JP2021143043A - 粉粒体供給装置および粉粒体供給方法 - Google Patents

粉粒体供給装置および粉粒体供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】貯留槽内の粉粒体を排出口から供給先へ供給しつつ、粉粒体の貯留槽からの排出量を低コストで調整できる構造を提供する。【解決手段】粉粒体を貯留する貯留槽と、貯留槽の排出口に設けられるエア開閉式の排出弁26と、排出弁26に接続される駆動機構27と、制御弁28とを有する。制御弁28は、5ポート3位置センタークローズ電磁弁でありPポートがAポートに連通することによって、駆動機構27の開側51へ空気を供給する送り位置と、PポートがBポートに連通することによって、駆動機構27の閉側52へ空気を供給する戻り位置と、AポートおよびBポートが閉鎖されることによって、駆動機構27への空気の供給が停止される中央位置とをとることができる。駆動機構27は、開側51に空気が供給されると排出弁26を開き、閉側52に空気が供給されると排出弁26を閉じる。【選択図】図3

Description

本発明は、貯留槽に貯留された粉体または粒体からなる材料(以下「粉粒体」と称する)を供給先へ供給しながら、当該粉粒体の供給量を調整可能な粉粒体供給装置および粉粒体供給方法に関する。
従来、プラスチック製品の製造工程では、貯留槽に貯留された乾燥後の樹脂ペレット等の粉粒体を、供給先である射出成形機等へ、輸送管を介して、重力落下や空気輸送にて供給することがある。特に空気輸送を用いるとき、供給する粉粒体と空気との混合比率(重量比率)を、適切な範囲に維持することが求められる。また、貯留槽に粉粒体が長時間に亘って残留して品質が劣化してしまうことを抑制するため、貯留槽に粉粒体を残すことなく全て排出することが必要となる場合がある。このため、貯留槽の排出口に設ける排出弁を開閉しつつ、粉粒体の排出量を適切に調整する。このような粉粒体の貯留槽からの排出量を調整するための機構については、例えば、特許文献1に開示されている。
実開昭62−108330号公報
特許文献1には、石炭焚ボイラのフライアッシュ等の粉粒体を真空輸送する真空輸送装置が開示されている。当該装置は、ホッパ(1)に貯溜された粉粒体を輸送管(3)へ供給するための供給弁(6)と、輸送管(3)内の真空圧力を検出する真空圧力検出機構(7)と、供給弁(6)を開閉する開閉機構(8)と、供給弁(6)の開度を検出する開度検出機構(9)と、制御装置(10)とを有する。制御装置(10)は、供給弁(6)の開度が、真空圧力検出機構(7)の検出結果に対応する開度となるように、開閉機構(8)を作動させる(5頁第6行−第20行ほか)。開閉機構(8)および開度検出機構(9)としては、ポジショナ付ロータリアクチュエータが用いられる(7頁第7行−第10行)。
ポジショナ付ロータリアクチュエータを使うことで、輸送時における供給量を調整するために、バルブ半開とバルブ全開(全量排出時)とを切り替えることができる。しかしながら、上記のポジショナ付ロータリアクチュエータのような複雑な構成を含む電動弁を生産ラインに用いると、製造コストが増大する虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、低コストで粉粒体の貯留槽からの排出量を調整可能な構造を有する粉粒体供給装置、および当該構造を用いた粉粒体供給方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、粉粒体を貯留する貯留槽の排出口に設けられたエア開閉式の排出弁の駆動機構への空気の供給を、5ポート3位置センタークローズ電磁弁である制御弁を介して行いつつ、前記貯留槽内の前記粉粒体を前記排出口から供給先へ供給する粉粒体供給方法であって、a)前記制御弁において、第1ソレノイドを通電させて給気ポートが第1出力ポートに連通する送り位置となるまで制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の内部空間のうち開側に空気を供給し、前記排出弁を閉位置から所定開度位置まで開く工程と、b)前記工程a)の後に、前記制御弁において、前記第1ソレノイドの通電を遮断して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートが閉鎖された中央位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記排出弁を前記所定開度位置にて保持する工程と、c)前記工程b)の後に、前記制御弁において、前記第1ソレノイドを通電させて前記送り位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の前記開側に空気をさらに供給し、前記排出弁を前記所定開度位置から全開位置まで移行する工程と、d)前記工程c)の終了時点から、前記排出弁が前記全開位置にある状態を第1所定時間以上継続させた後に、前記制御弁において、前記第1ソレノイドの通電を遮断して、かつ、第2ソレノイドを通電させて前記給気ポートが前記第2出力ポートに連通する戻り位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の前記内部空間のうち閉側に空気を供給し、前記排出弁を前記全開位置から前記閉位置まで閉じる工程と、を有する。
本願の第2発明は、第1発明の粉粒体供給方法であって、前記制御弁の前記第1出力ポートと前記駆動機構の前記開側とを繋ぐ開側管路、および前記制御弁の前記第2出力ポートと前記駆動機構の前記閉側とを繋ぐ閉側管路において、それぞれ流量調整弁を用いて空気の流量を調整し、前記工程a)では、前記開側管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記閉位置から前記所定開度位置まで中間速度で開き、前記工程c)では、前記開側管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記所定開度位置から前記全開位置まで中間速度で移行し、前記工程d)では、前記閉側管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記全開位置から前記閉位置まで中間速度で閉じる。
本願の第3発明は、第1発明の粉粒体供給方法であって、前記制御弁における前記2つの排気ポートのそれぞれと外部空間とを繋ぐ2つの排気管路において、それぞれ流量調整弁を用いて空気の流量を調整し、前記工程a)では、前記排気管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記閉位置から前記所定開度位置まで中間速度で開き、前記工程c)では、前記排気管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記所定開度位置から前記全開位置まで中間速度で移行し、前記工程d)では、前記排気管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記全開位置から前記閉位置まで中間速度で閉じる。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明までのいずれか1発明の粉粒体供給方法であって、前記工程a)〜前記工程d)では、前記排出口よりも下流側の前記粉粒体の前記供給先から空気を吸い出して前記供給先の気圧を低下させることにより、前記排出口から前記供給先へ向かう気流を発生させる。
