JP6198482B2 - 気力輸送装置および気力輸送方法 - Google Patents

気力輸送装置および気力輸送方法 Download PDF

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Description

本発明は、気力輸送装置および気力輸送方法、詳しくは、材料を気力輸送するための気力輸送装置および気力輸送方法に関する。
従来、樹脂からなる材料を射出成形機に気力輸送して、その後、かかる射出成形機によって所望の形状に成形することが知られている。
そのような気力輸送装置として、例えば、バキュームコンベアと、それに輸送管を介して接続される吸引ノズルとを備える空気輸送システムが提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。特許文献1で提案される空気輸送システムでは、吸引ノズルは、上下方向に延び、中央吸引管と外側管とからなる二重管構造を有しており、また、中央吸引管と外側管との間には、2次空気供給通路が形成されており、2次空気供給通路の上端部には、エアコンプレッサが接続されている。
特許文献1で提案される空気輸送システムでは、バキュームコンベアを駆動した状態で、エアコンプレッサから2次空気供給通路に圧縮空気を噴射させて、吸引ノズルの下端部近傍にある粉体を舞い上げ、舞い上げられた粉体を、中央吸引管から吸引することにより、粉体を気力輸送している。
特開2002−338044号公報
しかるに、粉体の用途および目的によっては、比較的少量の材料(粉体を含む)を定量的に吸引して、これを定量的に気力輸送したい要求がある。
しかしながら、特許文献1に記載の空気輸送システムでは、バキュームコンベアの吸引駆動の停止後も、中央吸引管内には、粉体を輸送できる程度のエアがしばらく流れるので、粉体を輸送できる状態がしばらく継続する。そのため、バキュームコンベアの吸引駆動の停止後も、粉体が中央吸引管から吸引されてしまう場合がある。そうすると、上記した定量的な気力輸送を実現することができないという不具合がある。
本発明の目的は、比較的少量の材料を定量的に気力輸送することのできる気力輸送装置および気力輸送方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の気力輸送装置は、材料を気力により輸送するための気力輸送装置であって、材料を輸送する輸送管と、前記輸送管に気力を発生させる気力発生装置と、前記輸送管に取り付けられ、気体を前記輸送管に流入させるための流入部と、前記流入部から前記輸送管に気体を流入させることを許容または規制するための開閉手段とを備え、前記輸送管は、前記気力発生装置が作動し、かつ、前記開閉手段によって前記流入部から前記輸送管へ気体の流入が許容されるときに、前記輸送管における前記流入部よりも前記輸送方向上流側の材料が前記流入部より搬送方向下流側へ輸送されないよう気体が流入されるように構成されていることを特徴としている。
この気力輸送装置によれば、気力発生装置が作動すると、輸送管内に、材料を輸送することができる気力が発生する。そして、開閉手段によって流入部から輸送管へ気体の流入が規制されるときには、上記した気力を輸送管内で維持できるので、輸送管において材料を輸送することができる。
一方、気力発生装置が作動し、輸送管内に、材料を輸送することができる気力が発生しても、開閉手段によって流入部から輸送管へ気体の流入が許容されるときには、輸送管内に気体が流入する分、上記した気力が減少する。そして、このような気力の減少により、輸送管における流入部よりも輸送方向上流側の材料が流入部より搬送方向下流側へ輸送されない。つまり、輸送管において材料の輸送を制限することができる。
そのため、開閉手段によって、流入部から輸送管に気体を流入させることを規制および許容することによって、輸送管における材料の輸送およびその制限を制御することができる。
その結果、この気力輸送装置は、材料を定量的に気力輸送することができる。従って、比較的少量の材料を定量的に気力輸送することができる。
また、本発明の気力輸送装置は、前記気力発生装置が作動する間に、前記流入部から前記輸送管への気体の流入を規制および許容するように、前記開閉手段を制御する制御手段をさらに備えることが好適である。
この気力輸送装置によれば、制御手段によって、開閉手段を制御することにより、気力発生装置が作動する間に、流入部から輸送管への気体の流入の規制および許容を制御できるので、輸送管における材料の輸送およびその制限を確実に制御することができる。
そのため、材料を確実に定量的に気力輸送することができる。つまり、比較的少量の材料を確実に定量的に気力輸送することができる。
また、本発明の気力輸送装置では、前記制御手段は、前記流入部から前記輸送管への気体の流入の規制の開始から、前記輸送管における前記流入部よりも前記輸送方向上流側の材料が前記流入部より搬送方向下流側へ輸送可能な輸送可能速度に到達するまでの輸送可能時間以上で、かつ、前記流入部から前記輸送管への気体の流入の規制の開始から、輸送される材料の輸送速度が一定速度に到達するまでの到達時間よりも短くなるように、前記流入部から前記輸送管の気体の流入が規制される規制時間を設定することが好適である。
流入部から輸送管への気体の流入の規制の開始から、輸送管における流入部よりも輸送方向上流側の材料が流入部より搬送方向下流側へ輸送可能な輸送可能速度に到達するまでは、材料を確実に気力輸送することができない。
これに対して、この気力輸送装置では、制御装置は、流入部から輸送管への気体の流入の規制の開始から、輸送管における流入部よりも輸送方向上流側の材料が流入部より搬送方向下流側へ輸送可能な輸送可能速度に到達するまでの輸送可能時間以上に、流入部から輸送管の気体の流入が規制される規制時間を設定するので、材料を確実に気力輸送することができる。
また、流入部から輸送管への気体の流入の規制の開始から、輸送される材料の輸送速度が一定速度に到達すると、大量の材料が気力輸送される。そうすると、比較的少量の材料を定量的に気力輸送することができない。
これに対して、この気力輸送装置では、制御手段は、流入部から輸送管への気体の流入の規制の開始から、輸送される材料の輸送速度が一定速度に到達するまでの到達時間よりも短くなるように、流入部から輸送管の気体の流入が規制される規制時間を設定するので、少量の材料が気力輸送される。そのため、比較的少量の材料を確実に定量的に気力輸送することができる。
また、本発明の気力輸送装置では、前記制御手段は、前記開閉手段を複数回開閉するように制御することが好適である。
