JP3052601B2 - パッケージ形スクリュー圧縮機 - Google Patents

パッケージ形スクリュー圧縮機

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JP3052601B2
JP3052601B2 JP4243034A JP24303492A JP3052601B2 JP 3052601 B2 JP3052601 B2 JP 3052601B2 JP 4243034 A JP4243034 A JP 4243034A JP 24303492 A JP24303492 A JP 24303492A JP 3052601 B2 JP3052601 B2 JP 3052601B2
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Japan
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純二 沖田
忠 金木
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/12Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
    • F04C18/14Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons
    • F04C18/16Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons with helical teeth, e.g. chevron-shaped, screw type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C23/00Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、箱体内に圧縮機本体,
モータ,補機を収納したパッケージ形スクリュー圧縮機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパッケージ形ドライスクリュー圧
縮機は防音カバーで全体を覆ったパッケージ構造となっ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スクリュー圧縮機は、
一般産業工場空気源を初め種々の用途に使用されている
が、近年圧縮機の運転に必要な補機,操作盤等を共通ベ
ース上に配置し、騒音低減のための防音カバーで全体を
覆い、パッケージ構造としたものが主流となっている。
【0004】このパッケージ構造のスクリュー圧縮機
は、外観の向上,騒音の低減などのメリットを有する反
面、内部機器の保守点検作業がやりにくい、広いメンテ
ナンススペースが必要などの問題があった。
【0005】一方、ユーザーからは保守点検作業の容易
化による人件費削減の要求が高まっている。
【0006】本発明の目的は、パッケージ形スクリュー
圧縮機の日常点検作業,保守点検作業を容易にし、かつ
必要なメンテナンススペース,設置スペースを最小限に
することにある。
【0007】本発明の他の目的は、圧縮機の無負荷運転
時の放風空気のモータ排気通路への逆流を防ぐことにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮機の日常点検箇所を前面パネルとそ
れと隣り合う一つの側面パネル面の近傍に集約させたも
のである。
【0009】前面パネルを2枚のドアパネルで構成し、
その一方のパネル面に、メンテナンス時間及びメンテナ
ンス実施時期を表示する表示機器を設け、かつドアパネ
ルの開き方向を両開きとしたものである。また、両開き
の2枚のドアパネルは両パネル間の中央フレームで合せ
られかつドアパネルを開けた際には中央フレームが取り
外せるようにしたものである。
【0010】インタークーラ,アフタークーラはシェル
内に出し入れ可能なチューブネストを挿入した構造と
