JP2024035403A - 学習支援装置、学習支援システム、学習支援方法およびプログラム - Google Patents

学習支援装置、学習支援システム、学習支援方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに単語をより効果的に学習させる学習支援装置を提供する。【解決手段】単語の問題を出題する場合に、正解単語の文字数分の隠し文字“?”を並べたヒント文字列“?…?”をヒント領域HAに表示させ、ヒント文字列の何れかの隠し文字“?”がユーザに指定されると、指定された隠し文字“?”を正解文字(ヒント文字)に置き換えた仮ヒント文字列を生成する。仮ヒント文字列に合致する単語を辞書データベースから検索し、検索した単語の数(合致単語数)が規定数以下にならない場合、仮ヒント文字列を次のヒント文字列としてヒント領域HAに表示させユーザにヒントを与える。解答領域AEに入力された単語が正解単語と一致する正解か又は一致しない不正解かで採点すると共に、正解でも表示中のヒント文字列に含まれるヒント文字数(または合致単語数)に応じて、ヒント文字数が増加するほど(合致単語数が減少するほど)減点して採点する。【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、学習支援装置、学習支援システム、学習支援方法およびプログラムに関する。
従来の学習装置において、語学の学習者に正解の単語を当てさせる問題を出題する場合に、正解の単語の一部の文字をヒントとして表示し、所定の操作が行われる毎に、ヒントとして表示する文字を増やしていくことで、学習者の学習意欲を向上させることが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-065169号公報
語学の学習に限らず、数学の学習などにおいて、学習者に正解の公式などの計算式を当てさせる問題を出題する場合のヒント表示についても同様であり、ヒント表示によってユーザにより効果的に学習させることが望まれている。
本発明が解決しようとする課題は、問題のヒントを表示することによってユーザにより効果的に学習させることが可能になる学習支援装置、学習支援システム、学習支援方法およびプログラムを提供することにある。
本発明に係る学習支援装置は、
ユーザに文字列を解答させる問題を出題し、
出題した前記問題の正解となる正解文字列を構成する文字の一部を前記問題のヒントとして出力する場合に、
前記ヒントとして出力する文字であるヒント文字が合致する、前記正解文字列および前記正解文字列以外の解答候補となる文字列を含む合致文字列の数に基づいて、前記ヒント文字の出力を制御する、制御部を備える。
本発明によれば、問題のヒントを表示することによってユーザにより効果的に学習させることが可能になる。
本発明の学習支援装置、学習支援システム、学習支援方法およびプログラムの実施形態に係る電子辞書10の外観構成を示す図。 電子辞書10の電子回路の構成を示すブロック図。 電子辞書10のテスト問題コンテンツ(22c)による単語テスト処理(テストモード(1))を示すフローチャート。 電子辞書10の単語テスト処理(テストモード(1))に従った表示動作を示す図。 電子辞書10の単語テスト処理(テストモード(1))に従い出題画面Gのヒント領域HAに表示されるヒント文字列の表示動作を示す図。 電子辞書10のテスト問題コンテンツ(22c)または学習問題コンテンツ(22d)に応じた単語出題処理を示すフローチャート。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(実施形態の構成)
図1は、本発明の学習支援装置、学習支援システム、学習支援方法およびプログラムの実施形態に係る電子辞書10の外観構成を示す図である。
電子辞書10(学習支援装置)は、以下に説明する専用の電子辞書として構成されるか、辞書検索機能を備えたタブレット型のPDA(personal digital assistants)、PC(personal computer)、携帯電話、電子ブック、携帯ゲーム機などとして構成される。
電子辞書10は、その本体ケース11と蓋体ケース12とがヒンジ部13を介して展開/閉塞可能な折り畳み型ケースを備えて構成される。折り畳み型ケースを展開した本体ケース11の表面には、[ホーム]キー14a、機能指定キー14b、文字入力キー14c、[決定]キー14d、[戻る]キー14e、カーソルキー14f、[シフト]キー14g、などを含むキー入力部(キーボード)14、音声出力部15、および音声入力部16が設けられる。
また、蓋体ケース12の表面には、タッチパネル式表示部(ディスプレイ)17が設けられる。タッチパネル式表示部17は、ユーザがタッチペンPや指などでタッチした位置を検出するタッチ位置検出装置と表示装置が一体となった構造であり、バックライト付きのカラー液晶表示画面に透明タッチパネルを重ねて構成される。
タッチパネル式表示部17の右端には、キー入力部14における一部のキーの押下操作や電子辞書10の一部の機能の指定操作を、タッチ操作により行うためのタッチアイコン([ホーム]アイコン、[機能メニュー]アイコンなど)が表示されるタッチアイコン領域17Aが設けられる。
なお、タッチペンPは、矢印xに示すように、本体ケース11に対し、その右側面に設けた開口部から挿入されて収容される。
キー入力部14の機能指定キー14bは、各キーに表記されている辞書コンテンツ([大百科事典][百科事典]など)、辞書コンテンツのカテゴリ([国語][古語][漢和][英和]など)、[コンテンツ一覧]、ツールの一つのカテゴリ[学習帳]を、それぞれ直接指定するためのキーである。
