JP2021131025A - 過給機 - Google Patents

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朗弘 上田
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Abstract

【課題】すべり軸受の耐久性の低下を抑制する。
【解決手段】過給機は、タービンインペラを収容する収容部が形成されたハウジングと、ハウジングに形成され、収容部の径方向外側に位置し、収容部と連通する第1タービンスクロール流路と、ハウジングに形成され、収容部の径方向外側に位置し、第1タービンスクロール流路に対してタービンインペラの周方向の異なる位置で収容部と連通する第2タービンスクロール流路と、タービンインペラのシャフト15を軸支するセミフローティング軸受(すべり軸受)13と、セミフローティング軸受13に形成され、ラジアル軸受面13dを有する軸受部BPと、軸受部BPに形成され、ラジアル軸受面13dを含み、セミフローティング軸受13の径方向の肉厚のうち最も薄い肉厚を有する変形部13kと、を備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、過給機に関する。
従来、過給機は、コンプレッサとタービンとを備える。特許文献1には、2つのタービンスクロール流路が形成されるタービンについて開示されている。2つのタービンスクロール流路は、タービンインペラが収容される収容部と連通する。2つのタービンスクロール流路は、タービンインペラの周方向の異なる位置で収容部と連通する。
特開2017−180286号公報
2つのタービンスクロール流路には、エンジンの異なる気筒から排気ガスが導入される。そのため、タービンインペラには、異なるタイミングで2つのタービンスクロール流路から排気ガスが導入される。その結果、タービンインペラには、径方向に非定常の荷重(以下、非定常荷重という)が作用する。ここで、タービンインペラのシャフトは、例えば、すべり軸受により軸支される。タービンインペラに作用する非定常荷重により、すべり軸受に片当たりが生じ、すべり軸受の耐久性が低下するおそれがあった。
本開示の目的は、すべり軸受の耐久性の低下を抑制することが可能な過給機を提供することである。
上記課題を解決するために、本開示の過給機は、タービンインペラを収容する収容部が形成されたハウジングと、ハウジングに形成され、収容部の径方向外側に位置し、収容部と連通する第1タービンスクロール流路と、ハウジングに形成され、収容部の径方向外側に位置し、第1タービンスクロール流路に対してタービンインペラの周方向の異なる位置で収容部と連通する第2タービンスクロール流路と、タービンインペラのシャフトを軸支するすべり軸受と、すべり軸受に形成され、ラジアル軸受面を有する軸受部と、軸受部に形成され、ラジアル軸受面を含み、すべり軸受の径方向の肉厚のうち最も薄い肉厚を有する変形部と、を備える。
軸受部は、すべり軸受の軸方向の端面において、周方向に延在する周溝が形成され、周溝の径方向内側に変形部が設けられてもよい。
周溝は、端面において周方向の全周に亘って形成されてもよい。
ハウジングのうち、第1タービンスクロール流路の下流端に面する位置に設けられ、第1タービンスクロール流路と第2タービンスクロール流路とを区画する第1舌部と、ハウジングのうち、第2タービンスクロール流路の下流端に面する位置に設けられ、第2タービンスクロール流路と第1タービンスクロール流路とを区画する第2舌部と、を備え、第1舌部と第2舌部を結ぶ線に対し周方向に傾斜した傾斜方向に離隔して複数の周溝が形成されてもよい。
周溝に配される弾性部材を備えてもよい。
本開示によれば、すべり軸受の耐久性の低下を抑制することができる。
図1は、過給機の概略断面図である。 図2は、図1のA−A線断面図である。 図3は、図1の破線部分を抽出した図である。 図4は、図3に示すIV矢視図である。 図5は、第1変形例の軸受構造の概略断面図である。 図6は、第2変形例の周溝の概略正面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の一実施形態について説明する。実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、過給機TCの概略断面図である。図1に示す矢印L方向を過給機TCの左側として説明する。図1に示す矢印R方向を過給機TCの右側として説明する。図1に示すように、過給機TCは、過給機本体1を備える。過給機本体1は、ベアリングハウジング3と、タービンハウジング(ハウジング)5と、コンプレッサハウジング7とを備える。タービンハウジング5は、ベアリングハウジング3の左側に締結ボルト9によって連結される。コンプレッサハウジング7は、ベアリングハウジング3の右側に締結ボルト11によって連結される。タービンTは、ベアリングハウジング3およびタービンハウジング5を含む。遠心圧縮機Cは、ベアリングハウジング3およびコンプレッサハウジング7を含む。
