JP2021127066A - 自動搬送システム用貯蔵カート - Google Patents

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祐基 中村
Sukeki Nakamura
祐基 中村
洋 永井
Hiroshi Nagai
洋 永井
義朗 熊切
Yoshiro Kumakiri
義朗 熊切
文誉 斉藤
Fumiyoshi Saitou
文誉 斉藤
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Abstract

【課題】搬送装置の動作に連動して、車輪の回転が固定されている状態と固定されていない状態を切り替えることが可能な自動搬送システム用貯蔵カートを提供する。【解決手段】貯蔵室21を有するカート本体22と、固定輪23と、固定輪23の回転を固定することが可能なロック装置50と、を備え、カート本体22は、空間S1に配された搬送装置40と連結可能とされ、ロック装置50は、カート本体22との連結が解除された状態の搬送装置40が空間S1に入り込む過程では、外周面23Aに当接している当接部63が外周面23Aから遠ざかる方向に変位する構成とされ、カート本体22との連結が解除された状態の搬送装置40が空間S1から出る過程では、当接部63が外周面23Aに近づく方向に変位して外周面23Aに当接する構成である。【選択図】図11

Description

本発明は、自動搬送システム用貯蔵カートに関する。
従来、貯蔵カート(配膳車)として貯蔵室と、車輪と、を備えるものが知られている(下記特許文献1)。このような貯蔵カートを所定の目的地まで自動で搬送したいという要望がある。貯蔵カートを搬送する構成として、貯蔵カートに対して搬送装置を連結させる構成が考えられる。搬送装置が貯蔵カートに連結された状態で、搬送装置が走行することで、貯蔵カートを自動で搬送することができる。また、特許文献2及び特許文献3には、搬送装置が他部材の下方に入り込んだ状態で、搬送装置が備える連結ピンが他部材に設けられた孔に挿入されることで、搬送装置と他部材が連結される構成のものが記載されている。
特開2019−134886号公報 特許第5557511号公報 特許第6009011号公報
上記構成のように搬送装置を用いて貯蔵カートを搬送する構成においては、搬送装置と貯蔵カートとが連結されていない状態では、貯蔵カートが備える車輪の回転を固定し、貯蔵カートが動かないようにすることが求められる。一方、搬送装置と貯蔵カートとが連結されている状態では、貯蔵カートの車輪は、搬送装置の走行と連動して回転する必要がある。従来、貯蔵カートにおいては、作業者がロック装置を操作することで、車輪の固定及び固定の解除を行う構成のものが知られている。しかしながら、このような構成では、搬送装置が連結される(又は連結が解除される)毎に作業者がロック装置の操作を行う必要があり、作業性が低下してしまうという問題点がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、搬送装置の動作に連動して、車輪の回転が固定されている状態と固定されていない状態を切り替えることが可能な自動搬送システム用貯蔵カートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、本明細書で開示される自動搬送システム用貯蔵カートは、自動で移動することが可能な搬送装置によって搬送される自動搬送システム用貯蔵カートであって、貯蔵室を有するカート本体と、前記カート本体の下方に配され前記カート本体を床面との間に空間を設けた状態で移動可能に支持する車輪と、前記車輪の回転を固定することが可能なロック装置と、を備え、前記カート本体は、前記空間に配された前記搬送装置と連結可能とされ、前記ロック装置は、前記車輪の外周面と対向配置され、前記外周面に当接することで前記車輪の回転を固定することが可能な当接部と、前記カート本体の下面から下方に突出するレバー部材と、を備え、前記カート本体との連結が解除された状態の前記搬送装置が前記空間に入り込む過程では、前記搬送装置が備える押圧部によって押圧された前記レバー部材が第1方向に回転することで、前記外周面に当接している前記当接部が前記外周面から遠ざかる方向に変位する構成とされ、前記カート本体との連結が解除された状態の前記搬送装置が前記空間から出る過程では、前記押圧部によって押圧された前記レバー部材が前記第1方向とは逆方向である第2方向に回転することで、前記当接部が前記外周面に近づく方向に変位して前記外周面に当接する構成であることに特徴を有する。
搬送装置が空間(カート本体と床面との間にある空間)に入り込む過程では、当接部が車輪の外周面から遠ざかる方向に変位することで車輪が回転可能となる。これにより、搬送装置によって自動搬送システム用貯蔵カートを搬送することが可能となる。また、搬送装置が空間から出る過程では、当接部が車輪の外周面に近づく方向に変位することで外周面に当接する。これにより、搬送装置が空間に配されていない状態では、当接部と外周面との間の摩擦によって車輪の回転を固定することができ、自動搬送システム用貯蔵カートの移動を規制できる。このように、上記構成では、搬送装置の動作(空間への出し入れ)に連動して、車輪の回転が固定されている状態と固定されていない状態を切り替えることができる。また、上記構成のロック装置は、当接部が車輪の外周面に当接することで車輪の回転を固定する構成であるため、車輪の内部構造に干渉することで車輪を固定する構成(例えば車輪の回転軸を保持することで、その回転を固定する構成)のロック装置と比べて、部品交換やメンテナンスを行い易い。
また、前記当接部における前記外周面との当接面は、R形状をなしているものとすることができる。当接部における外周面との当接面がR形状をなしているため、車輪の外周面が損傷する事態を抑制できる。
また、前記当接部における前記外周面との当接面には、凹凸部が形成されているものとすることができる。凹凸部を外周面に当接させることで、当接部と外周面との間の摩擦をより高くすることができ、より確実に車輪の回転を固定することができる。
また、前記車輪を前記カート本体に取り付けるためのブラケットを備え、前記当接部には、前記ブラケットに設けられたガイド孔に挿通されるガイドピンが設けられ、前記ガイド孔は、前記外周面に当接する前記当接部が前記外周面から遠ざかる方向に沿って長い長手状をなしているものとすることができる。ガイドピンがガイド孔内を変位することで、当接部の変位(外周面に対して接近又は離間する変位)をガイドすることができる。ガイド孔は、車輪が取り付けられているブラケットに設けられているため、車輪と当接部の組付誤差をより小さくすることができる。
また、前記ロック装置は、前記当接部を前記外周面から遠ざかる方向に付勢する付勢部材と、前記カート本体に設けられた受け部材と、前記受け部材に当接することで、前記レバー部材がそれ以上前記第1方向に回転することを規制する規制部材と、備えるものとすることができる。付勢部材を備えることで、当接部を車輪の外周面から離間させておきたい場合(搬送装置によって自動搬送システム用貯蔵カートを搬送したい場合)に当接部の自重等に起因して当接部が外周面に近づく方向に変位して外周面に当接する事態を抑制できる。
