JP2021122761A - ストレーナ、給水装置の清掃運転方法、ストレーナケーシング、および給水装置 - Google Patents

ストレーナ、給水装置の清掃運転方法、ストレーナケーシング、および給水装置 Download PDF

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【課題】清掃作業の簡略化を実現することができるストレーナが提供される。【解決手段】ストレーナ10は、メッシュ部401と、入口穴402と、入口穴402の少なくとも一部に隣接して配置され、ポンプ2の停止によって、内部空間410から逆流する異物を捕捉する返り部405と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、ストレーナ、該ストレーナを用いた給水装置の清掃運転方法、ストレーナケーシング、および給水装置に関する。
オフィスビルやマンションなどの建物に水を供給するためのポンプ装置として給水装置が広く使用されている。給水装置は、水道本管に直接、または受水槽を介して接続され、水道本管から供給される水を建物内の給水器具(例えば、蛇口)に供給する。当該給水装置は、搬送液に含まれる異物にて逆流防止器等の逆止弁やポンプ等の機器が故障するのを防止するため、これら各機器の上流側にストレーナを備える。ここで、ストレーナに異物が溜まると搬送液の通過量が少なくなり給水に支障をきたす。
特開2018−79403号公報 実開平6−21711号公報 特開2008−142618号公報 特開2001−310101号公報
ストレーナは溜まった異物を取り除くために清掃される。例えば、給水装置の設置時において、配管の施工により管路に侵入した異物を、吸込管の管路に配置されたストレーナによって捕捉するために、ポンプが運転(清掃運転)される。そして、捕捉された異物を除去するために、ポンプを停止して、吸込管に収容されたストレーナを取り外してストレーナを清掃した後、取り外したストレーナを再び吸込管に収容する。このようなポンプの清掃運転とストレーナの清掃は、ストレーナに異物が捕捉されなくなるまで複数回繰り返される。
しかしながら、設置時やメンテナンス時に、このようなストレーナの着脱を伴う清掃作業を複数回繰り返すことは手間であり、更に、ストレーナの清掃作業は、ポンプ停止による断水を伴うため、清掃作業の簡略化や短時間化を図ることが望まれる。
そこで、本発明は、清掃作業の簡略化を実現することができるストレーナを提供することを目的とする。
本発明は、清掃作業の簡略化を実現することができるストレーナを備える給水装置の清掃運転方法を提供することを目的とする。
本発明は、蓋部材を容易に取り外して、清掃作業の簡略化を実現することができるストレーナケーシングを提供することを目的とする。
本発明は、清掃作業の簡略化を実現することができる給水装置を提供することを目的とする。
一態様では、ポンプの吸込管に流れる異物を除去するためのストレーナが提供される。前記ストレーナは、前記吸込管に収容可能なメッシュ部と、前記メッシュ部に形成される内部空間に連通する入口穴と、前記入口穴の少なくとも一部に隣接して配置され、ポンプの停止によって、前記内部空間から逆流する異物を捕捉する返り部と、を備えている。
一態様では、前記返り部は、前記入口穴から前記異物が逆流する方向に対して垂直に延びる。
一態様では、前記返り部は、前記入口穴を取り囲む筒体である。
一態様では、前記返り部は、前記返り部の口部と前記メッシュ部の上端面との間の距離が前記返り部の接続部と前記口部との間の距離よりも小さくなるように、前記メッシュ部の内部空間を延びている。
一態様では、前記返り部の口部の直径は、前記入口穴の直径以下である。
一態様では、前記ストレーナは、前記返り部の口部を開閉するフラッパーを備えている。
一態様では、前記返り部は、前記入口穴を覆うように、傾斜して配置された板体である。
一態様では、前記ストレーナは、前記吸込管のエルボ部に収容され、前記入口穴は、前記エルボ部の上流側に位置する鉛直部の内部空間と前記メッシュ部の内部空間とを連通する。
一態様では、前記ストレーナは、鉛直方向に延びる前記吸込管に収容されており、前記ストレーナは、前記入口穴の上端から内側に張り出す第1の返り部および前記吸込管の流入口に配置された第2の返り部のうちの少なくとも1つを備えている。
一態様では、ポンプと、前記ポンプの吸込口に接続された吸込管と、前記吸込管に取り付けられた逆流防止器と、前記吸込管に収容されたストレーナとを備えた給水装置の清掃運転方法が提供される。清掃用のストレーナを取り付けた状態で、前記給水装置の清掃運転を開始して、前記吸込管を流れる異物を前記清掃用のストレーナで捕捉し、前記ポンプの運転を停止した後、前記清掃用のストレーナを取り外し、連続運転用のストレーナを取り付けた状態で、前記給水装置の通常運転を開始する。
一態様では、前記清掃用のストレーナは、上記ストレーナである。
一態様では、吸込管を流れる異物を捕捉するストレーナを収容するストレーナケーシングが提供される。前記ストレーナケーシングは、前記吸込管のエルボ部の一部を構成するケーシング本体と、前記ケーシング本体に形成されたストレーナ挿入口を閉じる蓋部材と、前記ケーシング本体から外側に張り出した複数の蓋受け部と、を備えており、前記複数の蓋受け部のそれぞれは、前記蓋部材に挿入可能な締結具が挿入可能な挿入穴を有している。
一態様では、前記複数の蓋受け部は、前記エルボ部の周囲に等間隔に配置されている。
一態様では、前記複数の蓋受け部のそれぞれは、前記蓋部材に密着可能な蓋部材側の第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を有しており、前記ストレーナケーシングは、前記第2面に固定されたナットを備えている。
一態様では、前記複数の蓋受け部のそれぞれは、その挿入穴に形成されたねじ溝を有している。
一態様では、前記蓋部材は、前記エルボ部に隣接するフランジ部材に接触しない多角形状を有している。
一態様では、前記蓋部材は、前記エルボ部に隣接するフランジ部材に接触しない楕円形状を有している。
一態様では、ポンプと、前記ポンプの吸込口に接続された吸込管と、前記吸込管に取り付けられた逆流防止器と、前記吸込管に収容されたストレーナと、を備え、前記吸込管は、前記ポンプの吸込口の方向へ湾曲するエルボ部と、前記エルボ部の上流側に配置された鉛直部と、前記エルボ部の下流側に配置された水平部と、を備えており、前記ストレーナは、前記水平部に収容可能なメッシュ部と、前記メッシュ部に形成され、前記メッシュ部の内部空間と前記水平部の内部空間とを連通する入口穴と、を備えている、給水装置が提供される。
一態様では、前記ストレーナは、前記逆流防止器の上流側に配置されており、かつ前記エルボ部の下流側に配置されている。
一態様では、前記メッシュ部は、箱形形状を有しており、前記入口穴は、前記メッシュ部の側面に形成されている。
上述の手段を採用することによって、ポンプの運転停止やストレーナの着脱を伴う清掃作業の簡略化、短時間化を実現することができる。
