JP2021133942A - 容器セット - Google Patents

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能久 岩崎
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Abstract

【課題】体積を調節することが可能な容器セットを提供する。【解決手段】容器セットは、下側容器と、上側容器と、カバー体とを備える。上側容器は、下側容器の上に積み重ねられる。カバー体は、積み重ねられた下側容器及び上側容器に着脱可能に構成されている。カバー体は、上部と、前記上部に連続し、下側容器及び上側容器の側方に位置する側部とを有する。側部は、第1部分と、第2部分と、第1部分と第2部分とを連結するとともに、折り曲げが可能に構成されている折り曲げ部とを有する。第1部分は、上側容器の側面部に着脱可能に構成され、第2部分は、折り曲げ部から下方に延びる延伸状態と、折り曲げ部を基準として、第1部分側に折り返された折り返し状態との間を遷移するとともに、延伸状態で下側容器の側面部に着脱可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、容器セット、特に食品を携帯するための容器セットに関する。
食品を携行するために、食品を収容する複数の食品容器をまとめて持ち運び易いように構成されたセットがある。例えば、特許文献1には、主食物と副食物とが別々に入れられる複数の食品容器を一緒に収まりよくカバンその他の袋物に入れて携行できる食品携行容器セットが開示されている。食品携行容器セットは、上下方向に多段状に積み重ねられる複数の食品容器と、複数の食品容器を積み重ねられた状態のまま格納する外部ケースとを備える。
実用新案登録第3075419号公報
特許文献1で開示されている食品携行容器セットでは、3つの食品容器と、これらを格納する外部ケースが例示されている。しかしながら、食品の量に応じて、例えば3つの食品容器のうち2つだけを使用する場合がある。このような場合であっても、外部ケースはカバンその他の袋物の中で食品容器3つ分のスペースを占めてしまう。また、外部ケースの内部に食品容器を2つだけ格納しても、外部ケースの内部でこれらの食品容器が移動して衝突し合い、中の食品に衝撃を与えるおそれがある。
本発明は、携帯する内容物の量に合わせて体積を調節することが可能な容器セットを提供することを目的とする。
本発明の一観点に係る容器セットは、下側容器と、上側容器と、カバー体とを備える。上側容器は、前記下側容器の上に積み重ねられる。カバー体は、積み重ねられた状態の前記下側容器及び前記上側容器に着脱可能に構成されている。前記カバー体は、前記上側容器の上に積み重ねられる上部と、前記上部に連続し、前記下側容器及び前記上側容器の側方に位置するように構成されている側部とを有する。前記側部は、第1部分と、第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを連結するとともに、折り曲げが可能に構成されている折り曲げ部とを有する。前記第1部分は、前記上側容器の側面部に着脱可能に構成され、前記第2部分は、前記折り曲げ部から下方に延びる延伸状態と、前記折り曲げ部を基準として、前記第1部分側に折り返された折り返し状態との間を遷移するように構成されるとともに、前記延伸状態で前記下側容器の側面部に着脱可能に構成されている。
上記観点に係る容器セットによれば、下側容器を使用しない場合であっても、カバー体の第2部分を折り返し状態とすることで、上側容器とカバー体とを依然として1つのセットとして使用することができる。つまり、容器の数に合わせてカバー体が着脱可能な容器の数を変更することができる。このため、容器に収容する物品の量に応じて容器セット全体の体積を調節することができ、幅広い場面に対応して使用することができる。
上記観点に係る容器セットにおいて、前記第1部分は、前記上側容器に装着されたときに、前記上側容器の側面部に対面する第1内側面を形成してもよい。また、前記第2部分は、前記下側容器に装着されたときに、前記下側容器の側面部に対面する第2内側面を形成してもよい。また、前記第2部分が前記折り返し状態であるとき、前記第2内側面は前記第1内側面と対面してもよい。
