JP2021146542A - スクラッチ印刷物およびスクラッチ印刷物の印刷方法 - Google Patents

スクラッチ印刷物およびスクラッチ印刷物の印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】イラスト層を除去した際に発生する削りカスの少ないスクラッチ印刷物を提供すること。【解決手段】金属箔または樹脂フィルムの少なくとも一方からなる下地層130とこの下地層130に少なくとも積層されたトナーからなるイラスト層140とを備え、イラスト層140のトナーが、下地層130の金属箔または樹脂フィルムの少なくとも一方に食い込んで密着しているとともに微細な凹凸状のスクラッチ面を構成している。【選択図】図2B

Description

本発明は、スクラッチ印刷物およびスクラッチ印刷物の印刷方法に関するものである。
近年、黒色に塗られた部分と白色(あるいは灰色)に塗られた部分とから構成される2色のイラストが印刷され、このイラストのうち白色の部分をスクラッチペンで削ることにより鮮やかな色彩が露出する「スクラッチアート」と称するスクラッチ印刷物が知られている。
このようなスクラッチアートは、基材となる紙の上にスクラッチ印刷することで作製される。
スクラッチ印刷とは、図1に示すように、(a)紙などのシート状の基材510の上に接着剤を塗布して接着層520を形成し、(b)接着層520の上に金属箔530を貼付し、(c)金属箔530の上に剥離ニスからなる剥離剤を塗布して剥離層540を形成し、(d)剥離層540の上にインキをシルクスクリーン印刷で塗布してイラスト層550を形成するという印刷方法である。
このようなスクラッチ印刷によりスクラッチアートを作製すると、イラスト層がインキで形成されていることから、イラスト層が金属箔より厚くなり(約15μm)、スクラッチをした際に発生する削りカスの量が多くなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、イラスト層を除去した際に発生する削りカスの少ないスクラッチ印刷物を提供することである。
請求項1に係る発明は、金属箔または樹脂フィルムの少なくとも一方からなる下地層と該下地層に少なくとも積層されたトナーからなるイラスト層とを備え、前記イラスト層のトナーが、前記下地層に食い込んで密着しているとともに微細な凹凸状のスクラッチ面を構成していることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたスクラッチ印刷物の構成に加えて、前記下地層を積層する紙製の基材と、前記下地層と前記基材との間に介在して相互に接着する接着層とをさらに備え、前記基材が、前記接着層を介して下地層を積層する下地積層領域と前記下地層を積層しない基材露出領域とで構成され、前記イラスト層が、前記基材の基材露出領域および前記下地層に積層されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
請求項3に係る発明は、微細な凹凸状のスクラッチ面を構成するイラスト層を金属箔または樹脂フィルムの少なくとも一方からなる下地層に積層するイラスト層形成工程を備えたスクラッチ印刷物の印刷方法であって、前記イラスト層形成工程が、前記下地層に対してプリンターによるトナー印刷を行って前記イラスト層を形成していることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載されたスクラッチ印刷物の印刷方法の構成に加えて、紙製の基材の下地積層領域に接着剤またはトナーを塗布して接着層を形成する接着層形成工程と、前記接着層に対して前記下地層を積層させる下地層形成工程とを備え、前記イラスト層形成工程が、前記基材に積層された下地層に対して行われることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
請求項1に係る発明のスクラッチ印刷物によれば、下地層に少なくとも積層されたトナーからなるイラスト層を備えていることにより、イラスト層が金属箔および樹脂フィルムに対して従来のインキよりも定着性の低いトナーで形成されているため、スクラッチペンなどでイラスト層をスクラッチしてイラスト層を下地層から容易に削り取り除去することができることに加え、イラスト層が薄くなり、イラスト層を除去した際に発生する削りカスを少なくすることができる。