給水装置の一実施形態を示す模式図である。 複数のポンプを備えた給水装置の内部構造の一実施形態を示す正面図である。 ストレーナの一実施形態を示す図である。 ストレーナの清掃方法を示す図である。 給水装置の清掃運転方法の一実施形態を示す図である。 給水装置の清掃運転方法の一実施形態を示す図である。 ストレーナの他の実施形態を示す図である。 ストレーナのさらに他の実施形態を示す図である。 ストレーナのさらに他の実施形態を示す図である。 ストレーナのさらに他の実施形態を示す図である。 図10に示す実施形態に係るストレーナを上方から見た図である。 ストレーナのさらに他の実施形態を示す図である。 図12に示す実施形態に係るストレーナを上方から見た図である。 ストレーナケーシングの一実施形態を示す図である。 蓋部材がケーシング本体に締結される様子を示す図である。 蓋受け部の他の実施形態を示す図である。 ストレーナケーシングの他の実施形態を示す図である。 水平部に設けられたストレーナケーシングを示す図である。 ストレーナケーシングの他の実施形態を示す図である。 鉛直方向に延びる吸込管に設けられたストレーナを示す図である。 第2の返り部の他の実施形態を示す図である。 水平方向に延びる吸込管に設けられたストレーナを示す図である。 図22のA−A線断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、給水装置の一実施形態を示す模式図である。この給水装置は、オフィスビルや集合住宅などの建物への給水に使用される給水装置である。図1に示すように、給水装置の吸込口は、導入管5を介して水道本管または受水槽といった、水供給源4に接続されている。給水装置の吐出し口には配水管7が接続されており、この配水管7は、建物の内部に配置された給水器具(例えば蛇口)に連通している。給水装置は、水供給源4からの水を増圧して建物の各給水器具に供給するためのポンプ装置である。
給水装置は、導入管5を介して水供給源4から供給される搬送液に含まれる異物を濾す網状のストレーナ10と、搬送液が導入管5に戻るのを防止する逆流防止器15と、搬送液を加圧するポンプ2と、このポンプ2を駆動する駆動源としてのモータ3と、モータ3の可変速手段の一例であるインバータ21と、給水装置の給水動作(すなわちポンプ2の運転)を制御する制御部20と、ポンプ2の下流側に配置された逆止弁22と、逆止弁22の下流側に配置された流量検出器(フロースイッチ)24、吐出し側圧力センサ26、および圧力タンク28と、を備えている。これら構成要素(すなわち、ストレーナ10,逆流防止器15,ポンプ2,モータ3,インバータ21,制御部20,逆止弁22,流量検出器24,圧力タンク28など)は、キャビネット30内に収容されている。
ストレーナ10は、搬送液に含まれる異物にて逆流防止器15等の逆止弁やポンプ2が故障するのを防止する。逆止弁22は、ポンプ2の吐出し口に接続された吐出し管8に設けられており、ポンプ2が停止したときの水の逆流を防止するための弁である。流量検出器24は吐出し管8を流れる水の流量が所定の小水量以下であることを検出する装置である。吐出し側圧力センサ26は、ポンプ2の吐出し側圧力を測定するための水圧測定器である。圧力タンク28は、ポンプ2が停止している間の吐出し側圧力を保持するための圧力保持器である。配水管7は吐出し管8に接続されている。
ポンプ2の吸込口には吸込管9の一端が接続されており、吸込管9の他端は導入管5に接続されている。吸込管9には、その流路にストレーナ10が備えられ、更に、当該ストレーナ10の2次側には逆流防止器15および吸込側圧力センサ(図2で後述する吸込側圧力センサ17)が取り付けられる。
水供給源4の水は、導入管5および吸込管9を通じてポンプ2に供給される。モータ3がポンプ2を駆動すると、ポンプ2は水を増圧して建物に水を供給する。ポンプ2によって増圧された水の一部は圧力タンク28内に蓄えられる。ポンプ2の運転が停止しているとき、配水管7内の水圧は圧力タンク28によって保持される。
給水装置は、ポンプ2を迂回するバイパス管11を備えていてもよい。バイパス管11の上流側端部は吸込管9に接続され、バイパス管11の下流側端部は吐出し管8に接続されている。バイパス管11には逆止弁16が取り付けられており、バイパス管11内での水の逆流を防止している。このバイパス管11は、流入圧のみで給水を可能とするために設けられている。
制御部20は、インバータ21およびモータ3の動作を制御することによって、ポンプ2の動作を制御する。より具体的には、制御部20は、各種状態表示や操作入力が可能な運転パネル20aを有し、作業者は当該運転パネルへの入力によって運転モードを選択できる。制御部20は、運転モードとして自動運転モードと手動運転モード を有し、自動運転モードでは、吐出し側圧力センサ26の出力信号に基づいて、ポンプ2の回転速度を制御する。一般的には、吐出し側圧力センサ26により測定された圧力信号が設定された目標圧力と一致するようにポンプ2の回転速度を制御してポンプ2の吐出し圧力が一定になるように制御する吐出し圧力一定制御や、ポンプ2の吐出し圧力の目標値を適切に変化させることにより、建物内で最も下流側(末端)に配置された給水器具における水圧が一定となるように推定しながら制御する推定末端圧力一定制御などが行われる。
また、自動運転モードで制御部20は、ポンプ2の起動および停止を制御する。一般的には、制御部20は、吐出し側圧力センサ26により測定された圧力信号が設定された始動圧より低くなるとポンプ2を起動し、流量検出器24が吐出し管8を流れる水の流量が所定の小水量以下であることを検出すると、圧力タンク28に蓄圧をしてポンプ2を停止する。更に、手動運転モードで操作者は、ポンプ2の起動および停止並びに回転速度を指令することができる。手動運転モードで制御部20は、指令された回転速度となるようにポンプ2を制御する。ここで、給水装置において、ポンプ2が固定速運転を行う場合は、可変速手段であるインバータ21はなくてもよい。また、制御部20は各種異常検知や外部出力等も行う。
図2は、複数のポンプを備えた給水装置の内部構造の一実施形態を示す正面図である。なお、図1と同様の構成には同じ符号を付与し、説明を省略する。キャビネット30の内部には、2台のポンプ2a,2bが横並びに配置されている。ポンプ2a,2bは立軸形ポンプであり、例えばブースタポンプから構成される。これらポンプ2a,2bはそれぞれモータ3a,3bに連結されている。ポンプ2a,2bの吸込側には、水平方向に延びる吸込ヘッダ18が配置されており、ポンプ2a,2bの吸込口は吸込ヘッダ18に連結されている。この吸込ヘッダ18とボール弁12を備えた入口管との間に、減圧式逆流防止器15が配置されている。
吸込管9がポンプ2a,2bの吸込口の方向へ湾曲するエルボ部9aには、その管路にストレーナ10が着脱可能に配置されている。また、エルボ部9aには、管路内のストレーナ10を着脱可能とすべく蓋部材10aと、吸込側の圧力を検出する吸込側圧力センサ17が取付けられている。ボール弁12は導入管5(図1の符号5参照)が連結され、ボール弁12を開いた状態で各ポンプ2a,2bを運転すると、導入管(図1の符号5参照)の水がストレーナ10、減圧式逆流防止器15、および吸込ヘッダ18を経由して、各ポンプ2a,2bに吸い込まれる。本実施形態では、入口管および吸込ヘッダ18は、図1に示す吸込管9を構成する。
図2に示すように、エルボ部9aには、エルボ部9aの上流側に位置する垂直部9bと、エルボ部9aの下流側に位置する水平部9cと、が接続されている。垂直部9bには、ボール弁12を介して、ポンプ2の振動および圧力脈動の伝播を抑制するためのパイプサイレンサ13が設けられたストレート管19が接続される。ストレート管19は、導入管5の一部を構成している。