上記観点に係る容器セットにおいて、前記第1部分は、前記第1内側面に配置される第1取付部を有してもよく、前記上側容器の側面部は、第1被取付部を有してもよく、前記第1取付部は、前記第1被取付部に着脱可能に構成されてもよい。また、前記第2部分は、前記第2内側面に配置される第2取付部を有してもよく、前記下側容器の側面部は、第2被取付部を有してもよく、前記第2取付部は、前記第2被取付部に着脱可能に構成されてもよい。
上記観点に係る容器セットにおいて、前記第1部分は、前記第2部分が前記折り返し状態であるときに、前記第2取付部を固定する固定部をさらに有してもよい。
上記観点に係る容器セットによれば、第2部分が折り返し状態で第1部分に対して固定されるため、折り返された第2部分が自然に延伸状態に遷移してしまうことが防止される。これにより、第2部分の折り返し状態においても、カバー体が使用し易くなる。
上記観点に係る容器セットにおいて、前記第2取付部は、前記第2内側面から突出する突部であり、前記固定部は、前記第2取付部が嵌まるように形成されている貫通孔であってもよい。
上記観点に係る容器セットにおいて、前記折り返し状態において、前記第2部分の前記折り曲げ部と反対側の端部は、前記第1取付部が形成される前記第1内側面の位置にまで到達しないように構成されてもよい。
上記観点に係る容器セットにおいて、前記側部は、熱可塑性樹脂から構成され、前記折り曲げ部は、前記側部の他の部分よりも薄肉に形成されていてもよい。
上記観点に係る容器セットによれば、折り曲げ部を第1部分、第2部分と同様の材料を用いて一体的に形成し得る。このため、折り曲げ部の構成が簡単になるとともに、製造コストを削減することができる。
本発明によれば、携帯する内容物の量に合わせて体積を調節することが可能な容器セットが提供される。
一実施形態に係る容器セットの外観斜視図。 一実施形態に係る容器の分解斜視図。 一実施形態に係る容器本体の側面図。 一実施形態に係るカバー体の平面図。 一実施形態に係るカバー体の底面図。 一実施形態に係る容器セットの側面図。 一実施形態に係る容器セットの別の状態を示す側面図。 一実施形態に係る容器セットの使い方の例を示す側面図。 図8の別の角度から見た側面図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る容器セットについて説明する。
<1.容器セットの全体構成>
図1は、本実施形態に係る容器セット5の外観斜視図である。容器セット5は、例えばランチボックスセットとして用いることができる。容器セット5は、カバー体1と、容器100aと、容器100bとを備える。容器100a及び容器100bは、典型的には食品を収容し、携帯するための蓋体付きの食品容器であり、ともにカバー体1を装着されることによって、一体的にまとめられ、図1に示すような状態となる。図1に示す状態では、容器100a及び容器100bは、互いに積み重ねられた状態で、相対的な位置を固定される。これにより、容器100a及び容器100bをカバン等に収容し、持ち運ぶ際に、カバン等の内部で容器100a及び容器100bが散乱することが防止される。また、容器100a及び容器100bの蓋体が、係る容器の携帯中に容器本体から外れてしまうことが防止される。
図1に示す状態では、容器100bの上に容器100aが積み重ねられており、容器100bが本発明の下側容器に、容器100aが本発明の上側容器に、それぞれ相当する。しかし、容器100aの上に容器100bが積み重ねられ、容器100aが本発明の下側容器に、容器100bが本発明の上側容器に、それぞれ相当することとしてもよい。以下では、容器100a及び100bが積み重ねられる方向を上下方向、上下方向に直交する方向を水平方向と称する。
<2.容器>
図2は、容器100a及び容器100bの分解斜視図である。本実施形態に係る容器100a及び100bは、共通の構成を有し、共通の寸法で形成されている。従って、以下では容器100aについてのみ説明し、容器100bについての説明を省略する。
本実施形態に係る容器100aは、略直方体形の外観形状を有する。容器100aは、上方が開口した容器本体101aと、容器本体101aの開口を覆うように容器本体101aに取り付けられる蓋体102aとを有する。容器本体101aは、略長方形の底面部103aと、底面部103aの短辺から上方に立ち上がる側面部104a,104a及び底面部103aの長辺から上方に立ち上がる側面部105a,105aを有する。底面部103aと、側面部104a,104aと、側面部105a,105aとは、容器本体101aの内部空間を画定する。容器本体101aの内部空間には、上方の開口を介して、主食や副食等の食品を収容することができる。
