JP2001050172A - 給水装置 - Google Patents
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- JP2001050172A JP2001050172A JP11223874A JP22387499A JP2001050172A JP 2001050172 A JP2001050172 A JP 2001050172A JP 11223874 A JP11223874 A JP 11223874A JP 22387499 A JP22387499 A JP 22387499A JP 2001050172 A JP2001050172 A JP 2001050172A
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Abstract
る。 【解決手段】本発明の給水装置は、着脱可能に組み付く
縦型ポンプを、上部にモーター24を有し、下部に多段
タービンポンプ部25を有して構成されたタービンポン
プ26から構成し、タービンポンプ部25を、下端に下
側に開口するポンプ吸込口30を有し、上部に給水装置
の正面方向に開口するポンプ吐出口32を有して構成
し、ポンプ吸込口30に吸込配管を接続し、ポンプ吐出
口32に下方向へ向う吐出配管40を接続して、縦型ポ
ンプの下側から吸込んで給水装置の正面方向から吐出さ
せ、縦型ポンプの上方に吐出配管が配置されない構造に
して、給水装置の高さ寸法を抑えるようにした。
Description
を行う給水装置に関する。
ムは、屋外あるいは屋内に設置した給水装置で、各家庭
に給水することが行われている。
約を受けないよう、できるだけ占有床面積を小さくした
装置が望まれる。
置は、正面方向が開口したケース、架台、ポンプカバー
などで形成される装置本体内に縦型ポンプを着脱可能に
組み付けて、横方向の長さを短くし、代わりに高さ寸法
を高くして、占有床面積を低減することが行われてい
る。
要(故障したポンプを健全なポンプが代替えするため)
あるいう考えから、並列に配置した2台のポンプを用い
て、これらポンプに配管を接続することが行われてい
る。
ターを配置し、下部に該モーターで駆動されるポンプ部
を配置したポンプを用いた給水装置では、ポンプ部の下
端に下側へ開口するポンプ吸込口を有し、ポンプ部の上
部に上方へ開口するポンプ吐出口を有したポンプ部を採
用し、このポンプ部のポンプ吸込口に吸込側の配管を接
続し、ポンプ吐出口に、ポンプの上方および左右いずれ
か片方のポンプ側方を経て下方に向う吐出側の配管を接
続することが行われている。
置だと、縦型ポンプの上方には、吐出側配管のうち、合
流管が配置されるので、縦型ポンプの採用で高くなるユ
ニットはさらに高さ寸法が増し、かなり給水装置の全高
は高くなってしまう。このため、据え付けた給水装置が
不安定となる傾向にある。
で、その目的とするところは、低全高化が図れる給水装
置を提供することにある。
に請求項1に記載した給水装置は、装置本体に着脱可能
に組み付く縦型ポンプを、上部にモーターを有し、下部
に該モーターで駆動される多段タービンポンプ部を有し
てユニットに構成されたタービンポンプから構成し、タ
ービンポンプ部を、下端に下側に開口するポンプ吸込口
を有し、上部に装置装置の正面方向に開口するポンプ吐
出口を有して構成し、ポンプ吸込口に吸込配管を接続
し、ポンプ吐出口に下方向へ向う吐出配管を接続して、
縦型ポンプの下側から吸込んで装置本体の正面方向から
吐出させる構造にした。
は、給水装置の正面へ若干延びてから下方へ向うので、
縦型ポンプの上方には吐出配管が配置されないようにな
り、高さ寸法が抑えられる。
目的に加え、故障したポンプを据え付けた場所から容易
に外せるよう、ポンプ吸込口を吸込配管と着脱可能に接
続し、吐出配管を、ポンプ吸込口の接続位置より下側の
地点で分割し、該両者を開閉弁を介して着脱可能に接続
した。
え付けた場所から縦型ポンプを取り出すときは、まず、
開閉弁を閉じてから、分割した吐出配管の分割端を開閉
弁から外す。
の下端に在るポンプ吸込口の接続位置より下にあるか
ら、取り出そうとする縦型ポンプから正面には、同ポン
プの取出しを遮る障害物が無い状態となる。
を解除して、縦型ポンプの全体を正面方向へ引き出せ
ば、容易に縦型ポンプが取り出せる。もちろん、分割し
た吐出配管単体を先に取り出してから、ポンプを取り出
