JP2021142119A - 洗濯乾燥機および洗濯乾燥方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】布団の洗濯乾燥において、洗濯開始から乾燥終了までの間、ドラムを停止することなく一方回転させて遠心力洗いを実現する洗濯乾燥機および洗濯乾燥方法を提供する。【解決手段】実施形態の洗濯乾燥機は、外胴内に設けられたドラムの内周面に二つ折りした布団を入れて、前記ドラムを回転させて前記布団の洗濯・乾燥を行う洗濯乾燥機を制御する制御部を有する。前記制御部は、前記布団の洗濯工程からスタートして、濯ぎ工程、脱水工程、乾燥工程の間、前記ドラムを停止することなく一方回転することを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、洗濯乾燥機および洗濯乾燥方法に関する。
コインランドリー、各種社会福祉施設、病院、社員寮等には、業務用の洗濯乾燥機が多数(コインランドリーでは十台以上)設置されている。特に、容量が20Kg以上の大型の洗濯乾燥機は、一般の洗濯物以外に布団の洗濯・乾燥も行うことができる。洗濯乾燥機は、複数の工程を経て被洗濯物に対する処理を行う。洗濯処理においては、洗濯工程、濯ぎ工程、脱水工程等を経て被洗濯物を処理する。乾燥処理においては、乾燥工程、冷却工程等を経て洗濯物を処理する。洗濯・乾燥においては、洗濯工程、濯ぎ工程、脱水工程、乾燥工程、冷却工程を連続実行して、被洗濯物に対して洗濯処理と乾燥処理を行う。
特許第3311684号公報
特許文献1では、その図4に示すように、洗濯モードにおけるドラムの回転速度を80rpmと90rpmとの間で周期的に変動させている。また、ドラムの回転速度が80rpmであるときにごく短時間(0.2〜0.3秒程度)だけ75rpmに低下するように、ドラム駆動モータの回転を制御している(段落[0028]参照)。したがって、特許文献1では、洗濯モードにおいては、洗い性能を高めるために、ドラム駆動モータの回転速度を頻繁に変更する制御が必要である。また、布団の乾燥は第2の発明としており、脱水工程から乾燥工程への移行については何も開示されていない。
本発明は、上記した事情に鑑み提案されたものであり、布団の洗濯乾燥において、洗濯開始から乾燥終了までの間、ドラムを停止することなく一方回転させて遠心力洗いを実現する洗濯乾燥機および洗濯乾燥方法を提供することを目的とする。
実施形態の実施形態の洗濯乾燥機は、外胴内に設けられたドラムの内周面に二つ折りした布団を入れて、前記ドラムを回転させて前記布団の洗濯・乾燥を行う洗濯乾燥機を制御する制御部を有する。前記制御部は、前記布団の洗濯工程からスタートして、濯ぎ工程、脱水工程、乾燥工程の間、前記ドラムを停止することなく一方回転することを特徴とする。
実施形態の洗濯乾燥機の全体を示す正面図および斜視図である。 実施形態の洗濯乾燥機の給排水系統の構成を示す模式図である。 実施形態の洗濯乾燥機の側面から見た一部断面図である。 実施形態の洗濯乾燥機の制御系統を示すブロック図である。 実施形態の洗濯乾燥機のドラム内に布団を収納した状態を示す図である。 実施形態の洗濯乾燥処理の各工程における、ドラムの回転制御を示す図である。 実施形態の布団洗濯乾燥処理を示すフローチャートである。
以下、実施形態の洗濯乾燥機について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の洗濯乾燥機の全体構成を示す正面図および斜視図である。図2は、同布団洗濯乾燥機の給排水系統の構成を示す模式図である。図3は、同洗濯乾燥機の側面から見た一部断面図である。図4は、洗濯乾燥機の制御系統を示すブロック図である。なお、各図において同じ構成については同一の符号を付す。また、実施形態で説明する洗濯乾燥機は、一般の洗濯物の洗濯乾燥機であって、布団用の洗濯乾燥機でもある。