本願の第5発明は、第4発明の粉粒体供給方法であって、e)前記供給先へ向かう気流を維持しつつ、前記工程d)の終了時点から、前記排出弁が前記閉位置にある状態を第2所定時間以上継続する工程をさらに有する。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれか1発明の粉粒体供給方法であって、前記排出弁はボール弁である。
本願の第7発明は、第1発明から第6発明までのいずれか1発明の粉粒体供給方法であって、前記粉粒体は樹脂ペレットである。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれか1発明の粉粒体供給方法であって、前記第1ソレノイドおよび前記第2ソレノイドの通電および遮断をタイマー制御する。
本願の第9発明は、粉粒体を貯留し、下部に排出口を有する貯留槽と、前記排出口に設けられたエア開閉式の排出弁と、前記排出弁に接続され、内部空間のうち開側に空気が供給されることによって前記排出弁を開き、前記内部空間のうち閉側に空気が供給されることによって前記排出弁を閉じる駆動機構と、前記駆動機構の前記開側または前記閉側へ空気を供給する制御弁と、を有し、前記貯留槽内の前記粉粒体を前記排出口から供給先へ供給する粉粒体供給装置であって、前記制御弁は、5ポート3位置センタークローズ電磁弁であり、a)給気ポートが第1出力ポートに連通することによって、前記駆動機構の前記開側に空気が供給される送り位置と、b)前記給気ポートが第2出力ポートに連通することによって、前記駆動機構の前記閉側に空気が供給される戻り位置と、c)前記第1出力ポートおよび前記第2出力ポートが閉鎖されることによって、前記駆動機構への空気の供給が停止される中央位置と、をとることができる。
本願の第10発明は、粉粒体を貯留する貯留槽の排出口に設けられたエア開閉式の排出弁の駆動機構への空気の供給を、5ポート3位置センタークローズ電磁弁である制御弁を介して行いつつ、前記貯留槽内の前記粉粒体を前記排出口から供給先へ供給する粉粒体供給方法であって、a)前記制御弁において、第1ソレノイドを通電させて給気ポートが第1出力ポートに連通する送り位置となるまで制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の内部空間のうち開側に空気を供給し、前記排出弁を閉位置から全開位置まで開く工程と、b)前記工程a)の後に、前記制御弁において、前記第1ソレノイドの通電を遮断して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートが閉鎖された中央位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記排出弁を前記全開位置にて保持する工程と、c)前記工程b)の後に、第1の所定タイミングで、前記制御弁において、前記第2ソレノイドを通電させて前記給気ポートが前記第2出力ポートに連通する戻り位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の前記内部空間のうち閉側に空気を供給し、前記排出弁を前記全開位置から所定開度位置まで移行する工程と、d)前記工程c)の後に、前記制御弁において、前記第2ソレノイドの通電を遮断して前記第1出力ポートおよび前記第2出力ポートが閉鎖された中央位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記排出弁を前記所定開度位置にて保持する工程と、e)前記工程d)の後に、第2の所定タイミングで、前記制御弁において、前記第2ソレノイドを通電させて前記戻り位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の前記閉側に空気をさらに供給し、前記排出弁を前記所定開度位置から前記閉位置まで閉じる工程と、を有する。
本願の第11発明は、第10発明の粉粒体供給方法であって、前記供給先は、内部にある前記粉粒体の重量を計測し、前記粉粒体の重量に係る情報を示す信号を出力可能な計量装置であって、前記第1の所定タイミングは、前記計量装置から出力された信号に基づいて、前記計量装置の内部にある前記粉粒体の重量が第1基準量以上であることが判定されたタイミングであり、前記第2の所定タイミングは、前記計量装置から出力された信号に基づいて、前記計量装置の内部にある前記粉粒体の重量が前記第1基準量よりも多い第2基準量以上であることが判定されたタイミングである。
本願の第1発明〜第11発明によれば、エア開閉式の排出弁および駆動機構と5ポート3位置センタークローズ電磁弁とを用いて、低コストで粉粒体の貯留槽からの排出量を調整できる。
特に、本願の第2発明および第3発明によれば、排出弁の制御の精度を向上することができる。また、排出弁の急激な開閉動作を防止し、排出弁付近に加わる衝撃を抑制することによって、排出弁の耐久性を向上できる。
特に、本願の第4発明によれば、貯留槽内に粉粒体を残すことなく全て排出することができる。これにより、貯留槽内に粉粒体が長時間に亘って残留して品質が劣化してしまうことを抑制できる。
特に、本願の第5発明によれば、貯留槽の排出口から供給先までの輸送経路上に粉粒体を残すことなく、全て供給先まで輸送することができる。
粉粒体供給装置の構成を概念的に示した図である。 制御部と各部との接続を示したブロック図である。 排出弁、駆動機構、および制御弁の構造を概念的に示した図である。 貯留槽から供給先への粉粒体の供給方法の一例を示したフローチャートである。 オペレーションデータの例を示したグラフである。 ステップS2における排出弁、駆動機構、および制御弁の状態を示した図である。 ステップS3における排出弁、駆動機構、および制御弁の状態を示した図である。 ステップS4における排出弁、駆動機構、および制御弁の状態を示した図である。 ステップS6における排出弁、駆動機構、および制御弁の状態を示した図である。 変形例に係る粉粒体供給装置の構成を概念的に示した図である。 変形例に係るオペレーションデータの例を示したグラフである。 変形例に係る粉粒体供給装置の構成を概念的に示した図である。 変形例に係る貯留槽から供給先への粉粒体の供給方法の一例を示したフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.粉粒体供給装置の全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る粉粒体供給装置1の構成を概念的に示した図である。なお、図1において、後述する開閉弁16、開閉機構17、排出弁26、駆動機構27、および制御弁28は、記号で図示されている。この粉粒体供給装置1は、例えば、プラスチック製品の製造工程において、処理対象物となる粉粒体を予め乾燥させた後、後工程にある射出成形機へ供給するために用いられる。ここで、粉粒体とは、例えば、プラスチック等の樹脂成形品の原料となる樹脂ペレット9である。
図1に示すように、本実施形態の粉粒体供給装置1は、乾燥ホッパ10、連結管15、貯留槽20、ローダホッパ30、輸送管40、排気管50、ブロワ60、および制御部70を有する。