また、前記車輪を挟む形で配された一対の他の車輪を備え、前記車輪の下端は、前記一対の他の車輪の各下端よりも下方に配されているものとすることができる。
車輪の下端は、他の車輪の下端よりも下方に配されているため、車輪を床面に確実に接地させることができ、このような車輪の回転をロック装置によって固定することで、自動搬送システム用貯蔵カートの移動をより確実に規制することができる。
また、前記ロック装置は、前記レバー部材の回転運動を前記当接部の直進運動に変換するスライダクランク機構を備えるものとすることができる。スライダクランク機構を用いることで、より簡単な構成でレバー部材の回転運動を当接部の直進運動に変換することができる。
また、前記スライダクランク機構は、前記当接部が前記外周面を押圧した状態であるロック状態においては、前記当接部が前記外周面から遠ざかる方向に付勢された場合に、前記レバー部材を前記第2方向へ回転させるように付勢する構成となっており、前記ロック装置は、前記ロック状態において前記レバー部材が前記第2方向に回転することを規制する回転規制部材を備えるものとすることができる。このようにすれば、ロック状態において、外周面の弾性復帰力によって当接部が外周面から遠ざかる方向に付勢された場合に、レバー部材を第2方向に回転させるように付勢することができる。これにより、レバー部材が第1方向に回転し、当接部が外周面から遠ざかる方向に変位する事態を抑制できる。また、ロック状態では、回転規制部材によってレバー部材が第2方向に回転する事態を規制することができる。
また、前記スライダクランク機構は、前記レバー部材の回転軸を構成する軸部材と、前記軸部材に接続され、前記軸部材から前記車輪に向かって延びる第1リンクと、前記第1リンクに対して一端部において回転可能に接続され、前記第1リンクから前記車輪に向かって延びる第2リンクと、を備え、前記当接部は、前記第2リンクの他端部に設けられた当接部本体と、前記当接部本体から前記外周面に向かって突出する2つの突起部と、を備え、前記2つの突起部のうち一方の突起部は、前記第2リンクと同軸上に配されており、前記ロック装置は、前記レバー部材が前記第2方向に回転することで、前記第1リンク及び前記第2リンクが揺動しつつ、前記当接部が前記外周面に近づく方向に変位して、前記一方の突起部が前記外周面に当接し、その後、前記第2リンクが前記一方の突起部と前記外周面との接触箇所を支点として揺動することで、前記2つの突起部のうち他方の突起部が前記外周面に当接する構成であるものとすることができる。
2つの突起部が外周面に当接することで、より確実に車輪の回転を固定することができる。また、他方の突起部が外周面に当接することで、第2リンクの一方の突起部と外周面との接触箇所を支点とした揺動が規制される。この結果、第2リンクの姿勢を保持することができる。
本発明によれば、搬送装置の動作に連動して、車輪の回転が固定されている状態と固定されていない状態を切り替えることが可能な自動搬送システム用貯蔵カートを提供することができる。
本発明の実施形態1に係る貯蔵カート及び搬送装置を示す斜視図 貯蔵カートを示す斜視図(下方から視た図) 搬送装置を示す斜視図 搬送装置を下方から視た斜視図 貯蔵カート及び搬送装置が分離した状態を示す図 貯蔵カート及び搬送装置が連結した状態を示す図 図6において連結ピン付近を拡大して示す図 ロック装置及び一対の固定輪を示す斜視図 ロック装置及び一方の固定輪を示す斜視図 ロック装置を示す斜視図 ロック状態のロック装置を示す図 内側ローラに押圧部が前方から当接した状態を示す図 内側ローラが押圧部に乗り上げた状態を示す図 ロック解除状態のロック装置を示す図 内側ローラに押圧部が後方から当接した状態を示す図 図15の後、内側ローラが押圧部に乗り上げた状態を示す図 ロック状態の操作レバー及び連結部材を示す図 ロック解除状態の操作レバー及び連結部材を示す図 貯蔵カートを示す斜視図(下方且つ後方から視た図) 比較例のレバー部材を示す図 実施形態2に係る当接部を示す図(第1リンクと第2リンクが直線状をなす状態) 実施形態2に係る当接部を示す図(ロック状態) 実施形態3に係る当接部を示す図(第1リンクと第2リンクが直線状をなす状態) 実施形態3に係る当接部を示す図(ロック状態) 実施形態4に係る当接部を示す図(ロック状態)
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図20によって説明する。本実施形態では、貯蔵カートとして、自動搬送システム用の貯蔵カート20を例示する。自動搬送システム10は、貯蔵カート20(自動搬送システム用貯蔵カート、貯蔵庫)と、搬送装置40と、を備える。貯蔵カート20は、自動で移動することが可能な搬送装置40によって搬送されるものであり、図1及び図2に示すように、貯蔵物を貯蔵するための貯蔵室21(図6参照)を有する箱状のカート本体22(箱体、貯蔵庫本体)と、カート本体22の下面22Aに取り付けられる一対の固定輪23,23と、下面22Aに取り付けられる4つの自在輪24(キャスタ)と、カート本体22の上方に配される機械室25と、を備える。なお、貯蔵室21は、図6に示すように、仕切壁26(図6参照)によって冷蔵室21Aと温蔵室21Bとに仕切られている。
また、カート本体22には、図1に示すように、観音開き式の扉27が貯蔵室21の前後方向に対応する形でそれぞれ設けられている。貯蔵室21は、扉27によって開閉可能となっている。機械室25には、冷蔵室21Aを冷却するための冷却装置(圧縮機、凝縮器、冷却器及び冷却器で発生した冷気を冷蔵室21Aに送るためのファン等、図示せず)が設けられている。また、カート本体22は、温蔵室21Bを加熱することが可能な加熱装置(ヒータやヒータによって発生した暖気を温蔵室21Bに送るためのファン等、図示せず)を備える。なお、このような貯蔵カート20は、温冷配膳車と呼ばれることがある。カート本体22の底面に取り付けられた6つの車輪(2つの固定輪23及び4つの自在輪24)は、カート本体22の下方に配され、カート本体22を床面28との間に空間S1(図5参照)を設けた状態で移動可能に支持する構成となっている。
搬送装置40は、空間S1に配され、カート本体22と連結ピン45によって脱着可能に連結されることで貯蔵カート20を搬送しつつ自動で移動することが可能な構成となっている。言い換えると、本実施形態では、カート本体22は、空間S1に配された搬送装置40と連結可能となっており、カート本体22と搬送装置40とが連結された状態では、貯蔵カート20が、搬送装置40によって搬送される構成となっている。搬送装置40は、例えば、自動搬送車(AGV:Automated Guided Vehicle)とされる。搬送装置40は、図3及び図4に示すように、搬送装置40の外面を構成する搬送装置本体41(車体)と、一対の固定輪42,42(駆動輪)と、4つの自在輪43と、を備える。搬送装置40は、床面28に設けられたガイドラインL1(例えば磁気テープ等、図3参照)を検知することが可能なラインセンサ(図示せず)や固定輪42を駆動させるための駆動装置(例えばモータ、図示せず)を備える。搬送装置40は、ラインセンサの検出結果に基づいて固定輪42の駆動を制御することで、ガイドラインL1に沿って床面28上を自動で移動することが可能となっている。
