JP2021134957A - 風呂システム - Google Patents

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Abstract

【課題】浴室に入室してから退室するまでの安全な入浴を入浴者に提供すると共に、異常があった場合、入浴を監視する人に対して早急な対応を促す契機となる入浴システムを提供する。【解決手段】制御装置28には、人感センサ33の検出結果に基づいて、第一の所定時間毎に人が動いているか否かを判定する体動判定手段34と第一の所定時間よりも長い第二の所定時間毎に体動判定手段34で人が動いた回数を積算する体動積算手段41と、体動積算手段41での積算値を複数記憶する記憶手段42と、記憶手段42に記憶された体動積算手段41の積算値に基づいて、第二の所定時間毎の体動積算グラフを作成し、表示部31で表示するグラフ表示手段43とを設けた。【選択図】図4

Description

本発明は、浴槽内の水位変化から水位を検出する水位センサと、浴室内の人の動きを検出する人感センサとを備え、人感センサから浴室内での人の体動を判定する風呂システムに関するものである。
従来より、浴槽内の水位変化から水位を検出する水位センサと、水位センサで検出した水位変化から人の入出浴を判定する入出浴判定手段とを備えた風呂給湯装置において、人が入浴を開始したらタイマーをスタートし、所定の時間に到達したら出浴を促すと共に、現在入浴中か否かを報知する風呂給湯装置が知られていた(特許文献1参照)。
特開2012−107767号公報
しかし、特許文献1のようなものでは、入浴を開始してからタイマーで所定時間を経過するまでは異常が起きているのか判断ができないので、入浴者に異常が起きてから、監視者が異常報知を受け取るまでにタイムラグがあり、早急な対処を必要とする場合でも反応が遅れてしまうという問題があった。
本発明は上記課題を解決するため、浴室内における人の動きを検出する人感センサと、浴室外に浴室内の情報を画面に表示することができる表示部を有した操作装置と、前記操作装置と通信可能に接続された制御装置とを備え、前記制御装置には、前記人感センサの検出結果に基づいて、第一の所定時間毎に人が動いているか否かを判定する体動判定手段とを設けた風呂システムにおいて、前記制御装置には、前記第一の所定時間よりも長い第二の所定時間毎に前記体動判定手段で人が動いた回数を積算する体動積算手段と、前記体動積算手段での積算値を複数記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記体動積算手段の積算値に基づいて、第二の所定時間毎の体動積算グラフを作成し、前記表示部で表示するグラフ表示手段とを設けた。
また、浴槽内における圧力変化から水位を検出する水位センサと、前記水位センサの検出した圧力変化に基づいて、人が入浴したか出浴したかを判定する入浴判定手段とを備え、前記グラフ表示手段は、前記入浴判定手段で判定した人の入出浴状態に応じて、前記体動積算グラフを変化させるようにした。
また、前記体動積算グラフは、一軸を積算値、他軸を時間で表した棒グラフを用いるようにした。
また、前記体動積算グラフは、前記入浴判定手段で判定した人の入出浴状態に応じて、前記体動積算グラフの色を変えるようにした。
本発明によれば、体動積算グラフを用いることで、表示部を有した操作装置で現在の体動積算値を確認することができると共に、過去の体動積算値の推移を現在の体動積算値と比較を行うことができるので、何か異常があった場合、監視者に早急な対応を促す契機とすることができるため、より安全な入浴見まもりを提供することができる。
本発明の第1実施形態の概略説明図 本発明の湯上りタイマーと報知開始手段の動作を表すフローチャート 本発明の体動積算手段の動作を表すフローチャート 本発明のグラフ表示手段で表示するグラフの一例 本発明のグラフ表示手段で表示するグラフの一例
次に、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
1は温水を貯湯する貯湯タンク、2は温水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット、3は浴槽である。