すようにしてもよい。
目的に加え、縦型のポンプ部内の最上部に溜まる空気が
排出しやすいよう、吐出配管を、ポンプ吐出口から続く
部分が給水装置の正面方向に沿ってほぼ水平方向に延び
る水平部分を有して形成し、かつポンプ吐出口側に弁座
を有し、水平部分内に弁座と接離するスイング式の弁体
をスイング可能に収めて、ポンプ吐出口の近くの吐出配
管部分に逆止弁を内蔵させたことにある。
くの水平部分にあるスイング式チェック弁は、重力によ
り閉止するという閉止力の弱い弁なので、ポンプ部内に
混入して最上部内で溜まる空気を容易に排出することが
できる。つまり、空気の排出性に優れる。これにより、
ポンプ部の最上部にあるメカニカルシールの摺動部が、
水で冷却されなくなって摩耗するようなことを未然に防
ぐことができる。しかも、ポンプ吐出口につながる吐出
配管に水平部分を形成して格納場所とし、ポンプ吐出口
に弁座を形成し、水平部分内にスイング式の弁体を収め
るチェッキ弁構造なので、コンパクトですむ上、構造的
にも簡単である。
示す一実施形態にもとづいて説明する。
図、図2は同給水装置の正断面図、図3(a),(b)
ないし図5は図1中のそれぞれ矢視A〜Dから見た側断
面図、図6は給水ポンプ周辺を示す図、図7は給水装置
の各部の構造を示す図を示していて、図中1は自立可能
に構成された架台である。
形の背壁2、コ字状に形成されたスカート板7、左右一
対のアンカー用プレート15を組合わせた、少なくとも
正面方向が開放する自立形の壁構造で形成してある。
びる角形の背板3と、この背板3の上部縁全体に形成さ
れた内向きの天板4と、この天板4と連続する背板3の
左右縁全体に形成された内向きの側板5とを有して形成
してある。これら三方縁にある天板4および側板5は、
いずれも正面方向へ少量、例えば40mm程度、突き出
ていて、これら内向きに突き出る天板4および側板5が
もたらす剛性により、プレートで形成される背壁3で、
べこつきといった支障の無い、ポンプ搭載に対して十分
に満足する機械的強度を確保している。また左右両方の
側板5の下部分からは、コ字形に折り曲げた帯形のプレ
ートが正面方向に突き出ていて、背壁3の下部にコ字状
のスカート板7を形成している。このスカート板7のう
ち一方の壁、例えば左壁には、奥行き側から順に、横方
向から外部と配管取り合いをなすための吸込配管用の貫
通孔9、ドレン孔10、ケーブル孔11が形成されてい
る。スカート板7の右壁には、正面(手前)側から順
に、横方向から外部と配管取り合いをなすための吐出配
管用の貫通孔12、ドレン孔13が形成されている。ま
たスカート板7の各左右側の下端から側板5の各下端に
渡り、それぞれ帯板が取着されていて、架台1の下部に
左右一対のアンカー用プレート15を形成している。こ
れにより、架台アンカー用プレート15を下にし背板3
を背にして自立する、奥行き寸法は狭く、高さ寸法の高
い架台1を構成してある。なお、各アンカー用プレート
15の板面にはアンカーボルト挿入孔15a(図7のみ
に図示)が形成してある。
給水ポンプ機器20が組み付けてある。すなわち、背板
3の左側上段には、内部にインバータなど各種制御機器
を内蔵した角箱形の制御盤21が,ブラケット21aを
介して組み付けられている。この制御盤21の下側に
は、アキュームレーター22が組み付けられている。ま
た背板3の右側には、制御盤21およびアキュームレー
ター22と隣接して、縦型のポンプユニット23が組み
付けられている。
モーター、例えばローターに永久磁石を用いたブラシレ
スDCモーター24(以下、単にDCモーター24とい
う)を有し、下部に同DCモーター24と直結した多段
タービンポンプ部25(以下、単にポンプ部という)を
有して構成される縦型の多段タービンポンプ26を、複
数台、例えば2台左右方向に並行に配置し、これに吸込
側合流管27(吸込配管)、吐出側合流管28(吐出配
管)を組合わせて構成してある。詳しくは、DCモータ
ー24には、全閉モーターが用いられる。同全閉モータ
ーの上部には、冷却ファンとして、上方に在る吸込口2
9aから吸い込み、下方へ向く吹出口29bからモータ
ー本体の外周面に沿って吹き出すタイプの冷却ファン2
9(図2のみに図示)が内蔵してある。多段タービンポ
ンプ部25は、下部に在る下向きに開口するポンプ吸込
口30をもつ吸込ケーシング31と、上部に在る正面方
