JP2021135433A - 学習機器、学習方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】各単語に対する個人の学習度合いが異なる場合であっても、各個人に適した文章を選択することが可能になる学習機器を提供する。【解決手段】文章内の各単語を対象に、複数の学習者に共通する標準的難易度とユーザに応じた学習レベルとに基づきユーザにとっての推定難易度を示す第1指数(A)を求め、該単語に関する学習種類毎の操作履歴に基づきユーザが選択した学習モード(観点)に応じた学習進度を示す第2指数(B)を、モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」では[見出し語検索回数×10]として求める。各単語の推定難易度(A)+モード(1)での学習進度(B)により各単語の難易度スコアを推定すると共に、モード(1)の計算式[各単語の難易度スコアの総合計/(総単語数×100)]に従い文章の読み易さを示す第3指数を算出し、各文章のリストをソートし表示させる。【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば外国語の文章を読んで学習するための学習機器、学習方法およびプログラムに関する。
外国語の文章を読む学習に用いる教材を選択する場合に、学習者のレベルに応じた難易度の文章を選択することで学習効率を高めることは一般的に行われている。
先行技術として、データベース化された単語毎の難易度に基づいて文章の難易度を自動的に判定する外国語文章の難易度判定装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−066828号公報
先行技術では、各単語の難易度として複数の学習者に共通する標準的な難易度を用いて文章の難易度を判定しているため、各単語に対する個人の学習度合いが異なる場合には、各個人に適した文章を選択することが難しかった。
本発明の目的は、各単語に対する個人の学習度合いが異なる場合であっても、各個人に適した文章を選択することが可能になる学習機器、学習方法およびプログラムを提供することにある。
本発明に係る学習機器は、
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
複数の単語それぞれに対して、複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度、特定のユーザの学習レベル、および前記特定のユーザによる各単語を対象とした操作の状況、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記特定のユーザにとっての各単語の難易度に係る指数を求め、
特定の文章に含まれる複数の単語それぞれに対して求められた前記指数に基づいて、前記特定の文章に関する処理を実行する、ように構成されている。
本発明の学習機器およびプログラムの実施形態に係る電子辞書10の外観構成を示す図。 電子辞書10の電子回路の構成を示すブロック図。 英文読解コンテンツ22c4の英文読解モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」に従い生成された単語スコア管理テーブル22i(1)の一例を示す図。 電子辞書10をユーザが使用する初期の段階でユーザ操作に応じてタッチパネル式表示部17に表示される学習レベル選択画面GLの一例を示す図。 電子辞書10の学習処理プログラム22bと英文読解コンテンツ22c4が連携して実行される英文読解学習処理(その1)を示すフローチャート。 電子辞書10の学習処理プログラム22bと英文読解コンテンツ22c4が連携して実行される英文読解学習処理(その2)を示すフローチャート。 [ヒストリー]キー14Hの操作に応じて表示される検索履歴画面GHとその画面下部に併せて表示される機能メニューMを示す図。 英文読解コンテンツ22c4の起動に従い初期表示される英文読解モードのモード選択画面GMを示す図。 英文読解モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」に従い表示された読解文章推奨画面GEを示す図。 ユーザ(学習者)により読解学習の対象として選択された文章のコンテンツを展開した文章読解学習画面GSを示す図。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の学習機器およびプログラムの実施形態に係る電子辞書10の外観構成を示す図である。
図2は、電子辞書10の電子回路の構成を示すブロック図である。
電子辞書10は、以下に説明する専用の電子辞書として構成されるか、辞書検索などの単語学習機能を備えたタブレット型のPDA(personal digital assistants)、PC(personal computer)、携帯電話、電子ブック、携帯ゲーム機などとして構成される。
電子辞書10は、その本体ケース11と蓋体ケース12とがヒンジ部13を介して展開/閉塞可能な折り畳み型ケースを備えて構成される。折り畳み型ケースを展開した本体ケース11の表面には、[ホーム]キー14a、機能指定キー14b、文字入力キー14c、[訳/決定]キー14d、[戻る/リスト]キー14e、カーソルキー14f、[シフト]キー14g、[ジャンプ]キー14J、[音声]キー14S、[ヒストリー]キー14H、などを含むキー入力部(キーボード)14、音声出力部(スピーカを含む)15、および音声入力部(マイクを含む)16が設けられる。
また、蓋体ケース12の表面には、タッチパネル式表示部(ディスプレイ)17が設けられる。タッチパネル式表示部17は、ユーザがペンや指などでタッチした位置を検出するタッチ位置検出装置と表示装置が一体となった構造であり、バックライト付きのカラー液晶表示画面に透明タッチパネルを重ねて構成される。
キー入力部14の機能指定キー14bは、各キーに表記されている辞書コンテンツ([大辞典]など)、辞書コンテンツのカテゴリ([国語][古語][漢和][英和]など)、学習コンテンツのカテゴリ([学習1][学習2])、[コンテンツ一覧]、ツールの一つのカテゴリ[学習帳]を、それぞれ直接指定するためのキーである。
また、キー入力部14のキーは、[シフト]キー14gが操作された後に続けて操作されることで、そのキートップに枠囲み無しで記載されたキー機能ではなく、枠囲みして記載されたキーとして機能できるようになっている。例えば、[シフト]キー14gの操作後に[訳/決定]キー14dが操作(以下、[シフト]+[決定]キーと記す。)されると、登録対象として指定されているデータを登録する機能を起動させるための[登録]キーとなる。[シフト]+[削除]キーは[設定]キーとなる。
キー入力部14の[ジャンプ]キー14Jは、タッチパネル式表示部17に表示されている文字列の中の検索したい単語を指定して当該単語を辞書データベース(22d)から検索する「ジャンプ検索」を行なうためのキーである。
キー入力部14の[音声]キー14Sは、タッチパネル式表示部17に表示されているテキストや項目の内容に対応する音声データを、例えば単語単位、文単位で出力させるための音声再生機能を起動させるキーである。
キー入力部14の[ヒストリー]キー14Hは、検索履歴(ヒストリー)記憶エリア22eに記憶された過去に検索された単語の一覧を、検索履歴画面GH(図6A参照)としてタッチパネル式表示部17に表示させるキーである。
電子辞書10の電子回路は、図2に示すように、コンピュータであるCPU(プロセッサ)21を備える。