ポンプ2a,2bの吐出し側には、吐出しエルボ管27がそれぞれ連結されており、各吐出しエルボ管27に、吐出された水の逆流を防止する逆止弁22並びに小水量を検出して信号を制御部20に送る流量検出器(フロースイッチ)24が配置されている。さらに、各吐出しエルボ管27は、ポンプ2a,2bから吐出された水を集合(合流)させる吐出し集合管34に連結されており、この吐出し集合管34には、吐出し側の圧力を検出する吐出し側圧力センサ26を有するバイパスヘッダ38の上端が接続され、このバイパスヘッダ38の長手方向に沿った所定の位置に、圧力タンク28から延びる圧力タンク配管28aが接続されている。さらに、このバイパスヘッダ38の下端は、ボール弁33を有する出口管29に連結される。本実施形態では、吐出しエルボ管27,吐出し集合管34,バイパスヘッダ38,および出口管29は、図1に示す吐出し管8を構成する。
この構成により、ポンプ2a(および/またはポンプ2b)の運転に伴って該ポンプ2a(および/またはポンプ2b)から吐出された水は、吐出しエルボ管27、逆止弁22、吐出し集合管34、バイパスヘッダ38、および出口管29を経由して外部(図1の配水管7)に吐出される。吸込ヘッダ18内の水の圧力が充分に高い場合には、吸込ヘッダ18内の水が直接出口管29に導かれて外部に吐出される。圧力タンク28は、ポンプ2a,2bから吐出された加圧水を蓄圧することでポンプ2a,2bの頻繁な起動停止を防止し、且つ給水圧を円滑に一定に保つ作用をする。
キャビネット30内におけるポンプ2a,2bの上方位置には、インバータ21を収納するインバータケース23が、ヒンジ25を介して前方に開閉自在に配置されている。インバータケース23は、例えばアルミニウム製で放熱フィン23Aを有するヒートシンク23Bを有しており、このヒートシンク23Bの上面にインバータ21が載置されている。インバータ21は、ポンプ2a,2bにそれぞれ連結されたモータ3a,3bに交流電力を周波数および電圧を変えて供給することで各モータ3a,3bを可変速駆動するための装置であり、内部に冷却が必要な半導体デバイスを有している。
各モータ3a,3bは、その上部において、モータ3a,3bの駆動に伴って回転する主軸100を外部に延出させている。そして、この各主軸100には、主軸100と一体に回転し、この回転に伴って上方へ向かう空気の流れを作る冷却ファン101が取付けられる。さらに、これら冷却ファン101は、モータ3a,3bに沿って上下に延びる円筒状のファンカバー102でそれぞれ覆われている。
モータ3a,3bによりポンプ2a,2bを運転すると、主軸100と一体に冷却ファン101が回転し、この冷却ファン101の回転に伴って、インバータケース23の放熱フィン23Aに向かう気流が形成される。ファンカバー102は、この気流をヒートシンク23Bの放熱フィン23Aに案内する。すると、ポンプ2a,2bで冷却された空気がモータ3a,3bの外周部を通って放熱フィン23Aに衝突し、この空気でモータ3a,3bが冷却され、更に放熱フィン23Aが冷却されてインバータ21が冷却される。そして、この気流は、放熱フィン23Aに衝突してその向きを変え、キャビネット30内に大きく循環する気流となる。このキャビネット30内の大きな気流の循環により、制御部20などが吸込管9、減圧式逆流防止器15、吸込ヘッダ18などの周辺から運ばれた冷却された空気と接触して冷却される。即ち、この冷却ファン101によって、キャビネット30内を全体的に循環する気流が形成されることにより、キャビネット30内の空気が常に攪拌され、その内部温度が均一化される。
キャビネット30には、制御部20が備えられており、制御部20は運転モードとして自動運転モードを有し、この制御部20は自動運転モードで、上記圧力センサ17,26などの信号を受けて、建物の各給水器具における給水圧が所定の圧力となるようにポンプ2a,2bを可変速運転する制御などを行う。より具体的には、制御部20は、上記圧力センサ17,26の出力信号に基づいて、建物内における給水圧を所定の圧力に維持するための指令信号をインバータ21に送る。インバータ21は、制御部20から送られた指令信号に基づいて、モータ3a,3bの回転速度を変更する。このような構成で、給水装置は、水供給源4からの水を所定圧まで加圧して、この加圧された水を建物内に供給する。また、制御部20は運転モードとして手動運転モードを有し、手動運転モードでは、操作者が指令した運転停止並びに回転速度にてポンプ2a,2bの運転制御を行う。更に、制御部20は運転モードとして停止モードを有し、操作者がポンプ毎に停止モードを選択すると、ポンプ2a,2bは停止する。なお、制御部20が有する運転モードは、ポンプ毎に各モードを選択可能であることが好ましい。
給水装置は、吸込管9の清掃作業の簡略化を実現することができるストレーナ10を備えている。以下、ストレーナ10の構造について、図面を参照して説明する。
図3は、ストレーナ10の一実施形態を示す図である。図3に示すように、ストレーナ10は、エルボ状の吸込管9を流れる異物を除去するように構成されている。吸込管9は、エルボ部9aと、エルボ部9aの上流側に位置する垂直部9bと、エルボ部9aの下流側に位置する水平部9cと、を備えている。
ストレーナ10は、エルボ部9aに設けられたストレーナケーシング400のケーシング本体420に沿って、搬送液の流れと垂直方向に延びる円筒形状を有し、当該ケーシング本体420内に収容されている。ストレーナ10は、吸込管9のエルボ部9a(より具体的には、ケーシング本体420)に収容可能なメッシュ部401と、メッシュ部401に形成され、エルボ部9aの上流側に位置する鉛直部9bの内部空間とメッシュ部401の内部空間410とを連通する入口穴402と、入口穴402に隣接して配置され、ポンプ2の停止によって、逆流する異物を捕捉する返り部405と、を備えている。つまり、返り部405は、ポンプ2の停止によって入口穴402から異物が逆流する方向に対して垂直に延びる。
図3に示すように、入口穴402は上流側である下方を向いた開口であって、鉛直部9bの端部に沿った形状である。鉛直部9bを通過してエルボ部9aに流れ込む液体は、入口穴402を通じて、メッシュ部401の内部空間410に流入する。その後、液体は、メッシュ部401およびエルボ部9aを通過して、水平部9cに流れ込む。メッシュ部401は網目構造を有している。したがって、液体に異物が混入している場合、異物は、メッシュ部401(より具体的には、主にメッシュ部401の側面401a)にて捕捉される。側面401aは、メッシュ部401の、水平部9c側の、水平部9cの管路を投影した面である。
図3に示す実施形態では、返り部405は、入口穴402を取り囲む筒体である。返り部405もメッシュ部401と同様に、網目構造を有している。筒体としての返り部405は、入口穴402からメッシュ部401の内部空間410に向かって延びている。図3に示す実施形態では、返り部405は、円筒形状を有しているが、返り部405の形状は、円筒形状には限定されない。一実施形態では、返り部405は、多角筒形状を有してもよい。また、図3に示す実施形態では、返り部405は、入口穴402と一体的に構成されているが、これに限定されない。一実施形態では、返り部405は、入口穴402と別部品にて構成されてもよい。
返り部405の口部405aとメッシュ部401の上面401bの最も高い位置との間の距離D1は、返り部405の口部405aとメッシュ部401の最下面401cとの間の距離D2よりも大きい。返り部405の口部405aは、返り部405の上端部分である。返り部405の接続部405bは、メッシュ部401との接続部分であり、返り部405の下端部分である。