ベアリングハウジング3には、軸受孔3aが形成される。軸受孔3aは、過給機TCの左右方向に貫通する。軸受孔3aには、セミフローティング軸受(すべり軸受)13が配される。セミフローティング軸受13は、シャフト15を回転自在に軸支する。シャフト15の左端部には、タービンインペラ17が設けられる。タービンインペラ17は、タービンハウジング5内に配される。タービンインペラ17は、タービンハウジング5に回転自在に収容されている。シャフト15の右端部には、コンプレッサインペラ19が設けられる。コンプレッサインペラ19は、コンプレッサハウジング7内に配される。コンプレッサインペラ19は、コンプレッサハウジング7に回転自在に収容されている。
コンプレッサハウジング7には、吸気口21が形成される。吸気口21は、過給機TCの右側に開口する。吸気口21は、不図示のエアクリーナに接続される。ベアリングハウジング3とコンプレッサハウジング7の対向面によって、ディフューザ流路23が形成される。ディフューザ流路23は、空気を昇圧する。ディフューザ流路23は、環状に形成される。ディフューザ流路23は、シャフト15の径方向内側において、コンプレッサインペラ19を介して吸気口21に連通している。
また、コンプレッサハウジング7には、コンプレッサスクロール流路25が形成される。コンプレッサスクロール流路25は、環状形状に形成される。コンプレッサスクロール流路25は、例えば、ディフューザ流路23よりもシャフト15の径方向外側に位置する。コンプレッサスクロール流路25は、不図示のエンジンの吸気口と、ディフューザ流路23とに連通している。コンプレッサインペラ19が回転すると、吸気口21からコンプレッサハウジング7内に空気が吸気される。吸気された空気は、コンプレッサインペラ19の翼間を流通する過程において加圧加速される。加圧加速された空気は、ディフューザ流路23およびコンプレッサスクロール流路25で昇圧される。昇圧された空気は、エンジンの吸気口に導かれる。
タービンハウジング5には、排出流路27と、収容部29と、排気流路31とが形成される。排出流路27は、過給機TCの左側に開口する。排出流路27は、不図示の排気ガス浄化装置に接続される。排出流路27は、収容部29と連通する。排出流路27は、収容部29に対して、タービンインペラ17の回転軸方向(以下、単に軸方向ともいう)に連続する。収容部29は、タービンインペラ17を収容する。収容部29の径方向外側(外周側)には、排気流路31が形成される。
図2は、図1のA−A線断面図である。図2では、タービンインペラ17について、外周のみを円で示す。図2に示すように、排気流路31は、連通部33と、タービンスクロール流路35と、排気導入口37と、排気導入路39とを備える。
連通部33は、収容部29の径方向外側に配される。連通部33は、収容部29の全周に亘って環状形状に形成される。連通部33は、収容部29とタービンスクロール流路35とを連通させる。タービンスクロール流路35は、収容部29の径方向外側に配される。タービンスクロール流路35は、収容部29(連通部33)の全周に亘って環状形状に形成される。タービンスクロール流路35は、例えば、連通部33よりもシャフト15の径方向外側に位置する。
排気導入口37は、タービンハウジング5の外部に開口する。排気導入口37には、不図示のエンジンの排気マニホールドから排出される排気ガスが導入される。排気導入口37とタービンスクロール流路35との間には、排気導入路39が形成される。
排気導入路39は、排気導入口37とタービンスクロール流路35とを接続する。排気導入路39は、例えば、直線形状に形成される。排気導入路39は、排気導入口37から導入された排気ガスをタービンスクロール流路35に導く。
タービンスクロール流路35は、排気導入路39から導入された排気ガスを、連通部33を介して収容部29に導く。このように、排気流路31は、排気導入口37、排気導入路39、タービンスクロール流路35および連通部33を含み、排気導入口37から連通部33まで延在している。
タービンハウジング5には、仕切板41が形成される。仕切板41は、排気流路31内に配される。より具体的に、仕切板41は、排気導入口37、排気導入路39、および、タービンスクロール流路35内に配される。
仕切板41は、排気導入口37、排気導入路39、および、タービンスクロール流路35の内面に対して、タービンインペラ17の軸方向(以下、仕切板41の短手方向ともいう)に接続される。仕切板41は、排気導入口37から離隔する方向に向かって延在する。仕切板41は、排気流路31に沿って延在する。つまり、仕切板41は、排気ガスが流れる排気流動方向(以下、仕切板41の長手方向ともいう)に沿って延在する。以下、排気流動方向の上流側を単に上流側といい、排気流動方向の下流側を単に下流側という。
