JP2021135516A - 容器管理システム、容器管理装置及び容器管理方法 - Google Patents

容器管理システム、容器管理装置及び容器管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡便にガス容器を管理すること。【解決手段】ガス容器を収納する複数の収納庫と、収納庫で使用されているガス容器の消費量の推移からガス容器を切り替えるタイミングを表す推定日を取得し、取得した推定日と、ガス容器の在庫情報と、ガス容器の納品にかかる期間とに基づいてガス容器の発注可否を判断する管理装置と、を備える容器管理システム。【選択図】図1

Description

本発明は、容器管理システム、容器管理装置及び容器管理方法に関する。
従来、高圧ガスを提供する事業者は、高圧ガスの充填工場にて高圧ガスを容器に充填し、集配車によって各販売店に配送する。高圧ガスが充填された容器は、各販売店から利用者のもとに配送される。利用者のもとで使用済みとなった容器は、各販売店によって回収される。各販売店に回収された容器は、集配車によって充填工場に回収される。回収された容器は、充填工場にて再度高圧ガスが充填される。高圧ガスが充填された容器は、再度販売店に配送され利用者のもとに配送される。このように、高圧ガスが充填される容器(以下「ガス容器」という。)は、充填工場、販売店及び利用者の間を循環している。高圧ガスの利用者は、高圧ガス保安法などの関連法規に則り適切にガス容器を管理する必要がある。従来では、ガス容器を管理するシステムが提案されている(例えば、特許文献1及び2)。
特開2015−222551号公報 特開2018−96521号公報
ところで、従来では、人が定期的にガス容器内のガスの残量を確認し、消費傾向を推測し、ガス容器の標準納期及びガス容器の在庫数から発注のタイミングを見極めている。特に、消費傾向を推測する際に、場合によって消費傾向をグラフ化して推測することもある。このような作業は非常に手間がかかってしまう。そこで、より簡便にガス容器を管理する技術が要求されている。
上記事情に鑑み、本発明は、より簡便にガス容器を管理することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、ガス容器を収納する複数の収納庫と、前記収納庫で使用されているガス容器の消費量の推移から前記ガス容器を切り替えるタイミングを表す推定日を取得し、取得した前記推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断する管理装置と、を備える容器管理システムである。
本発明の一態様は、上記の容器管理システムであって、前記収納庫の一部は、シリンダキャビネットであり、前記管理装置は、前記シリンダキャビネットで使用されているガス容器の消費量の推移から前記ガス容器に充填されているガスの量が閾値未満となる前記推定日を出力するように学習されたモデルを用いてガスの消費予測を行う。
本発明の一態様は、上記の容器管理システムであって、前記管理装置は、ガスの消費予測と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいてガス発注条件が満たされたか否かを判定し、ガス発注条件が満たされた場合には前記ガス容器の自動発注を行う、又は、発注を促す情報を出力する。
本発明の一態様は、ガス容器を収納する複数の収納庫それぞれで使用されているガス容器の消費量により推定される推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断する制御部、を備える容器管理装置である。
本発明の一態様は、ガス容器を収納する複数の収納庫それぞれで使用されているガス容器の消費量の推移から前記ガス容器を切り替えるタイミングを表す推定日を取得し、取得した前記推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断する容器管理方法である。
本発明により、より簡便にガス容器を管理することが可能となる。
第1の実施形態におけるガス容器管理システムのシステム構成を表す図である。 第1の実施形態における通信装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第1の実施形態における管理装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第1の実施形態における容器テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態における管理テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態におけるガス容器管理システムのガス容器の登録処理の流れを示すシーケンス図である。 第1の実施形態におけるガス容器管理システムのガス容器の移動時の処理の流れを示すシーケンス図である。 第1の実施形態における表示部の画面上に表示される画面の一例を示す図である。 第1の実施形態における表示部の画面上に表示される画面の一例を示す図である。 第2の実施形態におけるボンベ搬送用台車の外観を表す図である。 第2の実施形態におけるガス容器管理システムのシステム構成を表す図である。 第2の実施形態における操作端末の機能構成を表す概略ブロック図である。 第2の実施形態における管理装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第2の実施形態におけるボンベ搬送用台車の内部の機能構成を表す概略ブロック図である。 第2の実施形態における経路テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態のガス容器管理システムにおける空瓶搬出処理の流れを示すシーケンス図である。 第2の実施形態のガス容器管理システムにおける空瓶搬出処理の流れを示すシーケンス図である。 第2の実施形態のガス容器管理システムにおける充瓶搬入処理の流れを示すシーケンス図である。 第2の実施形態のガス容器管理システムにおける充瓶搬入処理の流れを示すシーケンス図である。 第3の実施形態における管理装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第3の実施形態における管理装置が行う発注処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるガス容器管理システム1のシステム構成を表す図である。
ガス容器管理システム1は、施設内のガス容器を管理するシステムである。ガス容器管理システム1は、通信装置30、管理装置40、書き込み装置50、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70を備える。通信装置30、管理装置40、書き込み装置50、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70は、ネットワーク80を介して通信可能に接続される。ネットワーク80は、LAN(Local Area Network)である。以下の説明では、通信装置30、管理装置40、書き込み装置50、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70は、1つの顧客の1の工場等の施設に設けられているものとして説明する。すなわち、以下の説明では、1つの施設内のガス容器を管理するシステムである。
通信装置30は、ガス容器Bの業者や販売店から納品されたガス容器Bに貼付されているラベル3から、ガス容器Bに関する情報(以下「容器情報」という。)を取得する。一般的に、ガス容器Bの表面には、容器情報が印刷されたラベル3が貼付されている。ここで、容器情報には、例えば少なくとも容器番号、ガス名、ガスの濃度、品質保証期限、充填量及び製造日の情報が含まれる。通信装置30は、例えば、カメラ機能によりラベル3を撮像することによって画像データを取得し、取得した画像データを解析する。これにより、通信装置30は、ラベル3に記載されている容器情報を取得する。通信装置30は、例えば、画像データの解析にOCR(Optical Character Reader)機能を用いてもよい。
容器情報には、ガス業者毎に様々な情報が含まれるが、各ガス業者で共通してガス容器Bに記載される情報(以下「必須情報」という。)がある。上記に示した容器番号、ガス名、ガスの濃度、品質保証期限、充填量及び製造日は、必須情報の一例である。通信装置30は、取得した容器情報のうち、必須情報を管理装置40に送信する。通信装置30は、例えばタブレット端末、スマートフォン及び携帯電話等の持ち歩き可能な情報処理装置を用いて構成される。通信装置30は、情報取得装置の一例である。
管理装置40は、ガス容器管理システム1を管理する装置である。管理装置40は、通信装置30から必須情報を受信し、受信した必須情報を保持する。管理装置40は、必須情報に基づくガス容器Bを特定可能な特定情報を書き込み装置50に送信する。具体的には、管理装置40は、必須情報の一部又は全てを特定情報として書き込み装置50に送信してもよいし、必須情報を所定の形式に変換して特定情報として書き込み装置50に送信してもよい。ここで、所定の形式とは、例えば必須情報を特定可能な識別情報(例えば、ID等)であってもよい。以下の説明では、管理装置40は、容器番号を特定情報として書き込み装置50に送信する構成を例に説明する。管理装置40は、必須情報を所定の形式に変換して特定情報とする場合、変換後の所定の形式の識別情報を保持する。
また、管理装置40は、シリンダキャビネット70から種々の情報(例えば、圧力の監視結果、ガス漏れの監視結果、ガス容器Bの残量の情報及び特定情報)を受信する。また、管理装置40は、ボンベストッカー60から種々の情報(例えば、格納スペースの空き情報及び特定情報)を受信する。管理装置40は、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70と、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70それぞれに収納されるガス容器Bに関する特定情報とを対応付けて保持する。管理装置40は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成される。
書き込み装置50は、管理装置40から送信された特定情報を一時的に記憶し、ユーザの操作に応じて、記憶している特定情報を電子タグ90に書き込む。書き込み装置50は、例えばRFリーダライタである。なお、書き込み装置50は、電子タグ90に特定情報を書き込むことができればRFリーダライタでなくてもよい。書き込み装置50は、記録装置の一具体例である。
ボンベストッカー60は、ガスの種別毎に設けられ、1つのボンベストッカー60で複数のガス容器Bを収納する収納庫である。ボンベストッカー60は、扉を開閉し、その内側の格納スペースに複数のガス容器Bを並立した状態で格納する。ボンベストッカー60には、それ以外にも、例えば格納スペースの空き状態を検知するセンサ、扉の開閉を制御する制御ボックス、管理装置40と通信するための通信部(図示せず。)及び電子タグ90から特定情報を読み取る読取装置61(取得部)が備えられ、通信部によって扉の開閉状態の情報や格納スペースの空き情報や特定情報等が管理装置40に送信される。
シリンダキャビネット70は、ガス容器B内に充填されたガスを半導体製造装置に供給する設備であり、1つのシリンダキャビネット70で複数のガス容器Bを収納する収納庫である。シリンダキャビネット70は、扉を開閉し、その内側の格納スペースに一対のガス容器Bを幅方向に並立した状態で格納する。また、シリンダキャビネット70では、何れか一方のガス容器Bからガスを供給している間に、何れか他方のガス容器Bを交換することで、ガスの供給を中断することなく行うことが可能となっている。シリンダキャビネット70には、それ以外にも、例えば、ガス容器Bと接続される配管や、扉の開閉、弁の開閉や圧力の監視、ガス漏れの監視等を行うための機器を収納した制御ボックス、半導体製造装置等に接続するための配管を収納した配管用ボックス(何れも図示せず。)及び電子タグ90から特定情報を読み取る読取装置71(取得部)などが設けられている。また、制御ボックスには、上位装置と通信するための通信部(図示せず。)が備えられ、通信部によって扉の開閉の情報、弁の開閉の情報、圧力の監視結果、ガス漏れの監視結果、ガス容器Bの残量の情報及び特定情報などが管理装置40に送信される。
電子タグ90は、書き込み装置50によって特定情報が記録される記録媒体である。電子タグ90は、例えばRFタグである。本実施形態では、電子タグ90がネックバンド型のRFタグを例に説明するが、電子タグ90はガス容器Bに取り付け可能な携帯であればどのような形態であってもよい。
ここで、本発明の概要について図1を用いて説明する。
本発明におけるガス容器管理システム1では、ガス業者毎に様々な情報が印刷されたラベル3が貼付されたガス容器Bから、通信装置30を用いて必須情報を取得する。書き込み装置50は、取得された必須情報に基づく特定情報を電子タグ90に書き込む。特定情報が書き込まれた電子タグ90は、納品されたガス容器Bに取り付けられる。電子タグ90が取り付けられたガス容器Bは、ユーザにより一時的にボンベストッカー60に収納される。そして、実際に使用されるガス容器Bは、ユーザによりシリンダキャビネット70に収納される。
ガス容器Bが収納されるボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70には、電子タグ90に書き込まれた情報を読み取り可能な読取装置61及び読取装置71が備えられる。読取装置61及び読取装置71は、電子タグ90に書き込まれた情報を取得し、取得した情報を不図示の通信部を介して管理装置40に送信する。これにより、管理装置40は、複数のガス容器Bの収納場所を管理する。したがって、ガス容器Bが移動したとしても、ガス容器Bがどのボンベストッカー60又はシリンダキャビネット70に収納されているのかを容易に把握可能となる。そして、ガス容器Bの返却時には電子タグ90を取り外して、電子タグ90に書き込まれた情報を消去する。これにより、電子タグ90の再利用が可能になる。
以上により、より簡便にガス容器を管理することが可能となる。