乾燥ホッパ10は、樹脂ペレット9を内部空間に貯留して予め乾燥させる容器である。乾燥ホッパ10は、側壁11と、底部12と、天板部13とを含む。側壁11は、略円筒状の立体形状を有する。底部12は、側壁11の下端部から下方へ向かうにつれて徐々に収束する漏斗状の部位である。天板部13は、側壁11の上部を覆う。なお、乾燥ホッパ10の形状は、他の形状であってもよい。例えば、乾燥ホッパ10の側壁11は、矩形の筒状であってもよい。
乾燥ホッパ10の内部には、樹脂ペレット9を貯留して乾燥させるための空間が設けられている。また、乾燥ホッパ10の下部に位置する底部12の中央には、乾燥ホッパ10から連結管15へ樹脂ペレット9を排出するための第1排出口14が設けられている。また、第1排出口14には、開閉弁16と、開閉弁16に接続された開閉機構17とが取り付けられている。開閉機構17は、制御部70からの指令に応じてエアシリンダを動作させて、弁体を進退させることによって、開閉弁16を開閉する。ただし、第1排出口14には、上記の開閉弁16および開閉機構17の替わりに、手動で開閉可能な手動弁が取り付けられていてもよい。
乾燥ホッパ10の上方には、乾燥ホッパ10へ樹脂ペレット9を供給する装置(上流装置)が設置される。上流装置は、複数種類の樹脂ペレット9を、所定の混合比率となるように計量して、乾燥ホッパ10へ供給する。ただし、乾燥ホッパ10は、必ずしも上流装置に接続されていなくてもよい。例えば、作業者が、乾燥ホッパ10に、手動で樹脂ペレット9を投入してもよい。
さらに、乾燥ホッパ10には、外部に設けられた加熱乾燥機構から延びる配管18が接続される。配管18は、乾燥ホッパ10の側壁11を貫通して、乾燥ホッパ10の内部空間において開口し、吹出口19を形成している。加熱乾燥機構は、空気の除湿を行う水分吸着ユニットや、除湿された後の気体を加熱する電熱ヒータ等の加熱部を含む。そして、水分吸着ユニットおよび加熱部を通過することによって、乾いた熱風となった気体が、吹出口19から乾燥ホッパ10の内部空間へ吹き出される。
乾燥ホッパ10の内部に樹脂ペレット9が貯留された状態で、加熱乾燥機構を駆動させると、吹出口19から吹き出された乾いた熱風は、樹脂ペレット9の隙間を通って、乾燥ホッパ10内に拡散される。これにより、樹脂ペレット9に含まれていた水分が、乾いた熱風へと受け渡される。この結果、樹脂ペレット9が乾燥する。なお、樹脂ペレット9から水分を吸い取った気体は、例えば、図示を省略した排気配管を介して乾燥ホッパ10から排出され、再び除湿・加熱されて、配管18を介して循環し、乾燥ホッパ10内へ送られる。ただし、樹脂ペレット9から水分を吸い取った気体は、排気配管を介して外部へ排出されるのみで、再び用いられなくてもよい。
貯留槽20は、乾燥ホッパ10において乾燥された樹脂ペレット9を、一旦集積させて貯留する容器である。貯留槽20は、側壁21と、底部22と、天板部23とを含む。側壁21は、略円筒状の立体形状を有する。底部22は、側壁21の下端部から下方へ向かうにつれて徐々に収束する漏斗状の部位である。天板部23は、側壁21の上部を覆う。天板部23には、搬入口24が設けられている。搬入口24は、天板部23を貫通し、貯留槽20の内部空間と連通する、なお、貯留槽20の形状は、他の形状であってもよい。例えば、貯留槽20の側壁21は、矩形の筒状であってもよい。
貯留槽20は、連結管15を介して乾燥ホッパ10と接続されている。連結管15の上流側の端部は、乾燥ホッパ10の第1排出口14に接続されている。連結管15の下流側の端部は、搬入口24に接続されている。乾燥ホッパ10の第1排出口14から排出された、乾燥された樹脂ペレット9は、連結管15を介して、搬入口24から貯留槽20の内部空間へ搬入される。
貯留槽20の内部には、樹脂ペレット9を一旦集積させるための空間が設けられている。また、貯留槽20の下部に位置する底部22の中央には、貯留槽20から樹脂ペレット9を排出するための第2排出口25が設けられている。また、第2排出口25には、排出弁26と、駆動機構27とが取り付けられている。駆動機構27は、排出弁26に接続されて、排出弁26を開閉する。本実施形態の排出弁26には、エア開閉式のVポートバルブ等のボール弁が用いられる。ただし、排出弁26には、Vポートバルブ以外のボール弁(例えば、丸ポートバルブ)や、ボール弁以外のスライドゲート等が用いられてもよい。
さらに、駆動機構27には、制御弁28が取り付けられている。制御弁28は、駆動機構27への空気の供給および駆動機構27からの排気を行う。排出弁26、駆動機構27、および制御弁28のより詳細な構造については、後述する。
ローダホッパ30は、貯留槽20から供給される樹脂ペレット9を受け入れ、下方に連続する射出成形機へ投入する容器である。ただし、ローダホッパ30は、樹脂ペレット9を、射出成形機の替わりに、例えば、押出成形機、ブロー成形機、または圧縮成形機等の他の装置へ投入してもよく、その他の製造工程で用いられるタンクや容器等へ投入してもよい。ローダホッパ30は、本発明における供給先の一例となる。ローダホッパ30は、側壁31と、底部32と、天板部33とを含む。側壁31は、略円筒状の立体形状を有する。底部32は、側壁31の下端部から下方へ向かうにつれて徐々に収束する漏斗状の部位である。天板部33は、側壁31の上部を覆う。なお、ローダホッパ30の形状は、他の形状であってもよい。例えば、ローダホッパ30の側壁31は、矩形の筒状であってもよい。
ローダホッパ30の内部には、樹脂ペレット9を一旦集積させるための空間が設けられている。ローダホッパ30の側壁31には、樹脂ペレット9を受け入れるための搬入口34が設けられている。ローダホッパ30の下部に位置する底部32の中央には、ローダホッパ30から下方の射出成形機へ樹脂ペレット9を排出するための第3排出口35が設けられている。また、ローダホッパ30の天板部33には、ローダホッパ30から気体を吸い出すための排気口36が設けられている。
輸送管40は、貯留槽20とローダホッパ30とを繋ぐ配管である。輸送管40は、貯留槽20からローダホッパ30への樹脂ペレット9の輸送経路となる。輸送管40の上流側の端部は、貯留槽20の第2排出口25に接続されている。輸送管40の下流側の端部は、ローダホッパ30の搬入口34に接続されている。また、輸送管40は、貯留槽20の第2排出口25の近傍に、外気導入口41を有する。外気導入口41には、開閉弁42と、図示を省略したフィルタとが、設けられている。開閉弁42を開放すると、フィルタを介して輸送管40の内部へ外気を取り込むことができる。
排気管50は、ローダホッパ30から気体を吸い出すための配管である。排気管50の上流側の端部は、ローダホッパ30の排気口36に接続されている。排気管50の下流側の端部は、ブロワ60に接続されている。
ブロワ60は、樹脂ペレット9を吸引輸送するための気力を発生させる機構である。ブロワ60は、制御部70から入力される駆動信号に応じてインペラを回転させることによって、排気管50内に気流を発生させる。ブロワ60を駆動させると、ローダホッパ30内の気体が、排気管50へ吸い出され、ブロワ60を通って外部へ排出される。これにより、ローダホッパ30内の気圧が、外気圧よりも低い負圧となる。そうすると、外気導入口41から輸送管40内に外気が取り込まれ、輸送管40内にローダホッパ30へ向かう気流が発生する。貯留槽20の第2排出口25から下方の輸送管40へ排出された樹脂ペレット9は、当該気流とともに、ローダホッパ30へ気力輸送される(図1中の矢印D1参照)。