この気力輸送装置によれば、流入部から輸送管の気体の流入が規制される規制時間、つまり、気力輸送装置による気力輸送の時間を複数回設けることができる。そのため、気力輸送される材料の定量性を向上させることができる。
また、本発明の気力輸送装置では、前記制御手段は、前記流入部から前記輸送管の気体の流入が規制される規制時間が一定時間となるように、前記開閉手段を制御することが好適である。
この気力輸送装置では、流入部から輸送管の気体の流入が規制される規制時間、つまり、気力輸送装置による気力輸送の時間が一定時間である。そのため、一定量の材料を気力輸送の時間毎に気力輸送することができる。そのため、気力輸送される材料の定量性を向上させることができる。
また、本発明の気力輸送装置は、前記輸送管における前記流入部より前記輸送方向上流側に設けられ、前記輸送管に気体を流入させて、材料と気体との混合比を調整するための調整手段をさらに備えることが好適である。
この気力輸送装置によれば、調整手段によって、輸送管において材料と気体との混合比を調整することができるので、輸送管内における材料の詰まりを防止して、円滑な輸送を実施することができる。そのため、気力輸送の定量性を向上させることができる。さらに、調整手段が、輸送管における流入部より輸送方向上流側に設けられているので、流入部およびそれより輸送方向下流側の材料詰まりを防止することができる。
また、本発明の気力輸送装置では、前記流入部は、一端に、前記輸送管に連通する連通口が形成され、他端に、気体としての外気を取り込む取込口が開口として形成されていることが好適である。
この気力輸送装置では、流入部を確実に形成することができる。
また、本発明の気力輸送方法は、気力輸送装置を用いて、材料を気力により輸送するための気力輸送方法であって、前記気力輸送装置は、材料を輸送する輸送管と、前記輸送管に気力を発生させる気力発生装置と、前記輸送管が取り付けられ、気体を輸送管に流入させるための流入部と、前記流入部から前記輸送管に気体を流入させることを許容または規制するための開閉手段とを備え、前記輸送管は、前記気力発生装置が作動している間に、前記開閉手段によって前記流入部から前記輸送管へ気体が流入することを規制することにより、材料を輸送し、前記開閉手段によって前記流入部から前記輸送管へ気体が流入することを許容することによって、材料の輸送を制限することを特徴としている。
この気力輸送方法では、気力発生装置が作動している間に、輸送管内に、材料を輸送することができるような気力が発生する。また、開閉手段によって流入部から輸送管へ気体が流入することを規制することにより、上記した気力が増大するので、輸送管において材料を輸送することができる。
一方、気力発生装置が作動している間に、輸送管内に、材料を輸送することができるような気力が発生するが、開閉手段によって流入部から輸送管へ気体が流入することを許容することにより、上記した気力が減少する。具体的には、材料の輸送を制限する。
そのため、材料を定量的に気力輸送することができる。つまり、比較的少量の材料を定量的に気力輸送することができる。
本発明の気力輸送装置および気力輸送方法は、材料を定量的に気力輸送することができる。つまり、比較的少量の材料を定量的に気力輸送することができる。
図1は、本発明の気力輸送装置の第1実施形態の断面図であり、図1Aは、開閉弁が開状態である態様、図1Bは、開閉弁が閉状態である態様を示す。 図2は、第1実施形態の開閉弁の開閉のタイミングチャートを示す。 図3は、第1実施形態の規制時間と輸送速度との関係図を示す。 図4は、第1実施形態の変形例の開閉弁の開閉のタイミングチャートを示す。 図5は、本発明の気力輸送装置の第2実施形態が用いられる気力輸送/乾燥システムの概略図であり、材料の収容および乾燥を実施する態様を示す。 図6は、本発明の気力輸送装置の第2実施形態が用いられる気力輸送/乾燥システムの概略図であり、材料の排出を中断する態様を示す。 図7は、本発明の気力輸送装置の第2実施形態が用いられる気力輸送/乾燥システムの概略図であり、材料の排出を実施する態様を示す。
<第1実施形態>
[1.気力輸送装置の構成]
図1において、紙面右側および左側を「先側および後側(第1方向)」、紙面上側および下側を「上側および下側(第1方向に直交する第2方向)」、紙面紙厚方向を「左側および右側(第1方向および第2方向に直交する第3方向)」という。
図1に示すように、気力輸送装置1は、材料を気力により輸送するための材料輸送装置であって、輸送管2と、エジェクタ3(気力発生装置の一例)と、流入管4(流入部の一例)と、開閉弁5(開閉手段の一例)とを備える。また、気力輸送装置1には、調整装置24(調整手段の一例)、および、制御装置70(制御手段の一例)が設けられている。
輸送管2は、先後方向に延びる直管であり、材料を先側(輸送方向上流側の一例)から後側(輸送方向下流側の一例)に向かって気力輸送する直管である。詳しくは、輸送管2は、軸線が先後方向に延びる略円筒形状に形成されている。輸送管2の先端部には、切欠部11が形成されている。切欠部11は、後方に向かうに従って下側に傾斜する傾斜状に切り欠かれている。切欠部11によって、輸送管2の先端部は、鋭角状に形成されている。
エジェクタ3は、輸送管2に先側から後側に向かう気力を発生させるために、輸送管2に介在されている。より具体的には、エジェクタ3には、その後側に設けられる電磁弁60を介して、図示しないエアコンプレッサが接続されている。そのため、エジェクタ3は、電磁弁60の開閉動作によって、気力の発生および停止できるように、構成されている。なお、エジェクタ3は、輸送管2の後端部に、輸送管2に介装されている。具体的には、エジェクタ3は、輸送管2の後端縁から先側にわずかな間隔を隔てて、輸送管2に設けられている。
流入管4は、外気(気体の一例)を輸送管2に流入させるための円筒管であって、流入管4の先後方向途中に取り付けられている。具体的には、流入管4は、側面視略L字状に屈曲するエルボ管として形成されている。流入管4の一端には、輸送管2に連通する連通口6が形成され、流入管4の他端には、第1取込口7(取込口)が形成されている。
連通口6は、輸送管2においてエジェクタ3より先側に間隔を隔ててるように、形成されている。連通口6は、流入管4と輸送管2とが連通するように、輸送管2の上壁に形成されている。つまり、連通口6は、輸送管2に臨んでいる。
第1取込口7は、外気を取り込む開口として形成されている。詳しくは、第1取込口7は、後方に向かって開放されている。
開閉弁5は、第1取込口7に設けられており、弁ケーシング14と、シリンダ15と、ロッド16と、弁体17とを備えている。
