JP2021127985A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で所望の方向に冷気を吐出できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】前面に開口面を有して貯蔵物を冷却保存する貯蔵室と、貯蔵室の背面に配される冷気通路とを備え、前面に吐出口33を開口して冷気を前方に案内する案内部32を冷気通路に設けた冷蔵庫において、案内部32が前後方向に延びる第1周壁32aから屈曲して吐出口33の周縁を形成する屈曲部32eを有し、屈曲部32eの内面が前後方向に対して傾斜する。
【選択図】図8

Description

本発明は、貯蔵室の背面に冷気通路を設けた冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は断熱壁を介して隣接する冷蔵室、冷凍室、野菜室を有する。冷凍室の背面には冷却器及び送風機を配した冷気通路が設けられる。冷気通路には冷凍室に臨む吐出口が設けられる。吐出口は冷凍室の背面の両側部に配置される。
上記構成の冷蔵庫において、送風機が駆動されると、冷却器で生成された冷気が冷気通路を流通して吐出口から冷凍室内に吐出される。これにより、冷凍室が冷却される。
特開平7‐260315号公報(第6頁、第1図〜第3図)
上記従来の冷蔵庫によると、冷凍室の背面の両側部に配置される吐出口から前方に冷気が吐出され、冷凍室の側壁に沿って流通する冷気が多くなる。これにより、側壁を介して冷熱が庫外に放出され易くなり、冷蔵庫の冷却効率が悪くなる。吐出口は庫内の機器により配置を制限される場合があるため、簡単な構成で側壁から離れる方向に冷気を吐出できる冷蔵庫が望まれる。また、側壁から離れる方向だけでなく、配置を制限される吐出口から簡単な構成で所望の方向に向けて冷気を吐出できることが望まれる。
本発明は、簡単な構成で所望の方向に向けて冷気を吐出できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、前面に開口面を有して貯蔵物を冷却保存する貯蔵室と、前記貯蔵室の背面に配される冷気通路とを備え、前面に吐出口を開口して冷気を前方に案内する案内部を前記冷気通路に設けた冷蔵庫において、前記案内部が前後方向に延びる第1周壁から屈曲して前記吐出口の周縁を形成する屈曲部を有し、前記屈曲部の内面が前後方向に対して傾斜することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記屈曲部の内面を曲面に形成したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記第1周壁に直交して前後方向に平行な面内で前記屈曲部の内面前端の接線方向が前後方向に対して傾斜することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記屈曲部の前端から外側に延びるとともに空間を介して前記屈曲部の前方に配される延設部を備えることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記吐出口が格子状のリブにより複数の開口部に分割されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記第1周壁に対向する第2周壁に前記吐出口の周縁が近接することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記吐出口が前記第1周壁に対向する第2周壁に接して形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記吐出口が前記第2周壁の側方に面して開口することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、複数の前記案内部を備え、一の前記案内部が前記第1周壁により左側壁を形成され、他の前記案内部が前記第1周壁により右側壁を形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記第1周壁が前記第2周壁よりも前記貯蔵室の側壁に近い位置に配されることを特徴としている。
