JP2021134651A - 遮蔽装置の操作装置 - Google Patents

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JP2021134651A JP2020082657A JP2020082657A JP2021134651A JP 2021134651 A JP2021134651 A JP 2021134651A JP 2020082657 A JP2020082657 A JP 2020082657A JP 2020082657 A JP2020082657 A JP 2020082657A JP 2021134651 A JP2021134651 A JP 2021134651A
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Hajime Nakamura
元 中村
昌輝 小川
Masateru Ogawa
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Abstract

【課題】操作コードを支持部材に取り付けるときにおける、作業者の負担を抑制することができる遮蔽装置の操作装置を提供することを目的としている。【解決手段】支持部が巻取軸4を支持し、着脱ケース2dが支持部に取り付けられた第1状態において、着脱ケースは、操作コードからプーリー2bへ回転が伝達可能になるように操作コードを押さえており、支持部が巻取軸を支持し、着脱ケースが支持部から取り外された第2状態において、着脱ケースは、脱落しないように構成され、且つ、着脱ケースによる操作コードの押さえが緩み、操作コードがプーリーに取り付け及び取り外し可能である、遮蔽装置の操作装置2が提供される。【選択図】図4

Description

本発明は、遮蔽装置の操作装置に関する。
従来、例えば建物の窓等に対向するように設置される遮蔽装置が各種提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の遮蔽装置は、巻取軸と、遮蔽材と、支持部材と、操作コードとを備えている。ここで、支持部材は例えば建物等に固定され、また、巻取軸を支持可能に構成されている。また、支持部材はケースと当該ケースに設けられたプーリーとを備え、このプーリーには操作コードが掛けられており、ユーザーが操作コードを操作することで、遮蔽材が巻取軸に巻き取られ、又は、巻取軸から巻き戻される。
特許文献1の遮蔽装置の操作コードを交換する場合において、作業者は、既設の操作コードを支持部材のプーリーから取り外し、新しい操作コードを当該プーリーに取り付ける必要がある。作業者は、環状の既設の操作コードを環状状態から非環状状態とし、その後、操作コードを引っ張ることで既設の操作コードを支持部材から取り外すことができる。そして、作業者は、例えば、プーリーを回転させながら、新しい非環状の操作コードの先端をプーリーとケースとの間の隙間に差し込むことで、操作コードをケース内に徐々に挿入しながらプーリーに係合させることができる。その後、作業者は、ケース内を通過した操作コードの端部と、他方の操作コードの端部とを連結することで、新しい操作コードを支持部材に取り付けることができる。
特開2016−199969号公報
特許文献1の遮蔽装置の操作コードを支持部材に取り付ける場合において、作業者は、プーリーを回転させながら、非環状の操作コードの先端をプーリーとケースとの間の隙間に差し込むことで、操作コードを支持部材に取り付けることができる。この方法は、巻取軸を支持部材から取り外し、その後、支持部材のケースをプーリーから分離しなくても、実現可能である。しかし、この方法は、非環状の操作コードをプーリーとケースとの間の隙間に挿入する作業だけでなく、プーリーを回転させる作業も同時に必要である。作業者の頭上に配置される遮蔽装置に対して、これらの作業を同時に行うことは、作業者の負担が大きい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、操作コードを支持部材に取り付けるときにおける、作業者の負担を抑制することができる遮蔽装置の操作装置を提供することを目的としている。
本発明によれば、遮蔽材を巻き取り及び巻き戻し可能に構成された巻取軸が取り付けられる、遮蔽装置の操作装置であって、支持部材を備え、前記支持部材は、支持部と、プーリーと、着脱ケースと、を有し、前記着脱ケースは、前記巻取軸の端部側に設けられ、且つ、前記支持部が前記巻取軸を支持している状態において前記支持部に対して取り付け及び取り外し可能に構成され、前記支持部が前記巻取軸を支持し、前記着脱ケースが前記支持部に取り付けられた第1状態において、前記着脱ケースは、操作コードから前記プーリーへ回転が伝達可能になるように前記操作コードを押さえており、前記支持部が前記巻取軸を支持し、前記着脱ケースが前記支持部から取り外された第2状態において、前記着脱ケースは、脱落しないように構成され、且つ、前記着脱ケースによる前記操作コードの押さえが緩み、前記操作コードが前記プーリーに取り付け及び取り外し可能である、遮蔽装置の操作装置が提供される。
本発明に係る遮蔽装置の操作装置によれば、第1状態から第2状態への移行が可能である。すなわち支持部が巻取軸を支持したまま、着脱ケースが支持部から取り外し可能である。このため、作業者は、巻取軸を支持部材から取り外す等の作業や、プーリーを回転させながら着脱ケースとプーリーとの間の隙間に操作コードを挿入するといった作業をせずとも、容易に操作コードを取り付けることができる。