弁ケーシング14は、流入管4の後端部に取り付けられており、軸線が先後方向に沿う略円筒形状に形成されている。具体的には、弁ケーシング14は、先後方向に互いに間隔を隔てて対向配置される先壁18および後壁19と、それらの周端部を接続する側壁20とを一体的に備えている。
先壁18は、略円環板形状をなし、その内端部が、流入管4の後端縁よりわずか先側部分に取り付けられている。これにより、第1取込口7が、弁ケーシング14内に臨んでいる。
後壁19は、略円板形状をなし、その外端縁は、先後方向に投影したときに、先壁18の外端縁と重複するように、配置されている。
側壁20には、図1Aの拡大図(左側)に示すように、厚み方向を貫通する貫通孔21が周方向および先後方向に整列状に複数形成されており、具体的には、側壁20は、パンチングメタルなどから形成されている。
シリンダ15は、軸線が先後方向に延びる略円筒形状のエアシリンダであり、後壁19の中央部に取り付けられている。
ロッド16は、シリンダ15から先側に向かって延びるように設けられ、具体的には、シリンダ15によって、先後方向に進退駆動できるように、後端部が支持されている。
弁体17は、ロッド16の先端部に取り付けられている。弁体17は、先後方向に投影したときに、第1取込口7を含む略円板形状に形成されている。弁体17は、ゴムなどの弾性材料から形成されている。図1Bに示すように、弁体17は、ロッド16の進出によって、第1取込口7のすべての領域を同時に閉鎖し、かつ、図1Aに示すように、ロッド16の退避によって、第1取込口7のすべての領域を同時に開放するように、構成されている。
ロッド16が第1取込口7から退避すると、弁体17が第1取込口7から離間し、これによって、電磁弁60が開放している際には、外気が、側壁20の貫通孔21から第1取込口7を介して流入管4に流入し、続いて、流入管4から連通口6を介して輸送管2に流入する。つまり、開閉弁5は、弁体17によって第1取込口7を開放することによって、流入管4から輸送管2に外気を流入させることを許容する。
一方、図1Bに示すように、ロッド16が第1取込口7に対して進出すると、弁体17が第1取込口7に当接し、これによって、電磁弁60が開放している際には、気体が、側壁20の貫通孔21から第1取込口7を介して流入管4、ひいては、流入管4から連通口6を介して輸送管2に流入することが規制される。つまり、開閉弁5は、弁体17によって第1取込口7を閉鎖することによって、流入管4から輸送管2に外気を流入させることを規制する。
調整装置24は、図1Bの拡大図で示すように、第2取込口25と、メッシュフィルタ26と、外気量調整器27とを備えている。
第2取込口25は、輸送管2の厚み方向を貫通するように複数(2つ)設けられている。具体的には、各第2取込口25は、輸送管2の上壁を貫通するように形成されており、各第2取込口25は、平面視略円形状に形成されている。また、複数の第2取込口25は、第1取込口7の先側に間隔を隔てて設けられており、各第2取込口25は、先後方向に間隔を隔てて配置されている。
メッシュフィルタ26は、輸送管2に、第2取込口25を被覆するように、図示しない固定部材などによって固定されている。
外気量調整器27は、金属からなる略馬蹄形状(あるいは、略C字形状)をなし、調整装置24において第2取込口25を閉鎖可能に配置されている。第2取込口25は、輸送管2に対して圧接するように、その直径が輸送管2の直径よりもやや小さい断面円弧形状を有し、輸送管2において第2取込口25が形成されている部分に第2取込口25を被覆するようにして、かつ、周方向において、回転自在に取り付けられている。外気量調整器27には、円弧の周方向両端部の間に、長く切り抜かれた開放部28が形成されている。開放部28は、第2取込口25と開放部28とが重なるように、第2取込口25を回転させた時に、第2取込口25が全開されるように、その周方向の長さが設定されている。
制御装置70は、電磁弁60および開閉弁5に接続されている。制御装置70には、輸送する材料に応じた電磁弁60および開閉弁5の制御プログラムが格納されている。
気力輸送装置1の寸法は、特に制限されず、例えば、輸送管2の内径および流入管4の内径は、電磁弁60が開放され、かつ、開閉弁5によって流入管4から輸送管2へ外気の流入が許容されるときに、輸送管2における流入管4の連通口6よりも先側の材料が連通口6まで輸送されないよう気体が流入されるように、設計されている。
具体的には、輸送管2の内径および流入管4の内径は、例えば、10mm以上、好ましくは、20mm以上であり、また、例えば、100mm以下、好ましくは、50mm以下である。
[2.気力輸送方法]
次に、この気力輸送装置1を用いて材料を気力輸送する方法について説明する。
この方法では、まず、気力輸送装置1を準備する。
気力輸送装置1は、図1Aに示すように、常には(未使用時には)、電磁弁60を閉鎖し、かつ、開閉弁5は第1取込口7を開放している。
調整装置24では、第2取込口25が全開されるように、外気量調整器27の開放部28が第2取込口25と重なるように、調節されている。あるいは、調整装置24では、外気量調整器27を周方向に回転させることによって、開放部28と第2取込口25との重なる度合い(開度)を調節することもできる。これによって、調整装置24では、第2取込口25から適宜の量の外気が追加的に輸送管2内に流れ込み、これによって、材料と外気との割合が調節される。
また、気力輸送装置1の輸送管2の後端部には、図示しない成形機に備えられるローダホッパなどが図示しない接続ラインを介して接続されている。
この方法では、次いで、例えば、気力輸送の対象となる材料を用意する。材料としては、特に限定されず、ポリエチレンなどの固形状の樹脂が挙げられる。また、材料の形状としては、特に限定されず、例えば、粉末状、粉体状、あるいは、粒体状、さらには、ペレット状が挙げられる。材料の平均粒子径は、例えば、0.1mm以上、好ましくは、1mm以上であり、また、例えば、5mm以下、好ましくは、3mm以下である。
材料の嵩密度は、例えば、0.1g/cm以上、好ましくは、0.2g/cm以上であり、また、例えば、2.0g/cm以下、好ましくは、1.0g/cm以下である。
材料は、例えば、樹脂製や紙製の袋などの容器に収容されている。
次いで、気力輸送装置1の輸送管2の先端部を上記した袋に突き刺して、輸送管2の先端部を袋内に挿入する。
すると、材料の一部が、輸送管2の先端部に充填される。
続いて、エジェクタ3を作動する。具体的には、電磁弁60を開放する。エアコンプレッサの吸引圧は、輸送管2における流入管4の連通口6よりも先側の材料が連通口6より下流側(つまり、連通口6に対向する部分と、連通口6から下流側の部分と)へ輸送されないように気体が流入される値に、制御装置70によって調節される。