図1に示すように、洗濯乾燥機10は、直方体形の筐体20と、この筐体20の内部に配置された外胴(シェル)30(図2を参照)およびドラム40を備える。外胴30は、横向きの有底円筒体であり、筐体20の内部に配置される。ドラム40も横向きの有底円筒体であり、外胴30の内部に配置される。
筐体20は、フロントパネル20aのほぼ中央に、円形状のパネル開口20bを有する。外胴30は、衣類やシーツなどの洗濯物を出し入れする投入口60を有し、この投入口60がパネル開口20bに露出するように固定される。フロントパネル20aには、投入口60を開閉する開閉扉70がヒンジ機構を介して設けられる。開閉扉70は、投入口60を閉塞できる円板形を有し、中央部分には内部の被洗濯物の覗き窓が設けられる。開閉扉70と投入口60の縁部との間には、気密性を高めるためのシール材(不図示)が配置される。
開閉扉70の中央縁部には、ハンドル式の扉ロック80が設けられる。洗濯乾燥機10の利用者は、扉ロック80のハンドルを用いて開閉扉70を開閉したり、開閉扉70をラッチ(空締まり)したり、ラッチを外したりできる。また、扉ロック80は、後述する制御部300により開閉扉70の施錠と解錠が制御される。すなわち、制御部300は、開閉扉70を閉じてラッチした状態でハンドルを固定することができる。つまり、制御部300は、扉ロック80により開閉扉70を施錠して、投入口60を密閉した状態を維持できる。制御部300が開閉扉70を解錠すると、手動でハンドルを引いてラッチを外すことが可能になり、さらに開閉扉70を開いて投入口60を開放できる。扉ロック80には、開閉扉70を閉じてラッチした状態を検出する開閉センサ340が設けられる。開閉センサ340は、検出データを制御部300に出力する。
図1(b)に示すように、利用者は開閉扉70を開けて、内部に横向きに配置した円筒形のドラム40に被洗濯物を投入し、洗濯・乾燥終了後に開閉扉70を開けて被洗濯物を取り出す。
フロントパネル20aの上部には、操作パネル20cが配置される。操作パネル20cは、制御部300に接続されており、利用者が洗濯物処理運転に対する操作を行う。操作パネル20cに隣接して、表示部を配置してもよい。表示部は、洗濯物処理運転に関する情報等を表示する。洗濯物処理運転に関する情報として、例えば洗濯乾燥機の利用時間、利用料金(超過料金、加重超過料金を含む)が表示される。
ここでは操作パネル20cに、使用中であるか否かを示す表示ランプ23、コインランドリーに設けられる集中精算機を利用せず洗濯乾燥機10側で洗濯・乾燥コースを選ぶコース選択ボタン24等が配置される。また、その下側には利用料金を支払う料金入力部25、利用者が携帯電話等の番号を入力する操作入力部26等が設けられる。利用者は、洗濯乾燥(洗濯サービスの洗濯乾燥も含む)が終了したことの音声ガイダンスを自分の携帯電話で受け取る場合に、操作入力部26を用いて携帯番号を入力する。また、開閉扉70を開錠するパスワードとして携帯番号を入力するようにしてもよい。操作入力部26に代えて他の利用者認証装置(例えば、指紋認証)としてもよい。また、コース選択ボタン24,料金入力部25及び操作入力部26を洗濯乾燥機10に設置するのを省略して、集中精算機側で行えるようにしてもよい。
図2に示すように、外胴30は、上側に被洗濯物の洗い及び濯ぎに用いる水又は温水又は混合のぬるま湯の給水管90、下側に洗濯排水を排出する排水管100が接続されている。外胴30は、給水管90から供給された水又は温水又は混合のぬるま湯を貯留したり、貯留した水又は温水又は混合のぬるま湯を排水管100を経由して外部に排出する。給水管90には、洗剤ポンプA,B,Cも接続されており、種類に応じた洗剤を外胴30内に供給することができる。外胴30には、水位を検出する水位センサ310が設けられる。水位センサ310は、その検出データを制御部300に出力する。