本発明の冷蔵庫によると、冷気を前方に案内する案内部が第1周壁から屈曲して内面を傾斜した屈曲部を有するので、第1周壁に沿って流通する冷気が屈曲部の内面に沿って吐出口側に曲げられる。従って、簡単な構成で吐出口から所望の方向に向けて冷気を吐出することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の背面パネルを示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の背面パネルを示す正面図 図4のA−A断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の仕切板を前方から見た斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の案内部を示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の案内部を示す上面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の背面パネルの成形時の状態を示す断面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の案内部を示す斜視図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の案内部を示す上面断面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の案内部を示す斜視図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の案内部を示す上面断面図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫の案内部を示す斜視図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫の案内部を示す上面断面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1及び図2は第1実施形態の冷蔵庫の正面図及び右側面断面図を示している。冷蔵庫1は室内の床面FL上に設置され、外箱10と内箱11との間に発泡ウレタン等の発泡断熱材12を充填した断熱箱体7を有している。外箱10は塗装鋼板等により形成され、内箱11は樹脂成形品により形成される。
外箱10の背面板10aの内面にはパネル状の真空断熱材14がホットメルト接着剤、両面粘着テープ等により取り付けられる。真空断熱材14は発泡断熱材12よりも熱伝導率が低いため、断熱箱体7の断熱性能を向上させることができる。
冷蔵庫1は断熱箱体7によって複数の貯蔵室を形成され、冷蔵庫1の上部には冷蔵室2が配される。冷蔵室2の下方には左右に並設された製氷室5及び冷凍室4が断熱材を充填した仕切壁11aを介して配される。冷凍室4及び製氷室5の下方には仕切部50を介して冷凍室3が配される。冷凍室3の下方には断熱材を充填した仕切壁11bを介して野菜室6が配される。
冷蔵室2は食品等の貯蔵物を冷蔵保存する。冷蔵室2の前面の開口面OFは側端に回動軸を有する回動式の扉2aにより開閉される。冷蔵室2の両側壁には前後に延びる複数の支持部(不図示)が上下に並んで突設される。各支持部上には貯蔵物を載置する透明樹脂から成る棚60が着脱可能に設置される。
冷凍室3、冷凍室4及び製氷室5は仕切部50の後方で連通し、冷凍室4の容積は冷凍室3の容積よりも小さくなっている。製氷室5は自動製氷装置(不図示)によって製氷された氷を貯氷し、冷凍室3、4は食品等の貯蔵物を冷凍保存する。
製氷室5の前面の開口面OFは貯氷ケース5b(不図示)と一体に前後にスライド移動する引出式の扉5aにより開閉される。冷凍室3の前面の開口面OFは収納ケース3bと一体に前後にスライド移動する引出式の扉3aにより開閉される。収納ケース3b上には収納ケース3cが載置される。冷凍室4の前面の開口面OFは収納ケース4bと一体に前後にスライド移動する引出式の扉4aにより開閉される。
野菜室6内の温度は冷蔵室2の温度よりも高く設定され、野菜等の貯蔵物を冷蔵保存する。野菜室6の前面の開口面OFは収納ケース6bと一体に前後にスライド移動する引出式の扉6aにより開閉される。
野菜室6の後方には機械室19が設けられる。機械室19の底面及び背面はそれぞれ底面板19a及び背面カバー19bにより覆われる。機械室19内には冷凍サイクルを運転する圧縮機20が配される。
冷凍室3、4及び製氷室5の背面には背面パネル35が配され、背面パネル35と内箱11との間に冷気通路30が設けられる。冷蔵室2の背面には背面パネル45が配され、ダンパ16を介して冷気通路30に連通する冷気通路40が背面パネル45と内箱11との間に設けられる。
冷気通路30は主通路31及び案内部32、37を有し、主通路31は仕切板36により前部31aと後部31bとに仕切られる。仕切板36には貫通孔31dが設けられ、貫通孔31d上には送風機15が配される。主通路31の後部31bには圧縮機20に接続されて冷気を生成する冷却器21が配される。
案内部32は背面パネル35の上部に前方に突出して複数設けられ、前面に吐出口33が開口する。案内部37は案内部32の下方に前方に突出して設けられ、前面に吐出口34が開口する。