また、イラスト層のトナーが、下地層に食い込んで密着していることにより、イラスト層が下地層に対して固定されるため、イラスト層に指が触れたとしてもイラスト層のトナーが下地層から剥離して指に付着することを防ぐことができる。
さらに、イラスト層のトナーが微細な凹凸状のスクラッチ面を構成していることにより、スクラッチペンなどがイラスト層の微細な凹凸状のスクラッチ面と係合しやすくなるため、スクラッチペンなどでイラスト層のトナーを削り取り容易に除去することができる。
請求項2に係る発明のスクラッチ印刷物によれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、基材が、下地層を積層する下地積層成領域と下地層を積層しない基材露出領域とで構成され、イラスト層が、基材の基材露出領域および下地層に積層されていることにより、イラスト層が、金属箔または樹脂フィルムの少なくとも一方からなる下地層と紙製の基材とに形成され、紙に対するトナーの定着性が金属箔および樹脂フィルムに対するトナーの定着性より高いため、1回のイラスト層形成作業で、スクラッチペンにより除去自在なスクラッチ領域と、スクラッチペンにより除去不能な情報領域とを同時に形成することができ、スクラッチ印刷物の作製効率を向上させることができる。
請求項3に係る発明のスクラッチ印刷物の印刷方法によれば、イラスト層形成工程が、下地層に対してプリンターによるトナー印刷を行ってイラスト層を形成していることにより、トナー印刷によりイラスト層が形成されるため、イラスト層の厚さがイラスト層をシルクスクリーン印刷により形成する場合に比べて薄くなり、スクラッチペンなどでイラスト層を除去した際に発生する削りカスを少なくすることができる。
さらに、シルクスクリーン印刷の際に必要な版を製版する必要が無いため、スクラッチ印刷物を作製する際の作製コストを大幅に低減することができることに加え、複数色で印刷する場合に版を変える必要が無いため、スクラッチ印刷物の作製時間も大幅に短縮することができる。
また、イラスト層が金属箔および樹脂フィルムに対する定着性の低いトナーで形成されることになるため、スクラッチペンなどでイラスト層をスクラッチして削り取りイラスト層を下地層から除去することができる。
請求項4に係る発明のスクラッチ印刷物の印刷方法によれば、請求項3に係る発明が奏する効果に加えて、紙製の基材に接着剤またはトナーを塗布して接着層を形成する接着層形成工程と、接着層に対して下地層を積層させる下地層形成工程とを備え、イラスト層形成工程が、基材に積層された下地層に対して行われることにより、イラスト層が、下地層が積層されない基材の基材露出領域と下地層とに積層されるため、1回のイラスト層形成作業で、スクラッチペンなどにより除去自在なスクラッチ領域と、スクラッチペンなどにより除去不能な情報領域とを同時に形成することができ、スクラッチ印刷物の作製効率を向上させることができる。
従来のスクラッチ印刷によるスクラッチアートの作製手順を示す図。 本発明の一実施例であるスクラッチ印刷物の平面図。 図2Aに示すIIB−IIB線から見た断面図。 本発明の一実施例であるスクラッチ印刷物の作製手順を示す図。
本発明のスクラッチ印刷物は、金属箔または樹脂フィルムの少なくとも一方からなる下地層とこの下地層に少なくとも積層されたトナーからなるイラスト層とを備え、イラスト層のトナーが、下地層に食い込んで密着しているとともに微細な凹凸状のスクラッチ面を構成していることにより、イラスト層を除去した際に発生する削りカスの少ないものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
同様に、本発明のスクラッチ印刷物の印刷方法は、微細な凹凸状のスクラッチ面を構成するイラスト層を金属箔または樹脂フィルムの少なくとも一方からなる下地層に積層するイラスト層形成工程を備え、イラスト層形成工程が、下地層に対してプリンターによるトナー印刷を行ってイラスト層を形成していることにより、イラスト層を除去した際に発生する削りカスの少ないスクラッチ印刷物を提供するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、本発明のスクラッチ印刷物の下地層は、トナーが定着しにくい素材であれば如何なる素材であってもよく、例えば、金箔、銀箔、ホログラム箔のような金属箔や、金インキ、銀インキ、パールインキのような金属顔料インキや、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル、ナイロンのような樹脂フィルムや、これらを複合した素材のような樹脂フィルムであったりしてもよい。
