JP2012207601A - トルクバランサ付エンジン - Google Patents

トルクバランサ付エンジン Download PDF

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Toshiro Kurihara
敏郎 栗原
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】フライホイール等の外周に沿ってスタータモータの回転軸に形成された歯と噛み合わされる歯を形成することなく、エンジンを始動することができるトルクバランサ付エンジンを提供する。
【解決手段】エンジン1は、クランクシャフト4と、フライホイール6と、サンギヤ7と、プラネタリギヤ8と、スタータモータ11とを有する。フライホイール6は、クランクシャフト4に接続される。サンギヤ7は、フライホイール6と対向して同軸上に配設される。プラネタリギヤ8は、フライホイール6の回転に対してサンギヤ7を逆回転させる。スタータモータ11は、回転軸がプラネタリギヤ8に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの回転によって発生する振動を低減させるトルクバランサを有するトルクバランサ付エンジンに関する。
従来、エンジンの回転によって発生する振動を低減させる振動低減装置を有するエンジンが知られている(例えば、特許文献1参照)。この振動低減装置は、クランクシャフトに接続されたフライホイールの周縁に沿って形成されたインターナルギヤと、インターナルギヤと噛合するプラネタリギヤと、プラネタリギヤと噛合するサンギヤとによって構成される遊星歯車機構を有している。また、プラネタリギヤは、その公転が規制されたキャリアによって軸支されている。このような遊星歯車機構によれば、クランクシャフトの回転に伴って回転するフライホイールの回転に対してサンギヤを逆回転させることができる。したがって、サンギヤは、トルクバランサとして機能するので、振動低減装置は、エンジンの回転によって発生する振動を低減させることができる。
特開平11−311297号公報
ところで、エンジンは、一般的にフライホイールや、ドライブプレート(以下、フライホイール等とする)をスタータモータにて回転させることによって、フライホイール等に接続されたクランクシャフトを回転させて始動する。しかしながら、フライホイール等と、スタータモータとを接続するために、スタータモータの回転軸に形成された歯と噛み合わせるための歯をフライホイール等の外周に沿って形成しなければならない。
本発明の目的は、フライホイール等の外周に沿ってスタータモータの回転軸に形成された歯と噛み合わされる歯を形成することなく、エンジンを始動することができるトルクバランサ付エンジンを提供することである。
かかる課題を解決すべく、第1の発明は、クランクシャフトと、第1のフライホイールと、第2のフライホイールと、中間ギヤと、スタータモータとを有するトルクバランサ付エンジンを提供する。第1のフライホイールは、クランクシャフトに接続されるとともに、周縁に沿って歯が設けられる。第2のフライホイールは、第1のフライホイールと対向して同軸上に配設されるとともに、周縁に沿って歯が設けられる。中間ギヤは、第1のフライホイールの歯と、第2のフライホイールの歯との間に介在して配設されることによって、第1のフライホイールの回転に対して第2のフライホイールを逆回転させる。スタータモータは、中間ギヤに回転軸が接続される。
ここで、本発明において、中間ギヤと、スタータモータの回転軸とは、ワンウェイクラッチを介して接続されることが好ましい。また、第1のフライホイールおよび第2のフライホイールのいずれか一方にサンギヤを設け、第1のフライホイールおよび第2のフライホイールのいずれか他方にリングギヤを設け、中間ギヤをプラネタリギヤとする遊星歯車機構を構成し、プラネタリギヤの公転を規制することによって、中間ギヤは、第1のフライホイールの回転に対して第2のフライホイールを逆回転させることが好ましい。
本発明によれば、第2のフライホイールは、クランクシャフトの回転に伴って回転する第1のフライホイールの回転に対して逆回転することによって、トルクバランサとして機能するので、エンジンの回転によって発生する振動を低減させることができる。そして、スタータモータは、中間ギヤを回転させることによって、第1のフライホイールを回転させることができ、ひいては第1のフライホイールに接続されたクランクシャフトを回転させることができる。したがって、本発明によれば、フライホイール等の外周に沿ってスタータモータの回転軸に形成された歯と噛み合わされる歯を形成することなく、エンジンを始動することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンの要部を示す断面模式図