図3は容器本体101a(101b)の側面図である。図3に示すように、底面部103aの外側面の周縁部には、下方に向かって突出するリブ140aが形成されている。また、側面部104aの外側面には、水平方向に突出する突部120aが形成されている。突部120aは、容器本体101aの開口の周縁部付近に形成される略板状の部分であり、側面部104aの幅方向に延びている。突部120aは、本発明の第1被取付部に相当する。
突部120aは、側面部104aの外側面から水平方向に延びる平坦部130aと、平坦部130aの先端において下方に突出する被引っ掛かり部131aとを有する。突部120aには、後述するカバー体1の第1取付部35がそれぞれ取り付けられる。被引っ掛かり部131aには、後述する第1取付部35の引っ掛かり部351がそれぞれ引っ掛かる。
容器本体101aと同様に、容器本体101bは、側面部104b,104bと、側面部105b,105bと、底面部103bと、リブ140bと、突部120bとを有する。突部120bには、後述するカバー体1の第2取付部36がそれぞれ取り付けられる。突部120bは、本発明の第2被取付部に相当し、突部120aと同様に、平坦部130bと、被引っ掛かり部131bとを有する。被引っ掛かり部131bには、後述する第2取付部36の引っ掛かり部361がそれぞれ引っ掛かる。
再び図2を参照すると、本実施形態の蓋体102aは、平面視において略直方体形であり、容器本体101aの開口を規定する側面部104a,104aの端部及び側面部105a,105aの端部に取り付けられるようになっている。容器本体101aに蓋体102aを取り付けることで、容器本体101aの開口が覆われる。これにより、容器本体101aの内部空間に収容された食品を、上方の開口からこぼれ出ないように保存し、携帯することができる。
蓋体102aは、周縁部150aと中央部151aとを有し、中央部151aが周縁部150aに対してやや窪んだ形状を有する。周縁部150aは、蓋体102aに容器100bを重ねたとき、容器100bのリブ140bがその内側に嵌まり込むように形成されている。また、周縁部150aは、後述するカバー体1を蓋体102aに重ねたとき、カバー体1のリブ200がその内側に嵌まり込むように形成されている。これにより、容器100bやカバー体1が容器100aの上に重ねられたとき、容器100bやカバー体1が水平方向にずれにくくなる。なお、蓋体102bにも同様の周縁部150b及び中央部151bが形成されているため、蓋体102bに容器100aやカバー体1を重ねたときでも、周縁部150bの内側にリブ140aやリブ200が嵌まり込み、容器100aやカバー体1が水平方向にずれにくくなる。なお、蓋体102a及び蓋体102bには、それぞれ容器本体101aと容器本体101bの隙間を塞ぐようなパッキンが装着されていてもよい。
容器本体101a、容器本体101b、蓋体102a及び蓋体102bを構成する材料は、特に限定されず、それぞれ同じであっても異なっていてもよい。容器本体101a、容器本体101b、蓋体102a及び蓋体102bを構成する材料は、例えば熱可塑性樹脂であってよい。熱可塑性樹脂の例としては、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、飽和ポリエステル等が挙げられる。
<3.カバー体>
図4は、本実施形態に係るカバー体1の平面図であり、図5は本実施形態に係るカバー体1の底面図である。以下では、説明の便宜のため、図4の左右方向をカバー体1の長手方向、図4の上下方向をカバー体1の幅方向と称する。
カバー体1を構成する材料は、例えば熱可塑性樹脂であってよい。熱可塑性樹脂の例としては、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、飽和ポリエステル等が挙げられる。
図4及び5に示すように、カバー体1は、上部2と、2つの側部3,3とを備える。本実施形態の上部2は、図1のようにカバー体1が容器100a及び100bに装着された状態において、容器100aの上方に位置し、蓋体102aを上から全体的に覆うように構成されている。上部2は、略長方形の平板状の外見形状を有し、カバー体1が容器100a及び100bに装着された状態において、容器100aの蓋体102aに対向する側の面である下面20を有する。