搬送装置本体41は、扁平且つ前後方向(搬送装置40の移動方向)に長い略長方形状をなしている。搬送装置40の高さ及び幅は、カート本体22と床面28との間の空間S1(カート本体22の下方)に入り込むことが可能な大きさで設定されている。また、搬送装置40は、貯蔵カート20と連結するための連結ピン45を備える。連結ピン45は、図4に示すように、搬送装置本体41の内部に配されている。搬送装置本体41の上面には、図3に示すように、連結ピン45が通過可能な貫通孔41Aが設けられている。搬送装置40は、連結ピン45を昇降させるための昇降装置(例えばモータやカム等、図示せず)を備える。昇降装置は、図6及び図7に示すように、搬送装置本体41の内部にある連結ピン45を上昇させることで、貫通孔41Aを通じて搬送装置本体41の上面から連結ピン45を突出させることができる。カート本体22の下面22A(搬送装置40と対向する面)には、図2に示すように、連結ピン45が嵌合される孔部29が形成されている。
これにより、連結ピン45が搬送装置本体41の内部に配されている状態で搬送装置40が空間S1に侵入した後、図6及び図7に示すように、搬送装置本体41の上面から連結ピン45を突出させて孔部29に嵌合させることで、搬送装置40とカート本体22(ひいては貯蔵カート20)とが連結される構成となっている。なお、搬送装置本体41の上面から突出した連結ピン45を上方に付勢する付勢手段(ばね等)を備えていてもよい。これにより、付勢手段によって上方に付勢された連結ピン45をカート本体22の下面22Aに摺動させつつ、孔部29に近づけることで、孔部29に連結ピン45を差し入れる構成としてもよい。また、搬送装置40とカート本体22(ひいては貯蔵カート20)とが連結されている状態で、連結ピン45を下降させることで、連結ピン45と孔部29の嵌合を解除することができ、搬送装置40と貯蔵カート20との連結を解除することが可能となっている。
なお、本実施形態では、互いに連結された搬送装置40及び貯蔵カート20は、例えば、図5及び図6の左側(後述するロック装置50が配されている側)に進行する。このため、以下の説明では、貯蔵カート20において、図5及び図6の左側を貯蔵カート20の前側(進行方向の前側)とする。また、本実施形態では、図5に示すように、搬送装置40が空間S1に対して図5の左側から出入りする構成となっている。つまり、搬送装置40は、貯蔵カート20の前側から搬送装置40が空間S1に出入りする。
貯蔵カート20は、固定輪23(車輪)の回転を固定することが可能なロック装置50を備える。ロック装置50は、図2に示すように、カート本体22の下面22Aにおいて、前側の端部(下面22Aの長手方向の一端部)に設けられている。搬送装置40が空間S1に出入りする際には、ロック装置50の下方を通過する。そして、搬送装置40がロック装置50の下方を通過する過程では、搬送装置本体41の上面に設けられた押圧部46がロック装置50のレバー部材51を押圧することで、ロック装置50による固定輪23のロック及びロック解除が行われる構成となっている。
また、図5に示すように、貯蔵カート20の正面視(扉27側から視た状態)において、左右方向に並ぶ一対の自在輪24,24(一対の他の車輪)は、搬送装置40による貯蔵カート20の搬送方向(図5の左右方向)において固定輪23(ロック装置50によって固定される車輪)を挟む形で配されている。そして、固定輪23の下端23Dは、一対の自在輪24,24の各下端24Dよりも下方に配されている。なお、図5においては、上下方向における自在輪24の下端24Dと固定輪23の下端23Dとの差をZ1で示している。なお、図5においては、一対の自在輪24,24の双方が床面28から浮いているが、実際には、一対の自在輪24,24のうちいずれか一方の自在輪24及び固定輪23が床面28に当接し、貯蔵カート20はわずかに傾いた状態となる。本実施形態のように固定輪23の下端23Dを、一対の自在輪24の各下端24Dよりも下方に配することで、固定輪23を床面28に対して常に当接した状態にすることができる。
ロック装置50は、図8から図10に示すように、レバー部材51と、一対の規制板部58,58と、レバー部材51の回転軸を構成する軸部材57と、第1リンク61と、第2リンク62と、当接部63(図11参照)と、ばね66(図11参照)と、作業者がロック装置50を操作するための操作レバー71と、操作レバー71の回転軸を構成する軸部材72と、操作レバー71と軸部材57とを連結する連結部材73と、を備える。
レバー部材51は、図11に示すように、カート本体22の下面22Aから下方に突出する形で設けられている。レバー部材51は、図10に示すように、軸部材72に対して取り付けられ、軸部材72の長手方向に沿って間隔を空けて対向配置される一対の板材52,52と、一対の板材52,52に対して移動可能に取り付けられた可動部53と、を備える。可動部53は、一対の板材52,52の双方に亘って設けられた軸部材54と、一対の板材52,52の内側に配され、軸部材54に取り付けられた一対の内側ローラ55,55と、一対の板材52,52の外側に配され、軸部材54の各端部にそれぞれ設けられた一対の外側ローラ56,56と、を備える。
板材52には、上方に開口されたコの字状をなす貫通孔52Aが形成されている。より詳しくは、貫通孔52Aは、上下方向に延びる一対の延設部52B,52Dと、一対の延設部52B,52Dの下端同士を連結する延設部52Cと、を有する(図14参照)。軸部材54は貫通孔52Aに挿通されている。これにより、可動部53は、一対の板材52,52に対して、軸部材54を回転中心として回転することができる。また、可動部53は、軸部材54が貫通孔52A内を移動することで一対の板材52,52に対して相対移動することが可能となっている。規制板部58は、外側ローラ56の上方に配されており、外側ローラ56の変位を規制することが可能となっている(詳しくは後述)。
軸部材57は、図8に示すように、一対の固定輪23,23の並び方向に沿って長い長手状をなし、長手方向の各端部が、各固定輪23の前側に配されている。軸部材57は、図8に示すように、一対の軸受け部材74,74に対して回転可能に取り付けられている。軸受け部材74は、カート本体22の下面22Aに対して板材75(図11参照)を介して取り付けられている。なお、板材75は、カート本体22の短辺方向(図11の紙面貫通方向)に沿って延びており、上述した一対の規制板部58,58や固定輪23の前方に配された一対の自在輪24,24は、板材75を介して下面22Aに取り付けられている。