4は貯湯タンク1とヒートポンプユニット2を循環可能に接続する加熱循環回路で、加熱循環ポンプ5を有し貯湯タンク1の下部に接続されたヒーポン往き管及び貯湯タンク1上部に接続されたヒーポン戻り管より構成され、貯湯タンク1下部の冷水を、ヒーポン往き管を介してヒートポンプユニット2で加熱し、加熱された高温の温水をヒーポン戻り管で貯湯タンク1上部に戻して貯湯タンク1内に温水を加熱貯湯するものである。なお、貯湯タンク1の外周面には貯湯温度センサ6を有しており、この貯湯温度センサ6が所定温度以上を検出することで貯湯量を検知するものである。
7は貯湯タンク1に水を供給する給水管、8は貯湯タンク1内の温水を出湯する出湯管、9は給水管7から分岐し、貯湯タンク1を迂回する給水バイパス管、10は給水バイパス管9からの冷水と出湯管8からの温水を設定温度になるように混合する給湯混合弁、11は混合された設定温度の温水を給湯する給湯管、12は給湯管11の端部に設けられる給湯栓である。13は給湯混合弁10の下流に設けた給湯温度センサ、14は給湯量をカウントする給湯流量センサである。なお、15は水道圧を所定の圧力に減圧する減圧弁、16は加熱されることによる過圧を逃がす圧力逃し弁である。
17は風呂循環回路で、貯湯タンク1内の湯水と循環する風呂の湯水とを熱交換させる風呂熱交換器18と浴槽3とを、浴槽3から風呂熱交換器18に向かう風呂往き管17a及び風呂熱交換器18から浴槽3に向かう風呂戻り管17bとで循環可能に接続するものである。そして、19は浴槽3と風呂循環回路17を接続する循環口である。
20は風呂循環回路17に設けられた風呂循環ポンプ、21は流水の有無を検出する流水センサ、22は風呂循環回路16を流れる風呂の温度を検出する風呂温度センサ、23は湯水の水圧から浴槽3内の水位を検出する水位センサであり、風呂循環回路17途中の風呂循環ポンプ20よりも上流側に設けられている。この水位センサ23は、湯水の水圧から浴槽3内の水位を検出しているので、循環口19が露出してしまうと水位検出が行えないため、水位を検出するためには循環口19よりも水位が上である必要がある。
24は給湯管11途中から分岐されて風呂循環回路17に接続され浴槽3への湯張りを行うための湯張り管、25はこの湯張り管24に設けられ浴槽3への湯張りの開始、停止を行う湯張り弁、26は浴槽3への湯張り量をカウントする風呂流量センサである。
27はヒートポンプユニット2の加熱制御を行う加熱制御部、28は給湯および風呂の制御を行う制御装置で、貯湯温度センサ6、給湯温度センサ13、給湯流量センサ14、流水センサ21、風呂温度センサ22、水位センサ23、風呂流量センサ26、の検出値が入力され、加熱循環ポンプ5、給湯混合弁10、風呂循環ポンプ20、湯張り弁26を駆動するものである。
29は制御装置28と通信可能で、浴室内に設けられた操作装置としての浴室内リモコンであり、操作部30と、設定内容を表示する表示部31と、スピーカー等の音を発生させる音発生部32と、浴室内における人の体動の有無を検出すると共に、浴室への入室と浴室からの退室を検出する人感センサ33とが設けられている。
人感センサ33は、検出エリア内の熱源の温度変化量を検出する焦電センサであり、浴室に人がいて、動きがあることを検出する。具体的には、人感センサ33は、人が移動したときや手足などを動かすことによる検出エリアの温度変化を検出することにより、浴室内に人がおり、人の体動の有無を検出すると共に、浴室への入室と浴室からの退室を検出するものであり、人感センサ33の検出結果に基づいて、制御装置28に設けられた体動判定手段34で第一の所定時間毎(ここでは1秒毎)に浴室内の人が動いているか否かの判定を行い、更に入室判定手段35で浴室内への入室と浴室外への退室との判定を行う。
また、人感センサ33の検出エリアを詳しく説明すると、入浴中の人も洗い場でシャワーを浴びている人も等しく検出できるものが望ましく、少なくとも人の入退出及び人が浴槽に浸かっていても入浴者の体動が検出できるような範囲を検出できる人感センサ33である。
また、この焦電センサからなる人感センサ33は、複数の増幅回路を有しており、この複数の増幅回路は制御装置28が制御している。この複数の増幅回路を必要に応じて切り替えることで、人感センサ33の検出値を増幅させ、人感センサ33の感度を変更している。さらに、人感センサ33の感度は、人の動作の有無を検出する温度変化量の閾値を下げることにより上げても良い。
また、制御装置28には、浴槽3に人が入浴したのか、または、浴槽3から人が出浴したのかを判定する入浴判定手段36が設けられている。具体的には、入浴判定手段36は、風呂循環ポンプ20が停止している時に、人が浴槽3内に入浴または浴槽3外に出たときの出浴で生じる圧力変化を水位センサ22で検出し、検出結果に基づいて、人の入浴または出浴を判定している。