向に開口するポンプ吐出口32をもつ吐出ケーシング3
3(いずれも図3、図4に図示)との間に、インペラ3
4を収めた複数の中間ケーシング35を締結し、各イン
ペラ34とDCモータ24から延びるモーター軸24a
とを連結した構造が用いてある。なお、ポンプ吸込口3
0は吸込ケーシング31の下端に形成してある。これら
多段タービンポンプ26の各ポンプ吸込口30には、メ
ンテナンス用の開閉弁、例えばボール弁36を介して、
左右方向に延びる吸込側合流管27が着脱可能に接続、
例えばフランジ接続で結合してある。吸込側合流管27
は、左側端がプラグ37で閉止され、右側端が逆L字形
を描くように曲がって下方向へ延びている。なお、吸込
側合流管27の横方向に延びる管部分27aには両側に
凍結防止用のヒーター38が組み付けてある。多段ター
ビンポンプ部25の各ポンプ吐出口32には、同吐出口
32から下方(垂直方向)へ延びるL形の連結管40
(吐出配管)が連結してある(図6に図示)。連結管4
0は、吐出側合流管28から分割された管部材である。
この連結管40の上端には、ポンプ吐出口32に続いて
水平方向に若干延びてから下方へ向うエルボ部40a
(ほぼ90°曲がる部分)が形成されている。そして、
このポンプ吐出口32の近くの水平な吐出管部分、すな
わちエルボ部40aの水平部分40x内に、スイング式
のチェッキ弁40bを内蔵させてある。チェッキ弁40
bは、図6にも示されるようにポンプ吸込口30の開口
端に斜めに傾いた弁座40cを形成し、ポンプ吸込口3
0のフランジと連結管40のフランジとの間にスイング
式弁体40dの支持部40eを挟み込ませてなる。この
挟み込みにより、スイング式の弁体40dを水平部分4
0x内に前後方向にスイング可能に収めてある。
接続位置より、下側となる地点まで延びている。このポ
ンプ吸込口30から下方にずれた連結管40の端部に
は、吸込側と同じく、メンテナンス用の開閉弁、例えば
ボール弁41を介して、逆L字形を描くように曲がる吐
出側合流管28がフランジ接続で着脱可能に連結してあ
る。これにより、連結管40は、ポンプ吸込口30から
下方の地点から、吐出側合流管28と分離できるように
してある。
28aの左端には、吐出圧力を検出する圧力検出器17
が組み付けてある。また吐出側合流管28の下方へ延び
る管部分28bは、吸込側合流管27の下方へ延びる管
部分27bと向き合うように(ほぼ平行)に配置され
る。そして、これら管部分27b,28bの途中が、高
配水時(吸込側の圧力が目標圧力より高くとき)に吐出
側へバイパスさせるバイパス部43を介して連結してあ
る(図4に図示)。バイパス部43は、管部分27bと
管部分28bとの両者間を連通するバイパス管44と、
このバイパス管44内に収めた、吐出側合流管28側へ
向う方向のみ開く機能をもつバイパス用チェック弁45
とを有して構成してある。そして、このバイパス用チェ
ック弁45からポンプ吸込側へ向う吸込側合流管27の
垂直な管部分27bには、少水量停止用の流量検出器
(目標水量より水量が少なくなるにしたがいポンプ停止
させるためのもの)、例えばパドル式の流量検出器46
が組み込んである。なお、吐出側合流管28の横方向に
延びる管部分28aにも凍結防止用のヒーター47が組
み付けてある。
流管27の管部分27a(水平方向に延びる部分)の両
端側には、図5にも示されるように管部分27を挟んで
側方に互い違いに張り出す矩形状の2つ支持ベース48
が形成してある。また管部分27aから下側にずれて配
置されている吐出側合流管28の管部分28aの端部
(圧力検出器17側)には、管部分27a側へ張り出す
矩形状の支持ベース49(1個)が形成してある。
にも示されるようにポンプユニット据付け用の支え部材
50が取り付けてある。支え部材50は、例えばコ字形
に折り曲げた板金で形成されるサポート部材51の一方
の端部を背板3の内面に固定して、板金の両端壁52を
上下二段に配置し、両端壁52の他方の端部を背板3の
内面から突き出させた構造が用いられている。詳しく
は、上下二段となる端壁52は、上側が三角形状をな
し、下側が帯形状をなしていて、いずれも架台1の天板
4,側壁5の張出し長さ以上の寸法で正面方向に突き出
ている。このうち上段の端壁52の先端側と基部側とに
は、各支持ベース48の位置と対応して、例えばゴム部
材とばね部材とを組合わせてなる偏平矩形状の弾性部材
53が取着されている。また下段の端壁52の先端側に
