JP2021124127A - マックスセレクトバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】第2入力圧が第1入力圧を上回る状態から第1入力圧が第2入力圧を上回る状態に切り替わるポイントで第1入力圧に油振が発生しても、その油振している第1入力圧が出力圧として出力されることを抑制できる、マックスセレクトバルブを提供する。【解決手段】マックスセレクトバルブ1では、セカンダリソレノイド圧PSLSがプライマリソレノイド圧PSLPを上回る状態において、第2入力ポート32が出力ポート34と連通する。プライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを所定圧α以上に上回るまで上昇していない状態では、第2入力ポート32と出力ポート34との連通が維持され、第2入力ポート32に入力されるセカンダリソレノイド圧PSLSが出力ポート34から出力される。【選択図】図1

Description

本発明は、マックスセレクトバルブに関する。
自動車などの車両に搭載される変速機として、ベルト式の無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)が知られている。
ベルト式の無段変速機は、プライマリプーリとセカンダリプーリとに無端状のベルトが巻き掛けられた構成を有している。エンジンからの動力がプライマリプーリの回転軸に入力されると、プライマリプーリからベルトに動力が伝達され、ベルトからセカンダリプーリに動力が伝達される。
プライマリプーリおよびセカンダリプーリの各プーリは、回転軸に固定的に支持される固定シーブと、回転軸にその軸線方向に移動可能かつ相対回転不能に支持される可動シーブとを備えている。ベルトは、各プーリの固定シーブと可動シーブとの間に挟まれて、各プーリに巻き掛けられている。各プーリの可動シーブに油圧が供給されて、各可動シーブが移動し、プライマリプーリおよびセカンダリプーリの各溝幅が変わることにより、プライマリプーリおよびセカンダリプーリに対するベルトの巻きかけ径が変化する。これにより、無段変速機の変速比(プーリ比)が無段階で連続的に変化する。
この無段変速機の油圧回路では、たとえば、プライマリプーリの可動シーブに供給されるシーブ圧(油圧)の調圧用のソレノイドバルブが出力する油圧と、セカンダリプーリの可動シーブに供給されるシーブ圧の調圧用のソレノイドバルブが出力する油圧とのうちの高い方を、ライン圧を調圧するレギュレータバルブの信号圧として用いる方式、いわゆるライン圧マックスセレクト方式が採用される。
図3は、マックスセレクトバルブ101の構成を示す断面図である。
油圧回路には、マックスセレクトバルブ101が含まれる。マックスセレクトバルブ101は、略円筒状のスリーブ111内に、スリーブ111の中心線方向に移動可能に設けられるスプール112を備えている。スプール112には、3つのランド部113,114,115がスリーブ111の一端側からこの順に間隔を空けて形成されている。
スリーブ111には、第1入力ポート121、第2入力ポート122、第1動作調整ポート123、第2動作調整ポート124および出力ポート125が形成されている。第1入力ポート121は、スプール112の位置にかかわらず、ランド部113,114間と連通する。第2入力ポート121は、スプール112の位置にかかわらず、ランド部114,115間と連通する。第1動作調整ポート123は、スリーブ111の一端に形成され、スプール112の位置にかかわらず、ランド部113とスリーブ111内の一端との間の空間と連通している。第2動作調整ポート124は、スリーブ111の他端に形成され、スプール112の位置にかかわらず、ランド部115とスリーブ111内の他端との間の空間と連通している。出力ポート125は、スリーブ111の中心線方向において第1入力ポート121と第2入力ポート122との間に形成され、ランド部114の中心線方向の寸法よりも小さい直径を有している。
図4は、マックスセレクトバルブ101を含む油圧回路の油圧特性を示す図である。
プライマリプーリの可動シーブに供給されるプライマリシーブ圧Pinは、プライマリ調圧バルブから出力され、プライマリ調圧バルブには、元圧であるライン圧PLをプライマリシーブ圧Pinに調圧するためのプライマリソレノイド圧PSLPが入力される。セカンダリプーリの可動シーブに供給されるセカンダリシーブ圧Pは、セカンダリ調圧バルブから出力され、セカンダリ調圧バルブには、元圧であるライン圧PLをセカンダリシーブ圧Pに調圧するためのセカンダリソレノイド圧PSLSが入力される。
