JP2021141214A - 成形回路基板とその製造方法 - Google Patents

成形回路基板とその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021141214A
JP2021141214A JP2020038214A JP2020038214A JP2021141214A JP 2021141214 A JP2021141214 A JP 2021141214A JP 2020038214 A JP2020038214 A JP 2020038214A JP 2020038214 A JP2020038214 A JP 2020038214A JP 2021141214 A JP2021141214 A JP 2021141214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposed portion
conductive ink
circuit board
exposed
terminal plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020038214A
Other languages
English (en)
Inventor
哲紀 圓谷
Tetsunori Tsumuraya
哲紀 圓谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molex LLC
Original Assignee
Molex LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Molex LLC filed Critical Molex LLC
Priority to JP2020038214A priority Critical patent/JP2021141214A/ja
Priority to PCT/IB2021/051708 priority patent/WO2021176339A1/en
Priority to TW110107937A priority patent/TWI808388B/zh
Publication of JP2021141214A publication Critical patent/JP2021141214A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/24Reinforcing the conductive pattern
    • H05K3/245Reinforcing conductive patterns made by printing techniques or by other techniques for applying conductive pastes, inks or powders; Reinforcing other conductive patterns by such techniques
    • H05K3/246Reinforcing conductive paste, ink or powder patterns by other methods, e.g. by plating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/181Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/09Shape and layout
    • H05K2201/09009Substrate related
    • H05K2201/09118Moulded substrate
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/10Details of components or other objects attached to or integrated in a printed circuit board
    • H05K2201/10007Types of components
    • H05K2201/10106Light emitting diode [LED]
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0014Shaping of the substrate, e.g. by moulding
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/20Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern by affixing prefabricated conductor pattern
    • H05K3/202Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern by affixing prefabricated conductor pattern using self-supporting metal foil pattern

Abstract

【課題】成形回路基板において、回路パターンを形成するめっき層と端子板との密着性を向上する。【解決手段】成形回路基板1は端子板20と、端子板20の上面を覆っている上部絶縁11Aを有している成形体11と、上部絶縁11Aの上面11aに形成され、回路パターンを構成しているめっき層30とを有している。端子板20は上部絶縁11Aから露出している露出部21を有し、めっき層30は露出部21に形成されている接続部31を有し、露出部21には、上部絶縁11Aの上面11aに沿った方向と交差している交差面21aが形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、成形回路基板とその製造方法に関する。
従来、金属製の端子板が一体化された、プラスチック樹脂などの絶縁材料で形成された成形体を基板とする成形回路基板が利用されている。成形回路基板は、めっき層によって形成されている回路パターンを基板の表面に有する。特許文献1は、成形回路基板の一例として、LEDが実装された基板を開示している。こういった成形回路基板は、MID(molded interconnect device)と称されることがある。
特開2018−532251号公報
