JP4459330B2 - 直結給水式給水装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば家庭に給水を行う直結給水式給水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アパート、マンションなどでは、水道本管から延びる水道管と、家庭の蛇口につながる給水配管との間に給水装置を接続して、水道管からの圧力水を直接、給水装置のポンプで増圧して、各家庭に供給するようになった。このような水道管に給水装置を直結して給水を行う方式を直結給水式という。
【0003】
こうした給水装置では、屋外での使用を考慮して、ポンプや制御盤などを、周囲が壁で囲われる空間内、すなわちポンプカバーなどで構成される密閉容器内に収容して、雨などが侵入しないよう、さらには騒音が外部に出ないようにすることが講じられている。
【0004】
こうした給水装置では、誘導モーターにポンプ部を直結した構造が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、給水装置は、小形化、さらには小占有床面積化のために、できるだけ内部容量を抑えた密閉容器を有している。特に密閉容器は、内面に騒音低減のために吸音材を貼り付けることが行われており、密閉容器自身の断熱性が高い。
【0006】
このため、密閉容器の内部は、ポンプの運転によって温度上昇しやすい。特にポンプ運転中の発熱はほとんどモーターによるものである。
【0007】
そのため、ファンでモーターからの熱を、水が流通する配管へ導いて冷却するなどの対策が講じられているが、過度の温度上昇は、モーター、制御盤などの電装機器に影響を与えやすいので、その改善が要望されている。
【0008】
本発明の目的は、ポンプを収めた空間の温度上昇を低減できるとともに、水道管の圧力がポンプの目標圧力を超えてポンプ停止時にポンプ部内を通過する水でDCモーターのローターが正回転している状況下においてもポンプの始動を良好に行なうことができる直結給水式給水装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る直結給水式給水装置は、
ローターに永久磁石を用いたブラシレスDCモーターと、このDCモーターにより駆動されるポンプ部と、を組み合わせたポンプと、
前記DCモーターの作動を制御するための制御部と、を有し、
前記ポンプおよび前記制御部が、周囲が壁で覆われた空間内に収容されているとともに、前記ポンプの吸込側が水道管に直結された直結給水式給水装置であって、
前記制御部は、前記水道管の圧力が前記ポンプの目標圧力を超えて前記ポンプが停止しているにも拘らず前記ポンプ部内を通過する水で前記ローターが正回転している時に、前記DCモーターの入力端子を短絡させることで前記DCモーターに逆回転方向の回転トルクを与えて前記ローターに電気的な制動力を発生させ、前記ローターが停止した状態で前記DCモーターを始動させることを特徴としている。
【0010】
この構成によれば、ローターに永久磁石を用いたブラシレスDCモーターは、誘導モーターとは異なり、ローターの銅損が無いので、熱損失が少なく、ポンプ運転中の発熱をほとんど占めているモーターの発熱が抑えられる。これにより、ポンプが収まる空間の温度上昇を低減できる。
【0012】
さらに、ブラシレスDCモーターは、誘導モーターとは異なり、ローターの位置検出を行ってステータコイルに流す電流位相を制御し、常に実際のローターの回転速度と駆動側の目標回転数を同期させることが求められる。
【0013】
直結給水式給水装置は、高配水時、特徴ある挙動が起こることがある。
【0014】
すなわち、高配水時は、吸込圧力が増大し、停止中のポンプ部の内部を通じて給水されるのであるが、このときポンプ部の内部を流通する給水でローターが回転することがある。このときは、ポンプは、停止中でありながら、ローターが回転している状態である。ここで、ポンプの吸込圧力がポンプの始動圧力より低下すると、ポンプは始動しようとするが、このときDCモーターは、本来の目標回転速度が0であるにも拘らず、ローターが回転しているため、同期不能となり、故障検出をするおそれがある。