第1入力ポート121および第1動作調整ポート123には、プライマリソレノイド圧PSLPが入力される。第2入力ポート122および第2動作調整ポート124には、セカンダリソレノイド圧PSLSが入力される。
セカンダリソレノイド圧PSLSがプライマリソレノイド圧PSLPよりも大きい状態では、スプール112がスリーブ111内の一端に当接し、第2入力ポート122が出力ポート125と連通する。そのため、セカンダリソレノイド圧PSLSが出力ポート125から出力される。
その状態から、プライマリソレノイド圧PSLPが上昇して、プライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを上回ると、スプール112がスリーブ111内の他端側に移動する。そして、スプール112がスリーブ111内の他端に当接し、第1入力ポート121が出力ポート125と連通する。そのため、プライマリソレノイド圧PSLPが出力ポート125から出力される。
すなわち、マックスセレクトバルブ101は、プライマリソレノイド圧PSLPおよびセカンダリソレノイド圧PSLSのうちの高い方を出力圧PMAXとして出力ポート125から出力する。出力ポート125から出力される出力圧PMAXは、ライン圧を調圧するレギュレータバルブに信号圧として入力される。
特開平11−247981号公報
かかる構成では、セカンダリソレノイド圧PSLSがプライマリソレノイド圧PSLPを上回る状態からプライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを上回る状態に切り替わるポイントで、プライマリソレノイド圧PSLPに振動(油振)が発生した場合、その油振しているプライマリソレノイド圧PSLPが出力圧PMAXとして出力ポート125から出力される。そのため、油振しているプライマリソレノイド圧PSLPに応じて調圧されるライン圧PLが振動し、ライン圧PLを元圧とするセカンダリシーブ圧Pにより保証されるベルト挟圧が不足するおそれがある。
本発明の目的は、第2入力圧が第1入力圧を上回る状態から第1入力圧が第2入力圧を上回る状態に切り替わるポイントで第1入力圧に油振が発生しても、その油振している第1入力圧が出力圧として出力されることを抑制できる、マックスセレクトバルブを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るマックスセレクトバルブは、筒状の周面を有するスリーブと、スリーブ内にスリーブの中心線方向に移動可能に設けられるスプールとを備え、スリーブの周面には、第1入力ポート、第2入力ポート、第3入力ポートおよび出力ポートが形成され、第1入力ポートには、第1入力圧が入力され、第2入力ポートおよび第3入力ポートには、第2入力圧が入力され、スプールは、第1入力圧と第2入力圧との大小関係に応じて移動し、第2入力圧が第1入力圧を上回る状態では、第2入力ポートが出力ポートと連通し、第1入力圧が第2入力圧を所定以上上回る状態では、第1入力ポートが出力ポートと連通し、第1入力圧が第2入力圧を上回るが、第1入力圧が第2入力圧を所定以上は上回らない状態では、第2入力ポートが出力ポートと連通する。
この構成によれば、第2入力圧が第1入力圧を上回る状態では、第2入力ポートが出力ポートと連通するので、第2入力ポートに入力される第2入力圧が出力ポートから出力される。第1入力圧が第2入力圧を所定以上に上回るまで上昇していない状態では、第2入力ポートと出力ポートとの連通が維持され、第2入力ポートに入力される第2入力圧が出力ポートから出力される。そして、第1入力圧が第2入力圧を所定以上に上回る状態になると、第1入力ポートが出力ポートと連通し、第1入力ポートに入力される第1油圧が出力ポートから出力される。
そのため、第2入力圧が第1入力圧を上回る状態から第1入力圧が第2入力圧を上回る状態に切り替わるポイントで第1入力圧に油振が発生しても、そのポイントでは、第2入力ポートが出力ポートと連通しているので、油振している第1入力圧が出力ポートから出力されない。
マックスセレクトバルブは、ライン圧マックスセレクト方式の油圧回路において、ライン圧を調圧するレギュレータバルブの信号圧を出力するバルブとして好適に用いることができる。