仕切板41は、上流側の端部が排気導入口37に配され、下流側の端部がタービンスクロール流路35と連通部33との境界部に配される。仕切板41は、排気流路31をタービンインペラ17の周方向に仕切る(分割する)。
仕切板41は、排気導入口37を二分割する。本実施形態では、排気導入口37は、仕切板41により内径側排気導入口37aと外径側排気導入口37bとに分割される。内径側排気導入口37aは、外径側排気導入口37bよりもタービンインペラ17の径方向内側に位置する。内径側排気導入口37aは、外径側排気導入口37bと径方向に並んで形成される。
ここで、不図示の排気マニホールドは、2つ(複数)の分割路を備える。2つの分割路は、内径側排気導入口37aおよび外径側排気導入口37bに接続される。不図示のエンジンから排出される排気ガスは、2つの分割路を流通し、内径側排気導入口37aおよび外径側排気導入口37bに導入される。2つの分割路を流通する排気ガスのうち、一方は内径側排気導入口37aに導入され、他方は外径側排気導入口37bに導入される。
仕切板41は、排気導入路39を二分割する。本実施形態では、排気導入路39は、仕切板41により内径側排気導入路39aと、外径側排気導入路39bとに分割される。内径側排気導入路39aは、外径側排気導入路39bよりもタービンインペラ17の径方向内側に位置する。内径側排気導入路39aは、外径側排気導入路39bとタービンインペラ17の径方向に並んで形成される。内径側排気導入路39aは、内径側排気導入口37aと連通する。外径側排気導入路39bは、外径側排気導入口37bと連通する。
仕切板41は、タービンスクロール流路35を二分割する。本実施形態では、タービンスクロール流路35は、仕切板41により内径側タービンスクロール流路(第1タービンスクロール流路)35aと、外径側タービンスクロール流路(第2タービンスクロール流路)35bとに分割される。内径側タービンスクロール流路35aは、外径側タービンスクロール流路35bよりも径方向内側に位置する。内径側タービンスクロール流路35aは、外径側タービンスクロール流路35bと径方向に並んで形成される。内径側タービンスクロール流路35aは、内径側排気導入路39aと連通する。外径側タービンスクロール流路35bは、外径側排気導入路39bと連通する。
内径側タービンスクロール流路35aは、内径側排気導入路39aから遠ざかるにつれて径方向の幅が小さくなる。つまり、内径側タービンスクロール流路35aは、上流側から下流側に向かって径方向の幅が小さくなる。
外径側タービンスクロール流路35bは、外径側排気導入路39bから遠ざかるにつれて径方向の幅が小さくなる。つまり、外径側タービンスクロール流路35bは、上流側から下流側に向かって径方向の幅が小さくなる。
収容部29は、図2中、左側の半周において、連通部33(第1連通部33a)を介して内径側タービンスクロール流路35aと連通する。収容部29は、図2中、右側の半周において、連通部33(第2連通部33b)を介して外径側タービンスクロール流路35bと連通する。第1連通部33aは、内径側タービンスクロール流路35aと収容部29との間に形成される。第2連通部33bは、外径側タービンスクロール流路35bと収容部29との間に形成される。
換言すれば、内径側タービンスクロール流路35aは、第1連通部33aを介して収容部29と連通する。また、外径側タービンスクロール流路35bは、第2連通部33bを介して収容部29と連通する。収容部29は、内径側タービンスクロール流路35a(第1連通部33a)と連通する位置が、外径側タービンスクロール流路35b(第2連通部33b)と連通する位置とタービンインペラ17の周方向において異なる。
タービンハウジング5には、第1舌部43aと、第2舌部43bとが形成される。第1舌部43aは、仕切板41の下流側の端部(すなわち、排気導入口37から離隔する側の端部)に形成される。第1舌部43aは、内径側タービンスクロール流路35aの下流側の端部(下流端)に面する位置に設けられる。第1舌部43aは、内径側タービンスクロール流路35aと外径側タービンスクロール流路35bとを区画する。
第2舌部43bは、外径側タービンスクロール流路35bの下流側の端部(下流端)に面する位置に設けられる。第2舌部43bは、外径側タービンスクロール流路35bと内径側タービンスクロール流路35aとを区画する。
第1舌部43aは、第2舌部43bに対して、タービンインペラ17の回転方向の位相が大凡180度ずれている。つまり、第1舌部43aおよび第2舌部43bは、タービンインペラ17の回転方向に等間隔で配されている。ただし、第1舌部43aは、第2舌部43bに対して、タービンインペラ17の回転方向の位相(位置)が異なればよく、位相のずれが大凡180度でなくてもよい。すなわち、第1舌部43aおよび第2舌部43bは、タービンインペラ17の回転方向に不等間隔に配されてもよい。第1舌部43aおよび第2舌部43bは、タービンインペラ17に対して径方向に対向する。
