JP7349039B1 - 水筒 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007349039000001
【課題】飲料を清潔に保ったまま保存できる水筒を提供する。
【解決手段】液体を内部に収容する水筒100であって、第一液体収容空間22を有する有底筒状の第一容器2と、第一容器2の重力方向上側の端部に接続され、第二液体収容空間32を有する有底筒状の第二容器3と、を備え、第一容器2と第二容器3との間には、第一液体収容空間22及び第二液体収容空間32が連通する連通状態、又は、第一液体収容空間22及び第二液体収容空間32が連通しない非連通状態に切り換える切換機構5が設けられており、第一液体収容空間22及び第二液体収容空間32が連通状態であるとき、第二液体収容空間32から第一液体収容空間22に液体を補充する。
【選択図】図3

Description

本発明は、飲料を清潔に保存できる水筒に関する。
近年、環境保護やSDGsへの意識が高まり、飲み切れなかった飲料を廃棄せずに繰り返し使える水筒への注目が高まっている。従来の水筒(例えば特許文献1~3参照)では、飲み口が1つの容器に設けられている。
従来の水筒として、例えば特許文献1記載の直飲み式水筒がある。この直飲み式水筒は、人の口を飲み口に直接接触させるため、飲み口から水筒内に逆流した飲料に雑菌等が含まれ、水筒内で雑菌が繁殖し長期間同じ飲料を入れておくことは不衛生であり、飲み切れなかった飲料は衛生上飲まずに廃棄されている。
このような廃棄を防ぐために、例えば、特許文献2記載の水筒や特許文献3記載の水筒では、飲み口を上下に設けた2つの容器を備え、各容器から別々に飲料を取り出せるように構成している。
さらに、水筒内での雑菌増加を防ぐため、直飲みをせず、水筒に付属されたコップに飲料を注いで飲むコップ式の水筒もある。
特開2012-110357号公報 実登3102139号公報 特開2008-094490号公報
しかしながら、特許文献2~3記載の上下に飲み口を設けた水筒は、それぞれの容器に飲み物を収容するという手間があり、加えて上下に飲み口を設けることで、蓋の締め方が緩いと飲み口から飲料がこぼれてしまうという問題があった。また、水筒に付属されたコップを設けた水筒では、飲むたびにコップを本体から外し、コップに飲料を注いで飲む工程は使い勝手が悪いという問題もあった。
そこで、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであって、飲料を清潔に保ったまま保存できる水筒を提供することをその主たる目的とする。
本発明に係る水筒の特徴構成は、液体を内部に収容する水筒であって、第一液体収容空間を有する有底筒状の第一容器と、前記第一容器の重力方向上側の端部に接続され、第二液体収容空間を有する有底筒状の第二容器と、を備え、前記第一容器と前記第二容器との間には、前記第一液体収容空間及び前記第二液体収容空間が連通する連通状態、又は、前記第一液体収容空間及び前記第二液体収容空間が連通しない非連通状態に切り換える切換機構が設けられており、前記第一液体収容空間及び前記第二液体収容空間が前記連通状態であるとき、前記第二液体収容空間から前記第一液体収容空間に前記液体を補充する点にある。
本構成では、切換機構が第一液体収容空間及び第二液体収容空間が連通する連通状態、又は、第一液体収容空間及び第二液体収容空間が連通しない非連通状態に切り換えるので、第二液体収容空間から第一液体収容空間へ、貯蔵している液体を移動させることができる。その結果、第二液体収容空間に貯蔵された清潔な飲料を飲みたいときに第一液体収容空間に補充することにより、第一容器のみ飲料用容器として使用可能となるため、第二液体収容空間に貯蔵の液体に雑菌が繁殖して全量廃棄しなければならないといった不都合を防止できる。また、切換機構の操作により、液体の移動量を任意に調整するといったことが可能となるため、使用者のニーズに応じて適量を第一液体収容空間に補充することができる。さらに、第二容器を冷蔵庫で保存すれば、飲み残した清潔な飲料を廃棄することなく、別の日に再利用できる。このように、飲料を清潔に保ったまま保存できる水筒となっている。
他の特徴構成は、前記第二容器の重力方向上側の端部に形成された開口を覆い、飲み口を有する蓋体と、前記非連通状態で前記第一液体収容空間及び前記飲み口を連通させる飲料用流路と、を更に備えた点にある。