上部2は、下面20の周縁部において、略長方形状に形成されるリブ200を有する。リブ200は、下面20から突出している。リブ200は、上部2が容器100aの上に正しい向きで重ねられると、蓋体102aの周縁部150aの内側に嵌まり込む。これにより、蓋体102aに対して上部2が位置決めされるとともに、容器セット5の携帯時にカバー体1が容器100aから外れにくくなる。
上部2は、略長方形の短辺に対応する周縁部23,23と、略長方形の長辺に対応する周縁部24,24とを有する。上部2は、幅方向に所定の間隔を空けて、周縁部23から長手方向に突出する一対の突出部231,231をさらに有する。一対の突出部231,231には、それぞれ円柱状の窪み232,232が形成されており、窪み232,232は互いに向かい合うように配置されている。一対の突出部231,231は、後述する側部3の一対の円柱部301,301とともに、ヒンジ構造を構成する。
本実施形態のカバー体1は、一対の側部3,3を有する。一対の側部3,3は、上部2に連続し、カバー体1が容器100a及び100bに装着されると、容器100a及び100bの側方に位置するように構成されている。一対の側部3,3は、上部2の対向する辺に、ヒンジ構造によって連結されている。一対の側部3,3は、全体として平板状の外観形状を有し、内側面33と、内側面33と反対側の外側面34とを有する。内側面33は、カバー体1が容器100a及び100bに装着された状態において、容器100aの側面及び容器100bの側面に対面する面である。
側部3は、上部2に連結される第1部分30と、第2部分31と、第1部分30と第2部分31との間に形成される折り曲げ部32とをさらに有する。第1部分30は、積み重ねられた容器のうち、上側容器(図1の例では、容器100a)に着脱可能に構成される。第2部分31は、下側容器(図1の例では、容器100b)に着脱可能に構成される。折り曲げ部32は、第1部分30の下端と、第2部分31の上端とを連結するとともに、側部3を折り返し可能にする部分である。
第1部分30は、略平板状の外観形状を有する平板部300と、それぞれ略円柱状の外見形状を有する一対の円柱部301,301とを有する。一対の円柱部301,301は、平板部300の上部2側の端部から、それぞれ幅方向に突出している。一対の円柱部301,301は、それぞれが上部2に形成された窪み232,232に嵌め込まれ、窪み232,232に嵌まった状態で回転することができるように構成される。これにより、一対の突出部231,231と一対の円柱部301,301とは、ヒンジを構成する。
かかるヒンジにより、側部3,3は、上部2に対して平行な位置(図5参照)と、上部2に対して垂直な位置(図6参照)との間を少なくとも移動することができる。なお、側部3,3が上部2に対して「平行」である状態及び「垂直」である状態は、厳密に平行な状態及び厳密に垂直な状態のみならず、平行な方向に概ね沿っている状態及び垂直な方向に概ね沿っている状態を含むものとする。
図5に示すように、第1部分30は、第1内側面33aに形成される第1取付部35をさらに有する。ここで、第1内側面33aは、内側面33のうち第1部分30が構成する部分を称するものとする。第1取付部35は、上側容器の容器本体の突部に取り付けられる部分であり、容器本体101aの突部120aに取り付けられる。本実施形態の第1取付部35は、第1内側面33aに、幅方向に所定の間隔を空け、対となるように形成されている。図6は、容器セット5の側面図である。図6に示すように、第1取付部35は、カバー体1が容器100a及び100bに装着された状態において、第1内側面33aから水平方向に突出する突出部350と、突出部350の先端から上方に突出する引っ掛かり部351とを有する。
図7に示すように、引っ掛かり部351は、上部2が容器100aの上方から、蓋体102aの全体を覆うように重ねられると、容器本体101aの突部120aとわずかに干渉し合うような位置に形成される。この状態において、第1取付部35を容器本体101aの側面部104aに近づける方向の力を第1取付部35に加えると、引っ掛かり部351と突部120aとが弾性変形して係り合う。このようにして、図6に示すように、引っ掛かり部351と被引っ掛かり部131aとが連結される。引っ掛かり部351と被引っ掛かり部131aとの連結は、第1部分30を容器本体101aの側面部104aから遠ざける方向の力を第1部分30に加えることで、容易に解除することができる。