冷気通路40は背面パネル45上に複数の吐出口41が開口する。また、冷蔵室2と野菜室6とは連通路26(図6参照)を介して連通し、野菜室6の背面には戻り口30cを開口して冷気通路30に連通する戻り通路70が設けられる。
図3及び図4は背面パネル35を示す斜視図及び正面図である。図5は図4のA−A断面図である。背面パネル35はABS樹脂等の樹脂成形品により形成される。背面パネル35の上部の4箇所には吐出口33を開口する案内部32が2段に配され、下段の案内部32の下方には案内部37が左右に延びて形成される。案内部37の下方には戻り口30bが左右に延びて形成される。
上段の案内部32は背面パネル35の上端の左右の端部に配される。下段の案内部32は背面パネル35の上下方向の中央部の右端部と、上下・左右方向の中央部から左方に偏った位置とに配される。以下、上部の2段の各案内部32をそれぞれ「上段右方の案内部32」、「上段左方の案内部32」、「下段右方の案内部32」、「下段左方の案内部32」という場合がある。
上段右方及び上段左方の案内部32はそれぞれ冷凍室4及び製氷室5に臨む。下段右方及び下段左方の案内部32は冷凍室3に臨み、収納ケース3cの上面と略同じ高さに配置される。案内部37は冷凍室3に臨み、収納ケース3bの上面と略同じ高さに配置される。
案内部32及び案内部37は前後方向に延びる筒状に形成され、主通路31の前部31a(図2参照)を上下方向に流通する冷気を前方に案内する。本実施形態では、案内部32、37の鉛直断面は略矩形に形成される。尚、案内部32、37の鉛直断面を矩形以外の多角形、円形、楕円形等に形成してもよい。
案内部37の前面の吐出口34は上下に延びる複数のリブ34aにより複数(本実施形態では3個)の開口部34bに分割されている。また、吐出口34の左右方向の長さは案内部32の吐出口33の左右方向の長さよりも長く、吐出口34の開口面積は各案内部32の吐出口33の開口面積よりも大きくなっている。
図6は仕切板36を前方から見た斜視図を示している。仕切板36はABS樹脂等の樹脂成形品により形成される。仕切板36の上面の左端部には開口部36aが開口し、右端部には開口部36bが開口する。仕切板36の下面の右端部には開口部36cが開口する。
仕切板36の右端部には連通路カバー26aが取り付られ、開口部36b、36cを連結する連通路26が形成される。連通路26は開口部36b、36cを介して冷蔵室2と野菜室6(図2参照)とを連通させる。仕切板36の連通路26よりも左方には背面パネル35が取り付けられ、冷気通路30の主通路31の前部31a(図2参照)が形成される。開口部36aを介して冷気通路30、40(図2参照)が連通する。
図7及び図8は下段右方の案内部32の詳細を示す斜視図及び上面断面図である。他の案内部32も下段右方の案内部32と同様の構成である。案内部32は筒状に形成され、前後方向に延びて左右に対向する周壁32a、32b及び前後方向に延びて上下に対向する周壁32c、32dを備えている。
周壁32a(第1周壁)は案内部32の右側壁を形成し、周壁32b(第2周壁)は案内部32の左側壁を形成する。周壁32cは案内部32の上壁を形成し、周壁32dは案内部32の底壁を形成する。
吐出口33は案内部32の前面上に開口し、格子状のリブ33a、33bにより複数の開口部33cに分割される。本実施形態では、上下に延びる1本のリブ33aと、左右に延びる1本のリブ33bにより吐出口33は4個の開口部33bに分割される。尚、リブ33a、33bを複数設けてもよく、リブ33a及びリブ33bの一方または両方を省いてもよい。
案内部32の前端部には屈曲部32eが設けられる。屈曲部32eは左右の一方の周壁32aの前端から内側に直線状に屈曲し、前後方向に対して傾斜する。屈曲部32eは外面を前後方向に対して垂直に形成してもよく、少なくとも内面を前後方向に対して傾斜していればよい。吐出口33は屈曲部32eの前端及び周壁32bの前端に接し、屈曲部32e及び周壁32bは吐出口33の周縁を形成する。
前述の図3に示すように、下段右方の案内部32は上段右方の案内部32と同様に形成され、屈曲部32eを設けた周壁32aにより右側壁を形成される。上段左方及び下段左方の案内部32は上段右方の案内部32を左右反転した形状に形成され、屈曲部32eを設けた周壁32aにより左側壁を形成される。即ち、各案内部32の周壁32a(第1周壁)は周壁32b(第2周壁)よりも冷凍室3の側壁に近い位置に配される。
本実施形態では、案内部32の周壁32a〜32d及びリブ33a、33bの側壁は前後方向に対して平行に形成される。このため、周壁32a〜32d及びリブ33a、33bは案内部32を前後方向に流通する冷気の風向を曲げる風向偏向板の機能を持たず、屈曲部32eが風向偏向板の機能を有する。
図9は背面パネル35の成形時の案内部32近傍を示す断面図である。背面パネル35の金型90は雌型91と、雌型91に対して図中、上下方向に移動する雄型92とを備えている。雄型92の図中、下方の端面にはリブ33a、33bを形成する格子状の凹部92aが形成される。図中、Rは雄型92の抜き方向を示している。