図2は、第1の実施形態における通信装置30の機能構成を表す概略ブロック図である。通信装置30は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、制御プログラムを実行する。制御プログラムの実行によって、通信装置30は、撮像部31、記憶部32、表示部33、操作部34、制御部35及び通信部36を備える装置として機能する。なお、通信装置30の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、制御プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
撮像部31は、ユーザの操作に応じてラベル3を撮像する。
記憶部32は、撮像部31によって撮像されたラベル3の画像データを記憶する。記憶部32は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
表示部33は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部33は、例えば、制御部35による画像解析の結果や情報の選択画面を表示する。表示部44は、画像表示装置を通信装置30に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、通信装置30は、情報を表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
操作部34は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、タッチパネル、ボタン等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部34は、ユーザの指示を通信装置30に入力する際にユーザによって操作される。例えば、操作部34は、情報の選択指示を受け付ける。
制御部35は、通信装置30の動作を制御する。例えば、制御部35は、記憶部32に記憶されている画像データを解析することによって文字情報を取得する。これにより、制御部35は、用紙情報を取得する。
通信部36は、他の装置との間で通信を行う。例えば、通信部36は、管理装置40との間で通信を行う。
図3は、第1の実施形態における管理装置40の機能構成を表す概略ブロック図である。管理装置40は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、制御プログラムを実行する。制御プログラムの実行によって、管理装置40は、通信部41、操作部42、記憶部43、表示部44、制御部45を備える装置として機能する。なお、管理装置40の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、制御プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
通信部41は、他の装置との間で通信を行う。例えば、通信部41は、通信装置30、書き込み装置50、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70との間で通信を行う。
操作部42は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、タッチパネル、ボタン等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部42は、ユーザの指示を管理装置40に入力する際にユーザによって操作される。例えば、操作部42は、書き込み装置50への情報送信指示、情報の表示指示を受け付ける。
記憶部43は、容器テーブル431及び管理テーブル432を記憶する。容器テーブル431は、ガス容器Bに関する情報が登録されたテーブルである。管理テーブル432は、ガス容器Bを管理するための情報が登録されたテーブルである。記憶部43は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
表示部44は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置である。表示部44は、容器テーブル431及び管理テーブル432に登録されている情報に基づく表示を行う。例えば、表示部44は、ガス容器Bの収納状況、ガスの貯蔵量及び容器の受け入れ情報等を表示する。表示部44は、画像表示装置を管理装置40に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部44は、情報を表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
制御部45は、管理装置40の動作を制御する。制御部45は、例えば、ユーザの操作に応じて、通信装置30から送信された必須情報のうち容器番号を書き込み装置50に設定する。
図4は、第1の実施形態における容器テーブル431の一例を示す図である。
容器テーブル431には、容器番号に対応付けて、ガス名、ガスの濃度、品質保証期限、初期充填量、製造日及び残量の情報が登録されている。容器番号は、ガス容器Bを識別するための識別情報を表す。ガス名は、ガス容器Bに充填されているガスの名称を表す。ガスの濃度は、ガス容器Bに充填されているガスの濃度を表す。品質保証期限は、ガス容器Bに充填されているガスの品質が保証されている期限を表す。初期充填量は、納品時にガス容器Bに充填されているガスの量を表す。初期充填量は、容器情報における充填量に相当する。製造日は、ガス容器Bにガスが充填された日を表す。残量は、ガス容器Bに残っているガスの量を表す。残量の情報は、シリンダキャビネット70から所定のタイミングで送信される。なお、特定情報として、必須情報を所定の形式に変換した情報が用いられる場合、容器テーブル431には必須情報を所定の形式に変換した情報が容器毎に対応付けられてもよい。
図5は、第1の実施形態における管理テーブル432の一例を示す図である。
管理テーブル432には、収納庫情報に対応付けて、タグ識別情報、特定情報、搬入日及び搬出日の情報が登録されている。収納庫情報は、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70に関する情報を表す。図5では、収納庫情報として、収納庫識別情報、リーダ識別情報、収納庫名称、設置位置情報が登録されている。収納庫識別情報は、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70を識別するための識別情報を表す。リーダ識別情報は、ボンベストッカー60又はシリンダキャビネット70に備えられている読取装置、すなわち読取装置61及び読取装置71を識別するための識別情報を表す。収納庫名称は、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70の名称を表す。設置位置情報は、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70が設置されている位置情報を表す。設置位置情報は、緯度経度で表されてもよい。
タグ識別情報は、電子タグ90を識別するための識別情報を表す。特定情報は、ガス容器Bを特定可能な情報を表す。搬入日は、ガス容器Bが収納庫に搬入された日を表す。搬出日は、ガス容器Bが収納庫に搬出された日を表す。なお、管理テーブル432には、必ずしもすべての情報が登録されている必要はない。例えば、搬出日においては、収納庫がボンベストッカー60である場合のみ登録されてもよい。
図6は、第1の実施形態におけるガス容器管理システム1のガス容器Bの登録処理の流れを示すシーケンス図である。図6の処理は、ガス容器Bが納品された場合に実行される。
通信装置30の撮像部31は、ユーザの操作に応じてガス容器Bを撮像することよって撮像データを取得する(ステップS101)。撮像部31は、取得した撮像データを、制御部35を介して記憶部32に記憶する。制御部35は、記憶部32に記憶された撮像データを解析することによって、撮像データから容器情報を取得する。具体的には、制御部35は、撮像データをOCRにより画像解析することによって、撮像データに含まれる文字をテキストデータに変換する。制御部35は、テキストデータ化された容器情報を表示部33に表示する(ステップS102)。制御部35は、画面上に表示された容器情報の中から予め決められた情報を選択する。例えば、制御部35は、容器情報の中から予め決められた情報として、容器番号、ガス名、ガスの濃度、品質保証期限、充填量及び製造日に関する情報を選択する。なお、ユーザが、画面上に表示された容器情報の中から情報を選択してもよい。なお、画面上に表示された容器情報に誤りがある場合や、文字認識されずに読み取られなかった場合には、ユーザは操作部34を介して必須情報を入力する。また、制御部35は、テキストデータ化された容器情報の中から必須情報を選択して表示部33に表示してもよい。
通信部36は、ユーザの操作に応じて、選択及び入力された必須情報を管理装置40に送信する(ステップS103)。
管理装置40の通信部41は、通信装置30から送信された必須情報を受信する。通信部41が、受信した必須情報を制御部45に出力する。制御部45は、出力された必須情報を容器テーブル431に登録する(ステップS104)。例えば、必須情報に容器番号、ガス名、ガスの濃度、品質保証期限、充填量及び製造日の情報が含まれる場合には、制御部45は容器テーブル431の容器番号、ガス名、濃度、品質保証期限、初期充填量及び製造日の項目に、取得した必須情報を登録する。その後、管理装置40は、ユーザの操作に応じて、特定情報を書き込み装置50に送信する(ステップS105)。ここでは、管理装置40は、ユーザの操作に応じて選択された容器番号を特定情報として書き込み装置50に送信したとする。
書き込み装置50は、管理装置40から送信された特定情報を取得する。書き込み装置50は、取得した特定情報を一時的に保存する(ステップS106)。書き込み装置50は、ユーザの操作に応じて、電子タグ90に特定情報を書き込む(ステップS107)。書き込み装置50に複数の特定情報が登録されている場合、ユーザは所望の特定情報を選択して、選択した特定情報を電子タグ90に対して書き込ませる。これにより、電子タグ90に特定情報が記録される。ユーザは、特定情報を書き込んだ電子タグ90を、納品されたガス容器Bに取り付ける(ステップS108)。
そして、ユーザは、電子タグ90を取り付けたガス容器Bをボンベストッカー60に収納する(ステップS109)。ボンベストッカー60に備えられる読取装置61は、定期的(例えば、3時間毎、一日毎等)又はあらかじめ定められたタイミングで電子タグ90の読み取りを行う(ステップS110)。ボンベストッカー60内に電子タグ90がある場合、読取装置61は電子タグ90に記憶されている特定情報を取得する。この際、読取装置61は、特定情報に対応付けて電子タグ90の識別情報(タグ識別情報)も取得する。読取装置61は、取得した特定情報及び電子タグ90の識別情報を不図示の通信部に出力する。通信部は、特定情報、電子タグ90の識別情報、ボンベストッカー60の識別情報及び読取装置61の識別情報を含む情報を管理装置40に送信する(ステップS111)。
管理装置40の通信部41は、ボンベストッカー60から送信された情報を受信する。通信部41は、受信した情報を制御部45に出力する。制御部45は、出力された情報を、管理テーブル432に登録する(ステップS112)。具体的には、制御部45は、記憶部43から管理テーブル432を読み出す。制御部45は、読み出した管理テーブル432のレコードのうち、取得した収納庫識別情報及びリーダ識別情報に対応するレコードを選択する。制御部45は、選択したレコードのタグ識別情報及び特定情報の項目に、取得したタグ識別情報及び特定情報を登録する。また、制御部45は、選択したレコードの搬入日の項目に値が登録されていない場合、この日を搬入日として登録してもよい。
以上の処理により、納品されたガス容器Bと、ガス容器Bが収納された収納庫とが対応付けて登録される。
図7は、第1の実施形態におけるガス容器管理システム1のガス容器Bの移動時の処理の流れを示すシーケンス図である。図7の処理は、ガス容器Bがボンベストッカー60からシリンダキャビネット70に移動される場合に実行される。
シリンダキャビネット70にガス容器Bを補充する場合、ユーザはボンベストッカー60からガス容器Bを搬出する(ステップS201)。ボンベストッカー60に備えられる読取装置61は、定期的又はあらかじめ定められたタイミングで電子タグ90の読み取りを行う(ステップS202)。しかしながら、読取装置61が電子タグ90の読み取りを行ったタイミングには電子タグ90がないとする。この場合、読取装置61は、電子タグ90から特定情報を取得することができない。そのため、読取装置61は、管理装置40に対する情報の送信を行わない(ステップS203)。又は、通信部は、ボンベストッカー60の識別情報及び読取装置61の識別情報の2つの情報を含む情報を管理装置40に送信する。
管理装置40の制御部45は、本来であればボンベストッカー60から情報が得られるタイミングで情報を得られなかった場合、又は、ボンベストッカー60から送信された情報にボンベストッカー60の識別情報及び読取装置61の識別情報の2つの情報しか含まれていない場合、制御部45はボンベストッカー60からガス容器Bが搬出されたと判定する。すなわち、制御部45は、収納庫に対応付けられている特定情報が所定の期間得られない場合には、ボンベストッカー60からガス容器Bが搬出されたと判定する。なお、このような判定は、シリンダキャビネット70においても同様である。具体的には、シリンダキャビネット70にガス容器Bが収納されている場合には、ボンベストッカー60と同様に、読取装置71から特定情報が取得されるはずである。しかし、シリンダキャビネット70からガス容器Bが搬出された場合には、読取装置71から特定情報が取得されない。そのため、制御部45は、ボンベストッカー60の場合と同様に、シリンダキャビネット70の識別情報及び読取装置71の識別情報の2つの情報しか含まれていない場合、シリンダキャビネット70からガス容器Bが搬出されたと判定する。そして、制御部45は、管理テーブル432を更新する(ステップS204)。具体的には、制御部45は、記憶部43から管理テーブル432を読み出す。制御部45は、読み出した管理テーブル432のレコードのうち、取得した収納庫識別情報及びリーダ識別情報に対応するレコードを選択する。制御部45は、選択したレコードのタグ識別情報及び特定情報の項目から、得られなかった情報を削除する。
1つのボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70には、複数のガス容器Bを収納することができる。そのため、管理テーブル432において1つのボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70には、複数のタグ識別情報及び特定情報が対応付けられることになる。そのため、1つのボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70には、複数のタグ識別情報及び特定情報が対応付けられている場合、1つのタグ識別情報及び特定情報が得られなかったとしても、他のタグ識別情報及び特定情報を得られる。そこで、制御部45は、タグ識別情報及び特定情報が得られなかった方の情報を削除することによって、収納庫に対応付けられる情報を管理する。
ユーザはボンベストッカー60から搬出したガス容器Bをシリンダキャビネット70に搬入したとする(ステップS205)。シリンダキャビネット70に備えられる読取装置71は、定期的又はあらかじめ定められたタイミングで電子タグ90の読み取りを行う(ステップS206)。シリンダキャビネット70内に電子タグ90がある場合、読取装置71は電子タグ90に記憶されている特定情報を取得する。この際、読取装置71は、特定情報に対応付けて電子タグ90の識別情報(タグ識別情報)も取得する。読取装置71は、取得した容器番号及び電子タグ90の識別情報を不図示の通信部に出力する。通信部は、特定情報、電子タグ90の識別情報、シリンダキャビネット70の識別情報及び読取装置71の識別情報を含む情報を管理装置40に送信する(ステップS207)。
管理装置40の通信部41は、シリンダキャビネット70から送信された情報を受信する。通信部41は、受信した情報を制御部45に出力する。制御部45は、出力された情報に応じて管理テーブル432を更新する(ステップS208)。具体的には、制御部45は、記憶部43から管理テーブル432を読み出す。制御部45は、読み出した管理テーブル432のレコードのうち、取得した収納庫識別情報及びリーダ識別情報に対応するレコードを選択する。制御部45は、選択したレコードのタグ識別情報及び特定情報の項目に、取得したタグ識別情報及び特定情報を登録する。これにより、制御部45は、管理テーブル432を更新する。また、制御部45は、選択したレコードの搬入日の項目に値が登録されていない場合、この日を搬入日として登録してもよい。
制御部45は、ユーザの操作に応じて、記憶部43に記憶されている内容を表示部44に表示する(ステップS209)。図8及び図9は、表示部44の画面上に表示される画面の一例を示す図である。
図8に示すように、表示部44の画面上には、表示選択領域441、収納庫状況表示領域442、受け入れ情報表示領域443及び貯蔵量表示領域444が表示されている。表示選択領域441には、各部屋の収納庫の設置状況を見る際に選択される複数のボタンが表示される。表示選択領域441に表示されているボタンを選択することによって、収納庫状況表示領域442に表示される情報が変更される。例えば、図8では、A室が選択されている。収納庫状況表示領域442には、表示選択領域441で選択された部屋の収納庫の状況が表示される。例えば、収納庫状況表示領域442には、どこにガス容器Bが収納されているのかが示されている。黒塗りの〇は、ガス容器Bが収容されていることを表す。これらの表示は、制御部45が、管理テーブル432を参照することにより表示される。
受け入れ情報表示領域443には、これから受け入れ予定のガス容器Bの情報が表示される。受け入れ情報表示領域443の“済”は、受け入れが完了したか否かを表す。受け入れが完了したか否かは、対象のガス容器Bがボンベストッカー60に収納されているか否かで判定される。対象のガス容器Bがボンベストッカー60に収納されている場合、制御部45は受け入れが完了していると判定する。この場合、制御部45は、受け入れが完了しているガス容器Bに対応する“済”の表示態様を、受け入れが完了していないガス容器Bに対応する“済”の表示態様と異ならせる。例えば、制御部45は、受け入れが完了しているガス容器Bに対応する“済”の表示を消してもよいし、図8のように黒塗りにしてもよい。一方で、対象のガス容器Bがボンベストッカー60に収納されていない場合、制御部45は受け入れが完了していないと判定する。
貯蔵量表示領域444には、表示選択領域441で選択された部屋に貯蔵されているガスの総量の情報が表示されている。高圧ガスの総貯蔵量は、高圧ガスの関連法規によって定められている。高圧ガスの関連法規で定められている総貯蔵量よりも多く貯蔵されている場合には、届け出が必要となる。
このように、ユーザは、表示部44の画面を見ることにより、一目で各部屋の収納庫の状況、ガスの貯蔵量などの情報が把握することができる。
ユーザが、画面上に表示されている1つのガス容器Bを選択すると、制御部45は選択されたガス容器Bに関する情報を図9に示すようなポップアップ445として表示する。ポップアップ445には、収納庫識別情報、タグ識別情報、容器番号、状態、充填量、製造日、品質保証期限及び標準納期の情報が表示される。なお、ポップアップ445に表示される情報は、これに限らず、管理装置40が記憶している情報であればどのような除法であってもよい。ここで、状態とは、選択された時点のガス容器Bの状態を表す。例えば、ガス容器Bが現在使用されているのか否か等である。ガス容器Bが現在使用されている場合には状態としては“供給中”の情報が表示され、ガス容器Bが現在使用されていない場合には状態としては“待機中”の情報が表示される。標準納期は、選択されたガス容器Bと同じ種類のガス容器Bが納期されるまでの期間を表す。標準納期は、管理装置40が、メーカーのガス種毎に予め記憶していてもよい。
以上のように構成された第1の実施形態におけるガス容器管理システム1によれば、ガス容器Bから取得される容器情報に基づく特定情報を電子タグ90に記録する書き込み装置50と、電子タグ90が取り付けられたガス容器Bを収納する複数の収納庫と、複数の収納庫と、複数の収納庫それぞれに収納されるガス容器Bに関する特定情報とを対応付けて保持する管理装置40と、を備える。これにより、どの収納庫にガス容器Bが収納されているのかを容易に把握することができる。そのため、より簡便にガス容器を管理することが可能となる。
また、ガス容器管理システム1では、複数の収納庫に、特定情報を読み取り可能な読取装置61又は読取装置71が備えられ、管理装置40が、読取装置61又は読取装置71によって取得された特定情報と、特定情報を取得した読取装置61又は読取装置71を備える収納庫とを対応付けて保持する。すなわち、ガス容器管理システム1では、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70等の収納庫に読取装置を設置し、ガス容器Bに取り付けられた電子タグ90を読み取ることでガス容器Bがどこに何本あるか管理する。これにより、ガス容器Bが、保管されている場所から他の収納庫に移動された場合であっても、読取装置の情報から、容器の移動、各場所での本数の変化も管理することができる。また、ガス容器管理システム1では、各ガス業者で異なる容器情報が貼付されていたとしても、各メーカーで必ず記載される必須情報のみを取得し、情報の統一を図っている。したがって、ガス容器Bの販売者が異なる場合であってもよい、一元管理が可能となる。そして、ユーザは、納品されたガス容器Bのラベル3を読み取る操作と、電子タグ90に情報を書きこむ操作をするだけでよい。そのため、より簡便にガス容器を管理することが可能となる。
また、ガス容器管理システム1では、収納庫に対応付けられている特定情報が所定の期間得られない場合には、収納庫からガス容器Bが移動したと判定して収納庫に対応付けられている特定情報を削除する。これにより、移動(搬出)されたガス容器Bの情報がそのまま残ってしまうことがない。したがって、誤って情報による管理がなされてしまう可能性を低減することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ガス容器Bの移動を人手で行う場合を例に説明した。第2の実施形態では、ガス容器Bの移動を自動運転によりガス容器Bの搬送を行うボンベ搬送用台車を用いる場合を例に説明する。
図10は、第2の実施形態におけるボンベ搬送用台車2の外観を表す図である。第2の実施形態のボンベ搬送用台車2は、ガス容器Bの搬送を自走で行う搬送車両10と、ガス容器Bの搬出及び搬入を自動で行う搬出入用ロボット20とを備えている。
搬送車両10は、AGV(Automated Guided Vehicle)と呼ばれる無人搬送車であり、自動運転によりガス容器Bの搬送を行うものである。具体的に、この搬送車両10は、ガス容器Bを載置する載置部11が設けられた車体12と、車体12を走行自在に支持する複数(本実施形態では6つ)の車輪13とを有している。
車体12は、ガス容器Bよりも幅広であり、幅方向よりも前後方向に長く、ガス容器Bの1/2程度の高さで、全体として略直方体状を為している。載置部11は、車体12の背面側に位置している。すなわち、車体12の前面は、載置部11が位置している側と反対の側である。ボンベ搬送用台車2は、シリンダキャビネット70やボンベストッカー60等の収納庫へのガス容器Bの搬入又は搬出時には後ろ向きの運転となる。ボンベ搬送用台車2は、移動時には前向きで移動する。車体12の背面には、車体12の側面の一部を上下方向に切り欠くように凹部14が設けられている。載置部11は、この凹部14の内側に設けられている。
載置部11には、ガス容器Bを前後方向にスライド自在に支持するスライド支持機構15が設けられている。スライド支持機構15は、フリーローラからなり、載置部11の前後方向に並んで設けられた複数のローラ15aと、複数のローラ15aを回転自在に支持するフレーム15bとを有している。これにより、スライド支持機構15の上に載置されたガス容器Bを起立した状態のまま、複数のローラ15aを介して載置部11の前後方向にスライドさせることが可能となっている。
なお、スライド支持機構15については、このようなフリーローラからなるものに必ずしも限定されるものではなく、例えばベルトコンベアなどを用いることも可能である。
また、搬送車両10は、上述したシリンダキャビネット70側に設けられたフリーローラ4の高さに合わせて、載置部11側に設けられたフリーローラ(スライド支持機構15)の高さを調整する高さ調整機構を備えた構成であってもよい。
さらに、搬送車両10では、このような高さ調整機構の他にも、載置部11側に設けられたフリーローラ(スライド支持機構15)の前後方向の位置や、前後左右の傾きなどを調整する機構を設けた構成としてもよい。
なお、車体12には、それ以外にも、非常時に搬送車両10を停止させる非常停止ボタン16aや、各種の表示を行う表示機器16b、各種の操作を行う操作スイッチ16c、外部との通信を行うアンテナ16dなどが設けられている。
複数の車輪13は、車体12の下面に回転自在に取り付けられている。このうち、車体12の四隅には、旋回自在に取り付けられた4つのキャスター車輪12aが設けられている。一方、車体12の中央には、モータなどの回転駆動機構(図示せず。)を介して回転駆動される2つの駆動車輪12bが幅方向に並んで設けられている。
搬送車両10では、これら2つの駆動車輪12bに伝達される駆動力の配分を切り替えることで、この搬送車両10の走行及び操舵を制御することが可能となっている。なお、搬送車両10において、ガス容器Bの搬送を自動運転により行うための誘導方式については特に限定されるものではなく、従来よりも公知の誘導方式を採用することが可能である。
また、搬送車両10には、例えば、光電センサや磁気センサ、リミットスイッチなどの位置検出器を設けたり、ボンベ搬送用台車2と外部との通信を行う通信器などを設けたりすることが可能である。
搬出入用ロボット20は、搬送車両10の上部に設置されて、載置部11に対するガス容器Bの搬出及び搬入を自動で行うものである。具体的に、この搬出入用ロボット20は、ガス容器Bを保持する保持機構21と、保持機構21により保持されたガス容器Bを車体12の前後方向にスライド駆動するスライド駆動機構22とを有している。
保持機構21は、ガス容器Bの胴部を把持する一対のアーム部21aを有している。一対のアーム部21aは、互いに円弧状に湾曲した形状を有して、ヒンジを介して基端側が回動自在に支持されている。
保持機構21では、これら一対のアーム部21aを互いに逆向きに回動操作しながら、一対のアーム部21aの間でガス容器Bの胴部を両側から把持する。また、保持機構21では、ガス容器Bの上部側と下部側とを把持するため、一対のアーム部21aが上下方向に2つ並んで設けられている。これにより、起立した状態のガス容器Bを安定した状態で保持することが可能となっている。
なお、保持機構21については、このようなガス容器Bの胴部を一対のアーム部21aにより把持する構成に必ずしも限定されるものではなく、例えば、ガス容器Bを吸着しながら保持する構成であってもよい。
スライド駆動機構22は、保持機構21と連結されたスライド軸22aを前後方向にスライド駆動するものである。スライド軸22aの駆動については、モータ等による駆動であっても、エアシリンダや油圧シリンダ等による駆動であってもよい。
搬出入用ロボット20では、図10に示すように、起立した状態のガス容器Bを保持機構21により保持しながら、スライド駆動機構22により車体12の前後方向にスライド駆動する。これにより、載置部11に設けられたスライド支持機構15を介してガス容器Bをスライドさせながら、この載置部11とシリンダキャビネット70側のフリーローラ4との間で、ガス容器Bの搬出及び搬入を自動で行うことが可能となっている。
次に、上記で説明したガス容器管理システム1を、残量が少なくなったガス容器B(以下「交換対象ガス容器Be」という。)をシリンダキャビネット70から搬出し、ガスが充填されているガス容器B(以下「搬入対象ガス容器Bf」という。)をシリンダキャビネット70に搬入する場面に適用してガス容器Bを管理する場合を例について説明する。交換対象ガスボンベとは、供給できるほどのガスが充填されていないガスボンベである。
