JP2021131112A - 歯車装置 - Google Patents

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裕秋 森
Hiroaki Mori
裕秋 森
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Abstract

【課題】部分接触の発生及び異音の増大を効果的に抑止する。【解決手段】中間歯車11と、中間歯車11に周方向に異なる噛み合い位置で噛合する複数の噛合歯車21,31とを備える歯車装置10において、複数の噛合歯車21,31は、中間歯車11及び、他の噛合歯車21よりも歯幅が短い一の噛合歯車31を含み、他の噛合歯車21に関し、一の噛合歯車31の歯面33と接触する中間歯車11の接触歯面Bに対応する第1部分22Aの歯厚が、一の噛合歯車31の歯面33と接触しない中間歯車11の非接触歯面Cに対応する第2部分22Bの歯厚よりも厚く形成されている。【選択図】図4

Description

本開示は、歯車装置に関し、特に、歯幅がそれぞれ異なる複数の噛合歯車が中間歯車に噛合する歯車装置に関する。
この種の歯車装置の一例として、例えば、特許文献1,2には、エンジンのクランクシャフトに設けられた駆動ギヤと、該駆動ギヤに噛合する複数の従動ギヤとを備え、駆動ギヤから従動ギヤに伝達される動力を補機類等に伝達するようにした構造が開示されている。
特開2014−95327号公報 特開2003−65151号公報
上記歯車装置において、駆動ギヤ(中間歯車)は複数の従動ギヤ(噛合歯車)にそれぞれ噛合しており、係る駆動ギヤの歯面には、回転に伴い各従動ギヤの歯面が交互に接触することになる。
このため、例えば、各従動ギヤの歯幅が異なる場合には、駆動ギヤの歯面において、歯幅の長い従動ギヤ及び歯幅の短い従動ギヤの両方に接触する重複接触部分が、歯幅の長い従動ギヤのみと接触する部分よりも早く摩耗し、係る重複接触部分に窪みが生じることとなる。窪みが生じると、歯幅の長い従動ギヤの歯面が、駆動ギヤの歯面のうち、残存する歯面部分のみと接触する部分接触を引き起こすといった課題がある。
このような窪みの発生を抑制すべく、歯幅が長い従動ギヤを、歯幅が短い従動ギヤに合わせるよう、長い従動ギヤの歯幅を単純に短くしてしまうと、ギヤ歯の剛性が低下して撓みやすくなることで、噛合い時の異音を増大させるといった課題もある。
本開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、歯幅がそれぞれ異なる複数の噛合歯車が中間歯車に噛合する歯車装置において、部分接触の発生及び異音の増大を効果的に抑止することを目的とする。
本開示の技術は、中間歯車と、該中間歯車に周方向に異なる噛み合い位置で噛合する複数の噛合歯車とを備える歯車装置において、前記複数の噛合歯車は、前記中間歯車及び、他の噛合歯車よりも歯幅が短い一の噛合歯車を含み、前記他の噛合歯車に関し、前記一の噛合歯車の歯面と接触する前記中間歯車の接触歯面に対応する第1部分の歯厚が、前記一の噛合歯車の歯面と接触しない前記中間歯車の非接触歯面に対応する第2部分の歯厚よりも厚く形成されていることを特徴とする。
また、前記一の噛合歯車が、メイン歯車とサブ歯車とを有するシザース歯車の前記メイン歯車であり、前記他の噛合歯車の前記第2部分が、前記サブ歯車の歯面に対応することが好ましい。
また、前記中間歯車が、エンジンのクランクシャフトに設けられた駆動歯車であり、前記噛合歯車が前記エンジンに設けられて前記駆動歯車に噛合する従動歯車であってもよい。
本開示の技術によれば、歯幅がそれぞれ異なる複数の噛合歯車が中間歯車に噛合する歯車装置において、部分接触の発生及び異音の増大を効果的に抑止することができる。
