JP2004507410A - 分配キャップ - Google Patents
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Abstract
容器の分配キャップ11であって、第1閉鎖状態から、流体がキャップを通過できる開放状態へ、移動でき、また、開放状態と第2閉鎖状態との間でも移動できる、閉鎖部材16と、キャップから分配されるべき材料を保持する、チャンバー24と、を有しており、閉鎖部材が最初は第1閉鎖状態にあり、閉鎖部材が第2閉鎖状態へ移動すると、材料がチャンバーから放出されるようになっている。
Description
【0001】
発明の技術分野
本発明は、容器に用いられる分配キャップ、特に飲料容器に用いられる分配キャップに関するものである。また、本発明は、容器の蓋アッセンブリに関するものである。
【0002】
発明の背景
本発明は、飲料容器に用いられるキャップに関して特に述べられている。しかしながら、分配キャップを他のタイプの容器に用い得ることは明らかであるので、それのみに限定するものではない。
【0003】
キャップが取り付けられている容器の中に、キャップに含まれている材料を分配させるための、分配キャップは、公知である。分配キャップは、使用されるまで混合物の成分を別けたままとしておくことが望まれる場合に、使用される。これは、溶液中で不安定な成分がある場合に適用できる。
【0004】
分配キャップは、一般に、分配されるべき材料を収容するチャンバーを有している。公知のキャップでは、チャンバーは、一般に、脆弱メンブレンによって容器の本体から別けられている。キャップは、一般に、メンブレンを壊してチャンバーの内容物を放出させる手段を備えている。メンブレンは、一般に、貫通部材によって壊される。貫通部材は、部材の上端を下向きに押すことによってメンブレンに向かって進められる。
【0005】
あるキャップでは、液体にキャップを通過させるために、使用後に貫通部材をキャップから取り外さなければならない。しかしながら、これは、しばしば使用者にとって不便であり、処分を必要とする別の廃棄物を生じさせる。
【0006】
この問題を解消するために、使用後に貫通部材を移動させて容器の本体内に落とし込むキャップがある。しかしながら、多くの使用者は飲むべき飲料中に他の浮遊物があるのを好まない。
【0007】
この問題の1つの解決法として、公知のシッパータイプのキャップを改良することが行われてきた。シッパーキャップは、プッシュプルタイプ機構を有しており、その機構では、飲み口は、流体を飲むことができる開放状態に引っ張られ、閉鎖状態に押される。そのようなキャップは、サイクリストや他のスポーツする人々に人気がある。何故なら、プッシュプル機構は、使用者が歯や口で飲み口を咥えることができる時、片手の操作のみを必要とするからである。改良したシッパーキャップは、脆弱メンブレンを有している。そのメンブレンは、飲み口を閉鎖状態に向かって押す時に飲み口によって破壊できる。しかしながら、これは、最初の使用前に、キャップが開放状態にあることを必要とする。これは、キャップ中の材料が汚染されたり、ボトルから流体が漏れたりするので、望ましくない。
【0008】
従って、本発明の目的は、上述した問題点を少なくとも部分的に解消でき、又は、公衆に有用な選択を提供することができる、分配キャップを提供することである。
【0009】
発明の詳細
本発明の第1の形態は、容器の分配キャップであって、第1閉鎖状態から、流体がキャップを通過できる開放状態へ移動でき、また、開放状態と第2閉鎖状態との間でも移動できる、閉鎖部材と、キャップから分配されるべき材料を保持するチャンバーと、を有しており、使用前、閉鎖部材は第1閉鎖状態にあり、閉鎖部材が第2閉鎖状態へ移動すると、材料がチャンバーから放出されるようになっている。
【0010】
本発明のキャップは、一般に、飲料容器に用いられる。容器は、一般に、ボトルであり、PET、ガラス、ポリオレフィンのような適切な材料でできている。キャップは、スナップ嵌合、摩擦嵌合、ねじ機構のような適切な手段によって、容器に取り付けることができる。
【0011】
キャップは、一般に、飲み物をキャップを通して飲むことができるタイプのシッパーキャップである。この場合には、閉鎖部材は、液体が通過する1つ以上の流通隙間を有する飲み口の形態をしている。飲み口は、一般に、カラー内に摺動可能に取り付けられている。カラーは、一般に、キャップをボトルのネックに取り付ける手段を有している。飲み口は、第1閉鎖状態から開放状態へ、及び、開放状態と第2閉鎖状態との間を、動くことができる。一般に、飲み口が閉鎖状態にある時は、流通隙間は突起のようなものによって、ブロックされる。
【0012】
本発明の好ましい形態では、キャップは、飲み口の中心を通って延びたステムを備えている。飲み口は、飲み口に関して移動できる。飲み口及び/又はステムは、1つ以上のシール突起を備えており、シール突起は、使用者が飲み口を移動させる時、シール係合の内外へ動くことができる。本発明の1つの形態では、飲み口は一対の同心シールリップを備えている。飲み口は、ステムが第1リップに対してシールする第1閉鎖状態から、飲み口とステムとの間にシール係合がない開放状態へ、及び、ステムがもう一方のリップに対して接触してシールする第2閉鎖状態へ、と移動できる。
【0013】
キャップは、容器内へ分配されるべき材料を保持するチャンバーを有している。材料は、液体、粉末、顆粒、錠剤などである。容器が飲料を保持する場合、材料は、ビタミン、ミネラル、その他の栄養補助剤、植物エキス、薬物、着色料、香料、安定剤、その他の公知の添加物を含むことができる。
【0014】
閉鎖部材が第2閉鎖状態へ移動すると、材料がチャンバーから放出される。一般に、チャンバーは、シール部材を有している。概して、このシール部材は、容器内の液体がチャンバー内の材料に接触するのを防止できるシールを形成する。閉鎖部材が第2閉鎖状態へ移動すると、シール部材によって形成されたシールは、材料を放出するために破壊される。シールは、破ったり、変形したり、シール部材をシール状態から材料放出状態へ動かしたりすることによって、破壊できる。一般に、シールは、シール破壊部材によって破壊される。シール破壊部材は、閉鎖部材と一体であったり作動的に関連していたりするものである。好ましくは、シールが破壊された後は、チャンバーを再びシールすることは不可能である。