し、そのチューブネストの抜き出し方向が同一方向とな
る様にインタークーラとアフタークーラを配置したもの
である。また、チューブネストの抜き出し方向を前面パ
ネル側あるいは対面パネル側としたものである。
【0011】クーラの下部に移動可能とするためのキャ
スタを設け、パッケージ内に設けたレール上を移動でき
る様にしたものである。
【0012】前記クーラの端面カバーはシェルに設置し
たヒンジによって回転自在に支持する構造としたもので
ある。
【0013】クーラントクーラ,オイルクーラの取り外
し抜き出し方向が、インタークーラ,アフタークーラの
チューブネスト抜き出し方向と同一になる様にクーラン
トクーラ,オイルクーラを配置したものである。
【0014】吸入ダクトは前記側面パネルの方向にスラ
イドして取り外せる構造としたものである。また、スラ
イドするために側面パネルの方向に梁を通したものであ
る。
【0015】吸入ダクトと圧縮機空気入口は、ゴムを成
形したエルボにて接続し、容易に取り外せる構造とした
ものである。
【0016】パッケージ内にメンテナンス用クレーンの
支柱を設置するための台座を予め設置したものである。
また、台座をパッケージの四隅のいずれか底面に設けた
ものである。更に、台座の少なくとも一ケ所にポールク
レーンあるいはその一部を予め設置したものである。
【0017】圧縮機を無負荷運転した際の放風空気の排
気ダクトをモータ冷却空気排気ダクト内に設け、放風空
気の排気ダクトの周囲をモータ冷却空気が流れる様に配
置し放風空気とモータ冷却空気を別々に大気へ排気する
様にしたものである。
【0018】圧縮機本体と主モータは、増速機ケーシン
グにそれぞれ片持ち固定し、その軸は増速歯車を介して
連結する。そしてその軸線が、前記前面パネルと平行に
なる様に配置し、軸線と直角に長手方向がくるようにイ
ンタークーラを圧縮機本体下部スペースに、アフターク
ーラを増速機上部に、オイルクーラ,クーラントクーラ
をモータ下部に設置する。吸入ダクトはアフタークーラ
と側面パネルの間の圧縮機上方に設置し、操作盤を前面
パネルのモータに対向するドアパネルに設置し、エアク
ーラのドレン排出口を側面パネル側に設置する様にした
ものである。
【0019】
【作用】パッケージの前面パネルとそれと隣り合う一つ
の側面パネルを日常点検面として、油面計,給油口,オ
イルフィルタ,ドレン検出弁,モータグリース補給口、
を点検面近傍に配置することにより、日常点検者は、日
常点検面近傍で点検作業が済むため、点検が容易にな
り、作業時間を短縮できる。
【0020】また、日常点検が2面に集約しているた
め、点検スペースは2面で確保すれば良くなり、設置ス
ペース,設置方向の制限がある場合でも、容易に点検で
きる。
【0021】前面パネルを2枚のドアパネルで構成し、
両開きとすることにより、前面パネル側全面が開放でき
るため、保守点検作業が容易となる。また中央パネルを
取り外すことにより、更に保守点検作業が容易となり、
内部機器の取り外し作業が楽に行える。
【0022】エアクーラのチューブネストはクーラの長
手方向に抜き出すため、チューブネストを完全に抜くた
めにはクーラ長手方向にチューブネスト長さ分のスペー
スが必要となるが、インタークーラ,アフタークーラの
抜き出し方向を同一にすることにより、このチューブネ
スト抜き出しスペースは一方向パネル側に設ければよい
ので、全体のメンテナンススペースは小さくできる。こ
のチューブ抜き出し方向を前面パネル側とすると点検ス
ペースとメンテナンススペースを共用できるため、圧縮
機設置スペースは小さくて良い。また、設置場所の条件
によっては、前面パネル側の点検スペースを最小限と
し、対向パネル側をメンテナンススペースとして、クー
ラチューブネストの抜き出し方向を対向パネル側として
も良い。
【0023】クーラ下部にキャスタを設け、クーラ全体
をその長手方向にスライドできる様にしてパッケージか
ら取り外せる様にすることにより、パッケージ内を冷却
水等で汚すことなくクーラのメンテナンスができる。
【0024】エアクーラの端面のドレンセパレータを兼