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジンの要部を示す断面模式図である。トルクバランサ付エンジンとしてのエンジン1は、シリンダに収容されたピストン2と、ピストン2にコンロッド3を介して連結されたクランクシャフト4と、これらを収納するハウジング5とを有する。クランクシャフト4は、シリンダ内における混合気の燃焼によるピストン2の往復運動がコンロッド3を介して伝達されることによって回転する。
また、このエンジン1は、クランクシャフト4にボルトによって接続された第1のフライホイールとしてのフライホイール6を有する。フライホイール6には、クランクシャフト4に接続された面とは反対側の面に周縁に沿って突出するようにリングギヤ61が形成されている。すなわち、フライホイール6には、周縁に沿って歯が設けられている。さらに、エンジン1は、フライホイール6と対向して同軸上に配設された第2のフライホイールとしてのサンギヤ7と、リングギヤ61およびサンギヤ7と噛合する中間ギヤとしての複数のプラネタリギヤ8とを有し、リングギヤ61と、サンギヤ7と、プラネタリギヤ8とによって遊星歯車機構を構成している。
サンギヤ7は、紙面右側に突出するように形成された軸部71を有し、この軸部71は、ベアリングを介してハウジング5に支持される。この軸部71は、トランスミッション(図示略)に接続される。また、サンギヤ7は、クランクシャフト4の回転に伴って回転するフライホイール6の回転に対して逆回転する。したがって、サンギヤ7は、トルクバランサとして機能するので、エンジン1の回転によって発生する振動を低減させることができる。
複数のプラネタリギヤ8のうち、紙面上側に配設されたプラネタリギヤ8Aには、軸部9が一体に形成され、この軸部9の一端がハウジング5にベアリングを介して回転可能に支持されるとともに、軸部9の他端には、スプラインによりワンウェイクラッチ10のアウターレース10Aが接続される。そして、このアウターレース10Aには、スプラグ10Bを介して、ワンウェイクラッチ10のインナーレースを兼ねたスタータモータ11の回転軸11Aが接続されている。すなわち、本実施形態では、アウターレース10Aと、スプラグ10Bと、スタータモータ11の回転軸11Aとによって、ワンウェイクラッチ10を構成している。
また、その他のプラネタリギヤ8Bには、ハウジング5に形成された軸部51が挿入される。したがって、ハウジング5は、プラネタリギヤ8のキャリアとして機能し、プラネタリギヤ8の公転を規制する。
ワンウェイクラッチ10は、エンジン1を始動する際には、スタータモータ11の回転をプラネタリギヤ8Aに伝達し、サンギヤ7を介してクランクシャフト4を回転させる。また、ワンウェイクラッチ10は、エンジン1が始動した後は、クランクシャフト4の回転をスタータモータ11に伝達することなく空転する。
このように、本実施形態によれば、サンギヤ7は、クランクシャフト4の回転に伴って回転するフライホイール6の回転に対して逆回転することによって、トルクバランサとして機能するので、エンジン1の回転によって発生する振動を低減させることができる。そして、スタータモータ11は、プラネタリギヤ8Aを回転させることによって、フライホイール6を回転させることができ、ひいてはフライホイール6に接続されたクランクシャフト4を回転させることができる。したがって、本実施形態によれば、フライホイール等にスタータモータ11を直接的に接続することなく、エンジン1を始動することができる。
なお、上述した実施形態では、スタータモータ11をプラネタリギヤ8Aにのみ接続していたが、複数のスタータモータ11をプラネタリギヤ8のそれぞれに接続してもよい。この場合、エンジン1を始動するために必要なトルクを、それぞれのスタータモータ11で分担することができるので、スタータモータ11を小型化することができる。
また、上述した実施形態では、プラネタリギヤ8Aには、ワンウェイクラッチ10を介してスタータモータ11の回転軸が接続されていたが、プラネタリギヤ8Aと、スタータモータ11の回転軸とを固定してもよい。この場合、プラネタリギヤ8Aおよびスタータモータ11の回転軸は、一体となって回転する。これによれば、エンジン1が始動した後は、クランクシャフト4の回転に伴って、プラネタリギヤ8Aが回転し、ひいてはスタータモータ11の回転軸が回転するので、スタータモータ11をモータジェネレータとして利用することができる。また、複数のスタータモータ11をプラネタリギヤ8のそれぞれに接続することによって、1つのスタータモータ11をプラネタリギヤ8に接続した場合と比較して発電量を大きくすることができる。