また、本発明に係る遮蔽装置の操作装置によれば、第2状態(支持部が巻取軸を支持し、着脱ケースが支持部から取り外された)において、着脱ケースが脱落しないように構成され、また、第2状態において、作業者は、操作コードをプーリーに取り付け及びプーリーから取り外し可能である。このため、作業者が着脱ケースを支持部から取り外したときにおいて作業者が例えば床等に着脱ケースを置く作業が不要である。
このように、本発明に係る遮蔽装置の操作装置は、操作コードを支持部材に取り付けるときにおける、作業者の負担を抑制することができる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記着脱ケースは、開口部を有し、前記プーリーは、引掛部と、筒状部とを有し、前記引掛部は、その外周部に前記操作コードを引掛け可能に構成され、前記筒状部は、前記プーリー側から前記着脱ケース側へ向かう方向に突出し、且つ、前記着脱ケースの前記開口部に挿入されている、遮蔽装置の操作装置が提供される。
好ましくは、前記着脱ケースは、第1状態において、前記巻取軸の軸方向又は前記巻取軸の軸方向に直交する方向に前記支持部に対して取り付け及び取り外し可能に構成されている、遮蔽装置の操作装置が提供される。
好ましくは、前記支持部は、ブラケットと、軸部と、取付ケースとを有し、前記ブラケットには、前記軸部及び前記取付ケースが取り付けられ、前記軸部には、前記プーリーが回転可能に設けられ、
前記着脱ケースは、第1状態において、前記取付ケースに対して取り付け及び取り外し可能に構成される、遮蔽装置の操作装置が提供される。
好ましくは、前記着脱ケースは、第2状態において、前記支持部から脱落しないように前記支持部、前記プーリー、又は前記巻取軸に支持されるように構成されている、遮蔽装置の操作装置が提供される。
本発明の実施形態の別の観点によれば、遮蔽材を巻き取り及び巻き戻し可能に構成された巻取軸が取り付けられる、遮蔽装置の操作装置であって、支持部材を備え、前記支持部材は、支持部と、プーリーと、着脱ケースと、を有し、前記支持部は、前記巻取軸を支持するように構成され、前記プーリーは、前記着脱ケースに収容され、前記着脱ケースは、前記巻取軸の端部側に設けられ、且つ、前記支持部に対して取り付け及び取り外し可能に構成され、前記支持部が前記巻取軸を支持し、前記着脱ケースが前記支持部に取り付けられた第1状態において、前記着脱ケースは、操作コードから前記プーリーへ回転が伝達可能になるように前記操作コードを押さえており、前記支持部が前記巻取軸を支持し、前記着脱ケースが前記支持部から取り外された第2状態において、前記着脱ケースは、前記着脱ケースが前記巻取軸又は前記プーリーに支持され、且つ、前記着脱ケースと前記支持部との間には、前記操作コードの挿通空間が形成されている、遮蔽装置の操作装置が提供される。
好ましくは、第2状態の前記着脱ケースは、前記巻取軸の軸方向に移動可能に構成されている、遮蔽装置の操作装置が提供される。
好ましくは、前記巻取軸は、巻取パイプを有し、前記巻取パイプは、その周面に前記遮蔽材が設けられ、第2状態の前記着脱ケースは、前記支持部側から前記巻取パイプ側へ向かう方向において、前記巻取パイプに接触するまで移動可能である、遮蔽装置の操作装置が提供される。
好ましくは、前記着脱ケースは、前記支持部から取り外されている前記着脱ケースを前記支持部側に近づけると、前記挿通空間に位置する前記操作コードを第1状態の前記操作コードの位置へ誘導するように構成されている、遮蔽装置の操作装置が提供される。
好ましくは、前記着脱ケースは、誘導部を有し、前記誘導部は、前記プーリーに向かい合うように設けられ、且つ、前記支持部から取り外されている前記着脱ケースを前記支持部側に近づけると、前記挿通空間に位置する前記操作コードを第1状態の前記操作コードの位置へ誘導するように構成されている、遮蔽装置の操作装置が提供される。
好ましくは、前記プーリーは、段差部を有し、前記段差部は、小径部と、大径部とを有し、前記小径部は、前記挿通空間に面しており、且つ、前記小径部は、第2状態のときにおいて、前記操作コードを引掛可能に構成され、前記大径部は、前記小径部よりも外径が大きく、且つ、前記大径部には、第1状態のときにおいて、前記操作コードが配置され、前記誘導部は、傾斜面を有し、前記傾斜面は、前記着脱ケースから前記支持部へ向かうにしたがい、下側に傾斜している、遮蔽装置の操作装置が提供される。
好ましくは、前記着脱ケースは、開口部を有し、前記小径部は、筒状に構成され、且つ、前記支持部側から前記着脱ケース側へ向かう方向に突出し、且つ、前記着脱ケースの前記開口部に挿入され、前記誘導部は、前記小径部の周囲に設けられている、遮蔽装置の操作装置が提供される。
図1Aは、第1実施形態に係る遮蔽装置10の正面図である。図1Bは、図1Aに示す遮蔽装置10の側面図である。 図2Aは、図1Aに示す操作装置2の斜視図である。図2Bは、図2Aに示す操作装置2の分解斜視図である。 図3Aは、図2Aに示す3つの点Aを通る面における、操作装置2の断面図である。図3Aは、第1状態に対応している。また、図3Aでは、巻取軸4(固定軸4a、巻取パイプ4b及び軸部材4c)を破線で模式的に示している。図3Bは、図3Aに示す領域Bの拡大図である。 図4Aは、図3Aに示す着脱ケース2dをブラケット2aから取り外した状態を示している。図4Bは、図4Aに示すボールチェーン3をプーリー2bから取り外した状態を示している。図4A及び図4Bは、第2状態に対応している。 図5Aは、第2実施形態に係る遮蔽装置の操作装置2の分解斜視図である。図5Bは、図5Aに示す着脱ケース2dの説明図である。図5Bは図5Aとは異なる方向から着脱ケース2dを見た斜視図である。 図6Aは、第2実施形態に係る遮蔽装置の操作装置2の断面図であり、第2状態に対応している。図6Bは、図6Aに示す着脱ケース2dを取付ケース2cに向かって移動させた状態を示した断面図であり、第2状態に対応している。図6A及び図6Bでは、巻取軸4(固定軸4a、巻取パイプ4b及び軸部材4c)を破線で模式的に示している。 図7Aは図6Bに示す領域Aの拡大図である。図7Bは、図7Aに示す着脱ケース2dを取付ケース2cに向かって移動させ、着脱ケース2dを取付ケース2cに取り付けた状態を示している。図7Aは、第2状態に対応し、図7Bは、第1状態に対応している。 図8は、ボールチェーン3を挿入口zに挿入する様子を示した遮蔽装置10の斜視図である。図8では、着脱ケース2dをブラケット2aから取り外した状態(第2状態)を示している。
