に当接して位置決めされている。ボルト9の頭部92は、第2の固定片813に当接し、ボルト9の頭部92と取付部33の外周面33aとの間に第1の固定片713及び第2の固定片813が挟まれている。
第1の貫通孔301には、第1の保持部材71の第1の保持部712が挿通され、第2の貫通孔302には、第2の保持部材81の第2の保持部812が挿通されている。第1の保持部712の外周には、環状の弾性体からなるOリング73が取り付けられ、このOリング73によって第1の保持部712の外周面と第1の貫通孔301の内周面との間が封止されている。また、第2の保持部812の外周には、Oリング83が取り付けられ、このOリング83によって第2の保持部812の外周面と第2の貫通孔302の内周面との間が封止されている。
第1の保持部712は、その先端部が第1の貫通孔301からパルサリング6側に突出しており、この突出した部分に第1の検出素子70が保持されている。また、第2の保持部812は、その先端部が第2の貫通孔302からパルサリング6側に突出しており、この突出した部分に第2の検出素子80が保持されている。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、第1の回転センサ7及び第2の回転センサ8を単一のボルト9によって外方部材3に固定することができる。これにより、例えば第1の回転センサ7及び第2の回転センサ8をそれぞれ別のボルトによって外方部材3に固定する場合に比較して、車輪用軸受装置1の組み立て工数を削減することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について図5及び図6を参照して説明する。図5は、第2の実施の形態に係る第1の回転センサ7A及び第2の回転センサ8Aを示す斜視図である。図6(a)及び(b)は、外方部材3に対するパルサリング6の回転を検出する回転検出部10Aにおける第1及び第2の回転センサ7A,8Aの組み付け前後の状態を示す説明図である。
第1の実施の形態では、取付部33における外方部材3の外周面33aが単一の平坦面である場合について説明したが、本実施の形態では、取付部33における外方部材3の外周面に、第1の貫通孔301が開口する第1の平坦面33bと、第2の貫通孔302が開口する第2の平坦面33cと、ねじ穴303が開口する第3の平坦面33dとが形成されている。第1の平坦面33b、第2の平坦面33c、及び第3の平坦面33dは、それぞれ例えば旋削によって形成されている。
第1の貫通孔301は、第1の平坦面33bに対して垂直に形成され、第2の貫通孔302は、第2の平坦面33cに対して垂直に形成されている。また、ねじ穴303は、第3の平坦面33dに対して垂直に形成されている。第3の平坦面33dは、第1の平坦面33bと第2の平坦面33cとの間に形成され、第1の平坦面33b及び第2の平坦面33cは、第3の平坦面33dに対して鈍角をもって傾斜している。
また、第1の実施の形態では、第1の保持部材71の第1の固定片713が、第1の胴部711の長手方向の一端部から同長手方向に沿って突出し、第2の保持部材81の第2の固定片813が、第2の胴部811の長手方向の一端部から同長手方向に沿って突出した場合について説明したが、本実施の形態では、第1の保持部材71の第1の固定片713が、第1の胴部711の長手方向の一端部から同長手方向に対して傾斜した方向に沿って突出し、第2の保持部材81の第2の固定片813が、第2の胴部811の長手方向の一端部から同長手方向に対して傾斜した方向に沿って突出している。
その他の構成については第1の実施の形態と共通であるので、図5及び図6における各構成要素のうち、第1の実施の形態において説明したものに対応する部材等については、図3及び図4に付したものと同一の符号を付して重複した説明を省略する。
この第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様に、第1の回転センサ7A及び第2の回転センサ8Aを単一のボルト9によって外方部材3に固定することができ、車輪用軸受装置1の組み立て工数を削減することが可能となる。また、第1の貫通孔301が第1の平坦面33bに対して垂直に形成され、第2の貫通孔302が第2の平坦面33cに対して垂直に形成されているので、第1の貫通孔301及び第2の貫通孔302を容易に高精度に形成することができる。
(付記)