【0015】
そこで、ポンプ停止時、ポンプ部内を通過する水でローターが回転したときは、DCモーターに逆方向の回転トルクを与えて、ローターが回転しないようにし、ポンプ始動時には、本来の目標回転速度が0からDCモーターが電流位相制御で回転されるようにしている。
【0016】
上記目的を達成するため、本発明の他の形態に係る直結給水式給水装置は、
ローターに永久磁石を用いたブラシレスDCモーターと、このDCモーターにより駆動されるポンプ部と、を組み合わせたポンプと、
前記DCモーターの作動を制御するための制御部と、を有し、
前記ポンプおよび前記制御部が、周囲が壁で覆われた空間内に収容されているとともに、前記ポンプの吸込側が水道管に直結された直結給水式給水装置であって、
前記ポンプが停止している時に前記ローターの回転を監視する手段をさらに備えているとともに、
前記制御部は、前記ポンプの始動時において前記水道管の圧力が前記ポンプの目標圧力を超えて前記ポンプ部内を通過する水で前記ローターが正回転している時に、前記手段により監視された前記ローターの正回転方向の回転数を目標の回転速度と同期させることを特徴としている。
この構成を採用することで、ポンプ始動時には、目標とする回転速度を実際のローターの回転数と同期させて、DCモーターが電流位相制御で回転されるようにしている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1ないし図8に示す第1の実施形態にもとづいて説明する。
【0018】
図1は、本発明を適用した直結給水式給水装置の正面図、図2は同給水装置の正断面図、図3(a),(b)ないし図5は図2中のそれぞれ矢視A〜Dから見た側断面図、図6は同給水装置の給水ポンプ配管系を示す正面図、図7は同給水装置の各部の構造を示す図を示していて、図中1は自立可能に構成された架台である。
【0019】
この架台1は、図7に示されるように四角形の背壁2、コ字状に形成されたスカート板7、左右一対のアンカー用プレート15を組合わせて形成してある。
【0020】
詳しくは、背壁2は、上下方向に垂直に延びる角形の背板3と、この背板3の上部縁全体に形成された内向きの天板4と、この天板4と連続する背板3の左右縁全体に形成された内向きの側板5とを有して形成してある。これら三方縁にある天板4および側板5は、いずれも正面方向へ少量、例えば40mm程度、突き出ていて、これら内向きに突き出る天板4および側板5がもたらす剛性により、プレートで形成される背壁3で、べこつきといった支障の無い、ポンプ搭載に対して十分に満足する機械的強度を確保している。また左右両方の側板5の下部分からは、コ字形に折り曲げた帯形のプレートが正面方向に突き出ていて、背壁3の下部にコ字状のスカート板7を形成している。このスカート板7のうち一方の壁、例えば左壁には、奥行き側から順に、横方向から外部と配管取り合いをなすための吸込配管用の貫通孔9、ドレン孔10、ケーブル孔11が形成されている。スカート板7の右壁には、正面(手前)側から順に、横方向から外部と配管取り合いをなすための吐出配管用の貫通孔12、ドレン孔13が形成されている。またスカート板7の各左右側の下端から側板5の各下端に渡り、それぞれ帯板が取着されていて、架台1の下部に左右一対のアンカー用プレート15を形成している。これにより、架台アンカー用プレート15を下にし背板3を背にして自立する、奥行き寸法は狭く、高さ寸法の高い架台1を構成してある。なお、各アンカー用プレート15の板面にはアンカーボルト挿入孔15a(図7のみに図示)が形成してある。
【0021】
