JP2021138374A - キャップユニット及びキャップ付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】注ぎ口からの液切れを良くすることによって、注ぎ口の衛生を保つことができ、なお且つ、簡便な構造により洗浄性を高めることを可能としたキャップユニットを提供する。【解決手段】上部が開口した容器本体2に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニット1であって、容器本体2の上部開口部2dを閉塞すると共に、前側上部に注ぎ口6が設けられたキャップ本体7を備え、注ぎ口6は、キャップ本体7の上面よりも上方且つキャップ本体7の側面よりも前方に向かって突出した突出部6aと、突出部6aの上部を突出部6の前端に向かって前後方向に切り欠く溝部6bと、溝部6bの後端から後方に向かって開口された開口部6cとを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、キャップユニット及びキャップ付き容器に関する。
従来より、上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニット(栓体)を備えたキャップ付き容器がある(例えば、下記引用文献1を参照。)。
例えば、下記引用文献1には、栓本体の上部開口部を閉じるカバーに操作レバーを設け、この操作レバーを押し下げることによって、流液経路を閉じる弁体をコイルスプリングの付勢に抗して開方向に押し下げる構造が開示されている。
特許第5451813号公報
ところで、上述した特許文献1に記載のキャップ付き容器では、容器本体内の液体を外部へと注ぎ出す注ぎ口が外部に露出している。このため、使用中に注ぎ口に埃やゴミ等が付着してしまう可能性がある。
また、例えばミルクや生クリームなどを入れるミルクピチャーとして使用した場合、注ぎ口からの液切れが悪くなる。この場合、注ぎ口からの液垂れや、注ぎ口の液溜まりなどによって、注ぎ口などが汚れてしまう可能性がある。
したがって、このような従来のキャップ付き容器では、注ぎ口が不衛生となり易く、注ぎ口の衛生を保つために、キャップユニットの洗浄を頻繁に行うなどの手間が生じることになる。また、キャップユニットの構造が複雑となる場合には、キャップユニットの丁寧な洗浄が必要となる。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、注ぎ口からの液切れを良くすることによって、注ぎ口の衛生を保つことができ、なお且つ、簡便な構造により洗浄性を高めることを可能としたキャップユニット、並びにそのようなキャップユニットを備えることによって、使い勝手の更なる向上を可能としたキャップ付き容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットであって、
前記容器本体の上部開口部を閉塞すると共に、前側上部に注ぎ口が設けられたキャップ本体を備え、
前記注ぎ口は、前記キャップ本体の上面よりも上方且つ前記キャップ本体の側面よりも前方に向かって突出した突出部と、前記突出部の上部を前記突出部の前端に向かって前後方向に切り欠く溝部と、前記溝部の後端から後方に向かって開口された開口部とを有することを特徴とするキャップユニット。
〔2〕 前記開口部は、前記溝部の延長方向に対して直交する面内で開口していることを特徴とする前記〔1〕に記載のキャップユニット。
〔3〕 前記溝部は、その後端側から前端側に向かって漸次幅及び深さが小さくなる形状を有することを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載のキャップユニット。
〔4〕 前記溝部は、その後端側から前端側に向かって上向きに傾斜していることを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れか一項に記載のキャップユニット。
〔5〕 前記突出部の少なくとも前記溝部が形成された上面が平坦であることを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕の何れか一項に記載のキャップユニット。
〔6〕 前記注ぎ口は、前記開口部から前記突出部の後方に向かって前記キャップ本体の内面を凹ませた凹部を有することを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕の何れか一項に記載のキャップユニット。
〔7〕 前記キャップ本体は、前記容器本体の前記注ぎ口よりも後側の上面に通気孔を有することを特徴とする前記〔1〕〜〔6〕の何れか一項に記載のキャップユニット。
〔8〕 前記〔1〕〜〔7〕の何れか一項に記載のキャップユニットと、
前記キャップユニットが取り付けられた容器本体とを備えるキャップ付き容器。
〔9〕 前記容器本体は、真空断熱構造を有することを特徴とする前記〔8〕に記載のキャップ付き容器。