1.第1実施形態
1−1.第1実施形態の全体構成
図1A及び図1Bに示すように、遮蔽装置10は、遮蔽材1と、操作装置2と、ボールチェーン3と、巻取軸4と、ウエイトバー5とを備えている。ボールチェーン3は、操作コードに対応する構成である。第1実施形態に係る遮蔽装置10はロールスクリーンであり、遮蔽材1は生地等から構成され、遮蔽材1の下端部にはウエイトバー5が取り付けられている。
図1Aに示すように、操作装置2は、一対の支持部材2A,2Bを有し、各支持部材2A,2Bは窓の上枠等といった建物の被取付体に固定される。これにより、遮蔽装置10は被取付体に固定される。支持部材2Aと支持部材2Bとの間には、回転体としての巻取軸4が回転可能に設けられている。巻取軸4の一端部は支持部材2Aに回転可能に支持され、巻取軸4の他端部は支持部材2Bに回転可能に支持されている。
図1Aに示すように、巻取軸4は、固定軸4a(図3A参照)と、巻取パイプ4bと、一対の軸部材4cとを有する。固定軸4aは回転しない。つまり、固定軸4aの一端部が支持部材2Aに固定され、固定軸4aの他端部は支持部材2Bに固定されている。巻取パイプ4bは固定軸4aの外側に回転可能に設けられている。巻取パイプ4bの両端部には、それぞれ、軸部材4cが取り付けられている。軸部材4cは支持部材2A,2Bに回転可能に支持されている。
図1Aに示すように、巻取パイプ4b内には、付勢機構4d及びストッパ4eが設けられている。付勢機構4dは、例えばスプリングモータ等から構成され、ボールチェーン3の操作を補助する機能を有する。また、ストッパ4eは、ボールチェーン3が操作されていないときにウエイトバー5等の重みで巻取軸4が回転することを規制する機能を有する。付勢機構4d及びストッパ4eは遮蔽装置10に設けられていなくてもよい。遮蔽材1は、巻取パイプ4bに吊下支持され、巻取パイプ4bの周面に対して巻き取り及び巻き戻し可能になっている。支持部材2Aはプーリー2bを有し、ボールチェーン3はこのプーリー2bに掛けられている。操作者がボールチェーン3を操作することでプーリー2bが回転し、プーリー2bが回転することで巻取パイプ4bが回転する。その結果、遮蔽材1が巻取パイプ4bに巻き取られる又は巻き戻される。
1−2.第1実施形態の操作装置2の構成説明
1−2−1.支持部材2Aの構成説明
図2A及び図2Bに示すように、支持部材2Aは、ブラケット2aと、プーリー2bと、取付ケース2cと、着脱ケース2dと、軸部2eとを備える。ブラケット2aは、支持部に対応する構成である。
(ブラケット2a)
図2A及び図2Bに示すように、ブラケット2aは、例えば金属製板材から構成され、ブラケット2aは、第1板状部2a1及び第2板状部2a2を有する。第1板状部2a1は、第2板状部2a2の上端部に交差するように接続されている。第1板状部2a1には固定穴2a3が形成されており、固定穴2a3にはブラケット2aを被取付体に固定するためのネジ等が挿入される。第2板状部2a2には、係合穴2a4,2a5が形成されている。係合穴2a4には軸部2eの係合凸部2e3が挿入され、係合穴2a5には着脱ケース2dの係合爪部2d3が挿入される(図2B及び図3A参照)。
(プーリー2b)
図2A及び図2Bに示すように、プーリー2bは、引掛部2b1と、フランジ部2b2と、筒状部2b3と、軸挿入部2b4とを有する。
引掛部2b1は、その外周部にボールチェーン3を引掛けることができるように構成されている。具体的には、引掛部2b1の外周部には周方向に凹凸(図2B参照)が形成されており、ボールチェーン3のボール部が当該外周部の凹の部位に配置される。
図2Bに示すように、フランジ部2b2は、引掛部2b1から立設するように形成されている。フランジ部2b2は、引掛部2b1の周方向に延びており、環状に形成されている。プーリー2bがフランジ部2b2を有することで、操作者が、図3Aの矢印Ar1方向にボールチェーン3を引っ張っても、ボールチェーン3が引掛部2b1から脱落することが防止される。また、プーリー2bがフランジ部2b2を有することで、操作者が、図3Aの矢印Ar1方向にボールチェーン3を引っ張っても、ボールチェーン3が着脱ケース2dに当たりにくくなり、着脱ケース2dが意図せずに外れてしまうことを抑制することができる。
図1A及び図2Bに示すように、筒状部2b3は、支持部材2A側から支持部材2B側へ突出するように形成されている。換言すると、筒状部2b3は、プーリー2b側から着脱ケース2d側へ突出するように形成されている。筒状部2b3の一端側は、引掛部2b1に接続されている。また、図2Aに示すように、筒状部2b3の他端側は、着脱ケース2dがブラケット2aに係合している状態において、着脱ケース2dの開口部2d4(図2B参照)に挿入され、着脱ケース2dから突き出している。図3Aに示すように、筒状部2b3の内側には、巻取軸4の軸部材4cが配置されている。換言すると、筒状部2b3は、軸部材4cを収容するように設けられている。ここで、支持部材2Aには、遮蔽材1及び巻取軸4のサイズに応じた荷重がかかることになる。この荷重は、プーリー2bの軸挿入部2b4を介して、軸部2eの軸支持部2e2で受け止められる。しかし、遮蔽材1及び巻取軸4が大型の場合には巻取軸4の撓み量が大きくなるときがあるので、筒状部2b3は巻取軸4の撓み量が大きくなったときに巻取軸4の端部を補助的に支える役割を担っている。