油圧回路には、ライン圧をプライマリプーリの可動シーブに供給される油圧であるプライマリシーブ圧に調圧するためのプライマリ調圧バルブと、その調圧用の油圧であるプライマリソレノイド圧を出力するプライマリソレノイドバルブと、ライン圧をセカンダリプーリの可動シーブに供給される油圧であるセカンダリシーブ圧に調圧するためのセカンダリ調圧バルブと、その調圧用の油圧であるセカンダリソレノイド圧を出力するセカンダリソレノイドバルブとが備えられている。
ベルト式の無段変速機では、セカンダリシーブ圧によりベルト滑りを発生しないベルト挟圧が保証される。そのため、セカンダリシーブ圧が油圧センサにより検出されて、その検出されるセカンダリシーブ圧が目標に追従するように、セカンダリソレノイドバルブに供給される電流が制御される。このフィードバック制御が行われることにより、セカンダリソレノイドバルブから出力されるセカンダリソレノイド圧は油振しにくい。一方、安価な構成のものでは、プライマリシーブ圧については、それを検出する油圧センサが設けられず、フィードバック制御が行われない。そのため、プライマリソレノイドバルブから出力されるプライマリソレノイド圧は油振するおそれがある。
マックスセレクトバルブの第1入力ポートには、プライマリソレノイド圧が第1入力圧として入力され、第2入力ポートおよび第3入力ポートには、セカンダリソレノイド圧が第2入力圧として入力されるとよい。これにより、セカンダリソレノイド圧がプライマリソレノイド圧を上回る状態からプライマリソレノイド圧がセカンダリソレノイド圧を上回る状態に切り替わるポイントでプライマリソレノイド圧に油振が発生しても、出力ポートからは、その油振しているプライマリソレノイド圧は出力されず、油振していないセカンダリソレノイド圧が出力される。その結果、ライン圧を調圧するレギュレータバルブの信号圧が振動せず、ライン圧が振動しないので、ベルト挟圧を良好に保証することができ、ベルト挟圧の不足によるベルト滑りの発生を抑制することができる。
スプールは、第1入力ポートに入力される第1入力圧を中心線方向の一方側から受ける第1受圧面と、第2入力ポートに入力される第2入力圧を中心線方向の他方側から受ける第2受圧面と、第2入力ポートに入力される第2入力圧を中心線方向の一方側から受ける第3受圧面と、第3入力ポートに入力される第2入力圧を他方側から受ける第4受圧面とを有し、第1受圧面、第2受圧面および第3受圧面は、同一の第1面積を有し、第4受圧面は、第1面積よりも大きい第2面積を有していて、第1入力圧が第2入力圧を上回り、第1入力圧から第2入力圧を減じた値に第1面積を乗じた値が第2入力圧に第2面積から第1面積を減じた値を乗じた値よりも大きくなると、スプールが移動して、第1入力ポートが出力ポートと連通する。 この構成により、第1入力圧が第2入力圧を所定以上に上回るまで上昇していない状態では、第2入力ポートと出力ポートとの連通が維持され、第1入力圧が第2入力圧を所定以上に上回る状態になると、第1入力ポートが出力ポートと連通する構成を実現することができる。
本発明によれば、第2入力圧が第1入力圧を上回る状態から第1入力圧が第2入力圧を上回る状態に切り替わるポイントで第1入力圧に油振が発生しても、その油振している第1入力圧が出力圧として出力されることを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るマックスセレクトバルブの構成を示す断面図である。 図1に示される構成のマックスセレクトバルブを含む油圧回路の油圧特性を示す図である。 従来のマックスセレクトバルブの構成を示す断面図である。 従来のマックスセレクトバルブを含む油圧回路の油圧特性を示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<マックスセレクトバルブの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るマックスセレクトバルブ1の構成を示す断面図である。
マックスセレクトバルブ1は、ベルト式の無段変速機に備えられるライン圧マックスセレクト方式の油圧回路において、ライン圧を調圧するレギュレータバルブの信号圧を出力するバルブに用いられる。ベルト式の無段変速機の構成については、背景技術の欄で簡単に説明しているが、十分に周知であるのでその説明を省略する。
マックスセレクトバルブ1は、略円筒状のスリーブ11を備えている。スリーブ11の中心線方向の一方側(以下、単に「一方側」という。)の端は、閉鎖されている。スリーブ11の中心線方向の他方側(以下、単に「他方側」という。)の端には、その外側から閉鎖部材12が挿入されており、スリーブ11の他方側の端は、閉鎖部材12により閉鎖されている。