その後、制御装置70の制御プログラムに基づいて、開閉弁5を制御する。
具体的には、図1Bに示すように、まず、エジェクタ3を作動した状態で、制御装置70の制御プログラムに基づいて、弁体17によって第1取込口7を閉鎖する。これによって、流入管4から輸送管2に外気を流入させることが規制される。
すると、エジェクタ3が引き続き作動していることから、エアコンプレッサの吸引圧に基づいて輸送管2の先端部の材料が輸送管2の後端部に向かって流れ、続いて、かかる材料が図示しないローダホッパに気力輸送される。具体的には、輸送管2の先端部に充填された材料が、輸送管2の後端部に向かって流れるとともに、輸送管2の先端部の外側近傍に存在する材料も、輸送管2の先端部を介して、輸送管2の後端部に向かって流れる。その後、それらの材料はまとめて図示しないローダホッパに気力輸送される。
次いで、制御装置70の制御プログラムに基づいて、第1取込口7の閉鎖後、図2に示す規制時間T1が経過すると、弁体17によって第1取込口7が開放される。
つまり、エジェクタ3を作動した状態で、制御装置70の制御プログラムに基づいて、弁体17によって第1取込口7を開放する。これによって、図1Aに示すように、流入管4から輸送管2に外気を流入させることが許容される。
図3に示すように、規制時間T1は、制御プログラムによって、次に説明する輸送可能時間以上TA以上、かつ、到達時間TXよりも短くなるように設定されている。
つまり、輸送管2を流れる気体の速度Vは、規制時間Tの初期には、規制時間Tの進行に伴って急速に上昇し、規制時間Tの中期には、規制時間Tの進行に伴って上昇するものの、その上昇の度合いが低下(鈍化)し、規制時間Tの後期には、実質的に上昇せず、一定速度VCとなる。一定速度VCは、例えば、10m/s以上、好ましくは、15m/s以上であり、また、例えば、30m/s以下、好ましくは、25m/s以下である。
そして、輸送管2を流れる気体の速度Vが、流入管4から輸送管2への気体の流入の規制の開始から、輸送管2における流入管4よりも前側(排出方向上流側)の材料が流入管4より後側(搬送方向下流側)へ輸送可能な輸送可能速度VAに到達するまでは、材料は気力輸送されない。
そのため、規制時間T1は、輸送管2を流れる気体の速度が、輸送可能速度VAに到達するまでの輸送可能時間TA以上に、設定される。
一方、規制時間T1は、気体の一定速度VCに対応する到達時間TXよりも短くなるように設定されている。
規制時間T1は、例えば、0.1秒以上、好ましくは、0.2秒以上であり、また、例えば、2秒以下、好ましくは、1秒以下である。
その後、図2に示すように、所定の開放時間T2が経過すると、弁体17によって第1取込口7が開放される。
開放時間T2は、連通口6を通り越した材料が確実にローダホッパ(輸送先)まで輸送できる時間に設定される。
制御装置70の制御プログラムは、開閉弁5の閉鎖および開放(外気の流入の規制および許容)を複数回(例えば、図2では、3回)繰り返すように、開閉弁5を制御する。また、各規制時間T1が一定時間となるように、制御装置70の制御プログラムが、開閉弁5を制御する。
さらに、制御装置70の制御プログラムは、複数回の開閉弁5の開放および閉鎖のセットSを、さらに、複数回(例えば、3回)繰り返すように、開閉弁5を制御する。各セットS間には、弁体17によって第1取込口7が開放される。各セットS間の間隔T3は、ローダホッパからの要求信号(具体的には、ローダホッパに設けられるレベル計から材料の量に関する情報)によって適宜設定される。
なお、上記した制御装置70の制御プログラムは、材料の種類、材料の物性、気力輸送装置1の寸法、エアコンプレッサの吸引圧に応じて、規制時間T1、開放時間T2、さらには、規制時間T1当たりの材料の輸送量、セットS当たりの材料の輸送量が、過去の経験(実験)値、あるいは、計算値に基づいて、予め入力および算出されている。
これによって、少量の材料が、気力輸送装置1によって、定量的に、成形機のローダホッパ(図示せず)に気力輸送される。
具体的には、規制時間T1における材料の輸送量は、例えば、10g以上、50g以下である。
また、セットSにおける材料の輸送量は、例えば、30g以上、150g以下である。
また、輸送管2からロードホッパに気力輸送される材料の外気に対する質量比R([材料の質量]/[外気の質量]、混合比R)は、開放部28の開度に対応して調整される。
その後、材料は、成形機、より具体的には、射出成形機において、所定形状に成形される。例えば、自動車のセンターコンソールなどの自動車部品などの各種産業部品に成形される。
[3.気力輸送装置および気力輸送方法の作用効果]
そして、この気力輸送装置1によれば、エジェクタ3が作動すると、輸送管2内に、材料を輸送することができる気力が発生する。そして、開閉弁5によって流入管4から輸送管2へ外気の流入が規制されるときには、上記した気力を輸送管2内で維持できるので、輸送管2において材料を輸送することができる。
一方、エジェクタ3が作動し、輸送管2内に、材料を輸送することができる気力が発生しても、開閉弁5によって流入管4から輸送管2へ外気の流入が許容されるときには、輸送管2内に外気が流入する分、上記した気力が減少する。そして、このような気力の減少により、輸送管2における流入管4よりも先側の材料が流入管4の下流側へ輸送されない。つまり、輸送管2において材料の輸送を制限することができる。
そのため、開閉弁5によって、流入管4から輸送管2に気体を流入させることを規制および許容することによって、輸送管2における材料の輸送およびその制限を制御することができる。
その結果、この気力輸送装置1は、材料を定量的に気力輸送することができる。従って、比較的少量の材料を定量的に気力輸送することができる。
また、この気力輸送装置1によれば、制御装置70によって、開閉弁5を制御することにより、エジェクタ3が作動する間に、開閉弁5から輸送管2への外気の流入の規制および許容を制御できるので、輸送管2における材料の輸送およびその制限を確実に制御することができる。
そのため、材料を確実に定量的に気力輸送することができる。つまり、比較的少量の材料を確実に定量的に気力輸送することができる。
流入管4から輸送管2への気体の流入の規制の開始から、輸送可能速度VAに到達するまでは、材料を確実に気力輸送することができない。
これに対して、この気力輸送装置1では、制御装置70は、流入管4から輸送管2への気体の流入の規制の開始から、輸送可能速度VAに到達するまでの輸送可能時間TA以上に、規制時間T1を設定するので、材料を確実に気力輸送することができる。