(取付ケース2c)
図2A及び図2Bに示すように、取付ケース2cは、板状部2c1と、屋根部2c2と、座部2c3と、開口部2c4と、一対の係合凸部2c5とを有する。
板状部2c1には、軸部2eが挿入される開口部2c4が形成されている。板状部2c1は、ブラケット2aの第2板状部2a2と、軸部2eの基部2e1との間に挟まれるように設けられている。板状部2c1は、フランジ部2b2と同様の機能を有する。つまり、操作者が、図3Aの矢印Ar2方向にボールチェーン3を引っ張っても、ボールチェーン3が引掛部2b1から脱落することが防止される。
屋根部2c2は板状部2c1の上部に接続されている。屋根部2c2は孤状に延びるように形成されている。屋根部2c2は、着脱ケース2dの屋根部2d2と共に、ボールチェーン3からプーリー2bへ回転が伝達可能になるようにボールチェーン3を押さえる機能を有する。屋根部2c2の機能等については、後段の着脱ケース2dで説明する。
座部2c3は、取付ケース2cに環状に形成されている。座部2c3の内縁部には、開口部2c4が形成されている。開口部2c4には軸部2eが挿入され、これにより、軸部2eの係合凸部2e3がブラケット2aと係合する。座部2c3には、軸部2eの基部2e1が配置され、軸部2eの基部2e1を受ける機能を有する。図2Bに示すように、係合凸部2c5は、後述する着脱ケースの係合凹部2d7と係合する。係合凸部2c5は、遮蔽装置を正面から見たときの奥行方向における屋根部2c2の両端部に、それぞれ形成されている。
(着脱ケース2d)
図2A及び図2Bに示すように、着脱ケース2dは、基部2d1と、屋根部2d2と、係合爪部2d3と、開口部2d4と、係合凹部2d7とを有する。
ここで、第1実施形態における第1及び第2状態について説明する。図3Aに示すように、第1状態は、ブラケット2aがプーリー2bや軸部2eを介して巻取軸4(巻取パイプ4b及び軸部材4c)を支持し、着脱ケース2dがブラケット2aに取り付けられている状態である。図4A及び図4Bに示すように、第2状態は、ブラケット2aがプーリー2bや軸部2eを介して巻取軸4(巻取パイプ4b及び軸部材4c)を支持し、着脱ケース2dがブラケット2aから取り外された状態である。
着脱ケース2dは、第1状態(図3Aに示す状態)において、巻取軸4の軸方向に、支持部材2Aに対して取り付け及び取り外し可能に構成されている。そして、着脱ケース2dは、第2状態(図4Aに示す状態)において、巻取軸4の軸方向に移動可能である。また、第2状態の着脱ケース2dは、第2板状部2a2側から巻取パイプ4b側へ向かう方向において、巻取パイプ4bに接触するまで移動可能である。つまり、作業者が着脱ケース2dを第2板状部2a2側から巻取パイプ4b側へ移動させると、着脱ケース2dが巻取パイプ4bに接触し、第2板状部2a2側から巻取パイプ4b側へ移動させることができなくなる。
図3Aに示すように、基部2d1は、取付ケース2cと共にプーリー2bを収容している。基部2d1は、板状に形成されている。基部2d1には開口部2d4が形成され、開口部2d4には筒状部2b3が挿入されている。
図2Bに示すように、屋根部2d2は、基部2d1の上部に接続されている。屋根部2d2は、屋根部2c2と同様に、孤状に延びるように形成されている。第1状態において、屋根部2d2は、上述の屋根部2c2と共に、ボールチェーン3からプーリー2bへ回転が伝達可能になるようにボールチェーン3を押さえる機能を有する。仮に、屋根部(屋根部2c2及び屋根部2d2)が設けられていないと、ボールチェーン3の各ボール部は、プーリー2bの引掛部2b1の凸の部位を乗り越え、ボールチェーン3が引掛部2b1上を滑ってしまい、ボールチェーン3のトルクがプーリー2bに適切に伝達されなくなる。つまり、図3Bに示すように、屋根部(屋根部2c2及び屋根部2d2)は、ボールチェーン3のボール部との間のクリアランスCrを小さくすることで、ボールチェーン3のボール部が引掛部2b1の凸に乗り上げることを規制する機能を有する。それに対し、第2状態において、屋根部2d2は、プーリー2bに対して左側にずれる。このため、第2状態においては、着脱ケース2dによるボールチェーン3の押さえ(規制)が緩んでいる。
係合爪部2d3は、屋根部2d2に接続されている。係合爪部2d3は、係合穴2a5に挿入されて、ブラケット2aの第2板状部2a2に係合する。これにより、着脱ケース2dはブラケット2aに取り付けられる。
係合凹部2d7は、係合凸部2c5に係合する。係合凹部2d7は、屋根部2d2の内側面に形成されている。また、係合凹部2d7は、遮蔽装置を正面から見たときの奥行方向における屋根部2d2の両端部に、それぞれ形成されている。係合凸部2c5と係合凹部2d7とが係合することにより、着脱ケース2dは取付ケース2cに取り付けられる。
第1状態において、開口部2d4には、筒状部2b3が挿入されている。また、第2状態において、開口部2d4には、巻取軸4(軸部材4c)が挿入されている。つまり、着脱ケース2dは、第1及び第2状態のいずれの状態においても、支持部材2Aから脱落しない。
換言すると、図3Aに示す状態(第1状態)おいて、着脱ケース2dはブラケット2a及び取付ケース2cに係合している。また、着脱ケース2dがブラケット2aとの係合が解除された直後の状態(第2状態)において、作業者が着脱ケース2dを手から離しても、着脱ケース2dは筒状部2b3に引掛る。更に、図4Aに示及び図4Bに示す状態(第2状態)において、作業者が着脱ケース2dを手から離しても、着脱ケース2dは巻取軸4(軸部材4c)に引掛る。