第1リンク61は、軸部材57の長手方向における端部寄りの箇所に接続され、軸部材57から固定輪23に向かって延びている。第2リンク62は、第1リンク61に対して一端部において回転軸61A(ヒンジピン)を介して回転可能に接続され、第1リンク61から固定輪23に向かって延びている。軸部材57、第1リンク61及び第2リンク62は、レバー部材51の回転運動を当接部63の直進運動に変換するスライダクランク機構(リンク機構)を構成している。なお、第1リンク61及び第2リンク62は、図8に示すように、一対の固定輪23,23の各々に対応する形でそれぞれ設けられている。
当接部63は、図11に示すように、固定輪23の外周面23Aと対向配置され、外周面23Aに当接することで固定輪23の回転を固定することが可能となっている。当接部63は、第2リンク62の他端部に設けられたブロック状をなす当接部本体64と、当接部本体64から外周面23Aに向かって突出する突起部65と、を備える。突起部65が外周面23Aに当接することで固定輪23の回転を固定する構成となっている。突起部65における外周面23Aとの当接面65A(当接部における外周面との当接面)は、例えば、R形状をなしている。
また、当接部63にはガイドピン67が設けられている。貯蔵カート20は、図11に示すように、固定輪23をカート本体22の下面22Aに取り付けるためのブラケット68を備える。固定輪23は、一対のブラケット68,68(図9参照)を介してカート本体22の下面22Aに取り付けられている。一対のブラケット68,68は、図9に示すように、固定輪23を挟む形で対向配置されており、固定輪23は、一対のブラケット68,68に対して回転可能に取り付けられている。一対のブラケット68,68の各々には、図8及び図9に示すように、ガイドピン67が挿通されるガイド孔69がそれぞれ設けられている。ガイド孔69は、ブラケット68に貫通形成されており、外周面23Aと直交する方向(外周面23Aに当接する当接部63が外周面23Aから遠ざかる方向)に沿って長い長手状をなしている。
固定輪23は、図8に示すように、板状のカバー部材76によって、前方から覆われている。カバー部材76には、ばね66を取り付けるための取付板部77が設けられている。ばね66(付勢部材)は、図11に示すように、その一端部においてガイドピン67に取り付けられ、他端部において取付板部77に取り付けられている。ばね66は、当接部63を外周面23Aから遠ざかる方向(図11の矢線A3)に付勢するものとされる。
操作レバー71は、図8に示すように、対向配置された一対の側壁部71D,71Dと、一対の側壁部71D,71Dの前端部同士を繋ぐ棒状の連結部71Eと、一対の側壁部71D,71Dの後端部同士を繋ぐ上壁部71Bと、を備える。操作レバー71は、軸部材72に対して取り付けられている。軸部材72は、図8に示すように、一対の軸受け部材74,74に対して回転可能に取り付けられている。これにより、操作レバー71は、軸部材72を回転軸として、回転可能となっている。
連結部材73は、図10に示すように、対向配置された一対の側壁部73B,73Bと、一対の側壁部73B,73Bの後端部同士を繋ぐ上壁部73Aと、を備える。連結部材73の前端(図17の左側の端部)には、図17に示すように、ピン78が設けられている。操作レバー71(より詳しくは側壁部71D)には、ピン78が挿通される長孔71Aが形成されている。これにより、連結部材73はピン78(回転軸)を介して、操作レバー71に対して回転可能に取り付けられている。
軸部材72を回転中心として操作レバー71を回転させることで、連結部材73は、軸部材57を回転中心として操作レバー71の回転方向と反対方向に回転する構成となっている。なお、連結部材73(一対の側壁部73B,73B)は、軸部材57に固定されており、連結部材73が軸部材57を回転中心として回転すると、軸部材57は、連結部材73の回転方向と同じ方向に回転する。また、操作レバー71の上壁部71Bは、板材75に当接することで、それ以降の操作レバー71の図17における反時計回りの回転(矢線A5参照)を規制する構成となっている。
連結部材73の上壁部73Aは、図18に示すように、板材75に当接することで、それ以降の連結部材73の図18における反時計回りの回転(矢線A4参照)を規制する構成となっている。連結部材73は軸部材57によってレバー部材51と連結されている。このため、連結部材73(上壁部73A)は、カート本体の下面22Aに設けられた板材75(受け部材)に当接することで、レバー部材51がそれ以上、図14の反時計回り(第1方向、矢線A6参照)に回転することを規制する規制部材の機能を担っている。
次に、カート本体22との連結が解除された状態の搬送装置40が(空間S1の外部から)空間S1に入り込む過程におけるロック装置50の動作について説明する。なお、貯蔵カート20の配置箇所には、図6に示すように、床面28にガイドラインL1が設けられている。搬送装置40はガイドラインL1に沿って移動しつつ、前側(図6の左側)から空間S1に出入りする構成となっている。搬送装置40が空間S1から出ている状態(図5に示す状態、搬送装置40と貯蔵カート20が連結されていない状態)では、図11に示すように、当接部63の突起部65が固定輪23の外周面23Aに当接しており、固定輪23がロックされている。以下の説明では、固定輪23がロックされている状態(図11の状態)をロック状態と呼ぶ。なお、固定輪23の外周面23Aは例えば、弾性部材によって構成されており、外周面23Aにおいて突起部65が当接した部分は、突起部65によってわずかに押し潰された状態となっている。つまり、ロック状態では、当接部63が外周面23Aを押圧した状態となっている。
なお、上述したばね66は、当接部63を外周面23Aから遠ざかる方向に付勢するものとされる。ロック状態では、第1リンク61と第2リンク62が所定の角度をなすように設定されており、ばね66の付勢力によって、第1リンク61は、図11の時計回りに回転する方向に付勢されている。この結果、第1リンク61と連動する操作レバー71は、図17に示すロック状態においては、軸部材72を回動中心として、図17の反時計回りに回転するように付勢されており、操作レバー71の上壁部71Bが板材75に当接することで、それ以上操作レバー71が反時計回りに回転することが規制されている。
図11のロック状態では、一対の内側ローラ55,55は、搬送装置40の押圧部46の上部と同じ高さに配されている。また、押圧部46は、後側に向かうにつれて下降傾斜する傾斜面46Aと、前側に向かうにつれて下降傾斜する傾斜面46Bと、を有している。搬送装置40が空間S1に前側(図11の左側)から侵入すると、台形状をなす押圧部46の傾斜面46Aによって内側ローラ55が図11の右側(搬送装置40の進行方向側)に押圧される。なお、この状態では、外側ローラ56は、規制板部58の下面58Aによって上方への変位が規制されている。このため、可動部53は上方に変位することがなく、内側ローラ55は押圧部46の押圧力を確実に受けることができる。