また、図2および図3に示すように、外胴30には、ドラム40と開閉扉70の間に設けられるインポートに乾燥用の温風を供給する温風供給路120が接続され、外胴30の上面後方に設けられる排気孔190に温風排出路130が接続されている。温風供給路120には、ガスバーナで構成される加熱ユニット140や入力温度センサ320、不図示の過熱防止装置や安全装置等が設けられる。一方、温風排出路130には、糸などのごみを捕獲するリントフィルタ150、ファン160、逆流防止のチャッキダンパ170、不図示の過熱防止装置等が設けられる。そして、外胴30の上面後方に設けられる排気孔190と温風排出路130と間を接続する排気ダクト180が設けられる。排気ダクト180は、内蔵するドラム40の回転動作の振動が外胴30にも伝達されることから、その振動に対応できる構造(例えば、断面蛇腹形状)となっている。
乾燥運転において、温風排出路130に設けられるファン160を回転させると、加熱ユニット140により加熱された空気(温風)が温風供給路120に導かれ、外胴30の内部に供給される。これにより、外胴30内で回転するドラム40に投入された被洗濯物が乾燥する。この時、湿気を含んだ空気が外胴30の排気孔190から排気ダクト180を経由して温風排出路130に導かれ、外部に排出される。
温風排出路130には、出口温度センサ330が配置される。出口温度センサ330は、外胴30から排気ダクト180を経由して温風排出路130に導かれる空気の温度を測定する。そして、出口温度センサ330は、測定データを制御部300に出力する。
ドラム40は、外胴30に対して所定の隙間を隔てつつ、その開口が外胴30の投入口60に一致するように配置される。ドラム40は、後方に向けて延びる回転軸230を有し、この回転軸230が外胴30により支持される。回転軸230の後端には、駆動モータ200等を備える回転駆動部が接続される。回転駆動部は、駆動モータ200の回転をプーリとベルトを介して回転軸230に伝達して、ドラム40を回転駆動する。駆動モータ200は、洗濯乾燥の各工程で、インバーター又は減速機により調整された回転速度でドラム40を回転させる。その他、外胴30には、ドラム内部のエアー抜きと、給水のオーバーフローを行う風管210、ドラム内に「ナノイー」を放出するナノイーユニット220等も接続されている。また、バランスセンサ360により、脱水時にドラム40のバランスを検出する。バランスセンサ360によるバランス検出は、外胴30の中心位置が一定距離移動したことを検出することで実施される。
洗濯乾燥機10のドラム40の側周面には、洗濯用水や乾燥用空気(温風)が通過する多数の開口孔40aが形成されている。さらに、ドラム40の内周面には、被洗濯物を撹拌してほぐす羽根部材40bを周方向に例えば等間隔に間隔を開けて設けている。羽根部材40bは、ドラム40の奥行方向に沿って延びる断面山形の部材である。羽根部材40bは、一例として、周方向に90度間隔で4本設けている。羽根部材40bには、洗濯ネットのフックを掛ける開口穴(不図示)を設けている。
利用者は、洗濯物処理運転の開始前に、扉ロック80を解錠するためのパスワードを操作入力部26から入力して設定することができる。パスワードは、例えば四桁程度の数字やアルファベットである。操作入力部26は、入力されたパスワード情報を制御部300に出力する。また、利用者は、洗濯物処理運転の完了後に、パスワードを操作入力部26から入力して、扉ロック80を解錠させることもできる。操作入力部26から入力されたパスワードが、洗濯物処理運転の開始前に設定したパスワードと一致している場合は、操作入力部26は、パスワード一致情報(利用者一致情報)を制御部30に出力する。なお、操作入力部26と制御部300が協働して、パスワードの一致を判断してもよい。
図4に示すように、筐体20の内部には、洗濯乾燥機10を統括的に制御する制御部300が設けられる。制御部300は、例えばCPU,ROM,内部メモリ(RAM)300a等から構成されるマイクロコンピュータである。制御部300は、ドラム40に投入された被洗濯物に対する洗濯物処理運転(洗濯処理、乾燥処理)を、予め設定された複数の運転工程を経て行う制御を実行する。そして、制御部300には、上述した各種センサからのデータ、各装置からの信号が入力されている。