CPU21は、フラッシュROMなどの記憶部(ストレージ)22に予め記憶されたプログラム(検索処理プログラム22aおよび学習処理プログラム22bを含む)、あるいはメモリカードなどの外部記録媒体23から記録媒体読取部24により読み取られて記憶部22に記憶されたプログラム、あるいは通信ネットワークN上のWebサーバ(ここではプログラムサーバ)30から通信部25を介してダウンロードされ記憶部22に記憶されたプログラム、に従って回路各部の動作を制御する。
CPU21には、データ及び制御バスを介して、記憶部22、記録媒体読取部24、通信部25を接続するほか、キー入力部14、音声出力部15、音声入力部16、タッチパネル式表示部17、を接続する。
音声出力部15は、記憶部22に記憶されているかあるいは録音された音声データに基づく音声を出力する本体スピーカ15Sを備える。
音声入力部16は、ユーザ等の音声を入力する本体マイク16Mを備える。
音声出力部15および音声入力部16は、共用の外部接続端子(EX)26を備え、外部接続端子26には、ユーザが必要に応じてイヤホンマイク27を接続する。
イヤホンマイク27は、イヤホンを有すると共に、マイク27mを備えたリモコン部27Rを有する。
記憶部22は、プログラム(検索処理プログラム22aおよび学習処理プログラム22bを含む)を記憶するプログラム記憶エリアのほか、学習コンテンツ記憶エリア22c、辞書データ記憶エリア22d、検索履歴(ヒストリー)記憶エリア22e、学習レベル記憶エリア22f、単語標準難易度記憶エリア22g、英文読解モード記憶エリア22hおよび単語スコア管理テーブル記憶エリア22iを備える。
検索処理プログラム22aとしては、電子辞書10の全体の動作を司るシステムプログラム、通信部25を介して外部の電子機器と通信接続するためのプログラム、および辞書データ記憶エリア22dに記憶されている各種の辞書データ(英和辞典/和英辞典/国語辞典/…)に基づいて単語検索を行ない、検索された単語についての検索履歴(ヒストリー)を検索履歴記憶エリア22eに記憶させる辞書検索機能を実行するためのプログラム、表示されたテキスト上で指定された単語または文章の音声データを再生する音声再生機能を実行するためのプログラムなどを記憶する。
学習処理プログラム22bは、学習コンテンツ記憶エリア22cに記憶された各学習コンテンツ22cn…に基づく学習処理を実行させるためのプログラム、英文読解コンテンツ22c4と連携し、読解の候補として記憶されている複数の各文章について、当該文章内各単語のユーザの学習観点(例えば(1)文章を読んで内容を楽しむ/(2)文章を読んで学習中の単語の理解を深める/(3)文章を音読して発音を練習する/…)に応じた総合的な難易度を示す指数(第1指数と第2指数)に基づいて、同ユーザの学習観点に応じた適切な文章を選択するための指数(第3指数)を算出し、算出された指数(第3指数)に従い各文章の見出しをソートして表示させるためのプログラムを含む。
ここで、複数の文章の中から、ユーザ個人(学習者)にとっての当該文章内各単語の総合的な難易度に基づいて、ユーザの学習観点に応じた適切な文章を選択するための考え方について説明する。
学習者にとっての文章の難易度を判断するためには、文章に含まれる全ての単語の学習者にとっての難易度を特定する必要がある。
ここでいう難易度とは、単語や文章の意味を理解する上での難易度や、単語や文章を発音(音読)する上での難易度などの他、単語や文章に関してユーザが行う様々な行為に対する難易度のうちのいずれかを対象とする難易度であってもよく、それらを総合した難易度であってもよい。また、難易度は、理解度や習得度の裏返しとして考えられ、理解度や習得度と相関があるので、以下に述べる各種の計算においては、難易度そのものを示す指数の他に、難易度に係る指数として、理解度、習得度、学習進度などを用いるようにしてもよい。
学習者にとっての各単語の難易度を、複数の学習者に共通する各単語の標準的な難易度と、学習者の語学能力や学習進度のレベル(学習者の学年、語学テストの結果、自ら選択した語学レベル<初級/中級/上級>などのレベル)と、に基づいて判断する方法(A)が考えられるが、この方法(A)では、各単語の難易度の個人毎のばらつきを判断することはできず、学習者にとっての文章の難易度を適切に判断するのは困難である。
また、学習者にとっての各単語の難易度を、学習者による各単語の学習進度(辞書で意味を調べた回数や学習メニューに従った各単語の学習段階)に基づいて判断する方法(B)も考えられるが、学習を行っていない単語については、既に習得済みのために学習を行っていないのか、興味がない単語なのか、難しい単語なのでこれから学習するものなのかがわからない。
このような事情から、前者の方法(A)と後者の方法(B)とを組み合わせることで、学習者にとっての各単語の難易度を総合的に判断するのが望ましい。
例えば、前者の方法(A)で求めた各単語の難易度を、後者の方法(B)に得られた学習者による各単語の学習進度の情報に基づいて補正したり、後者の方法(B)で各単語の難易度を求めるとともに、後者の方法(B)では学習進度の情報がなく難易度を求められない単語については前者の方法(A)で補完したりすることなどが考えられる。
前者の方法(A)と後者の方法(B)とを組み合わせるためには、前者の方法(A)で求めた難易度と、後者の方法(B)で求めた難易度とを整合させた上で最終的な難易度を判断する必要がある(前者(A)で求めた難易度を示す指数と、後者(B)で求めた難易度を示す指数とを正規化した上で計算する必要がある)。
また、学習者が文章を選択する観点(目的)としては、文章を読んで内容を楽しむ目的や、文章を読んで学習中の単語の理解を助ける目的や、文書を音読することにより発音を練習する目的など、様々な観点(目的)がある。
文章を読んで内容を楽しむ目的では、文章に含まれる各単語の学習者にとっての読み易さが重要であり、なるべく難易度の低い単語で構成された文章を選択したい。
また、文章を読んで学習中の単語の理解を助ける目的では、文章に含まれる各単語の学習者にとっての学習進度(学習状況)が重要であり、学習中の単語を程よい数だけ含み、それ以外は難易度が低い単語で構成されている文章を選択したい。
従って、文章を選択する観点に応じて、各単語の標準的な難易度と学習者の(語学能力/学習進度)レベルとに基づき推定した推定難易度を示す指数と、各単語の学習者による学習進度を示す指数とを相互に変換して、文章を選択するための指数を計算する必要がある。
なお、総合的な語学の学習進度と総合的な語学能力との間には相関があるが全く同じではない。また、個々の単語の学習状況と個々の単語の理解度との間にも相関があるが全く同じではない。また、総合的な語学の学習進度/語学能力と個々の単語の学習状況/理解度との間にも相関があるが全く同じではない。また、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング、の種類別の語学能力や学習進度にも相関があるが全く同じではない。
これらの語学能力、理解度、学習進度、学習状況は、指数化してその度合い(レベル)を示すことができ、それぞれの指数は、個別の方法によって特定することができる。
例えば、語学能力や理解度については、テストを行うことによって特定することができ、学習進度や学習状況については、カリキュラムの実行段階や単語の検索状況などによって特定することができる。個別の指数を特定できない場合であっても、相関のある他の指数を用いてある程度は目的とする指数を推定することができる。