そして、37は制御装置28と通信可能で、浴室外に設けられた操作装置としての浴室外リモコンであり、浴室内リモコン29と同様に操作部30、表示部31、音発生部32を有していて、浴室内の情報を浴室外に報知することができる。
また、この浴室外リモコン37以外に制御装置と通信可能に接続された操作装置としての携帯端末装置の表示部に報知することも可能である。
また、制御装置28には、自動保温運転時の動作を制御する保温運転制御手段38と、入浴判定手段36で入浴したと判定してから出浴したと判定するまでの時間をカウントする湯上がりタイマー39と、浴室内で入浴者に異常が発生した時に浴室内リモコン29及び浴室外リモコン37に備えた表示部31および音発生部32を用いて、浴室内で入浴者に異常が発生した旨や入浴者に体動を促す旨の報知を開始させる報知開始手段40が備えられている。
さらに、制御装置28には、体動判定手段34で人の動きの回数を第一の所定時間よりも長い第二の所定時間の間(ここでは1分間)積算していく体動積算手段41と、体動積算手段41で積算した体動積算値を複数(ここでは20個)記憶する記憶手段42と、記憶手段42に記憶された体動積算手段41の体動積算値に基づいて、第二の所定時間よりも長い第三の所定時間前(ここでは記憶手段に記憶する体動積算値が20個であり、体動積算値1つにつき1分の記憶とするため20分)から現在までの体動積算グラフを作成し、作成した体動積算グラフを表示部31に表示するグラフ表示手段43を設けられている。
次に、沸き上げ運転について説明する。
沸き上げ要求があると、制御装置28は、貯湯タンク1とヒートポンプユニット2を繋ぐ配管の途中にある加熱循環ポンプ5を駆動して、貯湯タンク1内下部から水をくみ上げ、ヒートポンプユニット2で温めて貯湯タンク1上部に戻す動作を続ける事により徐々に貯湯タンク1内の水が高温水へと沸き上げる。
次に、給湯動作ついて説明する。
給湯栓12が開かれると給水管7から給水され、貯湯タンク1下部に流入すると共に給水バイパス管9を通り、貯湯タンク1上部から押し出された高温水と給水バイパス管9の給水が給湯ミキシング弁10で混ぜ合わされ、給湯設定温度と給湯サーミスタ13で検出された温度が同じなるように調整された湯水が給湯栓12から給湯される。
また、湯張り動作について説明する。
浴室内リモコン29および浴室外リモコン37の湯張りスイッチが押されると制御装置28は湯張り弁25を開弁し、給水管7から給水を供給し、貯湯タンク1下部に流入すると共に給水バイパス管9を通り、貯湯タンク1上部から押し出された高温水と給水バイパス管9の給水が給湯混合弁10で混ぜ合わされ、風呂設定温度と風呂温度センサ22で検出された温度が同じになるように調整された湯水が浴槽3に流入されることで湯張りが開始される。そして、風呂流量センサ26で流れた流量を検出して、流れた流量の合計積算値が湯張り設定量分流れたら制御装置28が湯張り弁25を閉状態にすることで湯張りを完了する。また、風呂循環回路17には往き管と戻り管の2本の経路があるが、2本の配管から同時に給湯して湯張り運転を行う高速湯張り運転を行うこともできる。
そして、保温運転制御手段38は、湯張り運転完了後から浴室内リモコン29および浴室外リモコン37で予め設定された浴槽の湯を一定温度に沸き上げる自動保温運転の設定時間(ここでは約3時間)の間、繰り返し行う。
また、この湯張り運転が完了したあとの自動保温運転が開始されることで、体動判定手段34と入室判定手段35と入浴判定手段36と保温運転制御手段38と湯上りタイマー39と報知開始手段40と体動積算手段41と記憶手段42とグラフ作成手段43との動作による本実施例の動作が開始するものであり、浴室内リモコン29または浴室外リモコン37の電源を切ること、または、所定期間の自動保温運転が終了することで、体動判定手段34と入室判定手段35と入浴判定手段36と保温運転制御手段38と湯上りタイマー39と報知開始手段40の動作による本実施例の動作が停止するようにしている。
また、ユーザーが任意で自動保温運転の実行または本実施例の湯上りタイマー39と報知開始手段40と体動積算手段41と記憶手段42とグラフ表示手段43を用いた見まもり動作の実行を選択するスイッチを設け、開始もしくは解除するようにしてもよい。
次に湯上りタイマー39を用いた入浴判定から報知開始までの流れを図2のフローチャートに基づいて説明する。
まず、水位センサ23の圧力変化の検出値に基づいて浴槽への入浴の有無を確認し、水位センサ23で浴槽の水位が所定水位上昇したと検出したら(S1がYes)、入浴判定手段36は浴槽に人が入浴したとし、入浴状態と判定し(S2)、制御装置28は湯上りタイマー39のカウントをスタートする(S3)。