上述したように、例えば配管屑が搬送液に多く含まれる設置時等では、吸込管9内に存在する異物を除去するために、作業者は、給水装置の清掃運転を行う場合がある。図4は、このような清掃作業におけるストレーナ10の清掃方法を示す図である。図4のフローチャートは、例えば、作業者が設置時に手動運転モードにて任意の回転速度でポンプ2を運転した後に実施される。
図4のステップS101に示すように、作業者は、まず、ポンプ2が運転中ならば、当該の運転中のポンプを停止する。具体的には、全てのポンプ2の運転モードを停止モードにする。次に、吸込管9に取り付けられた吸込みバルブ(図2に示す実施形態では、ボール弁)12を閉じる(ステップS102参照)。その後、ストレーナケーシング400の蓋部材10a(図2参照)を開き(ステップS103参照)、ストレーナ10の取り出し、清掃を行う(ステップS104参照)。
ストレーナ10の清掃が終了した後、ストレーナ10をストレーナケーシング400に取り付け(ステップS105参照)、蓋部材10aを閉じる(ステップS106参照)。その後、吸込みバルブ12を開き(ステップS107参照)、再度ポンプ2を手動運転モードにて運転する(ステップS108参照)。
ステップS108にてポンプ2の運転を行った結果、異物がストレーナ10に残っている場合には(ステップS109の「NO」参照)、作業者は、再び、ステップS101からステップS108までの作業を実行する。また、ステップS108にてポンプ2の運転を行った結果、異物がストレーナ10に残っていない、又は少量の場合には(ステップS109の「YES」参照)、作業者は、清掃運転を終了する。
ここで、ステップS109では、作業者がストレーナ10の詰まりの有無を判断するのに代えて又は加えて制御部20が吸込側の圧力が低下するなどの所定の現象を判断することで、ストレーナ10の詰まりの有無を判断してもよい。ストレーナ10の詰まりがあると判断した制御部20は、ストレーナ10の清掃を作業者に報知し、作業者によるストレーナ10の清掃終了を確認したらステップS108にて所定の回転速度にてポンプ2の運転を行う。制御部20による作業者によるストレーナ10の清掃終了の判断は、例えば、作業者による運転パネル20aへの作業終了の入力等である。
特に、給水装置の設置工事時では、吸込側の配管に配管屑などの異物が多く混入しているため、この配管内の異物が除去されるまで、給水装置では、清掃運転としてポンプ2の運転停止とストレーナ10の清掃が繰り返される。そして、ストレーナ10に捕捉される異物が、給水に問題ない量にまで少なくなったら、給水装置の清掃運転が終了し、給水装置は自動運転モードにて運転できる状態となる。
ここで、ポンプ2の運転中に流れ方向の力が作用してストレーナ10に捕捉された異物は、ステップS101のポンプ2の停止によって流れ方向の力が作用しなくなり自重で落下してしまう。更に、落下した異物が内部空間410に留まらず吸込管9の方に戻ってしまうと、当該異物を完全に除去するまでポンプ2運転とストレーナの清掃を複数回繰り返すことになる。そこで、図3に示す実施形態では、ストレーナ10に返り部405を設け、当該返り部405にて、ポンプ2の停止によって自重で落下した異物を内部空間410内に留めることができる。これにより、異物が内部空間410から吸込管9の方に戻ってしまうのを防ぐことができる。つまり、ストレーナ10は、逆流する異物を捕捉するための返り部405を備えている。したがって、捕捉した異物が、上流側に逆流することなく、返り部405に捕捉される。結果として、作業者は、ポンプ2の運転停止ならびにストレーナ10の着脱と清掃が伴う清掃運転を行う回数が減り、清掃作業の簡略化ならびに短時間化を実現することができる。
一実施形態では、作業者は、ストレーナ10を清掃用のストレーナとして使用して、給水装置の清掃運転を実行してもよい。この場合、作業者は、清掃用のストレーナ10と連続運転用のストレーナ(図示しない)とを使い分ける。連続運転用のストレーナは、返り部405を備えておらず、すなわち、メッシュ部401および入口穴402を備えるストレーナである。清掃用のストレーナ10は、メッシュ部401および入口穴402のみならず、返り部405をも備えている。清掃用のストレーナ10は、連続運転用のストレーナに比べて、厚みを有していたり、丈夫な材料から構成されていてもよい。このような構成により、清掃用のストレーナ10は、連続運転用のストレーナに比べて異物によって破損しにくいことが好ましい。
図5および図6は、給水装置の清掃運転方法の一実施形態を示す図である。給水装置は連続運転用のストレーナが吸込管9の管路に配置された状態で出荷される。そこで、まず、図5のステップS201に示すように、作業者は、連続運転用のストレーナが吸込管9の管路に配置された状態で、図4のステップS101〜ステップS104と同様のステップを実行する(ステップS201〜ステップS204参照)。なお、ステップS204の清掃は必要に応じて実施されればよい。また、一実施例として図4のステップS101〜ステップS104はポンプ2を運転した後に実行されたが、ステップS201〜ステップS204はポンプ2が運転される前に実施されるのが好ましい。
その後、ステップS205に示すように、作業者は、連続運転用のストレーナの代わりに、清掃用のストレーナ10をストレーナケーシング400に取り付け、ストレーナケーシング400の蓋部材10aを閉じる(ステップS206参照)。
その後、作業者は、吸込みバルブ12を開き(ステップS207参照)、ポンプ2の清掃運転を行う(ステップS208参照)。ここで、ステップS208では、図4に示すフローが実施される。次に、給水装置の清掃運転が終了したか否かで、清掃運転が終了していない場合(ステップS209の「NO」参照)、作業者は、再度ステップS208にてポンプ2の清掃運転を実行する。清掃運転が終了している場合(ステップS209の「YES」参照)、図6のステップS210に示すように、作業者は、ポンプ2の運転を停止する。
その後、作業者は、吸込みバルブ12を閉じ(図6のステップS211参照)、蓋部材10aを開き(ステップS212参照)、清掃用のストレーナ10を取り出す(ステップS213参照)。本実施形態では、ストレーナ10は、異物の逆流を防止するための返り部405を備えているため、作業者は、連続運転用のストレーナを用いるのに比べて、吸込管9から異物を完全に除去するため清掃運転を繰り返す回数を減らすことができる。
作業者は、図6のステップS214に示すように、連続運転用のストレーナを取り付け、ストレーナケーシング400の蓋部材10aを閉じた状態で(ステップS215参照)、吸込みバルブ12を開き(ステップS216参照)、ポンプ2の運転を開始する(ステップS217参照)。
図5および図6に示すように、給水装置の連続運転時に連続運転用のストレーナを用いて、給水装置の清掃運転時に清掃用のストレーナ10を用いることにより、次のような効果を奏することができる。連続運転用のストレーナよりも形状が複雑である清掃用のストレーナ10を通過する液体の圧力損失は、連続運転用のストレーナを通過する液体の圧力損失よりも大きい。したがって、給水装置の清掃運転時にはストレーナ10を用いて異物を確実に除去し清掃運転を簡略化することができ、その一方で給水装置の連続運転時には連続運転用のストレーナを用いることにより、液体の圧力損失を抑える。生活用水を給水する給水装置は、昨今の生活様式の多様化に伴い、自動運転モードにて長時間ポンプ2が運転されることが想定されるため、圧損の少ない連続運転用のストレーナを用いることで長期間にわたる省エネルギーに貢献できる。また、清掃用のストレーナ10を用いた清掃方法は、特に、配管内に施工時の切削屑などの異物が混入しやすい、給水装置の設置時における試運転時にのみ行われることが好ましい。