図11は、第2の実施形態におけるガス容器管理システム1aのシステム構成を表す図である。なお、図11では、ボンベ搬送用台車2においてガス容器Bの自動搬送を行う場合を説明するために、自動搬送に関連する構成のみを示している。そのため、ガス容器Bの搬送以外の構成は、第1の実施形態と同様である。ガス容器管理システム1aは、複数のボンベ搬送用台車2−1,2−2、複数のボンベストッカー60−1〜60−4、複数のシリンダキャビネット70、操作端末100及び管理装置40aを備える。ボンベ搬送用台車2−1,2−2、シリンダキャビネット70、ボンベストッカー60−1〜60−4の数は、特に限定されない。以下の説明では、ボンベ搬送用台車2−1,2−2について特に区別しない場合にはボンベ搬送用台車2と記載する。また、以下の説明では、ボンベストッカー60−1〜60−4について特に区別しない場合にはボンベストッカー60と記載する。
ボンベ搬送用台車2、シリンダキャビネット70、ボンベストッカー60は、工場内のフロアの上に設置される。ボンベ搬送用台車2、シリンダキャビネット70、ボンベストッカー60、操作端末100及び管理装置40aは、通信可能に接続される。ボンベ搬送用台車2−1及び2−2は、それぞれ所定の領域71−1及び71−2に位置している。領域71−1は、ボンベ搬送用台車2−1が処理開始時及び処理終了時に位置する収容場所である。領域71−2は、ボンベ搬送用台車2−2が処理開始時及び処理終了時に位置する収容場所である。
ボンベ搬送用台車2−1は、例えば交換対象ガス容器Beをシリンダキャビネット70から搬出し、交換対象ガス容器Beをボンベストッカー60に搬入する台車である。
ボンベ搬送用台車2−2は、例えば搬入対象ガス容器Bfをボンベストッカー60から搬出し、搬入対象ガス容器Bfをシリンダキャビネット70に搬入する台車である。
ボンベ搬送用台車2−1,2−2は、アンテナ16dを介して操作端末100及び管理装置40aとの間で通信を行う。また、ボンベ搬送用台車2は、1台でボンベ搬送用台車2−1及びボンベ搬送用台車2−2の処理を実行してもよい。例えば、ボンベ搬送用台車2は、交換対象ガス容器Beをシリンダキャビネット70から搬出し、交換対象ガス容器Beをボンベストッカー60に搬入し、搬入対象ガス容器Bfをボンベストッカー60から搬出し、搬入対象ガス容器Bfをシリンダキャビネット70に搬入する。
ボンベストッカー60は、ガスの種別毎に設けられ、1つのボンベストッカー60で複数のガス容器Bを収容する。図11に示す例では、ボンベストッカー60−1及び60−2が、搬入対象ガス容器Bfを収容し、ボンベストッカー60−3及び60−4が、交換対象ガス容器Beを収容している。ボンベストッカー60は、扉を開閉し、その内側の格納スペースに複数のガス容器Bを並立した状態で格納している。
また、格納スペースの底部には、ガス容器Bが各々載置されるフリーローラが設けられている。フリーローラは、格納スペースの前後方向に並んで設けられた複数のローラと、複数のローラを回転自在に支持するフレームとを有している。これにより、フリーローラの上に載置されたガス容器Bを起立した状態のまま、複数のローラを介して格納スペースの前後方向にスライドさせることが可能となっている。
ボンベストッカー60には、それ以外にも、例えば格納スペースの空き状態を検知するセンサ、扉の開閉を制御する制御ボックス、管理装置40aと通信するための通信部(図示せず。)が備えられ、通信部によって扉の開閉状態の情報や格納スペースの空き情報等が管理装置40aに送信される。
操作端末100は、工場内を移動する従業員が所持する端末である。操作端末100は、ボンベ搬送用台車2の操作指示、ガス容器B(Be,Bf)の搬入及び搬出の指示を従業員の入力により受け付ける。操作端末100は、受け付けた指示を、管理装置40aを介してボンベ搬送用台車2に送信する。操作端末100は、例えばタブレット端末、スマートフォン及び携帯電話等の持ち歩き可能な情報処理装置を用いて構成される。
管理装置40aは、ガス容器管理システム1aを管理する装置である。管理装置40aは、第1の実施形態における同名の機能部と同様の処理を行う。さらに、管理装置40aは、操作端末100からの要求に応じて、交換対象ガス容器Beの情報を操作端末100に送信する。また、管理装置40aは、シリンダキャビネット70から種々の情報(例えば、扉の開閉の情報、弁の開閉の情報、圧力の監視結果、ガス漏れの監視結果及びガス容器Bの残量の情報)を受信する。また、管理装置40aは、ボンベストッカー60から種々の情報(例えば、扉の開閉の情報、格納スペースの空き情報)を受信する。管理装置40aは、操作端末100からの要求に応じて、ボンベ搬送用台車2の走行を制御する。管理装置40aは、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成される。
図12は、第2の実施形態における操作端末100の機能構成を表す概略ブロック図である。操作端末100は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、操作プログラムを実行する。操作プログラムの実行によって、操作端末100は、通信部101、操作部102、制御部103、表示部104、経路情報記憶部105を備える装置として機能する。なお、操作端末100の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、操作プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、操作プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
通信部101は、他の装置との間で通信を行う。例えば、通信部101は、管理装置40aとの間で通信を行う。
操作部102は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、タッチパネル、ボタン等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部102は、ユーザの指示を操作端末100に入力する際にユーザによって操作される。例えば、操作部102は、ボンベ搬送用台車2の走行指示、ボンベ搬送用台車2によるガス容器Bの搬出及び搬入の指示を受け付ける。
制御部103は、操作端末100の動作を制御する。例えば、制御部103は、管理装置40aから送信された情報を表示部104に表示させる。また、制御部103は、通信部101を制御して、操作部102を介して入力されたユーザの指示を管理装置40aに送信する。
表示部104は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置である。表示部104は、例えば、管理装置40aから送信された情報を表示する。表示部104は、画像表示装置を操作端末100に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部104は、情報を表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
経路情報記憶部105は、ボンベ搬送用台車2の位置と、目的地と、経路番号とを対応付けた経路指示テーブルを記憶する。ボンベ搬送用台車2の位置は、指示入力時のボンベ搬送用台車2の位置を表す。例えば、処理開始時にはボンベ搬送用台車2の位置は収容場所であり、搬出又は搬入が行われた時にはボンベ搬送用台車2の位置は搬出又は搬入が行われた場所である。目的地は、ボンベ搬送用台車2が向かう目的地である。例えば、ガス容器Beの搬出を行う場合には、目的地はガス容器Beを収容しているシリンダキャビネット70である。経路番号は、ボンベ搬送用台車2の位置から目的地までの経路を指示するための番号である。経路情報記憶部105は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
図13は、第2の実施形態における管理装置40aの機能構成を表す概略ブロック図である。管理装置40aは、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、管理プログラムを実行する。管理プログラムの実行によって、管理装置40aは、通信部41、操作部42、記憶部43a、表示部44、制御部45aを備える装置として機能する。なお、管理装置40aの各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、管理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、管理プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
通信部41は、他の装置との間で通信を行う。例えば、通信部41は、ボンベ搬送用台車2、ボンベストッカー60、シリンダキャビネット70及び操作端末100との間で通信を行う。
操作部42は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、タッチパネル、ボタン等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部42は、ユーザの指示を管理装置40aに入力する際にユーザによって操作される。例えば、操作部42は、ボンベ搬送用台車2の走行指示、ボンベ搬送用台車2によるガス容器Bの搬出及び搬入の指示を受け付ける。
記憶部43aは、容器テーブル431、管理テーブル432及び台車情報433を記憶する。台車情報433は、少なくともボンベ搬送用台車2の状態(稼働中であるか否か、どの作業中であるか、どの場所に位置しているか等)に関する情報を記憶する。ボンベ搬送用台車2の位置情報は、ボンベ搬送用台車2から取得されてもよい。記憶部43aは、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
表示部44は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置である。表示部44は、容器テーブル431及び管理テーブル432に登録されている情報に基づく表示を行う。例えば、表示部44は、ガス容器Bの収納状況、ガスの貯蔵量及び容器の受け入れ情報等を表示する。表示部44は、画像表示装置を管理装置40aに接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部44は、情報を表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
制御部45aは、管理装置40aの動作を制御する。制御部45aは、例えば、ユーザの操作に応じて、通信装置30から送信された必須情報のうち容器番号を書き込み装置50に設定する。例えば、制御部45aは、通信部41を制御して、操作端末100からの要求に応じた情報を、操作端末100に送信する。また、例えば、制御部45aは、通信部41を制御して、操作端末100からの指示を、対象となる装置に送信する。
図14は、第2の実施形態におけるボンベ搬送用台車2の内部の機能構成を表す概略ブロック図である。ボンベ搬送用台車2は、上記で説明したように、搬送車両10と、搬出入用ロボット20とを備える。
搬出入用ロボット20は、制御部24を備える。制御部24は、例えばPLC(programmable logic controller)で構成される。制御部24は、プログラムを実行することによって、通信制御部241及び搬出入制御部242として機能する。
通信制御部241は、他の装置との間で行われる通信を制御する。例えば、通信制御部241は、アンテナ16dによって受信された指示の内容に応じて、指示を搬出入制御部242又は搬送車両10に出力する。例えば、通信制御部241は、アンテナ16dによって受信された指示に、ガス容器Bの搬出又は搬入の指示が含まれている場合には、指示を搬出入制御部242に出力する。例えば、通信制御部241は、アンテナ16dによって受信された指示に、ボンベ搬送用台車2を移動させる旨の指示やボンベ搬送用台車2をボンベストッカー60又はシリンダキャビネット70に接続させる旨の指示が含まれている場合には、指示を搬送車両10に出力する。ここで、ボンベ搬送用台車2をボンベストッカー60又はシリンダキャビネット70に接続させるとは、ガス容器Bの搬出又は搬入可能にボンベ搬送用台車2をボンベストッカー60又はシリンダキャビネット70と、ドッキングさせることである。
搬出入制御部242は、入力された指示に応じて、保持機構21及びスライド駆動機構22の動作を制御する。より具体的には、搬出入制御部242は、入力された指示に応じて保持機構21を制御して、ガス容器Bを把持させる。搬出入制御部242は、入力された指示に応じてスライド駆動機構22を制御して、スライド軸22aを前後方向にスライド駆動させる。
搬送車両10は、記憶部25及び走行制御部26を備える。
記憶部25は、経路テーブル251を記憶する。記憶部25は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
経路テーブル251は、ボンベ搬送用台車2が走行する経路に関する情報が登録されている。経路テーブル251の具体的な構成について図15を用いて説明する。図15は、第2の実施形態における経路テーブル251の一例を示す図である。図15に示すように、経路テーブル251には、経路番号に対応付けてルートの情報が登録されている。経路番号は、ルートを一意に識別するための識別番号を表す。ルートは、ボンベ搬送用台車2が工場のフロア上を走行する際の移動経路を示す情報である。ルートには、例えばボンベ搬送用台車2の収容場所から特定のボンベストッカー60まで向かうための移動経路、ボンベストッカー60の位置から特定のシリンダキャビネット70まで向かうための移動経路、シリンダキャビネット70の位置から収容場所まで向かうための移動経路、ボンベ搬送用台車2の収容場所から特定のシリンダキャビネット70まで向かうための移動経路、シリンダキャビネット70の位置から特定のボンベストッカー60まで向かうための移動経路が含まれる。また、移動経路には、直線で何メートル進み、どの位置で左折又は右折すべきであるのかを示す情報も含まれる。なお、経路テーブル251は、ボンベ搬送用台車2−1用と、ボンベ搬送用台車2−2用とで異なる。これは、ボンベ搬送用台車2−1と、ボンベ搬送用台車2−2とでは、目的や設置位置が異なるためである。
上記のように、経路テーブル251には、ボンベ搬送用台車2が走行することが想定される移動経路が全て登録されている。したがって、ボンベ搬送用台車2は、経路テーブル251の経路番号に対応付けられたルートで示される移動経路通りに走行することによって、目的の位置にたどり着くことができる。
図14に戻ってボンベ搬送用台車2の説明を続ける。
走行制御部26は、入力された指示に応じて、車輪13の回転を制御することによってボンベ搬送用台車2の走行を制御する。
