JP2004272280A - 学習装置 - Google Patents
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Abstract
習熟度に応じた学習、学習過程における評価、及び末習熟の内容のみを学習対象にすることができるようにし、学習効果を飛躍的に高められるようにした学習装置を提供する。
【解決手段】
習熟クラスを或る数の単語を出題して判定し(ステップ100)、この判定による習熟クラスを基に決定した出題数によりテストが行われ(ステップ200)、この結果を基に学習内容が決定され(ステップ300)、更に、この学習の成果を基に練習内容が設定される(ステップ400)。また、テスト、学習、練習のいずれの手段もディスプレィを用いて出題され、その解答は入力端末を介して行われる。
【選択図】 図1
Description
この手段によれば、しきい値の設定によって出題数の上限を制限することができ、学習者に出題数が多いことによる学習意欲の低下を防止し、また、負担を感じさせないようにすることができる。
この手段によれば、解答語句の全て(例えば、単語の意味全部)を入力しなくとも1文字から数文字の入力によって入力完了と見なされるので、キー操作に不慣れな学習者であっても負担を強いられることがなく、また、効率的である。
この手段によれば、単語辞書の見出しに対して和文の意味を答える様式で学習を進めることができ、表示画面を試験用紙、入力端末を鉛筆の代わりにしてテストを受けることができ、学生等に違和感を与えることがない。
この手段によれば、テスト時、学習時或いは練習時において、通常は1題づつ表示し、学習者が学習内容の全体を把握したい時には全体または部分的に一括して表示することができる。したがって、ペーパー試験における用紙全体を見直す感覚で学習等を進めることができる。
この手段によれば、学習の進度に応じて表示形態を変えることができ、速習化、効率向上及びマンネリ防止を図ることができる。
この場合、前記復習画面は、学習問題が英語の場合、複数の単語入力を解答の条件とし、その入力結果に対して判定結果を表示することができる。
前記1問題単位での出題は、学習問題が英語の場合、単語、品詞、発音記号を含むようにすることができ、これによって、単語学習に必要な情報の殆どを効率的に進めることができる。
前記学習手段は、文章内の一部を埋める文章問題を出題することができる。これによって、通常のペーパー試験で行われているような文章問題をも学習することができ、幅広い学習が可能になる。
この手段によれば、習熟度が低い段階では、1題単位で出題し、暗記ができたと推定される習熟レベルに達した時、本当にマスターできたか否かを総復習を行うことで再確認することができる。
この手段によれば、正解にできなかった時などに、単語の意味、品詞等を日本語文章で表示され、辞書等の書物を見開く感覚でテスト、学習、練習を進めることができる。
図1は本発明による学習装置の全体処理を示すフローチャートであり、図2は本発明による学習装置の構成を示すブロック図である。
本発明による学習装置は、CPUやメモリ等を用いて専用機を構成することも可能であるが、ここではコスト的に有利になる汎用のパーソナルコンピュータを用いて構成している。すなわち、パーソナルコンピュータ本体1を中核にして、このパーソナルコンピュータ本体1に接続されるキーボード2、フロッピーディスク装置3、ハードディスク装置4、ディスプレィ5、及びプリンタ6を備えた構成である。本発明によるソフトはフロッピーディスクに記憶され、このフロッピーディスクをフロッピーディスク装置3に装填することによりパーソナルコンピュータ本体1を動作させる。なお、フロッピーに代えてROM等の半導体メモリにプログラムを固定してもよい。
フロッピーディスク装置3で読み取られたフロッピーディスクの内容は、パーソナルコンピュータ本体1によってハードディスク装置4のハードディスク(不図示)に書き込まれ、以後はハードディスクを用いて後記するフローチャートに示す処理がパーソナルコンピュータ本体1により高速に実行される。ディスプレィ5は、高精細表示のカラーCRTまたは液晶表示器が用いられ、入力内容、処理内容、更にはプリントアウトの内容が表示される。また、プリンタ6はインクジエットプリンタ等が用いられ、テスト時の表示内容、進捗管理表、達成ポイント結果等の印刷を行うために用いられる。