なお、ローダホッパ30の排気口36には、フィルタ37が設けられている。フィルタ37は、気体の通過を許容しつつ、樹脂ペレット9が排気管50へ流れ込むことを防止する。フィルタ37には、例えば、樹脂ペレット9よりも小さい複数の貫通孔を有するパンチングメタルプレートが用いられる。
制御部70は、粉粒体供給装置1の各部を動作制御する制御手段である。図2は、制御部70と、粉粒体供給装置1内の各部との接続を示したブロック図である。図1中の破線および図2に示すように、制御部70は、上記の加熱乾燥機構、制御弁28の後述する第1ソレノイド282および第2ソレノイド283、およびブロワ60と、それぞれ電気的に接続されている。制御部70は、CPU等の演算処理部701、メモリ702、および記憶装置703を有するコンピュータにより構成されている。
制御部70は、記憶装置703に予め記憶されたプログラムPおよびオペレーションデータDや、外部からの入力信号に基づき、上記の各部を動作制御する。すなわち、上記のハードウェアとソフトウェアとが協働することにより、粉粒体供給装置1の各部が機能する。これにより、粉粒体供給装置1における樹脂ペレット9の処理が進行する。ただし、加熱乾燥機構およびブロワ60については、制御部70から切り離して、作業者が手動で操作するようにしてもよい。また、オペレーションデータDは、制御弁28の制御のために用いられる。制御部70は、オペレーションデータDに基づき、制御弁28をタイマー制御する。オペレーションデータDおよび制御弁28のタイマー制御については、詳細を後述する。
<1−2.排出弁、駆動機構、および制御弁の詳細な構造>
続いて、貯留槽20の排出弁26、駆動機構27、および制御弁28の詳細な構造について、説明する。図3は、排出弁26、駆動機構27、および制御弁28の構造を概念的に示した図である。
図3に示すように、駆動機構27は、駆動機構本体271と、ロッド272と、壁部273とを有する。駆動機構本体271は、有底の略円筒形状を有する。ロッド272と壁部273とは、一体であり、駆動機構本体271に対して直動運動する(図3中の矢印D2参照)。ロッド272の先端は、駆動機構本体271の外部に位置する。当該ロッド272の先端は、直動運動を回転運動(図3中の矢印D3参照)に変換する変換機構274を介して、排出弁26に接続されている。より具体的には、当該ロッド272の先端は、変換機構274を介して、排出弁26に固定されて貯留槽20の外部まで延びるレバー部261に接続されている。
駆動機構本体271の内部空間は、壁部273を隔てて、開側51と閉側52とに分かれている。駆動機構27において、駆動機構本体271の内部空間の開側51へ空気が供給されるとともに閉側52から排気されると、ロッド272および壁部273がX+方向に直動し、排出弁26を開く方向に回転させる。また、駆動機構27において、駆動機構本体271の内部空間の閉側52へ空気が供給されるとともに開側51から排気されると、ロッド272および壁部273がX−方向に直動し、排出弁26を閉じる方向に回転させる。なお、駆動機構27はこのような構造のものに限らず、市販のエア駆動アクチュエータのいかなる形式のものであってもよく、弁体と接続されたシャフトとピストンとがギアで連結されるもの等であってもよい。
本実施形態の制御弁28には、いわゆる5ポート3位置センタークローズ電磁弁が用いられる。図3に示すように、制御弁28は、制御弁本体281と、第1ソレノイド282と、第2ソレノイド283とを有する。また、制御弁28には、5つのポート(Aポート(第1出力ポート)、Bポート(第2出力ポート)、Pポート(給気ポート)、および2つのRポート(排気ポート))が形成されている。Aポートは、配管(以下「開側管路61」と称する)を介して、駆動機構本体271の内部空間の開側51に繋がれている。Bポートは、配管(以下「閉側管路62」と称する)を介して、駆動機構本体271の内部空間の閉側52と繋がれている。Pポートは、空気源280と接続される。空気源280からは、Pポートへ向かって空気(圧縮空気)が供給される。2つのRポートはそれぞれ、配管(以下「排気管路63」と称する)を介して、外部空間(大気)と連通する。
制御弁28において、第1ソレノイド282または第2ソレノイド283を通電させると、制御弁本体281は、直動運動する(図3中の矢印D4参照)。具体的には、第1ソレノイド282を通電させると、制御弁本体281が第1ソレノイド282側へ移動し、PポートがAポートに連通する。これにより、Aポートから駆動機構27の開側51に空気が供給される「送り位置」となる(後述する図6,図8参照)。また、第2ソレノイド283を通電させて、かつ、第1ソレノイド282の通電を遮断すると、制御弁本体281が第2ソレノイド283側へ移動し、PポートがBポートに連通する。これにより、Bポートから駆動機構27の閉側52に空気が供給される「戻り位置」となる(後述する図9参照)。また、制御弁28において、第1ソレノイド282の通電を遮断し、かつ、第2ソレノイド283の通電を遮断すると、制御弁本体281が中央付近に移動し、AポートおよびBポートが閉鎖される。これにより、駆動機構27への空気の供給が停止される「中央位置」(後述する図7参照)となる。このように、制御弁28は、3つの位置である「送り位置」、「戻り位置」、および「中央位置」をとることができる。
さらに、本実施形態では、2つの排気管路63において、それぞれ流量調整弁631が設けられている。流量調整弁631は、排気管路63の内部を通過して外部へ排出される空気の流量を調整できる。なお、2つの流量調整弁631はそれぞれ、作業員の手動によって(例えば、ネジを締め付けることによって)開度が調整される。ただし、2つの流量調整弁631はそれぞれ、図示を省略した駆動機構によって、開度が自動で調整されてもよい。流量調整弁631の開度を中間位置付近まで絞ることによって、排気管路63の内部を通過する空気の流れを緩やかにすることができる。これにより、駆動機構27のロッド272の直動運動が緩やかになることによって、排出弁26の急激な開閉動作を防止できる。
上記のとおり、本実施形態では、エア開閉式の排出弁26と、5ポート3位置センタークローズ電磁弁である制御弁28とを用いて、低コストで、樹脂ペレット9の貯留槽20からの排出量を調整することができる。これにより、プラスチック製品等の樹脂成形品の製造コスト(イニシャルコスト)の抑制が可能となる。
<1−3.貯留槽から供給先への樹脂ペレットの供給方法>
続いて、貯留槽20から供給先であるローダホッパ30への樹脂ペレット9の供給方法について、詳細を説明する。図4は、貯留槽20からローダホッパ30への樹脂ペレット9の供給方法の一例を示したフローチャートである。
上記のとおり、粉粒体供給装置1は、乾燥ホッパ10の内部において樹脂ペレット9を予め乾燥させた後、乾燥後の樹脂ペレット9を貯留槽20の内部に一旦集積させて貯留し、さらに貯留槽20の第2排出口25から供給先であるローダホッパ30へ供給する。貯留槽20の樹脂ペレット9を第2排出口25から供給先のローダホッパ30へ供給する際には、まず、ブロワ60を駆動させるとともに、輸送管40の開閉弁42を開く(ステップS1)。そうすると、ローダホッパ30内から空気が吸い出されて、ローダホッパ30内の気圧が低下する。この結果、輸送管40の外気導入口41から輸送管40内に外気が取り込まれ、第2排出口25からローダホッパ30へ向かう気流が発生する。