図16及び図17は、第2の実施形態のガス容器管理システム1aにおける空瓶搬出処理の流れを示すシーケンス図である。空瓶搬出処理とは、交換対象ガス容器Beをシリンダキャビネット70から搬出する処理である。図16及び図17の処理開始時には、ユーザによって選択されたシリンダキャビネット70までの経路番号が取得されているものとする。
操作端末100の制御部103は、通信部101を制御して、取得した経路番号を含めた搬出指示を管理装置40aに送信する(ステップS301)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された搬出指示を受信する。その後、通信部41は、受信した搬出指示をボンベ搬送用台車2−1に送信する(ステップS302)。
ボンベ搬送用台車2−1のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された搬出指示を受信する。通信制御部241は、受信された指示が搬出に関する情報であるため、搬出指示を走行制御部26に出力する(ステップS303)。
従業員は、ガス容器Bの交換対象となっているシリンダキャビネット70を操作して扉を開放する。シリンダキャビネット70は、従業員の操作に応じて、扉を開放する。従業員は、扉の開放後、ガス容器B固定、口金、チューブ類を取り外す。
走行制御部26は、搬出指示と、経路テーブル251とに基づいてボンベ搬送用台車2−1を搬出先のシリンダキャビネット70の交換対象ガス容器Beの位置まで移動させる(ステップS304)。具体的には、走行制御部26は、経路テーブル251を参照し、搬出指示に含まれる経路番号に対応するルートの情報を取得する。そして、走行制御部26は、ルートの情報に従って車輪13を制御することによって、ボンベ搬送用台車2−1を搬出先のシリンダキャビネット70の交換対象ガス容器Beの位置まで移動させる。
走行制御部26は、ボンベ搬送用台車2−1を搬出先のシリンダキャビネット70の交換対象ガス容器Beの位置まで移動すると、制御部24に対して移動が完了したことを通知する。通信制御部241は、移動が完了したことを示す移動完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS305)。
管理装置40aの通信部41は、ボンベ搬送用台車2−1から送信された移動完了情報を受信する。通信部41は、受信した移動完了情報を操作端末100に送信する(ステップS306)。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された移動完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された移動完了情報に基づいて、ボンベ搬送用台車2−1をシリンダキャビネット70に接続するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS307)。具体的には、制御部103は、「ボンベ搬送用台車2−1をシリンダキャビネット70に接続しますか」というような表示を表示部104の画面上に表示させることによって、ボンベ搬送用台車2−1をシリンダキャビネット70に接続するか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。ボンベ搬送用台車2−1をシリンダキャビネット70に接続しない旨の指示が入力された場合、操作端末100は処理を終了する。ここで、ユーザから、ボンベ搬送用台車2−1をシリンダキャビネット70に接続する旨の指示が入力されたとする。この場合、制御部103は、通信部101を制御して、ボンベ搬送用台車2−1をシリンダキャビネット70に接続する旨の指示を含めた接続指示を管理装置40aに送信する(ステップS308)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された接続指示を受信する。その後、通信部41は、受信した接続指示をボンベ搬送用台車2−1に送信する(ステップS309)。
ボンベ搬送用台車2−1のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された接続指示を受信する。通信制御部241は、受信された指示は接続に関する情報であるため、接続指示を走行制御部26に出力する(ステップS310)。走行制御部26は、車輪13を制御して、ボンベ搬送用台車2−1と、シリンダキャビネット70とを接続する(ステップS311)。
シリンダキャビネット70は、ボンベ搬送用台車2−1と正しく接続されたことをセンサ等により確認する(ステップS312)。シリンダキャビネット70は、ボンベ搬送用台車2−1と正しく接続された場合には、接続が完了した旨を示す接続完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS313)。一方、シリンダキャビネット70は、ボンベ搬送用台車2−1と正しく接続されていない場合には、接続が完了していない旨を示すエラー情報を管理装置40aに送信する。ここでは、シリンダキャビネット70と、ボンベ搬送用台車2−1とが正しく接続されたとする。
管理装置40aの通信部41は、シリンダキャビネット70から送信された接続完了情報を受信する。通信部41は、受信した接続完了情報を操作端末100に送信する(ステップS314)。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された接続完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された接続完了情報に基づいて、シリンダキャビネット70から交換対象ガス容器Beを搬出するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS315)。具体的には、制御部103は、「シリンダキャビネット70から交換対象ガス容器Beを搬出しますか」というような表示を表示部104の画面上に表示させることによって、シリンダキャビネット70から交換対象ガス容器Beを搬出するか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。シリンダキャビネット70から交換対象ガス容器Beを搬出しない旨の指示が入力された場合、操作端末100は処理を終了する。ここで、ユーザから、シリンダキャビネット70から交換対象ガス容器Beを搬出する旨の指示が入力されたとする。この場合、制御部103は、通信部101を制御して、シリンダキャビネット70から交換対象ガス容器Beを搬出する旨の指示を含めた搬出指示を管理装置40aに送信する(ステップS316)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された搬出指示を受信する。その後、通信部41は、受信した搬出指示をボンベ搬送用台車2−1に送信する(ステップS317)。
ボンベ搬送用台車2−1のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された搬出指示を受信する。通信制御部241は、受信された指示が搬出に関する情報であるため、搬出指示を搬出入制御部242に出力する。搬出入制御部242は、保持機構21及びスライド駆動機構22を制御して、交換対象ガス容器Beを搬出する(ステップS318)。搬出入制御部242は、交換対象ガス容器Beの搬出が完了すると、通信制御部241に対して交換対象ガス容器Beの搬出が完了したことを通知する。通信制御部241は、交換対象ガス容器Beの搬出が完了したことを示す搬出完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS319)。交換対象ガス容器Beの搬出が完了したことは、例えば載置部11に交換対象ガス容器Beが載置されたことで判定されてもよい。
管理装置40aの通信部41は、ボンベ搬送用台車2−1から送信された搬出完了情報を受信する。通信部41は、受信した搬出完了情報を操作端末100に送信する(ステップS320)。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された搬出完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された搬出完了情報に基づいて、搬出した交換対象ガス容器Beをボンベストッカー60まで移動させるか否かをユーザに問い合わせる(ステップS321)。具体的には、制御部103は、「搬出した交換対象ガス容器Beをボンベストッカー60まで移動させますか」というような表示を表示部104の画面上に表示させることによって、搬出した交換対象ガス容器Beをボンベストッカー60まで移動させるか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。搬出した交換対象ガス容器Beをボンベストッカー60まで移動させない旨の指示が入力された場合、操作端末100は処理を終了する。ここで、ユーザから、搬出した交換対象ガス容器Beをボンベストッカー60まで移動させる旨の指示が入力されたとする。この場合、制御部103は、通信部101を制御して、管理装置40aに対して交換対象ガス容器Beを置くスペースがあるボンベストッカー60のリストを要求する。この処理によって、管理装置40aから交換対象ガス容器Beを置くスペースがあるボンベストッカー60のリストが得られる。制御部103は、管理装置40aから得られたリストを表示部104の画面上に表示することよって、搬出した交換対象ガス容器Beの搬入先のボンベストッカー60を選択させる。
ここで、搬出した交換対象ガス容器Beの搬入先のボンベストッカー60(例えば、ボンベストッカー60−3)がユーザによって選択されたとする。この場合、制御部103は、経路情報記憶部105を参照し、ボンベ搬送用台車2−1の現在位置と、目的地である選択されたボンベストッカー60−3とに対応づけられている経路番号を取得する。そして、制御部103は、通信部101を制御して、取得した経路番号を含めた移動指示を管理装置40aに送信する(ステップS322)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された移動指示を受信する。その後、通信部41aは、受信した移動指示をボンベ搬送用台車2−1に送信する(ステップS323)。
ボンベ搬送用台車2−1のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された移動指示を受信する。通信制御部241は、受信された移動指示が移動に関する情報であるため、移動指示を走行制御部26に出力する(ステップS324)。
走行制御部26は、移動指示と、経路テーブル251とに基づいてボンベ搬送用台車2−1を搬入先のボンベストッカー60−3の位置まで移動させる(ステップS325)。具体的には、走行制御部26は、経路テーブル251を参照し、移動指示に含まれる経路番号に対応するルートの情報を取得する。そして、走行制御部26は、ルートの情報に従って車輪13を制御することによって、搬入先のボンベストッカー60−3の位置まで移動させる。
走行制御部26は、ボンベ搬送用台車2−1を搬入先のボンベストッカー60−3の位置まで移動すると、制御部24に対して移動が完了したことを通知する。通信制御部241は、移動が完了したことを示す移動完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS326)。
管理装置40aの通信部41は、ボンベ搬送用台車2−1から送信された移動完了情報を受信する。通信部41は、受信した移動完了情報を操作端末100に送信する(ステップS327)。
従業員は、ガス容器Bの交換が完了したシリンダキャビネット70を操作して扉を閉鎖する。シリンダキャビネット70は、従業員の操作に応じて、扉を閉鎖する。従業員は、交換対象ガス容器Beの搬入先となっているボンベストッカー60−3を操作して扉を開放する。ボンベストッカー60−3は、従業員の操作に応じて、扉を開放する。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された移動完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された移動完了情報に基づいて、ボンベ搬送用台車2−1をボンベストッカー60−3に接続するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS328)。具体的には、制御部103は、「ボンベ搬送用台車2−1をボンベストッカー60−3に接続しますか」というような表示を表示部44の画面上に表示させることによって、ボンベ搬送用台車2−1をボンベストッカー60−3に接続するか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。ボンベ搬送用台車2−1をボンベストッカー60−3に接続しない旨の指示が入力された場合、操作端末100は処理を終了する。ここで、ユーザから、ボンベ搬送用台車2−1をボンベストッカー60−3に接続する旨の指示が入力されたとする。この場合、制御部103は、通信部101を制御して、ボンベ搬送用台車2−1をボンベストッカー60−3に接続する旨の指示を含めた接続指示を管理装置40aに送信する(ステップS329)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された接続指示を受信する。その後、通信部41は、受信した接続指示をボンベ搬送用台車2−1に送信する(ステップS330)。
ボンベ搬送用台車2−1のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された接続指示を受信する。通信制御部241は、受信された接続指示が接続に関する情報であるため、接続指示を走行制御部26に出力する(ステップS331)。走行制御部26は、車輪13を制御して、ボンベ搬送用台車2−1と、ボンベストッカー60−3とを接続する(ステップS332)。
ボンベストッカー60−3は、ボンベ搬送用台車2−1と正しく接続されたことをセンサ等により確認する(ステップS333)。ボンベストッカー60−3は、ボンベ搬送用台車2−1と正しく接続された場合には、接続が完了した旨を示す接続完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS334)。一方、ボンベストッカー60−3は、ボンベ搬送用台車2−1と正しく接続されていない場合には、接続が完了していない旨を示すエラー情報を管理装置40aに送信する。ここでは、ボンベストッカー60−3と、ボンベ搬送用台車2−1とが正しく接続されたとする。