以上、本発明を第1及び第2の実施の形態に基づいて説明したが、これらの実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、一部の構成を省略し、あるいは構成を追加もしくは置換して、適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記の実施の形態では、第1の回転センサ7,7A及び第2の回転センサ8,8Aによって、被検出体としてのパルサリング6の回転を磁気的に検出する場合について説明したが、これに限らず、例えば照射光に対する反射光を検知することで被検出体の回転を光学的に検出してもよい。この場合、第1及び第2の回転センサとしては、例えばフォトダイオードやフォトトランジスタ等の光検出素子が用いられる。
1…車輪用軸受装置 10,10A…回転検出部
12…車輪 2…内方部材
202…車輪取付フランジ 21a…第1の内輪軌道面
22a…第2の内輪軌道面 3…外方部材
301…第1の貫通孔 302…第2の貫通孔
303…ねじ穴 31a…第1の外輪軌道面
31b…第2の外輪軌道面 33…取付部
33a…外周面 33b…第1の平坦面
33c…第2の平坦面 33d…第3の平坦面
41…第1の転動体 42…第2の転動体
6…パルサリング(被検出体) 7,7A…第1の回転センサ
70…第1の検出素子 71…第1の保持部材
710…第1の挿通孔 712…第1の保持部
713…第1の固定片 8,8A…第2の回転センサ
80…第2の検出素子 81…第2の保持部材
810…第2の挿通孔 812…第2の保持部
813…第2の固定片 9…ボルト(締結部材)

Claims (4)

  1. 車輪が取り付けられる車輪取付フランジが設けられると共に外周に内側軌道面を有する内方部材と、前記内側軌道面と向かい合う外側軌道面を内周に有する筒状の外方部材と、前記内側軌道面及び前記外側軌道面を転動する複数の転動体と、前記内方部材と一体に回転する環状の被検出体と、前記外方部材に対する前記被検出体の回転を検出する回転検出部とを備え、
    前記回転検出部は、第1の回転センサ及び第2の回転センサを有し、
    前記第1の回転センサは、前記被検出体の回転速度に応じた検出信号を出力する第1の検出素子と、前記第1の検出素子を保持する第1の保持部材とを有し、
    前記第2の回転センサは、前記被検出体の回転速度に応じた検出信号を出力する第2の検出素子と、前記第2の検出素子を保持する第2の保持部材とを有し、
    前記第1の保持部材は、前記第1の検出素子を保持する第1の保持部と、第1の挿通孔が形成された第1の固定片とを有し、
    前記第2の保持部材は、前記第2の検出素子を保持する第2の保持部と、第2の挿通孔が形成された第2の固定片とを有し、
    前記第1及び第2の固定片は、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔とが連通するように重ねられ、前記第1及び第2の挿通孔に挿通された締結部材によって前記外方部材に固定されている、
    車輪用軸受装置。
  2. 前記締結部材は、雄ねじが形成された軸部と、軸部よりも大径の頭部とを有し、
    前記外方部材には、その内外周面間を貫通する第1及び第2の貫通孔が周方向に沿って離間した位置に形成されると共に、前記締結部材が螺合するねじ穴が形成されており、
    前記第1の貫通孔に前記第1の保持部材の前記第1の保持部が挿通され、
    前記第2の貫通孔に前記第2の保持部材の前記第2の保持部が挿通され、
    前記第1及び第2の固定片のうち、一方の固定片が前記外方部材の外周面に当接して位置決めされ、他方の固定片が前記一方の固定片に当接して位置決めされている、
    請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記外方部材の外周面は、その一部が平坦面に形成され、
    前記平坦面に前記第1及び第2の貫通孔ならびに前記ねじ穴が開口している、
    請求項2に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記外方部材の外周面に、前記第1の貫通孔が開口する第1の平坦面と、前記第2の貫通孔が開口する第2の平坦面と、前記ねじ穴が開口する第3の平坦面とが形成され、
    前記第1及び第2の貫通孔ならびに前記ねじ穴が前記外方部材の径方向に延在すると共に、前記第1の貫通孔が前記第1の平坦面に対して、前記第2の貫通孔が前記第2の平坦面に対して、また前記ねじ穴が前記第3の平坦面に対して、それぞれ垂直に形成されている、
    請求項2に記載の車輪用軸受装置。
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