次に、実施形態の洗濯乾燥機10の布団を除く一般の被洗濯物の動作(第1モード)について説明する。洗濯工程では、外胴30内に洗濯水と洗剤を注入し、駆動モータ200によりドラム40を回転させることによって行う。濯ぎ工程は、外胴30内に洗濯水を注入・排出しながら、ドラム40を回転させることによって行う。脱水工程は、濯ぎ水を外胴30から排出した後、ドラム40を回転させて遠心力の作用によって行う。乾燥工程は、温風を外胴30内に導きながらドラム40を回転させることによって行う。
洗濯工程では、利用者は、洗濯乾燥機10の開閉扉70を開いて、投入口60から被洗濯物をドラム40に投入する。そして、利用者は、開閉扉70を閉じて、扉ロック80により開閉扉70をラッチする。さらに、利用者は、コース選択ボタン24を操作して、洗濯コース(洗濯物処理)等を選択する。次いで、利用者は、利用料金を料金入力部25に投入する。
次いで、利用者は、操作入力部26を操作して、任意の数字やアルファベットを入力する。制御部300は、入力された情報を扉ロック80を解錠するためのパスワードとして設定する。そして、利用者は、操作入力部26の運転開始ボタンを押下する。なお、運転開始ボタンは別な所に設けても良い。
操作入力部26の運転開始ボタンが押下されると、制御部300は、開閉扉70の開閉センサ340からの入力信号に基づいて開閉扉70のラッチを確認し、扉ロック80により開閉扉7を施錠する。そして、制御部300は、外胴30の水位センサ310や各温度センサ320,330,350からの入力信号を受信しつつ、給水管90や排水管100の制御弁、駆動モータ200、ファン160、加熱ユニット140等を制御して、洗濯物処理運転(洗濯処理、乾燥処理)を行う。
洗濯処理中では、制御部300は、給水管90から外胴30に所定量の水又は温水又は混合のぬるま湯を供給し、駆動モータ200によりドラム40を正逆回転、強弱回転等を制御する。
洗濯工程が終了すると、制御部300は、濯ぎ工程を開始する。濯ぎ工程では、排水管100の制御弁を開放して外胴30に貯留された水又は温水又は混合のぬるま湯を排水管100から排水した後、排水管100の制御弁を閉じて再び給水管90から外胴30に濯ぎ水を供給する。濯ぎ水が外胴30に溜まると排出管100の制御弁を開け、濯ぎ水を注入しながら濯ぎ工程を実施する。濯ぎが終了すると、制御部300は、排水管100の制御弁を開放して外胴30に貯留された濯ぎ水を排水管100から外へ全て排水する。
濯ぎ工程が終了すると、制御部300は、脱水工程を開始する。脱水工程では、排水管100の制御弁を開放した状態で、駆動モータ200によりドラム40を一方向(例えば、時計回り)に回転させて、その遠心力により洗濯物の脱水を行う。
次に、乾燥工程では、制御部300は、駆動モータ200によりドラム40を一方向(例えば、時計回り)に回転させながら、ファン160、加熱ユニット140を動作させる。すなわち、制御部300は、ファン160を駆動して、加熱ユニット140により昇温した空気(温風)を温風供給路120を経由して外胴30に供給する。この温風にドラム40の洗濯物(脱水された洗濯物)を晒して乾燥させる。そして、制御部300は、ファン160を駆動して、洗濯物から蒸発した水分を含んだ温風を排気ダクト180を経由して温風排出路130から外部に排出させる。
制御部300は、乾燥工程において、洗濯温度センサ350からの入力信号に基づいて洗濯物の乾燥状態を判定する。例えば、洗濯温度センサ350の測定値(温度)が60℃以上になると、洗濯物が乾燥したと判定する。