これにより、図12に示すように、レバー部材51が、その下端が後側に向かう方向(図12の反時計回り、第1方向、図12の矢線A1)に回転することで、軸部材57が反時計回りに回転し、第1リンク61は、軸部材57を回転中心として、反時計回りに回転する。すると、図11の状態から第1リンク61及び第2リンク62のなす角度D1が次第に小さくなっていき、図13に示すように、第2リンク62を介して当接部63が外周面23Aから遠ざかる方向に変位する。これにより、突起部65が外周面23Aから離れることで、固定輪23のロックが解除される。
なお、図11のロック状態では、第1リンク61と第2リンク62のなす角度D1が180度以上となっている。レバー部材51が、図11の反時計回りに回転する過程では、第1リンク61と第2リンク62のなす角度D1が180度以上の状態から180度(第1リンク61及び第2リンク62が最も伸びた状態)になり、さらに、レバー部材51が回転することで、図12に示すように、第1リンク61と第2リンク62のなす角度D1が180度以下になった後は、ばね66の付勢力によって第1リンク61と第2リンク62のなす角度D1が小さくなるように、第1リンク61及び第2リンク62が揺動する。つまり、角度D1が180度以下になった後は、当接部63は、押圧部46によるレバー部材51の押圧力とばね66の付勢力の双方によって外周面23Aから遠ざかる方向に変位する。
なお、ばね66の付勢力によって、角度D1が小さくなる場合には、第1リンク61は軸部材57を回転中心として反時計回りに回転する方向に付勢されることから、第1リンク61と連動する連結部材73は、軸部材57を回動中心として、図18の反時計回りに回転するように付勢される。図14及び図18に示すロック解除状態では、上壁部73Aが板材75に当接することでそれ以上連結部材73が反時計回りに回転することが規制される。
また、レバー部材51が、図12の反時計回りに回転する過程では、外側ローラ56が、規制板部58に対して図12の右側に相対移動することで、規制板部58の下面から外れた箇所に変位する。これ以降、可動部53は上方への変位が許容される状態となり、押圧部46の傾斜面46Aによって内側ローラ55が押圧されることで、軸部材54が貫通孔52A内(より詳しくは貫通孔52Aのうち、上下方向に延びる延設部52B、図13参照)を上昇する結果、可動部53は上昇する。これにより、図13に示すように、レバー部材51の反時計回りの回転が終了した後、可動部53が押圧部46に乗り上げることができ、可動部53と押圧部46が干渉する事態を抑制できる。
なお、図13に示す状態では、貫通孔52Aのうち、搬送装置40の進行方向に延びる延設部52Cは、前側に向かうにつれて下降傾斜する形で配されている。このため、押圧部46が可動部53の下方を通過した後は、可動部53の自重によって軸部材54が延設部52C内を変位することで、図14に示すように、延設部52Cの前端まで移動する。なお、以下の説明では、図14の状態をロック解除状態(固定輪23がロックされていない状態)と呼ぶ。その後、固定輪23のロックが解除された状態で、連結ピン45が孔部29に嵌合する箇所まで搬送装置40が移動し、連結ピン45が孔部29に嵌合されることで、搬送装置40と貯蔵カート20が連結される(図6参照)。
次に、カート本体22との連結が解除された状態の搬送装置40が空間S1から出る過程におけるロック装置50の動作について説明する。搬送装置40が空間S1から出る過程では、ロック装置50は、ロック解除状態からロック状態に移行する。まず、孔部29に嵌合されている連結ピン45が下降することで、連結ピン45が孔部29から離脱することで、カート本体22と搬送装置40との連結が解除される。その後、カート本体22との連結が解除された状態の搬送装置40は、前側に進行することで、空間S1から出る。
カート本体22との連結が解除された状態の搬送装置40が空間S1から出る過程では、図15に示すように、押圧部46の傾斜面46Bによって内側ローラ55が図15の左側(前側、搬送装置40の進行方向側)に押圧される。なお、この状態では、外側ローラ56は、規制板部58の下面58Aによって上方への変位が規制されている。このため、可動部53は上方に変位することがなく、内側ローラ55は押圧部46の押圧力を確実に受けることができる。
これにより、レバー部材51が、その下端が前側(図15の左側)に向かう方向(図15の時計回り、第1方向とは逆方向である第2方向、図15の矢線A2)に回転することで、軸部材57が時計回りに回転し、第1リンク61は、軸部材57を回転中心として、時計回りに回転する。すると、第1リンク61及び第2リンク62が揺動することで、図16に示すように、角度D1が大きくなり、第2リンク62を介して当接部63が外周面23Aに近づく方向に変位して外周面23Aに当接する。これにより、突起部65が外周面23Aに当接することで、固定輪23がロックされる。この結果、搬送装置40が空間S1を出る過程において、ロック装置50は、ロック解除状態からロック状態(図16の状態)に移行することができる。
なお、レバー部材51が、図15の時計回りに回転する過程では、外側ローラ56が、規制板部58に対して図15の左側に相対移動することで、規制板部58の下面58Aから外れた箇所に変位する。これ以降、可動部53は上方への変位が許容される状態となり、押圧部46の傾斜面46B(前側を向く傾斜面)によって内側ローラ55が押圧されることで、軸部材54が貫通孔52Aの延設部52D内を上昇しつつ、可動部53は上昇する。これにより、図16に示すように、可動部53が押圧部46に乗り上げることができ、可動部53と押圧部46が干渉する事態を抑制できる。
なお、本実施形態では、作業者が操作レバー71を回転操作することで、連結部材73及び軸部材57を介して、レバー部材51を回転させることができ、当接部63を動作させることが可能となっている。図11に示すロック状態において、作業者は、操作レバー71の先端部(連結部71E)を押し上げることで、レバー部材51を反時計回りに回転させることができ、図14のロック解除状態とすることができる、また、ロック解除状態において、作業者は、操作レバー71の先端部を押し下げることで、レバー部材51を時計回りに回転させることができ、図11のロック状態とすることができる。つまり、操作レバー71を操作することで、空間S1に対して搬送装置40の出し入れを行うことなく、ロック装置50のロック状態とロック解除状態とを切り替えることができる。