ストレーナ10の構造は、図3に示す実施形態には限定されず、ストレーナ10は、様々な構造を有してもよい。以下、ストレーナ10の他の構造について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、図3と重複する説明は省略する。
図7は、ストレーナ10の他の実施形態を示す図である。図7に示す実施形態では、返り部405は、返り部405の口部405aとメッシュ部401の上面401bとの間の距離D1が口部405aと接続部405bとの間の距離D2よりも小さい。このような形状により、返り部405は、メッシュ部401の内部空間410に流入する異物が口部405aの真上に滞留することをより確実に防止することができる。
図8は、ストレーナ10のさらに他の実施形態を示す図である。図8に示す実施形態では、返り部405は、接続部405bから口部405aに向かうにつれて、返り部405の内径が徐々に小さくなる、テーパー形状を有している。言い換えれば、口部405aの直径は、入口穴402の直径よりも小さい。このように、返り部405は、円錐台形状を有している。なお、返り部405は、接続部405bから口部405aに向かうにつれて、その開口が小さくなればよく、円錐台形状に限定されない。一実施形態として、返り部405は、多角錐台形状でもよいし、口部405aと接続部405bは異なる形状でもよい。このような形状により、メッシュ部401の内部空間410に流入した異物が、内部空間410より逆流しにくい。
図9は、ストレーナ10のさらに他の実施形態を示す図である。図9に示す実施形態では、返り部405は、図3に示す実施形態に係る構造と同様の構造を有している。ストレーナ10は、返り部405の口部405aを開閉するフラッパー415を備えている。フラッパー415は、フラッパー415の一部が開閉自在に口部405aに接続された構造を有している。フラッパー415を口部405aに接続する部材の一例として、蝶番を挙げることができる。
ポンプ2の運転に伴って液体のエルボ部9aへの流入が開始されると、フラッパー415は開かれ、流入する液体とともに異物はメッシュ部401の内部空間410に流入する。ポンプ2の停止に伴って液体のエルボ部9aへの流入が停止されると、フラッパー415は閉じられ、異物の逆流が阻止される。フラッパー415は、異物の逆流をより確実に阻止することができる。
図10は、ストレーナ10のさらに他の実施形態を示す図である。図11は、図10に示す実施形態に係るストレーナ10を上方から見た図である。なお、図11では、フラッパー415の図示は省略されており、メッシュ部401の一部が描かれている。
図10に示す実施形態では、ストレーナ10は、フラッパー415の移動を搬送液が流入する方向の移動に規制する規制部材416をさらに備えている。規制部材416は、フラッパー415が貫通する規制棒416aと、規制棒416aを保持する保持部材416bと、を備えている。規制棒416aは、ポンプ2の搬送液が内部空間410に流入する方向に延びている。本実施形態では、規制棒416aは垂直部9bと平行に上下方向に延びており、その上端は、メッシュ部401の上面401bに固定されている。フラッパー415は、規制棒416aを貫通しているため、フラッパー415の移動方向は、規制棒416aの延びる方向に制限される。
図10に示す実施形態では、保持部材416bは、返り部405の円周方向に沿って等間隔に配置された複数のワイヤ416b−1,416b−2,416b−3,416b−4である。これらワイヤ416b−1,416b−2,416b−3,416b−4は、規制棒416aと返り部405の内面とを連結している。液体のエルボ部9aへの流入が開始されると、フラッパー415は規制棒416aに沿って上方に移動し、フラッパー415と返り部405の口部405aとの間には隙間が形成される。結果として、異物は、流入する液体とともにメッシュ部401の内部空間410に流入する。液体のエルボ部9aへの流入が停止されると、フラッパー415は規制棒416aに沿って下方に移動し、フラッパー415と返り部405の口部405aとの間の隙間が閉じられる。結果として、異物の逆流が阻止される。
図10および図11に示す実施形態では、フラッパー415は、蝶番などの部材で返り部405に連結されておらず、規制部材416によって返り部405に連結されている。このような構造によっても、フラッパー415は、ポンプ2の運転時には開状態となって内部空間410内で異物が捕捉でき、次に、ポンプ2が停止したら閉状態となって当該捕捉した異物の逆流をより確実に阻止し内部空間410内に留めることができる。なお、規制棒416aが正しい位置に保持できれば、保持部材416bは、なくてもよいし、また、その他の機構でもよい。
図12は、ストレーナ10のさらに他の実施形態を示す図である。図13は、図12に示す実施形態に係るストレーナ10を上方から見た図である。なお、図13では、メッシュ部401の一部が描かれている。
図12および図13に示す実施形態では、返り部405は、入口穴402を覆う方向に、傾斜して配置された板体である。返り部405は、メッシュ部401の下部の入口穴402からメッシュ部401の上部に向かって斜め上方に延びている。より具体的には、返り部405は、下流側のメッシュ部401の側面401a側の領域と上流側の入口穴402側の領域とを区画している。したがって、返り部405は、ポンプ2による水流がなくなった時にストレーナ10の側面401a側の領域に存在する異物が入口穴402側へ移動するのを制限する。図12および図13に示す実施形態では、ストレーナ10は、板体としての返り部405をメッシュ部401に接続しただけの単純な構造を有している。したがって、作業者は、ストレーナ10のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
上述した実施形態では、様々な構造を有するストレーナ10について説明したが、これら図3乃至図12に示す実施形態は、可能な限り、組み合わされてもよい。例えば、図7および図8に示すストレーナ10に、図9に示すフラッパー415を適用してもよい。給水装置の清掃運転時に使用される、清掃用のストレーナ10は、図3に示す実施形態に係るストレーナ10には限定されない。清掃用のストレーナ10は、図7乃至図12に示す実施形態に係るストレーナ10であってもよい。これにより、清掃運転を繰り返す回数を減らすことができるので、ストレーナ10の着脱を伴う清掃作業の簡略化、短時間化を実現することができる。
上述したように、ストレーナ10を清掃する場合、作業者は、ストレーナケーシング400の蓋部材10aを取り外す必要がある。本実施形態では、ストレーナケーシング400は、締結具422(例えば、ボルト)を用いて、蓋部材10aをケーシング本体420に締結させる構造を有している。その結果、ストレーナ10の着脱を伴う清掃作業の簡略化、短時間化を実現することができる。以下、ケーシング本体420の締結構造について、説明する。
図14は、ストレーナケーシング400の一実施形態を示す図である。図14に示すように、ストレーナケーシング400は、吸込管9のエルボ部9aの一部を構成するケーシング本体420と、ケーシング本体420に形成されたストレーナ挿入口420aを閉じる蓋部材10aと、ケーシング本体420から外側に張り出した複数の蓋受け部421A,421B,421Cと、を備えている。