制御部300は、洗濯物が乾燥したと判定したら、冷却工程を行う。冷却工程では、加熱ユニット140を停止させて、駆動モータ200によりドラム40を一方向(例えば、時計回り)に回転させながら、ファン160のみを駆動させる。そして、制御部300は、洗濯温度センサ350の測定温度に基づき、利用者が火傷をしない程度の温度まで洗濯物を冷して、洗濯物処理運転を完了させる。このように、制御部300は、洗濯温度センサ350からの入力信号に基づいて洗濯物処理運転の完了を判断する。
次に、実施形態の洗濯乾燥機10による布団の洗濯乾燥処理(第2モード)について説明する。図5は、洗濯乾燥機10のドラム40内に布団Fを収納した状態を示す図である。布団Fは、短手方向を2つに折り畳み、ドラム40の任意の羽根部材40bに布団Fの長手方向の両端を合わせて、ドラム40の内周面に張り付けるように手で押さえて収納する。上手く収納できない場合は、布団Fの両端をドラム40から引き離し、両端同士をぴったりと突き合わせた形状で、ドラム40の奥から羽根部材40bに沿わせるように収納する。そして、布団Fが均一に広がるようにドラム40に押しつける。図5では、開閉扉70側に向けて布団Fの折り畳み部が見えるように収納しているが、開閉扉70側に向けて布団Fの折り畳み部の背が見えるように収納しても良い。
図6は、布団Fの洗濯乾燥処理の各工程における、ドラム40の回転制御を示す図である。図6の横軸は時間、縦軸はドラム40の回転速度rpmを示している。図7は、実施形態の布団洗濯乾燥処理を示すフローチャートである。以下、図6および図7を参照して、布団洗濯乾燥処理の動作を説明する。
洗濯乾燥機10には、図1に示すように布団用の洗濯乾燥を操作するための専用スイッチ500が設けられている。実施形態の洗濯乾燥機10は、スタートから終了までドラム40の回転を停止することなく一方回転して洗濯乾燥を実施する。つまり、洗濯乾燥機10は、洗濯の開始から乾燥の終了まで、ドラム40を以下に示す回転速度で常時一方向に回転し続け、布団Fがドラム40内に張り付いた状態を維持するように制御する。
最初に利用者は、洗濯乾燥機10の開閉扉70を開いて、ドラム40内に図5に示すように布団Fを収納する。そして、利用者は、開閉扉70を閉じて、扉ロック80により開閉扉70をラッチする。制御部300は、開閉扉70の開閉センサ340からの入力信号に基づいて開閉扉70のラッチを確認し、扉ロック80により開閉扉7を施錠する。利用者が操作入力部26を操作して、任意の数字やアルファベットを入力すると、制御部300は入力された情報を、扉ロック80を解錠するためのパスワードとして設定する。
そして、専用スイッチ500の運転開始ボタンが押下されると、制御部300は、駆動モータ200によりドラム40を一方向に回転しながら、外胴30の水位センサ310や各温度センサ320,330,350からの入力信号を受信しつつ、給水管90や排水管100の制御弁、駆動モータ200、ファン160、加熱ユニット140等を制御して、洗濯乾燥処理を行う。
まず洗濯工程(T0−T2)では、制御部300は、ドラム40を一方向に回転しながら、給水管90から外胴30に設定量の水又は温水又は混合のぬるま湯を供給して洗濯を実施する(図7のステップS10)。図6に示すようにドラム40の回転速度は、数秒後(T1)に78rpmに到達する。洗濯水の水位は、ドラム容量によって調整される。共通的な洗濯水の水量は、外胴30の垂直な直径の1/2程度(1/2を少し超えるから少し越えない範囲の水位)が最適である。例えば、ドラム容量が22kg(例えば、直径760mm)では水位360mm、ドラム容量が32kg(例えば、直径840mm)では水位400mmである。また、ドラムの容量が20kg以下の小型の洗濯乾燥機(子供用の布団を洗濯乾燥する場合に用いる)では、ドラム40を83rpmで回転する。つまり、78rpm以上の回転速度は、ドラム40に布団Fを張り付けた状態を維持する最適な速度である。この速度は、後述する濯ぎ工程および乾燥工程でも維持される。脱水工程では、78rpm以上の高速回転であるので、ドラム40に布団Fを張り付けた状態を維持する速度に変わりない。なお、各水位は、特別設定で調整可能としている。