ねたカバーは、チューブネストを抜き出す際やクーラチ
ューブ点検の際に開放するが、このカバーをシェルに取
り付け固定したヒンジによって回転開閉に支持すること
により、運転時にカバーを固定するボルトを外し、配管
を取外せばカバーを開閉することができ、別途にクレー
ン等でカバーを吊る必要がなく、クーラの保守点検作業
が容易に行える。
【0025】クーラントクーラ,オイルクーラも、イン
タークーラ,アフタークーラのチューブ抜き出し方向と
同一方向に長手方向が来る様に配置することにより、ク
ーラントクーラ,オイルクーラの抜き出しメンテナンス
スペースは、エアクーラのメンテナンススペースと共用
できるため、圧縮機設置スペースを小さくできる。
【0026】吸入ダクトは、パッケージ内で圧縮機本体
の上方へ位置するため、保守点検作業時には取り外す必
要があるが、吸入ダクトを単体で箱構造に構成し、側面
パネル側より前方へスライドできる様に防音カバー内に
取り付けることにより、上方より吊ることなく吸入ダク
トを取り外せるため、保守点検作業が容易になる。
【0027】吸入ダクトと圧縮機空気入口は、ゴム製の
エルボで接続することにより、取り付け,取り外しが容
易に行える。
【0028】保守点検作業時には、機器を取り外すため
にクレーン等の設備が必要となるが、建屋にクレーン,
Iビーム等の設備が設置されていない場合がある。パッ
ケージ内にメンテナンス用クレーンの支柱を設置するた
めの台座を予め設けることによって、新たにクレーン等
の設備の建設の必要がなく、可搬−分解式のクレーンに
よって、保守作業が行えるため、建屋の建築費を安くす
ることができる。また、台座のうち一ケ所は、支柱一本
で使用できるポールクレーンを設置することにより、補
機類の保守作業などの簡易点検時の作業時には防音カバ
ーのごく一部を取り外すだけでパッケージ内機器の取り
外しが可能となるため、保守作業時間を短縮できる。
【0029】圧縮機を無負荷運転した際の放風空気とモ
ータ冷却空気を別々に排気することにより、高温の放風
空気がモータ側へ逆流する恐れがない。また、放風空気
ダクトの周囲にモータ冷却空気を流すことにより、より
高温の放風ダクトを冷却するとともに、放風ダクト側面
より放出される負荷−無負荷切替時の騒音を低減するこ
とができる。また、モータ冷却空気の排気口を、放風空
気の排気口をはさむ様に配置することにより、排気口直
後の高温の放風空気の温度を低下させることができる。
【0030】主モータと圧縮機本体を増速機ケーシング
にそれぞれ片持ち固定する様構成することにより、パッ
ケージ内の最大長手寸法は主モータ,増速機,圧縮機本
体からなる主機ユニットになるため、これを前面パネル
と平行に配置し、圧縮機本体下部スペースに、低圧段圧
縮機と高圧段圧縮機の接続配管を兼ねたインタークーラ
を配置する。この際インタークーラのチューブネストが
防音カバー底部フレーム等に妨げられることなく取り出
せる様に、主機ユニットの高さを決定する。主モータ下
部のスペースにはクーラントクーラ,オイルクーラを配
置し、アフタークーラは増速機の上部に配置する。高圧
段圧縮機の吐出口は上方に向かって開口しているため、
アフタークーラは吐出配管の一部を兼ね、パッケージの
空気吐出口を側面パネル上方より取り出すにあたって、
パッケージ内吐出配管の長さを短くできる。増速機上部
にアフタークーラを配置したためにできた圧縮機本体上
方のスペースには、吸入ダクトを配置する。更に操作盤
は、パッケージ内で温度の低いモータ側の前面パネル側
のドアパネルに設置する。またエアクーラのドレン排出
口を、冷却水配管,空気配管が接続される側面パネル側
に設置することにより、水系統,空気系統の配管類は側
面パネル側に集約され、パッケージの設置計画が容易に
なる。上記の様に機器を配置することにより、パッケー
ジ内のスペースを有効に使用でき、パッケージを小形化
できる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について述べる。図1
a,図1bは本発明の実施例によるパッケージ形スクリ