図15は、蓋部材10aがケーシング本体420に締結される様子を示す図である。図14および図15に示すように、蓋部材10aは、締結具422が貫通可能な複数(本実施形態では、3つ)の貫通穴423が形成されたフランジ形状を有している。
各蓋受け部421A,421B,421Cは、蓋部材10aに挿入された締結具422が挿入可能な挿入穴421aを有している。貫通穴423と挿入穴421aとを一致させた状態で、締結具422(例えば、ボルト)を貫通穴423および挿入穴421aに挿入して、締結具422をナット432に締め付ける。図15に示すように、各蓋受け部421A,421B,421Cのそれぞれは、蓋部材10aに密着可能な蓋部材側の第1面430と、第1面430とは反対側の第2面431と、を有している。本実施形態では、第2面431にナット432が固定(例えば、溶接)されている。ナット432の内面には、ねじ溝432aが形成されている。したがって、締結具422をナット432に螺合させることにより、蓋部材10aは、ケーシング本体420に密着し、エルボ部9aを通過する液体の漏洩が防止される。図示しないが、蓋部材10aとケーシング本体420との間には、液体の漏洩を防止するシール部材が介在している。一実施形態では、第2面431にナット432が固定(例えば、溶接)されておらず、締結具422としてボルトとナット432が貫通穴423および挿入穴421aにて締結されてもよい。
図15に示すように、各蓋受け部421A,421B,421Cのそれぞれにナット432を固定することにより、作業者は、吸込管9の裏側に手を延ばして、締結作業を行う必要はない。したがって、狭い空間でもストレーナ10の取り付け作業および取り外し作業を容易に行うことができる。
図16は、蓋受け部421の他の実施形態を示す図である。図16に示すように、ストレーナケーシング400は、蓋受け部421の第2面431に固定されたナット432を必ずしも備えていなくてもよい。図16に示す実施形態では、蓋受け部421の挿入穴421aには、ねじ溝421bが形成されており、締結具422は、このねじ溝421bに螺合される。
図14に示す実施形態では、蓋部材10aは、吸込管9を流れる液体の逆流を防止する逆流防止器15と吸込管9とを接続するフランジ部材425に接触しない多角形状を有している。フランジ部材425は、逆流防止器15および吸込管9を接続するための部材であるが、配管同士を接続する部材であってもよい。より具体的には、蓋部材10aは、三角形状を有している。図14に示すように、複数の蓋受け部421A,421B,421Cは、エルボ部9aの周囲に等間隔に配置されている。より具体的には、蓋受け部421Aは、エルボ部9aの内方に設けられており、蓋受け部421Bは、エルボ部9aの上方に設けられており、蓋受け部421Cは、エルボ部9aの側方に設けられている。
三角形状を有する蓋部材10aは、3つの頂部426を有しており、互いに隣接する頂部426の間の側部427がフランジ部材425に隣接するように配置される。三角形状を有する蓋部材10aの側部427を、フランジ部材425に隣接するように配置することにより、蓋部材10aをフランジ部材425に接触させることなく、蓋部材10aによって、ストレーナ挿入口420aを閉じることができる。
本実施形態によれば、ストレーナケーシング400は、ケーシング本体420から外側に張り出した複数の蓋受け部421A,421B,421Cと、蓋部材10aと、を連結する構造を有している。このような構造により、ストレーナ10内に残留する異物が各蓋受け部421A,421B,421Cの内部に入り込むことはない。したがって、締結具422と各蓋受け部421A,421B,421Cとの間に異物が介在することはなく、結果として、作業者は、蓋部材10aの取り付け作業および取り外し作業を容易に、かつ確実に行うことができる。
図17は、ストレーナケーシング400の他の実施形態を示す図である。図17に示すように、蓋部材10aは、2つの頂部426を有する楕円形状を有している。楕円形状を有する蓋部材10aの側部427は、フランジ部材425に隣接するように配置されているため、蓋部材10aは、フランジ部材425に接触することなく、ストレーナ挿入口420aを閉じることができる。
図17に示す実施形態では、2つの蓋受け部421A,421Bが設けられており、蓋受け部421Aは、エルボ部9aの斜め上方に設けられており、蓋受け部421Bは、エルボ部9aの斜め下方に設けられている。図17では、蓋受け部421Aは、蓋受け部421Bよりもフランジ部材425に近接して配置されているが、側部427がフランジ部材425に隣接して配置されていれば、蓋受け部421Aおよび蓋受け部421Bの配置関係は、図17に示す実施形態には限定されない。一実施形態では、蓋受け部421Bが蓋受け部421Aよりもフランジ部材425に近接して配置されてもよい。他の実施形態では、蓋部材10aは、2つの頂部426が鉛直部9bの延びる方向と平行に延びるように、配置されてもよい。
設置時のストレーナ10の清掃作業において出荷時の蓋部材10aとケーシング本体420の締結が強固であったり、数カ月から数年毎に実施される定期点検時において経年劣化等で蓋部材10aとケーシング本体420が錆等で固着していることがある。図14〜図17にて示した実施形態では、蓋部材10aが締結具422(例えば、ボルトとナット)にてケーシング本体420に締結されるため、蓋部材10aとケーシング本体420の締結が固着しても締結具422を切断等すれば給水装置本体を破損することなく蓋部材10aを取り外すことができる。また、各種配管を避けた位置に締結具422が配置されるため、工具による着脱作業が容易である。その結果、ストレーナ10の着脱を伴う清掃作業の簡略化、短時間化を実現することができる。
図18は、水平部9cに設けられたストレーナケーシング450を示す図である。上述した実施形態では、ストレーナケーシング400は、エルボ部9aに設けられているが、図18に示すように、ストレーナケーシング450は、水平部9cに設けられてもよい。
ストレーナケーシング450には、連続運転用のストレーナ460が収容されている。言い換えれば、ストレーナ460は、水平部9cに収容可能である。ストレーナ460は、逆流防止器15の上流側に配置されており、かつエルボ部9aの下流側に配置されている。ストレーナ460は、水平部9cに収容可能なメッシュ部461と、メッシュ部461に形成され、メッシュ部461の内部空間465と水平部9cの内部空間とを連通する入口穴462と、を備えている。
図18に示す実施形態では、ストレーナ460の入口穴462は側方を向いて開口している。したがって、水平部9cを水平方向に流れる液体は、入口穴462を通じてストレーナ460の内部空間465に流入する。ポンプ2の運転を停止すると、内部空間465に存在する異物に自重が作用して落下し、その結果、異物がメッシュ部461の下端面461aに捕捉される。
上述した実施形態では、メッシュ部401の内部空間410に存在する異物に作用する自重の方向と入口穴402の方向とは一致しているが、図18に示す実施形態では、メッシュ部461の内部空間465に存在する異物に作用する自重の方向と入口穴462の方向とは垂直である。したがって、内部空間465に存在する異物はポンプ2を停止して流れ方向の力が作用しなくなったら、メッシュ部461の下端面461aに捕捉され内部空間465に留まる。これにより、清掃運転を繰り返す回数を減らすことができるので、ストレーナ10の着脱を伴う清掃作業の簡略化、短時間化を実現することができる。