実施形態の学習機器(電子辞書10)では、例えば、1回だけ辞書で検索して調べた単語は、学習者にとって、標準的な難易度(理解度)よりも高い難易度(低い理解度)を有し、検索の回数が増えるに従って、標準的な難易度(理解度)よりも難易度が低く(理解度が高く)なっていくものと仮定し、英文読解コンテンツ22c4においてユーザの学習観点に応じた適切な文章を選択するための学習処理プログラム22bを構築するが、これに限らず、例えば、人の記憶の忘却特性や記憶の定着特性に基づいて、単語の検索回数や検索間隔に従いその難易度(理解度)が変化するものと仮定し、当該学習処理プログラム22bを構築してもよい。
学習コンテンツ記憶エリア22cは、例えば、単語の語義を学習する単語学習コンテンツ22c1、単語に応じた文法を学習する文法学習コンテンツ22c2、単語の発音を学習する発音学習コンテンツ22c3、英文の読解を学習する英文読解コンテンツ22c4などの様々な種類の学習を目的とした学習コンテンツデータを記憶する。
各学習の種類別の学習コンテンツ22c1,22c2,22c3,22c4は、何れの学習コンテンツも、当該学習コンテンツ22cnに従い学習処理を実行した際のユーザ操作に対応した操作履歴(単語毎の語義の学習回数、用例の学習回数、リーディングの学習回数、スピーキングの学習回数など)を記憶する機能を有する。
辞書データ記憶エリア22dは、例えば、英和辞典、和英辞典、英英辞典、国語辞典などの各種の辞書コンテンツデータを記憶し、辞書コンテンツデータは、例えば、キー入力されるか、または表示画面上で指定される辞書検索の対象となる文字または文字列に基づいて、当該文字または文字列に対応する単語の説明情報を辞書検索して表示や音声により出力する機能を有する。
なお、辞書コンテンツデータは、各種の辞書のそれぞれにおいて、見出し語である単語、単語の意味,内容を含む説明情報、単語を含む用例/成句/複合語などのテキストデータ、および当該テキストデータに対応する音声データを有する。
検索履歴(ヒストリー)記憶エリア22eは、単語検索により検索した単語に対応付けて、当該単語の検索操作(見出し語検索またはジャンプ検索)とその検索回数とを、検索した単語の検索履歴(ヒストリー)として記憶する。
学習レベル記憶エリア22fは、学習者の学年、語学テストの結果、自ら選択した語学レベル<初級/中級/上級>などのデータを、学習者の語学能力/学習進度のレベル(学習レベル)として記憶する。
単語標準難易度記憶エリア22gは、例えば辞書データ記憶エリア22dに記憶されている全ての英単語それぞれの難易度を、異なる学習レベル毎に複数の学習者に共通する標準的な難易度として記憶する。
英文読解モード記憶エリア22hは、英文読解コンテンツ22c4により英文の読解を学習する際に、ユーザ(学習者)により選択された学習のモード(英文読解モード)を、モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」、またはモード(2)「文章を読んで学習中の単語の理解を深める」、モード(3)「文章を音読して発音を練習する」、として記憶する。
単語スコア管理テーブル記憶エリア22iは、例えば図3に示すように、英文読解コンテンツ22c4において読解の候補として記憶されている文章内の各単語に対応付けて、単語標準難易度記憶エリア22gに記憶されている複数の学習者に共通する標準的な難易度と学習レベル記憶エリア22fに記憶されている学習者の語学能力/学習進度のレベル(学習レベル)とに基づき求められる推定難易度を示す指数(第1指数A)と、各学習コンテンツ22c1,22c2,…および検索履歴(ヒストリー)記憶エリア22eに記憶されている操作履歴に基づき得られる単語習得の学習進度を示す指数(第2指数B)(例えば、見出し語検索回数、ジャンプ検索回数、音声再生回数)と、推定難易度を示す第1指数(A)と単語習得の学習進度を示す第2指数(B)とに基づき推定される当該単語の難易度(理解度)のスコアとを記憶する。
図3は、英文読解コンテンツ22c4の英文読解モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」に従い生成された単語スコア管理テーブル22i(1)の一例を示す図である。
英文読解モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」では、文章に含まれる各単語の学習者にとっての読み易さが重要であり、なるべく難易度の低い単語で構成された文章を選択したいため、学習者が確実に読めると推定できる単語の難易度(読み易さ:理解度)の上限スコアを“100”とする。
推定難易度(A:第1指数)は、複数の学習者に共通する標準的な難易度と学習者の語学能力/学習進度のレベル(学習レベル)とに基づき“0”(読めない)〜“100”(読める)の範囲で求められる。
例えば、ある単語について、複数の学習者に共通する標準的な難易度のスコアが、極難解“0”〜難解“10”〜やや難解“30”〜普通“50”〜やや簡単“70”〜簡単“90”〜極簡単“100”のうちの[簡単“90”]、学習レベルのスコアが、レベル無し“0”〜レベル低“10”〜レベル中“50”〜レベル高“90”〜レベル最高“100”のうちの[レベル中“50”]である場合、当該単語の推定難易度(A:第1指数)は、(標準的な難易度“90”+学習者レベル“50”)/2=“70”になる。
なお、ある単語について、単語の推定難易度(A:第1指数)を、複数の学習者に共通する標準的な難易度のスコアだけで求める場合、学習レベルのスコアを平均的な[レベル中“50”]と仮定して求め、また、単語の推定難易度(A:第1指数)を、学習レベルのスコアだけで求める場合、複数の学習者に共通する標準的な難易度のスコアを平均的な[普通“50”]と仮定して求める。
さらに、各単語に対応する難易度スコアを、単語習得の学習進度を示す指数(B:第2指数)だけで求める場合、単語の推定難易度(A:第1指数)は、複数の学習者に共通する標準的な難易度のスコアを平均的な[普通“50”]、学習レベルのスコアを平均的な[レベル中“50”]と仮定して求める。
以下では、説明簡単化のため、何れの語学能力や学習進度の学習者によっても確実に読める単語の推定難易度(A:第1指数)を“100”、それ以外の単語の推定難易度(A:第1指数)を“0”と仮定した例を示す。
そして、文章内の各単語に対応する難易度スコアを、推定難易度を示す指数(A:第1指数)+単語習得の学習進度を示す指数(B:第2指数)(例えば[B=見出し語検索回数×10])により求める。
そして、文章全体の難易度(読み易さ)の指数(第3指数)を、英文読解モード(1)に対応した計算式(1)[文章内各単語の難易度スコアの総合計/(総単語数×100)]に従い、文章全体のうちで学習者が読めると推定できる割合として算出する。
例えば、文章を構成する総単語数が100個、そのうち難易度スコア“100”の単語が50個、“80”の単語が20個、“40”の単語が10個、“0”の単語が20個と仮定した場合、文章全体の難易度(読み易さ)の指数(第3指数)%=(100×50+80×20+40×10+0×20)/(100×100)=7/10=70(%)として算出される。
また、英文読解モード(2)「文章を読んで学習中の単語の理解を深める」では、文章に含まれる各単語の学習者にとっての学習進度(学習状況)が重要であり、学習中の単語を程よい数だけ含み、それ以外は難易度が低い単語で構成されている文章を、単語学習に適する文章として選択したいため、文章内の各単語に対応する難易度(学習進度)のスコアを、推定難易度を示す指数(A:第1指数)+単語習得の学習進度を示す指数(B:第2指数)(例えば[スコアB=見出し語検索回数×10+ジャンプ検索回数×10])により求める。
