JP6592657B2 - 単語習得訓練システム - Google Patents
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言語によるコミュニケーション力を高めるには、その言語の単語や熟語、慣用句及び、文法(文章構造や順序)などを覚えて知識として蓄積することと、それらを実際のコミュニケーションを行う場面で使えるようすることの両方が必要となる。
更に、一つの単語からその関連語を芋づる式に学習すると、単語の数を効果的、効率的に増やすことができる。
一方、言語によるコミュニケーションは、“読む(Reading)”、“聞く(Listening)”、“書く(Writing)”、“話す(Speaking)”の4つの要素によって構成されると一般的に言われている。
[情報のインプット − 理解力の養成]
・“読む”: 目で単語を見て認識して、その意味を理解できるようになる。
・“聞く”: 耳で単語を聞いて認識して、その意味を理解できるようになる。
[情報のアウトプット − 表現力の養成]
・“書く”: 的確な単語を知識(記憶)の中から抽出して、正しく書けるようになる。
・“話す”: 的確な単語を知識(記憶)の中から抽出して、正しく言えるようになる(発音、抑揚など)。
即ち、上記各機能を包括的に備え単語習得訓練を主目的にした学習方法を開示あるいは示唆する点はいずれの特許文献にも存在していない。
このことにより、学習者の学習レベルに一致した難度を有する単語又はこの単語を含む例文で学習ができ、学習効率が向上する。
図1において、インターネット1には単語習得訓練システムを管理する管理部3と、訓練教材としての単語、関連語、文章、辞書、ユーザ使用履歴等を蓄積しているデータ保存部5と、インターフェース7を介してデータをローカルとの間で送受信するデータ送受信部9を備えるセンターサーバー10が接続されている。そして、このセンターサーバー10はインターネット1を介して少なくとも1台の情報端末装置20と接続されている。情報端末装置20にはセンターサーバー10よりコンテンツである訓練用の単語や単語習得訓練に必要なソフトウエアがダウンロードされるようになっている。
このように教材保存部25には模範となる音声データが保存されてもよいが、評価の都度模範となるテキストより音声変換がされた形で対比するようにしてもよい。
本発明は、下記の6要素から構成され、出来るだけ多くの単語を効果的、効率的に習得して、それらの単語を実際のコミュニケーションで的確に使えるようにする総合的な単語習得訓練システム(eラーニング・メソッド)である。
(1)学習者の学習レベル及び、学習目的やその言語の使用分野に合わせて訓練する。
(2)1つの単語を核として、その単語の変化形、類義語、専門語、慣用語など(以下、「関連語」とする)及び、反義語に芋づる式に広げて訓練する。
(3)読む(目で見て認知する)、聞く(耳で聞いて認知する)、書く(正しい文字や綴りでキー入力する)、話す(正しい発音と抑揚で発音する)の言語の4技能を総合的に訓練する。
(4)単語単体のみならず、学習対象単語が含まれている文章を多用して訓練する。
(5)上記の(1)〜(4)を実現するために情報通信技術を活用する。
(6)上記の(4)の文章に関しては、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、人工知能(AI)を利用して学習者の学習レベル及び、学習目的やその言語の使用分野に適した例文を提供する。
この単語習得訓練システム(“eラーニング・メソッド”)は、コミュニケーション力向上の他に、単語力が要求される外国語の筆記テスト、ヒアリングテスト、面接テストなどの受験対策にも有用である。
まず、学習者が情報端末装置20を利用して本単語習得訓練システムを起動し、初期設定を行う。即ち、学習者は本単語習得訓練システムにおいて自分の学習レベルと学習したい分野を予め指定する。このとき、図2のユーザテーブル100に示すように、学習者の氏名毎にユーザIDが割り付けられ、ここで指定された学習レベルと分野記号とが登録される。但し、これらは、いつでも学習者は変更することが可能である。
(1)本単語習得訓練システムの仕組みの中で本システムより与えられる単語。
(2)学習者が学習したい単語を自ら指定(キー入力)。
(3)苦手な単語を指定(「苦手単語リスト」から選択)
学習者が英語の学習を開始すると、まず第1段階として単語の学習が行われる。この単語の学習は、単語単体の学習編と、この単語を含んだ例文での学習編に分けられている。
各単語は図3の単語難度テーブル110に示すように予め単語毎に学習難度と分野記号が割り付けられている。そして、学習者がユーザテーブル100に登録した学習レベルと分野記号とに応じて単語難度テーブル110より単語コードが抽出される。例えば、ユーザID10000の学習者の場合には学習レベルが2で分野記号「イ1」が登録されている。
例えば、単語の「beautiful」に対し、「beautifully」、「beautifulness」、「beauty」、「beautify」のように末尾の変化する変形語との間は単語同士が関連語-1にまとめられている。即ち、単語コードがまとめられ、その単語と少なくとも一つの末尾変化を伴う関連語との間の関連付けがコードで割り付けされている。
