JPS6143830Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6143830Y2 JPS6143830Y2 JP1982112733U JP11273382U JPS6143830Y2 JP S6143830 Y2 JPS6143830 Y2 JP S6143830Y2 JP 1982112733 U JP1982112733 U JP 1982112733U JP 11273382 U JP11273382 U JP 11273382U JP S6143830 Y2 JPS6143830 Y2 JP S6143830Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- hollow shaft
- drum
- pawl
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 10
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
この考案は、ドラムの吊下げ運搬時に、ドラム
の荷重支持部に取付けて吊りワイヤを掛けるドラ
ム吊具、特に、大重量ドラムの吊下げに適した吊
具に関する。
の荷重支持部に取付けて吊りワイヤを掛けるドラ
ム吊具、特に、大重量ドラムの吊下げに適した吊
具に関する。
ロ 従来技術とその問題点
例えば、ケーブルドラムの吊下げに当つては、
従来、一本の吊シヤフトが使用されている。即
ち、第1図に示すように、ドラム1の中心穴2に
一本の吊シヤフト3を通し、ドラムから突出した
シヤフトの両端に吊りワイヤ4を掛けている。
従来、一本の吊シヤフトが使用されている。即
ち、第1図に示すように、ドラム1の中心穴2に
一本の吊シヤフト3を通し、ドラムから突出した
シヤフトの両端に吊りワイヤ4を掛けている。
しかしながら、この方法によると、例えば荷重
20tのドラムを吊るすシヤフトの自重が80〜100Kg
にも達し、これをドラム中心の穴にセツトしなけ
ればならないため、多くの人手を要し、作業性も
悪い。
20tのドラムを吊るすシヤフトの自重が80〜100Kg
にも達し、これをドラム中心の穴にセツトしなけ
ればならないため、多くの人手を要し、作業性も
悪い。
また、吊シヤフトが非常に重たいので作業に危
険性が伴うなどの問題が生じる。
険性が伴うなどの問題が生じる。
ドラムの荷重支持部が、内側に吊下ワイヤを通
せるものであれば、実開昭56−158482号に示され
るように、吊シヤフトを2分割してそれぞれの分
割シヤフトに荷重支持部の両側で補助ワイヤを掛
ける吊下方法を採ることもできるが、荷重支持部
に補助ワイヤを内側に入り込ませる開口等がない
場合にはこの方法を採ることができず、また、こ
の方法は補助ワイヤの一方でシヤフトの抜け止め
を行うので危険性も高い。
せるものであれば、実開昭56−158482号に示され
るように、吊シヤフトを2分割してそれぞれの分
割シヤフトに荷重支持部の両側で補助ワイヤを掛
ける吊下方法を採ることもできるが、荷重支持部
に補助ワイヤを内側に入り込ませる開口等がない
場合にはこの方法を採ることができず、また、こ
の方法は補助ワイヤの一方でシヤフトの抜け止め
を行うので危険性も高い。
そこで、この考案は荷重支持部に軸穴しかない
ドラムであつても簡単かつ安全にセツトでき、セ
ツト後はドラムの穴からの抜け出しが確実に防止
される軽量のドラム吊具を提供するのを目的とし
ている。
ドラムであつても簡単かつ安全にセツトでき、セ
ツト後はドラムの穴からの抜け出しが確実に防止
される軽量のドラム吊具を提供するのを目的とし
ている。
ハ 問題点を解決するための手段
この考案は、ドラムの中心穴に挿入する軸を中
空軸とし、かつこの軸を2分割して中間部を無く
すことで軽量化を実現し、さらに、分割された軸
には、自動的に作動する抜け止め装置を備えるこ
とで首記の目的を達成している。
空軸とし、かつこの軸を2分割して中間部を無く
すことで軽量化を実現し、さらに、分割された軸
には、自動的に作動する抜け止め装置を備えるこ
とで首記の目的を達成している。
即ち、この考案のドラム吊具は、ドラムの両端
にそれぞれ設けられた荷重支持部の穴よりもわず
かに小径で長さが一方の荷重支持部の肉厚よりも
所定寸法長く、吊りワイヤを掛ける後部外周には
上記穴の外面縁に当接するストツパを備えた中空
軸と、この軸口荷重支持部の内面を越す先端側の
内部に半径方向に出没自在に設けた荷重支持部内
面への係止爪と、後端に操作部を有し、その操作
部と一体の軸を中空軸の軸心方向にスライド自在
に支持して中空軸内に配置した上記爪の引込みレ
バーと、一端が爪に、他端がこの爪よりも中空軸
の後方で引込みレバーの軸に各々ヒンジ結合され
たリンクと、上記爪を付勢して中空軸から突出さ
せるスプリングとで構成してある。
にそれぞれ設けられた荷重支持部の穴よりもわず
かに小径で長さが一方の荷重支持部の肉厚よりも
所定寸法長く、吊りワイヤを掛ける後部外周には
上記穴の外面縁に当接するストツパを備えた中空
軸と、この軸口荷重支持部の内面を越す先端側の
内部に半径方向に出没自在に設けた荷重支持部内
面への係止爪と、後端に操作部を有し、その操作
部と一体の軸を中空軸の軸心方向にスライド自在