そして、文章全体の単語学習に適する度合いを示す指数(第3指数)を、英文読解モード(2)に対応した計算式(2)[難易度(学習進度)スコア“100”の単語(習得済み興味なし単語)を対象外とした文章内各単語の難易度(学習進度)スコアの総合計/{(総単語数−対象外単語数)×100}]に従い、習得済み興味なし単語を除いた文章全体のうちで学習者が興味あると推定できる割合(興味度合い)として算出する。
また、英文読解モード(3)「文章を音読して発音を練習する」では、文章に含まれる各単語の学習者にとっての発音難易度が重要であり、発音学習中の単語を程よい数だけ含み、それ以外は発音難易度が低い単語で構成されている文章を、音読に適する文章として選択したいため、文章内の各単語に対応する難易度(発音難易度)のスコアを、推定難易度を示す指数(A:第1指数)+発音学習の学習進度を示す指数(B:第2指数)(例えば[スコアB=音声再生回数×10])により求める。
そして、文章全体の音読に適する度合いを示す指数(第3指数)を、英文読解モード(3)に対応した計算式(3)[発音難易度スコア“100”の単語(習得済み興味なし単語)を対象外とした文章内各単語の難易度(発音難易度(発音し易さ))スコアの総合計/{(総単語数−対象外単語数)×100}]に従い、習得済み興味なし単語を除いた文章全体のうちで学習者が発音できると推定できる割合(発音学習の度合い)として算出する。
図4は、電子辞書10をユーザが使用する初期の段階でユーザ操作に応じてタッチパネル式表示部17に表示される学習レベル選択画面GLの一例を示す図である。
学習レベル選択画面GLには、電子辞書10を使用するユーザ(学習者)の学習レベルを、例えばユーザの学年に対応した「小学生レベル」または「中学生レベル」または「高校生レベル」の項目から選択するための学習レベル一覧が表示される。
学習レベル選択画面GLに従い選択された学習レベルは、例えば、語学テストの結果のデータや図示しない語学レベル選択画面に従いユーザにより選択された語学レベル<初級/中級/上級>のデータなどと共に、ユーザの学習レベルを示す一つのデータとして学習者レベル記憶エリア22fに記憶される。
このように構成された電子辞書10は、CPU21が検索処理プログラム22a、学習処理プログラム22bおよび各学習コンテンツ22cn…に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べるような、学習機能を実現する。
次に、実施形態に係る電子辞書10の動作について説明する。
図5Aは、電子辞書10の学習処理プログラム22bと英文読解コンテンツ22c4が連携して実行される英文読解学習処理(その1)を示すフローチャートである。
図5Bは、電子辞書10の学習処理プログラム22bと英文読解コンテンツ22c4が連携して実行される英文読解学習処理(その2)を示すフローチャートである。
図6Aは、[ヒストリー]キー14Hの操作に応じて表示される検索履歴画面GHとその画面下部に併せて表示される機能メニューMを示す図である。
図6Bは、英文読解コンテンツ22c4の起動に従い初期表示される英文読解モードのモード選択画面GMを示す図である。
図6Aに示すように、[ヒストリー]キー14Hの操作に応じてタッチパネル式表示部17に表示された検索履歴画面GHの下部の機能メニューMにおいて、機能選択アイコン[英文読解]Reが、矢印Xに示すようにタッチ操作されて指定されると、CPU21は、英文読解コンテンツ22c4を起動する。
英文読解コンテンツ22c4が起動されると、CPU21は、先ず、図6Bに示すように、英文読解モードのモード選択画面GMをタッチパネル式表示部17に表示させる。
モード選択画面GMにおいて、ユーザ操作に応じてカーソルCuを移動させ、モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」、またはモード(2)「文章を読んで学習中の単語の理解を深める」、またはモード(3)「文章を音読して発音を練習する」の何れかの英文読解モードが選択されると、CPU21は、選択された英文読解モード(1)または(2)または(3)のデータを、英文読解モード記憶エリア22hに記憶させる。
CPU21は、学習者レベル記憶エリア22fに記憶されている学習者の語学能力/学習進度に応じた学習レベルを特定し(ステップS1)、英文読解コンテンツ22c4に含まれる読解学習の候補となる文章のリストを取得する(ステップS2)。
CPU21は、取得した文章のリストから、ステップS4以降で実行する文章の評価処理が未だである未評価の文章を1つ選択し(ステップS3)、選択した文章を構成する複数の単語を抽出する(ステップS4)。
CPU21は、抽出した複数の単語の中から1つの単語を処理対象として選択し(ステップS5)、複数の学習者に共通に予め決められている当該単語の標準的な難易度を、単語標準難易度記憶エリア22gから取得する(ステップS6)。
CPU21は、ステップS6にて取得された処理対象の単語の標準的な難易度と、学習者レベル記憶エリア22fに記憶されているユーザ(学習者)の学習レベルとに基づいて、当該単語の当該学習者にとっての推定難易度の指数(A:第1指数)を求める(ステップS7)。
CPU21は、学習コンテンツ記憶エリア22cに記憶されている各学習コンテンツ22cn…および検索履歴(ヒストリー)記憶エリア22eから、処理対象の単語に関する操作履歴を取得し(ステップS8)、取得した操作履歴に基づいて、学習の種類毎の学習進度を示す指数(B:第2指数)(単語毎の語義の学習回数、用例の学習回数、リーディングの学習回数、スピーキングの学習回数など)を求める(ステップS9)。
CPU21は、ステップS7にて求められた処理対象の単語の推定難易度を示す指数(A:第1指数)のデータと、ステップS9にて求められた当該単語の学習の種類毎の学習進度を示す指数(B:第2指数)のデータとを、当該単語に対応付けて単語スコア管理テーブル22iに記憶させる(ステップS10)。
CPU21は、ステップS4にて抽出された複数の単語の中で未処理の単語があるか否かを判定し(ステップS11)、未処理の単語があると判定されると(ステップS11(Yes))、当該未処理の単語を次の処理対象の単語として選択する(ステップS5)。
CPU21は、ステップS5〜S11の処理を繰り返し実行し、ステップS4にて抽出された複数の単語のそれぞれに対応付けて、当該単語の推定難易度を示す指数(A:第1指数)のデータと学習の種類毎の学習進度を示す指数(B:第2指数)のデータとを、単語スコア管理テーブル22iに記憶させる。
ステップS11において、未処理の単語がないと判定されると(ステップS11(No))、CPU21は、英文読解モード記憶エリア22hに記憶されている英文読解モードのデータが、(1)「文章を読んで内容を楽しむ」、または(2)「文章を読んで学習中の単語の理解を深める」、または(3)「文章を音読して発音を練習する」の何れかであるかを判定する(ステップS12)。
<(1)「文章を読んで内容を楽しむ」モード>
英文読解モードのデータが(1)「文章を読んで内容を楽しむ」であると判定されると(ステップS12(1))、CPU21は、ステップS10にて単語スコア管理テーブル22iに記憶された文章内の各単語に対応する推定難易度を示す指数(A:第1指数)と単語習得の学習進度を示す指数(B:第2指数)(ここでは見出し語検索回数)とに基づき、当該各単語に対応する難易度(読み易さ)のスコアを、推定難易度を示す指数(A:第1指数)+単語習得の学習進度を示す指数(B:第2指数)(B=見出し語検索回数×10)により、上限スコアを“100”として推定する。