雌型91と雄型92とは合わせ面MF上で接して配され、両者の隙間に樹脂が充填される。案内部32の周壁32a〜32d及びリブ33a、33b(図6参照)の側壁は冷蔵庫1の前後方向に平行に形成される。このため、雄型92の抜き方向Rが冷蔵庫1の前後方向に一致し、合わせ面MFが抜き方向Rに垂直な平面に形成される。
例えば、リブ33aが傾斜して風向偏光板の機能を持つ場合に、合わせ面MFが抜き方向Rに平行な面を有し、金型90が複雑になる。また、傾斜した複数のリブ33aが前後方向に重なる場合や、傾斜したリブ33aと周壁32aとが前後方向に重なる場合、抜き方向が傾斜して金型90が更に複雑になる。従って、本実施形態は金型90の構造を簡単にすることができ、背面パネル35に一体の案内部32を容易に成形することができる。
上記構成の冷蔵庫1において、圧縮機20及び送風機15が駆動されると冷却器21と熱交換して生成される冷気が冷気通路30の主通路31の後部31bを流通する。主通路31の後部31bを流通する冷気は貫通孔31dを介して主通路31の前部31aに流入する。主通路31の前部31aを流通する冷気の一部は案内部32、37を前方に流通し、吐出口33、34を介して冷凍室3、4及び製氷室5に吐出される。これにより、冷凍室3、4及び製氷室5が冷却され、戻り口30bを介して冷気が冷却器21に戻る。
ダンパ16が開かれると、冷気通路30の前部31aを流通する冷気の一部が冷気通路40に流入する。冷気通路40を流通する冷気は吐出口41から冷蔵室2内に吐出され、冷蔵室2が冷却される。冷蔵室2を流通した冷気は連通路26を介して野菜室6に流入し、野菜室6が冷却される。野菜室6を流通した冷気は戻り通路70を介して冷却器21に戻る。
周壁32a〜32dにより筒状に形成される案内部32は案内部32内を前方へ向かって流通する冷気を整流する。このため、吐出口33に向かう冷気の速度や密度の偏りが軽減される。案内部32には屈曲部32eが設けられるため、図8の矢印Sに示すように、周壁32aの内面に沿う冷気流は屈曲部32eの内面に沿って吐出口33側に曲げられる。
屈曲部32eにより曲げられた冷気流は周壁32aから離れて前方に流通する冷気と合流し、吐出口33から屈曲部32eの反対方向に向けて冷気が吐出される。即ち、冷気は案内部32の周壁32aに近い側の冷凍室3の側壁から離れる方向に向けて吐出口33から吐出される。これにより、簡単な構成で冷気が吐出口33から所望の方向に向けて吐出され、冷凍室3の側壁に沿って流通する冷気を少なくすることができる。従って、冷凍室3の側壁を介して庫外に放出される冷熱を削減することができる。
本実施形態によると、冷気を前方に案内する案内部32が周壁32a(第1周壁)から屈曲して内面を傾斜した屈曲部32eを有するので、周壁32aに沿って流通する冷気が屈曲部32eの内面に沿って吐出口33側に曲げられる。従って、簡単な構成で吐出口33から所望の方向に向けて冷気を吐出することができる。
また、吐出口33が周壁32bに近接するので、周壁32bに沿う冷気流が対向する周壁32a側に向かうことがなく、吐出口33から吐出される冷気流を屈曲部32eの反対方向に容易に向けることができる。
また、案内部32の周壁32a〜32d及びリブ33a、33bの側壁が平行に形成され、冷気の方向を所望の方向に曲げる風向偏向板の機能を持たない。このため、案内部32の周壁及びリブ33a、33bを金型90の抜き方向に対して所定の抜き勾配よりも大きく傾斜させる必要がない。このため、雄型92の抜き方向Rを冷蔵庫1の前後方向に一致させることができる。これにより、金型90の構造を簡単にすることができ、背面パネル35に一体の案内部32を容易に成形することができる。
また、上段右方の案内部32の周壁32aは右側壁を形成し、周壁32bは左側壁を形成する。上段左方の案内部32の周壁32aは左側壁を形成し、周壁32bは右側壁を形成する。即ち、左右の案内部32の周壁32aは周壁32bよりも冷凍室3の側壁に近い位置に配される。このため、案内部32の吐出口33から冷凍室3の側壁から離れる方向に冷気が吐出される。これにより、冷凍室3の側壁に沿って流通する冷気を少なくすることができ、側壁を介して庫外に放出される冷熱を削減して冷蔵庫1の冷却効率を向上させることができる。
また、上段左方の案内部32よりも右方に配される下段左方の案内部32の周壁32aは左側壁を形成する。上段右方の案内部32よりも左方に配される下段右方の案内部32の周壁32aは右側壁を形成する。これにより、下段左方の案内部32及び下段右方の案内部32の吐出口33から冷凍室3の左右方向の中央部に向かって冷気が吐出される。このため、冷凍室3の左右方向の中央部を集中して冷却することができる。
