JP2021138222A - 車両側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常使用時は手押し剛性を確保しつつ、大きな荷重がかかったときは安定して座屈するフェンダ取付ブラケットを実現する。【解決手段】エプロンメンバ3上に、フェンダ取付ブラケット5が設けられ、フェンダ取付ブラケット5の基部15に、フードサポートロッド取付ブラケット23が取り付けられ、フェンダ取付ブラケット5の基部15とエプロンメンバ3の上面とフードサポートロッド取付ブラケット23とによってボックス31が形成され、ボックス31直上に位置するフェンダ取付ブラケット5の支持部16に剛性断点が設けられる。ボックス31を形成することにより、フェンダ取付ブラケット5の基部15の剛性が大となる。基部15と支持部16との剛性差により、フェンダ取付ブラケット5は剛性断点で座屈する。フェンダ取付ブラケット5の剛性を小さくしなくても、座屈させることができ、フェンダ取付ブラケット5の手押し剛性を維持できる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両前側のフェンダパネルを支持するフェンダ取付ブラケットの衝撃吸収性を高める車両側部構造に関する。
車両のエンジンルームでは、上方をフードに覆われ、側方にはフェンダパネルが配置されている。フェンダパネルは、エプロンメンバから上方に延設されるフェンダ取付ブラケットに取り付けられる。フードあるいはフェンダパネルに対して上方から衝突荷重がかかったとき、フェンダ取付ブラケットが座屈することにより、衝撃を吸収する。
フェンダ取付ブラケットには、荷重がかかったとき、安定して座屈することが求められる。特許文献1には、フェンダ取付ブラケットの中途部に屈曲部が形成され、衝撃荷重がかかると、屈曲部を起点としてフェンダ取付ブラケットを下方に座屈させることが記載されている。
特開2017−81396号公報
車両の意匠上、フェンダパネルが高くなると、エプロンメンバからフェンダパネルまでの距離が長くなり、フェンダ取付ブラケットを上方に延ばす必要が生じる。長くなったフェンダ取付ブラケットの中途部に屈曲部を形成すると、通常使用時のフェンダ取付ブラケットの手押し剛性を確保しにくくなる。手押し剛性を確保するために、フェンダ取付ブラケットを強度の高い材質に変更したり、板厚を増やすと、座屈しにくくなる。
本発明は、上記に鑑み、通常使用時は手押し剛性を確保しつつ、大きな荷重がかかったときは安定して座屈するフェンダ取付ブラケットを備えた車両側部構造の提供を目的とする。
本発明の車両側部構造は、エンジンルームの側部を構成するエプロンメンバ上に、車両上方に向かって延設されたフェンダ取付ブラケットが設けられ、フェンダ取付ブラケットの基部に、補強部材が取り付けられ、フェンダ取付ブラケットの基部とエプロンメンバの上面と補強部材とによってボックスが形成され、ボックス直上に位置するフェンダ取付ブラケット上に剛性断点が設けられる。
ボックスを形成することにより、フェンダ取付ブラケットの基部の剛性が大となる。剛性断点は補強部材によって形成されるボックスの直上に位置する。フェンダ取付ブラケットの基部とその上側の部位との剛性差が大きくなり、剛性断点でフェンダ取付ブラケットは座屈しやすくなる。これにより、フェンダ取付ブラケットの剛性を小さくしなくても、座屈させることができるので、フェンダ取付ブラケットの手押し剛性を維持することができる。
本発明によると、ボックスを設けて、フェンダ取付ブラケットの基部の剛性を大きくすることにより、通常使用時の手押し剛性を確保しながら、大きな荷重がかかったときにフェンダ取付ブラケットを確実に座屈させて、衝撃を吸収することができる。
本発明の実施形態の車両側部構造の概略断面図 車両側部構造の斜視図 大きな荷重がかかったときの車両側部構造の概略断面図
本発明の実施形態に係る車両側部構造を図1、2に示す。本車両側部構造では、エンジンルーム1を覆うフード2の下方に、車両構造部材としてのエプロンメンバ3が車両前後方向に延設され、エンジンルーム1の側方にフェンダパネル4が設けられる。そして、フェンダパネル4を下方から支持するフェンダ取付ブラケット5がエプロンメンバ3の上側に車両上方に向かって延設される。
エプロンメンバ3は、断面ハット状に形成されたアウタ部材10と縦壁状に形成されたインナ部材11とが接合されて、断面台形状の閉空間が形成される。フェンダパネル4の上部は車幅方向内側に向かって折り曲げられたフランジ部14が形成される。
フェンダ取付ブラケット5は、エプロンメンバ3に取り付けられる基部15とフェンダパネル4を支持する支持部16とから構成される。基部15は縦壁状に形成され、基部15の下端側がエプロンメンバ3の外側面部17に接合され、基部15の上端側は、車両外側側に折り曲げられ、基部15のほぼ中央に作業孔18が形成される。