図1に戻り、不図示のエンジンの排気マニホールドから排出された排気ガスは、排気流路31、および、収容部29を介して排出流路27に導かれる。排出流路27に導かれる排気ガスは、流通過程においてタービンインペラ17を回転させる。
タービンインペラ17の回転力は、シャフト15を介してコンプレッサインペラ19に伝達される。コンプレッサインペラ19が回転すると、上記のとおりに空気が昇圧される。こうして、空気がエンジンの吸気口に導かれる。
図3は、図1の破線部分を抽出した図である。図3に示すように、ベアリングハウジング3の内部には軸受構造Sが設けられる。軸受構造Sは、軸受孔3aと、セミフローティング軸受13と、シャフト15とを含む。
ベアリングハウジング3には、油路3bが形成される。油路3bには、潤滑油が供給される。油路3bは、軸受孔3aに開口(連通)する。油路3bは、潤滑油を軸受孔3aに導く。潤滑油は、油路3bから軸受孔3a内に流入する。
軸受孔3aには、セミフローティング軸受13が配される。セミフローティング軸受13は、環状の本体13aを有する。本体13aには、挿通孔13bが形成される。挿通孔13bは、本体13aを中心軸方向(以下、単に軸方向という)に貫通する。挿通孔13bには、シャフト15が挿通される。
本体13a(挿通孔13b)の内周面13cには、2つのラジアル軸受面13d、13eが形成される。2つのラジアル軸受面13d、13eは、軸方向に離隔して配される。2つのラジアル軸受面13d、13eは、内周面13cのうち軸方向の両端部に形成される。ラジアル軸受面13dは、ラジアル軸受面13eに対しタービンインペラ17側に配される。ラジアル軸受面13eは、ラジアル軸受面13dに対しコンプレッサインペラ19側に配される。
本体13aのうち、ラジアル軸受面13d、13eが形成された部位を軸受部BPという。また、本体13aのうち、2つの軸受部BP(ラジアル軸受面13d、13e)の間の部位を中間部MPという。中間部MPは、2つの軸受部BPと接続し、2つの軸受部BPを支持する。
本体13aには、油孔13fが形成される。油孔13fは、本体13aの内周面13cから外周面13gまで貫通する。油孔13fは、2つのラジアル軸受面13d、13eの間に配される。油孔13fは、シャフト15(本体13a)の径方向(以下、単に径方向という)において、油路3bの開口と対向する。換言すれば、油孔13fは、シャフト15の軸方向および周方向において、油路3bと大凡等しい位置に位置する。
潤滑油は、本体13aの外周面13g側から、油孔13fを通って内周面13c側に流入する。本体13aの内周面13c側に流入した潤滑油は、内周面13cとシャフト15との間を、シャフト15の周方向に沿って移動する。また、本体13aの内周面13c側に流入した潤滑油は、内周面13cとシャフト15との間を、シャフト15の軸方向(図3中、左右方向)に沿って移動する。潤滑油は、シャフト15と2つのラジアル軸受面13d、13eとの間隙に供給される。潤滑油の油膜圧力によってシャフト15が軸支される。2つのラジアル軸受面13d、13eは、シャフト15のラジアル荷重を受ける。
本体13aには、貫通孔13hが形成される。貫通孔13hは、本体13aの内周面13cから外周面13gまで貫通する。貫通孔13hは、2つのラジアル軸受面13d、13eの間に配される。貫通孔13hは、本体13aのうち油孔13fが形成される側とは反対側に配される。ただし、これに限定されず、貫通孔13hの位置は、本体13aの周方向において油孔13fの位置と異なっていればよい。
ベアリングハウジング3には、ピン孔3cが形成される。ピン孔3cは、軸受孔3aのうち貫通孔13hと対向する位置に形成される。換言すれば、ピン孔3cは、シャフト15の軸方向および周方向において、貫通孔13hと大凡等しい位置に設けられる。ピン孔3cは、軸受孔3aを形成する壁部3dを貫通する。ピン孔3cは、軸受孔3aの内部空間と外部空間とを連通する。ピン孔3cには、位置決めピン45が挿通される。
本実施形態では、ピン孔3cには、位置決めピン45が圧入される。位置決めピン45の先端は、本体13aの貫通孔13hに挿通される。位置決めピン45は、本体13aの回転方向および軸方向の移動を規制する。
本体13aの外周面13gには、2つのダンパ部13i、13jが形成される。2つのダンパ部13i、13jは、互いに軸方向に離隔する。2つのダンパ部13i、13jは、外周面13gのうち軸方向の両端部に形成される。ダンパ部13iは、ダンパ部13jに対しタービンインペラ17側に配される。ダンパ部13jは、ダンパ部13iに対しコンプレッサインペラ19側に配される。ダンパ部13i、13jと軸受孔3aの内周面3eとの間隙には、潤滑油が供給される。潤滑油の油膜圧力によってシャフト15の振動が抑制される。