【0015】
好ましい実施形態では、シール部材は、カップ形状を有しており、材料を放出するための逆状態に動くことができる。
【0016】
本発明の別の形態は、容器の分配キャップであって、キャップから容器内へ分配されるべき材料を保持するチャンバーを有しており、チャンバーはシール部材を有しており、シール部材は、断面概ねU型であって材料保持状態から逆の材料放出状態へ動くことができるようになっている。
【0017】
シール部材は、一般に、初めの偏り(bias)を材料保持状態に与える弾性材料でできている。しかしながら、逆になる間、シール部材は、概ね平らな状態に変形され、偏りが逆状態に向かって変化する。この方法では、材料を、速やかに且つ効果的に放出できる。一般に、シール部材は、環状部材によって変形され、環状部材は、使用者がシール部材の上部エッジを押すことによって作動できる。
【0018】
第2の形態のキャップは、プッシュプルタイプのものであり、それにおいては、上述したように、液体が飲み口を通過する。しかしながら、これは実例を必要としないであろう。第2の形態のキャップは、従来の方法で容器のネックに取り付けられたタイプのものであり、容器の内容物をそこから分配させるために容器から取り外す必要がある。
【0019】
プッシュプルタイプのキャップは、一般に、タンパーエビデントシールに関係する保護カバー又は保護蓋を備えている。保護カバーは、飲み口の汚染を最小にし、また、売られる前にキャップが不注意に又は故意に作動するのを防止できる。多くの使用者は、容器の液体内容物をすぐに飲まない場合には、保護カバー又は保護蓋を取替えることを好む。これは、特に、飲料容器を自転車のフレームに取り付けるサイクリストにとって言えることである。この取り付け状態は、ごみ、道路の汚れ、及び、その他の汚染物を、飲み口の頂部に集めてしまう。
【0020】
現在使用されている保護カバーの一形態は、キャップのハウジングにスナップ嵌合する簡単な蓋である。そのような仕組みには多くの不便がある。まず、蓋を外す時、両手の操作を必要とする。また、外した蓋を無くしやすい。サイクリストのような多くのスポーツする人々にとって、両手で外すのは非実用的である。更に、蓋を無くすことは別の廃棄物を生じさせる。この問題を解消するために、蓋をボトルネックやプッシュプルキャップに連結させることが提案されている。あるキャップは、カバーをキャップに連結するプラスチックタブを備えている。しかしながら、タブは、繰返しの使用で破損しやすい。早期の破損はタブをフレキシブルプラスチックストラップと取替えることにより回避できる。しかしながら、実際、ストラップは、容器の本体から突出しており、異物を捕らえるかもしれない。より進歩したヒンジ設計が提案されている。しかしながら、そのような設計は、容器の全コストを非常に増してしまう。カバーや蓋のそのような問題は、プッシュプルタイプのキャップに限るものではなく、従来タイプの容器閉じ具でも経験される。
【0021】
それ故、本発明の他の目的は、上述した問題点を少なくとも部分的に解消でき、又は、公衆に有用な選択を与えることができる、蓋アッセンブリを提供することである。
【0022】
本発明の別の形態は、容器の蓋アッセンブリであって、容器の開口回りに取り付けることができるベースと、カバー状態と自由状態との間で移動できるカバー部材と、カバーとベースをヒンジ連結し、また、カバーに取り付けられた第1端部とベースに取り付けられた第2端部とを有する、ヒンジ部材と、を備え、カバーがカバー状態にある時、第1端部と第2端部とが角度的にずれているものである。
【0023】
本発明の他の形態の蓋アッセンブリは、容器やキャップアッセンブリのどんな適切なタイプにも使用でき、本発明の他の形態のキャップや従来のプッシュプルタイプのキャップへの使用に限定するものではない。一般に、第1端部と第2端部とは、90度と360度との間で、更には100度と220度との間で、角度的にずれている。角度的にずれていることによって、ヒンジ部材は、螺旋形状でカバー部材の回りに少なくとも部分的に延びることができる。
【0024】
好ましくは、ヒンジ部材は、カバー及びベースに対して概ね同一平面にあり、カバーがカバー状態にある時、突出しない。ヒンジ部材は、一般に、弾性プラスチック材料からなるストリップであり、スプリングからなるコイルと同様に機能して、カバーを閉鎖状態に向けて偏らせることができる。これは、使用者がカバーをカバー状態に戻し損ねた場合に便利であり、カバーは、カバー状態に少なくとも部分的に戻ることができ、それによって、カバーの下側や容器内容物が、汚れ、ホコリ、空気中の微生物、及び、他のくず、によって汚染されるのを回避し又は最小にする。
【0025】
カバー及びベースは、一般に、スナップ嵌合又は摩擦嵌合のような公知の手段によって係合できる。
【0026】
発明を実施する最良の形態
図1は飲料容器12に取り付けられた分配キャップ11を示している。キャップ11はハウジング13を有している。ハウジング13は容器12のネックに取り付けるための内部ねじを有している。キャップ11はトップカバー14を有している。トップカバー14は、ハウジング13へスナップ嵌合連結されている。フィンガータブ8は、開放中に使用者がカバー14をつかむのを容易にしている。カバー14は、フレキシブルコネクタ15によってハウジング13に連結されている。キャップ11は、タンパーエビデントシールを備えることができる(これは本発明の部分を構成しないが)。
【0027】
キャップ11は、筒状の飲み口16を有している。飲み口16は、ハウジング13内にぴったりと嵌り、その中を縦方向に摺動可能である。ステム17が、飲み口16内に配置されている。飲み口16は、内側に向いた、上部同心リップ18及び下部同心リップ19を有している。ステム17は、外側に向いた、上部同心リップ21及び下部同心リップ22を有している。
【0028】
図2はカバー14がハウジング13から取り去られた後の第1閉鎖状態におけるキャップ11を示している。飲み口16の下部リップ19とステム17の上部リップ21とが接触してシールを構成していることがわかる。リップ22は、リップ19を越えて突出している。シール部材23が、ステム17の下端部に取り付けられている。シール部材23は、ディスクの形をしており、ハウジング13の内壁9に対してシールしている。チャンバー24がシール部材23とハウジングの内壁9とによって構成されており、粉末25を含んでいる。