(軸部2e)
図2A及び図2Bに示すように、軸部2eは、基部2e1と、軸支持部2e2と、係合凸部2e3とを有する。
基部2e1は、取付ケース2cの座部2c3に取り付けられるものである。基部2e1は、板状に形成され、基部2e1の一方側の面には係合凸部2e3が接続されている。基部2e1の他方側の面には軸支持部2e2が接続されている。
軸支持部2e2は、筒状部材である。軸支持部2e2には、固定軸4aの一端部が挿入され、軸支持部2e2は、固定軸4aを支持している。また、軸支持部2e2の外周部には、軸部材4cが設けられ、軸支持部2e2は、軸部材4c及び巻取パイプ4bを支持している。
係合凸部2e3は基部2e1から突出するように形成されている。係合凸部2e3がブラケット2a(第2板状部2a2の係合穴2a4)に係合することで、取付ケース2cの板状部2c1が、軸部2eの基部2e1によってブラケット2a(第2板状部2a2)へ押しつけられ、取付ケース2cがブラケット2aに固定される。
1−2−2.支持部材2Bの構成説明
図1Aに示すように、支持部材2Bは、ブラケット2Baと、ケース2Bbと、軸支持部(図示省略)とを備えている。ブラケット2Baの機能は、ブラケット2aと同様である。ケース2Bbは、ブラケット2Baに着脱可能に取り付けられている。また、支持部材2Bの軸支持部は、ケース2Bb内に収容されている。そして、この軸支持部は、固定軸4aの他端部が挿入されて、当該他端部を支持しており、また、この軸支持部の外周部には、軸部材4cが設けられている。
1−3.ボールチェーン3の交換時の動作説明
作業者は、第1状態の着脱ケース2dをブラケット2aから取り外し、図4Aに示すように、着脱ケース2dと取付ケース2cとの間に隙間xを形成する。これにより、着脱ケース2dの状態は、第1状態から第2状態へ遷移する。第2状態において、作業者は、着脱ケース2dを把持している必要はなく、着脱ケース2dを手から離していてもよい。着脱ケース2dが筒状部2b3又は軸部材4cに引掛って脱落しないためである。そして、図4Bに示すように、作業者は、既設のボールチェーン3を隙間xに通し、既設のボールチェーン3をプーリー2bから取り外す。なお、作業者は、既設のボールチェーン3を例えば切断する等により環状状態から非環状状態とし、その後、ボールチェーン3を引っ張ることで既設のボールチェーン3をプーリー2bから取り外すこともできる。
次に、作業者は、非環状の新しいボールチェーン3を、操作装置2又は巻取軸4に掛けた後に、新しいボールチェーン3を環状とする。そして、作業者は、ボールチェーン3を、隙間xに通し、プーリーに2bに取り付ける。最後に、作業者は、第2状態の着脱ケース2dをブラケット2aに取り付ける。
1−4.第1実施形態の効果
従来、着脱ケース2dとプーリー2bの筒状部2b3とが一体の構成であるため、作業者が、着脱ケース2dを左側方向に動かそうとすると、着脱ケース2dが巻取軸4(軸部材4c)に干渉してしまい、着脱ケース2dを左側方向に移動させることが困難となっている。
それに対し、第1実施形態において、基部2d1には開口部2d4が形成され、開口部2d4には筒状部2b3が挿入されている。このため、第1実施形態において、着脱ケース2dは、第1状態から第2状態への移行が可能であり、また、巻取軸4(巻取パイプ4b及び軸部材4c)がブラケット2aに支持されたまま、作業者は、着脱ケース2dをブラケット2aから取り外し可能である。したがって、作業者は、巻取軸4(巻取パイプ4b及び軸部材4c)を支持部材2A,2Bから取り外すといった作業や、プーリー2bを回転させながら着脱ケース2dとプーリー2bとの間の隙間にボールチェーン3を挿入するといった作業をせずとも、容易にボールチェーン3を取り付けることができる。
第1実施形態に係る遮蔽装置10の操作装置2は、第2状態において、着脱ケース2dが脱落しないように構成され、また、第2状態において、作業者は、ボールチェーン3をプーリー2bに取り付け及びプーリーから取り外し可能である。このため、作業者が着脱ケース2dをブラケット2aから取り外したときにおいて作業者が例えば床等に着脱ケースを置く作業が不要である。
2.第2実施形態
第2実施形態では、第1実施形態と相違する構成を中心に説明する。第2実施形態に係る操作装置2の着脱ケース2dは、誘導部2d5を更に有する。
2−1.第2実施形態の操作装置2の構成説明
(プーリー2b)
図5A及び図7Aに示すように、プーリー2bは、引掛部2b1と、筒状部2b3と、軸挿入部2b4とに加えて、挿入凹部2b5と、段差部2b6とを更に有する。なお、プーリー2bは、フランジ部2b2を有しない。引掛部2b1の外径は、筒状部2b3よりも外径よりも大きい。引掛部2b1は大径部に対応し、筒状部2b3は小径部に対応している。
図7A及び図7Bに示すように、挿入凹部2b5は、後述する誘導部2d5が挿入可能に形成されている。挿入凹部2b5は、引掛部2b1と筒状部2b3との間に形成されている。具体的には、挿入凹部2b5は、筒状部2b3の根本側に設けられている。換言すると、挿入凹部2b5は、筒状部2b3の先端側とは反対側に設けられている。また、挿入凹部2b5は、筒状部2b3の外周面と、引掛部2b1の内側面との間に形成されている。
段差部2b6は、第2状態においてボールチェーン3が配置される部分(筒状部2b3)と、第1状態においてボールチェーン3が配置される部分(引掛部2b1)との間に介在するように設けられている。第2実施形態において、段差部2b6は環状に形成されている。段差部2b6の内径側部分(下段部分)には、筒状部2b3が位置し、段差部2b6の外径側部分(上段部分)には、引掛部2b1が位置している。