以上のように、本発明によれば、注ぎ口からの液切れを良くすることによって、注ぎ口の衛生を保つことができ、なお且つ、簡便な構造により洗浄性を高めることを可能としたキャップユニット、並びにそのようなキャップユニットを備えることによって、使い勝手の更なる向上を可能としたキャップ付き容器を提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係るキャップユニットを備えたキャップ付き容器において、蓋体が閉塞位置にある状態を示す斜視図である。 図1に示すキャップ付き容器において、蓋体が開放位置にある状態を上方側から見た斜視図である。 図1に示すキャップ付き容器において、蓋体が開放位置にある状態を下方側から見た斜視図である。 図1に示すキャップ付き容器の構成を示す分解斜視図である。 図1に示すキャップ付き容器の構成を示す断面図である。 図1に示すキャップユニットが備えるキャップ本体を上方側から見た斜視図である。 図1に示すキャップユニットが備えるキャップ本体を下方側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
例えば図1〜図5に示すキャップユニット1を備えたキャップ付き容器100について説明する。
なお、図1は、キャップユニット1を備えたキャップ付き容器100において、蓋体9が閉塞位置にある状態を示す斜視図である。図2は、キャップ付き容器100において、蓋体9が開放位置にある状態を上方側から見た斜視図である。図3は、キャップ付き容器100において、蓋体9が開放位置にある状態を下方側から見た斜視図である。図4は、キャップ付き容器100の構成を示す分解斜視図である。図5は、キャップ付き容器100の構成を示す断面図である。
本実施形態のキャップ付き容器100は、図1〜図5に示すように、本実施形態のキャップユニット1と、このキャップユニット1が着脱自在に取り付けられる容器本体2とを備えている。
本実施形態のキャップ付き容器100は、真空断熱構造を有する容器本体2によって、この容器本体2に収容される、例えばミルクや生クリームなどの液体を保冷することが可能なミルクピッチャーに本発明を適用したものである。
具体的に、このキャップ付き容器100において、容器本体2は、例えばステンレス等からなる有底筒状の外容器3及び内容器4を有し、外容器3の内側に内容器4を収容した状態で互いの口元部を接合した二重構造の容器により構成されている。また、外容器3と内容器4との間には、真空断熱層5が設けられている。真空断熱層5は、例えば、高真空に減圧(真空引き)されたチャンバー内で、外容器3の底面中央部に設けられた脱気孔を塞ぐことによって形成することができる。
容器本体2は、略円形状の底部2aと、底部2aの外周から略円筒状に起立した胴部2bと、胴部2bの上部側において縮径された略円筒状の口頸部2cとを有している。また、口頸部2cの上端部は、容器本体2の上部開口部2dとして、平面視で円形状に開口している。また、口頸部2cの内側には、リング状の張出部2eが全周に亘って突出して設けられている。
なお、本実施形態のキャップ付き容器100は、全体として略円筒状の外観形状を有しているが、キャップ付き容器100の外観形状については、特に限定されるものではなく、サイズやデザイン等に合わせて、適宜変更を加えることが可能である。また、容器本体2の外周面には、塗装や印刷等が施されていてもよい。
本実施形態のキャップユニット1の構成については、図1〜図7を参照して説明する。
なお、図6は、キャップユニット1が備えるキャップ本体7を上方側から見た斜視図である。図7は、キャップユニット1が備えるキャップ本体7を下方側から見た斜視図である。
なお、以下の説明では、キャップユニット1において、後述する注ぎ口6が設けられた側をキャップユニット1の「前側」とし、注ぎ口6が設けられた側とは反対側をキャップユニット1の「後側」として説明する。
本実施形態のキャップユニット1は、図1〜図7に示すように、容器本体2の上部開口部2dを閉塞する栓体を構成するものである。具体的に、このキャップユニット1は、容器本体2の上部開口部2dを閉塞すると共に、前側上部に注ぎ口6が設けられたキャップ本体7と、キャップ本体7の後側にヒンジ部8を介して回動自在に取り付けられると共に、注ぎ口6を開閉する蓋体9とを備えている。
キャップ本体7は、例えばポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリアセタール(POM)等の合成樹脂からなる。キャップ本体7は、略円筒状に形成された周壁部7aと、周壁部7aの上面を覆う上壁部7bとを有している。
キャップ本体7は、容器本体2の口頸部2cに螺合により着脱自在に取り付けられている。このため、周壁部7aの内周面には、雌ネジ部10が設けられている。一方、容器本体2の口頸部2cの外周面には、この雌ネジ部10と螺合される雄ネジ部11が設けられている。
また、キャップ本体7には、使用者が把持する取手部12が設けられている。取手部12は、キャップ本体7の後側の側面から突出し且つ下方に向かって延長して設けられている。
注ぎ口6は、容器本体2内の液体を外部へと注ぎ出す通液路を構成している。具体的に、この注ぎ口6は、上壁部7b(キャップ本体7)の上面よりも上方且つ周壁部7a(キャップ本体7)の側面よりも前方に向かって突出した突出部6aと、突出部6aの上部を突出部6aの前端に向かって前後方向に切り欠く溝部6bと、溝部6bの後端から後方に向かって開口された開口部6cと、開口部6cから突出部6の後方に向かってキャップ本体7の内面を凹ませた凹部6dとを有している。