【0029】
図3は第2閉鎖状態におけるキャップ11を示している。飲み口16は、上部リップ18が上部リップ21に接触するまで、使用者によって下向きに押される。飲み口17の下部部分26は、下向きに且つハウジング13の内壁9から離れるように、シール部材23の外部エッジを押す。これは、シールを壊して、粉末25が矢印A方向にボトルの本体内に放出されるようにする。シール部材23は、プラスチック材料でできている。シール部材は、開放状態にある時は、その状態に偏っていて、シール状態へは戻ることができないようになっている。
【0030】
粉末が放出されている間、ステム17の上部部分と飲み口16の上部部分との間の接触が、液体が飲み口を通過するのを防止するために、シールを構成している。これは、粉末がボトル内へ放出されながら分散し及び/又は溶解するために、ボトルを振ることを可能とする。液体が分散された後、飲み口は図4に示す状態に引き上げられる。外部リップ27は、使用者が飲み口16を握るのを容易にする。この状態では、流体は矢印Bに示すようにキャップを通過できる。
【0031】
キャップ11は、ハウジング13の上部部分と下部部分とを分ける脆弱シール30を有している。このシールが壊れると、ハウジング13の上部部分は、飲み口16及びステム17と共に、ボトルネックから取り去ることができる。しかしながら、上部部分は、連結部材31によって下部部分に連結されたままである。これによれば、飲み口を作動させて粉末を放出させることなく、使用者はボトルの内容物にアクセスできる。これは、使用者がその時に混合飲料を飲みたくない場合に望ましい。ハウジングの上部部分は、旋回して元の位置に戻ることができ、粉末は後の段階で放出される。この方法においては、使用者は、望むならば、粉末を加える前にボトルから流体を放出させることによって、より高濃度の混合物を得ることができる。
【0032】
キャップ11は、壊れていないシール部材23を備えたハウジング13を初めに提供することによって、容易に組み立てることができる。それから、粉末を所望量加える。そして、飲み口16をハウジング内へスライドして入れる。飲み口が早まって作動して粉末が放出されることが、飲み口16の下部リップ19がステム17の上部リップ21に接触することによって、防止される(必要な時、使用者が上部リップ21を通り過ぎて下部リップ19を押すことができるように、飲み口は弾性プラスチック材料でできている)。また、突起(図示せず)が、飲み口の下端部直下のハウジングの内壁に設けられている。これらの突起は、弾性的であり、飲み口を作動させる時に使用者が飲み口を下向きに押すことができるようにしている。
【0033】
図5から図14は本発明の更に好ましい分配キャップを示している。同じ符号が同じ又は相当する部分を示すのに用いられている。キャップ11は、ハウジング13、飲み口16、及び、ステム17を有している。ステム16は、上部シールディスク35を有している。ディスク35は、図6に示される飲み口16の下部リップ19、又は、図8に示される飲み口の上部リップ18、のいずれかに対してシールする。
【0034】
シール部材23は、弾性プラスチック材料でできており、カップ形状を有している。図6に示される前放出状態では、カップ型シール部材23は、分配されるべき材料を保持している。飲み口16が使用者によって下方に押されると、飲み口の下部部分はシール部材の外部部分を押す。シール部材は、初めは図6に示される状態に偏っている。シール部材が概ね平らな状態に近付くと、偏りは逆状態に向かって変化する。従って、シール部材23の外部エッジを図8及び図10に示されるような放出状態になるまでずっと押すことは必要ない。
【0035】
ステム17は、直径方向に相対した一対のアーム部材36,37を有している。これらの部材36,37は、飲み口16の対向した隙間38を通って延びている。隙間38は、図11で明確に示されている。アーム部材36,37の端部は、ハウジング13(図14参照)の縦スロット39で受けられている。この仕組みは、ハウジング13に対してステム17を正しい位置に保持する。飲み口16を上げ下げする時、飲み口16は、アーム部材36,37に跨って隙間38によって案内される。
【0036】
飲み口16を第2閉鎖状態を通り越して下方に押すことが、隙間38の上部部分がアーム部材36,37と接触することによって、防止される。
【0037】
飲み口16の下端部は上向きリップ40を有している。飲み口16は、弾性プラスチック材料でできている。それ故、リップ40がハウジング13の内壁9内に位置している図6の状態に、組み立てる間、飲み口16は、飲み口の壁が内側に弾性的に押されるのを可能とする。飲み口16が図8に示される状態まで下方に押されると、飲み口16の弾性によって、ハウジング壁9の下部エッジの下にリップ40が伸びるようリップ40が外向きにはじける。図10からわかるように、図10の開放状態を通り過ぎて図6の第1閉鎖状態に戻るまで飲み口16を引き上げることが、リップ40がハウジング13に接触することによって防止される。
【0038】
実際、これは便利である。何故なら、使用者が開放状態に向けて飲み口16を引っ張る際に、飲み口を開放状態を通り過ぎて第1閉鎖状態まで不注意に動かしてしまうのを防止するからである。
【0039】
飲み口16は、多数の突出リブ41を備えている。リブ41は、ハウジングの内壁と飲み口16との間の摩擦係合を容易にする。これは、図11に示されている。
【0040】
図15から図17は、本発明の更に好ましい分配キャップ11の略断面図である。前述した図面のそれと類似したこのキャップ11及び同じ符号が、同じ又は類似の特徴を示すのに用いられている。
【0041】
キャップ11は、ハウジング13、飲み口16、ステム17、及び、カップ型シール23を有している。しかしながら、本発明のこの形態においては、飲み口16は1つの上部シールリップ50を有しており、ステム17は上部同心シール部材51と下部同心シール部材52とを有している。この部分の機能を以下に説明する。