また、流入管4から輸送管2への気体の流入の規制の開始から、一定速度VCに到達すると、大量の材料が気力輸送される。そうすると、比較的少量の材料を定量的に気力輸送することができない。
これに対して、この気力輸送装置1では、制御装置70は、流入管4から輸送管2への気体の流入の規制の開始から、輸送される材料の輸送速度が一定速度VCに到達するまでの到達時間よりも短くなるように、規制時間T1を設定するので、少量の材料が気力輸送される。そのため、比較的少量の材料を確実に定量的に気力輸送することができる。
この気力輸送装置1によれば、流入管4から輸送管2の外気の流入が規制される規制時間T1、つまり、気力輸送装置による気力輸送の時間を複数回設けることができる。すると、各回における材料の気力輸送量を1単位として計算して、所望の気力輸送量を予め算出することができる。そのため、気力輸送される材料の定量性を向上させることができる。
しかも、流入管4から輸送管2の外気の流入が規制される規制時間T1、つまり、気力輸送装置による気力輸送の時間が一定時間である。そのため、一定量の材料を気力輸送の時間毎、具体的には、規制時間T1毎に気力輸送することができる。そのため、気力輸送される材料の定量性を向上させることができる。
この気力輸送方法では、エジェクタ3が作動(つまり、電磁弁60を開放)している間に、輸送管2内に、材料を輸送することができるような気力が発生する。また、開閉弁5によって流入管4から輸送管2へ外気が流入することを規制することにより、上記した気力が増大するので、輸送管2において材料を輸送することができる。
一方、エジェクタ3が作動している間に、輸送管2内に、材料を輸送することができるような気力が発生するが、開閉弁5によって流入管4から輸送管2へ外気が流入することを許容することにより、上記した気力が減少する。具体的には、材料の輸送を制限する。
そのため、材料を定量的に気力輸送することができる。つまり、比較的少量の材料を定量的に気力輸送することができる。
<変形例>
第1実施形態では、まず、輸送管2を袋に挿入し、次いで、エジェクタ3を作動しているが、その順序は、特に限定されず、例えば、その逆、具体的には、まず、エジェクタ3を作動し、その後、輸送管2を袋に挿入することができ、さらには、それらを同時に実施することもできる。
また、図1Aおよび図1Bに示す第1実施形態では、本発明の流入部として、流入管4を例示しているが、例えば、図示しないが、単に、輸送管2を貫通する貫通穴を形成することもできる。
好ましくは、流入管4が採用される。流入管4が採用される気力輸送装置1によれば、流入管4の一端には、輸送管2に連通する連通口6が形成され、流入管4の他端には、第1取込口7が形成されているので、第1取込口7を上記した開閉弁5を確実に取り付けて、上記した材料の気力輸送の定量性を向上させることができる。
また、調整装置24の位置は特に限定されず、例えば、連通口6と先後方向が同一位置であって、例えば、連通口6と対向する輸送管2の下壁、あるいは、連通口6の後側に設けることもできる。
好ましくは、調整装置24は、図1Bに示すように、連通口6より先側に設ける。
これによって、連通口6より下流側の材料詰まりを防止することができる。
さらに、調整装置24を設けることなく、輸送管2を構成することもできる。
好ましくは、調整装置24を輸送管2に設ける。
調整装置24を輸送管2に設ければ、材料と輸送管2において外気との混合比Rを調整することができるので、輸送管2内における材料の詰まりを防止して、円滑な輸送を実施することができる。そのため、気力輸送の定量性を向上させることができる。
また、図2に示す第1実施形態では、開放時間T2を規制時間T1と同一値としているが、例えば、図4に示すように、開放時間T2をセットS間の間隔T3と同一値に設定することもできる。
また、図1Aおよび図1Bに示す第1実施形態では、開閉手段として、弁体17を備える開閉弁5を例示しているが、例えば、図示しないが、弁体17に代えて、ボール弁、ゲート弁、バタフライ弁などを用いることもできる。
好ましくは、弁体17を開閉弁5に備える。
弁体17を備える開閉弁5は、図1Bに示すように、流入管4から輸送管2への外気の流入の規制時には、第1取込口7のすべての領域を同時に閉鎖し、かつ、図1Aに示すように、流入管4から輸送管2への外気の流入の許容時には、第1取込口7のすべての領域を同時に開放する。そのため、図2に示すように、流入管4から輸送管2に外気を流入させることの許容および規制のそれぞれを一度に切り替えることができる。
そのため、材料の気力輸送の定量性を向上させることができる。
一方、ボール弁、ゲート弁、バタフライ弁などであれば、図2の破線で示すように、流入管4から輸送管2に外気を流入させることの許容および規制のそれぞれを緩慢に切り替える場合がある。
<第2実施形態>
第2実施形態において、第1実施形態と同様の部材については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
[4.気力輸送/乾燥システムの基本構成]
次に、気力輸送装置1を採用する本発明の第2実施形態である気力輸送/乾燥システム40について、図5〜図7を参照して説明する。
図5に示すように、この気力輸送/乾燥システム40は、材料を気力輸送によって収容し、かかる材料を乾燥させ、その後、排出するシステムであって、供給装置35と、乾燥装置36と、排出装置37とを備えている。なお、上記各装置に備えられる後述する各部材は、各装置間で重複して備えられていてもよい。また、気力輸送/乾燥システム40には、輸送ブロワ45(気力発生装置の一例)および弁装置46に接続される制御装置70が設けられている。
[5. 供給装置35の構成]
供給装置35は、直管状の吸入管41と、吸入管41の供給方向下流側に配置される第1ローダホッパ42と、第1ローダホッパ42の供給方向下流側に配置される切替弁43と、切替弁43の供給方向下流側に配置される輸送フィルタ44と、輸送フィルタ44の供給方向下流側に配置される輸送ブロワ45と、輸送ブロワ45の供給方向下流側に配置される弁装置46とを備えている。供給装置35において、吸入管41、第1ローダホッパ42、切替弁43、輸送フィルタ44、輸送ブロワ45および弁装置46は、供給ライン61によって接続されている。
吸入管41は、先端部に傾斜状の切欠部が形成されることにより、先端部が鋭角状に形成されている。吸入管41の後端部(排出方向方向下流側端部)には、供給ライン61が接続されている。