洗濯工程(T0−T2)が終了すると、制御部300は、駆動モータ200によりドラム40を78rpmで一方向に回転を維持しながら濯ぎ工程(T2−T3)を実施する。濯ぎ工程(T2−T3)では、排水管100の制御弁を開放して外胴30に貯留された水又は温水又は混合のぬるま湯を排水管100から排水した後、排水管100の制御弁を閉じて再び給水管90から外胴30に濯ぎ水を供給する。濯ぎ水が外胴30に溜まると排出管100の制御弁を開け、濯ぎ水を注入しながら濯ぎ工程を実施する。濯ぎが終了すると、制御部300は、排水管100の制御弁を開放して外胴30に貯留された濯ぎ水を排水管100から外へ全て排水する(図7のステップS20)。
濯ぎ工程(T2−T3)が終了すると、制御部300は、駆動モータ200によりドラム40を最大700rpm〜800rpmで一方向に回転しながら脱水工程(T3−T6)を実施する。脱水工程(T3−T6)では、排水管100の制御弁を開放した状態で、ドラム40を高速回転させてその遠心力により洗濯物の脱水を行う(図7のステップS30)。制御部300は、脱水工程では駆動モータ200によりドラム40の回転速度を3段階で制御する。例えば、開始時(T3−T4)は、ドラム40を低速の300rpmで例えば1分30秒回転する。この300rpmの回転速度の期間中(第1回転制御の期間)では、ドラム40のバランス検出は実施しない。中間時(T4−T5)には、ドラム40を中速の500rpmで例えば1分回転する。本脱水時(T5−T6)には、ドラム40を高速の800rpmで例えば5分回転する。このように、ドラム40をいきなり800rpmの回転速度に立ち上げるのではなく、最初に低い回転速度(300rpm)で脱水することにより、布団Fに浸み込んだ水をゆっくりした回転状態でソフトに脱水(水切り)することで、ドラム40の振動を抑えることができる。さらに、中間の回転速度(500rpm)で水分量が少なくなった布団Fを脱水(水切り)することで、高速回転(800rpm)する前にドラム40内の負荷(重量)を更に軽減することができる。
中間時(T4−T5)の500rpmおよび本脱水時(T5−T6)の800rpmの回転速度の期間(第2回転制御の期間)では、バランスセンサ360によりドラム40のバランス検出を実施する。もしも、バランスセンサ360によりアンバランスが検出された時は、制御部300はドラム40の回転速度を78rpmまで下げる。そして、上述した3段階の脱水工程をリトライして、アンバランスが検出されなければ乾燥工程に移行する。アンバランス検出によるリトライ回数は、例えば3〜4回とする。リトライ回数を行ってもアンバランスとる場合(リトライ失敗)は、エラー処理に移行する。このように、バランスセンサ360によりドラム40のアンバランスが検出された時でも、ドラム40の回転を停止することなく脱水を行うことで、布団Fがドラム内周面に張り付いた状態が維持できる。
次に、乾燥工程(T6−T7)では、制御部300は、駆動モータ200によりドラム40を78rpmで一方向に回転しながら、ファン160、加熱ユニット140を動作させる。すなわち、制御部300は、ファン160を駆動して、加熱ユニット140により昇温した空気(温風)を温風供給路120を経由して外胴30に供給する。この温風にドラム40の洗濯物(脱水された洗濯物)を晒して乾燥させる。そして、制御部300は、ファン160を駆動して、洗濯物から蒸発した水分を含んだ温風を排気ダクト180を経由して温風排出路130から外部に排出させる(図7のステップS40)。
制御部300は、乾燥工程(T6−T7)と、次の冷却工程(T7−T8)を設定時間(例えば、乾燥時間29分+冷却時間1分=30分)行う。冷却工程(T7−T8)では、制御部300は、加熱ユニット140を停止させて、駆動モータ200によりドラム40を低速回転させながら、ファン160のみを駆動させる。そして、制御部300は、洗濯温度センサ350の測定温度に基づき、利用者が火傷をしない程度の温度まで洗濯物を冷して、洗濯物処理運転を完了させる(図7のステップS50)。そして、制御部300は、洗濯温度センサ350からの入力信号に基づいて洗濯物処理運転の完了を判断する。布団Fの乾燥状態が不十分な場合は、追加で乾燥工程だけを実施すると良い。