ュー圧縮機の内部機器の配置を示す平面図と正面図であ
る。
【0032】増速機3はベース21上に防振ゴムを介し
て設置している。増速機3には低圧段圧縮機1と高圧段
圧縮機2を片持ち支持にて取り付けている。主モータ4
はフランジタイプモータであり、増速機3にフランジ部
で固定している。これらの機器は組合せた状態で回転軸
中心線がベース21の長手方向と一致する様に配置して
いる。低圧段圧縮機1と高圧段圧縮機2の下部スペース
には、両圧縮機の接続配管を兼ねたインタークーラ5を
配置する。インタークーラ5は足部にキャスタ25を有
し、保守作業時にはベース21上に設けられたレール2
6の上をスライドして抜き出せる様にしている。通常時
インタークーラ5はキャスタ25がレール26に接しな
い状態でブラケット27,防振ゴムを介してベース21
に固定されており、ブラケット27はキャスタ25をレ
ール26上に載せた状態で取り外せる構造としている。
アフタークーラ6は増速機3の上部に防振ゴムを介して
固定している。インタークーラ5,アフタークーラ6
は、シェル&チューブタイプで、片側の管板は遊動管板
とし、清掃作業時にチューブネストを抜き出せる構造で
あり、チューブネストの抜き出し方向が、インタークー
ラとアフタークーラで同一方向となる様に両クーラを配
置している。主モータ下部スペースにはオイルクーラ
7,クーラントクーラ8をそれぞれその長手方向が主モ
ータ軸方向と直交する向きに設置している。オイルポン
プ9はオイルクーラ7,クーラントクーラ8の抜き出し
時に邪魔にならない様に上方に配置している。オイルフ
ィルタ13は低圧段圧縮機2の近傍に設置している。ク
ーラントクーラ10は、アフタークーラ6の下部、増速
機3側方のスペースに配置する。
【0033】これらの機器は、防音カバー22で全体を
覆い、防音カバー22はベース21の外周フレーム及び
ベース21上に設置した起動盤12に取り付け固定して
いる。防音カバー22には、ドアパネル23,天井パネ
ル30及びモータ吸気ダクト24が取り付けられてい
る。前面パネル側の一方のドアパネル23には操作盤1
1を取り付けている。前面パネル側及びこれに対向する
背面パネル側のドアパネル23は、両開きに開閉する様
に取り付けている。
【0034】空気の吸入ダクト18は圧縮機本体の上方
で、アフタークーラ6と側面パネルの間に配置し、側面
パネル側よりスライドして抜き出せる様に防音カバー2
2の骨組の一部に取り付けている。吸入ダクト18内に
は吸入フィルタ19を設置し、低圧段圧縮機の吸入口と
はゴム製エルボ20で接続されている。主モータ4の冷
却空気の排気口の上方には、モータ排気ダクト15を配
置し、防音カバー22の骨組の一部に取り付け、上面は
排気ルーバを有する天井パネル30で覆っている。モー
タ排気ダクト15内には、圧縮機の放風空気用の放風サ
イレンサ17を収納する放風室16を設け、モータ排気
と放風空気が合流することなくパッケージ外へ排気され
る構造としている。
【0035】ベース21の底面には、保守作業用クレー
ン設置座28を設けてあり、図に示す前面パネルと側面
パネルの隅部の座は、簡易保守点検用ポールクレーンの
取付座を兼ねている。
【0036】天井パネル30の吸入口より吸入した空気
は、吸入ダクト18,吸入フィルタ19,ゴム製エルボ
20を通り容量調整弁を通って低圧段圧縮機1へ吸入さ
れる。低圧段圧縮機1で圧縮された空気はインタークー
ラ5で冷却され、高圧段圧縮機2で仕様圧力まで圧縮さ
れた後、アフタークーラ6で冷却されて吐出配管より吐
出される。圧縮機を無負荷運転した場合の放風空気は放
風サイレンサ17より放風ダクト16内に排出され、さ
らに天井パネル30に設けたルーバよりパッケージ外に
排気される。エアクーラで発生したドレンは側面パネル
下方ベースに設けたドレン排出口14より排出される。
【0037】低圧段圧縮機1,高圧段圧縮機2は、増速
機3を介して主モータ4で駆動される。主モータ4は、
内部に取り付けられたファンによりモータ吸気ダクト2