例えば、学習者が3)若しくは4)と自己評価した場合は、センターサーバー10のデータ保存部5内の図示しない「苦手単語リスト」データベースに登録する。なお、センターサーバー10側ではなく情報端末装置20側に「苦手単語リスト」データベースを作成するようにしてもよい(以下、同旨)。
なお、学習者はその単語の意味を思い浮かべるとして説明したが、択一式のクイズ形式にし、正しい単語の意味を選ばせてその正誤を「苦手単語リスト」データベースに登録することも有用である。
(1)学習者は、提示された学習対象単語をマイク27に向けて音読する。
(2)マイク27を介して音声抽出部29で抽出された音声は、評価部37に入力され、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさが評価される。
(3)この評価部37で評価された結果は、表示部35上にレーダーチャートで表示される。このレーダーチャートの評価は例えば5点法により、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさの5種類について行われる。評価結果はセンターサーバー10のデータ保存部5に保存される。なお、センターサーバー10側ではなく情報端末装置20側に保存されるようにしてもよい(以下、同旨)。
(4)次に、本システムは、学習対象単語である単語コード123450の「beautiful」を再生部33で音声信号に再生し、図示しないスピーカから音声として送出する。
(5)音声を聞いた学習者は、その単語をマイク27に向けてリピートする。
(6)本システムが、再び評価部37で反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさを評価する。
(7)評価結果を、最初の評価結果のレーダーチャートに重ね合わせて表示する。
(8)本システムが設定したレベルに達するまで、(4)〜(7)を繰り返す。
レーダーチャートには、最初の評価結果と直近の評価結果を同軸で示すことで、学習者は最初との違い、即ち上達度合を一目で確認できる。
(9)本システムが設定したレベルに達したら、訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく音読できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
(1)本システムは、学習対象単語である単語コード123450の「beautiful」を再生部33で音声信号に再生し、図示しないスピーカから音声として送出する。
(2)学習者はその単語の綴り(スペリング)を情報端末装置20のキーボード41を使ってキー入力する。
(3)本システムの演算部39が、入力された綴りの正誤を判定して、正しかった場合は終了する。⇒(6)へ
(4)入力された綴りが正しくなかった場合は、「誤り」であることを画面表示する。このとき、正しい綴りを画面表示し、一定時間後(数秒後)に画面から消す。学習者は綴りを改めてキー入力する。
(5)学習者が正しい綴りを入力できるまで、(1)〜(4)を繰り返す。一定時間後に正しい綴りを画面から消した状態で再び学習者に綴りを入力させるのは、学習者の集中度合を高めて脳を活性化させた状態で習得させるためである(以下同旨)。
(6)正しい綴りを入力できるようになったら、この単語単体の習得訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく入力できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
(1)まず、練習対象単語を含んだ例文の選定方法について説明する。本システムが図5の例文データベース130の中から図2のユーザテーブル100で指定された学習者の学習レベルと分野に該当する例文をシステム提供側が予め設定した数だけ選択して、情報端末装置20の表示部35に表示する。この際には単語難度テーブル110より学習難度と分野で単語を抽出し、その単語に属する例文を抽出する。そして、例えば、単語コード123450の「beautiful」のように学習者の学習レベルと分野に対応する例文が、システム提供側で予め設定した数だけ選択される。このように選定された例文の例を図6に示す。但し、図5に記載のそれぞれの例文には難度と分野を例文毎に設定し、難度と分野に応じて例文が選択されるようにしてもよい。
(2)学習者は本システムにより表示されている順あるいは、自分で指定した例文で訓練を始める。
(3)この訓練をスキップしたい場合又は、この訓練が終了した場合は、“別の練習へ進む”ボタンを押す。
まず、学習対象単語を含んだ例文の意味を理解する学習方法についてである。
(1)本システムが、上記の通り例文データベース130の中から抽出した例文を表示し、その意味を学習者に質問する。ここで学習者はその例文の意味を思い浮かべる。
(2)答えを思い浮かべた学習者は「意味表示ボタン」をクリックして例文の意味を表示させ、自分の理解が正しいかどうかを自己評価する。評価段階は複数用意しておく。例えば、1)正確に理解できている。2)ある程度理解できている。3)あまり理解できていない。4)全く理解できていない。