また、キー入力部14のキーは、[シフト]キー14gが操作された後に続けて操作されることで、そのキートップに枠囲み無しで記載されたキー機能ではなく、枠囲みして記載されたキーとして機能できるようになっている。
実施形態の電子辞書10は、ユーザに対し正解の単語(正解単語)(正解文字列)を解答させる単語の問題の出題機能を有し、当該出題機能は、採点のあるテストとして出題するテスト問題コンテンツ(テスト問題アプリ)、採点のない正誤の学習として出題する学習問題コンテンツ(学習問題アプリ)により実現してよい。
また、単語の問題の出題機能は、正解単語の一部の文字(正解文字)をヒントとして表示させる機能を含み、さらに単語毎にヒントとして表示させる正解文字の文字数の上限を制御する機能を含む。
図1に示す電子辞書10では、正解単語が“create”である出題画面Gにおいて、ヒント領域HAにヒント文字列“c??a??”(正解単語の文字数分の隠し文字“?”を並べた最初のヒント文字列“??????”のうち2文字を正解文字に置き換えたヒント文字列)を表示させた状態を示している。QAは正解単語の意味を問題として表示させる問題領域、AEはユーザに解答を入力させる解答領域である。
図2は、電子辞書10の電子回路の構成を示すブロック図である。
電子辞書10の電子回路は、コンピュータである制御部(CPU:Central Processing Unit)21を備える。
制御部21は、フラッシュROMなどの記憶部(ストレージ)22に予め記憶された辞書制御プログラム22a、あるいはメモリカードなどの外部記録媒体23から記録媒体読取部24により読み取られて記憶部22に記憶された辞書制御プログラム22a、あるいは通信ネットワークN上のWebサーバ(ここではプログラムサーバ)30から通信部25を介してダウンロードされ記憶部22に記憶された辞書制御プログラム22a、に従って回路各部の動作を制御する。
制御部21には、データ及び制御バスを介して、記憶部22、記録媒体読取部24、通信部25を接続するほか、キー入力部14、音声出力部15、音声入力部16、タッチパネル式表示部17、を接続する。
記憶部22は、辞書制御プログラム22aを記憶するプログラム記憶領域のほか、辞書データ記憶領域22b、テスト問題データ記憶領域22c、学習問題データ記憶領域22d、解答データ記憶領域22e、テストモードデータ記憶領域22f、学習モードデータ記憶領域22g、ヒント表示文字設定データ記憶領域22h、作業データ記憶領域22iなどを備える。
辞書制御プログラム22aは、電子辞書10の全体の動作を司るシステムプログラム、通信部25を介して外部の電子機器と通信接続するためのプログラム、辞書データ記憶領域22bに記憶されている各種の辞書データに基づいて見出し語検索を行なうためのプログラム、テスト問題データ記憶領域22cに記憶されている各種のテスト問題コンテンツや学習問題データ記憶領域22dに記憶されている各種の学習問題コンテンツと連携して、問題の出題、ヒント文字列の表示、解答の判定、解答の採点などを行なうためのプログラムなどを含む。
辞書データ記憶領域22bは、例えば、国語1事典、国語2事典、英和1辞典、英和2事典、和英辞典などの各種の辞書データ(辞書コンテンツ)を記憶する。
テスト問題データ記憶領域22cは、正解単語を解答させる単語の問題を、採点のあるテストとして出題するテスト問題コンテンツのデータを記憶する。テスト問題コンテンツは、正解単語の意味を問題として単語を解答させる訳語問題、文章中の空白に当て嵌まる単語を解答させる穴埋問題、正解単語の反対語を問題として単語を解答させる反対語問題など、各種のテスト問題コンテンツがあって、そのそれぞれが例えば学習レベルの異なる複数のテスト問題コンテンツを含んでよい。
学習問題データ記憶領域22dは、正解単語を解答させる単語の問題を、採点のない正誤の学習として出題する学習問題コンテンツのデータを記憶する。学習問題コンテンツもテスト問題コンテンツと同様に、訳語問題、穴埋問題、反対語問題など、各種の学習問題コンテンツがあって、そのそれぞれが例えば学習レベルの異なる複数の学習問題コンテンツを含んでよい。
解答データ記憶領域22eは、出題された問題の解答が入力された(図1参照:出題画面Gの解答領域AEに解答が入力された)場合に、そのときヒント領域HAに表示させているヒント文字列と入力された単語(入力単語)を記憶(記録)する。
テストモードデータ記憶領域22fは、テスト問題コンテンツ(22c)に従い単語のテストを行なう場合に、ヒント文字列の内容に応じて重み付けした採点をするか否かと、ヒントとして表示させる正解文字の文字数の制限方法とに応じて選択されるテストモード(例えば、テストモード(1)~(4))を示すテストモードデータを記憶する。
学習モードデータ記憶領域22gは、学習問題コンテンツ(22d)に従い単語の学習を行なう場合に、ヒント文字列に表示させる正解文字(ヒント文字)の表示方法に応じて選択される学習モード(例えば、学習モード(1)~(4))を示す学習モードデータを記憶する。
ヒント表示文字設定データ記憶領域22hは、例えばテスト問題コンテンツ(22c)に従い単語のテストを行なう場合のヒントとして表示させる正解文字(ヒント文字)の文字数の上限を、単語毎に予め設定して記憶する。ヒント文字列において、隠し文字“?”に置き換えて表示させるヒント文字の文字数が増えるほど、表示させたヒント文字列に合致する単語(合致単語(合致文字列))の数は少なくなり、ユーザによって正解単語を解答するのが容易になる。このため、解答が容易になり過ぎないようにヒント文字の文字数(ヒント文字数)の上限を単語毎に設定する。