成形回路基板上の回路パターンを電解めっき法で形成する場合、まずレーザ照射により樹脂の表面を粗面化し、その粗面化した樹脂の表面と端子板の表面とに連続して導電性のインクを塗布し、その後に、端子板を陰極として利用しながら電解めっきを実行する。こうすることで、端子板から樹脂の表面まで連続しためっき層(回路パターン)を形成する。樹脂の表面を粗面化することで、樹脂の表面とめっき層との密着性を高めることができ、樹脂の表面にめっき層を安定的に形成できる。ところで、成形回路基板の使用時には、めっき層だけでなく、端子板も回路の一部として機能する。また、端子板は、電解めっき工程において電極として利用されることもある。そのため、端子板上においてもめっき層を安定的に形成し、端子板から樹脂の表面に形成されるめっき層にかけて高い導電性が確保されることが望ましい。
本開示で提案する成形回路基板は、金属で形成されている端子板と、前記端子板の一方の面を覆っている第1絶縁部を有している成形体と、前記第1絶縁部の表面に形成され、回路パターンを構成しているめっき層とを有している。前記端子板は前記第1絶縁部から露出している露出部を有し、前記めっき層は前記露出部に形成されている接続部を有し、前記露出部には、前記第1絶縁部の前記表面に沿った方向と交差している交差面が形成されている。この成形回路基板によると、端子板のめっき層との密着性を向上でき、端子板上にめっき層を安定的に形成できる。そのため、端子板から、第1絶縁部の表面に形成されているめっき層まで高い導電性を確保できる。
本開示で提案する成形回路基板の製造方法は、金属板を所定の形状に加工する加工工程、前記金属板の一部である端子板の一方の面を覆う第1樹脂部を有し且つ前記端子板と一体化した樹脂成形体を形成し、前記第1樹脂部から露出している露出部を前記端子板に確保する成形工程、前記第1樹脂部の表面と前記露出部とに導電インクを塗布する塗布工程、及び前記端子板を電極として利用しながら、前記導電インクと前記露出部の位置にめっき層を形成するめっき工程を含む。前記塗布工程では、前記露出部の表面に、前記導電インクが塗布される領域と、前記導電インクが塗布されない領域とを確保する。この製造方法によると、端子板のめっき層との密着性を向上でき、端子板上にめっき層を安定的に形成できる。そのため、端子板から、第1絶縁部の表面に形成されているめっき層まで高い導電性を確保できる。
本開示で提案する成形回路基板の一例を示す平面図である。 図1で示すII−II線で得られる断面図である。 成形回路基板の製造工程を説明するための図である。 図3Aで示すIIIa−IIIa線で得られる断面図である。 成形回路基板の製造工程を説明するための断面図である。 成形回路基板の製造工程を説明するための断面図である。 成形回路基板の製造工程を説明するための断面図である。 本開示で提案する成形回路基板の別の例を示す断面図である。 本開示で提案する成形回路基板の別の例を示す断面図である。 本開示で提案する成形回路基板の別の例を示す平面図である。 図7Aで示すVIIb−VIIb線での断面図である。 本開示で提案する成形回路基板の別の例を示す平面図である。 図8Aで示すVIIIb−VIIIb線での断面図である。
以下では、本開示で提案する成形回路基板の例について説明する。以下では、図1で示すX1方向及びX2方向をそれぞれ右方及び左方と称し、図2で示すZ1方向及びZ2方向をそれぞれ上方及び下方と称する。これらの方向は、成形回路基板の各部の相対的な位置関係を説明するために使用されており、成形回路基板が他の装置に搭載されている時の姿勢を限定するものではない。
図2で示すように、成形回路基板1は、樹脂成形体11と、金属で形成されている端子板20とを有している。(以下では、成形回路基板1を単に基板と称する。)なお、成形体11は本実施形態ではプラスチック樹脂で形成されているが、セラミックのような絶縁材料で形成されてもよい。成形体11の材料は成形可能な絶縁材料であれば、特に限定されない。樹脂成形体11と端子板20は、例えばインサート成形によって一体化している。すなわち、樹脂成形体11を成形する際、端子板20が配置されている金型の空洞部(キャビティ)に樹脂成形体11の材料である溶融樹脂が充填されて、端子板20と一体化した樹脂成形体11が形成される。樹脂成形体11は、端子板20の上面を覆っている上部樹脂11A(絶縁部)と、端子板20の下面を覆っている下部樹脂11B(絶縁部)とを有している。端子板20の端部20cは樹脂成形体11の側面11cで露出している。本明細書において、上部樹脂11Aは、端子板20の上面より上方に位置している部分の全体を意味し、下部樹脂11Bは、端子板20の下面より下方に位置している部分の全体を意味している。
図で示す例では、樹脂成形体11によって保持されている端子板20の数は1枚であるが、その数は2枚でもよいし、3枚でもよい。また、端子板20の下面は必ずしも樹脂成形体11によって覆われていなくてもよい。端子板20は、例えば黄銅或いはりん青銅のような導電性を有する金属板に、プレス加工を施すことによって形成される。樹脂成形体11は、例えばフェノール樹脂やポリブチレンテレフタレートなどのプラスチック樹脂で形成されている。
基板1はめっき層30を有している。めっき層30は上部樹脂11Aの表面(上面11a)に形成され、回路パターンを構成している。めっき層30の材料は、例えば銅や、ニッケル、スズ、金などである。基板1を他の装置に搭載し、これを利用するときに、LED(Light Emitting Diode)や、トランジスタなどの電子部品(不図示)が上部樹脂11Aの上面11aに実装され、回路パターンに接続される。
図2で示すように、端子板20は上部樹脂11Aから露出している露出部21を有している。上部樹脂11Aに開口Haが形成されている。露出部21は樹脂開口Haの内側で上部樹脂11Aから露出している。(開口Haを樹脂開口と称する。)樹脂開口Haは基板1の平面視において円形であるが(図1参照)、その形状は円形に限られず、例えば三角や四角などの多角形でもよい。めっき層30は、露出部21上に形成され露出部21と電気的に接続している接続部31を有している。
基板1は、めっき層30と上部樹脂11Aとの間に導電インク層41を有してもよい。導電インク層41は上部樹脂11Aに塗布される導電インクで形成される層である。導電インク層41の材料は、例えば銅インクや銀インクである。導電インク層41は回路パターン(電線)の領域に形成されている。導電インク層41の一部41aは上部樹脂11Aの表面から連続して露出部21上に形成され、導電インク層41の他の部分(上部樹脂11A上に形成される部分)と電気的に繋がっている。