そして、湯上りタイマー39のカウント途中に、入浴判定手段36は水位変化に基づいて出浴したかを確認し(S5)、水位センサ23で浴槽の水位が所定水位下降したと検出し、入浴判定手段36が出浴と判定したら(S5がNo)、出浴確定してタイマーカウントを終了する(S6)。
また、湯上りタイマー39のカウント途中に出浴の判定がなく(S5がNo)、湯上りタイマーのカウントが予め設定された判定時間に達したら(S6がYes)、報知開始手段40は浴室内リモコン29から「設定時間に達しました。」という出浴を促す旨の報知及び入浴時間が長くなっているという旨の報知をする(S7)。
そして、浴室内リモコン29の報知を受けて、水位センサ23で浴槽の水位が所定水位下降したと検出し、入浴判定手段36が出浴と判定したら(S8がNo)、出浴確定してタイマーカウントを終了する(S9)。
また、報知開始手段40は、水位センサ23で浴槽の水位が所定水位下降したと検出せず入浴判定手段36は出浴判定しないまま(S8がYes)、さらに異常判定時間以上入浴し続けた場合、浴室内リモコン29及び浴室外リモコン37で異常状態であることを報知する(S10)。
このように、湯上りタイマー39のカウントが設定時間に達したら、浴室内リモコン29で報知することで、予め定めた入浴時間で入浴を行うことができ、浴室にいて時計等で時間を測れない環境でも適切な入浴を行う事ができる。
また、判定時間到達後に、異常判定時間以上入浴し続けた場合は浴室外リモコン37からも異常判定の報知を行うので、入浴者に異常があった場合すぐに駆け付けることができるので、安全な入浴を提供することができる。
次に人が浴室に入室してから退室するまでの体動を積算する体動積算手段41について図3のフローチャートに基づいて詳しく説明する。
まず、人が浴室に入室したことを判定する入室判定手段35が判定すると(S11がYes)、体動判定手段34は、第一の所定時間(ここでは1秒)経過すると(S12がYes)、体動があったかどうかを確認する(S13)。
ここで、体動判定手段34が体動があったと判定した場合(S13がYes)、体動積算手段41は、記憶手段42の一時領域に保持する体動積算値を+1する(S14)。また、体動判手段34が体動がなかったと判定した場合(S13がNo)、体動積算手段41は体動積算値を+0とする(S15)。
また、体動積算手段41で積算した体動積算値が、入浴者が入浴中のときのことなのか洗い場にいるときのことなのかを入浴判定手段36で確認する(S16)。この入出浴状態も記憶手段42の一時領域に体動積算値と合わせて保持する。
そして、第二の所定時間(ここでは1分)が経過しているかを確認し(S16)、経過していない場合は(S16がNo)、S12に戻り体動の積算を行う。
このように、第二の所定時間(ここでは1分)が経過するまで体動積算手段41が体動の積算を行うため、1分あたりの体動積算値を出力することができると共に、この1分あたりの体動積算値が入浴中のことなのか、洗い場にいるときのことなのかを記憶手段42に記憶された入出浴状態の総合値の多い方で入浴中なのか、洗い場にいるときのことなのかを判断することができる。
そして、第二の所定時間が経過すると(S16がYes)、体動積算手段41で積算した1分あたりの体動積算値を記憶手段42で順次記憶し(S17)、体動積算手段41は記憶手段42の一時領域に保持している体動積算値をリセットし(S18)、S12に戻る。
このとき、記憶された体動積算値の個数が所定の個数(ここでは現時刻から20分前までの体動積算グラフを作成するため20個)以上であるかどうかを確認し、20個より多い場合は、記憶手段42で最も古い時間に記憶した体動積算値を破棄し、新しい体動積算値を記憶して体動積算値を20個以内に調整するため、現時刻より20分前の体動積算値を更新して記憶することができる。
このように、第二の所定時間毎の体動積算値を出力し、時間経過における1分あたりの体動積算値と入出浴状態を時間の経過順に記憶手段42で複数記憶しておくことができる。
次に記憶手段42で記憶された体動積算値に基づいて体動積算グラフの作成について詳しく説明する。
まず、グラフ表示手段43は、記憶手段42に記憶された体動積算値に基づいて、横軸を時間、縦軸を体動積算値とするグラフを作成し、浴室外リモコン37で体動積算グラフを表示する。