なお、ヒント文字列を表示させる場合のヒント文字数の上限は、ヒント表示文字設定データ記憶領域22hに予め設定して記憶してよいが、次に表示させるヒント文字を決定する毎に、表示済みのヒント文字に当該次のヒント文字を含めたヒント文字列(仮ヒント文字列)に合致する単語(正解単語および正解単語以外の解答候補となる単語を含む合致単語)を辞書データベース(22b)から検索し、合致する単語の数(合致単語数)が設定した規定数以下にならないように(規定数を上回るように)制限してよい。規定数以下にならない場合には仮ヒント文字列を次のヒント文字列として表示させ、規定数以下になる場合には次のヒント文字列の表示を停止し、表示済みのヒント文字列に含まれるヒント文字数が上限になる。
また、ヒント文字数の上限が定まる合致単語数の規定数は、ユーザの学習レベルに応じて、例えば学習レベルが高い場合には多く(5個など)、学習レベルが低い場合には少なく(2個など)設定してよい。すなわち、出題されるある単語において、ヒント文字数の上限は、ユーザの学習レベルが高い場合には少なく定まり、低い場合には多く定まる。
なお、ユーザの学習レベルは、ユーザ操作に応じて設定されてもよいし、問題コンテンツ(22c,22d)に予め設定されていてもよい。
作業データ記憶領域22iは、制御部21による辞書制御プログラム22aに従った回路各部の動作の制御に伴い、ユーザ操作に応じて入力されたデータや制御部21により取得あるいは生成されるなどした各種のデータが必要に応じて一時記憶(保持)される。
このように構成された電子辞書10は、制御部21が辞書制御プログラム22aに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べるような、辞書検索機能および単語の問題の出題機能を含む各種の機能を実現する。
(実施形態の動作)
次に、実施形態に係る電子辞書10の動作について説明する。
<第1実施形態>
図3は、電子辞書10のテスト問題コンテンツ(22c)による単語テスト処理(テストモード(1))を示すフローチャートである。
図4は、電子辞書10の単語テスト処理(テストモード(1))に従った表示動作を示す図である。
図5は、電子辞書10の単語テスト処理(テストモード(1))に従い出題画面Gのヒント領域HAに表示されるヒント文字列の表示動作を示す図である。
例えば、機能指定キー14bの[コンテンツ一覧]キーの操作に応じてタッチパネル式表示部17に表示させたコンテンツ一覧の中から、任意の種類(ここでは、英単語の訳語問題)のテスト問題コンテンツを選択すると、制御部21は、図4の(A)に示すように、選択されたテスト問題コンテンツに含まれる最初の問題の出題画面Gをタッチパネル式表示部17に表示させる(ステップS1)。
図4の(A)では、出題画面Gの問題領域QAに、正解単語“create”(正解文字列)の意味「[動詞編]…を創り出す;…を引き起こす」を問題として表示させた例を示している。
制御部21は、正解単語“create”の文字数[6]を取得し(ステップS2)、取得した文字数分(6文字分)の任意の文字(ここでは“?”)を並べたものをヒント文字列“??????”として設定する(ステップS3)。
そして、ヒント文字列“??????”の任意文字“?”を隠し部分として出題画面Gのヒント領域HAに表示させる(ステップS4)。
この際、ユーザには、正解単語の文字数が6文字であることがヒントとして得られる。
制御部21は、出題画面Gの解答領域AEに単語が入力されたか否かを判定する(ステップS5)。
ここで、解答領域AEに単語が入力されることなく、ヒント領域HAに表示されているヒント文字列“??????”のうち任意の隠し部分(隠し文字“?”)がタッチ操作されて指定されると(ステップS5(No)→S6(Yes))、制御部21は、ヒント文字列のタッチされた隠し部分を正解文字に置き換えて仮ヒント文字列を生成し、仮ヒント文字列を作業データ記憶領域22iに一時記憶させて保持する(ステップS9)。なお、表示されているヒント文字列“??????”に対する隠し部分の指定は、タッチ操作による指定に限らず、カーソルキー14fと[決定]キー14dを使用したカーソル操作による指定であってよい。
ここでは、図5の(A)の矢印T1に示すように、ヒント文字列“??????”の1文字目(先頭)の隠し部分が指定され、正解文字“c”に置き換えられた仮ヒント文字列“c?????”が生成されたと仮定する。
制御部21は、仮ヒント文字列“c?????”に合致する単語(1文字目“c”で6文字の単語)を、辞書データベース(辞書データ記憶領域22b)の辞書(例えば[英和1事典])のデータから検索し(ステップS10)、合致単語数が設定した規定数以下であるか否かを判定する(ステップS11)。
ここでの規定数は、選択されたテスト問題コンテンツ(22c)の学習レベル[低]に対応して2個に設定されていると仮定する。
そして、仮ヒント文字列“c?????”の合致単語数が規定数(2個)以下ではない(規定数より多い)と判定された場合には(ステップS11(No))、制御部21は、当該仮ヒント文字列をヒント文字列とし(ステップS12)、図4の(B)および図5の(B)に示すように、同ヒント文字列“c?????”をヒント領域HAに表示させる(ステップS4)。
この際、ユーザには、6文字である正解単語の1文字目が“c”であることが更なるヒントとして得られる。