めっき層30は、例えば次のような電解めっきによって形成される。まず回路パターンの位置に導電インクを塗布する。導電インクは、例えばインクジェット法により塗布される。導電インクは上部樹脂11A上に形成されて導電インク層41を形成する。このとき、めっき層と上部樹脂11Aの密着性をより強固にするため、上部樹脂11Aの表面をレーザ照射により粗面化してよい。
導電インク層41の一部41aは露出部21上に形成され、露出部21と電気的に接続する。導電インク層41を形成した後に、端子板20を陰極として利用しながら電解めっき工程を行う。このように、電解めっき工程の前に導電インク層41を形成しておくことで、電解めっき工程において端子板20を陰極として利用できる。端子板20は、電解めっき工程においてのみ利用され、成形回路基板1が他の装置に搭載されて利用されるときには、使用されなくてもよい。(すなわち、端子板20は電子部品への信号伝送や電力供給に使用されなくてもよい。)基板1の製造方法については図3A乃至図4Cを参照しながら、後において詳説する。
なお、基板1の製造工程において、電解めっき工程の後は上部樹脂11Aと露出部21とに塗布される導電インクは、導電インク層41として残存していなくてもよい。導電インクの材料とめっき層30の材料とが同じである場合、例えば導電インクが銅インクで、めっき層30が銅めっき層である場合、インクはめっき層30に浸潤し、導電インク層41を形成しなくてよい。
図2で示すように、露出部21は、上部樹脂11Aの上面11aに沿った方向(図2においてX1−X2方向)と交差する交差面21aを有している。言い換えると、交差面21aは、基板1の厚さ方向(Z1−Z2方向)に対して直交する水平面に対して交差している。交差面21aは、例えば、上面11aに沿った方向(水平方向)に対して実質的に垂直である。交差面21aは、導電インクを塗布するインクジェットの吐出方向に対して実質的に平行であってよい。また、露出部21は、インクジェットの吐出口から交差面21aを隠す部分を有してもよい。上部樹脂11Aの上面11aは必ずしも平坦でなくてもよく、例えば斜面や凹面などが形成されてよい。めっき層30の一部は交差面21aに沿って形成されている。基板1の例では、露出部21にこれを貫通する穴Hnが形成されている。この貫通穴Hnの内面が交差面21aとして機能している。貫通穴Hnは例えば円形の穴であり、交差面21aは基板1の平面視において例えば環状である。
貫通穴Hnのサイズは上部樹脂11Aに形成されている樹脂開口Haのサイズよりも小さい。基板1の例では、貫通穴Hnと樹脂開口Haはともに円形であり、図2で示すように、貫通穴Hnの直径が樹脂開口Haの直径R2よりも小さい。露出部21は、貫通穴Hnの周囲に、樹脂成形体11の上面11aと平行な面に沿っている水平面21cを有している。水平面21cにより、上部樹脂11Aの表面から端子板20の露出部21にかけて連続して導電インク層41を形成する。
交差面21aによって、露出部21とめっき層30の接続部31との密着性を向上できる。例えば、上部樹脂11Aに導電インクを塗布する工程においては、交差面21aが上部樹脂11Aの上面11aに沿った方向に対して交差するために、言い換えると交差面21aが水平面に対して立った姿勢にあるために、交差面21aに付着する導電インクの量を減らす或いは無くすことができる。
基板1の例では、図2で示すように、上部樹脂11A上に導電インク層41が形成されている。導電インク層41の一部41aは露出部21上にも形成されている。露出部21の交差面21aにおいて単位面積当たりに存在する導電インクの量は、水平面21cにおいて単位面積当たりに存在する導電インクの量よりも少ない。図で示す例では、導電インク層41は、露出部21の水平面21c上に形成されているものの、交差面21aには形成されていない。そのため、めっき層30の接続部31は交差面21aに直接的に形成されている。これにより、端子板20とめっき層30との間に導電インク層41が形成される上部樹脂11Aの表面や水平面21cよりも、交差面21aにおいては、端子板20とめっき層30との間の密着性をより一層向上できる。
図2で示すように、上部樹脂11Aに形成されている樹脂開口Haの内面は斜面11gであり、樹脂開口Haの上縁11eのサイズが下縁11fよりも大きくなるように傾斜している。言い換えると、基板1の厚さ方向(Z1−Z2方向)における端子板20からの距離が大きくなるに従って、樹脂開口Haのサイズが大きくなっている。図で示す例では、樹脂開口Haは円形であり、端子板20からの距離が大きくなるに従って、樹脂開口Haの直径R2が大きくなっている。斜面11gは、樹脂開口Haの内面の全周に亘って形成されている。この斜面11gによると、樹脂成形体11は樹脂開口Haの上縁11eに鈍角θ1を有することとなる。その結果、斜面11gに導電インクを塗布することが容易となり、上面11aから斜面11gへ連続して導電インク層41を形成することができる。
上述したように、露出部21は交差面21aを有している。基板1の厚さ方向(Z1−Z2方向)に対する交差面21aの角度は、基板1の厚さ方向に対する樹脂開口Haの斜面11gの角度θ2よりも小さい。このため、インクジェット法で斜面11gに導電インクを塗布する場合に、導電インクの吐出方向(例えば、Z1−Z2方向)と斜面11gとの角度が確保され、導電インクが適切に斜面11gに塗布される一方で、導電インクの吐出方向と交差面21aの角度が小さくなるので、導電インクが交差面21aに塗布されることを回避できる。
基板1において、交差面21aは基板1の厚さ方向と実質的に平行である。言い換えれば、交差面21aは上部樹脂11Aの上面11aに対して垂直である。交差面21aの角度は基板1の例に限られない。交差面21aは基板1の厚さ方向に対して傾斜していてもよい。
露出部21は下部樹脂11Bからも露出している。基板1では、下部樹脂11Bに樹脂開口Hbが形成されている。露出部21の下面21dは樹脂開口Hbの内側で下方に向けて露出している。めっき層30の接続部31は、交差面21aと露出部21の下面21dとに沿って形成されている。樹脂開口Hbは、その内側に露出部21の貫通穴Hnが位置するように形成されている。上部樹脂11Aに形成される樹脂開口Haのサイズと、下部樹脂11Bに形成される樹脂開口Hbのサイズは、互いに異なっていてよい。