そしてCPU21は、英文読解モード(1)に対応した計算式(1)[文章内各単語の難易度スコアの総合計/(総単語数×100)]に従い、文章全体の難易度(読み易さ)を示す指数(第3指数)を、文章全体のうちで学習者が読めると推定できる割合として算出する(ステップS13)。
CPU21は、ステップS2にて取得した読解学習の候補となる文章のリストに、未評価の文章があるか否かを判定し(ステップS14)、未評価の文章があると判定されると(ステップS14(Yes))、当該未評価の文章の1つを次の評価対象の文章として選択する(ステップS3)。
CPU21は、選択した評価対象の文章について、ステップS4〜S13の処理に従い、当該文章内の各単語に対応する推定難易度を示す指数(A:第1指数)および学習の種類毎の学習進度を示す指数(B:第2指数)を求めると共に、同各単語に対応する難易度(読み易さ)のスコア[(A)+(B)(B=見出し語検索回数×10)上限“100”]を推定し、計算式(1)[文章内各単語の難易度スコアの総合計/(総単語数×100)]に従い文章全体の難易度(読み易さ)を示す指数(第3指数)を算出する。
この後、ステップS2にて取得した読解学習の候補となる文章のリストに、未評価の文章がないと判定されると(ステップS14(No))、CPU21は、図6Cに示すように、ステップS13にて算出された各文章の難易度(読み易さ)を示す指数(第3指数「わかる単語率」)に基づく優先順位で当該文章のリストをソートし、ソートした文章のリストをユーザ(学習者)に提示する読解文章推奨画面GEを生成してタッチパネル式表示部17に表示させる(ステップS15)。
ここで、読解文章推奨画面GEでは、各文章の難易度(読み易さ)を示す指数(第3指数)に基づく優先順位でソートされた各文章のリストのうち、優先順位一位の文章が、カーソルCuによりデフォルトで選択され、ユーザに提示すべき文章として表示させる。
図6Cは、英文読解モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」に従い表示された読解文章推奨画面GEを示す図である。
読解文章推奨画面GEにおいて、ユーザ任意の文章のコンテンツ名がカーソルCuにより選択されると、CPU21は、選択されたコンテンツ名の文章を読み出し、図6Dに示すように、読み出した文章を文章読解学習画面GSに展開してタッチパネル式表示部17に表示させる。
図6Dは、ユーザ(学習者)により読解学習の対象として選択された文章のコンテンツを展開した文章読解学習画面GSを示す図である。
これにより、ユーザ(学習者)は、英文読解モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」を選択すると、読解学習の候補である文章のリストから、当該学習者にとって読み易く難易度の低い単語で構成された文章を容易に選択することが可能になり、選択した文章を読んで内容を楽しむ読解学習を行なうことができる。
<(2)「文章を読んで学習中の単語の理解を深める」モード>
英文読解モードのデータが(2)「文章を読んで学習中の単語の理解を深める」であると判定されると(ステップS12(2))、CPU21は、ステップS10にて単語スコア管理テーブル22iに記憶された文章内の各単語に対応する推定難易度を示す指数(A:第1指数)と単語習得の学習進度を示す指数(B:第2指数)(ここでは見出し語検索回数とジャンプ検索回数)とに基づき、当該各単語に対応する難易度(学習進度)のスコアを、推定難易度を示す指数(A:第1指数)+単語習得の学習進度を示す指数(B:第2指数)(B=見出し語検索回数×10+ジャンプ検索回数×10)により、上限スコアを“100”として推定する。
そしてCPU21は、英文読解モード(2)に対応した計算式(2)[難易度(学習進度)スコア“100”の単語(習得済み興味なし単語)を対象外とした文章内各単語の難易度(学習進度)スコアの総合計/{(総単語数−対象外単語数)×100}]に従い、文章全体の単語学習に適する度合いを示す指数(第3指数)を、習得済み興味なし単語を除いた文章全体のうちで学習者が興味あると推定できる割合(興味度合い)として算出する(ステップS16)。
CPU21は、ステップS3〜S12→S16→S14の処理を繰り返し、読解学習の候補となる文章のリストから順次選択した評価対象の各文章について、当該文章内の各単語に対応する推定難易度を示す指数(A:第1指数)および学習の種類毎の学習進度を示す指数(B:第2指数)を求めると共に、同各単語に対応する難易度(学習進度)のスコア[(A)+(B)(B=見出し語検索回数×10+ジャンプ検索回数×10)上限“100”]を推定し、計算式(2)[難易度(学習進度)スコア“100”の単語(習得済み興味なし単語)を対象外とした文章内各単語の難易度(学習進度)スコアの総合計/{(総単語数−対象外単語数)×100}]に従い文章全体の単語学習に適する度合いを示す指数(第3指数)を算出する。
この後、読解学習の候補となる文章のリストに、未評価の文章がないと判定されると(ステップS14(No))、CPU21は、ステップS16にて算出された各文章の単語学習に適する度合いを示す指数(第3指数)に基づく優先順位で当該文章のリストをソートし、ソートした文章のリストをユーザ(学習者)に提示する読解文章推奨画面GEを生成してタッチパネル式表示部17に表示させる(ステップS15)。
これにより、ユーザ(学習者)は、英文読解モード(2)「文章を読んで学習中の単語の理解を深める」を選択すると、読解学習の候補である文章のリストから、当該学習者にとって学習中の単語を程よい数だけ含み、それ以外は難易度が低い単語で構成されている文章を、単語学習に適する文章として容易に選択することが可能になり、選択した文章を読んで学習中の単語の理解を深める読解学習を行なうことができる。
<(3)「文章を音読して発音を練習する」モード>
英文読解モードのデータが(3)「文章を音読して発音を練習する」であると判定されると(ステップS12(3))、CPU21は、ステップS10にて単語スコア管理テーブル22iに記憶された文章内の各単語に対応する推定難易度を示す指数(A:第1指数)と発音学習の学習進度を示す指数(B:第2指数)(ここでは音声再生回数)とに基づき、当該各単語に対応する発音難易度(発音し易さ)のスコアを、推定難易度を示す指数(A:第1指数)+発音学習の学習進度を示す指数(B:第2指数)(B=音声再生回数×10)により、上限スコアを“100”として推定する。
そしてCPU21は、英文読解モード(3)に対応した計算式(3)[発音難易度スコア“100”の単語(習得済み興味なし単語)を対象外とした文章内各単語の発音難易度(発音し易さ)スコアの総合計/{(総単語数−対象外単語数)×100}]に従い、文章全体の音読学習に適する度合いを示す指数(第3指数)を、習得済み興味なし単語を除いた文章全体のうちで学習者が発音できると推定できる割合(発音学習の度合い)として算出する(ステップS17)。
CPU21は、ステップS3〜S12→S17→S14の処理を繰り返し、読解学習の候補となる文章のリストから順次選択した評価対象の各文章について、当該文章内の各単語に対応する推定難易度を示す指数(A:第1指数)および学習の種類毎の学習進度を示す指数(B:第2指数)を求めると共に、同各単語に対応する発音難易度(発音し易さ)のスコア[(A)+(B)(B=音声再生回数×10)上限“100”]を推定し、計算式(3)[発音難易度スコア“100”の単語(習得済み興味なし単語)を対象外とした文章内各単語の発音難易度(発音し易さ)スコアの総合計/{(総単語数−対象外単語数)×100}]に従い文章全体の音読学習に適する度合いを示す指数(第3指数)を算出する。