ここで更に、解答領域AEに単語が入力されることなく、図5の(B)の矢印T2に示すように、ヒント領域HAに表示されているヒント文字列“c?????”のうち4文字目の隠し部分がタッチされると(ステップS5(No)→S6(Yes))、制御部21は、タッチされた4文字目の隠し部分も追加で正解文字“a”に置き換えた仮ヒント文字列“c??a??”を生成し、作業データ記憶領域22iに一時記憶させて保持する(ステップS9)。
制御部21は、前回同様に、仮ヒント文字列“c??a??”に合致する単語(1文字目“c”4文字目“a”で6文字の単語)を、辞書データベース(22b)から検索し(ステップS10)、合致単語数が規定数(2個)以下ではないと判定すると(ステップS11(No))、当該仮ヒント文字列をヒント文字列とし(ステップS12)、図4の(C)および図5の(C)に示すように、同ヒント文字列“c??a??”をヒント領域HAに表示させる(ステップS4)。
この際、ユーザには、6文字である正解単語の1文字目が“c”で4文字目が“a”であることが更なるヒントとして得られる。
この後、更に図5の(C)の矢印T3に示すように、ヒント領域HAに表示されているヒント文字列“c??a??”のうち6文字目(末尾)の隠し部分がタッチされると(ステップS5(No)→S6(Yes))、制御部21は、タッチされた6文字目の隠し部分も追加で正解文字“e”に置き換えた仮ヒント文字列“c??a?e”を生成し(ステップS9)、同仮ヒント文字列“c??a?e”に合致する単語を、辞書データベース(22b)から検索する(ステップS10)。
そしてまた、合致単語数が規定数(2個)以下ではないと判定すると(ステップS11(No))、当該仮ヒント文字列をヒント文字列とし(ステップS12)、図4の(D)および図5の(D)に示すように、同ヒント文字列“c??a?e”をヒント領域HAに表示させる(ステップS4)。
この際、ユーザには、6文字である正解単語の1文字目が“c”で4文字目が“a”で6文字目が“e”であることが更なるヒントとして得られる。
この後更に、図5の(D)の矢印T4に示すように、ヒント領域HAに表示されているヒント文字列“c??a?e”の5文字目の隠し部分がタッチされた場合に(ステップS5(No)→S6(Yes))、制御部21は、前回同様に、タッチされた5文字目の隠し部分も追加で正解文字“t”に置き換えた仮ヒント文字列“c??ate”を生成し(ステップS9)、同仮ヒント文字列に合致する単語を、辞書データベース(22b)から検索する(ステップS10)。
ここで、仮ヒント文字列“c??ate”の合致単語数が規定数(2個)以下になったと判定されると(ステップS11(Yes))、制御部21は、仮ヒント文字列を次のヒント文字列として表示させるのを停止し、図5の(E)に示すように、更なるヒントを追加して与えることができないことをユーザに通知するメッセージ「これ以上は隠し部分を表示できません」Mをヒント領域HAに表示させる(ステップS13)。
ヒント領域HAに表示させたヒント文字列に基づいて、ユーザ操作に従い、問題の解答となる単語が解答領域AEに入力されると(ステップS5(Yes))、制御部21は、出題中の問題番号に対応付けて、そのときヒント領域HAに表示させているヒント文字列(ここでは“c??a?e”)と解答領域AEに入力された単語(入力単語)とを、解答データ記憶領域22eに記憶させて記録する(ステップS7)。
制御部21は、出題画面Gに表示させている問題が、選択されたテスト問題コンテンツ(22c)の最後の問題であるか否かにより、全ての問題を終了か否かを判定する(ステップS8)。
全ての問題を終了していないと判定した場合(ステップS8(No))、制御部21は、選択されたテスト問題コンテンツに含まれる次の問題の出題画面Gをタッチパネル式表示部17に表示させ、当該次の問題をユーザに解答させるべく、前述同様に、ステップS1~S13の処理を繰り返す。
この後、制御部21により全ての問題を終了したと判定した場合(ステップS8(Yes))、制御部21は、解答データ記憶領域22eに記録された各問題の解答である入力単語とその解答時点でユーザに与えられたヒント文字列とに基づき、各問題の解答を採点する。各問題の解答の採点は、入力単語が正解単語と一致するか否かにより正解または不正解に対応する採点を行なうと共に、正解に対応する採点は、その解答時点でのヒント文字列に含まれるヒント文字数(またはヒント文字列の合致単語数)に応じて重み付けして(減点して)採点する(ステップS14)。
例えば、ある単語の問題に与えられた点数(満点)に対して、ヒント文字列にヒント文字(正解文字)が含まれないヒント文字数が“0”で正解の場合は満点として採点し、正解であってもヒント文字列にヒント文字(正解文字)が含まれる場合はヒント文字数の増加に応じて満点を減点して採点する。または正解であってもヒント文字列にヒント文字(正解文字)が含まれる場合は当該ヒント文字列の合致単語数の減少に応じて満点を減点して採点する。
なお、ヒント文字数の増加に応じた減点の幅や合致単語数の減少に応じた減点の幅は、問題となる単語毎に設定してよいし各単語に一律に設定してもよい。
制御部21は、ステップS14にて採点した今回ユーザが選択して行なったテスト問題コンテンツ(22c)の採点結果を、タッチパネル式表示部17に表示させてユーザに通知する(ステップS15)。
採点結果は、例えば問題となる単語毎のヒント文字数(または合致単語数)および採点と、全ての問題の合計の採点を含んでよい。
(第1実施形態のまとめ)