に支持して中空軸内に配置した上記爪の引込みレ
バーと、一端が爪に、他端がこの爪よりも中空軸
の後方で引込みレバーの軸に各々ヒンジ結合され
たリンクと、上記爪を付勢して中空軸から突出さ
せるスプリングとで構成してある。
ニ 実施例
以下、添付第2図乃至第4図に基いて実施例の
吊具を説明する。
吊具を説明する。
第2図及び第3図に示すように、吊具10は、
ドラムの荷重支持部5の穴2よりもわずかに小径
とした中空軸11の後部外周に、穴2の開口縁に
当接するストツパ12を設けてあり、かつ軸11
の先端部には、後述の爪を出没させる切欠穴13
を180゜位相を変えた位置に2個設けてある。
ドラムの荷重支持部5の穴2よりもわずかに小径
とした中空軸11の後部外周に、穴2の開口縁に
当接するストツパ12を設けてあり、かつ軸11
の先端部には、後述の爪を出没させる切欠穴13
を180゜位相を変えた位置に2個設けてある。
また、中空軸11の内部には、ガイド14に案
内されて半径方向にスライドし、先端が穴12か
ら軸外周に突出する2個の爪15が設けられてい
る。なお、この爪の前面には前下りのテーパ面1
5aが形成されている。
内されて半径方向にスライドし、先端が穴12か
ら軸外周に突出する2個の爪15が設けられてい
る。なお、この爪の前面には前下りのテーパ面1
5aが形成されている。
さらに、各爪15の後部には、運動の向きを変
えるリンク16がヒンジ結合され、一方、各リン
ク16の他端は、軸内部に設けた支持板17にス
ライド可能に支持されるレバー18の軸18a先
端部にヒンジ結合されており、以上の如く連結さ
れた爪、リンク、レバーは、軸18aに嵌装し一
端を支持板17で受けたスプリング19によつて
爪15が常時軸外周に突出する方向に付勢されて
いる。
えるリンク16がヒンジ結合され、一方、各リン
ク16の他端は、軸内部に設けた支持板17にス
ライド可能に支持されるレバー18の軸18a先
端部にヒンジ結合されており、以上の如く連結さ
れた爪、リンク、レバーは、軸18aに嵌装し一
端を支持板17で受けたスプリング19によつて
爪15が常時軸外周に突出する方向に付勢されて
いる。
ここで、スプリング19は、2つの爪の間に設
けてよく、この場合、爪15の後面とガイド14
の連結部14aとの間に爪を個々に押圧する2個
のスプリングを設けるか又はガイドの連結部を省
略して2つの爪の間に1個のスプリングを介在す
ればよい。
けてよく、この場合、爪15の後面とガイド14
の連結部14aとの間に爪を個々に押圧する2個
のスプリングを設けるか又はガイドの連結部を省
略して2つの爪の間に1個のスプリングを介在す
ればよい。
また、レバーの先端には、軸18aの傾むき防
止のため、ガイド14に挿入される案内軸20を
設けたが、この軸は必須のものではなく、爪15
も一方を省略できる。
止のため、ガイド14に挿入される案内軸20を
設けたが、この軸は必須のものではなく、爪15
も一方を省略できる。
さらに、ストツパ12と爪15との間の距離
は、第2図のように、荷重支持部5の肉厚とほゞ
一致している。このようにすれば、両者が対向し
て支持部5の端面に当接するので、吊具の取付状
態が一層安定する。
は、第2図のように、荷重支持部5の肉厚とほゞ
一致している。このようにすれば、両者が対向し
て支持部5の端面に当接するので、吊具の取付状
態が一層安定する。
なお、軸11には、吊りワイヤの外れを防止す
るフランジ12aを設けておくのが望ましい。
るフランジ12aを設けておくのが望ましい。
以上の吊具10は、第2図を見て明らかな通
り、軸11をドラムの穴2に挿入すると、テーパ
面15の作用により挿入時に軸内部に没入した爪
15が、穴2を通過したところで自動的に突出
し、荷重支持部5の内面に係止して吊具の抜け出
しを防止する。従つて、その2個を第4図に示す
ようにドラム1の両端部に取付け、それぞれに吊
りワイヤ4を掛ければドラムの吊下げが可能にな
る。
り、軸11をドラムの穴2に挿入すると、テーパ
面15の作用により挿入時に軸内部に没入した爪
15が、穴2を通過したところで自動的に突出
し、荷重支持部5の内面に係止して吊具の抜け出
しを防止する。従つて、その2個を第4図に示す
ようにドラム1の両端部に取付け、それぞれに吊
りワイヤ4を掛ければドラムの吊下げが可能にな
る。
なお、吊具の取外しは、レバー18を引いて軸
11を穴2から引出せばよい。
11を穴2から引出せばよい。
ホ 効果
以上説明したように、この考案のドラム吊具
は、中空軸を使用し、かつこの軸を分割して中間
部をなくすことにより、軽量化を実現したので、
取付け、取外しが一人で行え、しかも、その際の
作業性及び安全性が従来と比較して格段に向上す
る。
は、中空軸を使用し、かつこの軸を分割して中間
部をなくすことにより、軽量化を実現したので、
取付け、取外しが一人で行え、しかも、その際の
作業性及び安全性が従来と比較して格段に向上す
る。
また、取付時は、内蔵した爪をスプリングで押
して自動的に突出させ、ドラムの荷重支持部の内
面に係止させるため、吊具の外れが確実に防止さ
れ、一方、取外し時はレバーを引いて軸を引抜く
だけで良い等の優れた効果が得られる。
して自動的に突出させ、ドラムの荷重支持部の内
面に係止させるため、吊具の外れが確実に防止さ