管理装置40aの通信部41は、ボンベストッカー60−3から送信された接続完了情報を受信する。通信部41は、受信した接続完了情報を操作端末100に送信する(ステップS335)。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された接続完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された接続完了情報に基づいて、ボンベストッカー60−3に交換対象ガス容器Beを搬入するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS336)。具体的には、制御部103は、「ボンベストッカー60−3に交換対象ガス容器Beを搬入しますか」というような表示を表示部104の画面上に表示させることによって、ボンベストッカー60−3に交換対象ガス容器Beを搬入するか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。ボンベストッカー60−3に交換対象ガス容器Beを搬入しない旨の指示が入力された場合、操作端末100は処理を終了する。ここで、ユーザから、ボンベストッカー60−3に交換対象ガス容器Beを搬入する旨の指示が入力されたとする。この場合、制御部103は、通信部101を制御して、ボンベストッカー60−3に交換対象ガス容器Beを搬入する旨の指示を含めた搬入指示を管理装置40aに送信する(ステップS337)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された搬入指示を受信する。その後、通信部41は、受信した搬入指示をボンベ搬送用台車2−1に送信する(ステップS338)。
ボンベ搬送用台車2−1のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された搬入指示を受信する。通信制御部241は、受信された搬入指示が搬入に関する情報であるため、搬入指示を搬出入制御部242に出力する。搬出入制御部242は、保持機構21及びスライド駆動機構22を制御して、ボンベストッカー60−3に交換対象ガス容器Beを搬入する(ステップS339)。搬出入制御部242は、交換対象ガス容器Beの搬入が完了すると、通信制御部241に対して交換対象ガス容器Beの搬入が完了したことを通知する。通信制御部241は、交換対象ガス容器Beの搬入が完了したことを示す搬入完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS340)。
管理装置40aの通信部41は、ボンベ搬送用台車2−1から送信された搬入完了情報を受信する。通信部41は、受信した搬入完了情報を操作端末100に送信する(ステップS341)。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された搬入完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された搬入完了情報に基づいて、作業を終了するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS342)。具体的には、制御部103は、「ボンベ搬送用台車2−1を収容位置に戻しますか」というような表示を表示部104の画面上に表示させることによって、作業を終了するか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。作業を終了しない旨の指示が入力された場合、作業員は操作端末100を操作して引き続き作業を続行する。ここで、ユーザから、作業を終了する、すなわちボンベ搬送用台車2−1を収容位置に戻す旨の移動指示が入力された場合には、移動指示に応じてボンベ搬送用台車2−1は収容位置(領域71−1)まで移動する。
図18及び図19は、第2の実施形態のガス容器管理システム1aにおける充瓶搬入処理の流れを示すシーケンス図である。充瓶搬入処理とは、搬入対象ガス容器Bfをシリンダキャビネット70に搬入する処理である。図18及び図19の処理開始時には、ユーザによって選択されたボンベストッカー60までの経路番号が取得されているものとする。
操作端末100の制御部103は、通信部41を制御して、取得した経路番号を含めた搬出指示を管理装置40aに送信する(ステップS401)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された搬出指示を受信する。その後、通信部41は、受信した搬出指示をボンベ搬送用台車2−2に送信する(ステップS402)。
ボンベ搬送用台車2−2のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された搬出指示を受信する。通信制御部241は、受信された搬出指示が搬入に関する情報であるため、搬出指示を走行制御部26に出力する(ステップS403)。
従業員は、取り出し元となるボンベストッカー60を操作して扉を開放する。ボンベストッカー60は、従業員の操作に応じて、扉を開放する。
走行制御部26は、搬出指示と、経路テーブル251とに基づいてボンベ搬送用台車2−2を搬出先のボンベストッカー60の位置まで移動させる(ステップS404)。具体的には、走行制御部26は、経路テーブル251を参照し、搬出指示に含まれる経路番号に対応するルートの情報を取得する。そして、走行制御部26は、ルートの情報に従って車輪13を制御することによって、ボンベ搬送用台車2−2を搬出先のボンベストッカー60の位置まで移動させる。
走行制御部26は、ボンベ搬送用台車2−2を搬出先のボンベストッカー60の位置まで移動すると、制御部24に対して移動が完了したことを通知する。通信制御部241は、移動が完了したことを示す移動完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS405)。
管理装置40の通信部41は、ボンベ搬送用台車2−2から送信された移動完了情報を受信する。通信部41は、受信した移動完了情報を操作端末100に送信する(ステップS406)。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された移動完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された移動完了情報に基づいて、ボンベ搬送用台車2−2をボンベストッカー60に接続するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS407)。具体的には、制御部103は、「ボンベ搬送用台車2−2をボンベストッカー60に接続しますか」というような表示を表示部104の画面上に表示させることによって、ボンベ搬送用台車2−2をボンベストッカー60に接続するか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。ボンベ搬送用台車2−2をボンベストッカー60に接続しない旨の指示が入力された場合、操作端末100は処理を終了する。ここで、ユーザから、ボンベ搬送用台車2−2をボンベストッカー60に接続する旨の指示が入力されたとする。この場合、制御部103は、通信部101を制御して、ボンベ搬送用台車2−2をボンベストッカー60に接続する旨の指示を含めた接続指示を管理装置40aに送信する(ステップS408)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された接続指示を受信する。その後、通信部41は、受信した接続指示をボンベ搬送用台車2−2に送信する(ステップS409)。
ボンベ搬送用台車2−2のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された接続指示を受信する。通信制御部241は、受信された接続指示が接続に関する情報であるため、接続指示を走行制御部26に出力する(ステップS410)。走行制御部26は、車輪13を制御して、ボンベ搬送用台車2−2と、ボンベストッカー60とを接続する(ステップS411)。
ボンベストッカー60は、ボンベ搬送用台車2−2と正しく接続されたことをセンサ等により確認する(ステップS412)。ボンベストッカー60は、ボンベ搬送用台車2−2と正しく接続された場合には、接続が完了した旨を示す接続完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS413)。一方、ボンベストッカー60は、ボンベ搬送用台車2−2と正しく接続されていない場合には、接続が完了していない旨を示すエラー情報を管理装置40aに送信する。ここでは、ボンベストッカー60と、ボンベ搬送用台車2−2とが正しく接続されたとする。
管理装置40aの通信部41は、ボンベストッカー60から送信された接続完了情報を受信する。通信部41は、受信した接続完了情報を操作端末100に送信する(ステップS414)。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された接続完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された接続完了情報に基づいて、ボンベストッカー60からガス容器Bを搬出するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS415)。具体的には、制御部103は、「ボンベストッカー60からガス容器Bを搬出しますか」というような表示を表示部104の画面上に表示させることによって、ボンベストッカー60から搬入対象ガス容器Bfを搬出するか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。ボンベストッカー60から搬入対象ガス容器Bfを搬出しない旨の指示が入力された場合、操作端末100は処理を終了する。ここで、ユーザから、ボンベストッカー60から搬入対象ガス容器Bfを搬出する旨の指示が入力されたとする。この場合、制御部103は、通信部101を制御して、ボンベストッカー60から搬入対象ガス容器Bfを搬出する旨の指示を含めた搬出指示を管理装置40aに送信する(ステップS416)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された搬出指示を受信する。その後、通信部41は、受信した搬出指示をボンベ搬送用台車2−1に送信する(ステップS417)。
ボンベ搬送用台車2−2のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された搬出指示を受信する。通信制御部241は、受信された搬出指示が搬出に関する情報であるため、搬出指示を搬出入制御部242に出力する。搬出入制御部242は、保持機構21及びスライド駆動機構22を制御して、ボンベストッカー60から搬入対象ガス容器Bfを搬出する(ステップS418)。搬出入制御部242は、搬入対象ガス容器Bfの搬出が完了すると、通信制御部241に対して搬入対象ガス容器Bfの搬出が完了したことを通知する。通信制御部241は、搬入対象ガス容器Bfの搬出が完了したことを示す搬出完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS419)。搬入対象ガス容器Bfの搬出が完了したことは、例えば載置部11に搬入対象ガス容器Bfが載置されたことで判定されてもよい。
管理装置40aの通信部41は、ボンベ搬送用台車2−2から送信された搬出完了情報を受信する。通信部41は、受信した搬出完了情報を操作端末100に送信する(ステップS420)。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された搬出完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された搬出完了情報に基づいて、搬出した搬入対象ガス容器Bfをシリンダキャビネット70まで移動させるか否かをユーザに問い合わせる(ステップS421)。具体的には、制御部103は、「搬出した搬入対象ガス容器Bfをシリンダキャビネット70まで移動させますか」というような表示を表示部104の画面上に表示させることによって、搬出した搬入対象ガス容器Bfをシリンダキャビネット70まで移動させるか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。搬入対象ガス容器Bfをシリンダキャビネット70まで移動させない旨の指示が入力された場合、操作端末100は処理を終了する。ここで、ユーザから、搬出した搬入対象ガス容器Bfをシリンダキャビネット70まで移動させる旨の指示が入力されたとする。この場合、制御部103は、通信部101を制御して、管理装置40aに対して搬入対象ガス容器Bfを置くスペースがあるシリンダキャビネット70のリストを要求する。この処理によって、管理装置40aから搬入対象ガス容器Bfを置くスペースがあるシリンダキャビネット70のリストが得られる。制御部103は、管理装置40aから得られたリストを表示部104の画面上に表示することよって、搬出した搬入対象ガス容器Bfの搬入先のシリンダキャビネット70を選択させる。
ここで、搬出した搬入対象ガス容器Bfの搬入先のシリンダキャビネット70がユーザによって選択されたとする。この場合、制御部103は、経路情報記憶部105を参照し、ボンベ搬送用台車2−2の現在位置と、目的地である選択されたシリンダキャビネット70とに対応づけられている経路番号を取得する。そして、制御部103は、通信部101を制御して、取得した経路番号を含めた移動指示を管理装置40aに送信する(ステップS422)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された移動指示を受信する。その後、通信部41は、受信した移動指示をボンベ搬送用台車2−2に送信する(ステップS423)。
ボンベ搬送用台車2−2のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された移動指示を受信する。通信制御部241は、受信された移動指示が移動に関する情報であるため、移動指示を走行制御部26に出力する(ステップS424)。