図5Aに示すように、プーリー2bはフランジ部2b2を有しないので、ボールチェーン3のボール部が円滑に筒状部2b3側から引掛部2b1側へ移動する。このボール部が筒状部2b3側から引掛部2b1へ移動する動作は、後段で説明する。
(取付ケース2c)
第1実施形態では、図4Aに示すように、引掛部2b1の一部は、引掛部2b1を上から見たときに、屋根部2c2から露出している。それに対し、第2実施形態では、図6Aに示すように、引掛部2b1は、引掛部2b1を上から見たとき、屋根部2c2によって隠れている。
(着脱ケース2d)
図5A及び図5Bに示すように、着脱ケース2dは、基部2d1と、屋根部2d2と、係合爪部2d3と、開口部2d4と、一対の係合凹部2d7とに加え、誘導部2d5を更に有する。
第2実施形態において、第2状態の着脱ケース2dは、巻取軸4又はプーリー2bに支持されるように構成されている。第2実施形態では、図6A及び図6Bに示すように、第2状態の着脱ケース2dは、プーリー2bの筒状部2b3に支持されている。第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、着脱ケース2dは、巻取軸4の軸方向に移動可能である。また、第2状態の着脱ケース2dは、第2板状部2a2側から巻取パイプ4b側へ向かう方向において、巻取パイプ4bに接触するまで移動可能である。
誘導部2d5は、着脱ケース2dがブラケット2a及び取付ケース2cに取り付けられている状態において、プーリー2bに向かい合うように設けられている。また、誘導部2d5は、環状に形成されており、誘導部2d5は、プーリー2bの筒状部2b3の周囲に設けられている。更に、誘導部2d5は、巻取軸4の軸方向における側方に配置されている。
誘導部2d5は、ボールチェーン3をプーリー2bへ誘導可能に構成されている。誘導部2d5は、ブラケット2a及び取付ケース2cから取り外されている着脱ケース2dをブラケット2a側に近づけると、ボールチェーン3をプーリー2bの引掛部2b1へ誘導するように構成されている。具体的には、誘導部2d5は、着脱ケース2d側からブラケット2a側に向かう方向において、外径が小さくなるように形成されている。このため、誘導部2d5の外側面には、傾斜面2d6が形成されている。傾斜面2d6も、誘導部2d5と同様に、環状に形成されている。誘導部2d5の傾斜面2d6は、ブラケット2aから取り外されている着脱ケース2dをブラケット2a側に近づけると、ボールチェーン3を引き上げてプーリー2bの引掛部2b1へ誘導する。このため、誘導部2d5は、ボールチェーン3を支持部材に取り付けるときにおける、作業者の負担を抑制することが可能となっている。
誘導部2d5は傾斜面2d6が形成されているがこれに限定されるものではなく、誘導部2d5は、ボールチェーン3を引き上げられるような段差が形成された形状であってもよい。
誘導部2d5は、環状である必要はなく、ボールチェーン3の上部のボール部を引き上げられる位置にだけ設けられていてもよい。なお、誘導部2d5が環状に形成されておらず、例えば弧状に形成されていると、作業者が誘導部2d5の弧の端で手指を傷つけてしまう可能性がある。第2実施形態のように、誘導部2d5が環状に形成されていると、作業者が手指を傷つけてしまうことを回避しやすい。
2−2.ボールチェーン3の交換時の動作説明
作業者が既設のボールチェーン3をプーリー2bから取り外す動作については、第1実施形態で説明した動作と同様なので省略する。
作業者が新しいボールチェーン3をプーリー2bに取り付ける動作について説明する。
図6A及び図8に示す状態は、第2状態に対応している。作業者は、図6A及び図8に示すように、非環状の新しいボールチェーン3を、挿入口zから、挿通空間y内に進入させる。より詳しくは、図8に示すように、作業者は、非環状のボールチェーン3の先端部を矢印Ar3方向に移動させて、当該先端部を挿入口zへ挿入し、ボールチェーン3を挿通空間y内に進入させる。そして、作業者は、挿通空間y内に進入させたボールチェーン3を、プーリー2bの筒状部2b3に引っ掛ける。その後、作業者は、非環状のボールチェーン3を環状とする。次に、作業者は、図6A、図6B及び図7Aに示すように、着脱ケース2dを取付ケース2cに近づけていく。つまり、作業者は、着脱ケース2dを取付ケース2c側に寄せる。これにより、誘導部2d5がボールチェーン3と接触し、ボールチェーン3が徐々に段差部2b6側に寄せられる。そして、ボールチェーン3が段差部2b6にぶつかる。ボールチェーン3が段差部2b6にぶつかっている状態において、ボールチェーン3は誘導部2d5にも接触している。このため、図7Aに示すように、作業者が着脱ケース2dを取付ケース2cに更に近づけると、ボールチェーン3のボール部が傾斜面2d6によって上方向D1に引き上げられる。このとき、ボールチェーン3のボール部は、基部2d1による押込力Fを受けて、段差部2b6に乗り上げようとする。そして、作業者が着脱ケース2dを取付ケース2cに更に近づけると、ボールチェーン3のボール部は、図7Bに示すように、基部2d1による押込力Fを受けて、横方向D2に移動し、引掛部2b1上に乗り上がる。このように、第2実施形態では、作業者が、着脱ケース2dを取付ケース2cに近づけていく動作によって、ボールチェーン3をプーリー2bに取り付けることができる。
2−3.第2実施形態の効果