このように、露出部21は、交差面21dだけでなく、樹脂成形体11から露出しているものの上側からは見えない面(この例では、下面21d)を有している。この構造によると、上部樹脂11Aと露出部21とに導電インクを上側から吐出する工程において、交差面21aだけでなく、露出部21の下面21dにも導電インクが付着しない。そのため、めっき層30は、交差面21aと下面21dとにおいて、端子板20と直接的に接している。
樹脂成形体11と端子板20とめっき層30との間には熱膨張率の差がある。そのため、環境温度の変化が生じると、これらの間に熱応力が発生する。基板1では、めっき層30が露出部21の下面21dに達しているので、このような熱応力に対する耐性を増すことができる。
また、上部樹脂11Aと下部樹脂11Bとに樹脂開口Ha・Hbがそれぞれ形成され、露出部21に貫通穴Hnが形成されているので、めっき工程において、金属イオンを含む溶液が露出部21をスムーズに流れる。そのため、十分な厚さを有するめっき層30をスムーズに形成できる。つまり、端子板20の表面に直接的に形成されためっき層30と、端子板20の表面に導電インク層41を介して形成されためっき層30と、上部樹脂11Aの表面に導電インク層41を介して形成されためっき層30が十分な厚さを持って連続的に形成される。このような十分な厚さを有するめっき層30が、上述した交差面21aの存在により、端子板20に対して高い密着性を有する。そのため、端子板20とめっき層30とによって形成される回路パターンの導電性をさらに向上できる。
[製造方法]
成形回路基板1の製造方法の一例について説明する。まず、金属板20A(図3A参照)を準備する。金属板20Aの一部は上述した端子板20であり、残りの一部は樹脂成形体11の側面11cから突出することとなるブリッジ部20mとキャリア部20nである。金属板20Aは、それぞれが端子板20となる複数の部分を有している。各部分(端子板20)には、上述した貫通穴Hnが形成される。キャリア部20nはこれら複数の部分(端子板)から伸びているブリッジ部20mを連結している。金属板20Aは、例えばリン青銅や黄銅の平板にプレス加工を施すことによって所望の形状に形成される。
次に、図3A及び図3Bで示すように、金属板20Aと一体化した樹脂成形体11を形成する。これはインサート成形法により行うことができる。樹脂成形体11には露出部21を露出させる樹脂開口Ha・Hbが形成される。
次に、上部樹脂11Aの上面11aにおいて回路パターンが形成される領域を粗面化する。図4Aで示すように、粗面化は、例えば回路パターンの領域にレーザ光Eを照査することにより行うことができる(アブレーション工程)。そうすることで、後述するめっき工程で形成されるめっき層30と、上部樹脂11Aとの密着性を向上できる。レーザ光Eは、回路パターンの領域だけに照射されてもよいし、回路パターンよりも広い範囲に照射されてもよい。
レーザ光Eは、例えば上部樹脂11Aの上面11aに対して垂直な方向(基板1の厚さ方向)で照射される。樹脂開口Haの内面は斜面11gであるので、レーザ光Eを照射する方向と斜面11gとの間の角度よりも、レーザ光Eを照射する方向と露出部21の交差面21aとの間の角度は小さい。そのため、レーザ光Eは斜面11gや露出部21の水平面21cには照射されるものの、交差面21aや露出部21の下面21dには照射されにくい。このため、レーザ光Eによって露出部21の表面が酸化し電気抵抗が増すという問題を抑えることができる。
次に、図4Bで示すように、上部樹脂11Aの上面11aにおいて回路パターンの領域と露出部21とに導電インクFを塗布し、導電インク層41を形成する。導電インクFの材料は、上述したように、例えば銅インクや銀インクである。導電インクFは液状であり、その塗布にはインクジェット方式が利用され得る。
導電インクFは、例えば上部樹脂11Aの上面11aに対して垂直な方向(基板1の厚さ方向)で吐出される。樹脂開口Haの内面は斜面11gであるので、導電インクFの吐出方向と斜面11gとの間の角度よりも、導電インクFの吐出方向と交差面21aとの間の角度は小さい。基板1において、交差面21aは、例えばインクFの吐出方向(基板1の厚さ方向)と実質的に平行であり、導電インクFは斜面11gや露出部21の水平面21cには塗布されるものの、交差面21a及び露出部21の下面21dには塗布されない。つまり、導電インクFが塗布される領域(水平面21c)と、導電インクFが塗布されない領域(交差面21a、下面21d)とが露出部21の表面に確保される。導電インク層41は、樹脂開口Haの内面(斜面11g)の全周に亘って形成されてよい。
次に、図4Cで示すように、電解めっきによってめっき層30を形成する。このとき、キャリア部20mに電線を接続し、金属板20Aを陰極として利用する。その結果、導電インク層41上にめっき層30が形成される。めっき層30の材料は、上述したように、例えば銅や、ニッケル、スズ、金などである。最後に、ブリッジ部20mを端子板20から切り離すことによって、成形回路基板1が得られる。
なお、基板1の製造方法は、図3A乃至図4Cを参照しながら説明したものに限られない。例えば、導電インク層41の形成方法はインクジェット方式でなく、例えば蒸着式であってもよい。この場合、回路パターンとは異なる領域に形成された導電インク層41はレーザなど種々の方法によって取り除かれてよい。
[変形例1]
図5は、本開示で提案する成形回路基板の別の例として、成形回路基板101を示す断面図である。以下では、上述した成形回路基板1と成形回路基板101との相違を中心に説明する。成形回路基板101について説明の無い事項については、成形回路基板1について説明した事項が適用されてよい。
成形回路基板101(以下では、単に基板と称する)は、基板1と同様に、端子板120と、樹脂成形体111と、めっき層30とを有している。
樹脂成形体111が有している上部樹脂111Aには樹脂開口Haが形成されている。端子板120は樹脂開口Haから露出している露出部121を有している。露出部121は上部樹脂111Aから露出している上面を有している。露出部121は上面を上方に膨らませる凸部121eを有している。凸部121eは、基板101の平面視において、例えば円形である。露出部121は凸部121eの側面(外周面)を交差面121aとして有している。交差面121aは、上部樹脂111Aの上面11aに沿った方向(図5においてX1−X2方向)と交差する。例えば、交差面121aは、上面11aに沿った方向に対して実質的に垂直である。露出部121は、凸部121eの周囲に、上部樹脂111Aの上面11aと平行な面に沿っている水平面121cを有している。