ここで、上記のとおり、制御部70内の記憶装置703には、制御弁28の制御のために用いられるオペレーションデータDが記憶されている。図5は、オペレーションデータDの例を示したグラフである。図5に示すように、オペレーションデータDは、制御弁28の第1ソレノイド282および第2ソレノイド283の通電・遮断の動作を示した時系列データである。制御部70は、当該オペレーションデータDに基づき、制御弁28の第1ソレノイド282および第2ソレノイド283の通電および遮断をタイマー制御する。また、このとき、2つの流量調整弁631は、作業員の手動によって、開度が適正な位置(例えば、50%程度)に設定されている。ここで、「適正な位置」とは、全開位置と閉位置との間で、かつ、流量調整弁631を通過させる空気の流量を考慮して自由に設定可能な位置ある。以下では、当該「適正な位置」を「中間位置」と称する。なお、図5では、オペレーションデータDに加えて、制御弁28を制御した結果としての排出弁26の状態を、参考として図示している。
ステップS1の終了(時刻t0)後、続いて、制御弁28の第1ソレノイド282を通電させて、PポートがAポートに連通する「送り位置」となるまで制御弁本体281を移動させる(ステップS2)。このとき、Bポートは、1つのRポートに連通する。図6は、当該ステップS2における、排出弁26、駆動機構27、および制御弁28の状態を示した図である。このとき、空気源280から、Pポート、Aポート、開側管路61を介して、駆動機構本体271の内部空間のうちの開側51に空気が供給される。また、駆動機構本体271の内部空間のうちの閉側52から、閉側管路62、Bポート、Rポート、排気管路63を介して、外部空間へ排気される。制御部70は、タイマー制御を行うことにより、第1ソレノイド282を時刻t0から時刻t1まで通電させる。これにより、駆動機構27に接続された排出弁26は、閉位置から所定開度位置まで開く。ここで、所定開度位置とは、閉位置と全開位置との間の中間の開度位置であり、例えば、50%程度の開度位置であって、目標とする開度として予め設定される。
次に、制御弁28の第1ソレノイド282の通電を遮断して、AポートおよびBポートが閉鎖された「中央位置」なるまで制御弁本体281を移動させる(ステップS3)。図7は、当該ステップS3における、排出弁26、駆動機構27、および制御弁28の状態を示した図である。これにより、制御弁28と駆動機構本体271の内部空間との間における空気の移動が停止する。この結果、排出弁26は、所定開度位置にて保持される。また、第1ソレノイド282は、時刻t1から時刻t2まで通電が遮断される。このため、排出弁26は、時刻t1から時刻t2まで、所定開度位置にて保持される。
ここで、上記のステップS2〜後述するステップS7においては、貯留槽20の第2排出口25から供給先のローダホッパ30へ向かう気流が発生している。ステップS3において、排出弁26が所定開度位置にて保持された状態で、樹脂ペレット9は、空気との混合比率(重量比率)を適切な範囲に調整されつつ、輸送管40を介して、貯留槽20からローダホッパ30へ輸送される。
ステップS3の終了(時刻t2)後、再度、制御弁28の第1ソレノイド282を通電させて、PポートがAポートに連通する「送り位置」となるまで制御弁本体281を移動させる(ステップS4)。このとき、Bポートは、1つのRポートに再度連通する。図8は、当該ステップS4における、排出弁26、駆動機構27、および制御弁28の状態を示した図である。このとき、空気源280から、Pポート、Aポート、開側管路61を介して、駆動機構本体271の内部空間のうちの開側51に空気が供給される。また、駆動機構本体271の内部空間のうちの閉側52から、閉側管路62、Bポート、Rポート、排気管路63を介して、外部空間へ排気される。制御部70は、タイマー制御を行うことにより、第1ソレノイド282を時刻t2から時刻t3まで通電させる。これにより、駆動機構27に接続された排出弁26は、所定開度位置から全開位置まで移行する。
続いて、ステップS4の終了時点(時刻t3)から、排出弁26が全開位置にある状態を、時刻t4まで、「第1所定時間T1以上」継続する(ステップS5)。これにより、貯留槽20内に樹脂ペレット9を残すことなく全て排出することができる。この結果、貯留槽20内に樹脂ペレット9が長時間に亘って残留して品質が劣化してしまうことを抑制できる。なお、本実施形態では、ステップS5において、制御弁28の第1ソレノイド282の通電を維持する。ただし、ステップS5において、第1ソレノイド282の通電を遮断して、制御弁28のAポートおよびBポートが閉鎖された状態にしてもよい。
ステップS5の終了(時刻t4)後、続いて、制御弁28の第1ソレノイド282の通電を遮断して、かつ、制御弁28の第2ソレノイド283を通電させて、PポートがBポートに連通する「戻り位置」となるまで制御弁本体281を移動させる(ステップS6)。このとき、Aポートは、1つのRポートに連通する。図9は、当該ステップS6における、排出弁26、駆動機構27、および制御弁28の状態を示した図である。このとき、空気源280から、Pポート、Bポート、閉側管路62を介して、駆動機構本体271の内部空間のうちの閉側52に空気が供給される。また、駆動機構本体271の内部空間のうちの開側51から、開側管路61、Aポート、Rポート、排気管路63を介して、外部空間へ排気される。制御部70は、タイマー制御を行うことにより、第2ソレノイド283を時刻t4から時刻t5まで通電させる。これにより、駆動機構27に接続された排出弁26は、全開位置から閉位置まで閉じる。
さらに、ステップS6の終了(時刻t5)後、制御弁28の第2ソレノイド283の通電を遮断し、かつ、ブロワ60の駆動を時刻t6まで「第2所定時間T2以上」継続する(ステップS7)。これにより、排出弁26を閉位置にて保持したまま、貯留槽20の第2排出口25から供給先のローダホッパ30へ向かう気流を維持する。この結果、貯留槽20の第2排出口25から供給先までの、輸送管40を含む輸送経路上に、樹脂ペレット9を残すことなく、全て供給先まで輸送することができる。
そして、ステップS7の終了(時刻t5)後、ブロワ60の駆動を停止し、輸送管40の開閉弁42を閉塞する(ステップS8)。これにより、貯留槽20からローダホッパ30への樹脂ペレット9の供給を終了する。ただし、開閉弁42は省略されてもよく、外気導入口41は常時開放されるものとしてもよい。
なお、上記の時刻t0〜時刻t6、第1所定時間T1、および第2所定時間T2は、粉粒体供給装置1内の各部を試運転した結果に基づいて、輸送される樹脂ペレット9の重量や輸送管40内の風速等も考慮しつつ、予め設定される。例えば、本実施形態では、図示の上で便宜上時刻t0〜時刻t6は互いに等間隔であったが、実際には、試運転した結果に基づいて、それぞれ適切な時間配分で設定する。すなわち、制御弁28をタイマー制御する際に参照されるオペレーションデータDには、例えば「排出弁26を5秒間で閉位置から所定開度位置まで開く。その後、排出弁26を10秒間、所定開度位置にて保持する。」といった、具体的な時間と排出弁26の開閉状態に関する情報が含まれる。なお、上記の時刻t0〜時刻t6、第1所定時間T1、および第2所定時間T2は、必ずしも試運転による結果に基づき設定するものとは限らず、設計条件や運転条件、材料条件といった基礎データから求められるものでもよく、蓄積された過去の運転データから求められるものであってもよい。