学習者が3)と4)と自己評価した場合は、センターサーバー10のデータ保存部5内の図示しない「苦手例文リスト」データベースに登録する。なお、センターサーバー10側ではなく情報端末装置20側に「苦手例文リスト」データベースを作成するようにしてもよい(以下、同旨)。
なお、学習者はその例文の意味を思い浮かべるとして説明したが、図7のクイズ例1、クイズ例2に示すように択一式のクイズ形式にし、正しい例文の意味を選ばせてその正誤を「苦手例文リスト」データベースに登録することも有用である。
(1)学習者は、提示された例文をマイク27に向けて音読する。
(2)マイク27を介して音声抽出部29で抽出された音声は、評価部37に入力され、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさが評価される。
(3)この評価部37で評価された結果は、表示部35上にレーダーチャートで表示される。このレーダーチャートの評価は例えば5点法により、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさの5種類について行われる。評価結果はセンターサーバー10のデータ保存部5に保存される。なお、センターサーバー10側ではなく情報端末装置20側に保存されるようにしてもよい。
(4)次に、本システムは、例えば、学習対象単語である単語コード123450の「beautiful」を含む例文を再生部33で音声信号に再生し、図示しないスピーカから音声として送出する。
(5)学習者は、その例文をマイク27に向けてリピートする。
(6)本システムが、再び評価部37で反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさを評価する。
(7)評価結果を、最初の評価結果のレーダーチャートに重ね合わせて表示する。
(8)本システムが設定したレベルに達するまで、(4)〜(7)を繰り返す。
レーダーチャートには、最初の評価結果と直近の評価結果を同軸で示すことで、学習者は最初との違い、即ち上達度合を一目で確認できる。
(9)本システムが設定したレベルに達したら、訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく音読できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
(1)本システムがこのブランク部分の学習対象単語を音読する。
(2)学習者はその単語の綴り(スペリング)をキーボード41でキー入力する。
(3)本システムの演算部39が、入力された綴りの正誤を判定して、正しかった場合は終了する。⇒(6)へ
(4)入力された綴りが正しくなかった場合は、「誤り」であることを画面表示する。このとき、正しい綴りを画面表示し、一定時間後(数秒後)に画面から消す。学習者は綴りを改めてキー入力する。
(5)学習者が正しい綴りを入力できるまで、(1)〜(4)を繰り返す。
(6)学習者が正しい綴りを入力できるようになったら、この単語単体の習得訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく入力できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
まず、学習対象単語の選定を行う。
(1)本システムが図4に示す関連語テーブル120の中から単語を元にその単語に割り付けられた末尾の変化する変形語を関連語-1の中から抽出する。あるいは、類義語を関連語-2の中から抽出する。各単語は図3の単語難度テーブル110に示すように予め単語毎に学習難度と分野記号が割り付けられている。そして、学習者がユーザテーブル100に登録した学習レベルと分野記号とに応じて単語難度テーブル110より単語コードが少なくとも一つ抽出される。それらの抽出された単語を情報端末装置20の表示部35にリスト表示して、学習者に学習対象関連語を選ばせる。
(2)本システムが、上記の通り関連語テーブル120の中から抽出した関連語を表示し、その意味を学習者に質問する。ここで学習者はその関連語の意味を思い浮かべる。
(3)答えを思い浮かべた学習者は情報端末装置20の表示部35に表示された「意味表示ボタン」をクリックする。このとき、この関連語の意味が関連語テーブル120より抽出され、表示部35に表示される。学習者は表示された意味を見て自分の理解が正しいかどうかを自己評価する。評価段階は複数用意しておく。例えば、1)正確に理解している。2)ある程度理解している。3)あまり理解できていない。4)全く理解していない、知らなかった。
例えば、学習者が3)若しくは4)と自己評価した場合は、「苦手単語リスト」データベースに登録する。
(1)学習者は、提示された学習対象単語をマイク27に向けて音読する。
(2)マイク27を介して音声抽出部29で抽出された音声は、評価部37に入力され、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさが評価される。