3を通してパッケージ外より冷却空気を吸入し、モータ
を冷却した後の高温空気は、モータ排気ダクト15より
天井パネル22に設けたルーバを通ってパッケージ外へ
排気される。モータ吸気ダクト23,モータ排気ダクト
15の内面には、吸音材を貼り付け、騒音がパッケージ
外へ放出するのを防いでいる。
【0038】増速機3の下部は油タンクを兼ねており、
油ポンプ9で油タンクより吸入した潤滑油は、オイルク
ーラ7で冷却され、オイルフイルタ13を通り、圧縮機
本体各部及び増速歯車へ分割供給される。これら潤滑油
系統の機器のうち、日常点検を要するオイルフィルタ1
3は側面パネル側に配置し、次に保守点検頻度が高いと
考えられるオイルクーラ7は、ベース21に設けたベッ
ド上に設置し、単独でベッド上を滑らせながら抜き出せ
る構造としている。
【0039】圧縮機本体の冷却ジャケットを冷却するク
ーラントは、クーラントポンプ10で循環し、クーラン
トクーラ8で冷却水によって冷却している。
【0040】パッケージ外部から供給された冷却水は、
ベース21に設けた給水母管29から、インタークーラ
5,アフタークーラ6,オイルクーラ7,クーラントク
ーラ8へそれぞれ分割供給している。各クーラで熱を奪
った冷却水は排水母管で集合した後、パッケージ外へ出
る。また、オイルクーラ8の冷却にはクーラントクーラ
7で冷却されたクーラントを使用しても良い、その場合
オイルクーラ8の清掃はほとんど必要なくなり、保守費
低減の効果がある。
【0041】以上のようにパッケージスクリュー圧縮機
を構成することによりパッケージ内スペースを有効に使
用して据付スペースを小さくすることができ、また保守
点検作業性を向上することができる。
【0042】図2はパッケージの前面パネル側の外観を
示す図であり、図3はドアパネルの開閉状態を示す平面
図である。
【0043】前面パネル側と背面パネル側にはそれぞれ
ドアパネル23が2枚ずつ取り付けられ、2枚のドアパ
ネル23は両開きになる様に防音カバー22の骨組に取
り付けられ、閉じる際には両ドアパネルが中央フレーム
31に止められる。またドアパネル23を開放した際
は、中央フレームは簡単に取り外せるため、保守点検作
業が容易に行える。
【0044】前面パネル側のドアパネル23の一方に
は、操作盤11が取り付けられている。操作盤11は、
圧縮機の起動・停止機能,温度・圧力・電流・運転時間
・起動回数・アンロード回数のデジタル表示機能,重故
障・軽故障表示及び緊急停止等の保護機能を備えるとと
もに、容量調整圧力の自動設定による省エネ運転,長時
間無負荷運転継続時の自動停止,ライン圧力低下による
自動起動,スケジュール運転などの運転制御機能を有す
る。さらに、エアクーラ,オイルクーラ等冷却装置の冷
却水温度と被冷却流体の温度比較演算によるクーラ清掃
表示や,エアフィルタ・オイルフィルタの圧損,圧力値
による汚れ検出及び清掃表示,モータグリース補給時期
表示などの予防保全機能を備える。また、補機点検時
期,本体点検時期の表示及び点検時期までの残留時間表
示機能を備えている。点検時期の管理は、圧縮機の運転
時間と設置後の経過年数の両方で行っているが、両者の
規定時間あるいは年数のいずれか最初に到達した時点で
点検時期に達したことを表示する機能を有する。また、
故障発生によるトリップ時にはトリップ直前の各部温度
などの運転データを記憶しており、圧縮機が停止した後
も、トリップ直前の運転データを盤面に表示することが
できる。容量調整用圧力設定値は盤面で任意に設定でき
る。この際、上限圧力が圧縮機の許容圧力を越えない様
に、自動的にある圧力以上の圧力設定ができないように
ソフトを構成する。また上限圧力と下限圧力の設定値が
逆転するのを防ぐため、いずれか一方の設定値を変更し
て両者の圧力差がある値以下になると自動的に他方の設
定値を変更し、最小許容圧力差を確保する機能を有す
る。尚、設定値が自動的に変更された場合は点滅表示に
て変更されたことを表示する。
【0045】図4は、パッケージの日常点検箇所を示す
平面図である。操作盤の取り付けてある前面パネル側