第1実施形態の電子辞書10によれば、単語の問題を出題する場合に、正解単語(正解文字列)の文字数分の任意文字“?”を隠し文字として並べたヒント文字列“?…?”をヒント領域HAに表示させ、解答領域AEに解答としての単語が入力されることなく、ヒント文字列の何れかの隠し文字(隠し部分)“?”がユーザに指定されると、指定された隠し文字“?”を正解文字(ヒント文字)に置き換えた仮ヒント文字列を生成する。そして、仮ヒント文字列に合致する単語を辞書データベース(22b)から検索し、検索された単語の数(合致単語数)が規定数以下にならない場合(規定数を上回る場合)には、仮ヒント文字列を次のヒント文字列としてヒント領域HAに表示させユーザにヒントを与える。
この後、指定された隠し文字“?”を正解文字(ヒント文字)に置き換えた仮ヒント文字列の合致単語数が規定数以下に少なくなった場合には、次のヒント文字列は表示させず、更なるヒントを与えることができないことをユーザに通知するメッセージMをヒント領域HAに表示させる。
解答領域AEに単語が入力されると、入力された単語が正解単語と一致する正解かまたは一致しない不正解かで採点すると共に、正解であっても、そのとき表示されているヒント文字列に含まれるヒント文字数(またはヒント文字列の合致単語数)に応じて、ヒント文字数が増加するほど(または合致単語数が減少するほど)減点して採点する。
これにより、ユーザは、正解単語が直ぐには分からない問題であっても、ヒント文字列に段階的に表示させるヒント文字(正解文字)によりヒントを得つつ、正解単語の記憶を呼び起こして解答できる。しかも、ヒント文字列に表示させるヒント文字の文字数(ヒント文字数)は、正解単語と一致するまで無制限で表示させるのではなく、ヒント文字列の合致単語数が規定数以下にならないように制限するので、テスト問題コンテンツ(22c)の単語のテストとしての有効性を維持できる。さらに、解答の採点は、ユーザが解答を入力したときのヒント文字列に含まれるヒント文字数(またはヒント文字列の合致単語数)に応じて減点して採点するので、ヒントを表示させる単語のテストであっても、ユーザの能力に応じた採点が可能になる。
よって、第1実施形態の電子辞書10によれば、ユーザに単語をより効果的に学習させることが可能になる。
なお、第1実施形態の電子辞書10による単語テスト処理(テストモード(1))(図3参照)では、単語のテストを行なう場合を考慮して、ヒント文字数の制限と、ヒント文字数(または合致単語数)に応じた重み付け(減点)の採点と、の両方を行なうようにしたが、以下の第2実施形態で説明するように、例えばユーザによる選択に応じてその何れか一方を行なうようにしてもよい。
また、以下の第2実施形態で説明するように、採点を考慮しない学習問題コンテンツ(22d)では、例えばユーザによる選択に応じて、ヒント文字列に含ませるヒント文字(正解文字)の表示方法を変更できるようにしてもよい。
<第2実施形態>
図6は、電子辞書10のテスト問題コンテンツ(22c)または学習問題コンテンツ(22d)に応じた単語出題処理を示すフローチャートである。
例えば、機能指定キー14bの[コンテンツ一覧]キーの操作に応じてタッチパネル式表示部17に表示させたコンテンツ一覧の中から、任意の種類(ここでは、英単語の訳語問題)のテスト問題コンテンツ(22c)が選択されると(ステップS21<テスト>)、制御部21は、選択されたテスト問題コンテンツ(22c)において重み付けの採点を行なうか否かをユーザに選択させる選択項目、例えば[重み付け採点:あり/無し]を表示部17に表示させる(ステップS22)。
ここで、選択項目[重み付け採点:無し]が選択されると(ステップS22(No))、制御部21は、ヒント文字を表示する場合に、合致単語数が規定数以下になるように制限するテストモード(2)を選択し、選択したテストモード(2)のデータをテストモードデータ記憶領域22fに記憶させる(ステップS24b)。
制御部21は、テストモード(2)に応じた単語テスト処理を実行する(ステップS25)。テストモード(2)の単語テスト処理は、図3を参照して説明した第1実施形態の単語テスト処理(テストモード(1))に含まれる各処理のうち、ステップS7では解答領域AEに入力された単語(入力単語)を解答データ記憶領域22eに記憶させ(ヒント文字列は記憶しない)、ステップS14では各問題の解答を解答データ記憶領域22eに記憶された入力単語が正解単語に一致するか否かにより採点する(ヒント文字列に応じた採点の重み付けはしない)ことで実行する。
一方、ステップS22において、選択項目[重み付け採点:あり]が選択されると(ステップS22(Yes))、制御部21は、ヒント文字数の制限方法について、合致単語数が規定数以下にならないように制限する[制限あり]と、制限しない[制限無し]と、正解単語に対するヒント文字の割合で制限する[ヒント文字の割合]と、を含む選択項目[制限あり][制限無し][ヒント文字の割合]を表示部17に表示させる(ステップS23)。
[制限あり]が選択されると(ステップS23<あり>)、制御部21は、ヒント文字を表示する場合に、合致単語数が規定数以下になるように制限し、ヒント文字数(または合致単語数)に応じて採点を重み付けするテストモード(1)を選択し、選択したテストモード(1)のデータをテストモードデータ記憶領域22fに記憶させる(ステップS24a)。
制御部21は、第1実施形態で説明した単語テスト処理(テストモード(1))を実行する(ステップS25)。
また、[制限無し]が選択されると(ステップS23<無し>)、制御部21は、ヒント文字を表示する場合に、合致単語数に応じたヒント文字数の制限はしないが、ヒント文字数(または合致単語数)に応じて採点を重み付けするテストモード(3)を選択し、選択したテストモード(3)のデータをテストモードデータ記憶領域22fに記憶させる(ステップS24c)。