フェンダ取付ブラケット5の支持部16は、基部15の上端からフード2に向かって連続的に縦壁状に形成され、基部15よりも車幅方向内側に位置し、支持部16の上端にフェンダパネル4のフランジ部14の下面に当接する上面部19が形成され、上面部19とフランジ部14とがボルト20とナット21とにより固定される。
フェンダ取付ブラケット5の基部15に補強部材が設けられる。補強部材としてロッド22を回動可能に支持するフードサポートロッド取付ブラケット23が基部15の車幅方向内側に取り付けられる。フードサポートロッド取付ブラケット23は、前面部24、内側面部25および上面部26を有し、後面、外側面および下面が開口している。フードサポートロッド取付ブラケット23の内側面部25はフェンダ取付ブラケット5の基部15に対向し、上面部26から上方に向かって突設された上フランジ部27が基部15の上端に接合され、前面部24から外側に向かって突設された前フランジ部28が基部15の前面に接合され、フードサポートロッド取付ブラケット23の内側面部25の下部がエプロンメンバ3の上縁部12に接合される。
フェンダ取付ブラケット5の基部15、エプロンメンバ3の上面部30およびフードサポートロッド取付ブラケット23によって矩形状のボックス断面を有するボックス31が形成される。ボックス31は、後面を除く5面によって囲まれる。ボックス31を設けることにより、基部15の剛性が大となる。これにより、フードサポートロッド取付ブラケット23において、ロッド22の建て付け剛性が大きくなる。
支持部16の下端に、クランク部32が設けられ、クランク部32は上側の屈曲点33と下側の屈曲点34が車幅方向外側に向かう下り傾斜面35により接続されることにより形成される。クランク部32は、ボックス31を構成するフードサポートロッド取付ブラケット23の直上に位置する。
クランク部32を有する支持部16の剛性は基部15の剛性よりも小さいが、支持部16の剛性は、手押しによる荷重がかかっても、変形しない程度の剛性を有する。なお、この手押し剛性は、クランク部32の長さ、曲げ角度などの形態によって調整することができ、これにより、通常使用時の手押し剛性を確保することができる。
クランク部32は、脆弱部ではなく、フェンダ取付ブラケット5を折れやすくするための剛性断点であり、基部15と支持部16との大きな剛性差を利用して、効果的に剛性断点でフェンダ取付ブラケット5を座屈させることができる。
上方から物体が衝突する等、一定値以上の荷重がかかると、図3に示すように、フード2が押しつぶされ、フェンダ取付ブラケット5に荷重がかかり、上側の屈曲点33を起点にして、支持部16が車幅方向外側に向かって倒れ、フェンダ取付ブラケット5はクランク部32で座屈することにより、衝撃を吸収することができる。
フェンダ取付ブラケット5が座屈すると、フード2が大きく変形して、フード2に当たった物体が下がってくる。このとき、物体がボックス31の上面、すなわちフードサポートロッド取付ブラケット23の上面部26に届かないように、ボックス31の上面の高さが設定されている。
このように、フェンダ取付ブラケット5の基部15を強くして座屈させる構造にすることにより、通常使用時の手押し剛性を確保でき、車両の意匠上フード2の位置が高くなって、フェンダ取付ブラケット5が長くなっても、手押し剛性と座屈を両立させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。6面が塞がれたボックス31にしてもよい。ボックス31は完全な閉空間となり、剛性をさらに上げることができる。また、フェンダ取付ブラケット5をエプロンメンバ3の内側面部に設けてもよい。剛性断点として、クランク部32の代わりに、フェンダ取付ブラケット5に貫通孔あるいは切欠きを形成してもよい。
1 エンジンルーム
2 フード
3 エプロンメンバ
4 フェンダパネル
5 フェンダ取付ブラケット
15 基部
16 支持部
23 フードサポートロッド取付ブラケット
31 ボックス
32 クランク部

Claims (1)

  1. エンジンルームの側部を構成するエプロンメンバ上に、車両上方に向かって延設されたフェンダ取付ブラケットが設けられた車両側部構造であって、フェンダ取付ブラケットの基部に、補強部材が取り付けられ、フェンダ取付ブラケットの基部とエプロンメンバの上面と補強部材とによってボックスが形成され、ボックス直上に位置するフェンダ取付ブラケット上に剛性断点が設けられたことを特徴とする車両側部構造。
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