は、支持ベース49の位置と対応して、同様の偏平矩形
状の弾性部材54が取着されている。
成される各据付座に、各支持ベース48を載せ、弾性部
材54で形成される据付座に、支持ベース49を載せる
ことによって、吸込側合流管27と吐出側合流管28の
両間隔を支持スパンとして、支え部材50に安定した姿
勢で載置させてある。そして、図3に示されるように正
面方向に突き出る吸込側合流管27の支持ベース48
(1個のベースだけ)を、締結具、ボルト50aで支え
部材50に固定することによって、重量のあるポンプユ
ニット23の全体を、冷却ファン29の吸込口29aが
架台1の最も上部に配置され、多段タービンポンプ部2
5につながる吸込側/吐出側の配管が下側に配置される
姿勢で、安定して架台1に組み付けてある。この組み付
けにより、タービンポンプ26の下側から吸込んで、給
水装置の正面方向から吐出が行えるようにしてある。
性部材53,54の弾性で振れないよう、同ユニット2
3の高い位置で補助的に支えてある。例えば図2および
図6に示されるように吐出ケーシング33から突き出た
ブラケット55を、背板3の内面に弾性変位可能に取り
付けた支持具、例えばゴム部材などの弾性部材56によ
り弾性支持された支持ボルト57で、ポンプ荷重が作用
しないよう横方向から支えることによって、ポンプユニ
ット23が振れないように規制させてある。
面には、制振部材、例えば粘性の高いプレート状の制振
材58が取着されていて、背板3が支え部材50から伝
わるタービンポンプ26の振動で振れない構造にしてい
る(図7に図示)。但し、3aは、背板3の内面に、支
え部材50の近傍を通過するよう、幅方向に連続して設
けられた補強材である(図7に図示)。
23と同様、背板3の内面から、側板5の張出し長さ以
上、正面方向に突き出る支え部材59(例えばチャンネ
ル部材よりなる)の先端部に、アキュームレーター22
の下部に形成した支持ベース22aを締結、例えばボル
トで締結することによって、架台1に組み付けてある。
そして、このアキュームレーター22の出入口22b
が、メンテナンス用の開閉弁、例えばボール弁60、フ
レキシブル管61を介して、チェック弁45より下流と
なる吐出側合流管28の地点に接続してある。
3、側板4およびスカート板7で囲まれる角形の開口1
aには、同開口を塞ぐようにドレン受け用のトレイ65
が設けてある。トレイ65は、例えばV字状に折れ曲が
ったプレートを、背板3と側板5とスカート板7とがな
す角形の枠内に収めて、地上から離れた高さの地点にお
いて開口1aを塞ぎ、同プレートの周縁部を背板3、側
板5およびスカート板7の内面に水密となるよう接合し
てなる。むろん、プレートは、外部との取り合い損わな
いよう貫通孔9,12およびケーブル孔11よりも下方
の地点に組み付けてある。このトレイ65で、ポンプユ
ニット23や配管などから滴下する結露水などのドレン
を受けて、V字形の傾斜面が交わる最下部に溜まるよう
にしている。これで、屋内でも給水装置が使用できる構
造にしてある。なお、トレイ65の板面には、上下方向
から外部と配管取り合いをなすための吸込配管用と吐出
配管用の貫通孔66が形成してある。但し、貫通孔66
は、使用しないときはキャップ67で塞いである。
の両側下部には、同最下部からスカート板7の左右ドレ
ン孔10(トレイ61の最下部より下側にある)へドレ
ン水を導く継手、例えばエルボ管68が取り付けてあ
る。外部(スカート板7の外面)に臨むエルボ管68の
端部は、通常はキャップ(図示しない)で塞がれてい
て、同キャップを取り外し、代わりに排水管(図示しな
い)を接続すれば、所望の場所にトレイ65に溜まるド
レン水を排水できるようにもしてある。
よう、逆流防止装置70(中間室70aと同中間室70
aを挟んで配置される一対のチャッキ弁70bを組合わ
せたもの)を組み付けた吸込配管71が、ポンプユニッ
ト23のときと同様の手法で組み付けてある。なお、7
0cは逆流防止装置70の漏水口(逆流した水を排水さ
せる出口)を示す。
に、下向きエルボ管72(入側)、メンテナンス用の開
閉弁73、ストレーナー74、逆流防止装置70、上向
きエルボ管75(出側)を連結して構成される。そし
て、逆流防止装置70の一次側となるエルボ管72のコ
ーナー部には、吸込圧力(水道本管の圧力)を検出する
圧力検出器72aが組み付けてある。また吸込配管71