この架台1を形成する背板3の内面には、給水ポンプ機器20が組み付けてある。すなわち、背板3の左側上段には、内部にインバータ21xや制御部21y(例えばマイクロコンピュータを有して構成されるもの:図3、図7に図示)等といった各種制御機器を内蔵した角箱形の制御盤21が,ブラケット21aを介して組み付けられている。この制御盤21の下側には、アキュームレーター22が組み付けられている。また背板3の右側には、制御盤21およびアキュームレーター22と隣接して、縦型のポンプユニット23が組み付けられている。
【0022】
詳しくは、ポンプユニット23は、上部にモーター、例えばローター24bに永久磁石を用いたブラシレスDCモーター24(以下、単にDCモーター24という)を有し、下部に同DCモーター24に直結されたポンプ部、例えば多段タービンポンプ部25(以下、単にポンプ部という)を有して構成される縦型の多段タービンポンプ26を、複数台、例えば2台左右方向に並行に配置し、これに吸込側合流管27、吐出側合流管28を組合わせて構成してある。
【0023】
具体的には、DCモーター24は、図3(b)に示されるようにローター24b、ステータコイル24cを密閉ケースに収めた全閉モーターが用いられる。なお、密閉ケース内にはローター位置検出を行うローター位置検出センサー24dも収めてある。
また全閉モーターの上部には、冷却ファンとして、上方に在る吸込口29aから空気を吸い込み、下方へ向く吹出口29bから空気をモーター本体の外周面に沿って吹き出すタイプの冷却ファン29(図2のみに図示)が内蔵してある。
【0024】
多段タービンポンプ26は、下部に在る下向きに開口するポンプ吸込口30をもつ吸込ケーシング31と、上部に在る正面方向に開口するポンプ吐出口32をもつ吐出ケーシング33(いずれも図3、図4に図示)との間に、インペラ34を収めた複数の中間ケーシング35を締結し、各インペラ34とDCモーター24から延びるモーター軸24aとを連結した構造が用いてある。
これら多段タービンポンプ26の各ポンプ吸込口30には、メンテナンス用の開閉弁、例えばボール弁36を介して、左右方向に延びる吸込側合流管27が着脱可能に接続、例えばフランジ接続で結合してある。吸込側合流管27は、左側端がプラグ37で閉止され、右側端が逆L字形を描くように曲がって下方へ向かい、ほぼ垂直方向に延びている。
なお、吸込側合流管27の横方向に延びる管部分27aには、両側に凍結防止用のヒーター38が組み付けてある。
多段タービンポンプ26の各ポンプ吐出口32には、同吐出口32から下方へ延びるL形の連結管40が連結してある(図6に図示)。この連結管40の上端に形成されているエルボ部40a(ほぼ90°曲がる部分)には、スイング式のチェック弁40bを内蔵させてある。この連結管40の下端は、ポンプ吸込口30の位置より下側となる地点まで延びている。
このポンプ吸込口30から下方にずれた連結管40の端部に、吸込側と同じくメンテナンス用の開閉弁、例えばボール弁41を介して、逆L字形を描くように曲がる吐出側合流管28がフランジ接続で連結してある。この吐出側合流管28の横方向に延びる管部分28aの左端には、吐出圧力を検出する圧力検出器17が組み付けてある。
また吐出側合流管28の下方へ延びる管部分28bは、吸込側合流管27の下方へ延びる管部分27bと向き合うように(ほぼ平行)に配置される。そして、これら管部分27b,28bの途中が、高配水時(吸込側の圧力が目標圧力よりも高くなるとき)に吐出側へバイパスさせるバイパス部43を介して連結してある(図4に図示)。
バイパス部43は、管部分27bと管部分28bとの間を連通するバイパス管44(バイパス路)と、このバイパス管44内に収めた、吐出側合流管28側へ向う方向のみ開く機能をもつバイパス用チェック弁45とを有して構成してある。
【0025】
このバイパス用チェック弁45からポンプ吸込側へ向う吸込側合流管27の管部分27bには、少水量停止用の流量検出器(目標水量より水量が少なくなるにしたがいポンプ停止させるためのもの)、例えばパドル式の流量検出器46が組み込んである。なお、吐出側合流管28の横方向に延びる管部分28aにも凍結防止用のヒーター47が組み付けてある。