また、カート本体22の両側の側面(カート本体22の進行方向において前後両側の面)には、図1及び図19に示すように、作業者が把持して貯蔵カート20を搬送するためのハンドル30が設けられている。このハンドル30には、図1及び図19に示すようにハンドブレーキ31が設けられていてもよい。ハンドブレーキ31はブレーキレバー31A(操作レバー)を備え、ブレーキレバー31Aには、ワイヤー31Bの一端が接続されている。ワイヤー31Bの他端を、レバー部材51に接続することで、ロック解除状態において、ハンドブレーキ31のブレーキレバー31Aを握ると、ワイヤー31Bによって、レバー部材51が引っ張られることで回転し、突起部65が固定輪23に接触してロック状態となる構成としてもよい。このような構成とすれば、作業者がハンドブレーキ31を操作することで、貯蔵カート20を停止させることができる。なお、図1に示すように、カート本体22における進行方向の前側にハンドブレーキ31を設けることで、貯蔵カート20が進行している際に、作業者はハンドブレーキ31を目視し易く、ハンドブレーキ31を速やかに操作して貯蔵カート20を停止させることができる。また、図19に示すように、カート本体22における進行方向の後側にハンドブレーキ31を設けることで、作業者は、進行方向の後側からハンドブレーキ31を操作することができると共に、貯蔵カート20が搬送装置40によって前に進む力を利用してブレーキレバー31Aを握ることができ、より小さい力でハンドブレーキ31を操作することができる。
次に本実施形態の効果について説明する。本実施形態において、搬送装置40が空間S1(カート本体22と床面28との間にある空間)に入り込む過程では、当接部63が固定輪23の外周面23Aから遠ざかる方向に変位することで固定輪23が回転可能となる。これにより、搬送装置40によって貯蔵カート20を搬送することが可能となる。また、搬送装置40が空間S1から出る過程では、当接部63が固定輪23の外周面23Aに近づく方向に変位することで外周面23Aに当接する。これにより、搬送装置40が空間S1に配されていない状態では、当接部63と外周面23Aとの間の摩擦によって固定輪23の回転を固定することができ、貯蔵カート20の移動を規制できる。このように、上記構成では、搬送装置40の動作(空間S1への出し入れ)に連動して、固定輪23の回転が固定されている状態と固定されていない状態を切り替えることができる。また、上記構成のロック装置50は、当接部63が固定輪23の外周面23Aに当接することで固定輪23の回転を固定する構成であるため、固定輪23の内部構造に干渉することで固定輪23を固定する構成(例えば固定輪23の回転軸を保持することで、その回転を固定する構成)のロック装置と比べて、部品交換やメンテナンスを行い易い。
また、当接部63は、ブロック状をなす当接部本体64と、当接部本体64から外周面23Aに向かって突出する突起部65と、を備え、突起部65が外周面23Aに当接する構成とされ、突起部65における外周面23Aとの当接面65Aは、R形状をなしている。突起部65を外周面23Aに食い込ませることができ、突起部65と外周面23Aとの間の摩擦をより高くすることができ、より確実に固定輪23の回転を固定することができる。また、突起部65における外周面23Aとの当接面65AがR形状をなしているため、外周面23Aが損傷する事態を抑制できる。
また、貯蔵カート20は、固定輪23をカート本体22に取り付けるためのブラケット68を備え、当接部63には、ブラケット68に設けられたガイド孔69に挿通されるガイドピン67が設けられ、ガイド孔69は、外周面23Aに当接する当接部63が外周面23Aから遠ざかる方向に沿って長い長手状をなしている。ガイドピン67がガイド孔69内を変位することで、当接部63の変位(外周面23Aに対して接近又は離間する変位)をガイドすることができる。ガイド孔69は、固定輪23が取り付けられているブラケット68に設けられているため、固定輪23と当接部63の組付誤差をより小さくすることができる。
また、ロック装置50は、当接部63を外周面23Aから遠ざかる方向に付勢するばね66と、カート本体22の下面22Aに設けられた板材75と、板材75に当接することで、レバー部材51が、それ以上第1方向(図11の反時計回り、矢線A1)に回転することを規制する連結部材73(上壁部73A)と、備える。ばね66を備えることで、当接部63を固定輪23の外周面23Aから離間させておきたい場合(搬送装置40によって貯蔵カート20を搬送したい場合)に当接部63(又は操作レバー71)の自重等に起因して当接部63が外周面23Aに近づく方向に変位して外周面23Aに当接する事態を抑制できる。また、図20に示すように、ばね66によって、レバー部材51の回転を付勢することができるため、図20に示すように、レバー部材51が、ロック状態とロック解除状態の中間位置で停止してしまう事態を抑制できる。図20に示すように、中間位置で停止してしまうと、規制板部58によって可動部53の上昇が妨げられ、ロック装置50の動作に不具合が生じる事態が懸念されるが、本実施形態ではこのような事態を抑制することができる。
また、貯蔵カート20は、搬送装置40による貯蔵カート20の搬送方向において固定輪23を挟む形で配された一対の自在輪24,24を備え、固定輪23の下端23Dは、一対の自在輪24,24の各下端24Dよりも下方に配されている。固定輪23が一対の自在輪24,24の間に配されることで、貯蔵カート20は固定輪23を中心として旋回することが可能となる。また、固定輪23を備えることで、貯蔵カート20が備える全ての車輪が自在輪によって構成されている場合と比べて、固定輪による貯蔵カート20の移動方向において、貯蔵カート20をより安定して移動させることができる。そして、固定輪23の下端は、自在輪24の下端よりも下方に配されているため、固定輪23を床面28に確実に接地させることができ、このような固定輪23の回転をロック装置50によって固定することで、貯蔵カート20の移動をより確実に規制することができる。
また、ロック装置50は、レバー部材51の回転運動を当接部63の直進運動に変換するスライダクランク機構を備える。スライダクランク機構を用いることで、より簡単な構成でレバー部材51の回転運動を当接部63の直進運動に変換することができる。また、本実施形態においては、図11に示すように、ロック状態において、第1リンク61と第2リンク62のなす角度D1が180度よりもわずかに大きい角度となっている。この状態では、ばね66の付勢力や外周面23Aの弾性復帰力によって、第1リンク61が反時計回り(ロック解除方向)に回転する事態を抑制することができる。なお、図11の状態では、ばね66の付勢力や外周面23Aの反力によって第1リンク61は時計回りに回転するように付勢されているが、図17に示すように、操作レバー71の上壁部71Bが板材75に当接することで、第1リンク61の時計回りの回転が規制されている。