(3)この評価部37で評価された結果は、表示部35上にレーダーチャートで表示される。このレーダーチャートの評価は例えば5点法により、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさの5種類について行われる。評価結果はデータ保存部5に保存される。
(4)次に、本システムは、学習対象単語である単語コード310000の「charming」を再生部33で音声信号に再生し、図示しないスピーカから音声として送出する。
(5)学習者は、その単語をマイク27に向けてリピートする。
(6)本システムが、再び評価部37で反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさを評価する。
(7)評価結果を、最初の評価結果のレーダーチャートに重ね合わせて表示する。
(8)本システムが設定したレベルに達するまで、(4)〜(7)を繰り返す。
レーダーチャートには、最初の評価結果と直近の評価結果を同軸で示すことで、学習者は最初との違い、即ち上達度合を一目で確認できる。
(9)本システムが設定したレベルに達したら、訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく音読できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
(1)本システムは、学習対象単語である単語コード310000の「charming」を再生部33で音声信号に再生し、図示しないスピーカから音声として送出する。
(2)学習者はその単語の綴り(スペリング)を情報端末装置20のキーボード41を使ってキー入力する。
(3)本システムの演算部39が、入力された綴りの正誤を判定して、正しかった場合は終了する。⇒(6)へ
(4)入力された綴りが正しくなかった場合は、「誤り」であることを画面表示する。このとき、正しい綴りを画面表示し、一定時間後(数秒後)に画面から消す。学習者は綴りを改めてキー入力する。
(5)学習者が正しい綴りを入力できるまで、(1)〜(4)を繰り返す。
(6)正しい綴りを入力できるようになったら、この単語単体の習得訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく入力できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
(1)まず、練習対象例文の選定方法について説明する。本システムが図5の例文データベース130の中から図2のユーザテーブル100で指定された学習者の学習レベルと分野に該当する関連語を含んだ例文をシステム提供側が予め設定した数だけ選択して、情報端末装置20の表示部35に表示する。この際には単語難度テーブル110より学習難度と分野で単語を抽出し、その単語に属する例文を抽出する。関連語を含んだ例文の具体例を図9に示す。
(2)学習者は表示されている順あるいは、自分で指定した例文で訓練を始める。
(3)この訓練をスキップしたい場合又は、この訓練が終了した場合は、“別の練習へ進む”ボタンを押す。
まず、関連語を含んだ例文の意味を理解する学習方法についてである。
(1)本システムが、上記の通り例文データベース130の中から抽出した関連語を含んだ例文を表示し、その意味を学習者に質問する。ここで学習者はその例文の意味を思い浮かべる。
(2)答えを思い浮かべた学習者は情報端末装置20の表示部35で「意味表示ボタン」をクリックして意味を表示させ、自分の理解が正しいかどうかを自己評価する。評価段階は複数用意しておく。例えば、1)正確に理解できている。2)ある程度理解できている。3)あまり理解できていない。4)全く理解できていない。学習者が3)と4)と自己評価した場合は、「苦手例文リスト」データベースに登録する。
(1)学習者は、提示された例文をマイク27に向けて音読する。
(2)マイク27を介して音声抽出部29で抽出された音声は、評価部37に入力され、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさが評価される。
(3)この評価部37で評価された結果は、表示部35上にレーダーチャートで表示される。このレーダーチャートの評価は例えば5点法により、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさの5種類について行われる。評価結果はデータ保存部5に保存される。
(4)次に、本システムは、例えば、学習対象単語である単語コード310000の「charming」を含む例文を再生部33で音声信号に再生し、図示しないスピーカから音声として送出する。
(5)学習者は、その例文をマイク27に向けてリピートする。
(6)本システムが、再び評価部37で反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさを評価する。
(7)評価結果を、最初の評価結果のレーダーチャートに重ね合わせて表示する。
(8)本システムが設定したレベルに達するまで、(4)〜(7)を繰り返す。
レーダーチャートには、最初の評価結果と直近の評価結果を同軸で示すことで、学習者は最初との違い、即ち上達度合を一目で確認できる。
