JP2021143468A - 建物の施工方法、建物の補強構造及び柱脚体 - Google Patents
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Description
柱と梁を接合する柱梁接合部と、前記柱梁接合部上に接合される第1柱体と、前記第1柱体と隣り合う第2柱体との間に斜めにかけ渡されたダンパーブレースと、を備える建物の施工方法であって、
柱脚体の外周面を構成する金属製の柱巻きプレートと、前記柱巻きプレートの外面から突出する金属製のガセットプレートと、前記柱巻きプレートの内側にコンクリートが打設されたプレキャストコンクリート造のコンクリート部と、前記コンクリート部の上面から下面へ貫通する複数の第1貫通孔及び第2貫通孔と、を備える前記柱脚体を準備し、
前記複数の第1貫通孔に対応する位置に開口する複数の連結用穴を有するプレキャストコンクリート造の上部柱体を準備し、
前記柱梁接合部から上方へ延びる複数本の鉄筋のそれぞれを前記複数の第1貫通孔にそれぞれ挿通させて前記柱梁接合部の上方に前記柱脚体を設置し、
前記第2貫通孔の上端から充填剤を注入して、前記柱脚体と前記柱梁接合部との隙間及び前記鉄筋と前記第1貫通孔との隙間に前記充填剤を充填して前記柱脚体と前記柱梁接合部とを一体化し、
前記複数本の鉄筋の上端を前記複数の連結用穴内にそれぞれ挿入して前記柱脚体の上方に前記上部柱体を設置し、
前記鉄筋と前記連結用穴との隙間及び前記上部柱体と前記柱脚体との隙間に充填剤を充填して前記上部柱体と前記柱脚体とを一体化して前記第1柱体を形成し、
前記ガセットプレートに前記ダンパーブレースの一端を取り付けて前記第1柱体と前記ダンパーブレースとを接合することを特徴とする。
柱と梁を接合する柱梁接合部と、前記柱梁接合部上に接合される第1柱体と、前記第1
柱体と隣り合う第2柱体との間に斜めにかけ渡されたダンパーブレースと、を備える建物の補強構造であって、
前記第1柱体は、
柱脚体の外周面を構成する金属製の柱巻きプレートと、前記柱巻きプレートの外面から突出する金属製のガセットプレートと、前記柱巻きプレートの内側にコンクリートが打設されたプレキャストコンクリート造のコンクリート部と、前記コンクリート部の上面から下面へ貫通する複数の第1貫通孔及び第2貫通孔と、を備える前記柱脚体と、
前記柱脚体の下方にある柱梁接合部から前記第1貫通孔を貫通して前記上面から突出した複数本の鉄筋を内在させて前記柱脚体と一体化したプレキャストコンクリート造の上部柱体と、
を備え、
ダンパーブレースは、前記ガセットプレートに一端が接合し、
前記柱脚体と前記柱梁接合部との間、前記第1貫通孔と前記鉄筋との間、及び第2貫通孔に充填された充填剤によって前記柱脚体と前記柱梁接合部とが一体化されたことを特徴とする。
ダンパーブレースの一端が接合可能なガセットプレートが固定された金属製の柱巻きプレートと、
前記柱巻きプレートの内側に打設されたプレキャストコンクリート造のコンクリート部と、
前記コンクリート部の上面から下面に貫通する複数の第1貫通孔及び第2貫通孔と、
を備え、
前記複数の第1貫通孔は、前記柱巻きプレートに沿って配置され、
前記第2貫通孔は、前記上面及び前記下面の中心付近に配置されることを特徴とする。
前記第1貫通孔は、前記コンクリート部に埋設されたシース管によって形成され、
前記シース管は、側面に開口を有しないものを用いることができる。
図1〜図3を用いて本発明の一実施形態に係る建物1の補強構造10について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る補強構造10を備える建物1の軸組図であり、図2は本発明の一実施形態に係る補強構造10の側面図であり、図3は本発明の一実施形態に係る補強構造10の一部を拡大して示す断面図である。図3では、充填剤が充填された部分を網掛け処理で示す。
キャストコンクリート造の柱梁接合部8を採用することで、現場打ち作業が削減され、現場における作業効率が向上する。
図4及び図5を用いて、柱脚体20の詳細について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る柱脚体20の断面図(図5におけるIV−IV断面図)であり、図5は、本発明の一実施形態に係る柱脚体20の平面図である。
24にはダンパーブレースの一端を取り付けるための例えば貫通孔が設けられる。ガセットプレート24の形態は、ダンパーブレースの形態に合わせて設定できる。