図4及び図5に示すように、第1部分30の平板部300には、矩形の貫通孔である開口302が形成されている。開口302は、平板部300の幅方向の中心であって、かつ第1取付部35と折り曲げ部32との間に配置される。後述するように、開口302には、折り曲げ部32が内側に折り曲げられることにより折り返された第2部分31の第2取付部36が、第1内側面33aの側から差し込まれて、固定される。つまり、開口302は、本発明の固定部に相当する。
折り曲げ部32は、第1部分30の下端部と第2部分31の上端部とを連結するとともに、側部3を折り曲げ可能にする部分である。本実施形態の折り曲げ部32は、第1部分30及び第2部分31と一体的に形成されている。図6に示すように、折り曲げ部32は、第1部分30及び第2部分31と比較して薄肉に形成されており、他の部分よりも相対的に高い可撓性を有し、人の指の力によって容易に曲げ伸ばしができるように構成されており、「リビングヒンジ」とも称されることがある。側方から見た折り曲げ部32は、外側面34から内側面33へと向かう方向へ抉れており、第1部分30と第2部分31との中間地点で最も薄肉になるよう形成されている。これにより、折り曲げ部32は幅方向の仮想線に沿って、第1内側面33aと第2内側面33bとが対面するように折り曲げ可能となる。なお、第2内側面33bは、内側面33のうち第2部分31が構成する部分を称するものとする。折り曲げ部は、第1部分30及び第2部分31の幅方向全体にわたって形成されていなくてもよく、第1部分30及び第2部分31は、一部分において連続していなくてもよい。本実施形態では、図4及び5に示すように、折り曲げ部32が側部3の幅方向の両端部に形成されている。つまり、幅方向の中央付近では、第1部分30と第2部分31とは連続していない。
第2部分31は、第2内側面33bに形成される第2取付部36を有する。第2取付部36は、下側容器の容器本体の突部に取り付けられる部分であり、図1及び図6に示す例では容器本体101bの突部120bに取り付けられる。図5に示すように、本実施形態の第2取付部36は、第2内側面33bの幅方向に所定の間隔を空けて、対となるように形成されている。図6に示すように、第2取付部36は、カバー体1が容器100a及び100bに装着された状態において、第2内側面33bから水平方向に突出する突出部360と、突出部360の先端から上方に突出する引っ掛かり部361とを有する。
引っ掛かり部361は、突部120bの被引っ掛かり部131bと係り合う部分である。第1取付部35の引っ掛かり部351と、容器100aの突部120aとが係り合った状態で、第2取付部36を容器本体101bの側面部104bに近づける方向の力を第2取付部36に加えると、引っ掛かり部361と突部120bとが弾性変形して、係り合う。このようにして、図6に示すように、引っ掛かり部361と被引っ掛かり部131bとが連結される。引っ掛かり部361と被引っ掛かり部131bとの連結は、第2部分31を容器本体101bの側面部104bから遠ざける方向の力を第2部分31に加えることで、容易に解除することができる。
第2取付部36は、第2部分31が折り曲げ部32で折り返され、第1内側面33aと第2内側面33bとが平行または概ね平行な状態になると、第2内側面33b側から開口302を貫通するように構成されている。図8は、第2部分31が折り返された状態のカバー体1が装着された容器100aを長辺方向から見た側面図であり、図9は、容器100aを短辺方向から見た側面図である。図8及び図9のように、第2部分31の折り返し状態では、第2取付部36の引っ掛かり部361が開口302に差し込まれた状態となる。第2取付部36の先端部分が開口302に差し込まれた状態では、第2取付部36と開口302を規定する周縁部とが干渉し合うことにより、折り曲げ部32が元に戻ろうとする動きが妨げられ、第2部分31が折り返された状態が固定される。