【0042】
図15から図17に示されるキャップ11は、上述したのと同様に作動する。図15は使用前の第1閉鎖状態におけるキャップ11を示している。使用者は、カバー14を取り外して飲み口16にアクセスする。飲み口16は、図16に示される第2閉鎖状態まで下方に押される。第2閉鎖状態では、ステム17の下部シール部材42が飲み口16のリップ50に対してシールしている。飲み口16が下方に押されると、飲み口16の下部壁43はシール部材23を押して逆にし、それによってキャップの内容物がボトル内へ放出される。
【0043】
図17は流体が飲み口16を通って流れることができる開放状態におけるキャップ11を示している。
【0044】
図18及び図19は、それぞれ、図17のキャップの斜視図及び平面図である。ハウジング13は、脆弱部分46によって、上部部分64と下部部分65とに別けられている。脆弱部分46は、飲み口16及びステム17を備えた上部部分64がボトルから取り外されるように、壊れることができる。上部部分64と下部部分65は、ヒンジ部材66によって連結されている。ヒンジ部材66は、上部部分64に取り付けられた第1端部67と下部部分65に取り付けられた第2端部68とを有している。第1端部67と第2端部68は、角度的に180度ずれている。ヒンジ部材66は、ハウジング13の回りにぴったりと存在しており、図1の連結部材31のように突き出てはいない。上部部分64が下部部分65から別れる時、ヒンジ部材66は螺旋状スプリングのコイルのように作動して上部部分64を閉鎖状態に偏らせる。
【0045】
図20は本発明の更なる形態における蓋アッセンブリ70を示している。アッセンブリは、カバー71とロッキングバンド72を有している。脆弱タブ73がカバー71とロッキングバンド72とを連結している。これらのタブは、まず第1にカバーを開けるために壊されなければならず、従って、タンパーエビデントシールのように機能する。ロッキングバンド72は、一般には、容器のネックの溝内に位置している。ヒンジ部材74は、カバー71に付着した第1端部75とバンド72に付着した第2端部76とを有している。タブ77,78は、蓋アッセンブリを開く時に使用者の指にグリップを提供するために設けられている。
【0046】
使用する際、カバー71はロッキングバンド72から取り去られる。2つの部分はヒンジ部材74によって連結されたままである。ヒンジ部材74は、弾性プラスチック材料でできており、その弾性がカバー状態に向けてカバー内に偏りを与える。
【0047】
本発明の分配キャップが比較的容易でわかりやすい方法によって、消費前の飲料中に材料を分配させることができることが、わかるであろう。キャップは、材料を放出している間、シールされたままであり、振ることによってボトルの内容物を混合するのを可能としている。キャップは、最初の使用前はシールされている。更に、キャップは、自己充足的であり、使用後にボトルの本体内へ落ち込んだり別の処理を必要としたりするような別のシール破壊部材を必要としない。
【0048】
本発明の蓋アッセンブリは、ボトルのネックの回りにカバー部材をヒンジ連結するための比較的簡単でコスト性の良い仕組みを提供する。
【0049】
本発明の精神及び範囲から逸脱しないで、ここで述べた本発明に対して種々の変更や変形をなすことができることは、予期されることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】飲料容器に取り付けられた本発明の好ましい分配キャップの略断面図である。
【図2】第1閉鎖状態にある図1のキャップを示す図である。
【図3】第2閉鎖状態にある図1のキャップを示す図である。
【図4】開放状態にある図1のキャップを示す図である。
【図5】第1閉鎖状態にある本発明の更に好ましい分配キャップの斜視図である。
【図6】図5のキャップの断面図である。
【図7】第2閉鎖状態にある図5のキャップの斜視図である。
【図8】図7のキャップの断面図である。
【図9】開放状態にある図5のキャップの斜視図である。
【図10】図9のキャップの断面図である。
【図11】図5のキャップの飲み口の斜視図である。
【図12】前放出状態にある図5のキャップのステム及びシール部材の斜視図である。
【図13】放出状態にある図12のステム及びシール部材の斜視図である。
【図14】図5のキャップのハウジングの斜視図である。
【図15】第1閉鎖状態にある本発明の更に好ましい分配キャップの断面略図である。
【図16】第2閉鎖状態にある図15のキャップの断面略図である。
【図17】開放状態にある図15のキャップの断面略図である。
【図18】本発明の更に好ましい実施形態のキャップの斜視図である。
【図19】図18のキャップの平面図である。
【図20】本発明の別の実施形態の好ましい蓋アッセンブリの正面図である。
発明の技術分野
本発明は、容器に用いられる分配キャップ、特に飲料容器に用いられる分配キャップに関するものである。また、本発明は、容器の蓋アッセンブリに関するものである。
【0002】
発明の背景
本発明は、飲料容器に用いられるキャップに関して特に述べられている。しかしながら、分配キャップを他のタイプの容器に用い得ることは明らかであるので、それのみに限定するものではない。
【0003】
キャップが取り付けられている容器の中に、キャップに含まれている材料を分配させるための、分配キャップは、公知である。分配キャップは、使用されるまで混合物の成分を別けたままとしておくことが望まれる場合に、使用される。これは、溶液中で不安定な成分がある場合に適用できる。
【0004】
分配キャップは、一般に、分配されるべき材料を収容するチャンバーを有している。公知のキャップでは、チャンバーは、一般に、脆弱メンブレンによって容器の本体から別けられている。キャップは、一般に、メンブレンを壊してチャンバーの内容物を放出させる手段を備えている。メンブレンは、一般に、貫通部材によって壊される。貫通部材は、部材の上端を下向きに押すことによってメンブレンに向かって進められる。
【0005】
あるキャップでは、液体にキャップを通過させるために、使用後に貫通部材をキャップから取り外さなければならない。しかしながら、これは、しばしば使用者にとって不便であり、処分を必要とする別の廃棄物を生じさせる。
【0006】