第1ローダホッパ42は、吸入管41と供給ライン61を介して接続されている。また、第1ローダホッパ42の下端部には、後述する乾燥ホッパ58が接続されており、第1ローダホッパ42は、供給ライン61を介して気力輸送された材料を乾燥ホッパ58に供給可能に構成されている。
切替弁43は、第1ローダホッパ42と供給ライン61を介して接続されており、切替弁43は、供給ライン61を開閉可能に構成されている。
輸送フィルタ44は、切替弁43と供給ライン61を介して接続されており、輸送フィルタ44は、第1ローダホッパ42で気体と分離されず、供給ライン61を流れる気体中の粉塵を除去するように、構成されている。
輸送ブロワ45は、輸送フィルタ44と供給ライン61を介して接続されており、供給ライン61に供給方向上流側から下流側に向かう気力を発生させるように、構成されている。
弁装置46は、輸送ブロワ45と供給ライン61を介して接続されている。また、弁装置46には、開放弁57が設けられている。開放弁57は、弁装置46に供給された外気が大気に開放される一方、外気が弁装置46、ひいては、供給ライン61に流れ込まないように、構成されている。開放弁57は、後述する排出装置37の使用時には、図6および図7に示すように、閉鎖されるように構成されている。
[6. 乾燥装置36の構成]
乾燥装置36は、乾燥ホッパ58と、乾燥ホッパ58の送風方向(後述)上流側に配置されるヒータ50と、乾燥ホッパ58の送風方向下流側に配置される乾燥フィルタ51と、乾燥フィルタ51の送風方向下流側に配置される乾燥ブロワ52と、乾燥ブロワ52の送風方向下流側に配置されるコンデンサ54と、コンデンサ54の送風方向下流側に配置される吸着装置69とを備えている。乾燥装置36において、ヒータ50、乾燥ホッパ58、乾燥フィルタ51、乾燥ブロワ52、コンデンサ54および吸着装置69は、乾燥ライン62によって接続されている。また、乾燥ライン62は、吸着装置69とヒータ50とを接続しており、これによって、循環ラインを形成する。つまり、乾燥ライン62は、外気が混入しないクローズドラインを形成する。
ヒータ50は、乾燥ホッパ58と乾燥ライン62を介して接続されており、後述する吸着装置69から供給された風を加熱可能に、すなわち、乾燥ホッパ58に乾燥した熱風を供給可能に、構成されている。
乾燥ホッパ58の底部には、乾燥ホッパ58に収容される材料を後述する四方管47に落下させるための弁が設けられている。
乾燥フィルタ51は、乾燥ホッパ58と乾燥ライン62を介して接続されている。
乾燥ブロワ52は、乾燥フィルタ51と乾燥ライン62を介して接続されており、乾燥ライン62に送風方向上流側から下流側に向かう気力を発生させるように、構成されている。
コンデンサ54は、乾燥ブロワ52と乾燥ライン62を介して接続されており、乾燥ライン62から供給される水分を多量に含む熱風を冷却可能に、すなわち、吸着装置69に冷風を供給可能に構成されている。
吸着装置69は、コンデンサ54と乾燥ライン62を介して接続されており、コンデンサ54から供給される冷風に含まれる水分を吸着除去可能に構成されている。
[7.排出装置の構成]
排出装置37は、輸送ブロワ45と、輸送ブロワ45の排出方向下流側に配置される弁装置46と、弁装置46の排出方向下流側に配置される四方管47と、四方管47の排出方向下流側に配置される第2ローダホッパ48と、第2ローダホッパ48の排出方向下流側に配置される切替弁43と、切替弁43の排出方向下流側に配置される輸送フィルタ44とを備える。
弁装置46は、調整弁55(開閉手段の一例)と、流入弁56と、開放弁57とを備えている。
調整弁55は、次に説明する第1調整管59および第2調整管75に排出ライン63を介して接続されている。
流入弁56は、次に説明する流入管4に排出ライン63を介して接続されている。
開放弁57は、弁装置46内の気体を大気開放可能に構成されている。
調整弁55、流入弁56および開放弁57のそれぞれは、制御装置70によって、開閉自在に構成されている。
四方管47は、主管8(輸送管の一例)と、主管8に接続される第1調整管59、第2調整管75および流入管4とを一体的に備えている。
主管8は、排出方向に沿って長く延び、かつ、排出方向に交差する方向に屈曲する略円筒形状にされている。主管8の排出方向上流側端部には、乾燥ホッパ58の下端部が接続されている。主管8の排出方向下流側端部には、排出ライン63を介して第2ローダホッパ48に接続されている。主管8と、主管8および第2ローダホッパ48を接続する排出ライン63とは、輸送管の一例を構成する。主管8は、上下方向(鉛直方向)に延びる第1主管81と、第1主管81の下端部から斜め上側に鋭角状に屈曲して傾斜状に延びる第2主管82と、第2主管82の上端部から上側に鈍角状に屈曲する第3主管83とを一体的に備えている。
第1主管81の上端部には、乾燥ホッパ58の下端部が接続されている。
第2主管82は、第1主管81の排出方向下流側に隣接配置されている。第1主管81と第2主管82との成す角度は、例えば、10度以上、好ましくは、20度以上であり、また、例えば、80度以下、好ましくは、70度以下である。
第3主管83は、第2主管82の排出方向下流側に隣接配置されている。
第1調整管59および第2調整管75は、混合比Rを調整するための円筒であって、第2主管82の排出方向上流側端部に取り付けられている。具体的には、第1調整管59および第2調整管75のそれぞれは、第2主管82の軸線に直交する軸線を有する直管として形成されており、それらは、排出方向において互いに間隔を隔てて設けられている。第2調整管75は、第1調整管59の排出方向下流側に配置されている。
第1調整管59および第2調整管75は、これらと調整弁55とを接続する排出ライン63、および、調整弁55とともに調整手段の一例を構成する。上記を接続する排出ライン63は、調整弁55から排出方向下流側方向途中において、2つに分岐し、それらが、第1調整管59および第2調整管75に接続されている。
流入管4は、弁装置46内の気体を主管8内に流入させるための円筒であって、流入管4は、第3主管83の排出方向下流側端部に取り付けられている。具体的には、流入管4は、第3主管83の軸線に直交する軸線を有する直管として形成されている。流入管4の一端には、第3主管83に連通する連通口が形成され、流入管4の他端には、第1取込口7が形成されている。
第2ローダホッパ48は、第3主管83と排出ライン63を介して接続されている。また、第2ローダホッパ48は、気力輸送される材料と気体とを分離するように、構成されている。また、第2ローダホッパ48の下端部には、例えば、射出成形機71が接続される。