言い換えると、第2部分31は、折り曲げ部32から下方に延びた延伸状態と、折り曲げ部32を基準として約180度回動し、第1部分30側に折り返された折り返し状態との間を遷移することができる。第2部分31の折り返し状態は、開口302と第2取付部36によって固定される。折り返し状態の固定は、第1部分30の外側から、開口302を介して引っ掛かり部361を押し戻したり、指先で第2部分31の端部をつまみ、第1部分30から第2部分31を引きはがすように力を加える等すれば、容易に解除することができる。
図8に示すように、折り曲げ部32と反対側の端部である第2部分31の下端部は、折り返し状態において、第1取付部35が形成される位置までは到達しない。これにより、第1取付部35と折り返された第2部分31とが干渉し合うことがなく、側部3が折り返し状態において不必要な厚みを有することがない。また、容器100aの突部120aが側面部104aから突出する長さは、第2部分31の厚みよりも長い。これにより、折り返された第2部分31と側面部104aとが干渉し合うことがない。つまり、第2部分31が折り返し状態で第1部分30に固定されていても、第1取付部35と突部120aとの係り合いには影響を及ぼさない。なお、図8に示す例では、折り返し状態のカバー体1が容器100aに装着されているが、容器100aを容器100bに置き換えても同様のことが当てはまる。
<4.特徴>
上記実施形態の容器セット5によれば、カバー体1によって容器100a及び100bが積み重ねられた状態で固定され、持ち運び易くまとめられる。これにより、容器100a及び100bの携帯時に個々の容器が転倒し、その拍子に蓋体102a及び102bが容器本体101a及び101bから脱落してしまったりすることが抑制される。さらに、カバー体1は、携帯する容器の数に合わせて、形態を変更することができる。つまり、第2部分31を折り返し状態とすれば、容器100a及び100bのいずれか一方のみにカバー体1を装着することが可能である。これにより、カバー体1の機能を維持しながらも、容器セット5全体としてのスペースを節約することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<5−1>
上記実施形態では、側部3,3が上部2の短辺に対応する周縁部23,23に連続していたが、側部3,3は上部2の長辺に対応する周縁部24,24に連続していてもよい。また、カバー体1は、周縁部23,23及び周縁部24,24に連続する4つの側部3を備えてもよい。さらに、上部2と側部3との連結はヒンジ構造に限られず、公知の連結機構が採用されてもよい。例えば、上部2と側部3との連結部分は、上記実施形態の折り曲げ部32と同様に、薄肉に形成され、高い可撓性を有し、折り曲げることが可能な連結片で連結されていてもよい。
<5−2>
上記実施形態では、上部2が蓋体102a又は蓋体102bを全体的に覆うように構成されたが、上部2は、蓋体102a又は蓋体102bを少なくとも部分的に覆うように構成されてもよい。また、例えば蓋体102a又は蓋体102bと上部2との隙間に、携帯用の箸等、食事道具が収納可能なように蓋体102a又は蓋体102b及び上部2を構成してもよい。
<5−3>
上記実施形態では、折り曲げ部32は、他の部分よりも薄肉に形成された、可撓性の高い部分であったが、第2部分31を第1部分30側に回動させることができるのであれば、折り曲げ部32の構成はこれに限られない。折り曲げ部32は、例えばヒンジ等であってもよい。
<5−4>
上記実施形態では、側部3は、第1内側面33aと第2内側面33bとが対面する方向に折り曲げ可能であったが、折り曲げられる方向は逆であってもよい。すなわち、側部3は、第1部分30の外側面34と第2部分31の外側面34とが対面する方向に折り曲げ可能であってもよい。
<5−5>
カバー体1がまとめることができる容器の最大の数は、2つに限られず、3つ以上であってもよい。例えば、カバー体1が3つの容器に取り付け可能に構成される場合、側部3は、第3部分と、第2部分と第3部分とを連結し、折り返しが可能に構成される第2折り曲げ部とを有してもよい。
<5−6>