本実施形態の注ぎ口6では、突出部6aの少なくとも溝部6bが形成された上面が平坦となっている。溝部6bは、断面視で略円弧状を有して、突出部6aの上面中央部を前後方向に切り欠くように形成されている。また、溝部6bは、その後端側から前端側に向かって漸次幅及び深さが小さくなる形状を有している。さらに、溝部6bは、その後端側から前端側に向かって上向きに(その前端側から後端側に向かって下向きに)傾斜している。
開口部6cは、溝部6bの後端に連続して断面視で略円弧状に形成されると共に、溝部6bの上部を閉塞するように、その上部が断面視で略直線状に形成されている。また、開口部6cは、溝部6bの延長方向(前後方向)に対して直交する面内でキャップ本体7の内側に臨んで開口している。
凹部6dは、上壁部7bの下面(キャップ本体7の内面)において、その後端側からその前端側に位置する開口部6cに向かって漸次深さが大きくなる形状を有している。また、図7に示すように、凹部6dは、開口部6cに連続した突出部6aの平坦な下面(凹部6dの底面)から後方側に向かって平面視で略円弧状に広がるように形成されている。
キャップ本体7の上部には、外部の空気を容器本体2の内部へと導入する通気口13が設けられている。通気口13は、上壁部7b(キャップ本体7)の注ぎ口6よりも後側に位置して、上壁部7bを厚み方向に貫通する円形状の孔部により形成されている。
キャップ本体7の内側には、円形リング状のリング壁7cが上壁部7bの下面から突出して設けられている。図5及び図7に示すように、リング壁7cは、開口部6cと連続する位置に周壁部7aと同心円状に突出して設けられている。すなわち、開口部6cは、このリング壁7cを前後方向に貫通した状態で設けられている。通気口13は、リング壁7cの後端側と重なる位置に設けられている。
キャップ本体7の内側には、止水パッキン14が着脱自在に取り付けられている。止水パッキン14は、キャップ本体7と容器本体2との間を密閉するためのシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。
止水パッキン14は、上壁部7bの下面、リング壁7cの外周面及び下端面に沿った段差形状を有して、全体として円形リング状に形成されている。止水パッキン14は、上壁部7bの下面、リング壁7cの外周面及び下端面に接触した状態で、周壁部7aとリング壁7cとの間に嵌め付けられている。
一方、止水パッキン14は、それ自体を弾性変形させる(引っ張り伸ばす)ことによって、キャップ本体7の内側から取り外すことが可能である。これにより、止水パッキン14とキャップ本体7とをそれぞれ別々に洗浄することができ、止水パッキン14とキャップ本体7との間を衛生的に保つことが可能である。
また、止水パッキン14の外周面には、拡径方向に全周に亘って突出された弾性フランジ部14aが設けられている。止水パッキン14は、容器本体2にキャップ本体7が取り付けられた際に、この弾性フランジ部14aが弾性変形しながら、口頸部2cの上端部と全周に亘って密着した状態となる。これにより、キャップ本体7と容器本体2との間を液密に封止(止水)することが可能となっている。
蓋体9は、例えばポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリアセタール(POM)等の合成樹脂からなる。蓋体9は、注ぎ口6及びキャップ本体7の上部を覆う天壁部9aと、天壁部9aの周囲から下方に向かって突出された周壁部9bとを有している。周壁部9bは、蓋体9が注ぎ口6を閉塞したときに、注ぎ口6の前端側を覆うと共に、キャップ本体7の上壁部7bと当接しながら周壁部7aと面一となるように形成されている。
蓋体9は、取手部12(キャップ本体7)の上部に設けられたヒンジ部8を介して上下方向に回動自在に取り付けられている。また、蓋体9は、自重により注ぎ口6を閉塞する方向に付勢されている。
蓋体9は、ヒンジ部8よりも後側に取手部12の上部に沿って突出されたレバー部15を有している。蓋体9は、取手部12を把持した状態で、このレバー部15を下方に向かって押圧操作することによって、注ぎ口6を開放する方向に回動させることが可能となっている。
蓋体9は、注ぎ口6の溝部6bと対向する位置に、天壁部9aの下面から突出された突起部16を有している。突起部16は、前述した溝部6bの形状に合わせて、その前後方向に延長し且つその後端側から前端側に向かって漸次高さが小さくなる形状を有している。また、突起部16の前端は、周壁部9bと接続されている。
以上のような構成を有する本実施形態のキャップユニット1では、蓋体9が注ぎ口6を閉塞したときに、突起部16の先端が溝部6bの底面と当接されると共に、天壁部9aの下面が突出部6aの平坦な上面と当接された状態となっている。
これにより、例えば、誤ってレバー部15を押圧操作せずに液体を注ごうと容器本体2を前方に傾け、注ぎ口6から流出した液体が蓋体9の突出部6aの平坦な面に対応する内面に付着した場合でも、突起部16を介して蓋体9に付着した液体を注ぎ口6側へと戻すことが可能である。また、天壁部9aの下面が突出部6aの平坦な上面と当接されることで、蓋体9の内面に付着した液体が注ぎ口6から漏れるのを防ぐことが可能である。したがって、蓋体9の開放時に、蓋体9に付着した液体が周囲に飛散したり、注ぎ口6の周囲を汚したりすることを防ぐことが可能である。