図18に示す実施形態と図14に示す実施形態(または図17に示す実施形態)とを組み合わせてもよい。より具体的には、図18に示す実施形態に係るストレーナケーシング450は、締結具422を用いて、蓋部材10aをケーシング本体(符号省略)に締結させる構造を有してもよい。
図19は、ストレーナケーシング450の他の実施形態を示す図である。図19に示すように、水平部9cに設けられたストレーナケーシング450は、箱形構造を有してもよい。図19に示す実施形態では、ストレーナケーシング450に収容されるストレーナ460は、内部空間470を囲む箱形形状を有しており、入口穴462は、メッシュ部461の側面に形成されている。本実施形態では、メッシュ部461はその側面で返り部465を形成している。返り部465は、入口穴462から異物が逆流する方向(本実施形態では水平方向)に対して垂直に延び、ポンプ2の停止によって、ストレーナ460の内部空間470から逆流する異物を捕捉する。図19に示すように、ストレーナケーシング450を箱形構造にすることにより、ストレーナケーシング450のサイズをよりコンパクトにすることができる。結果として、ストレーナケーシング450をエルボ部9aからより離間して配置することができ、異物がその自重によって逆流することをより確実に防止することができる。これにより、清掃運転を繰り返す回数を減らすことができるので、ストレーナ10の着脱を伴う清掃作業の簡略化、短時間化を実現することができる。
図20は、鉛直方向に延びる吸込管9に設けられたストレーナ10を示す図である。図20に示す実施形態では、ストレーナケーシング400は、鉛直方向に延びる吸込管9に設けられており、ストレーナ10は、ストレーナケーシング400内に収容されている。ストレーナ10の入口穴402は、吸込管9の直径方向に対して垂直に形成された開口である。ストレーナケーシング400に流れ込む液体は、入口穴402を通じて、メッシュ部401の内部空間410に流入し、メッシュ部401の上面401dを通過して2次側に流入する。ストレーナケーシング400の蓋部材10aは、入口穴402に対向して配置されている。したがって、作業者は、蓋部材10aを開くことにより、入口穴402にアクセスすることができる。
図20に示すように、入口穴402には、搬送液の流れ方向に対して垂直(より具体的には、水平方向)に延びる、板体としての返り部405が接続されている。返り部405は、搬送液の流れを阻害するように、入口穴402の上端403から内側に張り出している。返り部405は、ポンプ2の運転中にメッシュ部401の上面401dに張り付いた異物がポンプ2の停止によって自重で落下した時に捕捉することで、当該異物を内部空間410内に留める。これにより、異物が内部空間410から入口穴402を介して吸込管9の方に戻ってしまうのを防ぐことができる。
メッシュ部401の上面401dに張り付いた異物が返り部405の外側に存在している場合であっても、異物は、ポンプ2の停止によって自重で落下した時に、メッシュ部401の下面401eに捕捉される。したがって、異物が内部空間410から吸込管9の方に戻ってしまうのを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、ストレーナ10は、返り部405に代えてまたは加えて返り部406を有する。以下、本明細書において、返り部405を第1の返り部405と呼ぶことがあり、返り部406を第2の返り部406と呼ぶことがある。
ストレーナ10は、第1の返り部405および第2の返り部406のうちの少なくとも1つを備えてもよい。第2の返り部406は、上下面に異物が通過可能な開口を持つ円筒形状であって、メッシュ部401の下方かつ吸込管9の流入口409に配置されている。ポンプ2の停止によって、メッシュ部401とケーシング本体420との間の内部空間475に存在する異物に自重が作用して落下しても、異物は、第2の返り部406に捕捉される。
このように、第1の返り部405および第2の返り部406のうちの少なくとも1つを設けることにより、清掃運転を繰り返す回数を減らすことができるので、ストレーナ10の着脱を伴う清掃作業の簡略化、短時間化を実現することができる。
図21は、第2の返り部の他の実施形態を示す図である。図21に示すように、吸込管9の流入口409に配置された第2の返り部407は、搬送液の流れ方向と平行(より具体的には、鉛直方向)に延びる環状突起407aと、環状突起407aの半径方向外側に延びる固定フランジ部407bと、を備えている。固定フランジ部407bは、ケーシング本体420の底部420bに固定されている。環状突起407aは、固定フランジ部407bに接続されており、固定フランジ部407bから上方に向かって突出している。図21に示す実施形態においても、メッシュ部401とケーシング本体420との間の内部空間475に存在する異物に自重が作用して落下しても、異物は、第2の返り部407(より具体的には、環状突起407a)に捕捉される。結果として、異物が吸込管9の方に戻ってしまうのを防ぐことができる。
一実施形態では、第2の返り部406,407は、上述した実施形態に係る返り部405(より具体的には、図3、図7〜図13)と同様の構造を有してもよい。このような構造を有することにより、第2の返り部406,407は、上述した実施形態に係る返り部405と同様の効果を奏することができる。
図22は、水平方向に延びる吸込管9に設けられたストレーナ10を示す図である。図23は、図22のA−A線断面図である。図22および図23に示す実施形態では、ストレーナケーシング400は、水平方向に延びる吸込管9に設けられており、ストレーナ10は、ストレーナケーシング400内に収容されている。ストレーナ10の入口穴402は、吸込管9の直径方向に形成された開口である。
図22および図23に示すように、入口穴402には、搬送液の流れ方向に対して垂直(より具体的には、鉛直方向)に延びる、板体としての返り部405が接続されている。返り部405は、搬送液の流れを阻害するように、入口穴402の下端404から上方に延びている。返り部405は、ポンプ2の停止によって自重で落下した異物を捕捉し、異物を内部空間410内に留める。これにより、異物が内部空間410から吸込管9の方に戻ってしまうのを防ぐことができる。その結果、清掃運転を繰り返す回数を減らすことができるので、ストレーナ10の着脱を伴う清掃作業の簡略化、短時間化を実現することができる。
なお、上述の全ての返り部405において、その少なくとも一部が、ポンプ2の停止時に異物が逆流する方向に対して垂直(つまり、逆流を妨げる方向)に延びる。これにより、ポンプ2が停止して水流がなくなった時に、ストレーナ10内に存在する異物が入口穴402から上流側へ移動するのを制限できる。なお、異物が逆流する方向は、ストレーナ10が収容される配管の形状や配置、流路によっても異なる。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。
2 ポンプ
2a,2b ポンプ
3 モータ
3a,3b モータ
4 水供給源
5 導入管
7 配水管
8 吐出し管
9 吸込管
9a エルボ管
9b 鉛直部
9c 水平部
10 ストレーナ
10a 蓋部材
11 バイパス管
12 ボール弁
13 パイプサイレンサ
15 逆流防止器
15a カバープレート
15b 締結具
16 逆止弁
17 吸込側圧力センサ
18 吸込ヘッダ
19 ストレート管
20 制御部
21 インバータ
22 逆止弁