この後、読解学習の候補となる文章のリストに、未評価の文章がないと判定されると(ステップS14(No))、CPU21は、ステップS17にて算出された各文章の音読学習に適する度合いを示す指数(第3指数)に基づく優先順位で当該文章のリストをソートし、ソートした文章のリストをユーザ(学習者)に提示する読解文章推奨画面GEを生成してタッチパネル式表示部17に表示させる(ステップS15)。
これにより、ユーザ(学習者)は、英文読解モード(3)「文章を音読して発音を練習する」を選択すると、読解学習の候補である文章のリストから、当該学習者にとって発音学習中の単語を程よい数だけ含み、それ以外は難易度が低い単語で構成されている文章を、音読学習に適する文章として容易に選択することが可能になり、選択した文章を音読して発音を練習する読解学習を行なうことができる。
(実施形態のまとめ)
実施形態の電子辞書10によれば、読解学習の候補となる文章を構成する複数の単語のそれぞれを対象に、当該単語の、複数の学習者に共通して予め決められている標準的難易度と、ユーザの語学能力/学習進度に応じた学習レベルとに基づいて、当該単語のユーザ(学習者)にとっての推定難易度を示す第1指数(A:高難易度(低理解度)“0”〜低難易度(高理解度)“100”)を求める。また、当該単語に関する学習の種類毎の操作履歴に基づいて、ユーザが選択した読解モード(観点)に応じた学習進度を示す第2指数(B)を、読解モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」である場合は[見出し語検索回数×10]として求め、読解モード(2)「文章を読んで学習中の単語の理解を深める」である場合は[見出し語検索回数×10+ジャンプ検索回数×10]として求め、読解モード(3)「文章を音読して発音を練習する」である場合は[音声再生回数×10]として求める。
そして、読解モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」である場合、各単語の推定難易度を示す第1指数(A)+当該モード(1)での学習進度を示す第2指数(B:[見出し語検索回数×10])により、各単語の難易度スコアを推定すると共に、当該モード(1)での計算式(1)に従い文章の読み易さを示す第3指数を算出し、各文章の読み易さを示す第3指数に基づき当該各文章のリストをソートして表示させる。
また、読解モード(2)「文章を読んで学習中の単語の理解を深める」である場合、各単語の推定難易度を示す第1指数(A)+当該モード(2)での学習進度を示す第2指数(B:[見出し語検索回数×10+ジャンプ検索回数×10])により、各単語の難易度(学習進度)スコアを推定すると共に、当該モード(2)での計算式(2)に従い文章の単語学習に適する度合いを示す第3指数を算出し、各文章の単語学習に適する度合いを示す第3指数に基づき当該各文章のリストをソートして表示させる。
また、読解モード(3)「文章を音読して発音を練習する」である場合、各単語の推定難易度を示す第1指数(A)+当該モード(3)での学習進度を示す第2指数(B:[音声再生回数×10])により、各単語の発音難易度スコアを推定すると共に、当該モード(3)での計算式(3)に従い文章の音読に適する度合いを示す第3指数を算出し、各文章の音読に適する度合いを示す第3指数に基づき当該各文章のリストをソートして表示させる。
これにより、各単語に対する個人の学習度合いが異なる場合であっても、各個人に適した文章を選択して学習することが可能になる。
なお、実施形態の英文読解学習処理では、文章を構成する各単語に対応して、ユーザが選択した読解モード(観点)に応じた学習進度を示す指数(B:第2指数)を求めるのに、読解モード(1)「文章を読んで内容を楽しむ」である場合は[見出し語検索回数×10]、読解モード(2)「文章を読んで学習中の単語の理解を深める」である場合は[見出し語検索回数×10+ジャンプ検索回数×10]、読解モード(3)「文章を音読して発音を練習する」である場合は[音声再生回数×10]、というように、何れも各モードに応じた単語習得の学習の種類とその操作回数に対する重み値を設定しているが、これらの単語習得の学習の種類とその操作回数に対する重み値は、これに限らず、ユーザ(学習者)の学習観点に応じて適宜変化させて設定してよいのは勿論である。
また、各読解モード(1)(2)(3)に応じた文章を選択するための指数(第3指数)を求めるための計算式(1)(2)(3)もこれに限らず、ユーザ(学習者)の様々な学習観点に応じて適切な文章を選択するための指数(第3指数)を導く計算式を構成すればよいのは勿論である。
以上の各実施形態において記載した電子辞書10による各処理の手法、すなわち、図5A,図5Bのフローチャートに示す英文読解学習処理などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカードなど)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの外部記録装置の媒体に格納して配布することができる。そして、電子機器のコンピュータ(CPU)は、この外部記録装置の媒体に記録されたプログラムを記憶装置に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、各実施形態において説明した英文読解学習機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から、前記プログラムのデータを電子機器に取り込んで記憶装置に記憶させ、前述した英文読解学習機能を実現することもできる。
本願発明は、各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
複数の単語それぞれに対して、複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度、特定のユーザの学習レベル、および前記特定のユーザによる各単語を対象とした操作の状況、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記特定のユーザにとっての各単語の難易度に係る指数を求め、
特定の文章に含まれる複数の単語それぞれに対して求められた前記指数に基づいて、前記特定の文章に関する処理を実行する、
ように構成されている学習機器。
[付記2]
前記プロセッサは、
前記特定の文章に含まれる複数の単語に対して、複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度、特定のユーザの学習レベル、および前記特定のユーザによる各単語を対象とした操作の状況に基づいて、各単語に対応する前記指数を求める、
付記1に記載の学習機器。
[付記3]
前記プロセッサは、
複数の単語それぞれに対して、複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度と、前記特定のユーザの学習レベルと、に基づいて、前記特定のユーザにとっての各単語の推定される難易度に係る第1指数を求めるとともに、前記特定のユーザによる各単語を対象とした操作の状況に基づいて、前記特定のユーザにとっての各単語の推定される難易度に係る第2指数を求め、