例えば、乾燥工程(T6−T7)で洗濯温度センサ350の測定値(温度)が60℃以上になるとドラム40内の布団Fが乾燥したと判定して、図6に示すようにドラム40の回転速度を70rpmに変更して冷却工程(T7−T8)に移行しても良い。また、洗濯温度センサ350の測定値が60℃を超えると、ドラム40を正逆回転制御しても良い。
以上説明したように、実施形態の洗濯乾燥機は、通常の被洗濯物の洗濯乾燥を行う第1モードを有する洗濯乾燥機10において、布団の洗濯乾燥を行う第2モードと、ドラム40を回転させて布団Fの洗濯・乾燥を制御する制御部300とを有し、制御部300は布団Fの洗濯工程からスタートして、濯ぎ工程、脱水工程、乾燥工程の間、ドラム40を停止することなく一方回転するので、布団Fをドラム40の内周面に常に張り付いた状態で洗濯乾燥を行うことができる。したがって、洗濯乾燥中に布団Fがドラム40内でよれたりもせず、ドラム40の中心側に向けて倒れこむ等の団子状態にもならず、最初の収納形状を崩すことなく布団Fを洗濯乾燥することができる。
また実施形態は、布団Fを外胴30内に設けられたドラム40の内周面に二つ折りして入れて一方回転することで、布団Fを二つ折りにしてドラム内周面に収納し78rpmで一方回転させることで、水が布団Fの中まで届いて、綺麗に洗濯・乾燥することができる。
また実施形態の制御部300は、洗濯工程、濯ぎ工程、脱水工程および乾燥工程におけるドラム40の回転速度を、布団Fがドラム40の内周面に張り付けられる速度で回転するので、布団Fをドラム40の内周面に常に張り付いた状態で洗濯乾燥を行うことができる。
また実施形態の制御部300は、洗濯工程、濯ぎ工程および乾燥工程における回転速度を78rpm以上で制御するので、布団Fの収納形状を崩すことなく洗濯・乾燥を行うことができる。
また実施形態の制御部300は、脱水工程におけるドラムの回転速度を開始時と中間時と本脱水時の3段階で制御し、且つ開始時、中間時、本脱水時の順に回転速度を速くするので、布団Fの脱水処理を段階的にソフトに実施できる。すなわち、最初に低い回転速度(300rpm)で脱水することにより、布団Fに浸み込んだ水をゆっくりした回転状態でソフトに脱水(水切り)することで、ドラム40の振動を抑えることができる。さらに、中間の回転速度(500rpm)で水分量が少なくなった布団Fを脱水(水切り)することで、高速回転(800rpm)する前にドラム40内の負荷(重量)を更に軽減することができる。
また実施形態の制御部300は、脱水工程において、ドラム40のバランス検出を行わない第1回転制御と、ドラム40のバランス検出を行う第2回転制御でドラム40を回転制御している。第1回転制御は、脱水工程の開始時であり、第2回転制御は中間時および本脱水時である。つまり、脱水工程における開始時(低速回転)ではバランス検出を行わず、中間時(中速回転)および本脱水時(高速回転)にはバランス検出を実施するので、布団Fの脱水処理を段階的にスムーズに実施できる。また、ドラム40のアンバランスが検出された時でも、ドラム40の回転を停止することなく脱水を行うことで、布団Fがドラム内周面に張り付いた状態が維持できる。
また実施形態の制御部300は、洗濯工程、濯ぎ工程、脱水工程および乾燥工程の動作時間を夫々設定された時間継続し、乾燥工程は追加での動作を許可することで、布団Fの乾燥をしっかりと実施できる。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上記実施形態では、制御部300が洗濯温度センサ350の測定結果に基づいて被洗濯物処理運転の完了を判断する場合について説明したが、これに限らない。例えば、被洗濯物が乾燥不十分であっても、設定時間になると洗濯物処理運転を完了するようにしてもよい。