この問題を解消するために、使用後に貫通部材を移動させて容器の本体内に落とし込むキャップがある。しかしながら、多くの使用者は飲むべき飲料中に他の浮遊物があるのを好まない。
【0007】
この問題の1つの解決法として、公知のシッパータイプのキャップを改良することが行われてきた。シッパーキャップは、プッシュプルタイプ機構を有しており、その機構では、飲み口は、流体を飲むことができる開放状態に引っ張られ、閉鎖状態に押される。そのようなキャップは、サイクリストや他のスポーツする人々に人気がある。何故なら、プッシュプル機構は、使用者が歯や口で飲み口を咥えることができる時、片手の操作のみを必要とするからである。改良したシッパーキャップは、脆弱メンブレンを有している。そのメンブレンは、飲み口を閉鎖状態に向かって押す時に飲み口によって破壊できる。しかしながら、これは、最初の使用前に、キャップが開放状態にあることを必要とする。これは、キャップ中の材料が汚染されたり、ボトルから流体が漏れたりするので、望ましくない。
【0008】
従って、本発明の目的は、上述した問題点を少なくとも部分的に解消でき、又は、公衆に有用な選択を提供することができる、分配キャップを提供することである。
【0009】
発明の詳細
本発明の第1の形態は、容器の分配キャップであって、第1閉鎖状態から、流体がキャップを通過できる開放状態へ移動でき、また、開放状態と第2閉鎖状態との間でも移動できる、閉鎖部材と、キャップから分配されるべき材料を保持するチャンバーと、を有しており、使用前、閉鎖部材は第1閉鎖状態にあり、閉鎖部材が第2閉鎖状態へ移動すると、材料がチャンバーから放出されるようになっている。
【0010】
本発明のキャップは、一般に、飲料容器に用いられる。容器は、一般に、ボトルであり、PET、ガラス、ポリオレフィンのような適切な材料でできている。キャップは、スナップ嵌合、摩擦嵌合、ねじ機構のような適切な手段によって、容器に取り付けることができる。
【0011】
キャップは、一般に、飲み物をキャップを通して飲むことができるタイプのシッパーキャップである。この場合には、閉鎖部材は、液体が通過する1つ以上の流通隙間を有する飲み口の形態をしている。飲み口は、一般に、カラー内に摺動可能に取り付けられている。カラーは、一般に、キャップをボトルのネックに取り付ける手段を有している。飲み口は、第1閉鎖状態から開放状態へ、及び、開放状態と第2閉鎖状態との間を、動くことができる。一般に、飲み口が閉鎖状態にある時は、流通隙間は突起のようなものによって、ブロックされる。
【0012】
本発明の好ましい形態では、キャップは、飲み口の中心を通って延びたステムを備えている。飲み口は、飲み口に関して移動できる。飲み口及び/又はステムは、1つ以上のシール突起を備えており、シール突起は、使用者が飲み口を移動させる時、シール係合の内外へ動くことができる。本発明の1つの形態では、飲み口は一対の同心シールリップを備えている。飲み口は、ステムが第1リップに対してシールする第1閉鎖状態から、飲み口とステムとの間にシール係合がない開放状態へ、及び、ステムがもう一方のリップに対して接触してシールする第2閉鎖状態へ、と移動できる。
【0013】
キャップは、容器内へ分配されるべき材料を保持するチャンバーを有している。材料は、液体、粉末、顆粒、錠剤などである。容器が飲料を保持する場合、材料は、ビタミン、ミネラル、その他の栄養補助剤、植物エキス、薬物、着色料、香料、安定剤、その他の公知の添加物を含むことができる。
【0014】
閉鎖部材が第2閉鎖状態へ移動すると、材料がチャンバーから放出される。一般に、チャンバーは、シール部材を有している。概して、このシール部材は、容器内の液体がチャンバー内の材料に接触するのを防止できるシールを形成する。閉鎖部材が第2閉鎖状態へ移動すると、シール部材によって形成されたシールは、材料を放出するために破壊される。シールは、破ったり、変形したり、シール部材をシール状態から材料放出状態へ動かしたりすることによって、破壊できる。一般に、シールは、シール破壊部材によって破壊される。シール破壊部材は、閉鎖部材と一体であったり作動的に関連していたりするものである。好ましくは、シールが破壊された後は、チャンバーを再びシールすることは不可能である。
【0015】
好ましい実施形態では、シール部材は、カップ形状を有しており、材料を放出するための逆状態に動くことができる。
【0016】
本発明の別の形態は、容器の分配キャップであって、キャップから容器内へ分配されるべき材料を保持するチャンバーを有しており、チャンバーはシール部材を有しており、シール部材は、断面概ねU型であって材料保持状態から逆の材料放出状態へ動くことができるようになっている。
【0017】
シール部材は、一般に、初めの偏り(bias)を材料保持状態に与える弾性材料でできている。しかしながら、逆になる間、シール部材は、概ね平らな状態に変形され、偏りが逆状態に向かって変化する。この方法では、材料を、速やかに且つ効果的に放出できる。一般に、シール部材は、環状部材によって変形され、環状部材は、使用者がシール部材の上部エッジを押すことによって作動できる。
【0018】
第2の形態のキャップは、プッシュプルタイプのものであり、それにおいては、上述したように、液体が飲み口を通過する。しかしながら、これは実例を必要としないであろう。第2の形態のキャップは、従来の方法で容器のネックに取り付けられたタイプのものであり、容器の内容物をそこから分配させるために容器から取り外す必要がある。
【0019】
プッシュプルタイプのキャップは、一般に、タンパーエビデントシールに関係する保護カバー又は保護蓋を備えている。保護カバーは、飲み口の汚染を最小にし、また、売られる前にキャップが不注意に又は故意に作動するのを防止できる。多くの使用者は、容器の液体内容物をすぐに飲まない場合には、保護カバー又は保護蓋を取替えることを好む。これは、特に、飲料容器を自転車のフレームに取り付けるサイクリストにとって言えることである。この取り付け状態は、ごみ、道路の汚れ、及び、その他の汚染物を、飲み口の頂部に集めてしまう。
【0020】