また、上記のとおり、制御弁28に接続された2つの排気管路63に設けられた2つの流量調整弁631は、開度が中間位置(例えば、50%程度)に設定されている。このため、ステップS2では、排気管路63内を通過する空気の流量が絞られることにより、排出弁26は閉位置から所定開度位置まで適度な速度(流量調整弁631の開度が全開である場合よりは遅い、例えば、半分程度の速度であって、排出弁26の開度の調整が粗くならない範囲で最大限の速さとなることが望ましい。以下、当該「適度な速度」を「中間速度」と称する)で開く。また、ステップS4では、排気管路63内を通過する空気の流量が絞られることにより、排出弁26は所定開度位置から全開位置まで中間速度(適度な速度)で移行する。また、ステップS6では、排気管路63内を通過する空気の流量が絞られることにより、排出弁26は全開位置から閉位置まで中間速度(適度な速度)で閉じる。このように、排出弁26や駆動機構27の動きが緩やかになることによって、排出弁26や駆動機構27のロッド272を所望の状態で容易に停止させることができるため、制御の精度が向上する。また、排出弁26の急激な開閉動作を防止できることによって、排出弁26付近に加わる衝撃を抑制でき、排出弁26の耐久性を向上できる。なお、流量調整弁631の開度についても、粉粒体供給装置1内の各部を試運転した結果に基づいて、設定すればよい。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
<2−1.第1変形例>
図10は、一変形例に係る粉粒体供給装置1の構成を概念的に示した図である。図10の変形例では、2つの流量調整弁631Bは、駆動機構27の内部空間の開側51と制御弁28とを繋ぐ開側管路61と、駆動機構27の内部空間の閉側52と制御弁28とを繋ぐ閉側管路62とにおいて、設けられている。2つの流量調整弁631Bは、開側管路61および閉側管路62の内部を通過する空気の流量を調整可能である。上述の実施形態と同様に、2つの流量調整弁631Bは、開度が中間位置(例えば、50%程度)に設定されている。
本変形例の粉粒体供給装置1を用いて上記のステップS1〜ステップS8を行った場合、上記の実施形態と同様に、ステップS2では、開側管路61内および閉側管路62内を通過する空気の流量が絞られることにより、排出弁26は閉位置から所定開度位置まで中間速度(適度な速度)で開く。また、ステップS4では、開側管路61内および閉側管路62内を通過する空気の流量が絞られることにより、排出弁26は所定開度位置から全開位置まで中間速度(適度な速度)で移行する。また、ステップS6では、開側管路61内および閉側管路62内を通過する空気の流量が絞られることにより、排出弁26は全開位置から閉位置まで中間速度(適度な速度)で閉じる。このように、排出弁26や駆動機構27の動きが緩やかになることによって、排出弁26や駆動機構27のロッド272を所望の状態で容易に停止させることができるため、制御の精度が向上する。また、排出弁26の急激な開閉動作を防止できることによって、排出弁26付近に加わる衝撃を抑制でき、排出弁26の耐久性を向上できる。
<2−2.第2変形例>
図11は、他の変形例に係るオペレーションデータDrの例を示したグラフである。なお、図11では、オペレーションデータDrに加えて、制御弁28を制御した結果としての排出弁26の状態を、参考として図示している。図11の変形例では、ステップS4の終了時点(時刻t3)から、排出弁26が全開位置にある状態を、時刻t4よりも十分に後(例えば、時刻t5)まで継続する。これにより、貯留槽20内に樹脂ペレット9を残すことなく全て排出することができるだけでなく、貯留槽20の第2排出口25から供給先までの、輸送管40を含む輸送経路上にも、樹脂ペレット9を残すことなく、全て供給先まで輸送することができる。その後、上記のステップS6と同様に、制御弁28の第1ソレノイド282の通電を遮断して、かつ、制御弁28の第2ソレノイド283を通電させることによって、排出弁26を全開位置から閉位置まで閉じた後、上記のステップS8と同様に、ブロワ60の駆動を停止し、輸送管40の開閉弁42を閉塞し、終了すればよい。
<2−3.第3変形例>
上記の実施形態では、貯留槽20から、供給先であるローダホッパ30へ樹脂ペレット9を供給していた。しかしながら、供給先は、内部にある樹脂ペレット9の重量を計測し、当該樹脂ペレット9の重量に係る情報を示す信号を出力可能な計量装置80であってもよい。図12は、他の変形例に係る粉粒体供給装置1の構成を概念的に示した図である。図13は、貯留槽20から供給先である計量装置80への樹脂ペレット9の供給方法の一例を示したフローチャートである。
図12の例では、粉粒体供給装置1は、貯留槽20、輸送管40、制御部70、および計量装置80を有する。貯留槽20は、上記の実施形態における貯留槽20と同等の構成を有する。貯留槽20の第2排出口25には、排出弁26と、駆動機構27とが取り付けられている。駆動機構27には、制御弁28が取り付けられている。排出弁26、駆動機構27、および制御弁28は、上記の実施形態におけるこれらの各部と同等の構成を有する。輸送管40は、貯留槽20と計量装置80とを繋ぐ配管である。貯留槽20から排出された樹脂ペレット9は、輸送管40を介して計量装置80の内部へ重力落下する。制御部70は、制御弁28の第1ソレノイド282および第2ソレノイド283に加え、さらに計量装置80と、電気的に接続されている。
計量装置80は、内部にある樹脂ペレット9の重量を計測し、樹脂ペレット9の重量に係る情報を示す信号を出力可能な装置である。計量装置80は、ロードセル81および送信部82を有する。ロードセル81は、計量装置80の内部にある樹脂ペレット9の重量を検出する。送信部82は、ロードセル81による検出結果を示す信号を制御部70へ出力可能である。本変形例では、制御部70は、計量装置80の送信部82から出力された信号に基づいて、計量装置80の内部にある樹脂ペレット9の重量が、目標重量に対して、例えば6割以上(第1基準量以上)であるか否かを判定する。以下、制御部70が、計量装置80の内部にある樹脂ペレット9の重量が第1基準量以上であると判定したタイミングを、「第1の所定タイミング」と称する。また、制御部70は、計量装置80の送信部82から出力された信号に基づいて、計量装置80の内部にある樹脂ペレット9の重量が、第1基準量よりも多い第2基準量(目標重量に極めて近い重量)以上であるか否かを判定する。以下、制御部70が、計量装置80の内部にある樹脂ペレット9の重量が第2基準量以上であると判定したタイミングを、「第2の所定タイミング」と称する。
図13に示すように、貯留槽20の内部の樹脂ペレット9を第2排出口25から供給先の計量装置80へ供給する際には、まず、制御弁28の第1ソレノイド282を通電させて、PポートがAポートに連通する「送り位置」となるまで制御弁本体281を移動させる(ステップS1)。このとき、Bポートは、1つのRポートに連通する。そして、空気源280から、Pポート、Aポート、開側管路61を介して、駆動機構本体271の内部空間のうちの開側51に空気が供給される。また、駆動機構本体271の内部空間のうちの閉側52から、閉側管路62、Bポート、Rポート、排気管路63を介して、外部空間へ排気される。これにより、駆動機構27に接続された排出弁26は、閉位置から全開位置まで開く。