本構成では、第一液体収容空間と第二液体収容空間とが切換機構により連通していない状態で、第一容器の開口を覆う蓋体に設けられた飲み口と第一液体収容空間とを連通させる飲料用流路を設けることで、第一液体収容空間に貯蔵されている液体を、飲料用流路を通過させて飲み口から飲むことができる。このとき、第一液体収容空間と第二液体収容空間とが連通していないので、直飲みしても第二液体収容空間に貯蔵の液体に唾液が混ざることがない。
他の特徴構成は、前記飲料用流路は、ストローを挿入可能である点にある。
本構成では、飲料用流路にストローを挿入することで、蓋体の飲み口に直接的に口を付けることなく飲料を飲むことができる。このストローを新しいものに付け替えれば、清潔な状態で異なる人に試飲させることも可能となる。
他の特徴構成は、前記切換機構は、前記第二容器の底部に形成された貫通穴と、前記貫通穴に密着可能な密着部材と、前記密着部材を付勢する付勢部材と、当該付勢部材の付勢力に対抗して前記密着部材を移動させる操作部と、を有している点にある。
本構成では、密着部材を設けることで、非連通状態での液体の漏れを防止し、付勢部材を設けることで、操作時以外は常時非連通状態というように密着部材を動かしにくくして不用意に切換機構を操作できないように規制することが可能となる。
他の特徴構成は、前記操作部は、前記第二容器の外面に沿ってスライド移動可能な突起である点にある。
本構成では、第二容器の外面に沿ってスライド移動可能な突起を設けることで、密着部材を付勢している付勢部材の付勢力に対抗して密着部材を操作しやすい。
本実施形態における水筒の斜視図である。 本実施形態における水筒の分解斜視図である。 本実施形態における水筒の縦断面図である。 切換機構の操作状態を示す断面図である。 切換機構の変形例1を示す断面図である。 切換機構の変形例2を示す模式図である。 切換機構の変形例3を示す模式図である。 別実施形態1における水筒の縦断面図である。 別実施形態2における水筒の縦断面図である。
以下では、本発明に係る水筒の実施形態について、図面を参照して説明する。液体を内部に収容する水筒100は、使用者が持ち運んで飲用が必要なときに使用可能である。図1及び図2に示すように、水筒100は、蓋体1と第一容器2と第二容器3とを備えている。水筒100の内部には、飲料としての液体(例えば、水、茶、コーヒー等)が収容される。ただし、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
〔第一容器の構成〕
図3に示すように、第一容器2は、有底筒状の容器で、重力方向上側に第二容器3を設置できる。第一容器2の重力方向上側に、第二容器3と接続するための第一係合部21を設けている。第一容器2と第二容器3とは第一係合部21により係合でき、第一係合部21の構成としては例えば螺合や嵌め合わせなどが挙げられる。有底筒状の容器の内部に、後述する第二容器3の第二液体収容空間32から流出した液体を収容する第一液体収容空間22が設けられている。第一液体収容空間22は、有底筒状の容器の内壁と、第二容器3の底壁との間に形成されており、有底筒状の容器の大きさを変更することにより液体収容量を任意に設定できる。
第一容器2は、アクリル等の樹脂、アルミニウム、ステンレス等の材料で形成されており、保温機能があってもよい。第一容器2の形状は、図1及び図2に示すように円筒形で形成されているが、角筒状に形成されていてもよい。第一容器2は、図1及び図2に示すように第二容器3と同一の外径であるが、第一係合部21の部分だけ同一の外径で構成して、その他の部分は外径が異なっていてもよい。第一容器2は、全部又は一部が透明又は半透明であることが好ましい。これにより、第一液体収容空間22に残存する液体の貯蔵量が分かるため、後述する切換機構5の操作時間を直感で知ることができる。
〔第二容器の構成〕
図3に示すように、第二容器3は、有底筒状の容器で、重力方向下側に第一容器2、重力方向上側に蓋体1が接続される。有底筒状の容器の内部は、液体を収容する第二液体収容空間32が設けられている。第二容器3の底部には切換機構5が設けられ、切換機構5の開閉を切り替えることで第二容器3の第二液体収容空間32に貯蔵された液体を第一容器2の第一液体収容空間22に移動させることができる。つまり、切換機構5は、第一液体収容空間22及び第二液体収容空間32が連通する連通状態、又は、第一液体収容空間22及び第二液体収容空間32が連通しない非連通状態に切り換える。第二液体収容空間32は、有底筒状の容器の内壁と、後述する飲料用流路6の外壁との間に形成されている。第二容器3と蓋体1とは第二係合部31により係合でき、第二係合部31の構成としては例えば螺合や嵌め合わせなどが挙げられる。第二容器3の中央領域には飲料用流路6が設けられ、第一液体収容空間22に貯蔵された液体を、第二液体収容空間32に貯蔵の液体と混合することなく飲み口11まで移動できる。