走行制御部26は、移動指示と、経路テーブル251とに基づいてボンベ搬送用台車2−2を搬入先のシリンダキャビネット70の位置まで移動させる(ステップS425)。具体的には、走行制御部26は、経路テーブル251を参照し、移動指示に含まれる経路番号に対応するルートの情報を取得する。そして、走行制御部26は、ルートの情報に従って車輪13を制御することによって、搬入先のシリンダキャビネット70の位置まで移動させる。
走行制御部26は、ボンベ搬送用台車2−2を搬入先のシリンダキャビネット70の位置まで移動すると、制御部24に対して移動が完了したことを通知する。通信制御部241は、移動が完了したことを示す移動完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS426)。
管理装置40aの通信部41は、ボンベ搬送用台車2−2から送信された移動完了情報を受信する。通信部41は、受信した移動完了情報を操作端末100に送信する(ステップS427)。
従業員は、搬入対象ガス容器Bfの搬出が完了したボンベストッカー60を操作して扉を閉鎖する。ボンベストッカー60は、従業員の操作に応じて、扉を閉鎖する。従業員は、搬入対象ガス容器Bfの搬入先となっているシリンダキャビネット70を操作して扉を開放する。シリンダキャビネット70は、従業員の操作に応じて、扉を開放する。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された移動完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された移動完了情報に基づいて、ボンベ搬送用台車2−2をシリンダキャビネット70に接続するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS428)。具体的には、制御部103は、「ボンベ搬送用台車2−2をシリンダキャビネット70に接続しますか」というような表示を表示部104の画面上に表示させることによって、ボンベ搬送用台車2−2をシリンダキャビネット70に接続するか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。ボンベ搬送用台車2−2をシリンダキャビネット70に接続しない旨の指示が入力された場合、操作端末100は処理を終了する。ここで、ユーザから、ボンベ搬送用台車2−2をシリンダキャビネット70に接続する旨の指示が入力されたとする。この場合、制御部103は、通信部101を制御して、ボンベ搬送用台車2−2をシリンダキャビネット70に接続する旨の接続指示を管理装置40aに送信する(ステップS429)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された接続指示を受信する。その後、通信部41は、受信した接続指示をボンベ搬送用台車2−2に送信する(ステップS430)。
ボンベ搬送用台車2−2のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された接続指示を受信する。通信制御部241は、受信された接続指示が接続に関する情報であるため、接続指示を走行制御部26に出力する(ステップS431)。走行制御部26は、車輪13を制御して、ボンベ搬送用台車2−2と、シリンダキャビネット70とを接続する(ステップS432)。
シリンダキャビネット70は、ボンベ搬送用台車2−2と正しく接続されたことをセンサ等により確認する(ステップS433)。シリンダキャビネット70は、ボンベ搬送用台車2−2と正しく接続された場合には、接続が完了した旨を示す接続完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS434)。一方、ボンベストッカー60は、ボンベ搬送用台車2−1と正しく接続されていない場合には、接続が完了していない旨を示すエラー情報を管理装置40aに送信する。ここでは、シリンダキャビネット70と、ボンベ搬送用台車2−2とが正しく接続されたとする。
管理装置40aの通信部41は、シリンダキャビネット70から送信された接続完了情報を受信する。通信部41は、受信した接続完了情報を操作端末100に送信する(ステップS435)。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された接続完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された接続完了情報に基づいて、シリンダキャビネット70に搬入対象ガス容器Bfを搬入するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS436)。具体的には、制御部103は、「シリンダキャビネット70に搬入対象ガス容器Bfを搬入しますか」というような表示を表示部104の画面上に表示させることによって、シリンダキャビネット70に搬入対象ガス容器Bfを搬入するか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。シリンダキャビネット70に搬入対象ガス容器Bfを搬入しない旨の指示が入力された場合、操作端末100は処理を終了する。ここで、ユーザから、シリンダキャビネット70に搬入対象ガス容器Bfを搬入する旨の指示が入力されたとする。この場合、制御部103は、通信部101を制御して、シリンダキャビネット70にガス容器Bを搬入する旨の指示を含めた搬入指示を管理装置40aに送信する(ステップS437)。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された搬入指示を受信する。その後、通信部41は、受信した搬入指示をボンベ搬送用台車2−2に送信する(ステップS438)。
ボンベ搬送用台車2−2のアンテナ16dは、管理装置40aから送信された搬入指示を受信する。通信制御部241は、受信された搬入指示が搬入に関する情報であるため、搬入指示を搬出入制御部242に出力する。搬出入制御部242は、保持機構21及びスライド駆動機構22を制御して、シリンダキャビネット70に搬入対象ガス容器Bfを搬入する(ステップS439)。搬出入制御部242は、搬入対象ガス容器Bfの搬入が完了すると、通信制御部241に対して搬入対象ガス容器Bfの搬入が完了したことを通知する。通信制御部241は、搬入対象ガス容器Bfの搬入が完了したことを示す搬入完了情報を管理装置40aに送信する(ステップS440)。
管理装置40aの通信部41は、ボンベ搬送用台車2−2から送信された搬入完了情報を受信する。通信部41は、受信した搬入完了情報を操作端末100に送信する(ステップS441)。
操作端末100の通信部101は、管理装置40aから送信された搬入完了情報を受信する。制御部103は、通信部101によって受信された搬入完了情報に基づいて、作業を終了するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS442)。具体的には、制御部103は、「ボンベ搬送用台車2−2を収容位置に戻しますか」というような表示を表示部104の画面上に表示させることによって、作業を終了するか否かをユーザに問い合わせる。
ユーザは、表示部104の画面上に表示された問いに対する回答を、操作部102を操作して入力する。作業を終了しない旨の指示が入力された場合、作業員は操作端末100を操作して引き続き作業を続行する。ここで、ユーザから、作業を終了する、すなわちボンベ搬送用台車2−2をホーム位置に戻す旨の移動指示が入力された場合には、移動指示に応じてボンベ搬送用台車2−2は収容位置(領域71−2)まで移動する。
以上のように構成された第2の実施形態におけるガス容器管理システム1aによれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、ガス容器管理システム1aでは、搬送用台車(ボンベ搬送用台車2)の動作を制御する制御装置(操作端末100、管理装置40a)と、制御装置の制御指示に従って、ガス容器Bを搬送し、ガス容器Bを載置する載置部11とガス容器Bの搬出入先との間で、ガス容器Bをスライドさせながら、ガス容器Bの搬出及び搬入を自動で行う搬送用台車と、を備える。これにより、搬送用台車は、制御装置の指示に従って、自動でガス容器Bの搬送、搬出、搬入を行う。したがって、ユーザは、制御装置を操作して搬送用台車に指示を送るだけで良く、ガス容器Bを搬出先や搬入先まで持ち運ぶ必要がない。そのため、ガス容器Bの搬送、搬出、搬入を容易に行うことが可能となる。
(第2の実施形態の変形例)
操作端末100と、ボンベ搬送用台車2とは、管理装置40aを介さず直接通信を行うように構成されてもよい。操作端末100と、シリンダキャビネット70とは、管理装置40aを介さず直接通信を行うように構成されてもよい。操作端末100とボンベストッカー60とは、管理装置40aを介さず直接通信を行うように構成されてもよい。
上記の実施形態では、作業員が操作端末100を操作して、ボンベ搬送用台車2による搬送、搬出及び搬送を制御する構成を示したが、作業員が管理装置40aを操作してボンベ搬送用台車2による搬送、搬出及び搬送を制御するように構成されてもよい。この場合、管理装置40aは、操作端末100と同様に経路情報記憶部105を備える。
経路情報記憶部105は、操作端末100以外に備えられてもよい。例えば、経路情報記憶部105は、管理装置40aに備えられてもよい。この場合、操作端末100には経路情報記憶部105が備えられなくてもよい。なお、経路情報記憶部105が記憶されている装置からボンベ搬送用台車2に対して指示信号が発信される。一例を挙げて説明する。ユーザが、操作端末100に表示されているエリアの中で搬出先の交換対象ガスボンベBeを選択したとする。この場合、制御部103は、通信部101を制御して、選択された交換対象ガスボンベBeを目的地とする指示情報を管理装置40aに送信させる。通信部101は、制御部103の制御に従って、交換対象ガスボンベBeを目的地とする指示情報を管理装置40aに送信する。管理装置40aの通信部41は、操作端末100から送信された指示情報を受信する。制御部45は、経路情報記憶部105を参照し、ボンベ搬送用台車2の現在位置から指示情報に含まれる交換対象ガスボンベBeまでの経路番号を取得する。その後、通信部41は、取得された経路番号を含む指示をボンベ搬送用台車2に送信する。
ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70は、ボンベ搬送台車2から送信された情報に応じて自動で開閉してもよい。例えば、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70は、ボンベ搬送台車2から扉を開放することを示す信号を受信した場合、扉を自動開放する。例えば、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70は、ボンベ搬送台車2から扉を閉鎖することを示す信号を受信した場合、扉を自動閉鎖する。このような制御は、ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70に備えられる制御ボックスにより実現される。
(第3の実施形態)
ガス容器Bは、発注してから納品されるまでに一定の期間(納品期間)を要する。そのため、ガス容器Bに充填されているガスの残量が閾値未満になってから発注した場合には、新たなガス容器Bが納品されるまで在庫が不足してしまう場合も想定される。そこで、第3の実施形態では、上記の構成に加えて、ガス容器Bの消費傾向に基づいて適切な在庫管理を行う構成について説明する。基本的なシステム構成は、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様である。第1の実施形態及び第2の実施形態との相違点は、管理装置の構成が異なる点である。そこで、以下の説明では、相違点についてのみ説明する。
図20は、第3の実施形態における管理装置40bの機能構成を表す概略ブロック図である。管理装置40bは、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、制御プログラムを実行する。制御プログラムの実行によって、管理装置40bは、通信部41、操作部42、記憶部43b、表示部44、制御部45bを備える装置として機能する。なお、管理装置40bの各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、制御プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
記憶部43bは、容器テーブル431、管理テーブル432、ガス利用情報434及び予測モデル435を記憶する。ガス利用情報434は、シリンダキャビネット70において使用中の各ガス種のガス容器B毎の各日数の残量を示す情報である。
予測モデル435は、ガス利用情報434に基づいて、ガス容器Bに充填されているガスの量が閾値未満となる推定日を出力するように学習されたモデルである。予測モデル435は、ガス種毎に記憶部43bに記憶される。
制御部45bは、管理装置40bの動作を制御する。制御部45bは、予測モデル435によるガスの消費予測と、ガス容器Bの在庫情報と、ガス容器Bの納品にかかる期間とに基づいてガス発注条件が満たされたか否かを判定し、ガス発注条件が満たされた場合にはガス容器Bの発注を促す情報を出力する。ガス容器Bの在庫情報は、容器テーブル431に基づいて算出されてもよい。例えば、制御部45bは、容器テーブル431に登録されているガス容器Bのうち未使用のガス容器Bをガス容器Bの在庫数として算出してもよい。制御部45bは、例えば容器テーブル431に登録されているガス容器Bのうちボンベストッカー60に収納されているガス容器Bを未使用と判定してもよい。ガス発注条件とは、ガス容器Bの発注が必要とみなすための条件であり、例えばガスの消費予測により推定される日(以下「推定日」という。)のガス容器Bの在庫が閾値未満であることである。なお、運用上では、上記の条件を満たすとともに、推定日よりも前にガス容器Bの納品が可能なことが望ましい。制御部45bは、ガス利用情報434に基づいて予測モデル435を学習する。
図21は、第3の実施形態における管理装置40bが行う発注処理の流れを示すフローチャートである。発注処理は、ガス容器Bの発注を行う処理である。図21の処理は、所定のタイミングで実行される。例えば、図21の処理は、予め定められた時刻に実行されてもよいし、ユーザの指示がなされたタイミングで実行されてもよい。