現在使用されている保護カバーの一形態は、キャップのハウジングにスナップ嵌合する簡単な蓋である。そのような仕組みには多くの不便がある。まず、蓋を外す時、両手の操作を必要とする。また、外した蓋を無くしやすい。サイクリストのような多くのスポーツする人々にとって、両手で外すのは非実用的である。更に、蓋を無くすことは別の廃棄物を生じさせる。この問題を解消するために、蓋をボトルネックやプッシュプルキャップに連結させることが提案されている。あるキャップは、カバーをキャップに連結するプラスチックタブを備えている。しかしながら、タブは、繰返しの使用で破損しやすい。早期の破損はタブをフレキシブルプラスチックストラップと取替えることにより回避できる。しかしながら、実際、ストラップは、容器の本体から突出しており、異物を捕らえるかもしれない。より進歩したヒンジ設計が提案されている。しかしながら、そのような設計は、容器の全コストを非常に増してしまう。カバーや蓋のそのような問題は、プッシュプルタイプのキャップに限るものではなく、従来タイプの容器閉じ具でも経験される。
【0021】
それ故、本発明の他の目的は、上述した問題点を少なくとも部分的に解消でき、又は、公衆に有用な選択を与えることができる、蓋アッセンブリを提供することである。
【0022】
本発明の別の形態は、容器の蓋アッセンブリであって、容器の開口回りに取り付けることができるベースと、カバー状態と自由状態との間で移動できるカバー部材と、カバーとベースをヒンジ連結し、また、カバーに取り付けられた第1端部とベースに取り付けられた第2端部とを有する、ヒンジ部材と、を備え、カバーがカバー状態にある時、第1端部と第2端部とが角度的にずれているものである。
【0023】
本発明の他の形態の蓋アッセンブリは、容器やキャップアッセンブリのどんな適切なタイプにも使用でき、本発明の他の形態のキャップや従来のプッシュプルタイプのキャップへの使用に限定するものではない。一般に、第1端部と第2端部とは、90度と360度との間で、更には100度と220度との間で、角度的にずれている。角度的にずれていることによって、ヒンジ部材は、螺旋形状でカバー部材の回りに少なくとも部分的に延びることができる。
【0024】
好ましくは、ヒンジ部材は、カバー及びベースに対して概ね同一平面にあり、カバーがカバー状態にある時、突出しない。ヒンジ部材は、一般に、弾性プラスチック材料からなるストリップであり、スプリングからなるコイルと同様に機能して、カバーを閉鎖状態に向けて偏らせることができる。これは、使用者がカバーをカバー状態に戻し損ねた場合に便利であり、カバーは、カバー状態に少なくとも部分的に戻ることができ、それによって、カバーの下側や容器内容物が、汚れ、ホコリ、空気中の微生物、及び、他のくず、によって汚染されるのを回避し又は最小にする。
【0025】
カバー及びベースは、一般に、スナップ嵌合又は摩擦嵌合のような公知の手段によって係合できる。
【0026】
発明を実施する最良の形態
図1は飲料容器12に取り付けられた分配キャップ11を示している。キャップ11はハウジング13を有している。ハウジング13は容器12のネックに取り付けるための内部ねじを有している。キャップ11はトップカバー14を有している。トップカバー14は、ハウジング13へスナップ嵌合連結されている。フィンガータブ8は、開放中に使用者がカバー14をつかむのを容易にしている。カバー14は、フレキシブルコネクタ15によってハウジング13に連結されている。キャップ11は、タンパーエビデントシールを備えることができる(これは本発明の部分を構成しないが)。
【0027】
キャップ11は、筒状の飲み口16を有している。飲み口16は、ハウジング13内にぴったりと嵌り、その中を縦方向に摺動可能である。ステム17が、飲み口16内に配置されている。飲み口16は、内側に向いた、上部同心リップ18及び下部同心リップ19を有している。ステム17は、外側に向いた、上部同心リップ21及び下部同心リップ22を有している。
【0028】
図2はカバー14がハウジング13から取り去られた後の第1閉鎖状態におけるキャップ11を示している。飲み口16の下部リップ19とステム17の上部リップ21とが接触してシールを構成していることがわかる。リップ22は、リップ19を越えて突出している。シール部材23が、ステム17の下端部に取り付けられている。シール部材23は、ディスクの形をしており、ハウジング13の内壁9に対してシールしている。チャンバー24がシール部材23とハウジングの内壁9とによって構成されており、粉末25を含んでいる。
【0029】
図3は第2閉鎖状態におけるキャップ11を示している。飲み口16は、上部リップ18が上部リップ21に接触するまで、使用者によって下向きに押される。飲み口17の下部部分26は、下向きに且つハウジング13の内壁9から離れるように、シール部材23の外部エッジを押す。これは、シールを壊して、粉末25が矢印A方向にボトルの本体内に放出されるようにする。シール部材23は、プラスチック材料でできている。シール部材は、開放状態にある時は、その状態に偏っていて、シール状態へは戻ることができないようになっている。
【0030】
粉末が放出されている間、ステム17の上部部分と飲み口16の上部部分との間の接触が、液体が飲み口を通過するのを防止するために、シールを構成している。これは、粉末がボトル内へ放出されながら分散し及び/又は溶解するために、ボトルを振ることを可能とする。液体が分散された後、飲み口は図4に示す状態に引き上げられる。外部リップ27は、使用者が飲み口16を握るのを容易にする。この状態では、流体は矢印Bに示すようにキャップを通過できる。
【0031】
キャップ11は、ハウジング13の上部部分と下部部分とを分ける脆弱シール30を有している。このシールが壊れると、ハウジング13の上部部分は、飲み口16及びステム17と共に、ボトルネックから取り去ることができる。しかしながら、上部部分は、連結部材31によって下部部分に連結されたままである。これによれば、飲み口を作動させて粉末を放出させることなく、使用者はボトルの内容物にアクセスできる。これは、使用者がその時に混合飲料を飲みたくない場合に望ましい。ハウジングの上部部分は、旋回して元の位置に戻ることができ、粉末は後の段階で放出される。この方法においては、使用者は、望むならば、粉末を加える前にボトルから流体を放出させることによって、より高濃度の混合物を得ることができる。
【0032】