さらに、上述した実施形態では、プラネタリギヤ8Aには、ワンウェイクラッチ10を介してスタータモータ11の回転軸が接続されていたが、プラネタリギヤ8Aと、スタータモータ11の回転軸とを電磁クラッチを介して接続してもよい。電磁クラッチは、通電することで生じる電磁力によって、プラネタリギヤ8Aと、スタータモータ11の回転軸とを断続自在に接続する。なお、電磁クラッチに代えて機械式のクラッチを採用してもよい。
具体的には、電磁クラッチは、エンジン1を始動する際には、プラネタリギヤ8Aと、スタータモータ11の回転軸とを接続することによって、スタータモータ11の回転をプラネタリギヤ8Aに伝達し、フライホイール6を介してクランクシャフト4を回転させる。そして、電磁クラッチは、エンジン1が始動した後は、プラネタリギヤ8Aと、スタータモータ11の回転軸とを遮断することによって、クランクシャフト4の回転をスタータモータ11に伝達しないようにすることができる。また、電磁クラッチは、エンジン1が始動した後もプラネタリギヤ8Aと、スタータモータ11の回転軸との接続を維持することによって、クランクシャフト4の回転に伴って、スタータモータ11の回転軸を回転させることができ、スタータモータ11をモータジェネレータとして利用することができる。すなわち、エンジン1が始動した後に、プラネタリギヤ8Aと、スタータモータ11の回転軸との接続を維持するか否かを選択することができる。これによれば、エンジン1が始動した後に、スタータモータ11をモータジェネレータとして利用するか否かを選択することができるので、エンジン1の利便性を向上させることができる。また、複数のスタータモータ11をプラネタリギヤ8のそれぞれに接続してもよい。この場合、モータジェネレータとして利用するか否かをスタータモータ11ごとに個別に選択することができるので、エンジン1の利便性をさらに向上させることができる。
また、上述した各実施形態では、遊星歯車機構を構成することによって、中間ギヤは、第1のフライホイールの回転に対して第2のフライホイールを逆回転させていた。これに対して、例えば、第1のフライホイール、第2のフライホイール、および中間ギヤのそれぞれを傘歯車として歯車機構を構成してもよい。要するに、中間ギヤは、第1のフライホイールの回転に対して第2のフライホイールを逆回転させればよい。
以上のように、本発明は、エンジンの回転によって発生する振動を低減させるトルクバランサを有するトルクバランサ付エンジンに広く適用することができる。
1 エンジン
2 ピストン
3 コンロッド
4 クランクシャフト
5 ハウジング
6 フライホイール(第1のフライホイール)
7 サンギヤ(第2のフライホイール)
8,8A,8B プラネタリギヤ(中間ギヤ)
9 軸部
10 ワンウェイクラッチ
10A アウターレース
10B スプラグ
11 スタータモータ
11A 回転軸
51 軸部
61 リングギヤ
71 軸部
91 軸部
92 固定部

Claims (3)

  1. トルクバランサ付エンジンにおいて、
    クランクシャフトと、
    前記クランクシャフトに接続されるとともに、周縁に沿って歯が設けられた第1のフライホイールと、
    前記第1のフライホイールと対向して同軸上に配設されるとともに、周縁に沿って歯が設けられた第2のフライホイールと、
    前記第1のフライホイールの歯と、前記第2のフライホイールの歯との間に介在して配設されることによって、前記第1のフライホイールの回転に対して前記第2のフライホイールを逆回転させる中間ギヤと、
    前記中間ギヤに回転軸が接続されたスタータモータと
    を有することを特徴とするトルクバランサ付エンジン。
  2. 前記中間ギヤと、前記スタータモータの回転軸とは、ワンウェイクラッチを介して接続されることを特徴とする請求項1に記載されたトルクバランサ付エンジン。
  3. 前記第1のフライホイールおよび前記第2のフライホイールのいずれか一方にサンギヤを設け、前記第1のフライホイールおよび前記第2のフライホイールのいずれか他方にリングギヤを設け、前記中間ギヤをプラネタリギヤとする遊星歯車機構を構成し、前記プラネタリギヤの公転を規制することによって、前記中間ギヤは、前記第1のフライホイールの回転に対して前記第2のフライホイールを逆回転させることを特徴とする請求項1または2に記載されたトルクバランサ付エンジン。
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