基板101では、導電インク層41は、露出部121の水平面121cと凸部121eの上面121fとに形成されているものの、露出部121の交差面121a(凸部121eの側面)には形成されていない。交差面121aの単位面積当たりに存在する導電インクの量は、水平面121cの単位面積当たりに存在する導電インクの量よりも少ない。このような交差面121aによると、図2で例示した交差面21aと同様に、めっき層30の接続部31が交差面121aに直接的に接し、露出部121とめっき層30との密着性を向上できる。
また、交差面121aが上部樹脂111Aの上面11aに沿った方向に対して交差するために、言い換えると、交差面121aが水平面121cに対して立っているために、レーザ光の照射工程(アブレーション工程)において、交差面121aにレーザ光が照射されにくくなる。このため、レーザ光によって露出部121の上面が酸化し電気抵抗が増すという問題を抑えることができる。
図5で示すように、上部樹脂111Aに形成されている樹脂開口Haの内面は斜面11gであり、樹脂開口Haの上縁11eのサイズが下縁11fよりも大きくなるように傾斜している。基板101の厚さ方向(Z1−Z2方向)に対する交差面121aの角度は、基板101の厚さ方向に対する樹脂開口Haの斜面11gの角度θ2(図2参照)よりも小さい。
このため、斜面11gにレーザ光が十分に照射される一方で、交差面121aにレーザ光が照射されるのを防止できる。また、斜面11gや水平面121cに導電インクが塗布される一方で、交差面121aに導電インクが塗布されることを防ぐことができる。基板101において、交差面121aは基板101の厚さ方向と実質的に平行である。言い換えれば、交差面121aは上部樹脂111Aの上面11aに対して垂直である。
[変形例2]
なお、基板101の例では、露出部121が有している凸部121eの上面121fに導電インク層41が形成されていた。これとは異なり、凸部121eの上面121fには導電インク層41は形成されていなくてもよい。図6はこのような成形回路基板の例として、成形回路基板101Aを示す断面図である。以下では、上述した成形回路基板101と成形回路基板101との相違を中心に説明する。成形回路基板101Aについて説明の無い事項については、成形回路基板101について説明した事項が適用されてよい。
図6で示す基板101Aでは、露出部121の水平面121c上には導電インク層41が形成されている。液状の導電インクをインクジェット方式で露出部121に塗布すると、導電インクは塗布された場所以外にも広がる。ところが、基板101Aでは、露出部121に凸部121eが形成されているので、導電インクが凸部121eの位置を避けて露出部121に塗布されると、凸部121eの側面(交差面121a)が導電インクの広がりを抑える。その結果、凸部121eの上面121fに導電インク層41が形成されない。この構造によると、交差面121aだけでなく凸部121eの上面121fも、端子板120の露出部121とめっき層30の接続部31との密着性の向上に寄与する。
[変形例3]
図7A及び図7Bは、本開示で提案する成形回路基板のさらに別の例として、成形回路基板201を示す図である。図7Aは平面図であり、図7Bは図7Aで示すVIIb−VIIb線で得られる断面図である。以下では、上述した成形回路基板1と成形回路基板201との相違を中心に説明する。成形回路基板201について説明の無い事項については、成形回路基板1について説明した事項が適用されてよい。
成形回路基板201は、基板1と同様に、端子板220と、樹脂成形体211と、めっき層30とを有している。樹脂成形体211は、端子板220の上面を覆う上部樹脂211Aと、端子板220の下面を覆う下部樹脂211Bとを有している。上部樹脂211Aに樹脂開口Haが形成されている。樹脂開口Haは上部樹脂211Aの縁に位置しており、上方と、側方(図7Bにおて左方向)とに開口している。端子板220は上部樹脂211Aから露出している露出部221を有している。樹脂開口Haは、基板201の平面視において、矩形である。樹脂開口Haの形状は円形でもよい。めっき層30は、露出部221上に形成されている接続部31を有している。
露出部221の上面には穴Hnが形成されている。穴Hnは露出部221を貫通しておらず、底部221cを有している。穴Hnはその内面として交差面221aを有している。交差面221aは基板201の平面視において環状である。露出部221は、穴Hnの周囲に水平面221dを有している。導電インク層41は、上部樹脂211Aの上面211aと、水平面221dの一部とに形成されている一方で、交差面221aには形成されていない。めっき層30はこの交差面221aにおいて露出部221に直接的に接している。図7Bで示す例において、導電インク層41は、穴Hnの底部221cと、露出部221において穴Hnの左側(回路パターンとは反対側)には形成されていない。そのため、穴Hnの底部221cと穴Hnの左側とにおいて、めっき層30は露出部221に直接的に接している。
基板201の製造工程においては、導電インクは、上部樹脂211Aの上面と水平面221dの一部(図において穴Hnの右側)に塗布され、穴Hnの内側と穴Hnの左側とには塗布されない。水平面221dの一部に塗布された導電インクが露出部221の表面において広がった場合、穴Hnの底部221cに導電インクが流れる可能性がある。そのような流れが生じた場合でも、穴Hnの交差面221aに導電インクが達することを抑えることができる。
図7Bで示すように、上部樹脂211Aは、樹脂開口Haの内面として斜面211gを有している。斜面211gは、上部樹脂211Aの上面211aから露出部221の水平面221dの高さまで徐々に下がっている。この斜面211gによって、樹脂開口Haの上縁211eでの上部樹脂211Aの角度θ1が鈍角となっている。基板201の厚さ方向に対する交差面221aの角度は、基板201の厚さ方向に対する斜面211gの角度よりも小さい。
なお、図7A及び図7Bで示す基板201において、露出部221の上面は穴Hnに変えて、図5で示す露出部121と同様に、凸部を有してもよい。この場合、凸部の側面が交差面として機能し得る。