ダンパ部13i、13jは、ラジアル軸受面13d、13eよりもシャフト15の径方向外側に位置する。ダンパ部13iは、シャフト15の軸方向において、ラジアル軸受面13dと大凡等しい位置に位置する。ダンパ部13jは、シャフト15の軸方向において、ラジアル軸受面13eと大凡等しい位置に位置する。ただし、ダンパ部13i、13jは、シャフト15の軸方向において、ラジアル軸受面13d、13eと異なる位置に配されてもよい。
ダンパ部13i、13jの外径は、中間部MPの外径よりも大きい。また、ラジアル軸受面13d、13eの内径は、中間部MPの内径より小さい。
シャフト15は、一対の大径部15a、15bと、中径部15cと、一対のテーパ部15d、15eと、小径部15fとを備える。一対の大径部15a、15bは、軸方向に離隔して配される。大径部15aは、大径部15bに対しタービンインペラ17側に配される。大径部15bは、大径部15aに対しコンプレッサインペラ19側に配される。大径部15aは、シャフト15の径方向において、ラジアル軸受面13dと対向する。大径部15bは、シャフト15の径方向において、ラジアル軸受面13eと対向する。一対の大径部15a、15bは、外径が大凡一定の円柱形状である。一対の大径部15a、15bの外径は、セミフローティング軸受13の2つのラジアル軸受面13d、13eの内径より小さい。
中径部15cは、一対の大径部15a、15bの間に配される。中径部15cは、外径が大凡一定の円柱形状である。中径部15cの外径は、一対の大径部15a、15bの外径よりも小さい。ただし、中径部15cの外径は、一対の大径部15a、15bの外径と等しくてもよい。
一対のテーパ部15d、15eは、一対の大径部15a、15bと中径部15cとの間に配される。テーパ部15d、15eは、大径部15a、15bと中径部15cとの間にそれぞれ配される。テーパ部15d、15eは、円錐台形状である。テーパ部15d、15eの外径は、大径部15a、15bの外径から中径部15cの外径まで漸減する。
なお、中径部15cおよび一対のテーパ部15d、15eの構成は、必須ではなく、一対の大径部15a、15bと中径部15cの代わりに、一対の大径部15a、15bと等しい外径を有する大径部が設けられてもよい。
小径部15fは、大径部15bに対しコンプレッサインペラ19側に配される。小径部15fは、外径が大凡一定の円柱形状である。小径部15fの外径は、一対の大径部15a、15bおよび中径部15cの外径よりも小さい。
大径部15bと小径部15fとの間には、大径部15bと小径部15fの外径差による段差部が形成される。小径部15fには、段差部と隣接する位置にスラストカラー47が取り付けられる。
ベアリングハウジング3の壁部3dには、コンプレッサインペラ19側の端部にスラスト軸受49が取り付けられる。スラスト軸受49は、スラストカラー47のタービンインペラ17側に配される。スラスト軸受49は、スラストカラー47を介して、シャフト15がタービンインペラ17側に移動する際のスラスト荷重を受ける。
また、ベアリングハウジング3には、スラスト軸受49よりもコンプレッサインペラ19側に、スラスト軸受51が取り付けられる。スラスト軸受51は、スラストカラー47のコンプレッサインペラ19側に配される。スラスト軸受51は、スラストカラー47を介して、シャフト15がコンプレッサインペラ19側に移動する際のスラスト荷重を受ける。スラストカラー47は、スラスト軸受49、51の間に配される。
軸受孔3a内に流入した潤滑油の一部は、軸受孔3aの軸方向の両端から排出される。軸受孔3aのコンプレッサインペラ19側から排出された潤滑油の一部は、スラスト軸受49に供給される。スラスト軸受49に供給された潤滑油の一部は、スラスト軸受49を潤滑した後、鉛直下方に排出される。
小径部15fには、環状の油切り部材53が挿通される。油切り部材53は、スラスト軸受51と小径部15fとの間に配される。油切り部材53は、シャフト15を伝ってコンプレッサインペラ19側に流れる潤滑油を径方向外側に飛散させる。つまり、油切り部材53は、コンプレッサインペラ19側への潤滑油の漏出を抑制する。
ところで、不図示の排気マニホールドには、エンジンに設けられた異なる気筒(例えば、4つの異なる気筒)から排気ガスが導入される。上述したように、排気マニホールドは、2つの分割路を備え、エンジンの異なる気筒から排出された排気ガスを内径側排気導入口37aおよび外径側排気導入口37bに導く。例えば、排気マニホールドは、エンジンの第1気筒および第4気筒から排出された排気ガスを外径側排気導入口37bに導く。また、排気マニホールドは、エンジンの第2気筒および第3気筒から排出された排気ガスを内径側排気導入口37aに導く。
このとき、第1気筒および第4気筒から排出された排気ガスは、外径側排気導入路39b、外径側タービンスクロール流路35b、第2連通部33bを介して、タービンインペラ17に供給される。また、第2気筒および第3気筒から排出された排気ガスは、内径側排気導入路39a、内径側タービンスクロール流路35a、第1連通部33aを介して、タービンインペラ17に供給される。