本実施形態に係る歯車装置を回転軸方向から視た模式図である。 本実施形態に係る歯車装置を示す模式的な断面図である。 比較例の歯車装置を示す模式的な断面図である。 本実施形態に係る歯車装置の要部を示す模式的な斜視図である。 変形例の歯車装置の要部を示す模式的な斜視図である。 他の実施形態に係る歯車装置を示す模式的な断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本実施形態に係る歯車装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本実施形態に係る歯車装置10を回転軸方向から視た模式図である。歯車装置10は、例えば、エンジン1のギヤトレーンに用いられている。なお、歯車装置10は、エンジン1のギヤトレーンに限定されず、トランスミッション等の他のギヤトレーンに適用することも可能である。
図1に示すように、エンジン1は、下側から順に、オイルパン2、クランクケース3、シリンダブロック4、シリンダヘッド5等を備えている。なお、図示の関係上、歯車装置10を覆うハウジングについては図示を省略している。
シリンダブロック4のシリンダ内には、不図示のピストンが往復移動自在に収容されている。クランクケース3とシリンダブロック4との間には、クランクシャフトCSが回転自在に軸支されている。クランクシャフトCSには、不図示のコネクティングロッド等を介してピストンが連結されており、ピストンの往復運動が回転運動に変換されて伝達されるようになっている。
クランクシャフトCSには、中間歯車(駆動歯車)としてのクランクギヤ11が一体回転可能に固定されている。クランクギヤ11には、噛合歯車(従動歯車)としてのポンプギヤ21(本開示の他の噛合歯車の一例)が噛合する。ポンプギヤ21は、不図示のオイルポンプの駆動軸28に一体回転可能に設けられている。クランクシャフトCSからクランクギヤ11を介して伝達される回転動力により、ポンプギヤ21が回転すると、オイルポンプが駆動することにより、オイルパン2から汲み上げられるオイルがエンジン1の各潤滑要素に供給されるようになっている。
クランクギヤ11には、噛合歯車(従動歯車)としてのアイドルギヤ31(本開示の一の噛合歯車の一例)が、ポンプギヤ21とは周方向に異なる噛み合い位置で噛合する。アイドルギヤ31は、シリンダブロック4等に回転自在に軸支された支持軸30に、不図示のボルト等で取り付けている。アイドルギヤ31は、何れも図示しない動弁機構や補機類等のギヤと噛合する。クランクシャフトCSからクランクギヤ11を介して伝達される回転動力が、アイドルギヤ31を経由してこれら動弁機構や補機類等に伝達されるようになっている。
本実施形態において、ポンプギヤ21及び、アイドルギヤ31は、互いに異なる歯幅(ギヤ幅)で形成されている。
具体的には、図2に示すように、ポンプギヤ21の歯幅W1は、例えば、クランクギヤ11と略同等の歯幅で形成されている。また、アイドルギヤ31の歯幅W2は、クランクギヤ11及び、ポンプギヤ21の歯幅W1よりも短い歯幅で形成されている。
このため、例えば、図3(A)に示すように、クランクギヤ11の歯面13がポンプギヤ21の歯面23と接触する部分を接触部分A、クランクギヤ11の歯面13がアイドルギヤ31の歯面33と接触する部分を接触部分B(本開示の接触歯面に相当)とすると、クランクギヤ11の歯面13のうち、これら接触部分A,Bが重複する箇所はポンプギヤ21及びアイドルギヤ31の各歯面23,33と交互に繰り返し接触することとなる。この結果、係る重複部分が歯面33と接触しない他の部分C(本開示の非接触歯面に相当)よりも早期に摩耗して窪むことで、ポンプギヤ21の歯面23がクランクギヤ11の歯面13の残存する部分(窪み以外の部分)のみと接触する部分接触を引き起こす課題がある。
このような窪みの発生を防止すべく、例えば、図3(B)に示すように、各接触部分A,Bを略等しくすべく、ポンプギヤ21の歯幅を単純に短くすると、ポンプギヤ21のギヤ歯22の剛性が低下して撓みやすくなることで、噛み合い時の異音が増大するといった課題がある。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、ポンプギヤ21のギヤ歯22の形状を工夫することにより、このような部分接触の発生及び異音の増大を効果的に抑制している。