これから始める人で出題の全てに解答できないレベルから、出題の殆どを解答できるレベルまでを複数段階に分けることにより、その力量に応じた英単語または英熟語を出題するための情報を得ることができる。つまり、力量に応じた出題をし、レベルの低い人に難しい出題が行われたり、レベルの高い人に易しい出題が行われるのを防止し、学習や練習が能率的かつ効果的に行える様にする。このステップ100の処理の詳細については、別途にフローチャートを示して後記する。
なお、学校の授業等の様に学習者等が学校の生徒であって、その語学力が教師等によって把握できる場合には、ステップ101を稼働させることなく、キーボード2から習熟クラスを入力することもできる。この様に、直接に入力することによってクラス判定が不要になり、直ちに学習に入ることができる。
ここでは1つのブロックが10単語から構成され、同一ブロック内に同じ単語(または熟語)は含まない(重複しない)ように設定する。図5に示すように、“ブロック1”は単語番号1〜10から成り、その習熟レベルが「11ABAB11A」であったとすると、この中で再度練習しなければならないのは、習熟レベルが“A”と“B”の単語である。レベル“A”については4ブロック後に再練習し、レベル“1”になるまで何回も練習する。そして、途中でレベル“B”になった場合には、2ブロック後に再練習する。
対象単語がすべて習熟したと判定された後、一旦は末習熟の判定がなされた単語を対象にして学習の流れを再度(全部で3回)実施することができる。図4で示した様にステップ200のテスト時(第1回)で習熟単語(習熟レベル“1”)と末習熟単語(習熟レベル“0”)とに分けられ、以後の学習対象は末習熟単語のみになる。続く第2回では第1回のテスト段階で習熟レベル“1”となったものは学習対象とならないため、対象となる単語の数は減少する。これに対し、第3回でも第2回のテスト段階で習熟レベル“1”となったものは学習対象とならないため、対象となる単語の数は更に減少することになる。また、第2回のみを何回も繰り返し行う方法を選択することも可能である。更に、第1回終了であれば全単語を対象として、テストだけを行うタイムトライアルを何回も行うこともできる。これは、全学習対象に対して、現時点でいくつ覚えているかを常にチェックでき、また、時間を測定できることから、ゲーム感覚で学習できる。
図8は、図1のステップ100におけるチエックテストの詳細処理を示すフローチャートである。
このチエックテストに際しては、まず、図9の内容の画面20がディスプレィ5に表示される(ステップ101)。学習者はキーボード2を操作して氏名枠21に自分の氏名をローマ字で入力する。ついで、表示画面は図10に示すように変わり、習熟クラス(a,b,c,d,eの5段階)をテストにより決定するか否かを問う画面23が表示される(ステップ102)。この画面23に対し、学習者は英字/カナ/記号キー8のYキーまたはNキーを操作して選択する(ステップ103)。
習熟クラスa=30単語数、習熟クラスb=25単語数、
習熟クラスc=20単語数、習熟クラスd=15単語数、
習熟クラスe=10単語数。
画面30の得点表示枠31内には得点が数値で表示され、クラス表示枠32,33内にはa〜eの内の決定された1つがアルファベットの小文字で表示され、更に、単語数表示枠34内には上記した習熟クラスに対応する単語数が数字で表示される。最後に、学習者は、ステップ200のテスト過程に入るか否かをキーボード2のYキーまたはNキーを操作して指定する(ステップ115)。
この処理は、チエックテスト処理で決定した習熟クラスa〜eに対し一義的に決定された単語数を1ブロックとし、1単語づつ習熟レベル(1,0)が判定されるが、1ブロックの単語数は、蓄積末習熟単語数に応じて制限される場合がある。すなわち、過去の経験から或る習熟クラスにおける末習熟単語を全て覚えられる人は極めて少なく、どうしても覚えられない単語が残ることを経験に基づいて設定する。この推定分を勘案し、蓄積末習熟単語数の限界をしきい値として設定する。そして、蓄積末習熟単語数が〔しきい値≦蓄積末習熟単語数〕の関係になったとき、図17に示すように各習熟クラスにおける1ブロックの単語数W(図17の3列目の欄)を5列目の欄に示すように修正する。なお、蓄積末習熟単語数がしきい値を下回る時には元の単語数W(3列目の欄)で出題する。このように、しきい値を越えないようにすることで、学習対象の単語数を規制でき、学習者の負担を軽減する。この結果、学習者の学習意欲が低減するのを防止することができる。