各気筒の燃焼行程は、それぞれタイミングが異なるため、各気筒から排出される排気ガスも、それぞれ排出タイミングが異なる。そのため、タービンインペラ17には、異なるタイミング、かつ、異なる方向(第1連通部33aまたは第2連通部33b)から排気ガスが導入される。その結果、タービンインペラ17には、径方向に非定常荷重が作用する。タービンインペラ17に作用する非定常荷重により、シャフト15にコニカルな振れが生じる。シャフト15にコニカルな振れが生じると、セミフローティング軸受13に片当たりが生じ、セミフローティング軸受13の耐久性が低下するおそれがあった。
そこで、本実施形態のセミフローティング軸受13は、軸受部BPに変形部13kを備える。変形部13kは、軸受部BPのうち最も径方向内側に配され、ラジアル軸受面13dを含む。変形部13kは、シャフト15の径方向において大径部15aと対向する。変形部13kは、径方向の厚さが一定である。ただし、変形部13kは、軸方向の位置によって、径方向の厚さが異なってもよい。例えば、変形部13kは、軸受部BPのタービンインペラ17側の端面13mに近づくにつれ厚さが薄くなってもよい。
変形部13kの径方向の厚さ(肉厚)は、軸受部BPの径方向の厚さ(肉厚)より小さい。変形部13kの径方向の厚さ(肉厚)は、中間部MPの径方向の厚さ(肉厚)より小さい。つまり、変形部13kは、セミフローティング軸受13の径方向の肉厚のうち最も薄い肉厚を有する。そのため、変形部13kは、セミフローティング軸受13のうち最も径方向に変形し易い。変形部13kは、例えば径方向に荷重が加えられた際、径方向に変形(変位)することができる。
本実施形態では、セミフローティング軸受13の軸方向のタービンインペラ17側の端面13mに周溝13nが形成される。周溝13nは、端面13mから軸方向にリング状の深溝加工を施すことで形成される。周溝13nは、セミフローティング軸受13の周方向に延在する。
本実施形態では、周溝13nの深さ(シャフト15の軸方向の長さ)は、ラジアル軸受面13dのシャフト15の軸方向の長さと大凡等しい。ただし、周溝13nの深さは、ラジアル軸受面13dのシャフト15の軸方向の長さと異なっていてもよい。周溝13nの深さは、ラジアル軸受面13dのシャフト15の軸方向の長さの半分以上が望ましい。ここで、周溝13nの内径側に変形部13kが形成される。軸受部BPのうち、周溝13nと軸方向に隣接する部分は厚肉部となり、周溝13nと径方向に隣接する部分は薄肉部(変形部13k)となる。なお、周溝13nの深さは、ラジアル軸受面13dのシャフト15の軸方向の長さより長くてもよい。
図4は、図3に示すIV矢視図である。図4に示すように、周溝13nは、端面13mにおいて径方向の中央に位置する。ただし、周溝13nは、端面13mにおいて径方向の中央より、内径側に配されてもよいし、外径側に配されてもよい。
周溝13nは、端面13mにおいて周方向の全周に亘って形成される。周溝13nに対し径方向外側にダンパ部13iが形成される。周溝13nに対し径方向内側に変形部13kが形成される。周溝13nは、径方向の幅が一定である。
以上のように、本実施形態のセミフローティング軸受13は、変形部13kを備える。変形部13kは、セミフローティング軸受13の径方向の肉厚のうち最も薄い肉厚を有する。そのため、シャフト15のタービンインペラ17側でコニカルな振れが生じた場合でも、変形部13kは、シャフト15の振れに追従するように変形することができる。変形部13kが変形することで、セミフローティング軸受13に片当たりが生じ難くなる。その結果、セミフローティング軸受13の耐久性の低下を抑制することができる。また、セミフローティング軸受13に生じる摩耗を低減することができる。また、ラジアル軸受面13dを含む変形部13kが変形することで、ラジアル軸受面13dとシャフト15の大径部15aとの間の油膜圧力が作用し易くなる。
(第1変形例)
図5は、第1変形例の軸受構造S1の概略断面図である。上記実施形態の軸受構造Sと実質的に等しい構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。第1変形例のセミフローティング軸受113は、周溝13nにOリング(弾性部材)120が配される点で、上記実施形態のセミフローティング軸受13と異なっている。
図5に示すように、第1変形例では、周溝13nにOリング120が配されている。ただし、これに限定されず、周溝13nには、Oリング120の代わりに、周溝13nの形状と同様の形状を有し、ゴム等の弾性を有する弾性部材が配されてもよい。Oリング120は、径方向においてダンパ部13iと変形部13kとの間に配される。Oリング120は、軸方向において、周溝13nの端面13m側(タービンインペラ17側)に配される。ただし、Oリング120は、軸方向において、周溝13nのコンプレッサインペラ19側に配されてもよい。Oリング120は、図4に示す周溝13nの全周に亘って延在する。