当接部63が外周面23Aを押圧した状態であるロック状態においては、ばね66の付勢力や外周面23Aの弾性復帰力によって、当接部63が外周面から遠ざかる方向に付勢されている。また、ロック状態においては、上述したように、第1リンク61と第2リンク62のなす角度D1が180度よりもわずかに大きい角度となっている。これにより、軸部材57、第1リンク61及び第2リンク62によって構成されたスライダクランク機構は、図11のロック状態では、当接部63が外周面から遠ざかる方向に付勢された場合に、レバー部材51を、軸部材57を回転中心として、図11の時計回り(第2方向)へ回転させるように付勢する構成となっている。そして、ロック装置50の上壁部71Bは、図17に示すように、ロック状態において、板材75(受け部材)に当接することで、レバー部材51がそれ以上、図11の時計回り(第2方向)に回転することを規制する回転規制部材の機能を担っている。このようにすれば、ロック状態において、ばね66の付勢力や外周面23Aの弾性復帰力によって当接部63が外周面23Aから遠ざかる方向に付勢された場合に、レバー部材51を図11の時計回り(第2方向)に回転させるように付勢することができる。これにより、レバー部材51が図11の反時計回り(第1方向)に回転し、当接部63が外周面23Aから遠ざかる方向に変位する事態を抑制できる。また、ロック状態では、上壁部71Bによってレバー部材51が図11の時計回り(第2方向)に回転する事態を規制することができる。
なお、ロック解除状態(図15)からロック状態(図16)に移行する際には、当接部63が外周面23Aに接触していない状態で、内側ローラ55が押圧部46によって押圧されることになる。この場合、押圧部46が内側ローラ55を押圧する押圧力(搬送装置40の駆動力)が大き過ぎると、内側ローラ55が押圧部46に押されてからロック状態になるまでの間に貯蔵カート20が動いてしまう事態が懸念される。押圧部46は、ばね66の付勢力に抗して、レバー部材51を図15の時計回りに回転させる。このため、ばね66の付勢力が小さい程、レバー部材51を図15の時計回りに回転させるための力(ロック解除状態からロック状態にするための押圧部46による押圧力)が小さくて済む。このため、ばね66の付勢力は以下の条件(1)、(2)を満たすように設定することが好ましい。
条件(1):ばね66の付勢力が、ロック解除状態で押圧部46が内側ローラ55を押圧してから、ロック状態になるまでの間に貯蔵カート20が動かない大きさで設定されていること。
条件(2):ばね66の付勢力が、当接部63や操作レバー71の自重によってロック解除状態からロック状態に移行してしまう事態を抑制可能な大きさで設定されていること。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図21から図22によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態においては、当接部の構成が上記実施形態と異なる。本実施形態では、当接部263は、第2リンク62の他端部に設けられたブロック状をなす当接部本体64と、当接部本体64から外周面23Aに向かって突出する2つの突起部265A,265Bと、を備える。2つの突起部265A,265Bのうち一方の突起部265Aは、第2リンク62と同軸上に配されている。また、他方の突起部265Bは、第2リンク62の軸線上からシフトした箇所に配されている。なお、図21に示すように、第1リンク61と第2リンク62とが直線状をなしている場合(ロック解除状態からロック状態に向かう途中の状態、第1リンク61及び第2リンク62が最も伸びた状態)には、突起部265Aが外周面23Aに当接し、突起部265Bが外周面23Aに当接しない構成となっている。なお、本実施形態において、ロック装置50の基本的な動作は上記実施形態1と同じである。
本実施形態においてロック解除状態からロック状態に移行する過程では、上記実施形態1と同様にレバー部材51が、その下端が前側に向かう方向(図21の時計回り、第2方向、図21の矢線A11)に回転することで、第1リンク61及び第2リンク62が揺動しつつ、当接部263が外周面23Aに近づく方向に変位し、図21に示すように、一方の突起部265Aが外周面23Aに当接する。その後、第2リンク62が突起部265Aと外周面23Aとの接触箇所を支点として揺動することで、図22に示すように、2つの突起部265A,265Bのうち他方の突起部265Bが外周面23Aに当接する(ロック状態)。
本実施形態のように、ロック状態では、2つの突起部265A,265Bが外周面23Aに当接することで、より確実に固定輪23の回転を固定することができる。また、他方の突起部265Bが外周面23Aに当接することで、第2リンク62の一方の突起部265Aと外周面23Aとの接触箇所を支点とした揺動が規制される。この結果、第2リンク62の姿勢を保持することができる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図23から図24によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態においては、当接部の構成が上記実施形態と異なる。本実施形態では、当接部363は、第2リンク62の他端部に設けられたブロック状をなす当接部本体64と、当接部本体64から外周面23Aに向かって突出する2つの突起部265A,365Bと、を備える。突起部365Bは、当接部本体64の側面から外周面23Aに向かって延びている。2つの突起部265A,365Bのうち一方の突起部265Aは、第2リンク62と同軸上に配されている。また、他方の突起部365Bは、第2リンク62の軸線上からシフトした箇所に配されている。なお、本実施形態において、ロック装置50の基本的な動作は上記実施形態1、2と同じである。
レバー部材51が回転した際の突起部265A,365Bの動作は、上記実施形態2と同様である。つまり、図23に示すように、第1リンク61と第2リンク62とが直線状をなしている場合(ロック解除状態からロック状態に向かう途中の状態、第1リンク61及び第2リンク62が最も伸びた状態)には、上記実施形態2と同様に、突起部265Aが外周面23Aに当接し、突起部365Bが外周面23Aに当接しない構成となっており、ロック状態では、図24に示すように、2つの突起部265A,365Bが外周面23Aに当接することで、より確実に固定輪23の回転を固定することができる。なお、台形状をなす突起部365Bは、外周面23Aに対して面当たりする当接面365Dを有しているため、図22の構成(当接面がR形状をなす突起部265Bを備える構成)と比べて、外周面23Aに対する接触面積をより大きくすることができる。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を図25によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態においては、当接部の構成が上記実施形態と異なる。本実施形態では、図25に示すように、当接部463は、当接部本体64と、突起部65と、を備え、突起部65における外周面23Aとの当接面(当接部における外周面との当接面)には、微細な凹凸部465が形成されている。このような凹凸部465は、例えば、突起部65の表面に、ローレット加工を行うことで形成することができる。凹凸部465を外周面23Aに当接させることで、当接部463と外周面23Aとの間の摩擦をより高くすることができ、より確実に固定輪23の回転を固定することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態のロック装置では、レバー部材の回転運動を当接部の直進運動に変換する機構として、スライダクランク機構を例示したが、これに限定されない。レバー部材の回転運動を当接部の直進運動に変換する機構として、例えば、ラックアンドピニオン機構を用いてもよい。