例えば、本発明のスクラッチ印刷物のイラスト層を形成するトナーは、下地層に対して定着しにくい素材であれば如何なる素材であってもよく、例えば、粉体トナーであったり、液体トナーであったりしてもよい。
以下、図2A乃至図3に基づいて、本発明の一実施例であるスクラッチ印刷物およびスクラッチ印刷物の印刷方法について説明する。
<1.スクラッチ印刷物の構造>
まず、図2Aおよび図2Bに基づいて、本発明の一実施例であるスクラッチ印刷物100について説明する。
図2Aは本発明の一実施例であるスクラッチ印刷物の平面図であり、図2Bは図2Aに示すIIB−IIB線から見た断面図である。
本実施例のスクラッチ印刷物100は、図2Aに示すように、矩形状のシートである。
そして、このスクラッチ印刷物100は、図2Bに示すように、基材110と、この基材110の一部に積層された接着層120と、この接着層120に積層された下地層130と、基材110および下地層130に積層されたイラスト層140とから形成されている。
なお、図2Aおよび図2Bは、スクラッチ印刷物100において積層される基材110、接着層120、下地層130、イラスト層140の断面を誇大視して示したものであり、これらの基材110、接着層120、下地層130、イラスト層140の厚みを具体的に示していない。
したがって、その具体的な厚みについては、以下に例示するがこれに限定されるものではなく、イラスト層140の厚みは、基材110の厚みよりも薄く、下地層130よりも厚いことは言うまでもない。
基材110は、コート紙・マット紙等の紙製であり、その厚さは300μm程度となっている。
また、基材110は、接着層120が積層される下地積層領域111と、接着層120が積層されない(すなわち、下地層130も積層されない)基材露出領域112とを有している。
接着層120は、基材110と下地層130との間に介在して基材110と下地層130とを接着する。
この接着層120は、樹脂、顔料、ワックス、帯電制御剤、添加剤といった材料から構成される粉体トナーであり、その厚さは10μm程度となっている。
下地層130は、金箔やホログラム箔等の金属箔であり、その厚さは0.05μm程度となっている。
イラスト層140は、トナー印刷により形成されており、その厚さは10μm程度となっている。
イラスト層140を形成するトナーは、接着層120と同じく、粉体トナーである。
そして、イラスト層140の露出している表面は、棒状のスクラッチペンの先端と係合する微細な凹凸状のスクラッチ面を構成している。
一般に、トナー印刷を行うと溶融したトナーが被印刷物に塗布されるが、紙は一般に繊維を絡ませて作製されていることから、溶融したトナーが繊維の隙間に浸透しやすいが、金属箔や樹脂フィルムは紙のように繊維を絡ませて作製されたものではないことから、溶融したトナーが浸透しにくくなっている。
すなわち、紙に対してトナー印刷を行うとトナーは紙に対して強固に定着されるが、金属箔や樹脂フィルムに対してトナー印刷を行うとトナーは金属箔や樹脂フィルムに対して弱く定着される。
したがって、イラスト層140のうち、金属箔からなる下地層130に積層された領域はトナーが下地層130に一部食い込んで密着しているもののスクラッチペンにより除去可能なスクラッチ領域141となっており、紙製の基材110に積層された領域はトナーが基材110に食い込んで密着してスクラッチペンにより除去不能な情報領域142となっている。
また、本実施例において、イラスト層140は、複数色のトナー印刷により形成されている。
したがって、スクラッチ領域141は、背景部分141aと、背景部分141aと異色でありイラストを構成するイラスト部分141bとから形成されている。