また、本実施形態のキャップユニット1では、蓋体9が注ぎ口6を開放した状態から、容器本体2を前方に傾けながら、この容器本体2内の液体を注ぎ口6から注ぎ易くすると共に、液体を注いだ後の注ぎ口6からの液切れを良くすることが可能である。
具体的に、この注ぎ口6では、容器本体2内の液体を開口部6cから溝部6bを通して注ぎ出す際に、凹部6dが液溜まりとして機能し、外部の空気を通気口13から容器本体2の内部へと導入する。これにより、開口部6cからの空気の流入を防ぎつつ、凹部6dに一旦溜まった液体を開口部6cから溝部6bへと滑らかに注ぎ出すことが可能である。すなわち、開口部6cから液体が流出している間は、開口部6cが液体により塞がれたような状態となるため、この開口部6cからの空気の流入を防ぐことが可能である。
一方、注ぎ口6では、溝部6bの幅及び深さが後端側から前端側に向かって漸次小さくなることで、液体を注いだ後の溝部6bの前端からの液切れを良くすることが可能である。また、溝部6bは、その前端側から後端側に向かって下向きに傾斜しているため、この溝部6bに沿って流れる液体を開口部6cを通して容器本体2内へと速やかに戻すことが可能である。
したがって、本実施形態のキャップユニット1では、注ぎ口6からの液垂れや、注ぎ口6の液溜まりなどによって、注ぎ口6などが汚れてしまうことを防ぐことができ、注ぎ口6の衛生を保つことが可能である。また、キャップユニット1の洗浄を頻繁に行うなどの手間を省くことが可能である。
さらに、本実施形態のキャップユニット1では、上述したキャップ本体7及び蓋体9の簡便な構造によって、その洗浄性を高めることが可能である。したがって、本実施形態のキャップ付き容器100では、このようなキャップユニット1を備えることによって、使い勝手の更なる向上を図ることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、上述したミルクピッチャーに適用したキャップ付き容器100を例示しているが、容器本体の口頸部に着脱自在に取り付けられるキャップユニットを備えたキャップ付き容器に対して、本発明を幅広く適用することが可能である。
また、上記実施形態では、上述した真空断熱構造を有する容器本体2によって保冷機能を持たせたキャップ付き容器100を例示しているが、真空断熱構造を持たない容器本体を備えたキャップ付き容器に対して、本発明を適用することも可能である。
1…キャップユニット 2…容器本体 3…外容器 4…内容器 5…真空断熱層 6…注ぎ口 6a…突出部 6b…溝部 6c…開口部 6d…凹部 7…キャップ本体 8…ヒンジ部 9…蓋体 10…雌ネジ部 11…雄ネジ部 12…取手部 13…通気口 14…止水パッキン 15…レバー部 16…突起部

Claims (9)

  1. 上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットであって、
    前記容器本体の上部開口部を閉塞すると共に、前側上部に注ぎ口が設けられたキャップ本体を備え、
    前記注ぎ口は、前記キャップ本体の上面よりも上方且つ前記キャップ本体の側面よりも前方に向かって突出した突出部と、前記突出部の上部を前記突出部の前端に向かって前後方向に切り欠く溝部と、前記溝部の後端から後方に向かって開口された開口部とを有することを特徴とするキャップユニット。
  2. 前記開口部は、前記溝部の延長方向に対して直交する面内で開口していることを特徴とする請求項1に記載のキャップユニット。
  3. 前記溝部は、その後端側から前端側に向かって漸次幅及び深さが小さくなる形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のキャップユニット。
  4. 前記溝部は、その後端側から前端側に向かって上向きに傾斜していることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のキャップユニット。
  5. 前記突出部の少なくとも前記溝部が形成された上面が平坦であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のキャップユニット。
  6. 前記注ぎ口は、前記開口部から前記突出部の後方に向かって前記キャップ本体の内面を凹ませた凹部を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のキャップユニット。
  7. 前記キャップ本体は、前記容器本体の前記注ぎ口よりも後側の上面に通気孔を有することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のキャップユニット。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のキャップユニットと、
    前記キャップユニットが取り付けられた容器本体とを備えるキャップ付き容器。
  9. 前記容器本体は、真空断熱構造を有することを特徴とする請求項8に記載のキャップ付き容器。
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