(2)上記実施形態では、貯蔵カートとして、温冷配膳車を例示したが、これに限定されない。貯蔵カートは、貯蔵室を有するカート本体と、車輪と、を備えているものであればよい。
20…貯蔵カート(自動搬送システム用貯蔵カート)、21…貯蔵室、22…カート本体、22A…カート本体の下面、23…固定輪(車輪)、23A…外周面(車輪の外周面)、23D…固定輪の下端、24…自在輪(他の車輪)、24D…自在輪の下端、28…床面、40…搬送装置、46…押圧部、50…ロック装置、51…レバー部材、57…軸部材、61…第1リンク、62…第2リンク、63…当接部、64…当接部本体、65…突起部、65A…突起部における外周面との当接面(当接部における外周面との当接面)、66…ばね(付勢部材)、67…ガイドピン、68…ブラケット、69…ガイド孔、71B…上壁部(回転規制部材)、73…連結部材(規制部材)、75…板材(受け部材)、265A…2つの突起部のうち一方の突起部、265B,365B…2つの突起部のうち他方の突起部、465…凹凸部、S1…空間

Claims (9)

  1. 自動で移動することが可能な搬送装置によって搬送される自動搬送システム用貯蔵カートであって、
    貯蔵室を有するカート本体と、
    前記カート本体の下方に配され、前記カート本体を床面との間に空間を設けた状態で移動可能に支持する車輪と、
    前記車輪の回転を固定することが可能なロック装置と、を備え、
    前記カート本体は、前記空間に配された前記搬送装置と連結可能とされ、
    前記ロック装置は、
    前記車輪の外周面と対向配置され、前記外周面に当接することで前記車輪の回転を固定することが可能な当接部と、
    前記カート本体の下面から下方に突出するレバー部材と、を備え、
    前記カート本体との連結が解除された状態の前記搬送装置が前記空間に入り込む過程では、前記搬送装置が備える押圧部によって押圧された前記レバー部材が第1方向に回転することで、前記外周面に当接している前記当接部が前記外周面から遠ざかる方向に変位する構成とされ、
    前記カート本体との連結が解除された状態の前記搬送装置が前記空間から出る過程では、前記押圧部によって押圧された前記レバー部材が前記第1方向とは逆方向である第2方向に回転することで、前記当接部が前記外周面に近づく方向に変位して前記外周面に当接する構成である自動搬送システム用貯蔵カート。
  2. 前記当接部における前記外周面との当接面は、R形状をなしている請求項1に記載の自動搬送システム用貯蔵カート。
  3. 前記当接部における前記外周面との当接面には、凹凸部が形成されている請求項1に記載の自動搬送システム用貯蔵カート。
  4. 前記車輪を前記カート本体に取り付けるためのブラケットを備え、
    前記当接部には、前記ブラケットに設けられたガイド孔に挿通されるガイドピンが設けられ、
    前記ガイド孔は、前記外周面に当接する前記当接部が前記外周面から遠ざかる方向に沿って長い長手状をなしている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動搬送システム用貯蔵カート。
  5. 前記ロック装置は、
    前記当接部を前記外周面から遠ざかる方向に付勢する付勢部材と、
    前記カート本体に設けられた受け部材と、
    前記受け部材に当接することで、前記レバー部材がそれ以上前記第1方向に回転することを規制する規制部材と、備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の自動搬送システム用貯蔵カート。
  6. 前記車輪を挟む形で配された一対の他の車輪を備え、
    前記車輪の下端は、前記一対の他の車輪の各下端よりも下方に配されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の自動搬送システム用貯蔵カート。
  7. 前記ロック装置は、前記レバー部材の回転運動を前記当接部の直進運動に変換するスライダクランク機構を備える請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の自動搬送システム用貯蔵カート。
  8. 前記スライダクランク機構は、前記当接部が前記外周面を押圧した状態であるロック状態においては、前記当接部が前記外周面から遠ざかる方向に付勢された場合に、前記レバー部材を前記第2方向へ回転させるように付勢する構成となっており、
    前記ロック装置は、前記ロック状態において前記レバー部材が前記第2方向に回転することを規制する回転規制部材を備える請求項7に記載の自動搬送システム用貯蔵カート。
  9. 前記スライダクランク機構は、
    前記レバー部材の回転軸を構成する軸部材と、
    前記軸部材に接続され、前記軸部材から前記車輪に向かって延びる第1リンクと、
    前記第1リンクに対して一端部において回転可能に接続され、前記第1リンクから前記車輪に向かって延びる第2リンクと、を備え、
    前記当接部は、前記第2リンクの他端部に設けられた当接部本体と、前記当接部本体から前記外周面に向かって突出する2つの突起部と、を備え、
    前記2つの突起部のうち一方の突起部は、前記第2リンクと同軸上に配されており、
    前記ロック装置は、前記レバー部材が前記第2方向に回転することで、前記第1リンク及び前記第2リンクが揺動しつつ、前記当接部が前記外周面に近づく方向に変位して、前記一方の突起部が前記外周面に当接し、その後、前記第2リンクが前記一方の突起部と前記外周面との接触箇所を支点として揺動することで、前記2つの突起部のうち他方の突起部が前記外周面に当接する構成である請求項7又は請求項8に記載の自動搬送システム用貯蔵カート。
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WO2023136367A1 (ko) * 2022-01-11 2023-07-20 엘지전자 주식회사 로봇 및 이를 포함하는 셋업 장치
WO2024075792A1 (ja) * 2022-10-06 2024-04-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 ロボット

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