スクラッチ印刷物100をスクラッチペンで削るユーザーは、基本的にはイラスト部分141bを削るが、イラスト部分141bを削っているだけではオリジナリティを発現しにくいため、背景部分141aを適宜削ることでオリジナリティの高いスクラッチ印刷物100を作製することができる。
情報領域142も、スクラッチ領域141と同様に、下地部分142aと、この下地部分142aと異色であり所定の情報(たとえば、スクラッチ領域141に形成されたイラストの表題や、スクラッチ印刷物100の発売元情報や製造元情報など)を表示する情報部分142bとから形成されている。
このように構成されたスクラッチ印刷物100は、イラスト層140が10μm程度であるため、イラスト層140を削った際の削りカスの量が従来のシルクスクリーン印刷によるスクラッチ印刷物(イラスト層が約100μm程度)に比べて、遙かに少なくなっている。
また、下地層130に積層されたトナーからなるイラスト層140を備えていることにより、イラスト層140が金属箔および樹脂フィルムに対して従来のインキよりも定着性の低いトナーで形成されているため、スクラッチペンでイラスト層140をスクラッチしてイラスト層140を下地層130から容易に削り取って除去することができることに加え、イラスト層140が薄くなり、イラスト層140を除去した際に発生する削りカスを少なくすることができる。
さらに、イラスト層140のトナーが、下地層130の金属箔に食い込んで密着していることにより、イラスト層140が下地層130に対して固定されるため、イラスト層140に指が触れたとしてもイラスト層140のトナーが下地層130から剥離して指に付着することを防ぐことができる。
また、イラスト層140のトナーがスクラッチペンと係合する微細な凹凸状のスクラッチ面を構成していることにより、スクラッチペンがイラスト層140の微細な凹凸状のスクラッチ面と係合しやすくなるため、スクラッチペンでイラスト層140のトナーを容易に除去することができる。
さらに、基材110が、下地層130を積層する下地積層領域111と下地層130を積層しない基材露出領域112とで構成され、イラスト層140が、基材110の基材露出領域112および下地層130に積層されていることにより、イラスト層140が、金属箔からなる下地層130と紙製の基材110とに形成され、紙に対するトナーの定着性が金属箔および樹脂フィルムに対するトナーの定着性より高いため、1回のイラスト層形成作業で、スクラッチペンにより除去自在なスクラッチ領域141と、スクラッチペンにより除去不能な情報領域142とを同時に形成することができ、スクラッチ印刷物100の作製効率を向上させることができる。
<2.スクラッチ印刷物の印刷方法>
次に、図3に基づいて、上述したスクラッチ印刷物100の作製方法(印刷方法)を説明する。
図3は本発明の第1実施例であるスクラッチ印刷物の作製手順を示す図である。
まず、紙製の基材110の下地積層領域111に対して、トナープリンターによるトナー印刷を行ってトナーを塗布および定着させて図3の(a)に示す接着層120を形成する(接着層形成工程)。
次に、接着層120に対して、オンデマンド箔押し機により金属箔を積層させて、金属箔からなる下地層130を図3の(b)に示すように積層させる(下地層形成工程)。
次に、基材110の基材露出領域112および下地層130に対して、トナープリンターによるトナー印刷を行ってイラスト層140を積層する(イラスト層形成工程)。
以上により、スクラッチ印刷物100が作製(印刷)される。
このスクラッチ印刷物100の印刷方法によれば、イラスト層形成工程が、下地層130に対してトナープリンターによるトナー印刷を行ってイラスト層140を形成していることにより、トナー印刷によりイラスト層140が形成されるため、イラスト層140の厚さがイラスト層140をシルクスクリーン印刷により形成する場合に比べて薄くなり、イラスト層140を除去した際に発生する削りカスを少なくすることができる。
さらに、シルクスクリーン印刷の際に必要な版を製版する必要が無いため、スクラッチ印刷物100を作製する際の作製コストを大幅に低減することができることに加え、複数色で印刷する場合に版を変える必要が無いため、スクラッチ印刷物100の作製時間も大幅に短縮することができる。
また、イラスト層140が金属箔に対する定着性の低いトナーで形成されることになるため、スクラッチペンでイラスト層140をスクラッチして削り取りイラスト層140を下地層130から削り取って除去することができる。