切替弁43は、第2ローダホッパ48と排出ライン63を介して接続されており、切替弁43は、排出ライン63を開閉可能に構成されている。具体的には、切替弁43は、その上流側の供給ライン61および排出ライン63を交互に切替可能に構成されている。なお、切替弁43は、輸送フィルタ44と排出ライン63を介して接続されている。すなわち、切替弁43、輸送フィルタ44、輸送ブロワ45および弁装置46を接続する排出ライン63は、切替弁43、輸送フィルタ44、輸送ブロワ45および弁装置46を接続する供給ライン61を兼用している。換言すれば、切替弁43、輸送フィルタ44、輸送ブロワ45および弁装置46は、材料の供給および排出で兼用される。
[8. 気力輸送および乾燥方法]
次に、この気力輸送/乾燥システム40を用いて、材料を気力輸送によって収容し、かかる材料を乾燥させた後、排出する方法について図5〜図7を参照して説明する。
(8−1.材料の供給)
この方法では、まず、材料を気力輸送/乾燥システム40に収容する。
材料を気力輸送/乾燥システム40に収容するには、まず、気力輸送/乾燥システム40を準備する。
すなわち、図5に示すように、気力輸送/乾燥システム40は、輸送ブロワ45および乾燥ブロワ52をともに作動させず、切替弁43を、太線で示す供給ライン61が形成されるように、予め切り替える。また、弁装置46では、調整弁55および流入弁56を閉鎖して、開放弁57を開放する。
次いで、材料を、第1ローダホッパ42に供給する。具体的には、吸入管41を、例えば、水分などを含む材料が貯蔵されている容器内に挿入する。続いて、輸送ブロワ45を作動させて、供給ライン61内に供給方向に気力を発生させる。これによって、材料が、吸入管41から外気とともに吸引されて、第1ローダホッパ42に供給される。
なお、第1ローダホッパ42では、材料と外気とが分離される。材料と分離された外気は、切替弁43を介して、輸送フィルタ44を通過した後、輸送ブロワ45に至り、その後、図5の矢印で示すように、弁装置46の開放弁57から大気に開放される。
これによって、材料が気力輸送/乾燥システム40に収容される。
(8−2.材料の乾燥)
次いで、この方法では、材料を乾燥装置36によって乾燥する。
材料を乾燥装置36によって乾燥するには、まず、第1ローダホッパ42に収容された材料を落下させて、乾燥ホッパ58に収容する。
次いで、乾燥ブロワ52、コンデンサ54、吸着装置69およびヒータ50を駆動することにより、乾燥ブロワ52に基づいて発生する風が、ヒータ50で加熱されて、乾燥した熱風となり、その後、乾燥ホッパ58に供給される。すると、熱風によって、材料が乾燥される。
材料を乾燥させて、水分を多量に含む熱風は、コンデンサ54で冷却されて、続いて、吸着装置69で水分が除去された後、ヒータ50で加熱されて熱風となり、再び、乾燥ホッパ58の材料を乾燥する。
(8−3.材料の排出)
その後、この方法では、図6および図7に示すように、乾燥された材料を排出装置37によって排出する。
材料を排出装置37によって排出するには、まず、輸送ブロワ45を作動させるとともに、図6に示すように、切替弁43を、太線で示す排出ライン63が形成されるように、切り替える。同時に、弁装置46の調整弁55(実線)および開放弁57の両方を閉鎖する。一方、流入弁56を開放する。
この際、輸送ブロワ45の作動圧は、第2主管82の下端部および第1主管81に充填された材料が、流入管4の連通口より排出方向下流側へ輸送されないよう、流入弁56を介して第3主管83から流入される値に、制御装置70によって調節されている。
その後、第1実施形態と同様の制御装置70の制御プログラムに基づいて、流入弁56および調整弁55を制御する。
具体的には、図7に示すように、輸送ブロワ45を作動した状態で、流入弁56を閉鎖する一方、調整弁55を開放する。これによって、流入弁56から主管8に気体を流入させることが規制される。
すると、輸送ブロワ45が引き続き作動していることから、輸送ブロワ45の作動に基づく気力によって、外気が第1調整管59および第2調整管75から第3主管83に流入して、第2主管82の下端部および第1主管81に充填された材料が、第2主管82の上端部、第3主管83、および、第3主管83と第2ローダホッパ48とを接続する排出ライン63とに順次に流れ、続いて、かかる材料が第2ローダホッパ48に気力輸送される。
その後、第2ローダホッパ48において、材料と気体とが分離される。材料と分離された気体は、切替弁43を介して、輸送フィルタ44を通過した後、輸送ブロワ45に至り、再度、弁装置46に至る。
その後、制御装置70の制御プログラムに基づいて、調整弁55の閉鎖および流入弁56の開放後、図2に示す規制時間T1が到来すると、調整弁55が開放されるとともに、流入弁56が閉鎖される。
規制時間T1、開放時間T2、セットS間の間隔T3は、第1実施形態と同様である。
これによって、少量の材料を第1ローダホッパ42から第2ローダホッパ48に定量的に気力輸送する。
その後、第2ローダホッパ48に収容される材料から、射出成形機71によって所望の形状の成形品を製造する。
[9. 気力輸送/乾燥システムの作用効果]
第2実施形態の気力輸送/乾燥システム40における排出装置37によれば、第1実施形態の気力輸送装置1と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、気力輸送/乾燥システム40では、排出装置37における輸送ブロワ45、調整弁55、主管8、および、第3主管83と第2ローダホッパ48とが、循環ラインである排出ライン63によって接続されている。そのため、塵埃を含む外気が排出ライン63(クローズドライン)に混入することが防止されているので、材料の清浄な気力輸送を達成することができる。
<変形例>
図6および図7では、材料の排出時に、調整弁55を開閉しているが、例えば、図6の破線および図7に示すように、調整弁55を継続して開放することもできる。
1 気力輸送装置
2 輸送管
3 エジェクタ(気力発生装置の一例)
4 流入管(流入部の一例)
5 開閉弁(開閉手段の一例)
6 連通口
7 第1取込口(取込口の一例)
8 主管(輸送管の一例)
37 排出装置(気力輸送装置の一例)
45 輸送ブロワ(気力発生装置の一例)
55 調整弁(調整手段の一例)
56 流入弁(流入部の一例)
59 第1調整管(調整手段の一例)
75 第2調整管(調整手段の一例)
63 排出ライン(流入部の一例、循環ラインの一例、調整手段の一例)
70 制御装置(制御手段の一例)

Claims (12)

  1. 材料を気力により輸送するための気力輸送装置であって、
    材料を輸送する輸送管と、