前記特定の文章に含まれる各単語それぞれに対応する前記第1指数および前記第2指数に基づいて、前記特定の文章に対するユーザの文章処理のための観点に応じた第3指数を求め、
前記第3指数に基づいて前記特定の文章に関する処理を実行する、
付記1または2に記載の学習機器。
[付記4]
複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度が学習レベル毎に予め決められており、
前記プロセッサは、
前記特定のユーザによる複数の単語を対象とする語学テストの結果、または前記特定のユーザによる複数の単語を対象とする語学学習の状況、または予め決められた学習レベルを選択するユーザ操作、に基づいて前記特定のユーザの学習レベルを特定するとともに、前記特定された学習レベルと、学習レベル毎に予め決められている各単語の標準的な難易度と、に基づいて、前記特定された学習レベルの複数のユーザに共通する各単語の難易度として前記第1指数を求める、
付記3に記載の学習機器。
[付記5]
前記プロセッサは、
前記特定の文章に含まれる複数の単語のうち、前記第2指数が求められない単語については、前記第1指数に基づいて前記特定のユーザにとっての難易度を推定する、
付記3または4に記載の学習機器。
[付記6]
前記プロセッサは、
前記特定の文章に含まれる複数の単語のうち、前記第2指数が求められる単語については、前記第2指数に基づいて前記第1指数を補正することにより前記特定のユーザにとっての難易度を推定する、
付記3乃至5のいずれかに記載の学習機器。
[付記7]
前記プロセッサは、
前記特定のユーザによる各単語の理解度を向上させるためのユーザ操作の状況に基づいて前記第2指数を求める、
付記3乃至6のいずれかに記載の学習機器。
[付記8]
前記プロセッサは、
前記特定のユーザによる各単語に関する情報の検索を指示するユーザ操作の状況に基づいて前記第2指数を求める、
付記7に記載の学習機器。
[付記9]
更に、ストレージを備え、
前記ストレージは、ユーザが選択可能な複数の学習レベルそれぞれに対応させて予め各単語に対する第1指数を記憶し、
前記プロセッサは、各単語を対象としたユーザ操作の状況に基づいて各単語に対する第2指数を求め、
前記第1指数と前記第2指数とは、前記文章処理のための観点に応じて互いに正規化された値であり、
前記プロセッサは、各単語の第1指数と第2指数とに基づいて、前記文章処理のための観点に応じた前記第3指数を求める、
付記3乃至8のいずれかに記載の学習機器。
[付記10]
前記文章処理のための観点は、ユーザの各単語に対する難易度または理解度であり、
前記プロセッサは、前記文章に含まれる各単語それぞれの難易度または理解度に関する上限スコアに対する、前記各単語それぞれの第1指数と第2指数とに基づき求めた前記難易度または理解度に関するスコアの割合に基づいて、前記文章に対する第3指数を求める、
付記3乃至9のいずれかに記載の学習機器。
[付記11]
前記各単語に対する第1指数は、前記学習レベル毎に、当該学習レベルのユーザにとって理解度が所定以上であると見做せる単語については上限スコアとする、
付記10に記載の学習機器。
[付記12]
前記プロセッサは、各単語を対象としてユーザが指示した複数の処理それぞれの回数と、各処理に対する前記文章処理のための観点に対応する重み値とに基づいて、各単語の前記文章処理のための観点に対応する前記第2指数を求める、
付記3ないし11のいずれかに記載の学習機器。
[付記13]
前記プロセッサは、更に、複数の文章それぞれに対して求められた前記第3指数に基づく優先順位で、前記複数の文章のリストを選択可能に表示部に表示させる、
付記3ないし12のいずれかに記載の学習機器。
[付記14]
前記プロセッサは、更に、複数の文章それぞれに対して求められた前記第3指数に基づいて、複数の文章の中からユーザに提示する文章を選択する、
付記3ないし13のいずれかに記載の学習機器。
[付記15]
前記文章処理のための観点は、複数の観点の中からユーザ操作に応じて選択可能であり、
前記選択された観点に応じて、前記第2指数および前記第3指数を求める方法が異なる、
付記3ないし14のいずれかに記載の学習機器。
[付記16]
前記プロセッサは、更に、複数の文章のリストそれぞれに対応付けて、選択された第1観点に応じて求められた前記第3指数と、選択された第2観点に応じて求められた前記第3指数と、を表示させる、
付記15に記載の学習機器。
[付記17]
前記第1観点はユーザの難易度または理解度であり、前記第2観点はユーザの興味の度合いまたは学習の度合いである、
付記16に記載の学習機器。
[付記18]
電子機器のプロセッサにより、
複数の単語それぞれに対して、複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度、特定のユーザの学習レベル、および前記特定のユーザによる各単語を対象とした操作の状況、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記特定のユーザにとっての各単語の難易度に係る指数を求め、
特定の文章に含まれる複数の単語それぞれに対して求められた前記指数に基づいて、前記特定の文章に関する処理を実行する、
ようにした学習方法。
[付記19]
電子機器のプロセッサを、
複数の単語それぞれに対して、複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度、特定のユーザの学習レベル、および前記特定のユーザによる各単語を対象とした操作の状況、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記特定のユーザにとっての各単語の難易度に係る指数を求め、
特定の文章に含まれる複数の単語それぞれに対して求められた前記指数に基づいて、前記特定の文章に関する処理を実行する、
ように機能させるためのプログラム。
10 …電子辞書(学習機器)
14 …キー入力部(キーボード)
14a…[ホーム]キー
14b…機能指定キー
14c…文字入力キー
14d…[訳/決定]キー
14e…[戻る/リスト]キー
14f…カーソルキー
14J…[ジャンプ]キー
14S…[音声]キー
14H…[ヒストリー]キー
15 …音声出力部(スピーカ)
16 …音声入力部(マイク)
17 …タッチパネル式表示部(ディスプレイ)
21 …CPU(プロセッサ)
22 …記憶部(ストレージ)
22a…検索処理プログラム
22b…学習処理プログラム
22c…学習コンテンツ記憶エリア
22c1…単語学習コンテンツ
22c2…文法学習コンテンツ
22c3…発音学習コンテンツ
22c4…英文読解コンテンツ
22d…辞書データ記憶エリア
22e…検索履歴記憶エリア
22f…学習者レベル(語学能力/学習進度)記憶エリア
22g…単語標準難易度記憶エリア
22h…英文読解モード記憶エリア
22i…単語スコア管理テーブル
23 …外部記録媒体(ストレージ)
24 …記録媒体読取部
25 …通信部
30 …Webサーバ
N …通信ネットワーク(インターネット)

Claims (19)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    複数の単語それぞれに対して、複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度、特定のユーザの学習レベル、および前記特定のユーザによる各単語を対象とした操作の状況、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記特定のユーザにとっての各単語の難易度に係る指数を求め、