の側部には、左右両側に脚部76を有するプレート77
が添設してある。但し、脚部76は、吸込配管71の側
部から同吸込配管71の下側へ張り出すL字状のプレー
ト部分で形成してある。
出し長さ以上、正面方向に突き出る支え部材78がそれ
ぞれ取り付けられている。支え部材78は、いずれも一
端が背板3の内面に固定され他端がトレイ65の上面に
固定されたL帯形のプレートと、この各プレートの先端
部上面に取付けた偏平矩形状の弾性部材79(例えばゴ
ム部材とばね部材とを組合わせて形成されるもの)が取
着されている。
図2〜図4に示されるようにこの弾性部材79で形成さ
れる各据付座に、脚部76を載せ、これを、締結具、例
えばボルトで支え部材78に締結することによって、背
板3に組み付けてある。
き)端は、メンテナンス用の開閉弁、例えばボール弁8
0を介して、吸込側合流管27の入口端と接続、例えば
フランジ接続で着脱可能に接続されている。これで、水
道本管(図示しない)に直結して使用する直結給水式増
圧給水装置を構成している。直結給水式でない給水装置
は、吸込配管71を取り外せばよい。なお、最も凍結し
やすい環境に置かれる圧力検出器72aの近傍、例えば
エルボ管72の側面には、凍結防止用のヒーター81が
取り付けてある。
同架台1の開放部分を覆うポンプカバー85とが組み合
わさって、図1〜図4に示されるような奥行き寸法が狭
く高さ寸法の高い装置本体Sに各種給水ポンプ機器20
が収められ、屋外仕様の給水装置を構成している。な
お、装置本体Sはポンプが組み付け側の総称をいい、屋
内仕様では架台1だけを指すこともある。
寸法を架台1の正面から見た外形より若干、大きくし、
背面、下面の二面が開口した箱状をなしている。そし
て、このポンプカバー85が、正面方向から各機器を覆
うように架台1の周りに被してある。具体的には、ポン
プカバー85は、同カバー85の上側の縁部内面が天板
4と重なり、左右方向の縁部内面が左右の側板5と重な
り、下部の周縁部内面がスカート板7およびそれに続く
側板5部分と重なるよう、架台1の正面方向から被せ
て、各種機器がある領域をほぼ密閉にしている。そし
て、上側の縁部両側から天板4の左右方向両側に挿入さ
れる装置吊り下げ用のアイボルト86(給水装置全体を
吊り下げるときに用いる部材)で、ポンプカバー85と
架台1とを両者間にシール部材を挟んで締結してある。
なお、89aは天板4,ポンプカバー85の上縁部に形
成したアイボルト用のボルト孔を示している。
に示されるようにタービンポンプ26と向き合う正面壁
85aが、連結管40の中段付近から上方に向うにした
がいDCモーター24との間が狭まる方向に傾斜してい
て、同傾斜部85bによる空間の制限により、DCモー
ター24の正面側で、冷却ファン29でのショートサー
キット(吸込口29aからの吹出風がそのまま吹出口2
9bに吸込まれる現象)が起きにくくしている。そし
て、このタービンポンプ26と接近する傾斜部85bの
内面には、タービンポンプ各部からの騒音を効果的に吸
収するよう吸音材87が設けてある。
ト板7の上端位置と同じかそれより若干上側の位置から
上方の地点に渡り、逆流防止装置70を含む吸込配管7
1の周りを囲むように断熱性を有した吸音材88が取り
付けてあり、内部雰囲気が最も冷たくなる装置下部を保
温すると同時に、ポンプカバー85の下部端から内部の
騒音が漏れないようにしている。
吸音材89が取り付けられていて、ポンプカバー85か
ら外部へ騒音が漏れるのを防ぐ構造にしてある。さらに
背板3の上部背面には、転倒防止用の金具、すなわちボ
ルト挿入孔90aを有するプレート90が取着されてい
て、給水装置の設置時、建物などの壁面にプレート90
を締結すれば、据え付けた給水装置が転倒しないように
している。
段には、逆流防止装置70の漏水状態を外部から目視で
点検するための漏水点検用の窓91が設けられている。
また上段には、制御部21の各種表示部21bを外部か
ら目視するための窓92a,ポンプ状態を目視するため
の窓92bが設けられている。
ときは、屋外あるいは屋内の据付場所に、アンカー用プ
レート15をアンカーボルト93で締結し、転倒防止用
のプレート90を架台1の裏面に添う建物の壁面などに
ボルト止めして給水装置を固定してから、例えばスカー
ト板7の貫通孔9,12を用いて、水道本管(図示しな
い)から分かれた水道管94を吸込配管71の入口に接