【0026】
このポンプユニット23のうち、吸込側合流管27の管部分27a(水平方向に延びる部分)の両端側には、図5にも示されるように管部分27を挟んで側方に互い違いに張り出す矩形状の2つの支持ベース48が形成してある。また管部分27aから下側にずれて配置されている吐出側合流管28の管部分28aの端部(圧力検出器17側)には、管部分27a側へ張り出す矩形状の支持ベース49(1個)が形成してある。
【0027】
これに対して背板3の右側中段には、図7にも示されるようにポンプユニット据付け用の支え部材50が取り付けてある。支え部材50は、例えばコ字形に折り曲げた板金で形成されるサポート部材51の一方の端部を背板3の内面に固定して、板金の両端壁52を上下二段に配置し、両端壁52の他方の端部を背板3の内面から突き出させた構造が用いられている。詳しくは、上下二段となる端壁52は、上側が三角形状をなし、下側が帯形状をなしていて、いずれも架台1の天板4,側壁5の張出し長さ以上の寸法で正面方向に突き出ている。このうち上段の端壁52の先端側と基部側とには、各支持ベース48の位置と対応して、例えばゴム部材とばね部材とを組合わせてなる偏平矩形状の弾性部材53が取着されている。また下段の端壁52の先端側には、支持ベース49の位置と対応して、同様の偏平矩形状の弾性部材54が取着されている。
【0028】
ポンプユニット23は、弾性部材53で形成される各据付座に、各支持ベース48を載せ、弾性部材54で形成される据付座に、支持ベース49を載せることによって、吸込側合流管27と吐出側合流管28の両間隔を支持スパンとして、支え部材50に安定した姿勢で載置させてある。そして、図3に示されるように正面方向に突き出る吸込側合流管27の支持ベース48(1個のベースだけ)を、締結具、ボルト50aで支え部材50に固定することによって、重量のあるポンプユニット23の全体を、冷却ファン29の吸込口29aが架台1の最も上部に配置され、多段タービンポンプ部25につながる吸込側/吐出側の配管が下側に配置される姿勢で、安定して架台1に組み付けてある。
【0029】
なお、ポンプユニット23は、頭部側が弾性部材53,54の弾性で振れないよう、同ユニット23の高い位置で補助的に支えてある。例えば図2、図6および図7に示されるように吐出ケーシング33から突き出たブラケット55を、背板3の内面に弾性変位可能に取り付けた支持具、例えばゴム部材などの弾性部材56により弾性支持された支持ボルト57で、ポンプ荷重が作用しないよう横方向から支えることによって、ポンプユニット23が振れないように規制させてある。
【0030】
また支え部材50の近傍となる背板3の内面には、制振部材、例えば粘性の高いプレート状の制振材58が取着されていて、背板3が支え部材50から伝わるタービンポンプ26の振動で振れない構造にしている(図7に図示)。但し、3aは、背板3の内面に、支え部材50の近傍を通過するよう、幅方向に連続して設けられた補強材である(図7に図示)。
【0031】
アキュムレーター22も、ポンプユニット23と同様、背板3の内面から、側板5の張出し長さ以上、正面方向に突き出る支え部材59(例えばチャンネル部材よりなる)の先端部に、アキュームレーター22の下部に形成した支持ベース22aを締結、例えばボルトで締結することによって、架台1に組み付けてある。そして、このアキュームレーター22の出入口22bが、メンテナンス用の開閉弁、例えばボール弁60、フレキシブル管61を介して、チェック弁45より下流となる吐出側合流管28の地点に接続してある。
【0032】
一方、図2〜図4および図7に示されるように、背板3、側板4およびスカート板7で囲まれる角形の開口1aには、同開口1aを塞ぐようにドレン受け用のトレイ65が設けてある。トレイ65は、例えばV字状に折れ曲がったプレートを、背板3と側板5とスカート板7とがなす角形の枠内に収めて、地上から離れた高さの地点において開口1aを塞ぎ、同プレートの周縁部を背板3、側板5およびスカート板7の内面に水密となるように接合してなる。