容器100a及び容器100bの形状は、上記実施形態のものに限られず、適宜変更することができる。また、容器100a及び容器100bは、互いに寸法が異なっており、一方の容器の内部に他方の容器が収納できるように構成されていてもよい。例えば、容器100aの容積が容器100bの容積よりも大きく、容器100a内に容器100bが収納可能であるように構成されてもよい。かかる容器セット5では、容器100aが空になった後、容器100aの内部に容器100bを収容し、第2部分31が折り返された状態のカバー体1を容器100aに装着可能に構成することができる。すなわち、より大きな容器の内部に、より小さな容器を収納可能とすることで、より小さな容器の分のスペースを節約することができ、より使い勝手に優れる容器セット5が提供される。
<5−7>
容器100a及び容器100bは、それぞれ蓋体102a及び蓋体102bを備えていたが、蓋体102a及び蓋体102bのうち少なくとも一方を省略して容器セット5を構成してもよい。すなわち、容器セット5は、容器本体101aの上に容器本体101bが重ねられるか、容器本体101bの上に容器本体101aが重ねられるように構成されてもよい。また、カバー体1の上部2が上側容器の開口を覆うように構成されてもよい。
<5−8>
容器セット5の適用は、ランチボックスセットに限られない。容器セット5の容器100a及び容器100bは、食品だけでなく、幅広い種類の物品を収納するように構成されてよい。
1 カバー体
2 上部
3 側部
5 容器セット
20 下面
30 第1部分
31 第2部分
32 折り曲げ部
33 内側面
35 第1取付部
36 第2取付部
100a 容器
100b 容器
104a 側面部
104b 側面部
120a 突部(第1被取付部)
120b 突部(第2被取付部)
302 開口(貫通孔)

Claims (7)

  1. 下側容器と、
    前記下側容器の上に積み重ねられる上側容器と、
    積み重ねられた状態の前記下側容器及び前記上側容器に着脱可能なカバー体と
    を備え、
    前記カバー体は、前記上側容器の上に積み重ねられる上部と、前記上部に連続し、前記下側容器及び前記上側容器の側方に位置するように構成されている側部とを有し、
    前記側部は、第1部分と、第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを連結するとともに、折り曲げが可能に構成されている折り曲げ部とを有し、
    前記第1部分は、前記上側容器の側面部に着脱可能に構成され、
    前記第2部分は、前記折り曲げ部から下方に延びる延伸状態と、前記折り曲げ部を基準として、前記第1部分側に折り返された折り返し状態との間を遷移するように構成されるとともに、前記延伸状態で前記下側容器の側面部に着脱可能に構成されている、
    容器セット。
  2. 前記第1部分は、前記上側容器に装着されたときに、前記上側容器の側面部に対面する第1内側面を形成し、
    前記第2部分は、前記下側容器に装着されたときに、前記下側容器の側面部に対面する第2内側面を形成し、
    前記第2部分が前記折り返し状態であるとき、前記第2内側面は前記第1内側面と対面する、
    請求項1に記載の容器セット。
  3. 前記第1部分は、前記第1内側面に配置される第1取付部を有し、
    前記上側容器の側面部は、第1被取付部を有し、
    前記第1取付部は、前記第1被取付部に着脱可能に構成され、
    前記第2部分は、前記第2内側面に配置される第2取付部を有し、
    前記下側容器の側面部は、第2被取付部を有し、
    前記第2取付部は、前記第2被取付部に着脱可能に構成されている、
    請求項2に記載の容器セット。
  4. 前記第1部分は、前記第2部分が前記折り返し状態であるときに、前記第2取付部を固定する固定部をさらに有する、
    請求項3に記載の容器セット。
  5. 前記第2取付部は、前記第2内側面から突出する突部であり、
    前記固定部は、前記第2取付部が嵌まるように形成されている貫通孔である、
    請求項4に記載の容器セット。
  6. 前記折り返し状態において、前記第2部分の前記折り曲げ部と反対側の端部は、前記第1取付部が形成される前記第1内側面の位置にまで到達しないように構成されている、
    請求項4又は5に記載の容器セット。
  7. 前記側部は、熱可塑性樹脂から構成され、前記折り曲げ部は、前記側部の他の部分よりも薄肉に形成されている、
    請求項1から6のいずれかに記載の容器セット。
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