第2実施形態では、作業者が、ボールチェーン3を、挿通空間y外から、着脱ケース2dと第2板状部2a2に設けられた取付ケース2cとの間を通過させ、挿通空間y内に進入させることができる。これにより、作業者は、挿通空間y内に進入させたボールチェーン3を、プーリー2bの筒状部2b3に引っ掛けることが可能となる。このように、第2実施形態の構成は、挿通空間yが形成可能に構成されており、ボールチェーン3を挿通空間yに仮置することが可能となっている。このため、作業者は、ボールチェーン3を挿通空間yに仮置してから、プーリー2bに取り付けることができ、ボールチェーン3の取付作業時の動作を分割することができる。特に、支持部材2Aが高所に位置した状態で、作業者がボールチェーン3の取付作業をする場合には、作業者は、挿通空間y外のボールチェーン3を直にプーリー2bへ取り付けにくい場合がある。第2実施形態では、作業者は、ボールチェーン3を挿通空間yに仮置させることができるので、ボールチェーン3の取付作業時の動作が分割化され、作業者に余裕を与えることができる。これにより、第2実施形態では、ボールチェーン3を支持部材2Aに取り付けるときにおける、作業者の負担を抑制することができる。
着脱ケース2dが仮に誘導部2d5を有しない場合には、例えば、作業者は、隙間xに指を挿入する等して、ボールチェーン3を引掛部2b1に引っ掛ける必要がある。しかし、作業者が指を隙間xに挿入することができない可能性もあるし、また、作業者が指を隙間xに挿入することができたとしても、操作装置2内の空間は狭いので指を適切に可動させることができない可能性もある。つまり、作業者が指を隙間xに挿入してボールチェーン3を引掛部2b1に取り付ける手段は、作業者の負担が大きい。第2実施形態のように、引掛部2b1が屋根部2c2によって隠れてしまうような場合には、この負担はより更に大きくなる。
第2実施形態において、操作装置2の着脱ケース2dは誘導部2d5を有する。このため、作業者が、着脱ケース2dを取付ケース2cに取り付けるときにおいて、着脱ケース2dを取付ケース2cに近づけていくことで、ボールチェーン3を筒状部2b3から引掛部2b1に引き上げることができる。つまり、第2実施形態に係る遮蔽装置の操作装置2は、ボールチェーン3を支持部材2Aに取り付けるときにおいて隙間xに指を挿入する必要がなく、ボールチェーン3を支持部材2Aに取り付けるときにおける作業者の負担を抑制することができる。この効果は、第2実施形態のように、引掛部2b1が屋根部2c2によって隠れてしまうような構成を有する場合において、更に大きくなる。
3.その他の実施形態
第1及び第2実施形態では、支持部材2Aが取付ケース2cを有するものとして説明しているが、支持部材2Aが取付ケース2cを有していなくてもよい。この場合には、屋根部2d2が、例えば、屋根部2c2の分だけ更に延びていればよい。
第1及び第2実施形態は、着脱ケース2dが第1状態(図3Aに示す状態)から第2状態(図4Aに示す状態)へ遷移することが可能となるように、構成されている。換言すると、第1及び第2実施形態は、第1状態の着脱ケース2dが左側方向に移動可能となるように、構成されている。ここで、着脱ケース2dは、上側方向に移動可能であってもよい。つまり、第1及び第2実施形態では、着脱ケース2dの開口部2d4の形状は円形であるが、着脱ケース2dの開口部2d4は、例えば、その長軸が鉛直方向に平行な楕円形状となるように形成されていてもよい。これにより、第1実施形態において、操作者は、着脱ケース2dを上側方向に移動させることで着脱ケース2dと取付ケース2cとの間に隙間を形成し、ボールチェーン3の着脱が可能となる。また、第2実施形態において、操作者は、着脱ケース2dを上側方向に移動させることで挿入口zを広げることができ、ボールチェーン3を容易に挿通空間yに進入させることができる。
第1及び第2実施形態において、着脱ケース2dは、第2状態において、ブラケット2aから脱落しないようにプーリー2b(筒状部2b3)又は巻取軸4(軸部材4c)に支持されるように構成されているものとして説明したが、これに限定されるものではない。着脱ケース2dは、第2状態において、ブラケット2aから脱落しないように、ブラケット2aに支持される構成であってもよい。
第1及び第2実施形態では、遮蔽装置10は、操作コードとしてのボールチェーン3を備える形態であったが、これに限定されるものではない。操作コードは、ボール部を有さない紐状のコードであってもよい。
1 :遮蔽材
2 :操作装置
2A :支持部材
2B :支持部材
2Ba :ブラケット
2Bb :ケース
2a :ブラケット
2a1 :第1板状部
2a2 :第2板状部
2a3 :固定穴
2a4 :係合穴
2a5 :係合穴
2b :プーリー
2b1 :引掛部(大径部)
2b2 :フランジ部
2b3 :筒状部(小径部)
2b4 :軸挿入部
2b5 :挿入凹部
2b6 :段差部
2c :取付ケース
2c1 :板状部
2c2 :屋根部
2c3 :座部
2c4 :開口部
2c5 :係合凸部
2d :着脱ケース
2d1 :基部
2d2 :屋根部
2d3 :係合爪部
2d4 :開口部
2d5 :誘導部
2d6 :傾斜面
2d7 :係合凹部
2e :軸部
2e1 :基部
2e2 :軸支持部
2e3 :係合凸部
3 :ボールチェーン
4 :巻取軸
4a :固定軸
4b :巻取パイプ
4c :軸部材
4d :付勢機構
4e :ストッパ
5 :ウエイトバー
10 :遮蔽装置
Ar1 :矢印
Ar2 :矢印
Ar3 :矢印
B :領域
Cr :クリアランス
x :隙間
y :挿通空間
z :挿入口

Claims (12)

  1. 遮蔽材を巻き取り及び巻き戻し可能に構成された巻取軸が取り付けられる、遮蔽装置の操作装置であって、
    支持部材を備え、
    前記支持部材は、支持部と、プーリーと、着脱ケースと、を有し、
    前記着脱ケースは、前記巻取軸の端部側に設けられ、且つ、前記支持部が前記巻取軸を支持している状態において前記支持部に対して取り付け及び取り外し可能に構成され、