むろん、プレートは、外部との取り合いを損わないよう貫通孔9,12およびケーブル孔11よりも下方の地点に組み付けてある。このトレイ65で、ポンプユニット23や配管などから滴下する結露水などのドレンを受けて、V字形の傾斜面が交わる最下部に溜まるようにしている。これで、屋内でも給水装置が使用できる構造にしてある。
なお、トレイ65の板面には、上下方向から外部の配管取り合いをなすための吸込配管用と吐出配管用の貫通孔66が形成してある。但し、貫通孔66は、使用しないときはキャップ67で塞いである。
【0033】
また集溜部を形成するトレイ65の最下部の両側下部には、同最下部からスカート板7の左右ドレン孔13(トレイ65の最下部より下側にある)へドレン水を導く継手、例えばエルボ管68が取り付けてある。外部(スカート板7の外面)に臨むエルボ管68の端部は、通常はキャップ(図示しない)で塞がれていて、同キャップを取り外し、代わりに排水管(図示しない)を接続すれば、所望の場所にトレイ65に溜まるドレン水を排水できるようにもしてある。
【0034】
また背板3の下段には、左右方向に延びるよう、逆流防止装置70(中間室70aと同中間室70aを挟んで配置される一対のチェック弁70bを組合わせたもの)を組み付けた吸込配管71が、ポンプユニット23のときと同様の手法で組み付けてある。
なお、70cは逆流防止装置70の漏水口(逆流した水を排水させる出口)を示す。
【0035】
すなわち、吸込配管71は、左側から順に、例えば水道本管からの水道管94と接続可能な下向きエルボ管72(入側)、メンテナンス用の開閉弁73、ストレーナー74、逆流防止装置70、上向きエルボ管75(出側)を連結して構成される。そして、逆流防止装置70の一次側となるエルボ管72のコーナー部には、吸込圧力(水道本管の圧力)を検出する圧力検出器72aが組み付けてある。また吸込配管71の側部には、左右両側に脚部76を有するプレート77が添設してある。但し、脚部76は、吸込配管71の側部から同吸込配管71の下側へ張り出すL字状のプレート部分で形成してある。
【0036】
背板3の下段の左右両側には、側板5の張出し長さ以上、正面方向に突き出る支え部材78がそれぞれ取り付けられている。支え部材78は、いずれも一端が背板3の内面に固定され他端がトレイ65の上面に固定されたL帯形のプレートと、この各プレートの先端部上面に取付けた偏平矩形状の弾性部材79(例えばゴム部材とばね部材とを組合わせて形成されるもの)が取着されている。
【0037】
逆流防止装置70を含む吸込配管71は、図2〜図4に示されるようにこの弾性部材79で形成される各据付座に、脚部76を載せ、これを、締結具、例えばボルトで支え部材78に締結することによって、背板3に組み付けてある。
【0038】
この吸込配管71のエルボ管75(上向き)の端は、メンテナンス用の開閉弁、例えばボール弁80を介して、吸込側合流管27の入口端と接続、例えばフランジ接続で着脱可能に接続されている。これで、逆流防止装置70の二次側にバイパス用チェック弁45を配置させて、水道管側の圧力が目標圧力より高くなると、水道管からの圧力水がバイパス用チェック弁45を通じて吐出側合流管28へバイパスされるようにしている。
【0039】
なお、最も凍結しやすい環境に置かれる圧力検出器72aの近傍、例えばエルボ管72の側面には、凍結防止用のヒーター81が取り付けてある。
【0040】
そして、各種機器が組み付けられた架台1は、図1〜図4に示されるように同機器を覆うポンプカバー85と組み合わさり、組み付く各種機器を、周囲が壁で覆われる空間内、すなわち架台1およびポンプカバー85で形成される奥行き寸法が狭く高さの高い収容容器内に収めている。これで、縦型の屋外仕様の給水装置を構成している。
【0041】