(9)本システムが設定したレベルに達したら、訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく音読できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
(1)本システムがこのブランク部分の学習対象単語を音読する。
(2)学習者はその単語の綴り(スペリング)をキーボード41でキー入力する。
(3)本システムの演算部39が、入力された綴りの正誤を判定して、正しかった場合は終了する。⇒(6)へ
(4)入力された綴りが正しくなかった場合は、「誤り」であることを画面表示する。このとき、正しい綴りを画面表示し、一定時間後(数秒後)に画面から消す。学習者は綴りを改めてキー入力する。
(5)学習者が正しい綴りを入力できるまで、(1)〜(4)を繰り返す。
(6)正しい綴りを入力できるようになったら、この単語単体の習得訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく入力できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
まず、学習対象単語の選定を行う。
(1)本システムが図4に示す関連語テーブル120の中から単語を元にその単語に割り付けられた反義語を抽出する。各単語は反義語を含めて図3の単語難度テーブル110に示すように予め単語毎に学習難度と分野記号が割り付けられている。そして、学習者がユーザテーブル100に登録した学習レベルと分野記号とに応じて単語難度テーブル110より単語コードが抽出される。それらの抽出された単語を情報端末装置20の表示部35にリスト表示して、学習者に学習対象となる反義語を選ばせる。
(2)本システムが、その反義語単語(例えば単語コード123450に対する反義語単語コード410000の「ugly」)の意味を学習者に質問する。ここで学習者はその単語の意味を思い浮かべる。
(3)答えを思い浮かべた学習者は情報端末装置20の表示部35で「意味表示ボタン」をクリックする。このとき、この反義語単語コード410000の意味が関連語テーブル120より抽出され、情報端末装置20の表示部35に表示される。学習者は表示された意味を見て自分の理解が正しいかどうかを自己評価する。評価段階は複数用意しておく。例えば、1)正確に理解している。2)ある程度理解している。3)あまり理解できていない。4)全く理解していない、知らなかった。
例えば、学習者が3)若しくは4)と自己評価した場合は、「苦手単語リスト」データベースに登録する。
(1)学習者は、提示された学習対象単語をマイク27に向けて音読する。
(2)マイク27を介して音声抽出部29で抽出された音声は、評価部37に入力され、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさが評価される。
(3)この評価部37で評価された結果は、表示部35上にレーダーチャートで表示される。このレーダーチャートの評価は例えば5点法により、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさの5種類について行われる。評価結果はデータ保存部5に保存される。
(4)次に、本システムは、学習対象単語である単語コード410000の「ugly」を再生部33で音声信号に再生し、図示しないスピーカから音声として送出する。
(5)学習者は、その単語をマイク27に向けてリピートする。
(6)本システムが、再び評価部37で反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさを評価する。
(7)評価結果を、最初の評価結果のレーダーチャートに重ね合わせて表示する。
(8)本システムが設定したレベルに達するまで、(4)〜(7)を繰り返す。
レーダーチャートには、最初の評価結果と直近の評価結果を同軸で示すことで、学習者は最初との違い、即ち上達度合を一目で確認できる。
(9)本システムが設定したレベルに達したら、訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく音読できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
(1)本システムは、学習対象単語である単語コード410000の「ugly」を再生部33で音声信号に再生し、図示しないスピーカから音声として送出する。
(2)学習者はその単語の綴り(スペリング)を情報端末装置20のキーボード41を使ってキー入力する。
(3)本システムの演算部39が、入力された綴りの正誤を判定して、正しかった場合は終了する。⇒(6)へ
(4)入力された綴りが正しくなかった場合は、「誤り」であることを画面表示する。このとき、正しい綴りを画面表示し、一定時間後(数秒後)に画面から消す。学習者は綴りを改めてキー入力する。
(5)学習者が正しい綴りを入力できるまで、(1)〜(4)を繰り返す。
(6)学習者が正しい綴りを入力できるようになったら、この単語単体の習得訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく入力できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