    前記支持部が前記巻取軸を支持し、前記着脱ケースが前記支持部に取り付けられた第1状態において、前記着脱ケースは、操作コードから前記プーリーへ回転が伝達可能になるように前記操作コードを押さえており、
    前記支持部が前記巻取軸を支持し、前記着脱ケースが前記支持部から取り外された第2状態において、前記着脱ケースは、脱落しないように構成され、且つ、前記着脱ケースによる前記操作コードの押さえが緩み、前記操作コードが前記プーリーに取り付け及び取り外し可能である、遮蔽装置の操作装置。
  2. 請求項1に記載の遮蔽装置の操作装置であって、
    前記着脱ケースは、開口部を有し、
    前記プーリーは、引掛部と、筒状部とを有し、
    前記引掛部は、その外周部に前記操作コードを引掛け可能に構成され、
    前記筒状部は、前記プーリー側から前記着脱ケース側へ向かう方向に突出し、且つ、前記着脱ケースの前記開口部に挿入されている、遮蔽装置の操作装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遮蔽装置の操作装置であって、
    前記着脱ケースは、第2状態において、前記巻取軸の軸方向又は前記巻取軸の軸方向に直交する方向に移動可能に構成されている、遮蔽装置の操作装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の遮蔽装置の操作装置であって、
    前記支持部は、ブラケットと、軸部と、取付ケースとを有し、
    前記ブラケットには、前記軸部及び前記取付ケースが取り付けられ、
    前記軸部には、前記プーリーが回転可能に設けられ、
    前記着脱ケースは、第1状態において、前記取付ケースに対して取り付け及び取り外し可能に構成される、遮蔽装置の操作装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置の操作装置であって、
    前記着脱ケースは、第2状態において、前記支持部から脱落しないように前記支持部、前記プーリー、又は前記巻取軸に支持されるように構成されている、遮蔽装置の操作装置。
  6. 遮蔽材を巻き取り及び巻き戻し可能に構成された巻取軸が取り付けられる、遮蔽装置の操作装置であって、
    支持部材を備え、
    前記支持部材は、支持部と、プーリーと、着脱ケースと、を有し、
    前記支持部は、前記巻取軸を支持するように構成され、
    前記プーリーは、前記着脱ケースに収容され、
    前記着脱ケースは、前記巻取軸の端部側に設けられ、且つ、前記支持部に対して取り付け及び取り外し可能に構成され、
    前記支持部が前記巻取軸を支持し、前記着脱ケースが前記支持部に取り付けられた第1状態において、前記着脱ケースは、操作コードから前記プーリーへ回転が伝達可能になるように前記操作コードを押さえており、
    前記支持部が前記巻取軸を支持し、前記着脱ケースが前記支持部から取り外された第2状態において、前記着脱ケースは、前記着脱ケースが前記巻取軸又は前記プーリーに支持され、且つ、前記着脱ケースと前記支持部との間には、前記操作コードの挿通空間が形成されている、遮蔽装置の操作装置。
  7. 請求項6に記載の遮蔽装置の操作装置であって、
    第2状態の前記着脱ケースは、前記巻取軸の軸方向に移動可能に構成されている、遮蔽装置の操作装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の遮蔽装置であって、
    前記巻取軸は、巻取パイプを有し、
    前記巻取パイプは、その周面に前記遮蔽材が設けられ、
    第2状態の前記着脱ケースは、前記支持部側から前記巻取パイプ側へ向かう方向において、前記巻取パイプに接触するまで移動可能である、遮蔽装置の操作装置。
  9. 請求項6〜請求項8の何れか1つに記載の遮蔽装置の操作装置であって、
    前記着脱ケースは、前記支持部から取り外されている前記着脱ケースを前記支持部側に近づけると、前記挿通空間に位置する前記操作コードを第1状態の前記操作コードの位置へ誘導するように構成されている、遮蔽装置の操作装置。
  10. 請求項9に記載の遮蔽装置の操作装置であって、
    前記着脱ケースは、誘導部を有し、
    前記誘導部は、前記プーリーに向かい合うように設けられ、且つ、前記支持部から取り外されている前記着脱ケースを前記支持部側に近づけると、前記挿通空間に位置する前記操作コードを第1状態の前記操作コードの位置へ誘導するように構成されている、遮蔽装置の操作装置。
  11. 請求項10に記載の遮蔽装置の操作装置であって、
    前記プーリーは、段差部を有し、
    前記段差部は、小径部と、大径部とを有し、
    前記小径部は、前記挿通空間に面しており、且つ、前記小径部は、第2状態のときにおいて、前記操作コードを引掛可能に構成され、
    前記大径部は、前記小径部よりも外径が大きく、且つ、前記大径部には、第1状態のときにおいて、前記操作コードが配置され、
    前記誘導部は、傾斜面を有し、
    前記傾斜面は、前記着脱ケースから前記支持部へ向かうにしたがい、下側に傾斜している、遮蔽装置の操作装置。
  12. 請求項11に記載の遮蔽装置の操作装置であって、
    前記着脱ケースは、開口部を有し、
    前記小径部は、筒状に構成され、且つ、前記支持部側から前記着脱ケース側へ向かう方向に突出し、且つ、前記着脱ケースの前記開口部に挿入され、
    前記誘導部は、前記小径部の周囲に設けられている、遮蔽装置の操作装置。
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