    前記輸送管に気力を発生させる気力発生装置と、
    前記輸送管に取り付けられ、気体を前記輸送管に流入させるための流入部と、
    前記流入部から前記輸送管に気体を流入させることを許容または規制するための開閉手段とを備え、
    前記輸送管は、前記気力発生装置が作動し、かつ、前記開閉手段によって前記流入部から前記輸送管へ気体の流入が許容されるときに、前記輸送管における前記流入部よりも前記輸送方向上流側の材料が前記流入部より搬送方向下流側へ輸送されないよう気体が流入されるように構成され
    前記気力発生装置が作動する間に、前記流入部から前記輸送管への気体の流入を規制および許容するように、前記開閉手段を制御する制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記流入部から前記輸送管への気体の流入の規制の開始から、前記輸送管における前記流入部よりも前記輸送方向上流側の材料が前記流入部より搬送方向下流側へ輸送可能な輸送可能速度に到達するまでの輸送可能時間以上で、かつ、前記流入部から前記輸送管への気体の流入の規制の開始から、輸送される材料の輸送速度が一定速度に到達するまでの到達時間よりも短くなるように、
    前記流入部から前記輸送管の気体の流入が規制される規制時間を設定することを特徴とする、気力輸送装置。
  2. 前記制御手段は、前記開閉手段を複数回開閉するように制御することを特徴とする、請求項に記載の気力輸送装置。
  3. 前記制御手段は、前記流入部から前記輸送管の気体の流入が規制される規制時間が一定時間となるように、前記開閉手段を制御することを特徴とする、請求項に記載の気力輸送装置。
  4. 前記輸送管における前記流入部より前記輸送方向上流側に設けられ、前記輸送管に気体を流入させて、材料と気体との混合比を調整するための調整手段
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の気力輸送装置。
  5. 材料を気力により輸送するための気力輸送装置であって、
    材料を輸送する輸送管と、
    前記輸送管に気力を発生させる気力発生装置と、
    前記輸送管に取り付けられ、気体を前記輸送管に流入させるための流入部と、
    前記流入部から前記輸送管に気体を流入させることを許容または規制するための開閉手段とを備え、
    前記輸送管は、前記気力発生装置が作動し、かつ、前記開閉手段によって前記流入部から前記輸送管へ気体の流入が許容されるときに、前記輸送管における前記流入部よりも前記輸送方向上流側の材料が前記流入部より搬送方向下流側へ輸送されないよう気体が流入されるように構成され
    前記輸送管における前記流入部より前記輸送方向上流側に設けられ、前記輸送管に気体を流入させて、材料と気体との混合比を調整するための調整手段
    をさらに備えていることを特徴とする、気力輸送装置。
  6. 前記気力発生装置が作動する間に、前記流入部から前記輸送管への気体の流入を規制および許容するように、前記開閉手段を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする、請求項に記載の気力輸送装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記流入部から前記輸送管への気体の流入の規制の開始から、前記輸送管における前記流入部よりも前記輸送方向上流側の材料が前記流入部より搬送方向下流側へ輸送可能な輸送可能速度に到達するまでの輸送可能時間以上で、かつ、前記流入部から前記輸送管への気体の流入の規制の開始から、輸送される材料の輸送速度が一定速度に到達するまでの到達時間よりも短くなるように、
    前記流入部から前記輸送管の気体の流入が規制される規制時間を設定することを特徴とする、請求項に記載の気力輸送装置。
  8. 前記制御手段は、前記開閉手段を複数回開閉するように制御することを特徴とする、請求項7に記載の気力輸送装置。
  9. 前記制御手段は、前記流入部から前記輸送管の気体の流入が規制される規制時間が一定時間となるように、前記開閉手段を制御することを特徴とする、請求項に記載の気力輸送装置。
  10. 前記流入部は、
    一端に、前記輸送管に連通する連通口が形成され、
    他端に、気体としての外気を取り込む取込口が開口として形成されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の気力輸送装置。
  11. 気力輸送装置を用いて、材料を気力により輸送するための気力輸送方法であって、
    前記気力輸送装置は、材料を輸送する輸送管と、前記輸送管に気力を発生させる気力発生装置と、前記輸送管が取り付けられ、気体を輸送管に流入させるための流入部と、前記流入部から前記輸送管に気体を流入させることを許容または規制するための開閉手段とを備え、
    前記輸送管は、前記気力発生装置が作動している間に、
    前記開閉手段によって前記流入部から前記輸送管へ気体が流入することを規制することにより、材料を輸送し、
    前記開閉手段によって前記流入部から前記輸送管へ気体が流入することを許容することによって、材料の輸送を制限し、
    前記気力発生装置が作動する間に、前記流入部から前記輸送管への気体の流入を規制および許容するように、前記開閉手段を制御し、
    前記制御手段は、
    前記流入部から前記輸送管への気体の流入の規制の開始から、前記輸送管における前記流入部よりも前記輸送方向上流側の材料が前記流入部より搬送方向下流側へ輸送可能な輸送可能速度に到達するまでの輸送可能時間以上で、かつ、前記流入部から前記輸送管への気体の流入の規制の開始から、輸送される材料の輸送速度が一定速度に到達するまでの到達時間よりも短くなるように、
    前記流入部から前記輸送管の気体の流入が規制される規制時間を設定する
    ことを特徴とする、気力輸送方法。
  12. 気力輸送装置を用いて、材料を気力により輸送するための気力輸送方法であって、
    前記気力輸送装置は、材料を輸送する輸送管と、前記輸送管に気力を発生させる気力発生装置と、前記輸送管が取り付けられ、気体を輸送管に流入させるための流入部と、前記流入部から前記輸送管に気体を流入させることを許容または規制するための開閉手段とを備え、
    前記輸送管における前記流入部より前記輸送方向上流側において、前記輸送管に気体を流入させて、材料と気体との混合比を調整することを特徴とする、気力輸送方法。
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