飲料用流路6は、ストロー4を挿入可能であり、第一液体収容空間22及び第二液体収容空間32が連通しない非連通状態で第一液体収容空間22及び飲み口11を連通させる。飲料用流路6は、蓋体1と一体的に形成されており、その下端部が第二容器3の底部に形成された中央穴にOリング等のシールを介して嵌合されている。飲料用流路6の内面には、図3のA-A断面に示されるように複数(本実施形態では4つ)のリブが設けられており、これらのリブがストロー4に当接して、ストロー4の抜け出しが防止される。また、これらのリブの間には隙間が設けられているため、第一容器2の液体の貯蔵量に応じて、空気が流入したり流出したりできる。
第二容器3は、アクリル等の樹脂、アルミニウム、ステンレス等の材料で形成されており、保温機能があってもよい。第二容器3は、図1及び図2に示すように第一容器2及び蓋体1と同一の外径であるが、第一係合部21及び第二係合部31の部分だけ同一の外径で構成して、その他の部分は外径が異なっていてもよい。第二容器3は、透明又は半透明であってもよい。これにより、第二液体収容空間32に残存する液体の貯蔵量が分かるため、後述する切換機構5の操作時間を直感で知ることができる。
〔蓋体の構成〕
図3に示すように、蓋体1は、第二容器3の重力方向上側の端部に形成された開口を覆い、飲み口11を有する。蓋体1は、第二容器3の重力方向上側に設置されるもので、有底筒体である第二容器3の開口する上部を密封し、飲料が漏れ出すことを防ぐとともに、第一容器2の第一液体収容空間22と連通する飲み口11が設けられている。この飲み口11を設けることで、第一容器2の第一液体収容空間22に貯蔵された液体を飲むことができる。飲み口11を使用しないときには、図3の破線で示すキャップ7を閉めることで、水筒100から液体を漏らさずに水筒100を運搬することができる。
蓋体1と第二容器3とは第二係合部31により係合でき、第二係合部31の構成としては例えば螺合や嵌め合わせなどが挙げられる。蓋体1は、第一容器2又は第二容器3と同様の材料で構成されており、重力方向下側が円錐台状、重力方向上側が円筒状に形成されている。飲料用流路6は、第二容器3及び蓋体1の中央部分に設けられている。蓋体1の下端のうち第二係合部31に近接する部分にはOリング等のシールが設けられており、液体の漏出が防止される。蓋体1の飲み口11から連通する飲料用流路6に、ストロー4を差し込むこともできる。
〔切換機構の構成〕
図3及び図4に示すように、切換機構5は、第二容器3の底部に設置されるもので、第二容器3の底面に設けられた貫通穴53と、貫通穴53に密着可能な密着部材51と、密着部材51を付勢する付勢部材52と、付勢部材52の付勢力に対抗して密着部材51を移動させる操作部54と、を有する。上述のように構成された切換機構5は、操作部54を第二容器3の外面に沿って重力方向上側にスライド移動させることにより、付勢部材52の付勢力に対抗して密着部材51を貫通穴53から離間させて貫通穴53が開口し、第二容器3の第二液体収容空間32に貯蔵の液体が第一容器2の第一液体収容空間22へと移動する。一方、操作部54から手を離して付勢部材52の付勢力を受けた密着部材51により貫通穴53が塞がれた場合には、第二容器3の第二液体収容空間32に貯蔵の液体が第一容器2の第一液体収容空間22に移動できなくなる。密着部材51は、棒状の樹脂等で形成されており、先端にシール部材が固定されている。操作部54は、第二容器3の外面に沿ってスライド移動可能な突起である。
貫通穴53は、図3のB-B断面に示されるように円形状であるが、矩形状や楕円形状であってもよい。密着部材51は棒状であるが、回転により連通、非連通を切換可能な半円形状であってもよい。付勢部材52はコイルスプリングであるが、ゴム等の弾性部材であってもよい。図1に示すように操作部54は外面に下から上に向かって突出するような傾斜を設けているが、傾斜を設けないブロック形状であってもよい。
〔切換機構の動作説明〕