制御部21は、テストモード(3)に応じた単語テスト処理を実行する(ステップS25)。テストモード(3)の単語テスト処理は、図3を参照して説明した第1実施形態の単語テスト処理(テストモード(1))に含まれる各処理のうち、ステップS10,S11,S13の処理は行わず、ヒント文字列の隠し部分に対するユーザの指定がある毎に、正解単語の文字数に相当する全ての隠し部分が正解文字に置き換えられるまで次のヒント文字列を生成して表示させることで実行する。
また、[ヒント文字の割合]が選択されると(ステップS23<ヒント文字の割合>)、制御部21は、正解単語の文字数の半分までヒント文字列にヒント文字(正解文字)をランダムに表示させるテストモード(4)を選択し、選択したテストモード(4)のデータをテストモードデータ記憶領域22fに記憶させる(ステップS24d)。
制御部21は、テストモード(4)に応じた単語テスト処理を実行する(ステップS25)。テストモード(4)の単語テスト処理は、図3を参照して説明した第1実施形態の単語テスト処理(テストモード(1))に含まれる各処理のうち、ステップS6,S9~S11の処理に代えて、ユーザ操作によるヒント文字の表示の要求がある毎に正解単語の文字数の半分までヒント文字列のランダムな位置にヒント文字(正解文字)を表示させることで実行する。
一方、ステップS21において、タッチパネル式表示部17に表示させたコンテンツ一覧の中から、任意の種類(ここでは、単語の訳語問題)の学習問題コンテンツ(22d)が選択されると(ステップS21<学習>)、制御部21は、ヒント文字列に表示させるヒント文字(正解文字)の表示方法(学習モード)をユーザに選択させる選択項目を表示部17に表示させる。
学習モードの選択項目は、例えば[学習モード(1):先頭から表示][学習モード(2):末尾から表示][学習モード(3):ランダムに表示][学習モード(4):指定部分を表示]と仮定する。
表示された学習モードの何れかの選択項目がユーザ操作に応じて選択されると、制御部21は、選択された学習モードのデータを学習モードデータ記憶領域22gに記憶させる(ステップS26)。
制御部21は、学習モードに応じた単語学習処理を実行する(ステップS27)。
学習モード(1:先頭から表示)の単語学習処理は、例えば図4の(A)で示した出題画面Gにおいて、ユーザ操作によるヒント文字の表示の要求がある毎に、ヒント領域HAに表示させたヒント文字列の先頭の隠し文字“?”から順番にヒント文字(正解文字)に置き換えて表示させて行くことで実行する。
学習モード(2:末尾から表示)の単語学習処理は、ユーザ操作によるヒント文字の表示の要求がある毎に、ヒント文字列の末尾の隠し文字“?”から順番にヒント文字に置き換えて表示させて行くことで実行する。
学習モード(3:ランダムに表示)の単語学習処理は、ユーザ操作によるヒント文字の表示の要求がある毎に、ヒント文字列のランダムな位置の隠し文字“?”をヒント文字に置き換えて表示させて行くことで実行する。
学習モード(4:指定部分を表示)の単語学習処理は、ヒント領域HAに表示させたヒント文字列の任意の位置の隠し文字“?”がユーザ操作に応じて指定される毎に、ヒント文字列の指定された位置の隠し文字“?”をヒント文字に置き換えて表示させて行くことで実行する。
なお、学習問題コンテンツ(22d)による単語学習処理では、解答領域AEに入力された単語の採点は行わない。また、ヒント文字列に表示させるヒント文字数の制限は行わないが、前述したテスト問題コンテンツ(22c)による単語テスト処理と同様にヒント文字数の制限を行なってもよい。
(第2実施形態のまとめ)
第2実施形態の電子辞書10によれば、テスト問題コンテンツ(22c)により単語のテストを行なう場合には、ヒント文字列に対するヒント文字数の制限とヒント文字数(合致単語数)に応じた採点の重み付けとの両方を行なうテストモード(1)と、テストモード(1)に対し、採点の重み付けは行わないテストモード(2)と、ヒント文字数の制限は行わないテストモード(3)と、ヒント文字数は正解単語の文字数の半分(予め設定した割合)までに制限するテストモード(4)と、を選択できる。
これにより、ユーザの能力に応じて、ヒント文字数の制限の方法や採点の重み付けを選択して、ユーザに単語をより効果的に学習させることが可能になる。
また、学習問題コンテンツ(22d)により単語の学習を行なう場合には、ヒント文字列に表示させるヒント文字の表示方法について、[学習モード(1):先頭から表示][学習モード(2):末尾から表示][学習モード(3):ランダムに表示][学習モード(4):指定部分を表示]などを選択できるので、個々のユーザに応じてヒント文字の表示方法を選択できるのは勿論、例えばあるユーザが同じ単語を繰り返し学習する場合でも、ヒント文字の異なる表示方法を選択して学習の効果を上げることができる。よって、ユーザに単語をより効果的に学習させることが可能になる。
<他の実施形態>
前記実施形態の単語テスト処理と単語学習処理では、正解単語(正解文字列)の文字数分の隠し文字を並べたヒント文字列を、出題画面Gのヒント領域HAに最初に表示させる構成としたが、ヒント領域HAには、隠し文字を表示させることなく、ユーザ操作に応じたヒント文字だけを追加したヒント文字列として表示させてもよい。
また、前記実施形態では、ヒント文字列に表示させるヒント文字を、ユーザ操作に応じて一文字ずつ追加して表示させる構成としたが、単語毎に、ヒント文字を要求するユーザ操作の都度、ヒント文字列に表示させるヒント文字の数または位置の組み合わせの中から、当該ヒント文字の組み合わせに対応する合致単語数が次第に少なくなるような組み合わせを、辞書データベース(22b)を検索して設定し、設定した組み合わせのヒント文字を表示させる構成としてもよい。