キャップ11は、壊れていないシール部材23を備えたハウジング13を初めに提供することによって、容易に組み立てることができる。それから、粉末を所望量加える。そして、飲み口16をハウジング内へスライドして入れる。飲み口が早まって作動して粉末が放出されることが、飲み口16の下部リップ19がステム17の上部リップ21に接触することによって、防止される(必要な時、使用者が上部リップ21を通り過ぎて下部リップ19を押すことができるように、飲み口は弾性プラスチック材料でできている)。また、突起(図示せず)が、飲み口の下端部直下のハウジングの内壁に設けられている。これらの突起は、弾性的であり、飲み口を作動させる時に使用者が飲み口を下向きに押すことができるようにしている。
【0033】
図5から図14は本発明の更に好ましい分配キャップを示している。同じ符号が同じ又は相当する部分を示すのに用いられている。キャップ11は、ハウジング13、飲み口16、及び、ステム17を有している。ステム16は、上部シールディスク35を有している。ディスク35は、図6に示される飲み口16の下部リップ19、又は、図8に示される飲み口の上部リップ18、のいずれかに対してシールする。
【0034】
シール部材23は、弾性プラスチック材料でできており、カップ形状を有している。図6に示される前放出状態では、カップ型シール部材23は、分配されるべき材料を保持している。飲み口16が使用者によって下方に押されると、飲み口の下部部分はシール部材の外部部分を押す。シール部材は、初めは図6に示される状態に偏っている。シール部材が概ね平らな状態に近付くと、偏りは逆状態に向かって変化する。従って、シール部材23の外部エッジを図8及び図10に示されるような放出状態になるまでずっと押すことは必要ない。
【0035】
ステム17は、直径方向に相対した一対のアーム部材36,37を有している。これらの部材36,37は、飲み口16の対向した隙間38を通って延びている。隙間38は、図11で明確に示されている。アーム部材36,37の端部は、ハウジング13(図14参照)の縦スロット39で受けられている。この仕組みは、ハウジング13に対してステム17を正しい位置に保持する。飲み口16を上げ下げする時、飲み口16は、アーム部材36,37に跨って隙間38によって案内される。
【0036】
飲み口16を第2閉鎖状態を通り越して下方に押すことが、隙間38の上部部分がアーム部材36,37と接触することによって、防止される。
【0037】
飲み口16の下端部は上向きリップ40を有している。飲み口16は、弾性プラスチック材料でできている。それ故、リップ40がハウジング13の内壁9内に位置している図6の状態に、組み立てる間、飲み口16は、飲み口の壁が内側に弾性的に押されるのを可能とする。飲み口16が図8に示される状態まで下方に押されると、飲み口16の弾性によって、ハウジング壁9の下部エッジの下にリップ40が伸びるようリップ40が外向きにはじける。図10からわかるように、図10の開放状態を通り過ぎて図6の第1閉鎖状態に戻るまで飲み口16を引き上げることが、リップ40がハウジング13に接触することによって防止される。
【0038】
実際、これは便利である。何故なら、使用者が開放状態に向けて飲み口16を引っ張る際に、飲み口を開放状態を通り過ぎて第1閉鎖状態まで不注意に動かしてしまうのを防止するからである。
【0039】
飲み口16は、多数の突出リブ41を備えている。リブ41は、ハウジングの内壁と飲み口16との間の摩擦係合を容易にする。これは、図11に示されている。
【0040】
図15から図17は、本発明の更に好ましい分配キャップ11の略断面図である。前述した図面のそれと類似したこのキャップ11及び同じ符号が、同じ又は類似の特徴を示すのに用いられている。
【0041】
キャップ11は、ハウジング13、飲み口16、ステム17、及び、カップ型シール23を有している。しかしながら、本発明のこの形態においては、飲み口16は1つの上部シールリップ50を有しており、ステム17は上部同心シール部材51と下部同心シール部材52とを有している。この部分の機能を以下に説明する。
【0042】
図15から図17に示されるキャップ11は、上述したのと同様に作動する。図15は使用前の第1閉鎖状態におけるキャップ11を示している。使用者は、カバー14を取り外して飲み口16にアクセスする。飲み口16は、図16に示される第2閉鎖状態まで下方に押される。第2閉鎖状態では、ステム17の下部シール部材42が飲み口16のリップ50に対してシールしている。飲み口16が下方に押されると、飲み口16の下部壁43はシール部材23を押して逆にし、それによってキャップの内容物がボトル内へ放出される。
【0043】
図17は流体が飲み口16を通って流れることができる開放状態におけるキャップ11を示している。
【0044】
図18及び図19は、それぞれ、図17のキャップの斜視図及び平面図である。ハウジング13は、脆弱部分46によって、上部部分64と下部部分65とに別けられている。脆弱部分46は、飲み口16及びステム17を備えた上部部分64がボトルから取り外されるように、壊れることができる。上部部分64と下部部分65は、ヒンジ部材66によって連結されている。ヒンジ部材66は、上部部分64に取り付けられた第1端部67と下部部分65に取り付けられた第2端部68とを有している。第1端部67と第2端部68は、角度的に180度ずれている。ヒンジ部材66は、ハウジング13の回りにぴったりと存在しており、図1の連結部材31のように突き出てはいない。上部部分64が下部部分65から別れる時、ヒンジ部材66は螺旋状スプリングのコイルのように作動して上部部分64を閉鎖状態に偏らせる。
【0045】
図20は本発明の更なる形態における蓋アッセンブリ70を示している。アッセンブリは、カバー71とロッキングバンド72を有している。脆弱タブ73がカバー71とロッキングバンド72とを連結している。これらのタブは、まず第1にカバーを開けるために壊されなければならず、従って、タンパーエビデントシールのように機能する。ロッキングバンド72は、一般には、容器のネックの溝内に位置している。ヒンジ部材74は、カバー71に付着した第1端部75とバンド72に付着した第2端部76とを有している。タブ77,78は、蓋アッセンブリを開く時に使用者の指にグリップを提供するために設けられている。