切換機構5は、操作部54を操作することで密着部材51を操作し、貫通穴53の連通、非連通状態を切り換えることができる。図4(1)が非連通状態、(2)が連通状態を示している。図4では、操作部54を重力方向上側に押し上げることで付勢部材52の不勢力に対抗し、密着部材51を貫通穴53から離間させることで貫通穴53を開口させる。第一液体収容空間22及び第二液体収容空間32が(2)連通状態であるとき、第二液体収容空間32から第一液体収容空間22に液体を補充する。一方、操作部54から手を離すと、付勢部材52に付勢力により密着部材51が貫通穴53を塞ぎ、第一液体収容空間22及び第二液体収容空間32が(1)非連通状態であるとき、第一液体収容空間22に貯蔵された液体を飲料用流路6に挿入されたストロー4から吸引することができる。
〔作用効果〕
本実施形態では、切換機構5が第一液体収容空間22及び第二液体収容空間32が連通する連通状態、又は、第一液体収容空間22及び第二液体収容空間32が連通しない非連通状態に切り換えるので、第二液体収容空間32から第一液体収容空間22へ、貯蔵している液体を移動させることができる。その結果、第二液体収容空間32に貯蔵された清潔な飲料を飲みたいときに第一液体収容空間22に補充することにより、第一容器2のみ飲料用容器として使用可能となるため、第二液体収容空間32に貯蔵の液体に雑菌が繁殖して全量廃棄しなければならないといった不都合を防止できる。また、切換機構5の操作により、液体の移動量を任意に調整するといったことが可能となるため、使用者のニーズに応じて適量を第一液体収容空間22に補充することができる。さらに、第二容器3を冷蔵庫で保存すれば、飲み残した清潔な飲料を廃棄することなく、別の日に再利用できる。このように、飲料を清潔に保ったまま保存できる水筒100となっている。
また、第一液体収容空間22と第二液体収容空間32とが切換機構5により連通していない状態で、第一容器2の開口を覆う蓋体1に設けられた飲み口11と第一液体収容空間22とを連通させる飲料用流路6を設けることで、第一液体収容空間22に貯蔵されている液体を、飲料用流路6を通過させて飲み口11から飲むことができる。このとき、第一液体収容空間22と第二液体収容空間32とが連通していないので、直飲みしても第二液体収容空間32に貯蔵の液体に唾液が混ざることがない。
また、飲料用流路6にストロー4を挿入することで、蓋体1の飲み口11に直接的に口を付けることなく飲料を飲むことができる。このストロー4を新しいものに付け替えれば、清潔な状態で異なる人に試飲させることも可能となる。
本実施形態における切換機構5では、密着部材51を設けることで、非連通状態での液体の漏れを防止し、付勢部材52を設けることで、操作時以外は常時非連通状態というように密着部材51を動かしにくくして不用意に切換機構5を操作できないように規制することが可能となる。また、第二容器3の外面に沿ってスライド移動可能な操作部54(突起)を設けることで、密着部材51を付勢している付勢部材52の付勢力に対抗して密着部材51を操作しやすい。
〔切換機構5の変形例の説明〕
切換機構5は、図4に示すように操作部54を重力方向上側に押し上げる以外に、図5に示すように操作部54Aを押し込むことで密着部材51Aを貫通穴53から離間させるものであってもよい。図5に示す変形例では、密着部材51Aと操作部54Aとが接触する部分にテーパ形状を設け、操作部54Aを押し込むことで付勢部材52の付勢力に対抗して密着部材51Aを貫通穴53から離間させる(図5(2)連通状態)。一方、操作部54Aから手を離すことで、付勢部材52の付勢力を受けた操作部54Aが外側に移動すると共に密着部材51Aが下降して貫通穴53が塞がれる(図5(1)非連通状態)。
切換機構5は、図4に示すように操作部54を重力方向上側に押し上げる以外に、図6に示すように貫通穴53Bを塞ぐ半円形状の密着部材51Bを、水平方向を軸として回動させることで第一液体収容空間22及び第二液体収容空間32間の連通、非連通状態を切り換えるものであってもよい。本変形例では、密着部材51Bの半円形状の表面部分をシール部材とし、貫通穴53Bのうち密着部材51Bと接触する部分にテーパ形状を設けている。貫通穴53Bのテーパ形状はシール部材で構成してもよいし、第二容器3の底部を切り欠いてもよい。図6に示す変形例では、操作部54Bを回転させることで半円形状の密着部材51Bが貫通穴53Bを塞ぐ状態(図6(2)連通状態)と、密着部材51Bが貫通穴53Bから離間する状態(図6(1)非連通状態)とを切り換えることができる。