スリーブ11は、相対的に径の小さい円筒状の小径周面13と、相対的に径の大きい円筒状の大径周面14とを有している。大径周面14は、スリーブ11の他方側の端部に形成され、大径周面14の一方側に、小径周面13が形成されている。小径周面13と大径周面14との境界には、小径周面13と大径周面14との径の差による段差が生じている。
スリーブ11内には、スプール21がスリーブ11の中心線方向に往復移動可能に設けられている。スプール21には、3個の略円柱状の小径ランド部22,23,24および1個の略円柱状の大径ランド部25が一方側から他方側に向かってこの順に並べて設けられている。小径ランド部22,23,24および大径ランド部25の個々の間には、間隔が空けられており、それらの各間において、スプール21は、小径ランド部22,23,24の外径よりも小さい外径を有する円柱状に形成されている。
小径ランド部22,23,24は、スリーブ11の小径周面13の径に対応した外径を有する円柱状に形成されて、小径周面13に囲まれる領域に収容されている。そのため、小径ランド部22,23,24は、スプール21の移動により、その外周面が小径周面13に摺擦する。
大径ランド部25は、スリーブ11の大径周面14の径に対応した外径を有する円柱状に形成されて、大径周面14に囲まれる領域に収容されている。そのため、大径ランド部25は、スプール21の移動により、その外周面が大径周面14に摺擦する。
小径周面13には、第1入力ポート31、第2入力ポート32および第1動作調整ポート33が形成されている。第1入力ポート31は、スプール21の位置にかかわらず、小径ランド部22,23に挟まれる空間と連通している。第2入力ポート32は、第1入力ポート31に対して他方側に離れた位置に形成され、スプール21の位置にかかわらず、小径ランド部23,24に挟まれる空間と連通している。第1動作調整ポート33は、第1入力ポート31に対して一方側に離れた位置に形成され、スプール21の位置にかかわらず、小径ランド部22とスリーブ11の一方側の端面との間の空間と連通している。
小径周面13にはさらに、出力ポート34およびドレンポート35が形成されている。出力ポート34は、第1入力ポート31と第2入力ポート32との間であって、第1入力ポート31および第2入力ポート32から等間隔を空けた位置に形成されている。ドレンポート35は、第2入力ポート32に対して他方側に離れた位置に形成されている。
大径周面14には、第3入力ポート36および第2動作調整ポート37が形成されている。第3入力ポート36は、大径周面14の他方側の端部に形成され、スプール21の位置にかかわらず、閉鎖部材12と大径ランド部25との間の空間と連通している。第2動作調整ポート37は、大径周面14の一方側寄りの位置に形成されている。ドレンポート35および第2動作調整ポート37は、スプール21の位置により、いずれか一方が小径ランド部24と大径ランド部25とに挟まれる空間に選択的に連通する状態と、その両方が小径ランド部24と大径ランド部25とに挟まれる空間と連通しない状態とを取り得る。
図2は、マックスセレクトバルブ1を含む油圧回路の油圧特性を示す図である。
マックスセレクトバルブ1が用いられる油圧回路には、たとえば、ライン圧PLをプライマリプーリの可動シーブに供給される油圧であるプライマリシーブ圧Pinに調圧するためのプライマリ調圧バルブと、その調圧用の油圧であるプライマリソレノイド圧PSLPを出力するプライマリソレノイドバルブと、ライン圧PLをセカンダリプーリの可動シーブに供給される油圧であるセカンダリシーブ圧Pに調圧するためのセカンダリ調圧バルブと、その調圧用の油圧であるセカンダリソレノイド圧PSLSを出力するセカンダリソレノイドバルブとが備えられている。
マックスセレクトバルブ1の第1入力ポート31および第1動作調整ポート33には、プライマリソレノイド圧PSLPが入力される。また、マックスセレクトバルブ1の第2入力ポート32、第3入力ポート36および第2動作調整ポート37には、セカンダリソレノイド圧PSLSが入力される。これにより、マックスセレクトバルブ1では、小径ランド部22の一方側の端面41および他方側の端面42がそれぞれ第1動作調整ポート33および第1入力ポート31から入力されるプライマリソレノイド圧PSLPを受ける。小径ランド部23の一方側の端面43および他方側の端面44は、それぞれ第1入力ポート31から入力されるプライマリソレノイド圧PSLPおよび第2入力ポート32から入力されるセカンダリソレノイド圧PSLSを受ける。小径ランド部24の一方側の端面45および他方側の端面46は、それぞれ第2入力ポート32および第2動作調整ポート37から入力されるセカンダリソレノイド圧PSLSを受ける。また、大径ランド部25の一方側の端面47および他方側の端面48は、それぞれ第2動作調整ポート37および第3入力ポート36から入力されるセカンダリソレノイド圧PSLSを受ける。