尚、下段右方の案内部32の周壁32aが左側壁を形成し、下段左方の案内部32の周壁32aが右側壁を形成してもよい。この場合には、冷凍室3の左部及び右部を集中して冷却することができる。
上記のように複数の案内部32から異なる方向に冷気を吐出する際に、案内部32の周壁またはリブ33a、33bが傾斜すると金型90が複数の抜き方向を必要として更に複雑になる。このため、屈曲部32eにより冷気の方向を変えると簡単な構造の金型90により様々な冷気の吐出方向を有する複数の案内部32を背面パネル35に一体に成形することができる。従って、冷蔵庫1の製造コストを削減することができる。
また、吐出口33が格子状のリブ33a、33bにより複数の開口部33bに分割される。これにより、案内部32により整流される冷気流がリブ33a、33bにより更に整流され、吐出口33から冷気流を円滑に吐出することができる。
<第2実施形態>
次に、図10及び図11は第2実施形態の冷蔵庫1の案内部32の詳細を示す斜視図及び上面断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図9に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は屈曲部32eの形状が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
上段右方の案内部32の周壁32aの前端から内側に屈曲する屈曲部32eは前後方向に対して曲線状に傾斜する。これにより、屈曲部32eの内面が曲面により形成される。屈曲部32eの内面が曲面のため、周壁32aに沿って流通する冷気流が屈曲部32eにより曲げられる際の圧力損失を小さくすることができる。
また、平面視において屈曲部32eの内面前端の接線方向Tが前後方向に対して傾斜する。即ち、周壁32aに直交して前後方向に平行な面内で接線方向Tが前後方向に対して傾斜する。これにより、周壁32aから離れて前後方向に流通する冷気流と屈曲部32eに沿う冷気流とが円滑に合流し、圧力損失をより小さくすることができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、屈曲部32eの内面を曲面に形成したので、冷気流の圧力損失を小さくすることができる。また、屈曲部32eの内面前端の接線方向Tが前後方向に対して傾斜するので、冷気流の圧力損失をより小さくすることができる。
<第3実施形態>
次に、図12及び図13は第3実施形態の冷蔵庫1の案内部32の詳細を示す斜視図及び上面断面図である。説明の便宜上、前述の図10、図11に示す第2実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は案内部32の前面に延設部32fが設けられる。その他の部分は第2実施形態と同様である。
延設部32fは屈曲部32eの前端から外側に延び、屈曲部32eの外面と延設部32fとの間には空間Dが形成される。製氷室5及び冷凍室3、4の背面には延設部32fが露出し、屈曲部32eが延設部32fにより覆われて露出しない。
延設部32fは案内部32内の冷気に接する屈曲部32eから空間Dを介して離れるため、扉3aの開閉直後等に湿った空気による延設部32f上の結露や着霜が防止される。このため、製氷室5及び冷凍室3、4内の美観低下を防止できるとともに、結露水と貯蔵物との接触を防止することができる。また、屈曲部32eの外面に結露や着霜が発生しても延設部32fにより覆われるため美観低下を防止することができる。更に、空間Dによって屈曲部32eに連続する延設部32fの肉厚を小さくできるため、延設部32fの前面のヒケを防止することができる。
本実施形態によると、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。また、屈曲部32eの前端から外側に延びて空間Dを介して屈曲部32eの前方に配される延設部32fを設けたので、製氷室5及び冷凍室3、4内の美観低下及び結露水と貯蔵物との接触を防止することができる。
尚、本実施形態と同様の延設部32fを第1実施形態の冷蔵庫1の案内部32に設けてもよい。
<第4実施形態>
次に、図14及び図15は第4実施形態の冷蔵庫1の案内部32の詳細を示す斜視図及び上面断面図である。説明の便宜上、前述の図12、図13に示す第3実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は案内部32の吐出口33の形状が第3実施形態と異なっている。その他の部分は第3実施形態と同様である。
案内部32の吐出口33は上下に延びるリブ33aにより分割され、左右に延びるリブ33b(図12参照)が省かれる。案内部32の屈曲部32eの前端よりも周壁32aに対向する周壁32bの前端が後方に配置される。これにより、案内部32の吐出口33は周壁32b(第2周壁)の側方に面して開口する。尚、周壁32bの前端を屈曲部32eの前端と前後方向の同じ位置に配し、周壁32bの前端に貫通孔または切欠きを設けてもよい。