また、切換機構5は、図7に示すように、貫通穴53Cを塞ぐ密着部材51Cを、操作部54Cを引くことでフタのように動作可能に構成してもよい。本変形例では、密着部材51Cの第一液体収容空間22側の表面にシール部材を設け、このシール部材が貫通穴53Cに入り込むことで密封される。なお、密着部材51Cと第二容器3の底部との間にOリング等のシール部材を設けてもよい。図7に示す変形例では、操作部54Cを引くことで密着部材51Cがヒンジを介して時計回りに回動して貫通穴53Cから離間する(図7(2)連通状態)。一方、操作部54Cを押し込むことで密着部材51がヒンジを介して反時計回りに回動して貫通穴53Cを塞ぐ(図7(1)非連通状態)。
[その他の実施形態]
(1)第一容器2をコップ代わりに用いてもよい。例えば、図8に示すように、蓋体1Aにより第二容器3の上部開口を閉塞して、第一容器2をコップのように使用してもよい。
(2)第一容器2の代わりに第一係合部21に接続できる脚部パーツを接合することで、第二容器3をウォーターサーバーのように使用してもよい。
(3)ストロー4を用いての飲み方以外として、直飲みをする飲み口11に傾斜を設けてもよい。例えば、図9に示すように、飲み口11Bの先端部に傾斜をつければ、直飲みができ、ストロー4を省略してもよい。本実施形態では、飲料用流路6Bを第二容器3の内部に一体形成し、蓋体1Bの飲み口11Bの下端と飲料用流路6Bの上端との間にOリング等のシールを設けている。
(4)図3に示す飲料用流路6の飲み口11は、中央から偏心して設けられていてもよい。
(5)図3に示す飲料用流路6は、第二容器3の中心部分を貫通する必要はなく、直飲みを可能にするために、第二容器3の側壁外側に設けてもよいし、第二容器3の側壁内側に設けてもよい。
(6)図3に示す切換機構5の貫通穴53は、第二容器3の底部側方側に設けているが、第二容器3の底部中心近接に設けてもよい。
(7)切換機構5は、上述したようにスライドすることで流路を開放する機構や、ボタンを押すことで開放する機構、電磁弁による開放などが挙げられる。
本発明は、飲料を清潔に保存できる水筒に利用可能である。
1 : 蓋体
2 : 第一容器
3 : 第二容器
4 : ストロー
5 : 切換機構
6 : 飲料用流路
11 : 飲み口
21 : 第一係合部
22 : 第一液体収容空間
31 : 第二係合部
32 : 第二液体収容空間
51 : 密着部材
52 : 付勢部材
53 : 貫通穴
54 : 操作部

Claims (4)

  1. 液体を内部に収容する水筒であって、
    第一液体収容空間を有する有底筒状の第一容器と、
    前記第一容器の重力方向上側の端部に接続され、第二液体収容空間を有する有底筒状の第二容器と、を備え、
    前記第一容器と前記第二容器との間には、前記第一液体収容空間及び前記第二液体収容空間が連通する連通状態、又は、前記第一液体収容空間及び前記第二液体収容空間が連通しない非連通状態に切り換える切換機構が設けられており、
    前記第一液体収容空間及び前記第二液体収容空間が前記連通状態であるとき、前記第二液体収容空間から前記第一液体収容空間に前記液体を補充し、
    前記第二容器の重力方向上側の端部に形成された開口を覆い、飲み口を有する蓋体と、
    前記非連通状態で前記第一液体収容空間及び前記飲み口を連通させる飲料用流路と、を更に備えたことを特徴とする水筒。
  2. 前記飲料用流路は、ストローを挿入可能であることを特徴とする請求項1に記載の水筒。
  3. 液体を内部に収容する水筒であって、
    第一液体収容空間を有する有底筒状の第一容器と、
    前記第一容器の重力方向上側の端部に接続され、第二液体収容空間を有する有底筒状の第二容器と、を備え、
    前記第一容器と前記第二容器との間には、前記第一液体収容空間及び前記第二液体収容空間が連通する連通状態、又は、前記第一液体収容空間及び前記第二液体収容空間が連通しない非連通状態に切り換える切換機構が設けられており、
    前記第一液体収容空間及び前記第二液体収容空間が前記連通状態であるとき、前記第二液体収容空間から前記第一液体収容空間に前記液体を補充し、
    前記切換機構は、前記第二容器の底部に形成された貫通穴と、前記貫通穴に密着可能な密着部材と、前記密着部材を付勢する付勢部材と、当該付勢部材の付勢力に対抗して前記密着部材を移動させる操作部と、を有していることを特徴とする水筒。
  4. 前記操作部は、前記第二容器の外面に沿ってスライド移動可能な突起であることを特徴とする請求項3に記載の水筒。
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