そのため、セカンダリソレノイド圧PSLSがプライマリソレノイド圧PSLPよりも大きいときには、少なくとも小径ランド部23の一方側の端面43が受けるプライマリソレノイド圧と他方側の端面44が受けるセカンダリソレノイド圧PSLSとの差圧により、スプール21に一方側に向かう力が作用する。
具体的には、スプール21がスリーブ11内の他方側の最端位置(閉鎖部材12に当接する位置)に位置する状態において、小径ランド部23の他方側の端面44が受けるセカンダリソレノイド圧PSLSが一方側の端面43が受けるプライマリソレノイド圧PSLPよりも大きい場合、その差圧により、スプール21に一方側に向かう力が作用する。小径ランド部22,23,24は、同じ外径を有しているので、小径ランド部22の端面41,42、小径ランド部23の端面43,44および小径ランド部24の端面45,46は、同一の面積(以下、この面積を「第1面積」とする。)を有している。したがって、このときスプール21に作用する力は、セカンダリソレノイド圧PSLSからプライマリソレノイド圧PSLPを減じた値に第1面積を乗じた値となる。この力により、スプール21は、一方側に向けて移動する。
スプール21の移動が進み、大径ランド部25が第2動作調整ポート37を閉鎖し、ドレンポート35および第2動作調整ポート37の両方が小径ランド部24と大径ランド部25とに挟まれる空間と連通しない状態になると、そのときのセカンダリソレノイド圧PSLSが小径ランド部24と大径ランド部25とに挟まれる空間に閉じ込められる(以下、その空間内に閉じ込められた油圧を「空間内圧」という。)。そのため、スプール21には、小径ランド部23の一方側の端面43が受けるプライマリソレノイド圧PSLPと他方側の端面44が受けるセカンダリソレノイド圧PSLSとの差圧による力に加えて、小径ランド部24の一方側の端面45が受けるセカンダリソレノイド圧PSLSと他方側の端面46が受ける空間内圧との差圧による力、および、大径ランド部25の一方側の端面47が受ける空間内圧と他方側の端面48が受けるセカンダリソレノイド圧PSLSとの差圧による力が作用する。
スプール21の一方側への移動がさらに進み、小径ランド部24によるドレンポート35の閉鎖が解除されて、ドレンポート35が小径ランド部24と大径ランド部25とに挟まれる空間と連通すると、その空間内圧がドレンポート35から抜ける。そのため、スプール21に作用する力は、小径ランド部23の一方側の端面43が受けるプライマリソレノイド圧PSLPと他方側の端面44が受けるセカンダリソレノイド圧PSLSとの差圧による力と、小径ランド部24の一方側の端面45が受けるセカンダリソレノイド圧PSLSによる力と、大径ランド部25の他方側の端面48が受けるセカンダリソレノイド圧PSLSによる力との合力となる。大径ランド部25の端面47,48の面積を第2面積とすると、小径ランド部24の一方側の端面45が受けるセカンダリソレノイド圧PSLSによる力と大径ランド部25の他方側の端面48が受けるセカンダリソレノイド圧PSLSによる力との合力は、小径ランド部24の一方側の端面45と大径ランド部25の他方側の端面48との面積差、つまり第2面積から第1面積を減じた値にセカンダリソレノイド圧PSLSを乗じた値となる。したがって、このとき、スプール21には、セカンダリソレノイド圧PSLSとプライマリソレノイド圧PSLPとの差圧に第1面積を乗じた値の力と、第2面積から第1面積を減じた値にセカンダリソレノイド圧PSLSを乗じた値の力とが作用する。
したがって、セカンダリソレノイド圧PSLSがプライマリソレノイド圧PSLPよりも大きい状態では、スプール21には一方側に向かう力が常に作用し、スプール21がスリーブ11内の一方側の最端位置に位置する。そして、この状態では、第2入力ポート32と出力ポート34とが連通し、第2入力ポート32に入力されるセカンダリソレノイド圧PSLSが出力ポート34から出力圧PMAXとして出力される。