(1)まず、学習対象単語である反義語を含んだ例文の選定方法について説明する。本システムが図5の例文データベース130の中から図2のユーザテーブル100で指定された学習者の学習レベルと分野に該当する例文をシステム提供側が予め設定した数だけ選択して、情報端末装置20の表示部35に表示する。この際には単語難度テーブル110より学習難度と分野で単語を抽出し、その単語に属する例文を少なくとも一つ抽出する。但し、図5に記載のそれぞれの例文には難度と分野を設定するようにしてもよい。そして、例えば、単語コード410000の「ugly」に属する例文の内から学習者の学習レベルと分野に対応する例文が選定されるようにしてもよい。
(2)学習者は表示されている順あるいは、自分で指定した例文で訓練を始める。
(3)この訓練をスキップしたい場合又は、この訓練が終了した場合は、“別の練習へ進む”ボタンを押す。
まず、反義語を含んだ例文の意味を理解する学習方法についてである。
(1)本システムが、上記の通り例文データベース130の中から抽出した反義語を含んだ例文を表示し、その意味を学習者に質問する。ここで学習者はその例文の意味を思い浮かべる。
(2)答えを思い浮かべた学習者は「意味表示ボタン」をクリックして意味を表示させ、自分の理解が正しいかどうかを自己評価する。例文の意味は例文データベース130の中から抽出される。評価段階は複数用意しておく。例えば、1)正確に理解できている。2)ある程度理解できている。3)あまり理解できていない。4)全く理解できていない。学習者が3)と4)と自己評価した場合は、「苦手例文リスト」データベースに登録する。
(1)学習者は、提示された例文をマイク27に向けて音読する。
(2)マイク27を介して音声抽出部29で抽出された音声は、評価部37に入力され、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさが評価される。
(3)この評価部37で評価された結果は、表示部35上にレーダーチャートで表示される。このレーダーチャートの評価は例えば5点法により、反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさの5種類について行われる。評価結果はデータ保存部5に保存される。
(4)次に、本システムは、例えば、学習対象単語である単語コード410000の「ugly」を含む例文を再生部33で音声信号に再生し、図示しないスピーカから音声として送出する。
(5)学習者は、その例文をマイク27に向けてリピートする。
(6)本システムが、再び評価部37で反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさを評価する。
(7)評価結果を、最初の評価結果のレーダーチャートに重ね合わせて表示する。
(8)本システムが設定したレベルに達するまで、(4)〜(7)を繰り返す。
レーダーチャートには、最初の評価結果と直近の評価結果を同軸で示すことで、学習者は最初との違い、即ち上達度合を一目で確認できる。
(9)本システムが設定したレベルに達したら、訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく音読できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
(1)本システムがこのブランク部分の学習対象単語を音読する。
(2)学習者はその単語の綴り(スペリング)をキーボード41でキー入力する。
(3)本システムの演算部39が、入力された綴りの正誤を判定して、正しかった場合は終了する。⇒(6)へ
(4)入力された綴りが正しくなかった場合は、「誤り」であることを画面表示する。このとき、正しい綴りを画面表示し、一定時間後(数秒後)に画面から消す。学習者は綴りを改めてキー入力する。
(5)学習者が正しい綴りを入力できるまで、(1)〜(4)を繰り返す。
(6)正しい綴りを入力できるようになったら、この単語単体の習得訓練を終了する。又は、学習者が自己終了する。正しく入力できたまでの回数又は、自己終了した旨をデータ保存部5に記録する。
そして、それぞれの学習者の学習レベルや分野に一致するように少なくとも一つの出典元の資料から各単語や文例が本システムにより自動抽出されて各学習者に提供される。この際には出典元が明記されてもよい。学習者にとっては自分の学習レベルに合い、興味のある分野での学習が集中して行なえるので学習効率を高くできる。
また、本実施形態では英語の単語や例文等について説明したが、他の外国語についても同様に適用可能である。
3 管理部
5 データ保存部
7、21 インターフェース
9、23 データ送受信部
10 センターサーバー
20 情報端末装置
25 教材保存部
27 マイク
29 音声抽出部
31 音声解析部
33 再生部
35 表示部
37 評価部
39 演算部
41 キーボード
Claims (9)
- 単語又は該単語を含む例文の蓄積されたデータベースと、
該データベースを有するセンターサーバーと、