さらに他の例として、穴Hnや凸部は円形でなくてもよい。例えば、穴Hnは、露出部221の互いに反対側に位置する2つの縁221s・221t(図7A参照)の間で伸びている溝であってもよい。すなわち、穴Hnは、一方の縁221sから伸びて他方の縁221tに接続している溝であってもよい。こうすることによって、導電インク層41が穴Hn(溝)の左側(回路パターンとは反対側)に達することを確実に抑えることができる。
[変形例8]
図8は、本開示で提案する成形回路基板のさらに別の例として、成形回路基板301を示す断面図である。以下では、上述した成形回路基板1と成形回路基板301との相違を中心に説明する。成形回路基板201について説明の無い事項については、成形回路基板1について説明した事項が適用されてよい。
成形回路基板301は、基板1と同様に、端子板320と、樹脂成形体311と、めっき層30とを有している。端子板320は露出部321と非露出部322とを有している。非露出部322の上面は樹脂成形体311の上部樹脂311Aによって覆われ、非露出部322の下面は樹脂成形体311の下部樹脂311Bによって覆われている。非露出部322の端部322aは樹脂成形体311の側面311cから露出している。露出部321は上部樹脂321Aから露出している。
端子板320は、非露出部322と露出部321との間で基板301の厚さ方向(より具体的には、上方)に曲げられ、露出部321は樹脂成形体311の上面311aに位置している。端子板320は、非露出部322から露出部321に向かって斜め上方に伸びている傾斜部323を有している。図2等で示した例とは異なり、上部樹脂311Aには、露出部321を露出させる穴は形成されていない。露出部321は、基板301の平面視において樹脂成形体311の外周縁の内側に位置しており、露出部321の全周が樹脂成形体311によって囲まれている。
露出部321の上面には、凸部321eが形成されている。露出部321は凸部321eの側面(外周面)を交差面321aとして有している。交差面321aは、上部樹脂311Aの上面311aに沿った方向(図8においてX1−X2方向)と交差する。より詳細には、交差面321aは、上部樹脂311Aの上面311aに沿った方向と直交する面である。図で示す例において、凸部321eは基板301の平面視において円形であり、交差面321aは平面視において環状である。露出部321は、凸部321eの周囲に、上部樹脂311Aの上面311aと平行な面に沿っている水平面321cを有している。
導電インク層41は上部樹脂311Aの上面311aと露出部321の水平面321cの一部(回路パターン側の部分)とに形成されている一方で、交差面321aと凸部321eの上面321fとに形成されていない。また、導電インク層41は露出部321の水平面321cにおいて、凸部321eを挟んで回路パターンとは反対側(図において左側)には形成されていない。
液状の導電インクをインクジェット方式で露出部321に塗布すると、導電インクは塗布された場所以外にも広がる。ところが、図8で示す例では、露出部321に凸部321eが形成されているので、導電インクが凸部321eの位置を避けて露出部321に塗布されると、凸部121eの側面(交差面121a)が導電インクの広がりを制限する。そのため、凸部121eの上面121fと、交差面121aと、水平面321cの左側とに導電インク層41が形成されない。したがって、基板301の構造によれば、交差面121aだけでなく凸部321eの上面121fや水平面321cの左側部分においても、露出部321とめっき層30とが直接的に接し、それらの密着性が向上する。
また、図8A及び図8Bで示す例では、凸部321eにより回路パターン側の領域(図8において右側の領域)にだけ導電インク層41が形成され、凸部321eを挟んで回路パターンとは反対側の領域(図8において左側の領域)には導電インク層41が形成されていない。
露出部321には、凸部321eに替えて、凹部が形成されてもよい。また、凸部321eの形状は円形でなく、矩形であってもよい。露出部321の対向する2つの縁に繋がっていてもよい。
さらに他の例として、凸部321eは円形でなくてもよい。例えば、凸部321eは、露出部321の互いに反対側に位置する2つの縁321s・321t(図8A参照)の間で伸びている壁であってもよい。すなわち、凸部321eは、一方の縁321sから伸びて他方の縁321tに接続している壁であってもよい。こうすることによって、導電インク層41が凸部321e(壁)の左側(回路パターンとは反対側)に達することを確実に抑えることができる。
[まとめ]
以上説明した成形回路基板1・101・201・301は、金属で形成されている端子板20・120・220・320と、端子板の上面を覆っている上部樹脂11A・111A・211A・311Aを有している樹脂成形体11・111・211・311と、上部樹脂の上面に形成され、回路パターンを構成しているめっき層30とを有している。端子板は上部樹脂から露出している露出部21・121・221・321を有している。めっき層は露出部に形成されている接続部31を有している。露出部には、上部樹脂の上面に沿った方向と交差している交差面21a・121a・221a・321aが形成されている。この成形回路基板によると、回路パターンを形成するめっき層と端子板との密着性を向上でき、端子板20・120・220・320上にめっき層30を安定的に形成できる。そのため、端子板20から、上部成形体11の表面に形成されているめっき層30まで高い導電性を確保できる。
成形回路基板の製造方法は、金属で形成されている金属板20Aを所定の形状に加工する加工工程、金属板20Aの上面を覆う上部樹脂11A・111A・211A・311Aを有し且つ端子板と一体化した樹脂成形体11・111・211・311を形成し、上部樹脂から露出している露出部21・121・221・321を端子板に確保する成形工程、上部樹脂の上面と露出部とに導電インクFを塗布する塗布工程、及び端子板を電極として利用しながら、導電インクと露出部の位置にめっき層30を形成するめっき工程を含む。塗布工程では、導電インクが塗布される領域と、導電インクが塗布されない領域とを露出部の上面に確保する。この製造方法によると、回路パターンを形成するめっき層30と端子板20・120・220・320との密着性を向上でき、端子板20・120・220・320上にめっき層30を安定的に形成できる。そのため、端子板20から、上部成形体11の表面に形成されているめっき層30まで高い導電性を確保できる。