この状態から、プライマリソレノイド圧PSLPが上昇して、プライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを上回ると、セカンダリソレノイド圧PSLSとプライマリソレノイド圧PSLPとの差圧に第1面積を乗じた値の力は、一方側に向かう力から他方側に向かう力に転じる。一方、第2面積から第1面積を減じた値にセカンダリソレノイド圧PSLSを乗じた値の力は、一方側に向かう力のままである。そのため、プライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを上回っても、セカンダリソレノイド圧PSLSとプライマリソレノイド圧PSLPとの差圧に第1面積を乗じた値の力が第2面積から第1面積を減じた値にセカンダリソレノイド圧PSLSを乗じた値の力よりも大きくなるまでは、スプール21は、スリーブ11内の一方側の最端位置から動かない。そのため、出力ポート34からは、第2入力ポート32に入力されるセカンダリソレノイド圧PSLSが出力圧PMAXとして出力され続ける。
そして、プライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを所定圧α以上上回る圧に上昇し、セカンダリソレノイド圧PSLSとプライマリソレノイド圧PSLPとの差圧に第1面積を乗じた値の力が第2面積から第1面積を減じた値にセカンダリソレノイド圧PSLSを乗じた値の力よりも大きくなると、スプール21がスリーブ11内を他方側に向けて移動する。
スプール21の移動により、第1入力ポート31と出力ポート34とが連通すると、第1入力ポート31に入力されるプライマリソレノイド圧PSLPが出力ポート34から出力圧PMAXとして出力され始める。また、小径ランド部24によりドレンポート35が閉鎖され、大径ランド部25が第2動作調整ポート37の閉鎖を解除して、第2動作調整ポート37が小径ランド部24と大径ランド部25とに挟まれる空間と連通すると、スプール21に作用する力は、セカンダリソレノイド圧PSLSからプライマリソレノイド圧PSLPを減じた値に第1面積を乗じた値となる。そのため、第2動作調整ポート37が小径ランド部24と大径ランド部25とに挟まれる空間と連通した状態では、プライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを上回っていれば、スプール21に他方側に向かう力が作用する。したがって、プライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを上回っていれば、スプール21がスリーブ11内の他方側の最端位置に到達し、その後は、セカンダリソレノイド圧PSLSがプライマリソレノイド圧PSLPを上回るまで、スプール21は、スリーブ11内の他方側の最端位置から動かない。そのため、出力ポート34からは、第1入力ポート31に入力されるプライマリソレノイド圧PSLPが出力圧PMAXとして出力され続ける。
<作用効果>
以上のように、マックスセレクトバルブ1では、セカンダリソレノイド圧PSLSがプライマリソレノイド圧PSLPを上回る状態において、第2入力ポート32が出力ポート34と連通するので、第2入力ポート32に入力されるセカンダリソレノイド圧PSLSが出力ポート34から出力される。プライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを所定圧α以上に上回るまで上昇していない状態では、第2入力ポート32と出力ポート34との連通が維持され、第2入力ポート32に入力されるセカンダリソレノイド圧PSLSが出力ポート34から出力される。そして、プライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを所定圧α以上に上回る状態になると、第1入力ポート31が出力ポート34と連通し、第1入力ポート31に入力される第1油圧が出力ポート34から出力される。
そのため、セカンダリソレノイド圧PSLSがプライマリソレノイド圧PSLPを上回る状態からプライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを上回る状態に切り替わるポイントでプライマリソレノイド圧PSLPに油振が発生しても、そのポイントでは、第2入力ポート32が出力ポート34と連通しているので、油振しているプライマリソレノイド圧PSLPが出力ポート34から出力されない。