図6を用いて上部柱体30の詳細について説明する。図6は、本発明の一実施形態に係る上部柱体30の断面図である。
された継手36によって形成される。継手36は、公知のプレキャスト用モルタル充填式継手を採用できる。継手36は、管状であって、両端から鉄筋80,81を受け入れることができ、鉄筋80,81との隙間にモルタルを充填することで鉄筋同士を接合できる。
図4〜図10を用いて、本実施形態に係る建物の施工方法について説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る建物1の施工方法のフローチャートであり、図8は、柱脚体20を設置する工程(S12)を説明する模式図であり、図9は、柱脚体20の上方に上部柱体30を設置する工程(S16)を説明する模式図であり、図10は、第1柱体2を形成する工程(S18)を説明する模式図である。
連結用穴34内にそれぞれ挿入して柱脚体20の上方に設置する。図9では硬化した充填剤を網掛け処理で示す。上部柱体30と柱脚体20との間には、図示しないスペーサを介して所定の隙間が形成され、隙間の周囲には充填剤の漏れを防ぐ図示しない枠が設置される。
Claims (4)
- 柱と梁を接合する柱梁接合部と、前記柱梁接合部上に接合される第1柱体と、前記第1柱体と隣り合う第2柱体との間に斜めにかけ渡されたダンパーブレースと、を備える建物の施工方法であって、
柱脚体の外周面を構成する金属製の柱巻きプレートと、前記柱巻きプレートの外面から突出する金属製のガセットプレートと、前記柱巻きプレートの内側にコンクリートが打設されたプレキャストコンクリート造のコンクリート部と、前記コンクリート部の上面から下面へ貫通する複数の第1貫通孔及び第2貫通孔と、を備える前記柱脚体を準備し、
前記複数の第1貫通孔に対応する位置に開口する複数の連結用穴を有するプレキャストコンクリート造の上部柱体を準備し、
前記柱梁接合部から上方へ延びる複数本の鉄筋のそれぞれを前記複数の第1貫通孔にそれぞれ挿通させて前記柱梁接合部の上方に前記柱脚体を設置し、
前記第2貫通孔の上端から充填剤を注入して、前記柱脚体と前記柱梁接合部との隙間及び前記鉄筋と前記第1貫通孔との隙間に前記充填剤を充填して前記柱脚体と前記柱梁接合部とを一体化し、
前記複数本の鉄筋の上端を前記複数の連結用穴内にそれぞれ挿入して前記柱脚体の上方に前記上部柱体を設置し、
前記鉄筋と前記連結用穴との隙間及び前記上部柱体と前記柱脚体との隙間に充填剤を充填して前記上部柱体と前記柱脚体とを一体化して前記第1柱体を形成し、
前記ガセットプレートに前記ダンパーブレースの一端を取り付けて前記第1柱体と前記ダンパーブレースとを接合する、建物の施工方法。 - 柱と梁を接合する柱梁接合部と、前記柱梁接合部上に接合される第1柱体と、前記第1柱体と隣り合う第2柱体との間に斜めにかけ渡されたダンパーブレースと、を備える建物の補強構造であって、
前記第1柱体は、
柱脚体の外周面を構成する金属製の柱巻きプレートと、前記柱巻きプレートの外面から突出する金属製のガセットプレートと、前記柱巻きプレートの内側にコンクリートが打設されたプレキャストコンクリート造のコンクリート部と、前記コンクリート部の上面から下面へ貫通する複数の第1貫通孔及び第2貫通孔と、を備える前記柱脚体と、
前記柱脚体の下方にある前記柱梁接合部から前記第1貫通孔を貫通して前記上面から突出した複数本の鉄筋を内在させて前記柱脚体と一体化したプレキャストコンクリート造の上部柱体と、
を備え、
前記ダンパーブレースは、前記ガセットプレートに一端が接合し、
前記柱脚体と前記柱梁接合部との間、前記第1貫通孔と前記鉄筋との間、及び第2貫通孔に充填された充填剤によって前記柱脚体と前記柱梁接合部とが一体化された、建物の補強構造。 - ダンパーブレースの一端が接合可能なガセットプレートが固定された金属製の柱巻きプレートと、
前記柱巻きプレートの内側に打設されたプレキャストコンクリート造のコンクリート部と、
前記コンクリート部の上面から下面に貫通する複数の第1貫通孔及び第2貫通孔と、
を備え、
前記複数の第1貫通孔は、前記柱巻きプレートに沿って配置され、
前記第2貫通孔は、前記上面及び前記下面の中心付近に配置される、柱脚体。 - 請求項3において、
前記第1貫通孔は、前記コンクリート部に埋設されたシース管によって形成され、
前記シース管は、側面に開口を有しない、柱脚体。
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