続し、同じく吐出側合流管28の出口を蛇口(図示しな
い)につながる給水配管95に接続すればよい。
わせて配線されたケーブル類(図示しない)を通じて、
各機器に接続されている。
6のうちの片側(1台)は、吐出側の圧力検出器17か
らの圧力信号から吐出圧力が目標圧力より低いことを検
出すると、同目標圧力を一定に保つようにインバータ運
転(一定圧制御)される。つまり、タービンポンプ26
は、吸込配管71,吸込側合流管27を通じて吸込まれ
る水道管94からの水を一定圧となるよう増圧し、この
増圧した水を連結管40,吐出側合流管28,給水配管
95を通じて、蛇口へ供給する。
46の流量信号にしたがい、同タービンポンプ26の回
転数(能力)を低下させる。さらに所定使用水量以下に
なると、運転しているタービンポンプ26を停止させ、
アキュームレータ22による給水に移る。なお、タービ
ンポンプ26の運転中は、DCモーター24の冷却ファ
ン29により、ポンプカバー85内の各部は冷却されて
いる。具体的には、ポンプカバー85内の最上層の空気
は、吸込口29aから吸込まれ、同空気が吹出口29b
からDCモーター24のモーター本体へ沿って吹き出さ
れる。これにより、吹出風は、DCモーター24を冷却
して、下部側に在る水が通過するポンプ部25,同じく
配管へと流れる。このとき、DCモーター24の冷却で
温度上昇した排気流(熱風)は、給水される水で冷たく
なっているポンプ部25の外壁面、配管部材の外壁面と
触れることで熱交換して冷却される。そして、この冷却
された排気流が、ポンプカバー85内の各部に導かれて
各部を冷却する。
超える圧力になると(高配水時)、タービンポンプ26
へ向う水が、バイパス用チェッキ弁45を通じて、吐出
側合流管28へバイパス(短絡)される。またチェッキ
弁45とポンプ吸込口30との間にある流量検出器46
が、タービンポンプ26へ向う水量の減少(少水量)を
検出して、タービンポンプ26の運転を停止させる。こ
れにより、給水装置で増圧を行わずに、直接、水道本管
からの圧力水が蛇口へ導かれていく。
ンプ26の吐出配管、すなわち連結管40は、給水装置
の正面へ若干延びてから下方へ向うので、縦型のタービ
ンポンプ26の上方には吐出配管が配置されずにすみ、
給水装置の高さ寸法が抑えられる。
6から、健全な他方のタービンポンプ26の運転に切り
換わった後で行う、故障したタービンポンプ26の取り
出し作業も容易に行える。具体的には、故障したタービ
ンポンプ26を給水装置(装置本体S)から取り外すと
きは、最初、ポンプカバー85を取り外し、つぎに故障
したタービンポンプ26の吸込側に在るボール弁36
と、同じく吐出側に在るボール弁41とを閉じる。つい
で、ポンプ吸込口30のフランジを、閉じたボール弁3
6から外し、連結管40の下端フランジを、閉じたボー
ル弁41から外す。その後、故障したタービンポンプ2
6のポンプ部25の支持とDCモーター24の支えを解
いて、故障したタービンポンプ26の全体を連結管40
と一緒に、正面方向へ引き出せばよい。
障したタービンポンプ26の連結管40の下端(分割
端)は、同ポンプ26の下端に在るポンプ吸込口30の
位置より、符号δ分、下にあり、同タービンポンプ26
を給水装置の正面から抜け出しやすくしている。つま
り、タービンポンプ26の正面は、図6(a)に示され
るようにタービンポンプ26を取り出すのを遮るような
障害物が無い状態であるから、タービンポンプ26の全
体を連結管40と一緒に、給水装置の正面方向へ引き出
せば、容易に故障したタービンポンプ26が据え付けた
場所から取り出せる。むろん、先に連結管40単体を給
水装置から取り出してから、つぎにタービンポンプ26
を給水装置から取り出すようにしてもよい。
0xにスイング式チェッキ弁40bを設けたので、ポン
プ部25内に混入して同ポンプ部26の最上部、すなわ
ち吐出ケーシング33内に溜まる空気が容易に排出でき
る。すなわち、スイング式チェック弁40bは、重力に
より閉止するという閉止力の弱い弁なので、吐出ケーシ
ング33内の空気が排出しやすく、空気の排出性に優れ
る。特にタービンポンプ26は、インバータ運転される
ために(スローストップするため)、急閉機能は必要で
なく、重力により閉止するスイング式チェッキ弁40b
で十分である。これにより、ポンプ部25の最上部にあ
るメカニカルシール25aの摺動部が、水で冷却されな
くなって摩耗するようなことは未然に防げる。