次に、ステップS1の後に、制御弁28の第1ソレノイド282の通電を遮断して、AポートおよびBポートが閉鎖された「中央位置」なるまで制御弁本体281を移動させる(ステップS2)。これにより、制御弁28と駆動機構本体271の内部空間との間における空気の移動が停止する。この結果、排出弁26は、全開位置にて保持される。このとき、貯留槽20の内部の樹脂ペレット9が、輸送管40を介して計量装置80の内部へ、速い速度で重力落下して、供給される。
その後、上記の第1の所定タイミングで、制御弁28の第1ソレノイド282の通電を遮断したまま、かつ、制御弁28の第2ソレノイド283を通電させて、PポートがBポートに連通する「戻り位置」となるまで制御弁本体281を移動させる(ステップS3)。このとき、Aポートは、1つのRポートに連通する。そして、空気源280から、Pポート、Bポート、閉側管路62を介して、駆動機構本体271の内部空間のうちの閉側52に空気が供給される。また、駆動機構本体271の内部空間のうちの開側51から、開側管路61、Aポート、Rポート、排気管路63を介して、外部空間へ排気される。これにより、駆動機構27に接続された排出弁26は、全開位置から所定開度位置まで移行する。
次に、ステップS3の後に、制御弁28の第2ソレノイド283の通電を遮断して、AポートおよびBポートが閉鎖された「中央位置」なるまで制御弁本体281を移動させる(ステップS4)。これにより、制御弁28と駆動機構本体271の内部空間との間における空気の移動が停止する。この結果、排出弁26は、所定開度位置にて保持される。このとき、貯留槽20の内部の樹脂ペレット9が、輸送管40を介して計量装置80の内部へ、緩やかな速い速度で重力落下して、供給される。
その後、上記の第2の所定タイミングで、制御弁28の第1ソレノイド282の通電を遮断したまま、かつ、制御弁28の第2ソレノイド283を通電させて、PポートがBポートに連通する「戻り位置」となるまで制御弁本体281を移動させる(ステップS5)。このとき、Aポートは、1つのRポートに連通する。そして、空気源280から、Pポート、Bポート、閉側管路62を介して、駆動機構本体271の内部空間のうちの閉側52に空気が供給される。また、駆動機構本体271の内部空間のうちの開側51から、開側管路61、Aポート、Rポート、排気管路63を介して、外部空間へ排気される。これにより、駆動機構27に接続された排出弁26は、所定開度位置から閉位置まで閉じる。これにより、貯留槽20の内部から計量装置80の内部への樹脂ペレット9の供給が停止される。
本変形例では、上記のとおり、ステップS4以降、樹脂ペレット9は、計量装置80の内部へ、緩やかな速度で重力落下する。このため、計量装置80の内部において樹脂ペレット9の重量が目標重量に達すると同時に、樹脂ペレット9の供給を停止させやすい。この結果、計量装置80への樹脂ペレット9の供給量をより高精度で調整することができる。
<2−4.他の変形例>
上記の実施形態では、供給先を負圧にして樹脂ペレット9を吸引輸送していた。しかしながら、本発明における樹脂ペレット9の輸送方式は、供給元である貯留槽20の付近を陽圧にして、樹脂ペレット9を供給先へ圧送するものであってもよい。この場合、例えば、ブロワ60を外気導入口41付近に配置すればよい。また、気力を発生させるための手段は、必ずしもブロワでなくてもよい。
上記の実施形態では、樹脂ペレット9を乾燥させるために、乾燥ホッパ10の内部へ乾いた熱風を供給していた。しかしながら、乾いた熱風の代わりに、窒素ガスまたはアルゴンガス等の他の不活性ガスを供給してもよい。また、乾燥させずに加熱のみを行った通常の熱風を乾燥ホッパ10の内部に供給することによって樹脂ペレット9を加熱し、樹脂ペレット9に含まれる水分を蒸発させることによって、樹脂ペレット9を乾燥させてもよい。さらに、乾燥ホッパ10の内部空間を減圧することによって、樹脂ペレット9に含まれる水分を蒸発させることにより、樹脂ペレット9を乾燥させてもよい。また、乾燥ホッパ10と貯留槽20とが、一体であってもよい。
また、本発明の粉粒体供給装置1は、樹脂ペレット9以外の粉粒体を処理対象とするものであってもよい。例えば、樹脂ペレット9に代えて、医薬品、化学製品、食品、建材等の様々の分野で用いられる粉粒体を処理対象としてもよい。また、本発明の粉粒体供給装置1では、乾燥済みの樹脂ペレット9を貯留槽20の第2排出口25から供給先まで輸送していた。しかしながら、未乾燥の樹脂ペレット9を貯留槽20の第2排出口25から供給先まで輸送してもよい。
粉粒体供給装置の細部の構成については、本願の各図に示された構成と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 粉粒体供給装置
9 樹脂ペレット
10 乾燥ホッパ
20 貯留槽(供給元)
21 側壁
22 底部
23 天板部
24 搬入口
25 第2排出口
26 排出弁
27 駆動機構
28 制御弁
30 ローダホッパ(供給先)
40 輸送管
51 (内部空間の)開側
52 (内部空間の)閉側
60 ブロワ
61 開側管路
62 閉側管路
63 排気管路
70 制御部
80 計量装置
81 ロードセル
82 送信部
261 レバー部
271 駆動機構本体
272 ロッド
273 壁部
274 変換機構
280 空気源
281 制御弁本体
282 第1ソレノイド
283 第2ソレノイド
631,631B 流量調整弁

Claims (11)

  1. 粉粒体を貯留する貯留槽の排出口に設けられたエア開閉式の排出弁の駆動機構への空気の供給を、5ポート3位置センタークローズ電磁弁である制御弁を介して行いつつ、前記貯留槽内の前記粉粒体を前記排出口から供給先へ供給する粉粒体供給方法であって、
    a)前記制御弁において、第1ソレノイドを通電させて給気ポートが第1出力ポートに連通する送り位置となるまで制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の内部空間のうち開側に空気を供給し、前記排出弁を閉位置から所定開度位置まで開く工程と、
    b)前記工程a)の後に、前記制御弁において、前記第1ソレノイドの通電を遮断して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートが閉鎖された中央位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記排出弁を前記所定開度位置にて保持する工程と、
    c)前記工程b)の後に、前記制御弁において、前記第1ソレノイドを通電させて前記送り位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の前記開側に空気をさらに供給し、前記排出弁を前記所定開度位置から全開位置まで移行する工程と、
    d)前記工程c)の終了時点から、前記排出弁が前記全開位置にある状態を第1所定時間以上継続させた後に、前記制御弁において、前記第1ソレノイドの通電を遮断して、かつ、第2ソレノイドを通電させて前記給気ポートが前記第2出力ポートに連通する戻り位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の前記内部空間のうち閉側に空気を供給し、前記排出弁を前記全開位置から前記閉位置まで閉じる工程と、を有する、粉粒体供給方法。