れ、一方、取外し時はレバーを引いて軸を引抜く
だけで良い等の優れた効果が得られる。
第1図は、従来の吊りシヤフトの使用状態を示
す正面図、第2図はこの考案の吊具の実施例を示
す断面図、第3図は第2図A−A線に沿つた断面
図、第4図は、この考案の吊具の使用状態を示す
正面図である。 10……吊具、11……中空軸、12……スト
ツパ、13……切欠穴、14……ガイド、15…
…爪、16……リンク、17……支持板、18…
…レバー、19……スプリング、20……案内
軸。
す正面図、第2図はこの考案の吊具の実施例を示
す断面図、第3図は第2図A−A線に沿つた断面
図、第4図は、この考案の吊具の使用状態を示す
正面図である。 10……吊具、11……中空軸、12……スト
ツパ、13……切欠穴、14……ガイド、15…
…爪、16……リンク、17……支持板、18…
…レバー、19……スプリング、20……案内
軸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ドラムの両端にそれぞれ設けられた荷重支持
部の穴よりもわずかに小径で長さが一方の荷重
支持部の肉厚よりも所定寸法長く、吊りワイヤ
を掛ける後部外周には上記穴の外面縁に当接す
るストツパを備えた中空軸と、この軸の荷重支
持部の内面を越す先端側の内部に半径方向に出
没自在に設けた荷重支持部内面への係止爪と、
後端に操作部を有し、その操作部と一体の軸を
中空軸の軸心方向にスライド自在に支持して中
空軸内に配置した上記爪の引込みレバーと、一
端が爪に、他端がこの爪よりも中空軸の後方で
引込みレバーの軸に各々ヒンジ結合されたリン
クと、上記爪を付勢して中空軸から突出させる
スプリングとで構成され、かつ、上記ストツパ
と爪との間の距離が、ドラムの荷重支持部の肉
厚とほぼ一致しているドラム吊具。 (2) 上記爪が180゜位相を変えて2個設けられて
いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第(1)項記載のドラム吊具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11273382U JPS5918779U (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | ドラム吊具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11273382U JPS5918779U (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | ドラム吊具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5918779U JPS5918779U (ja) | 1984-02-04 |
JPS6143830Y2 true JPS6143830Y2 (ja) | 1986-12-10 |
Family
ID=30261233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11273382U Granted JPS5918779U (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | ドラム吊具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918779U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100428196B1 (ko) * | 2002-05-30 | 2004-04-28 | 현대자동차주식회사 | 후크핀 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS437573Y1 (ja) * | 1964-06-03 | 1968-04-04 | ||
JPS437574Y1 (ja) * | 1964-07-08 | 1968-04-04 | ||
JPS4323299Y1 (ja) * | 1968-02-26 | 1968-10-02 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56158482U (ja) * | 1980-04-22 | 1981-11-26 |
-
1982
- 1982-07-23 JP JP11273382U patent/JPS5918779U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS437573Y1 (ja) * | 1964-06-03 | 1968-04-04 | ||
JPS437574Y1 (ja) * | 1964-07-08 | 1968-04-04 | ||
JPS4323299Y1 (ja) * | 1968-02-26 | 1968-10-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5918779U (ja) | 1984-02-04 |
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