変形部13kが変形(すなわち、径方向に変位)したとき、変形部13kには、Oリング(弾性部材)120により変形部13kの変位する速度に比例した反力(減衰力)が作用する。そのため、第1変形例のセミフローティング軸受113は、上記実施形態よりも、シャフト15に生じる振動(例えば、アンバランス振動やホワール振動など)を抑制することができる。
(第2変形例)
図6は、第2変形例の周溝213nの概略正面図である。上記実施形態の軸受構造Sと実質的に等しい構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。第2変形例のセミフローティング軸受213は、周溝213nの周方向の長さが上記実施形態の周溝13nよりも短い点で、上記実施形態のセミフローティング軸受13と異なっている。
図6は、端面13mから軸方向に向かって周溝213nを見た図を示す。図6に示すように、第2変形例では、周溝213nは、端面13mの周方向において部分的に形成される。換言すれば、周溝213nは、端面13mにおいて周方向の全周に亘って形成されない。周溝213nは、端面13mに2つ(複数)形成される。2つの周溝213nの間には、厚肉部220が形成される。2つの周溝213nの周方向の長さは、厚肉部220の周方向の長さよりも長い。2つの周溝213nは、径方向の幅よりも周方向に長い。周溝213nは、径方向に一定の幅を有する。ただし、周溝213nの径方向の幅は、周方向に異なっていてもよい。例えば、周溝213nの径方向の幅は、厚肉部220に近づくほど小さくなってもよい。
上述したように、タービンインペラ17には、異なるタイミングで、異なる方向から排気ガスが導入される。このとき、タービンインペラ17には、非定常荷重が作用する。非定常荷重の方向(以下、単に荷重方向という)は、第1舌部43aおよび第2舌部43bの位置に応じて決定される。
図2に示す例では、タービンインペラ17には、非定常荷重が荷重方向R1に作用する。荷重方向R1は、第1舌部43aと第2舌部43bとを結ぶ結線L1が延在する方向と異なる方向である。荷重方向R1は、タービンインペラ17の回転中心軸Oを中心として、結線L1に対しタービンインペラ17の回転方向RDに所定角度傾斜(角度α傾斜)した方向である。角度αは、例えば45度である。第2変形例では、荷重方向R1は、結線L1から回転方向RDに45度傾斜した傾斜方向である。
第2変形例では、図6に示すように、荷重方向R1に離隔して2つの周溝213nが形成される。一方、セミフローティング軸受213の中心を通り荷重方向R1と直交する直交方向R2には、厚肉部220が形成される。換言すれば、2つの周溝213nは、セミフローティング軸受213の中心を通り荷重方向R1と直交する直交方向R2とは異なる方向に形成される。
2つの周溝213nの外径側にダンパ部13iが形成される。2つの周溝213nの内径側に変形部13kが形成される。第2変形例では、2つの周溝213nの内径側に2つの変形部13kが形成される。2つの変形部13kは、荷重方向R1に離隔している。2つの変形部13kは、セミフローティング軸受213の中心を通り荷重方向R1と直交する直交方向R2とは異なる方向に形成される。厚肉部220は、2つの周溝213nおよび2つの変形部13kの間に形成される。厚肉部220は、セミフローティング軸受213の中心を通り荷重方向R1と直交する直交方向R2に形成される。厚肉部220は、変形部13kよりも径方向の厚さ(肉厚)が大きい。そのため、厚肉部220は、変形部13kより変形し難い。
以上のように、第2変形例のセミフローティング軸受213は、セミフローティング軸受213の中心を通る荷重方向R1に変形部13kが形成される。そのため、タービンインペラ17に荷重方向R1の非定常荷重が作用すると、変形部13kは、荷重方向R1に変形することができる。変形部13kが変形することで、セミフローティング軸受213に片当たりが生じ難くなる。その結果、セミフローティング軸受213の耐久性の低下を抑制することができる。
また、第2変形例のセミフローティング軸受213は、セミフローティング軸受213の中心を通る直交方向R2に厚肉部220が形成される。厚肉部220が形成されることで、厚肉部220が形成されない場合よりも、セミフローティング軸受213のタービンインペラ17側の強度低下を抑制することができる。また、厚肉部220がセミフローティング軸受213の中心を通る直交方向R2に形成されることで、変形部13kを荷重方向R1に変形し易くすることができる。これにより、セミフローティング軸受213の耐久面と強度面の両立を図ることができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の一実施形態について説明したが、本開示はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態および変形例では、軸受構造S、S1、S2が過給機TCに組み込まれる例について説明した。しかし、これに限定されず、軸受構造S、S1、S2は、過給機TC以外の装置に組み込まれてもよいし、単体であってもよい。