この場合、表示させるヒント文字の組み合わせを設定する処理は、ヒント文字を要求するユーザ操作の都度行なうのではなく、予め、問題となる単語毎に辞書データベース(22b)を検索して、ヒント文字の組み合わせに対応する合致単語数が次第に少なくなるような組み合わせを設定する。そして、単語毎に設定したヒント文字の組み合わせとその表示の順番を、テーブル化してヒント表示文字設定データ記憶領域22hに記憶させて用いることで、ヒント文字を表示させる処理の高速化を図ってよい。
また、前記実施形態では、最初に正解単語の文字数を取得し、仮ヒント文字列に合致する単語を辞書のデータから検索する場合に、正解単語の文字数と同じ文字数の単語に絞り込んで検索するようにしたが、特に正解単語の文字数と同じ文字数の単語に限定して検索することなく、ユーザが入力した文字列に一致すれば、正解単語の文字数よりも少ない文字数の単語や、正解単語の文字数よりも多い文字数の単語を検索してもよい。その場合、例えば、“??????”の形式で表示されるヒント文字列を、正解単語の文字数よりも長く表示してもよい(例えば正解単語の文字数が6文字の場合でも“??????????????????”のように表示してもよい)。また、一番右のヒント文字の位置まで隠し文字“?”を表示するように、ヒント文字の位置に応じて隠し文字“?”の表示数を変化させるようにしてもよい。また、ヒント文字を先頭から順番に表示させる場合には隠し文字“?”は表示させなくてもよい。この場合、正解単語の文字数の情報がヒントとしてユーザに提示されないので、問題の難易度が高くなり、テストモードであれば採点の重み付けを高くするようにしてもよい。
また、前記実施形態では、ユーザに英単語を解答させる問題を出題し、正解の英単語を構成するアルファベットの一部を前記問題のヒントとして出力するようにしたが、英単語以外の日本語の単語や他の外国語の単語を解答させる問題を出題し、アルファベット以外の文字をヒントとして出力する場合にも適用することができる。
また、語学の学習に限らず、数学の学習などにおいて、学習者に正解の公式などの計算式を当てさせる問題などを出題する場合のヒント表示において、正解の公式などの計算式の文字列(左右に並ぶ文字列だけでなく上下方向を含む位置関係で配置される複数の文字の組み合わせを含む)を構成する文字(数字や記号などの数学で使用される各種の文字を含む)の一部を前記問題のヒントとして出力する場合に、前記実施形態と同様にヒント文字の表示を制御するようにしてもよい。この場合、予め複数の公式などの計算式が記憶されている計算式DBの検索により、正解の計算式以外の解答候補となる計算式の数を特定することができる(正解文字列以外の解答候補となる文字列を含む合致文字列の数を特定することができる)。
なお、予め計算式DBに登録する解答候補は、過去に実施した各問題の解答において、複数のユーザが誤解答した計算式を問題毎に登録しておくようにしてもよい。また、公式などの計算式の解答候補の数を特定する場合には、予め計算式DBに解答候補を登録しておかなくても、理論的に考えられる解答候補の数で判断するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、問題およびヒント文字列の出力、解答としての単語の入力を、タッチパネル式表示部17に表示させた出題画面Gにおいて行なう構成としたが、音声認識機能を用いて、音声による出力と入力とで行なう構成としてもよい。
前記実施形態の電子辞書10が有する辞書検索機能や単語の問題の出題機能などは、通信ネットワークN上のWebサーバ(ここでは辞書サーバ)30にWebアプリとして持たせることで、当該辞書サーバ30に通信接続可能なタブレット端末(PDA)などの電子機器を入出力端末としてユーザが操作し、前記実施形態と同様に動作させることができる。
以上の実施形態において記載した電子辞書10による各処理の手法、すなわち、図3のフローチャートに示す単語テスト処理、図6のフローチャートに示す単語出題処理などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカードなど)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの外部記録装置の媒体に格納して配布することができる。そして、電子機器の制御部(CPU)は、この外部記録装置の媒体に記録されたプログラムを記憶装置に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、実施形態において説明した各種の機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から、前記プログラムのデータを電子機器に取り込んで記憶装置に記憶させ、前述した各種の機能を実現することもできる。
なお、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10 …電子辞書(学習支援装置)
14 …キー入力部
17 …タッチパネル式表示部
21 …制御部(CPU)
22a…辞書制御プログラム
22b…辞書データ記憶領域
22c…テスト問題データ記憶領域
22d…学習問題データ記憶領域
22e…解答データ記憶領域
22f…テストモードデータ記憶領域
22g…学習モードデータ記憶領域
22h…ヒント表示文字設定データ記憶領域
22i…作業データ記憶領域
G …出題画面
QA …問題領域
HA …ヒント領域
AE …解答領域

Claims (15)