『exper(試みる)と−ence(名詞語尾)が結びついて「試みて得た知識」すなわち「経験」。▽形容詞experienceは「経験豊かな」、根 experを含む語の仲間には、他にexpert「専門家」、experiment「実験」等がある。』
また、入力結果に対して自動的に1文字毎に判定が行われ、その結果が判定表示枠40に表示される。なお、入力した答え(意味)が間違っている場合、その単語は末習熟単語と見なされ、ENTERキー10の操作確認後にフラグ(0)が付けられる(ステップ204)。
この学習(Learning)処理はテスト処理(Testing)の後に行われるもので、ステップ200で正解にすることができなかった単語が対象になる。学習はn個の単語をランダム化し、これを順次1単語づつディスプレィ5に表示することにより行われる。そして、幾つかの単語の練習を行った後、復習画面に移って復習する。図22に示す様に、復習と学習は交互に実施される。
(1)当該ブロックのTestingで間違った単語
・初回の形式1から3回連続で正解 →習熟レベル“A”
・初回の形式1から3回連続で正解せず,その後3回連続で正解
→習熟レベル“B”
(2)習熟レベル“B”であった単語
・初回の形式1から3回連続で正解 →習熟レベル“A”
・初回の形式1から3回連続で正解せず,その後3回連続で正解
→習熟レベル“B”
(3)習熟レベル“A”であった単語
・初回の形式1から3回連続で正解 →習熟レベル“1”
・初回の形式1から3回連続で正解せず,その後3回連続で正解
→習熟レベル“B”
ここで、習熟レベル“1”となった単語が出現したかを判定し(ステップ409)、マスター数のチエックが行われる(ステップ410)。マスター数は画面の最上段の「マスター数:m」の部分にその都度表示される。また、当該の練習形式で練習対象単語が一通り出題されるまで単語単位でステップ403〜ステップ410が繰り返される(ステップ411)。
形式2では図28に示す内容の表示画面がデイスプレイ5に表示される。日本語による例文(派生語)が最上段の例文表示枠53内に表示され(ステップ403)、これを見て、学習者は例文の空白部分に挿入すべき単語のスペルをキーボード2により入力し、最後にENTERキー10を押下する。この入力内容に対し、正誤の判定が行われ(ステップ404)、その結果が判定表示枠54内に表示される。また、答えがわからない場合、F2キーを押下することにより正解が表示されるほか、解説表示枠55に解説が表示される。
また、英→和で説明したが、和→英であってもよい。
2 キーボード
3 フロッピーディスク装置
4 ハードディスク装置
5 ディスプレィ
6 プリンタ
7 数字/カナ/記号キー
8 英字/カナ/記号キー
9 ファンクション(F1〜F9)キー
10 エンター(ENTER)キー
20,24,26,27,30,35 画面
41,43,48,49,52,56,62,64 画面
Claims (2)
- 学習問題を順々にディスプレイに表示し、この表示内容に対する解答を入力端末を介して受け付け、その正誤に基づいて前記学習問題を習熟状態にある問題と未習熟状態にある問題とに分けるテスト手段と、
前記未習熟状態にある問題と、その説明を順々に前記ディスプレイに表示して学習者に学習させる学習手段と、
前記学習手段による学習後に前記未習熟状態にある学習問題を複数の未習熟レベルに分類し、前記複数の未習熟レベルに応じた複数の出題周期で前記未習熟状態にある学習問題を前記ディスプレイに表示し、この表示内容に対する解答を前記入力端末を介して受け付け、前記解答が誤っているとき、その正解を前記ディスプレイに表示して学習者に前記未習熟状態にある学習問題を習熟させる練習手段を有することを特徴とする学習装置。 - 前記練習手段は、前記解答が連続正解のとき、前記複数の未習熟レベルの一つのレベルにある前記未習熟状態にある学習問題のレベルを一つだけ上げることを特徴とする請求項1記載の学習装置。
Priority Applications (1)
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JP2018206046A (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 情報処理装置及び情報処理プログラム |
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