連結管40の水平部分40xを格納場所とし、ポンプ吐
出口32に弁座40cを形成し、水平部分40x内にス
イング式の弁体40dを収めるという、連結管40の横
方向から下方向に向う配管部分を活用した構造なので、
コンパクトであり、構造的にも簡単であり、コスト的に
も安価である。
式の給水装置を例に挙げているが、これに限らず、逆流
防止装置の無い給水装置でも構わない。
明によれば、縦型ポンプの吐出配管は、給水装置の正面
へ若干延びてから下方へ向うので、縦型ポンプの上方に
は吐出配管が配置されずにすみ、給水装置の高さ寸法を
抑えることができる。
とができる。
記効果に加え、故障したポンプを据え付けた場所から容
易に給水装置から取り出すことができるといった効果を
奏する。
記効果に加え、縦型のポンプ部内の最上部に溜まる空気
を容易に排出することができる。しかも、スイング式チ
ェッキ弁は、吐出配管の水平部分に同配管部分を利用し
て組み込まれるので、構造的にも簡単で、コスト的にも
安価ですむといった利点がある。
(b)は図2中のB−Bに沿う側断面図。
出す作業を説明するための断面図。
斜視図。
Claims (3)
- 【請求項1】 正面方向が開口した装置本体内に縦型ポ
ンプを着脱可能に組み付けて構成される給水装置におい
て、 前記縦型ポンプは、上部にモーターを有し、下部に該モ
ーターで駆動される多段タービンポンプ部を有してユニ
ットに構成されたタービンポンプからなり、 かつ前記タービンポンプ部が、下端に下側に開口するポ
ンプ吸込口を有し、上部に装置装置の正面方向に開口す
るポンプ吐出口を有して構成され、 前記ポンプ吸込口には吸込配管が接続され、前記ポンプ
吐出口には下方向へ向う吐出配管が接続されて、縦型ポ
ンプの下側から吸込んで装置装置の正面方向から吐出さ
せるようにしてあることを特徴とする給水装置。 - 【請求項2】 前記ポンプ吸込口は前記吸込配管と着脱
可能に接続され、 前記吐出配管は、前記ポンプ吸込口の接続位置より下側
の地点で分割されるとともに、分割した両者が開閉弁を
介して着脱可能に接続されることを特徴とする請求項1
に記載の給水装置。 - 【請求項3】 前記吐出配管は、前記ポンプ吐出口から
続く部分が給水装置の正面方向に沿ってほぼ水平方向に
延びる水平部分を有し、 さらに前記ポンプ吐出口側に弁座を有し、前記水平部分
内に前記弁座と接離するスイング式の弁体をスイング可
能に収めて、 前記ポンプ吐出口の近くの吐出配管部分にチェッキ弁を
内蔵させることを特徴とする請求項1に記載の給水配
管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22387499A JP4316058B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 給水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22387499A JP4316058B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 給水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001050172A true JP2001050172A (ja) | 2001-02-23 |
JP4316058B2 JP4316058B2 (ja) | 2009-08-19 |
Family
ID=16805074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22387499A Expired - Lifetime JP4316058B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 給水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4316058B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-08-06 JP JP22387499A patent/JP4316058B2/ja not_active Expired - Lifetime
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