具体的には、ポンプギヤ21のギヤ歯22の歯幅W1を長く維持(例えば、図2に示すクランクギヤ11と略同等の歯幅で形成)しつつ、ギヤ歯22の歯厚に関し、前述の接触部分Bに対応する第1部分22Aの歯厚T1が、前述の他の部分Cに対応する第2部分22Bの歯厚T2よりも厚くなるように設定されている。言い換えれば、第2部分22Bの歯厚T2が、第1部分22Aの歯厚T1よりも薄くなるように設定されている。ギヤ歯22の歯厚T2を薄くする第2部分22Bは、図4に示すように、軸方向の端部に向かうに従い徐々に薄くなるように形成してもよく、或いは、図5に示すように、段差状とすることにより肉薄に形成してもよい。
すなわち、本実施形態では、クランクギヤ11の歯面13に対して、ポンプギヤ21の歯面23が接触する部分と、アイドルギヤ31の歯面33が接触する部分とを互いに略等しくしつつ、ポンプギヤ21の歯幅W1を長く維持することで、ポンプギヤ21のギヤ歯22の剛性を効果的に確保できるように構成されている。これにより、ポンプギヤ21の歯面23とクランクギヤ11の歯面13との部分接触を効果的に抑止することが可能となり、さらには、剛性低下に伴う噛み合い時の異音増大も効果的に抑制することが可能となる。
[その他]
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変形して実施することが可能である。
例えば、図6に示すように、アイドルギヤ31が、サブ歯車35を備えるシザース歯車34のメイン歯車を構成してもよい。この場合は、ポンプギヤ21の第2部分22Bをサブ歯車35の歯面36に対応する位置、言い換えれば、第1部分22Aと第2部分22Bとの境界をアイドルギヤ(メイン歯車)31とサブ歯車35との間に位置させればよい。
また、中間歯車に噛合する噛合歯車の個数は、図示例の2個(21,31)に限定されず、3個以上であてもよい。この場合は、歯幅が長い2以上に噛合歯車に関し、歯幅が最も短い噛合歯車と接触する中間歯車の歯面に対応する部分の歯厚を肉厚に形成すればよい。
また、図4,5において、ギヤ歯22は、第1部分22A及び第2部分22Bの歯の両面を変化させるものとして示されているが、中間歯車11に接触する側の面にのみ変化を設けるように構成することも可能である。
また、本開示の適用は、外歯歯車に限定されず、遊星歯車機構等の内歯歯車を有する歯車装置にも広く適用することが可能である。
1 エンジン
CS クランクシャフト
10 歯車装置
11 クランクギヤ(中間歯車、駆動歯車)
13 歯面
21 ポンプギヤ(噛合歯車、従動歯車)
22 ギヤ歯
22A 第1部分
22B 第2部分
23 歯面
31 アイドルギヤ(噛合歯車、従動歯車)
33 歯面
34 シザース歯車
35 サブ歯車
36 歯面

Claims (3)

  1. 中間歯車と、該中間歯車に周方向に異なる噛み合い位置で噛合する複数の噛合歯車とを備える歯車装置において、
    前記複数の噛合歯車は、前記中間歯車及び、他の噛合歯車よりも歯幅が短い一の噛合歯車を含み、
    前記他の噛合歯車に関し、前記一の噛合歯車の歯面と接触する前記中間歯車の接触歯面に対応する第1部分の歯厚が、前記一の噛合歯車の歯面と接触しない前記中間歯車の非接触歯面に対応する第2部分の歯厚よりも厚く形成されている
    ことを特徴とする歯車装置。
  2. 前記一の噛合歯車が、メイン歯車とサブ歯車とを有するシザース歯車の前記メイン歯車であり、前記他の噛合歯車の前記第2部分が、前記サブ歯車の歯面に対応する
    請求項1に記載の歯車装置。
  3. 前記中間歯車が、エンジンのクランクシャフトに設けられた駆動歯車であり、前記噛合歯車が前記エンジンに設けられて前記駆動歯車に噛合する従動歯車である
    請求項1又は2に記載の歯車装置。
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