  1. ユーザに文字列を解答させる問題を出題し、
    出題した前記問題の正解となる正解文字列を構成する文字の一部を前記問題のヒントとして出力する場合に、
    前記ヒントとして出力する文字であるヒント文字が合致する、前記正解文字列および前記正解文字列以外の解答候補となる文字列を含む合致文字列の数に基づいて、前記ヒント文字の出力を制御する、制御部を備える学習支援装置。
  2. 前記問題は、ユーザに単語の文字列を解答させる問題であり、
    前記制御部は、
    出題した前記問題の正解となる正解単語の文字列である前記正解文字列を構成する文字の一部を前記問題のヒントとして出力する場合に、
    前記ヒント文字が合致する、前記正解単語および前記正解単語以外の解答候補となる単語を含む合致単語である前記合致文字列の数に基づいて、前記ヒント文字の出力を制御する、
    請求項1に記載の学習支援装置。
  3. 前記制御部は、
    前記合致文字列の数が、設定した数を上回るように前記ヒント文字の数を制限する、
    請求項1に記載の学習支援装置。
  4. 前記制御部は、
    前記合致文字列の数が次第に少なくなるように、前記ヒント文字を追加し、
    前記合致文字列の数が前記設定した数以下になる場合は、前記ヒントとして出力する文字の追加を停止する、
    請求項3に記載の学習支援装置。
  5. 前記制御部は、
    前記問題それぞれに対応する前記正解文字列毎に、前記合致文字列の数に基づいて、前記ヒント文字の数または位置の組み合わせを設定する、
    請求項1に記載の学習支援装置。
  6. 予め、前記出題する問題それぞれに対応する前記正解文字列毎に、解答候補の文字列を記憶しているデータベースを検索することで、前記合致文字列の数を求め、前記正解文字列毎に前記ヒント文字の数または位置の組み合わせを記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶されている前記正解文字列毎の前記ヒント文字の数または位置の組み合わせに従って、前記正解文字列を構成する文字の一部を前記ヒント文字として出力する、
    請求項5に記載の学習支援装置。
  7. 前記制御部は、
    前記正解文字列を構成する文字の文字数分の任意文字で構成される文字列をヒント文字列として出力し、
    前記ヒント文字列の一部の任意文字を前記一部の位置に対応する前記正解文字列を構成する文字に置き換えて前記ヒント文字として出力する、
    請求項1に記載の学習支援装置。
  8. 前記制御部は、
    前記ヒント文字列に対するユーザの指定を受け付け、指定された前記ヒント文字列の一部の任意文字を前記正解文字列を構成する文字に置き換えて前記ヒント文字として出力する、
    請求項7に記載の学習支援装置。
  9. 前記制御部は、
    ユーザの操作を受け付ける毎に、前記ヒント文字列の一部の任意文字を、前記ヒント文字列の先頭または末尾の一部の任意文字から前記正解文字列を構成する文字に置き換えて前記ヒント文字として出力する、
    請求項7に記載の学習支援装置。
  10. 前記制御部は、
    ユーザの操作を受け付ける毎に、前記ヒント文字列のランダムな位置の一部の任意文字を前記正解文字列を構成する文字に置き換えて前記ヒント文字として出力する、
    請求項7に記載の学習支援装置。
  11. 前記制御部は、
    前記問題に対する解答としての文字列が入力された場合に、
    出力されている前記ヒント文字の数または前記ヒント文字の一部が合致する合致文字列の数に応じて、前記問題に与えられている点数を減点して採点する、
    請求項1に記載の学習支援装置。
  12. 前記制御部は、
    前記問題毎に、前記入力された文字列と出力されている前記ヒント文字を記録し、
    前記問題毎に記録した前記入力された文字列と出力されている前記ヒント文字に基づいて、前記問題毎に入力された文字列の解答を採点し、前記採点の合計を出力する、
    請求項11に記載の学習支援装置。
  13. ユーザに文字列を解答させる問題を出題し、
    出題した前記問題の正解となる正解文字列を構成する文字の一部を前記問題のヒントとして出力する場合に、
    前記ヒントとして出力する文字であるヒント文字が合致する、前記正解文字列および前記正解文字列以外の解答候補となる文字列を含む合致文字列の数に基づいて、前記ヒント文字の出力を制御する、制御部を備える学習支援システム。
  14. 学習支援装置の制御部により、
    ユーザに文字列を解答させる問題を出題し、
    出題した前記問題の正解となる正解文字列を構成する文字の一部を前記問題のヒントとして出力する場合に、
    前記ヒントとして出力する文字であるヒント文字が合致する、前記正解文字列および前記正解文字列以外の解答候補となる文字列を含む合致文字列の数に基づいて、前記ヒント文字の出力を制御する処理を実行する、学習支援方法。
  15. 学習支援装置の制御部を、
    ユーザに文字列を解答させる問題を出題し、
    出題した前記問題の正解となる正解文字列を構成する文字の一部を前記問題のヒントとして出力する場合に、
    前記ヒントとして出力する文字であるヒント文字が合致する、前記正解文字列および前記正解文字列以外の解答候補となる文字列を含む合致文字列の数に基づいて、前記ヒント文字の出力を制御する処理を実行する、ように機能させるためのプログラム。
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