なお、この成形回路基板の製造方法は、図3A乃至図4Cを参照しながら説明したものに限られない。例えば、導電インク層41の形成方法は、例えばインクジェット方式でなく、蒸着式であってもよい。この場合、回路パターンとは異なる領域に形成された導電インク層41はレーザなど種々の方法によって取り除かれてよい。
1・101・101A・201・301 成形回路基板、11・111・211・311 樹脂成形体、11A・111A・211A・311A 上部樹脂、11B・111B・211B・311B 下部樹脂、11a 上面、11c 側面、11e 上縁、11f 下縁、20・120・220・320 端子板、20A 金属板、20c 端部、20n キャリア部、ブリッジ部20m、21・121・221・321 露出部、21a 交差面、21c 水平面、21d 下面、30 めっき層、31 接続部、41 導電インク層、Ha 樹脂開口、Hb 樹脂開口、Hn 穴。

Claims (10)

  1. 金属で形成されている端子板と、
    前記端子板の一方の面を覆っている第1絶縁部を有している成形体と、
    前記第1絶縁部の表面に形成され、回路パターンを構成しているめっき層と
    を有し、
    前記端子板は前記第1絶縁部から露出している露出部を有し、
    前記めっき層は前記露出部に形成されている接続部を有し、
    前記露出部には、前記第1絶縁部の前記表面に沿った方向と交差している交差面が形成されている
    成形回路基板。
  2. 前記露出部には穴が形成されており、
    前記交差面は前記穴の内面である
    請求項1に記載される成形回路基板。
  3. 前記穴は前記露出部を貫通しており、
    前記露出部は前記第1絶縁部から露出している第1の面と、前記第1の面とは反対側の面であり且つ前記成形体から露出している第2の面とを有し、
    前記めっき層は、前記露出部の前記第1の面と前記第2の面と前記交差面とに形成されている
    請求項2に記載される成形回路基板。
  4. 前記成形体は前記端子板の前記一方の面とは反対側の面を覆う第2絶縁部を有し、
    前記第2絶縁部には前記第2の面を露出させる穴が形成されている
    請求項3に記載される成形回路基板。
  5. 前記露出部は前記第1絶縁部から露出している第1の面を有し、
    前記露出部は前記第1の面に凸部を有し、
    前記交差面は前記凸部の側面である
    請求項1に記載される成形回路基板。
  6. 前記第1絶縁部には、前記露出部を露出させる開口である絶縁開口が形成され、
    前記第1絶縁部は前記絶縁開口の内面として斜面を有し、
    前記成形回路基板の厚さ方向に対する前記交差面の角度は、前記成形回路基板の厚さ方向に対する前記斜面の角度よりも小さい
    請求項1に記載される成形回路基板。
  7. 前記端子板は前記第1絶縁部によって覆われている非露出部を有し、
    前記端子板は、前記非露出部と前記露出部との間で前記成形回路基板の厚さ方向に曲げられ、前記露出部は前記成形体の表面に位置している
    請求項1に記載される成形回路基板。
  8. 前記露出部と前記第1絶縁部とに導電インク層が形成され、
    前記めっき層は前記導電インク層上に形成され、
    前記露出部は、前記第1絶縁部から露出している水平面を有し、
    前記交差面において単位面積あたりに存在する導電インクの量は、前記水平面において単位面積あたりに存在する導電インクの量より少ない
    請求項1に記載される成形回路基板。
  9. 金属板を所定の形状に加工する加工工程、
    前記金属板の一部である端子板の一方の面を覆う第1絶縁部を有し且つ前記端子板と一体化した成形体を形成し、前記第1絶縁部から露出している露出部を前記端子板に確保する成形工程、
    前記第1絶縁部の表面と前記露出部とに導電インクを塗布する塗布工程、及び
    前記端子板を電極として利用しながら、前記導電インクと前記露出部の位置にめっき層を形成するめっき工程
    を含み、
    前記塗布工程では、前記露出部の表面に、前記導電インクが塗布される領域と、前記導電インクが塗布されない領域とを確保する
    成形回路基板の製造方法。
  10. 前記加工工程において、第1絶縁部の表面と平行な方向に交差する交差面を前記露出部に形成し、
    前記導電インクが塗布されない領域は前記交差面である
    請求項9に記載される成形回路基板の製造方法。
JP2020038214A 2020-03-05 2020-03-05 成形回路基板とその製造方法 Pending JP2021141214A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020038214A JP2021141214A (ja) 2020-03-05 2020-03-05 成形回路基板とその製造方法
PCT/IB2021/051708 WO2021176339A1 (en) 2020-03-05 2021-03-02 Molded circuit board and manufacturing method thereof
TW110107937A TWI808388B (zh) 2020-03-05 2021-03-05 成形電路基板及其製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020038214A JP2021141214A (ja) 2020-03-05 2020-03-05 成形回路基板とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021141214A true JP2021141214A (ja) 2021-09-16

Family

ID=77613943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020038214A Pending JP2021141214A (ja) 2020-03-05 2020-03-05 成形回路基板とその製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2021141214A (ja)
TW (1) TWI808388B (ja)