上記構成の冷蔵庫1において、送風機15を駆動させると第1実施形態と同様に、吐出口33から吐出される冷気流は屈曲部32eの反対方向に曲げられる。この時、案内部32の吐出口33は周壁32bの側方に面して開口している。これにより、案内部32内を流通した冷気を屈曲部32eの反対方向により容易に吐出することができる。
本実施形態によると第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、吐出口33が周壁32bの側方に面して開口するので、案内部32内を流通した冷気を屈曲部32eの反対方向により容易に吐出することができる。尚、第1、第2実施形態も同様に吐出口33が周壁32bの側方に面して開口してもよい。
第1〜第4実施形態において、冷気通路40の背面パネル45に背面パネル35と同様の案内部32を設けてもよい。また、背面パネル35上に各実施形態の案内部32を適宜組み合わせて設けてもよい。
また、屈曲部32eを形成される周壁32aが案内部32の上壁または下壁であってもよい。これにより、吐出口33から吐出される冷気流を下方または上方に曲げることができる。
また、案内部32が背面パネル35の後方に突出してもよい。しかし、第1〜第4実施形態のように案内部32が背面パネル35の前方に突出すると、主通路31内の冷気の流通が案内部32により妨げられないためより望ましい。
本発明によると、貯蔵室の背面に冷気通路を設けた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
2a、3a、4a、5a、6a 扉
3、4 冷凍室
3b、3c、4b、6b 収納ケース
5 製氷室
5b 貯氷ケース
6 野菜室
7 断熱箱体
10 外箱
11 内箱
11a、11b 仕切壁
12 発泡断熱材
14 真空断熱材
15 送風機
16 ダンパ
19 機械室
20 圧縮機
21 冷却器
26 連通路
30、40 冷気通路
30b、30c 戻り口
31 主通路
31a 前部
31b 後部
32、37 案内部
32a 周壁(第1周壁)
32b 周壁(第2周壁)
32c、32d 周壁
32c、32d 周壁
32e 屈曲部
32f 延設部
33、34、41 吐出口
33a、33b、34a リブ
33b、33c、34b 開口部
35 背面パネル
36 仕切板
45 背面パネル
70 戻り通路
90 金型
91 雌型
92 雄型
92a 凹部
D 空間
MF 合わせ面
OF 開口面

Claims (6)

  1. 前面に開口面を有して貯蔵物を冷却保存する貯蔵室と、前記貯蔵室の背面に配される冷気通路とを備え、前面に吐出口を開口して冷気を前方に案内する案内部を前記冷気通路に設けた冷蔵庫において、前記案内部が前後方向に延びて互いに対向する第1周壁および第2周壁と、前記第1周壁から屈曲して前記吐出口の周縁を形成する屈曲部とを有し、前記屈曲部の内面が後方に向かって前記第2周壁から離れるように傾斜するとともに、前記吐出口が前記第2周壁の側方に面して開口することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前面に開口面を有して貯蔵物を冷却保存する貯蔵室と、前記貯蔵室の背面に配される冷気通路とを備え、前面に吐出口を開口して冷気を前方に案内する案内部を前記冷気通路に設けた冷蔵庫において、前記案内部が前後方向に延びて互いに対向する第1周壁および第2周壁と、前記第1周壁から屈曲して前記吐出口の周縁を形成する屈曲部とを有し、前記屈曲部の内面が後方に向かって前記第2周壁から離れるように傾斜して形成され、前記吐出口の周縁から延びるとともに空間を介して前記屈曲部の前方に配される延設部を備えることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 前記屈曲部の内面を曲面に形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第1周壁に直交して前後方向に平行な面内で前記屈曲部の内面前端の接線方向が前後方向に対して傾斜することを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 複数の前記案内部を備え、一の前記案内部が前記第1周壁により左側壁を形成され、他の前記案内部が前記第1周壁により右側壁を形成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記第1周壁が前記第2周壁よりも前記貯蔵室の側壁に近い位置に配されることを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
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