そして、グラフ表示手段43は、記憶手段42に記憶された体動積算値に基づいて体動積算グラフを表示してから第二の所定時間が経過すると、更新された体動積算値に基づいて体動積算グラフを作成し、体動積算グラフを更新して表示する。
このように、体動積算手段41で体動を積算し、第二所定時間毎の体動積算値を記憶し、体動積算グラフを作成すると共に第二所定時間毎に体動積算グラフを更新しており、図4のような表示画面を浴室内リモコン29及び浴室外リモコン37に表示することで、第三の所定時間前(ここでは20分前)から現在時刻までの体動積算値の推移を確認することができる。
また、記憶手段42で入出浴状態と体動積算値を記憶しておき、洗い場での動きなのか入浴中での動きなのかを色分けして表示部31に表示することで、より見やすい体動積算グラフを提供することができる。
また、図5の現時刻から3分前のように体動積算値が低い状態が続いたとき、なにか異常があったことを浴室外にいる監視者に把握させることで、早急な対応を促すことができる。
また、体動積算グラフを用いることで、異常判定時間に到達したことを報知する湯上がりタイマーよりも早いタイミングで、監視者に早急な対応を促すことができるため、より安全な入浴見守りを提供することができる。
なお、本発明は本実施例に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で改変する事を妨げるものではなく、例えば、今回はヒートポンプ式貯湯給湯機を用いて説明したが、貯湯タンク1内にヒーターを設けたものやバーナなどの熱源で湯水を加熱する給湯機でもよいものである。
また、本実施形態では、体動積算グラフの表示および各種設定の変更操作を浴室内リモコン29及び浴室外リモコン37で行っていたが、制御装置と通信可能に接続された携帯端末装置に体動積算グラフの表示および各種設定の変更操作が行えるように操作部30、表示部31、音発生部32を設けたものでも良い。
また、本実施形態では、第一の所定時間、第二の所定時間、第三の所定時間、所定の個数等で数値を記載しているが、適宜変更しても良いものである。
また、本実施形態では体動積算グラフの表示を画面全体でおこなっているが、この表示画面に限定するものではなく、画面の一部に体動積算グラフを表示し、画面の他部に入浴中及び入室中の状態を表すアニメーションを表示したり、湯上りタイマーの残り時間を表示することも可能である。
1 貯湯タンク
3 浴槽
28 制御装置
29 浴室内リモコン
33 人感センサ
34 体動判定手段
35 入室判定手段
36 入浴判定手段
39 湯上りタイマー
41 体動積算手段
42 記憶手段
43 グラフ表示手段

Claims (4)

  1. 浴室内における人の動きを検出する人感センサと、
    浴室外に浴室内の情報を画面に表示することができる表示部を有した操作装置と、前記操作装置と通信可能に接続された制御装置とを備え、
    前記制御装置には、前記人感センサの検出結果に基づいて、第一の所定時間毎に人が動いているか否かを判定する体動判定手段とを設けた風呂システムにおいて、
    前記制御装置には、
    前記第一の所定時間よりも長い第二の所定時間毎に前記体動判定手段で人が動いた回数を積算する体動積算手段と、
    前記体動積算手段での積算値を複数記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記体動積算手段の積算値に基づいて、第二の所定時間毎の体動積算グラフを作成し、前記表示部で表示するグラフ表示手段とを設けたことを特徴とする風呂システム。
  2. 浴槽内における圧力変化から水位を検出する水位センサと、前記水位センサの検出した圧力変化に基づいて、人が入浴したか出浴したかを判定する入浴判定手段とを備え、
    前記グラフ表示手段は、前記入浴判定手段で判定した人の入出浴状態に応じて、前記体動積算グラフを変化させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の風呂システム。
  3. 前記体動積算グラフは、一軸を積算値、他軸を時間で表した棒グラフを用いるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の風呂システム。
  4. 前記体動積算グラフは、前記入浴判定手段で判定した人の入出浴状態に応じて、前記体動積算グラフの色を変えるようにしたことを特徴とする請求項2または3記載の風呂システム。
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