  2. 請求項1に記載の粉粒体供給方法であって、
    前記制御弁の前記第1出力ポートと前記駆動機構の前記開側とを繋ぐ開側管路、および前記制御弁の前記第2出力ポートと前記駆動機構の前記閉側とを繋ぐ閉側管路において、それぞれ流量調整弁を用いて空気の流量を調整し、
    前記工程a)では、前記開側管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記閉位置から前記所定開度位置まで中間速度で開き、
    前記工程c)では、前記開側管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記所定開度位置から前記全開位置まで中間速度で移行し、
    前記工程d)では、前記閉側管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記全開位置から前記閉位置まで中間速度で閉じる、粉粒体供給方法。
  3. 請求項1に記載の粉粒体供給方法であって、
    前記制御弁における前記2つの排気ポートのそれぞれと外部空間とを繋ぐ2つの排気管路において、それぞれ流量調整弁を用いて空気の流量を調整し、
    前記工程a)では、前記排気管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記閉位置から前記所定開度位置まで中間速度で開き、
    前記工程c)では、前記排気管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記所定開度位置から前記全開位置まで中間速度で移行し、
    前記工程d)では、前記排気管路における前記流量調整弁の開度を中間位置にすることによって、前記排出弁を前記全開位置から前記閉位置まで中間速度で閉じる、粉粒体供給方法。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の粉粒体供給方法であって、
    前記工程a)〜前記工程d)では、前記排出口よりも下流側の前記粉粒体の前記供給先から空気を吸い出して前記供給先の気圧を低下させることにより、前記排出口から前記供給先へ向かう気流を発生させる、粉粒体供給方法。
  5. 請求項4に記載の粉粒体供給方法であって、
    e)前記供給先へ向かう気流を維持しつつ、前記工程d)の終了時点から、前記排出弁が前記閉位置にある状態を第2所定時間以上継続する工程
    をさらに有する、粉粒体供給方法。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の粉粒体供給方法であって、
    前記排出弁はボール弁である、粉粒体供給方法。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の粉粒体供給方法であって、
    前記粉粒体は樹脂ペレットである、粉粒体供給方法。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の粉粒体供給方法であって、
    前記第1ソレノイドおよび前記第2ソレノイドの通電および遮断をタイマー制御する、粉粒体供給方法。
  9. 粉粒体を貯留し、下部に排出口を有する貯留槽と、
    前記排出口に設けられたエア開閉式の排出弁と、
    前記排出弁に接続され、内部空間のうち開側に空気が供給されることによって前記排出弁を開き、前記内部空間のうち閉側に空気が供給されることによって前記排出弁を閉じる駆動機構と、
    前記駆動機構の前記開側または前記閉側へ空気を供給する制御弁と、
    を有し、前記貯留槽内の前記粉粒体を前記排出口から供給先へ供給し、
    前記制御弁は、5ポート3位置センタークローズ電磁弁であり、
    a)給気ポートが第1出力ポートに連通することによって、前記駆動機構の前記開側に空気が供給される送り位置と、
    b)前記給気ポートが第2出力ポートに連通することによって、前記駆動機構の前記閉側に空気が供給される戻り位置と、
    c)前記第1出力ポートおよび前記第2出力ポートが閉鎖されることによって、前記駆動機構への空気の供給が停止される中央位置と、
    をとることができる、粉粒体供給装置。
  10. 粉粒体を貯留する貯留槽の排出口に設けられたエア開閉式の排出弁の駆動機構への空気の供給を、5ポート3位置センタークローズ電磁弁である制御弁を介して行いつつ、前記貯留槽内の前記粉粒体を前記排出口から供給先へ供給する粉粒体供給方法であって、
    a)前記制御弁において、第1ソレノイドを通電させて給気ポートが第1出力ポートに連通する送り位置となるまで制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の内部空間のうち開側に空気を供給し、前記排出弁を閉位置から全開位置まで開く工程と、
    b)前記工程a)の後に、前記制御弁において、前記第1ソレノイドの通電を遮断して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートが閉鎖された中央位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記排出弁を前記全開位置にて保持する工程と、
    c)前記工程b)の後に、第1の所定タイミングで、前記制御弁において、前記第2ソレノイドを通電させて前記給気ポートが前記第2出力ポートに連通する戻り位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の前記内部空間のうち閉側に空気を供給し、前記排出弁を前記全開位置から所定開度位置まで移行する工程と、
    d)前記工程c)の後に、前記制御弁において、前記第2ソレノイドの通電を遮断して前記第1出力ポートおよび前記第2出力ポートが閉鎖された中央位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記排出弁を前記所定開度位置にて保持する工程と、
    e)前記工程d)の後に、第2の所定タイミングで、前記制御弁において、前記第2ソレノイドを通電させて前記戻り位置となるまで前記制御弁本体を移動させることによって、前記駆動機構の前記閉側に空気をさらに供給し、前記排出弁を前記所定開度位置から前記閉位置まで閉じる工程と、を有する、粉粒体供給方法。
  11. 請求項10に記載の粉粒体供給方法であって、
    前記供給先は、内部にある前記粉粒体の重量を計測し、前記粉粒体の重量に係る情報を示す信号を出力可能な計量装置であって、
    前記第1の所定タイミングは、前記計量装置から出力された信号に基づいて、前記計量装置の内部にある前記粉粒体の重量が第1基準量以上であることが判定されたタイミングであり、
    前記第2の所定タイミングは、前記計量装置から出力された信号に基づいて、前記計量装置の内部にある前記粉粒体の重量が前記第1基準量よりも多い第2基準量以上であることが判定されたタイミングである、粉粒体供給方法。

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