WO (1) WO2021176339A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021141214A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 モレックス エルエルシー 成形回路基板とその製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068925A (ja) * 2001-08-28 2003-03-07 Matsushita Electric Works Ltd リード付き成形回路基板及びその製造方法
JP2005072064A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板およびその製造方法
JP2010272837A (ja) * 2009-04-24 2010-12-02 Sumitomo Electric Ind Ltd プリント配線板用基板、プリント配線板、及びプリント配線板用基板の製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5917157A (en) * 1994-12-12 1999-06-29 Remsburg; Ralph Multilayer wiring board laminate with enhanced thermal dissipation to dielectric substrate laminate
JP3966280B2 (ja) * 2001-12-28 2007-08-29 松下電器産業株式会社 弾性表面波装置
TW200746940A (en) * 2005-10-14 2007-12-16 Ibiden Co Ltd Printed wiring board
TWI583723B (zh) * 2012-01-20 2017-05-21 Asahi Kasei E-Materials Corp Multilayer printed circuit boards
KR101946014B1 (ko) * 2012-11-22 2019-02-08 삼성전자주식회사 잉크젯 프린팅을 이용한 배선 형성 방법 및 잉크젯 프린팅 장치
US10091891B2 (en) * 2014-07-11 2018-10-02 Voltera Inc. Apparatus and method for printing circuitry
JP6859916B2 (ja) * 2017-10-13 2021-04-14 味の素株式会社 樹脂組成物層
JP2021141214A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 モレックス エルエルシー 成形回路基板とその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068925A (ja) * 2001-08-28 2003-03-07 Matsushita Electric Works Ltd リード付き成形回路基板及びその製造方法
JP2005072064A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板およびその製造方法
JP2010272837A (ja) * 2009-04-24 2010-12-02 Sumitomo Electric Ind Ltd プリント配線板用基板、プリント配線板、及びプリント配線板用基板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TWI808388B (zh) 2023-07-11
TW202142066A (zh) 2021-11-01
WO2021176339A1 (en) 2021-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008300827A (ja) 発光ダイオードのリードフレームおよびその製造方法
US20090197437A1 (en) Socket, method for manufacturing socket, and semiconductor device
CN103416108B (zh) 印刷电路板及其制造方法
US10531569B2 (en) Printed circuit board and method of fabricating the same
CN110993777B (zh) 一种显示驱动板及其制备方法和显示装置
CN103404244A (zh) 印刷电路板及其制造方法
US9979251B2 (en) Substrate manufactured from sheet metal and resin, motor provided with substrate, and soldering method therefor
JP2021141214A (ja) 成形回路基板とその製造方法
JP5086862B2 (ja) 発光素子実装用配線基板の製造方法
JP4219371B2 (ja) 多数個取り配線基板
JP2017079250A (ja) 固定構造及び固定方法
JP2010118633A (ja) 埋込み型ソルダーバンプを持つプリント基板及びその製造方法
CN104779225A (zh) 配线基板及其制造方法、以及半导体封装
CN108605412A (zh) 柔性电路基板以及柔性电路基板的制造方法
EP2717658B1 (en) Wiring board and method for manufacturing wiring board
JP2023164634A (ja) 半導体装置用基板とその製造方法、および半導体装置
JP2007251017A (ja) 配線基板および多数個取り配線基板ならびにその製造方法
EP1720386B1 (en) Wiring board
US9793241B2 (en) Printed wiring board
CN103545303B (zh) 集成电路封装体组件、用于组装印刷电路板的方法 和集成电路封装体
JP2019091809A (ja) 電子装置およびその製造方法
TWI483437B (zh) 發光二極體封裝體及其製造方法
TW202037237A (zh) 電子模組、電子裝置以及該些的製造方法
CN111669888A (zh) 用于光学装置的立体线路结构及工艺
JP2003017816A (ja) 多数個取り配線基板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231024