ベルト式の無段変速機では、セカンダリシーブ圧Pによりベルト滑りを発生しないベルト挟圧が保証される。そのため、セカンダリシーブ圧Pが油圧センサにより検出されて、その検出されるセカンダリシーブ圧Pが目標に追従するように、セカンダリソレノイドバルブに供給される電流が制御される。このフィードバック制御が行われることにより、セカンダリソレノイドバルブから出力されるセカンダリソレノイド圧PSLSは油振しにくい。一方、安価な構成のものでは、プライマリシーブ圧Pinについては、それを検出する油圧センサが設けられず、フィードバック制御が行われない。そのため、プライマリソレノイドバルブから出力されるプライマリソレノイド圧PSLPは油振するおそれがある。
第1入力ポート31には、プライマリソレノイド圧PSLPが入力され、第2入力ポート32および第3入力ポート36には、セカンダリソレノイド圧がセカンダリソレノイド圧PSLSとして入力される。これにより、セカンダリソレノイド圧PSLSがプライマリソレノイド圧PSLPを上回る状態からプライマリソレノイド圧PSLPがセカンダリソレノイド圧PSLSを上回る状態に切り替わるポイントでプライマリソレノイド圧PSLPに油振が発生しても、出力ポート34からは、その油振しているプライマリソレノイド圧PSLPは出力されず、油振していないセカンダリソレノイド圧PSLSが出力される。その結果、ライン圧PLを調圧するレギュレータバルブの信号圧が振動せず、ライン圧PLが振動しないので、ベルト挟圧を良好に保証することができ、ベルト挟圧の不足によるベルト滑りの発生を抑制することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、マックスセレクトバルブ1は、ベルト式の無段変速機の油圧回路に限らず、ベルト式以外の方式の無段変速機の油圧回路に用いられてもよいし、有段式の自動変速機(AT:Automatic Transmission)の油圧回路に用いられてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:マックスセレクトバルブ
11:スリーブ
21:スプール
31:第1入力ポート
32:第2入力ポート
34:出力ポート
36:第3入力ポート
43:端面(第1受圧面)
44:端面(第2受圧面)
45:端面(第3受圧面)
48:端面(第4受圧面)
SLP:プライマリソレノイド圧(第1入力圧)
SLS:セカンダリソレノイド圧(第2入力圧)

Claims (2)

  1. 筒状の周面を有するスリーブと、
    前記スリーブ内に前記スリーブの中心線方向に移動可能に設けられるスプールと、を備え、
    前記スリーブの前記周面には、第1入力ポート、第2入力ポート、第3入力ポートおよび出力ポートが形成され、
    前記第1入力ポートには、第1入力圧が入力され、
    前記第2入力ポートおよび前記第3入力ポートには、第2入力圧が入力され、
    前記スプールは、前記第1入力圧と前記第2入力圧との大小関係に応じて移動し、前記第2入力圧が前記第1入力圧を上回る状態では、前記第2入力ポートが前記出力ポートと連通し、前記第1入力圧が前記第2入力圧を所定以上上回る状態では、前記第1入力ポートが前記出力ポートと連通し、前記第1入力圧が前記第2入力圧を上回るが、前記第1入力圧が前記第2入力圧を所定以上は上回らない状態では、前記第2入力ポートが前記出力ポートと連通する、マックスセレクトバルブ。
  2. 前記スプールは、前記第1入力ポートに入力される前記第1入力圧を前記中心線方向の一方側から受ける第1受圧面と、前記第2入力ポートに入力される前記第2入力圧を前記中心線方向の他方側から受ける第2受圧面と、前記第2入力ポートに入力される前記第2入力圧を前記中心線方向の前記一方側から受ける第3受圧面と、前記第3入力ポートに入力される前記第2入力圧を前記他方側から受ける第4受圧面とを有し、
    前記第1受圧面、前記第2受圧面および前記第3受圧面は、同一の第1面積を有し、
    前記第4受圧面は、前記第1面積よりも大きい第2面積を有していて、
    前記第1入力圧が前記第2入力圧を上回り、前記第1入力圧から前記第2入力圧を減じた値に前記第1面積を乗じた値が前記第2入力圧に前記第2面積から前記第1面積を減じた値を乗じた値よりも大きくなると、前記スプールが移動して、前記第1入力ポートが前記出力ポートと連通する、請求項1に記載のマックスセレクトバルブ。
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