    特定の文章に含まれる複数の単語それぞれに対して求められた前記指数に基づいて、前記特定の文章に関する処理を実行する、
    ように構成されている学習機器。
  2. 前記プロセッサは、
    前記特定の文章に含まれる複数の単語に対して、複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度、特定のユーザの学習レベル、および前記特定のユーザによる各単語を対象とした操作の状況に基づいて、各単語に対応する前記指数を求める、
    請求項1に記載の学習機器。
  3. 前記プロセッサは、
    複数の単語それぞれに対して、複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度と、前記特定のユーザの学習レベルと、に基づいて、前記特定のユーザにとっての各単語の推定される難易度に係る第1指数を求めるとともに、前記特定のユーザによる各単語を対象とした操作の状況に基づいて、前記特定のユーザにとっての各単語の推定される難易度に係る第2指数を求め、
    前記特定の文章に含まれる各単語それぞれに対応する前記第1指数および前記第2指数に基づいて、前記特定の文章に対するユーザの文章処理のための観点に応じた第3指数を求め、
    前記第3指数に基づいて前記特定の文章に関する処理を実行する、
    請求項1または2に記載の学習機器。
  4. 複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度が学習レベル毎に予め決められており、
    前記プロセッサは、
    前記特定のユーザによる複数の単語を対象とする語学テストの結果、または前記特定のユーザによる複数の単語を対象とする語学学習の状況、または予め決められた学習レベルを選択するユーザ操作、に基づいて前記特定のユーザの学習レベルを特定するとともに、前記特定された学習レベルと、学習レベル毎に予め決められている各単語の標準的な難易度と、に基づいて、前記特定された学習レベルの複数のユーザに共通する各単語の難易度として前記第1指数を求める、
    請求項3に記載の学習機器。
  5. 前記プロセッサは、
    前記特定の文章に含まれる複数の単語のうち、前記第2指数が求められない単語については、前記第1指数に基づいて前記特定のユーザにとっての難易度を推定する、
    請求項3または4に記載の学習機器。
  6. 前記プロセッサは、
    前記特定の文章に含まれる複数の単語のうち、前記第2指数が求められる単語については、前記第2指数に基づいて前記第1指数を補正することにより前記特定のユーザにとっての難易度を推定する、
    請求項3乃至5のいずれか一項に記載の学習機器。
  7. 前記プロセッサは、
    前記特定のユーザによる各単語の理解度を向上させるためのユーザ操作の状況に基づいて前記第2指数を求める、
    請求項3乃至6のいずれか一項に記載の学習機器。
  8. 前記プロセッサは、
    前記特定のユーザによる各単語に関する情報の検索を指示するユーザ操作の状況に基づいて前記第2指数を求める、
    請求項7に記載の学習機器。
  9. 更に、ストレージを備え、
    前記ストレージは、ユーザが選択可能な複数の学習レベルそれぞれに対応させて予め各単語に対する第1指数を記憶し、
    前記プロセッサは、各単語を対象としたユーザ操作の状況に基づいて各単語に対する第2指数を求め、
    前記第1指数と前記第2指数とは、前記文章処理のための観点に応じて互いに正規化された値であり、
    前記プロセッサは、各単語の第1指数と第2指数とに基づいて、前記文章処理のための観点に応じた前記第3指数を求める、
    請求項3乃至8のいずれか一項に記載の学習機器。
  10. 前記文章処理のための観点は、ユーザの各単語に対する難易度または理解度であり、
    前記プロセッサは、前記文章に含まれる各単語それぞれの難易度または理解度に関する上限スコアに対する、前記各単語それぞれの第1指数と第2指数とに基づき求めた前記難易度または理解度に関するスコアの割合に基づいて、前記文章に対する第3指数を求める、
    請求項3乃至9のいずれか一項に記載の学習機器。
  11. 前記各単語に対する第1指数は、前記学習レベル毎に、当該学習レベルのユーザにとって理解度が所定以上であると見做せる単語については上限スコアとする、
    請求項10に記載の学習機器。
  12. 前記プロセッサは、各単語を対象としてユーザが指示した複数の処理それぞれの回数と、各処理に対する前記文章処理のための観点に対応する重み値とに基づいて、各単語の前記文章処理のための観点に対応する前記第2指数を求める、
    請求項3ないし11のいずれか一項に記載の学習機器。
  13. 前記プロセッサは、更に、複数の文章それぞれに対して求められた前記第3指数に基づく優先順位で、前記複数の文章のリストを選択可能に表示部に表示させる、
    請求項3ないし12のいずれか一項に記載の学習機器。
  14. 前記プロセッサは、更に、複数の文章それぞれに対して求められた前記第3指数に基づいて、複数の文章の中からユーザに提示する文章を選択する、
    請求項3ないし13のいずれか一項に記載の学習機器。
  15. 前記文章処理のための観点は、複数の観点の中からユーザ操作に応じて選択可能であり、
    前記選択された観点に応じて、前記第2指数および前記第3指数を求める方法が異なる、
    請求項3ないし14のいずれか一項に記載の学習機器。
  16. 前記プロセッサは、更に、複数の文章のリストそれぞれに対応付けて、選択された第1観点に応じて求められた前記第3指数と、選択された第2観点に応じて求められた前記第3指数と、を表示させる、
    請求項15に記載の学習機器。
  17. 前記第1観点はユーザの難易度または理解度であり、前記第2観点はユーザの興味の度合いまたは学習の度合いである、
    請求項16に記載の学習機器。
  18. 電子機器のプロセッサにより、
    複数の単語それぞれに対して、複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度、特定のユーザの学習レベル、および前記特定のユーザによる各単語を対象とした操作の状況、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記特定のユーザにとっての各単語の難易度に係る指数を求め、
    特定の文章に含まれる複数の単語それぞれに対して求められた前記指数に基づいて、前記特定の文章に関する処理を実行する、
    ようにした学習方法。
  19. 電子機器のプロセッサを、
    複数の単語それぞれに対して、複数のユーザに共通する各単語の標準的な難易度、特定のユーザの学習レベル、および前記特定のユーザによる各単語を対象とした操作の状況、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記特定のユーザにとっての各単語の難易度に係る指数を求め、
    特定の文章に含まれる複数の単語それぞれに対して求められた前記指数に基づいて、前記特定の文章に関する処理を実行する、
    ように機能させるためのプログラム。
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