上記実施形態および変形例では、周溝13n、213nが2つの軸受部BPのうちタービンインペラ17側の軸受部BPに形成される例について説明した。ただし、これに限定されず、周溝13n、213nは、2つの軸受部BPのうちコンプレッサインペラ19側の軸受部BPに形成されてもよい。その場合、周溝13n、213nは、セミフローティング軸受13の軸方向のコンプレッサインペラ19側の端面に形成される。換言すれば、変形部13kは、タービンインペラ17側とコンプレッサインペラ19側の軸受部BPの双方に設けられてもよい。コンプレッサインペラ19側の軸受部BPの周溝13n、213nの深さは、タービンインペラ17側の軸受部BPの周溝13n、213nの深さと等しくてもよいし、異なっていてもよい。例えば、コンプレッサインペラ19側の軸受部BPの周溝13n、213nの深さは、タービンインペラ17側の軸受部BPの周溝13n、213nよりも深くてもよい。これにより、コンプレッサインペラ19側の軸受部BPにかかる荷重がタービンインペラ17側の軸受部BPにかかる荷重より小さい場合でも、コンプレッサインペラ19側の変形部13kは、シャフト15の振れに追従するように変形することができる。
上記実施形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。例えば、第1変形例の周溝13nに配された弾性部材は、第2変形例の2つの周溝213nに配されてもよい。
上記第2変形例では、厚肉部220がセミフローティング軸受213の中心を通る直交方向R2に形成される例について説明した。しかし、これに限定されず、厚肉部220は、セミフローティング軸受213の中心を通る直交方向R2と異なる方向に形成されてもよい。その場合、2つの周溝213nは、一部がセミフローティング軸受213の中心を通る直交方向R2に形成されてもよい。
本開示は、過給機に利用することができる。
5 タービンハウジング(ハウジング)
13 セミフローティング軸受(すべり軸受)
13d ラジアル軸受面
13e ラジアル軸受面
13k 変形部
13m 端面
13n 周溝
17 タービンインペラ
29 収容部
35a 内径側タービンスクロール流路(第1タービンスクロール流路)
35b 外径側タービンスクロール流路(第2タービンスクロール流路)
43a 第1舌部
43b 第2舌部
120 Oリング(弾性部材)
113 セミフローティング軸受(すべり軸受)
213 セミフローティング軸受(すべり軸受)
213n 周溝
BP 軸受部
TC 過給機

Claims (5)

  1. タービンインペラを収容する収容部が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに形成され、前記収容部の径方向外側に位置し、前記収容部と連通する第1タービンスクロール流路と、
    前記ハウジングに形成され、前記収容部の径方向外側に位置し、前記第1タービンスクロール流路に対して前記タービンインペラの周方向の異なる位置で前記収容部と連通する第2タービンスクロール流路と、
    前記タービンインペラのシャフトを軸支するすべり軸受と、
    前記すべり軸受に形成され、ラジアル軸受面を有する軸受部と、
    前記軸受部に形成され、前記ラジアル軸受面を含み、前記すべり軸受の径方向の肉厚のうち最も薄い肉厚を有する変形部と、
    を備える過給機。
  2. 前記軸受部は、前記すべり軸受の軸方向の端面において、周方向に延在する周溝が形成され、
    前記周溝の径方向内側に前記変形部が設けられる、請求項1に記載の過給機。
  3. 前記周溝は、前記端面において前記周方向の全周に亘って形成される、請求項2に記載の過給機。
  4. 前記ハウジングのうち、前記第1タービンスクロール流路の下流端に面する位置に設けられ、前記第1タービンスクロール流路と前記第2タービンスクロール流路とを区画する第1舌部と、
    前記ハウジングのうち、前記第2タービンスクロール流路の下流端に面する位置に設けられ、前記第2タービンスクロール流路と前記第1タービンスクロール流路とを区画する第2舌部と、
    を備え、
    前記第1舌部と前記第2舌部を結ぶ線に対し前記周方向に傾斜した傾斜方向に離隔して複数の前記周溝が形成される、請求項2に記載の過給機。
  5. 前記周溝に配される弾性部材を備える、請求項2〜4のいずれか1項に記載の過給機。
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