に、グリース給油口,潤滑油油面計,給油口を配置し、
隣の側面パネル側にはオイルフィルタ7,エアクーラド
レン排出口14を配置し、前面パネル側と側面パネル側
の2面を日常点検方向とし、点検者の移動量を減らすと
ともに、パッケージ設置スペース,メンテナンススペー
スの小形化を図っている。
【0046】図5は、インタークーラ5とアフタークー
ラ6のチューブネスト抜き出し方向を示す図であり、両
者とも前面パネル側に抜き出せる。
【0047】図6はインタークーラ5のスライド抜き出
し方法を示す側面図である。高圧段吸入配管32を取り
外し、前記の固定用ブラケット27を取り外し、キャス
タ25をレール26上に載せると、インタークーラ5を
図上左方向に移動することができ、インタークーラ5全
体を簡単にパッケージ外へ取り外すことができるため、
清掃作業が楽に行える。
【0048】図7は、エアクーラの端面カバーの開閉状
態を示す平面図であり、クーラのミストセパレータを兼
ねる空気出口側端面カバー33を開閉可能にした例であ
る。端面カバー33は通常はボルトでクーラシェル35
のフランジに固定されているが、保守点検作業時には固
定ボルトを取り外すことにより、クーラシェル35に設
置されたヒンジブラケット34にて回転可能に支持さ
れ、容易に清掃・点検が行える。本実施例では、端面カ
バー33開閉のためのスペースを最小にするために、ヒ
ンジブラケット34の回転中心を端面カバー先端位置に
設けている。また、ヒンジブラケット34のヒンジピン
挿入穴は、長穴に加工され端面カバー33を開く際に一
旦長手方向へずらすことができるため、開閉作業により
Oリングやパッキン類を損傷することがない。
【0049】図8は、保守点検用クレーンの設置状態を
示す図である。補機点検時には、前面パネルと側面パネ
ルの隅の台座28上にポールクレーン支柱36を立て、
回転可能なアーム37を取り付け、ホイスト38によっ
て機器類を吊ることができる。側面パネル側の防音カバ
ー22の骨組は取り外し可能であり同方向より機器類の
搬出が可能である。また、パッケージ全体の保守点検作
業時にはベース上4ケ所の台座28上に支柱36,39
を立て、梁40と可動けた41を設けてパッケージ内機
器の吊り作業を可能にしている。
【0050】図9は吸入ダクト18の抜き出し方法を示
す図である。吸入ダクト18上部にはつばを設け、側面
パネル面に直角に渡した2本の梁43上に吸入ダクト1
8を吊り下げている。保守点検作業時には、防音カバー
22の側面パネル上方骨組42をまず取り外し、吸入ダ
クト18を側面パネル面側に引き出して取り外す。吸入
ダクトは梁43上のつば部でスライドするため、容易に
抜き出しが可能である。更に吸入ダクト18を取り外し
た後は、側面パネル上方の中央部は開放され、パッケー
ジ内部機器を吊った状態で容易に搬出できる。
【0051】図10は、放風ダクトとモータ排気ダクト
の構造図である。放風サイレンサ17を収納する放風ダ
クト16は、モータ排気ダクト15の内部に形成され、
モータ排気通路と分離している。圧縮機の放風空気は放
風サイレンサ17より排気され、天井パネル30に設け
た放風ルーバ45よりパッケージ外へ排出される。モー
タ4より排出される冷却空気は、モータ排気口44より
モータ排気ダクト15を通りモータ排気ルーバ46より
パッケージ外へ排気される。モータ排気ダクト15内壁
には吸音材47を貼り付け防音している。また、モータ
排気が放風ダクト16の周囲を流れて排出されるため、
放風ダクトからパッケージ内部への騒音,熱の放出を低
減できる。また、放風ルーバ45とモータ排気ルーバ4
6は隣設しているため、高温の放風空気はパッケージか
ら排出した後モータ排気と合流して冷却される。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、日常点検作業が簡単に
なり作業時間が短縮できる。また、点検スペースを小さ
くできるため設置スペース,設置方向の制約が少なく設
置計画が容易になる。
【0053】また、保守点検作業が容易になり保守費を
低減することができる。