【0046】
使用する際、カバー71はロッキングバンド72から取り去られる。2つの部分はヒンジ部材74によって連結されたままである。ヒンジ部材74は、弾性プラスチック材料でできており、その弾性がカバー状態に向けてカバー内に偏りを与える。
【0047】
本発明の分配キャップが比較的容易でわかりやすい方法によって、消費前の飲料中に材料を分配させることができることが、わかるであろう。キャップは、材料を放出している間、シールされたままであり、振ることによってボトルの内容物を混合するのを可能としている。キャップは、最初の使用前はシールされている。更に、キャップは、自己充足的であり、使用後にボトルの本体内へ落ち込んだり別の処理を必要としたりするような別のシール破壊部材を必要としない。
【0048】
本発明の蓋アッセンブリは、ボトルのネックの回りにカバー部材をヒンジ連結するための比較的簡単でコスト性の良い仕組みを提供する。
【0049】
本発明の精神及び範囲から逸脱しないで、ここで述べた本発明に対して種々の変更や変形をなすことができることは、予期されることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】飲料容器に取り付けられた本発明の好ましい分配キャップの略断面図である。
【図2】第1閉鎖状態にある図1のキャップを示す図である。
【図3】第2閉鎖状態にある図1のキャップを示す図である。
【図4】開放状態にある図1のキャップを示す図である。
【図5】第1閉鎖状態にある本発明の更に好ましい分配キャップの斜視図である。
【図6】図5のキャップの断面図である。
【図7】第2閉鎖状態にある図5のキャップの斜視図である。
【図8】図7のキャップの断面図である。
【図9】開放状態にある図5のキャップの斜視図である。
【図10】図9のキャップの断面図である。
【図11】図5のキャップの飲み口の斜視図である。
【図12】前放出状態にある図5のキャップのステム及びシール部材の斜視図である。
【図13】放出状態にある図12のステム及びシール部材の斜視図である。
【図14】図5のキャップのハウジングの斜視図である。
【図15】第1閉鎖状態にある本発明の更に好ましい分配キャップの断面略図である。
【図16】第2閉鎖状態にある図15のキャップの断面略図である。
【図17】開放状態にある図15のキャップの断面略図である。
【図18】本発明の更に好ましい実施形態のキャップの斜視図である。
【図19】図18のキャップの平面図である。
【図20】本発明の別の実施形態の好ましい蓋アッセンブリの正面図である。
Claims (15)
- 容器内へ材料を分配する分配キャップであって、
第1閉鎖状態から、流体がキャップを通過できる開放状態へ、移動でき、また、開放状態と第2閉鎖状態との間でも移動できる、閉鎖部材と、
キャップから分配されるべき材料を保持する、チャンバーと、を有しており、
使用前、閉鎖部材が第1閉鎖状態にあり、閉鎖部材が第2閉鎖状態へ移動すると、材料がチャンバーから放出されるようになっていることを特徴とする分配キャップ。 - 閉鎖部材が、飲み口であり、開放状態にある時、流体が飲み口を通過できるようになっている、請求項1記載の分配キャップ。
- 飲み口を通って延びたステムと、
飲み口又はステムから延びており、ステム又は飲み口の一部に対してシールできる、少なくとも1つのシール突起と、を備えている、請求項2記載の分配キャップ。 - ステムから延びた、第1及び第2のシール突起を、備え、
飲み口が第1閉鎖状態にある時、第1シール突起が飲み口の一部に対してシールし、飲み口が第2閉鎖状態にある時、第2シール突起が飲み口の一部に対してシールするようになっている、請求項1記載の分配キャップ。 - 飲み口に設けられた内向きのリップを備え、
第1及び第2のシール突起がリップに対してシールできるようになっている、請求項4記載の分配キャップ。 - チャンバーのベース部分を構成するシール部材と、
シール部材を作動させてチャンバーから材料を放出させるために使用者が操作できる、作動手段と、を備えている、請求項1記載の分配キャップ。 - シール部材を材料放出状態へ移動させる、作動部材、を備えている、請求項6記載の分配キャップ。
- 作動部材が、閉鎖部材と、作動的に関係しており又は一体物である、請求項7記載の分配キャップ。
- シール部材が、断面概ねU型のものであり、材料保持状態から逆の材料放出状態へ動くことができる、請求項6記載の分配キャップ。
- キャップを容器に取り付ける取り付け手段を備えた下部部分と、
下部部分がキャップに取り付けられたままで、容器から取り外すことができる、上部部分と、
上部部分と下部部分とを連結する、ヒンジ部材と、を有しており、
ヒンジ部材が、カバーに取り付けられた第1端部と、ベースに取り付けられた第2端部と、を有しており、
カバーがカバー状態にある時、第1端部と第2端部とが角度的にずれている、請求項1記載の分配キャップ。 - 容器の分配キャップであって、
キャップから容器内へ分配されるべき材料を保持する、チャンバー、を有しており、
チャンバーが、断面概ねU型であって材料保持状態から逆の材料放出状態へ動くことができるシール部材を有していることを特徴とする分配キャップ。 - シール部材が、最初は材料保持状態に向かって偏っており、逆の状態に向かって動く時、偏りが逆の状態に向かって変化するようになっている、請求項10記載の分配キャップ。
- 容器の蓋アッセンブリであって、
容器の開口回りに取り付けることができる、ベースと、
カバー状態と自由状態との間で動くことができる、カバー部材と、
カバーとベースとを連結する、ヒンジ部材と、を備えており、
ヒンジ部材が、カバーに取り付けられた第1端部と、ベースに取り付けられた第2端部と、を有しており、
カバーがカバー状態にある時、第1端部と第2端部とが角度的にずれていることを特徴とする蓋アッセンブリ。 - 上記ずれ角度が、約90度と360度との間である、請求項13記載の蓋アッセンブリ。
- ヒンジ部材が、カバー部材をカバー状態に向けて偏らせるようになっている、請求項13記載の蓋アッセンブリ。
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