さらに、紙製の基材110にトナーを塗布して接着層を形成する接着層形成工程と、接着層120に対して下地層130を積層させる下地層形成工程とを備え、イラスト層形成工程が、基材110に積層された下地層130に対して行われることにより、イラスト層140が、下地層130が積層されない基材110の基材露出領域112と下地層130とに積層されるため、1回のイラスト層形成作業で、スクラッチペンにより除去自在なスクラッチ領域141と、スクラッチペンにより除去不能な情報領域142とを同時に形成することができ、スクラッチ印刷物100の作製効率を向上させることができる。
<3.変形例>
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。
例えば、本実施例において、スクラッチ印刷物100は矩形状であったが、スクラッチ印刷物100の平面視における形状は矩形状に限定されるものではない。
例えば、本実施例において、基材110の厚さは約300μmであったが、基材110の厚さはこれに限定されるものではない。
例えば、本実施例において、下地層130は金箔やホログラム箔等の金属箔であったが、下地層130はポリプロピレン等の厚さが25μm〜100μm程度の樹脂フィルムであってもよいし、金属蒸着された基材であってもよいし、金属箔および樹脂フィルムの2層構造であってもよい。
また、下地層130に厚手の樹脂フィルム、もしくは金属蒸着された基材を使用する場合、基材110を設けなくてもよい。
例えば、本実施例において、接着層120は粉体トナーであったが、接着層120はUV硬化型接着剤等の接着剤であってもよい。
接着層120を接着剤で形成する場合、インクジェットプリンター、もしくは印刷機等の装置で基材110に接着剤を塗布し、下地層130はラミネーターという装置で接着層120に積層させる。
例えば、本実施例において、イラスト層140は2色で作製されていたが、イラスト層140の色数はこれに限定されるものではなく、フルカラーであってもよい。
100 ・・・ スクラッチ印刷物
110 ・・・ 基材
111 ・・・ 下地積層領域
112 ・・・ 基材露出領域
120 ・・・ 接着層
130 ・・・ 下地層
140 ・・・ イラスト層
141 ・・・ スクラッチ領域
141a・・・ 背景部分
141b・・・ イラスト部分
142 ・・・ 情報領域
142a・・・ 下地部分
142b・・・ 情報部分

510 ・・・ 基材
520 ・・・ 接着層
530 ・・・ 金属箔
540 ・・・ 剥離層
550 ・・・ イラスト層

Claims (4)

  1. 金属箔または樹脂フィルムの少なくとも一方からなる下地層と該下地層に少なくとも積層されたトナーからなるイラスト層とを備え、
    前記イラスト層のトナーが、前記下地層に食い込んで密着しているとともに微細な凹凸状のスクラッチ面を構成していることを特徴とするスクラッチ印刷物。
  2. 前記下地層を積層する紙製の基材と、前記下地層と前記基材との間に介在して相互に接着する接着層とをさらに備え、
    前記基材が、前記接着層を介して下地層を積層する下地積層領域と前記下地層を積層しない基材露出領域とで構成され、
    前記イラスト層が、前記基材の基材露出領域および前記下地層に積層されていることを特徴とする請求項1に記載のスクラッチ印刷物。
  3. 微細な凹凸状のスクラッチ面を構成するイラスト層を金属箔または樹脂フィルムの少なくとも一方からなる下地層に積層するイラスト層形成工程を備えたスクラッチ印刷物の印刷方法であって、
    前記イラスト層形成工程が、前記下地層に対してプリンターによるトナー印刷を行って前記イラスト層を形成していることを特徴とするスクラッチ印刷物の印刷方法。
  4. 紙製の基材の下地積層領域に接着剤またはトナーを塗布して接着層を形成する接着層形成工程と、
    前記接着層に対して前記下地層を積層させる下地層形成工程とを備え、
    前記イラスト層形成工程が、前記基材に積層された下地層に対して行われることを特徴とする請求項3に記載のスクラッチ印刷物の印刷方法。
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