23 インバータケース
23A 放熱フィン
23B ヒートシンク
24 流量検出器
25 ヒンジ
26 吐出し側圧力センサ
27 吐出しエルボ管
28 圧力タンク
28a 圧力タンク配管
29 出口管
30 キャビネット
30a 内壁
33 ボール弁
34 吐出し集合管
38 バイパスヘッダ
100 主軸
101 冷却ファン
102 ファンカバー
400 ストレーナケーシング
401 メッシュ部
401a 側面
401b 最上面
401c 最下面
401d 上面
401e 下面
402 入口穴
403 上端
404 下端
405 返り部(第1の返り部)
405a 口部
405b 接続部
406 返り部(第2の返り部)
407 返り部(第2の返り部)
407a 環状突起
407b 固定フランジ部
409 流入口
410 内部空間
415 フラッパー
416 規制部材
416a 規制棒
416b 保持部材
416b−1,416b−2,416b−3,416b−4 ワイヤ
420 ケーシング本体
420a ストレーナ挿入口
420b 底部
421A,421B,421C 蓋受け部
421a 挿入穴
421b ねじ溝
422 締結具
423 貫通穴
425 フランジ部材
426 頂部
427 側部
430 第1面
431 第2面
432 ナット
432a ねじ溝
450 ストレーナケーシング
460 ストレーナ
461 メッシュ部
462 入口穴
465 内部空間
470 内部空間
475 内部空間

Claims (20)

  1. ポンプの吸込管に流れる異物を除去するためのストレーナであって、
    前記ストレーナは、
    前記吸込管に収容可能なメッシュ部と、
    前記メッシュ部に形成される内部空間に連通する入口穴と、
    前記入口穴の少なくとも一部に隣接して配置され、ポンプの停止によって、前記内部空間から逆流する異物を捕捉する返り部と、を備えている、ストレーナ。
  2. 前記返り部は、前記入口穴から前記異物が逆流する方向に対して垂直に延びる、請求項1に記載のストレーナ。
  3. 前記返り部は、前記入口穴を取り囲む筒体である、請求項1または請求項2に記載のストレーナ。
  4. 前記返り部は、前記返り部の口部と前記メッシュ部の上端面との間の距離が前記返り部の接続部と前記口部との間の距離よりも小さくなるように、前記メッシュ部の内部空間を延びている、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のストレーナ。
  5. 前記返り部の口部の直径は、前記入口穴の直径以下である、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のストレーナ。
  6. 前記ストレーナは、前記返り部の口部を開閉するフラッパーを備えている、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のストレーナ。
  7. 前記返り部は、前記入口穴を覆うように、傾斜して配置された板体である、請求項1に記載のストレーナ。
  8. 前記ストレーナは、前記吸込管のエルボ部に収容され、
    前記入口穴は、前記エルボ部の上流側に位置する鉛直部の内部空間と前記メッシュ部の内部空間とを連通する、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のストレーナ。
  9. 前記ストレーナは、鉛直方向に延びる前記吸込管に収容されており、
    前記ストレーナは、前記入口穴の上端から内側に張り出す第1の返り部および前記吸込管の流入口に配置された第2の返り部のうちの少なくとも1つを備えている、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のストレーナ。
  10. ポンプと、前記ポンプの吸込口に接続された吸込管と、前記吸込管に取り付けられた逆流防止器と、前記吸込管に収容されたストレーナとを備えた給水装置の清掃運転方法であって、
    清掃用のストレーナを取り付けた状態で、前記給水装置の清掃運転を開始して、前記吸込管を流れる異物を前記清掃用のストレーナで捕捉し、
    前記ポンプの運転を停止した後、前記清掃用のストレーナを取り外し、
    連続運転用のストレーナを取り付けた状態で、前記給水装置の通常運転を開始する、清掃運転方法。
  11. 前記清掃用のストレーナは、請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載のストレーナである、請求項10に記載の清掃運転方法。
  12. 吸込管を流れる異物を捕捉するストレーナを収容するストレーナケーシングであって、
    前記ストレーナケーシングは、
    前記吸込管のエルボ部の一部を構成するケーシング本体と、
    前記ケーシング本体に形成されたストレーナ挿入口を閉じる蓋部材と、
    前記ケーシング本体から外側に張り出した複数の蓋受け部と、を備えており、
    前記複数の蓋受け部のそれぞれは、前記蓋部材に挿入可能な締結具が挿入可能な挿入穴を有している、ストレーナケーシング。
  13. 前記複数の蓋受け部は、前記エルボ部の周囲に等間隔に配置されている、請求項12に記載のストレーナケーシング。
  14. 前記複数の蓋受け部のそれぞれは、前記蓋部材に密着可能な蓋部材側の第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を有しており、
    前記ストレーナケーシングは、前記第2面に固定されたナットを備えている、請求項12または請求項13に記載のストレーナケーシング。
  15. 前記複数の蓋受け部のそれぞれは、その挿入穴に形成されたねじ溝を有している、請求項12または請求項13に記載のストレーナケーシング。
  16. 前記蓋部材は、前記エルボ部に隣接するフランジ部材に接触しない多角形状を有している、請求項12〜請求項15のいずれか一項に記載のストレーナケーシング。
  17. 前記蓋部材は、前記エルボ部に隣接するフランジ部材に接触しない楕円形状を有している、請求項12〜請求項15のいずれか一項に記載のストレーナケーシング。
  18. ポンプと、
    前記ポンプの吸込口に接続された吸込管と、
    前記吸込管に取り付けられた逆流防止器と、
    前記吸込管に収容されたストレーナと、を備え、
    前記吸込管は、
    前記ポンプの吸込口の方向へ湾曲するエルボ部と、
    前記エルボ部の上流側に配置された鉛直部と、
    前記エルボ部の下流側に配置された水平部と、を備えており、
    前記ストレーナは、
    前記水平部に収容可能なメッシュ部と、
    前記メッシュ部に形成され、前記メッシュ部の内部空間と前記水平部の内部空間とを連通する入口穴と、を備えている、給水装置。
  19. 前記ストレーナは、前記逆流防止器の上流側に配置されており、かつ前記エルボ部の下流側に配置されている、請求項18に記載の給水装置。
  20. 前記メッシュ部は、箱形形状を有しており、
    前記入口穴は、前記メッシュ部の側面に形成されている、請求項18または請求項19に記載の給水装置。
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JPS5568517U (ja) * 1978-11-06 1980-05-12
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