前記単語又は該単語を含む例文をインターネットを介してダウンロードして情報端末装置の表示部に表示する表示手段と、
学習者が前記単語又は該単語を含む例文の学習に際して自分の学習程度を評価し段階値として設定した学習レベルを有する前記データベースに保存されたユーザテーブルと、
前記単語又は該単語を含む例文に対し学習の難易度として割り付けられた難度を有する前記データベースに保存された単語難度テーブルと、
前記学習者の学習レベルに一致した前記難度を有する単語又は該単語を含む例文を前記データベースより少なくとも一つ抽出する抽出手段と、
該抽出手段で抽出された単語又は該単語を含む例文を前記表示部に表示し、前記学習者に対し該単語又は該単語を含む例文を所定の学習機能により学習させる学習手段とを備え、
前記データベースに蓄積された単語は、該単語の末尾の変化する変形語と該単語の類義語と該単語の反義語とに関連付けされており、
前記単語、前記単語の末尾の変化する変形語、前記類義語、前記反義語にはそれぞれ単語コードが付され、前記単語に対して前記末尾の変化する変形語と該単語の類義語と該単語の反義語とが対応する一つのグループとして前記単語コード同士で予め関連付けされ、
前記学習手段では、前記学習者が前記単語、前記単語の変形語、前記単語の類義語、前記単語の反義語の各学習に対して前記一つのグループに属するいずれの語からでも前記単語コードを介して前記一つのグループに属する他の語に切り替えて学習ができることを特徴とする単語習得訓練システム。 - 前記データベースに蓄積された単語、該単語の末尾の変化する変形語、該単語の類義語、該単語の反義語は、それぞれ前記単語を含む例文、前記変形語を含む例文、前記類義語を含む例文、前記反義語を含む例文とに関連付けされて前記データベースに記録され、
前記学習手段では前記学習者が前記単語、前記単語の変形語、前記単語の類義語、前記単語の反義語から前記単語を含む例文、前記単語の変形語を含む例文、前記類義語を含む例文、前記反義語を含む例文の各学習に対して進めることを特徴とする請求項1記載の単語習得訓練システム。 - 前記データベースに蓄積された単語には該単語が属する分野が記録され、及び前記ユーザテーブルには、前記学習者が得意若しくは専門とする分野が記録され、前記単語が属する分野若しくは前記学習者の分野に基づき前記データベースに蓄積された単語が抽出可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の単語習得訓練システム。
- 前記データベースに蓄積された単語又は該単語を含む例文には該単語又は該単語を含む例文の意味が記録され、
前記学習手段では、前記学習レベル若しくは前記学習者の分野に基づき前記データベースに蓄積された単語又は該単語を含む例文が抽出されて前記表示部に表示され、該単語又は該単語を含む例文の意味が前記学習者に対し質問され、
前記表示部に表示された意味表示ボタンを前記学習者が選択することで前記データベースに蓄積された単語又は該単語を含む例文の意味が前記表示部に表示されることを特徴とする請求項3記載の単語習得訓練システム。 - 前記学習手段では、前記データベースに蓄積された単語又は該単語を含む例文と、該単語又は該単語を含む例文の意味が前記表示部に表示され、
前記学習者が前記単語又は該単語を含む例文を音読する音読手段と、
該音読手段による前記学習者の音読の反応スピード、発音、イントネーション、読むスピード、声の大きさを評価する評価手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の単語習得訓練システム。 - 前記学習手段では、前記データベースに蓄積された単語又は該単語を含む例文の意味が前記表示部に表示され、
本システムが前記単語又は該単語を含む例文を音読する音読手段と、
該音読手段により音読された前記単語又は該単語を含む例文の綴りを前記学習者が前記情報端末装置でキー入力する入力手段と、
該入力手段でキー入力された綴りの正誤を判断する判断手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の単語習得訓練システム。 - 前記判断手段で入力された綴りが正しくなかった場合は、「誤り」であることを前記表示部に表示すると共に、正しい綴りが表示され、一定時間後に前記表示部から該正しい綴りが消され、その後、前記学習者が綴りを改めてキー入力することを特徴とする請求項6記載の単語習得訓練システム。
- 前記学習手段では、前記表示部に表示された単語又は該単語を含む例文は複数表示された内から択一的に選択自在とされることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の単語習得訓練システム。
- 前記単語又は該単語を含む例文に対し割り付けられた難度と分野に基づき複数の学習者の解答データの統計を取る統計手段と、
該統計手段の統計結果から同じ分野の同じ学習レベルの学習者がどの単語や例文を選択したかを提示する提示手段を備えたことを特徴とする請求項3〜8のいずれか一項に記載の単語習得訓練システム。
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