制御部45bは、1つのガス種を選択する(ステップS501)。例えば、ユーザから指示がなされた場合には、制御部45bはユーザによって選択されたガス種を選択する。ユーザによって複数のガス種が選択された場合には、制御部45bはランダムで1つのガス種を選択する。また、予め定められた時刻に実行される場合には、制御部45bはランダムで1つのガス種を選択する。
制御部45bは、選択したガス種に対応するガス利用情報434及び予測モデル435を記憶部43bから取得する。そして、制御部45bは、取得したガス利用情報434を予測モデル435に入力することによって推定日を取得する(ステップS502)。制御部45bは、選択したガス種に対応するガス容器Bの在庫情報を容器テーブル431から取得する(ステップS503)。また、制御部45bは、選択したガス種に対応するガス容器Bの納期情報を取得する(ステップS504)。ガス種に対応するガス容器Bの納期情報は、管理装置40bが予め記憶していてもよいし、通信装置30から送信される必須情報に含まれていてもよい。
制御部45bは、取得したガスの消費予測と、ガス容器Bの在庫情報と、ガス容器Bの納品にかかる期間とに基づいてガス発注条件が満たすか否かを判定する(ステップS505)。ガス発注条件を満たす場合(ステップS505−YES)、制御部45bはガス容器Bの発注を促す情報を表示部44に表示する(ステップS506)。この際、制御部45bは、ガス容器Bの発注を促す情報として、発注の要否の他に、ガス容器Bの在庫数、どのくらいの日数で在庫数が閾値未満となるか等の情報を含めて表示部44に表示してもよい。制御部45bは、発注が必要である旨が入力されたか否かを判定する(ステップS507)。発注が必要である旨が入力された場合(ステップS507−YES)、制御部45bは該当するガス容器Bを発注する(ステップS508)。制御部45bは、終了条件が満たされた否かを判定する(ステップS509)。終了条件は、発注処理を終了するための条件であり、例えばユーザから発注終了の指示が入力されることであってもよいし、全てのガス種についてガス発注条件の判定を行ったことであってもよいし、所定の回数だけガス発注条件の判定を行ったことであってもよい。
終了条件が満たされた場合(ステップS509−YES)、制御部45bは発注処理を終了する。
一方、終了条件が満たされていない場合(ステップS509−NO)、制御部45bはステップS501以降の処理を実行する。
ステップS505の処理においてガス発注条件を満たさない場合(ステップS505−NO)、又は、ステップS507の処理において発注が必要ではない旨が入力された場合(ステップS507−NO)、制御部45bは終了条件が満たされた否かを判定する(ステップS509)。
以上のように構成された第3の実施形態におけるガス容器管理システムによれば、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、第3の実施形態におけるガス容器管理システムでは、ガス消費予測とガス容器Bの在庫情報とを組み合わせることにより、ガス容器Bの発注を促す。これにより、ガス容器Bが不足してしまう前に管理者等にガス容器Bの発注が必要である旨を通知することができる。このように、第3の実施形態におけるガス容器管理システムでは、ガス容器Bを簡便に管理することが可能になる。
(第3の実施形態の変形例)
制御部45bは、ユーザによって選択されたガス容器Bの消費予測結果を表示部44に表示するように構成されてもよい。このように構成される場合、制御部45bは、ユーザによって選択されたガス容器Bに対応するガス利用情報434を予測モデル435の入力として使用する。
これにより、特定のガス容器Bの消費予測結果をユーザに提供することが可能になる。
制御部45bは、ガス発注条件が満たされた場合に、自動でガス容器Bを発注するように構成されてもよい。このように構成される場合、制御部45bは、ガス発注条件が満たされた時点のガス容器Bの在庫数と、予め定められている在庫数とを比較する。そして、制御部45bは、予め定められている在庫数に対して、不足している個数だけガス容器Bを自動で発注する。
(第1の実施形態から第3の実施形態に共通する変形例)
管理装置40,40a,40bは、1台で複数の施設のガス容器Bの管理を行うように構成されてもよい。このように構成される場合、ネットワーク80は、インターネットで構成される。そして、管理装置40,40a,40bは、複数の施設から、通信装置30が送信する情報、ボンベストッカー60が送信する情報及びシリンダキャビネット70が送信する情報を収集する。収集した後の具体的な処理については、第1の実施形態から第3の実施形態のいずれかと同様である。
通信装置30は、撮像データを他の装置から取得してもよい。例えば、通信装置30は、撮像データを、撮像装置から取得し、取得した撮像データを用いて画像解析するように構成されてもよい。このように構成される場合、通信装置30は、ラベル3を撮像する機能を備えていなくてもよい。
上記の各実施形態では、通信装置30が、納品されたガス容器Bのラベル3を撮像して容器情報を取得する構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、納品されたガス容器Bに、容器情報がコード情報(例えば、一次元コード又は二次元コード)に変換されて印刷されたラベルが付与されている場合、通信装置30はコード情報を読み取ることによって容器情報を取得する。
ボンベストッカー60及びシリンダキャビネット70に収納されるガス容器Bには、電子タグ90以外の記録媒体が配置されてもよい。例えば、ガス容器Bには、管理装置40,40a,40bから送信された情報がコード情報(例えば、一次元コード又は二次元コード)に変換されて印刷されたラベルが貼付されてもよい。このように構成される場合、ガス容器管理システム1は、書き込み装置50に代えて、コード情報が印刷されたラベルを印刷可能な印刷装置を備えてもよい。この場合、ボンベストッカー60の読取装置61及びシリンダキャビネット70の読取装置71としては、ラベルに印刷されたコード情報を読み取り可能な読取装置が備えられる。
書き込み装置50は、特定情報を通信装置30から取得してもよい。このように構成される場合、通信装置30は必須情報及び特定情報を管理装置40,40a,40bに送信するとともに、特定情報を書き込み装置50に送信する。このよう場合、特定情報は、通信装置30において自動的に生成されてもよいし、ユーザによって入力された情報を特定情報としてもよい。
制御部45,45a,45bは、品質保証期限を超えたガス容器Bの情報を表示部44の画面上に表示するように構成されてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
30…通信装置, 40、40a、40b…管理装置, 50…書き込み装置, 60…ボンベストッカー, 61…読取装置, 70…シリンダキャビネット, 71…読取装置, 90…電子タグ, 100…操作端末, 31…撮像部, 32…記憶部, 33…表示部, 34…操作部, 35…制御部, 36…通信部, 41…通信部, 42…操作部, 43,43a,43b…記憶部, 44…表示部, 45,45a,45b…制御部, 101…通信部, 102…操作部, 103…制御部, 104…表示部, 105…経路情報記憶部
本発明の一態様は、ガス容器を収納する複数の収納庫と、前記収納庫で使用されているガス容器の消費量の推移から前記ガス容器を切り替えるタイミングを表す推定日を取得し、取得した前記推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断する管理装置と、を備え、前記収納庫の一部は、シリンダキャビネットであり、前記管理装置は、前記シリンダキャビネットで使用されている複数種類のガスを充填しているガス容器のうち、対象となるガス種に対応するガス容器の消費量の推移から前記ガス容器に充填されているガスの量が閾値未満となる前記推定日を出力するように学習されたモデルを用いてガスの消費予測を行うる容器管理システムである。
本発明の一態様は、ガス容器を収納する複数の収納庫それぞれで使用されているガス容器の消費量により推定される推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断する制御部、を備え、前記収納庫の一部は、シリンダキャビネットであり、前記シリンダキャビネットで使用されている複数種類のガスを充填しているガス容器のうち、対象となるガス種に対応するガス容器の消費量の推移から前記ガス容器に充填されているガスの量が閾値未満となる前記推定日を出力するように学習されたモデルを用いてガスの消費予測を行うる容器管理装置である。
本発明の一態様は、ガス容器を収納する複数の収納庫それぞれで使用されているガス容器の消費量の推移から前記ガス容器を切り替えるタイミングを表す推定日を取得し、取得した前記推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断し、前記収納庫の一部が、シリンダキャビネットであり、前記シリンダキャビネットで使用されている複数種類のガスを充填しているガス容器のうち、対象となるガス種に対応するガス容器の消費量の推移から前記ガス容器に充填されているガスの量が閾値未満となる前記推定日を出力するように学習されたモデルを用いてガスの消費予測を行う容器管理方法である。
本発明の一態様は、ガス容器を収納する複数の収納庫と、前記収納庫で使用されているガス容器の消費量の推移から前記ガス容器を切り替えるタイミングを表す推定日を取得し、取得した前記推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断する管理装置と、を備え、前記収納庫の一部は、シリンダキャビネットであり、前記管理装置は、前記シリンダキャビネットで使用されている複数種類のガスを充填しているガス容器のうち、対象となるガス種に対応するガス容器の消費量の推移から前記ガス容器に充填されているガスの量が閾値未満となる前記推定日を出力するように学習されたモデルを用いてガスの消費予測を行い、前記管理装置は、ガスの消費予測と、未使用のガス容器の在庫数情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて、前記推定日における前記未使用のガス容器の在庫数が閾値未満であるガス発注条件が満たされたか否かを判定し、前記ガス発注条件が満たされた場合には前記ガス容器の自動発注を行う、又は、発注を促す情報を出力する容器管理システムである。
本発明の一態様は、ガス容器を収納する複数の収納庫それぞれで使用されているガス容器の消費量により推定される推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断する制御部、を備え、前記収納庫の一部は、シリンダキャビネットであり、前記シリンダキャビネットで使用されている複数種類のガスを充填しているガス容器のうち、対象となるガス種に対応するガス容器の消費量の推移から前記ガス容器に充填されているガスの量が閾値未満となる前記推定日を出力するように学習されたモデルを用いてガスの消費予測を行い、前記管理装置は、ガスの消費予測と、未使用のガス容器の在庫数情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて、前記推定日における前記未使用のガス容器の在庫数が閾値未満であるガス発注条件が満たされたか否かを判定し、前記ガス発注条件が満たされた場合には前記ガス容器の自動発注を行う、又は、発注を促す情報を出力する容器管理装置である。
本発明の一態様は、ガス容器を収納する複数の収納庫それぞれで使用されているガス容器の消費量の推移から前記ガス容器を切り替えるタイミングを表す推定日を取得し、取得した前記推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断し、前記収納庫の一部が、シリンダキャビネットであり、前記シリンダキャビネットで使用されている複数種類のガスを充填しているガス容器のうち、対象となるガス種に対応するガス容器の消費量の推移から前記ガス容器に充填されているガスの量が閾値未満となる前記推定日を出力するように学習されたモデルを用いてガスの消費予測を行い、前記管理装置は、ガスの消費予測と、未使用のガス容器の在庫数情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて、前記推定日における前記未使用のガス容器の在庫数が閾値未満であるガス発注条件が満たされたか否かを判定し、前記ガス発注条件が満たされた場合には前記ガス容器の自動発注を行う、又は、発注を促す情報を出力する容器管理方法である。

Claims (5)

  1. ガス容器を収納する複数の収納庫と、
    前記収納庫で使用されているガス容器の消費量の推移から前記ガス容器を切り替えるタイミングを表す推定日を取得し、取得した前記推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断する管理装置と、
    を備える容器管理システム。
  2. 前記収納庫の一部は、シリンダキャビネットであり、
    前記管理装置は、前記シリンダキャビネットで使用されているガス容器の消費量の推移から前記ガス容器に充填されているガスの量が閾値未満となる前記推定日を出力するように学習されたモデルを用いてガスの消費予測を行う、請求項1に記載の容器管理システム。
  3. 前記管理装置は、ガスの消費予測と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいてガス発注条件が満たされたか否かを判定し、ガス発注条件が満たされた場合には前記ガス容器の自動発注を行う、又は、発注を促す情報を出力する、請求項1又は2に記載の容器管理システム。
  4. ガス容器を収納する複数の収納庫それぞれで使用されているガス容器の消費量により推定される推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断する制御部、
    を備える容器管理装置。
  5. ガス容器を収納する複数の収納庫それぞれで使用されているガス容器の消費量の推移から前記ガス容器を切り替えるタイミングを表す推定日を取得し、取得した前記推定日と、前記ガス容器の在庫情報と、前記ガス容器の納品にかかる期間とに基づいて前記ガス容器の発注可否を判断する容器管理方法。
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