操作入力部26は、タッチパネルに限らない。操作入力部26は、利用者特定情報を入力できればよい。例えば、操作入力部として通信部を備え、スマートフォン等から通信により利用者特定情報を入力する場合であってもよい。
また、上記実施形態では、水又は温水又は混合のぬるま湯を使用して洗濯を行う水洗タイプの機器を例示して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、石油系溶剤等の溶剤を使用して洗濯を行うドライクリーニングタイプの洗濯機(洗濯乾燥機)に本発明を適用してもよい。
10…洗濯乾燥機、 20…筐体、 20a…フロントパネル、 20b…パネル開口、
23…表示ランプ、 24…コース選択ボタン、 25…料金入力部、
26操作入力部、 30…外胴、 40…ドラム、 40a…開口孔、
40b…羽根部材、 60…投入口、 70…開閉扉70、 80…扉ロック、
90…給水管、 100…排水管、 110…温風供給路、 120…温風供給路、
130…温風排出路、 140…加熱ユニット、 150…リントフィルタ、
60…ファン160、 170…チャッキダンパ、 180…排気ダクト、
190…排気孔、 200…駆動モータ、210…風管、 220…ナノイーユニット、
230…回転軸、 300…制御部、 300a…内部メモリ(RAM)、
310…水位センサ、 320…入力温度センサ、 330…出力温度センサ、
340…開閉センサ、 350…洗濯温度センサ、 360…バランスセンサ、
500…布団の専用スイッチ、 F…布団

Claims (7)

  1. 外胴内に設けられたドラムの内周面に二つ折りした布団を入れて、前記ドラムを回転させて前記布団の洗濯・乾燥を行う洗濯乾燥機を制御する制御部を有し、
    前記制御部は、前記布団の洗濯工程からスタートして、濯ぎ工程、脱水工程、乾燥工程の間、前記ドラムを停止することなく一方回転することを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記制御部は、前記洗濯工程、前記濯ぎ工程、前記脱水工程および前記乾燥工程における前記ドラムの回転速度を、前記布団が前記ドラムの内周面に張り付けられる速度で回転することを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記制御部は、前記洗濯工程、前記濯ぎ工程および前記乾燥工程における回転速度を78rpm以上で制御することを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記制御部は、前記脱水工程における前記ドラムの回転速度を開始時と中間時と本脱水時の3段階で制御し、且つ前記開始時、前記中間時、前記本脱水時の順に回転速度を速くすることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記制御部は、前記脱水工程における前記開始時ではバランス検出を行わず、前記中間時および前記本脱水時には前記バランス検出を実施することを特徴とする請求項4に記載の洗濯乾燥機。
  6. 外胴内に設けられたドラムの内周面に二つ折りした布団を入れて、前記ドラムを回転させて前記布団の洗濯・乾燥を行う洗濯乾燥機であって、
    前記布団の洗濯工程からスタートして、濯ぎ工程、脱水工程、乾燥工程の間、前記ドラムを停止することなく一方回転することを特徴とする洗濯乾燥方法。
  7. 前記洗濯工程、前記濯ぎ工程、および前記乾燥工程における前記ドラムの回転速度は、前記布団が前記ドラムの内周面に張り付けられる速度であることを特徴とする請求項6に記載の洗濯乾燥方法。
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