【0054】メンテナンススペースを小さくすることが
でき、設置計画が容易になる。
【0055】クーラ全体を容易に取り外せるため、保守
作業の時間短縮ができ保守費を低減できる。
【0056】エアクーラ端面カバーを容易に開閉できる
ため、エアクーラの保守点検が容易に実施でき、保守費
の低減が可能である。
【0057】クーラントクーラ,オイルクーラ等のメン
テナンススペースをエアクーラのメンテナンススペース
と共用でき、圧縮機設置スペースを小さくできる。
【0058】吸入ダクトを容易に取り外せるため、保守
点検時の機器の保守作業が容易になり、保守費を低減で
きる。
【0059】天井クレーン等の設備が不要となるため、
圧縮機の設置費用を安くできる。
【0060】高温の放風空気がモータ側へ流入すること
がなく、信頼性が向上する。
【0061】パッケージ内のスペースを有効に使用でき
パッケージを小形化できると共に、保守作業が容易に行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はパッケージ形スクリュー圧縮機の内部
機器配置を示す平面図、(b)は(a)の正面図であ
る。
【図2】パッケージ外観を示す正面図である。
【図3】ドアパネルの開閉状態を示す平面図である。
【図4】日常点検箇所を示す平面図である。
【図5】エアクーラチューブネストの抜き出し方向を示
す側面図である。
【図6】インタークーラのスライド抜き出し方法を示す
側面図である。
【図7】エアクーラの端面カバー開閉状態を示す平面図
である。
【図8】保守点検用クレーンの設置状態図である。
【図9】吸入ダクトの抜き出し方法を示す斜視図であ
る。
【図10】放風ダクトとモータ排気ダクトの構造図であ
る。
【符号の説明】
1…低圧段圧縮機、2…高圧段圧縮機、4…主モータ、
5…インタークーラ、6…アフタークーラ、7…オイル
クーラ、8…クーラントクーラ、11…操作盤、13…
オイルフイルタ、14…ドレン排出口、15…モータ排
気ダクト、16…放風ダクト、18…吸入ダクト、20
…ゴム製エルボ、21…ベース、22…防音カバー、2
3…ドアパネル、25…キャスタ、28…クレーン設置
座、31…中央フレーム、33…端面カバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 勝昭 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社 日立製作所 土浦工場内 (56)参考文献 特開 昭60−187788(JP,A) 実開 昭63−149110(JP,U) 実開 昭56−33495(JP,U) 「SCREW COMPRESSO R」、北越工業株式会社、平成3年6月 発行、特許庁総合情報館所蔵(受入平成 3年7月29日)(平成3年度内国カタロ グNo.55) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/16 F04C 23/00 - 29/10 331

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機本体、インタークーラ、アフターク
    ーラ、クーラントクーラ、吸入ダクト、操作盤などの機
    器が箱体内に収納されているパッケージ形スクリュー圧
    縮機において、前記操作盤が前記箱体に取り付けられる
    前面パネルとそれに隣り合う一つの側面パネルを日常点
    検面とし、油面計、給油口、オイルフィルタ、ドレン検
    出弁を前記点検面の近傍に設け、前記箱体内にメンテナ
    ンス用クレーン設置用の台座を予め設置したパッケージ
    形スクリュー圧縮機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記台座に予めポール
    クレーンを設置し、箱体に内蔵させたパッケージ形スク
    リュー圧縮機。
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