具体的には、ポンプカバー85は、内のり寸法を架台1の正面から見た外形より若干、大きくし、背面、下面の二面が開口した箱状をなしている。そして、このポンプカバー85が、正面方向から各機器を覆うように架台1の周りに被してある。詳しくは、ポンプカバー85は、同カバー85の上側の縁部内面が天板4と重なり、左右方向の縁部内面が左右の側板5と重なり、下部の周縁部内面がスカート板7およびそれに続く側板5部分と重なるよう、架台1の正面方向から被せて、各種機器がある領域をほぼ密閉にしている。そして、上側の縁部両側から天板4の左右方向両側に挿入される装置吊り下げ用のアイボルト86(給水装置全体を吊り下げるときに用いる部材)で、ポンプカバー85と架台1とを両者間にシール部材を挟んで締結してある。なお、89aは天板4,ポンプカバー85の上縁部に形成したアイボルト用のボルト孔を示している。
【0042】
またポンプカバー85は、図3および図4に示されるようにタービンポンプ26と向き合う正面壁85aが、連結管40の中段付近から上方に向うにしたがいDCモーター24との間が狭まる方向に傾斜していて、同傾斜部85bによる空間の制限により、DCモーター24の正面側で、冷却ファン29でのショートサーキット(吸込口29aからの吹出風がそのまま吹出口29bに吸込まれる現象)が起きにくくしている。そして、このタービンポンプ26と接近する傾斜部85bの内面には、タービンポンプ各部からの騒音を効果的に吸収するよう吸音材87が設けてある。
【0043】
またポンプカバー85の内面には、スカート板7の上端位置と同じかそれより若干上側の位置から上方の地点に渡り、逆流防止装置70を含む吸込配管71の周りを囲むように断熱性を有した吸音材88が取り付けてあり、内部雰囲気が最も冷たくなる装置下部を保温すると同時に、ポンプカバー85の下部端から内部の騒音が漏れないようにしている。
【0044】
この他、ポンプカバー85の内面各部には吸音材89が取り付けられていて、ポンプカバー85から外部へ騒音が漏れるのを防ぐ構造にしてある。さらに背板3の上部背面には、転倒防止用の金具、すなわちボルト挿入孔90aを有するプレート90が取着されていて、給水装置の設置時、建物などの壁面にプレート90を締結すれば、据え付けた給水装置が転倒しないようにしている。
【0045】
またポンプカバー85の正面壁85aの下段には、逆流防止装置70の漏水状態を外部から目視で点検するための漏水点検用の窓91が設けられている。また上段には、制御盤21の各種表示部21bを外部から目視するための窓92a、ポンプ状態を目視するための窓92bが設けられている。
【0046】
この給水装置を据え付けるときは、屋外あるいは屋内の据付場所に、アンカー用プレート15をアンカーボルト93で締結し、転倒防止用のプレート90を架台1の裏面に添う建物の壁面などにボルト止めして給水装置を固定してから、例えばスカート板7の貫通孔9,12を用いて、水道本管(図示しない)から分かれた水道管94を吸込配管71の入口に接続し、同じく吐出側合流管28の出口を蛇口(図示しない)につながる給水配管95に接続すればよい。
【0047】
ここで、制御盤21は、背板3の内面に添わせて配線されたケーブル類(図示しない)を通じて、各機器および各センサーに接続されている。
【0048】
この制御盤21の制御部21yには、2台のタービンポンプ26の交互運転、ならびに一方のタービンポンプ26が故障したら他方のタービンポンプ26に代替させる機能が設定されている。
さらに同制御部21yには、設定された目標圧力から吐出圧力が低下したら、目標圧力を保つように各タービンポンプ26をインバータ制御する機能、低水量になったら運転中のタービンポンプ26を停止させる機能、吸込圧力が設定されたポンプ始動圧力より低下すると、タービンポンプ26を始動させる機能が設定されている。
なお、DCモーター24の作動は、制御部21yにより、ローター位置検出センサー24dからの信号でローター位置検出を行い、ステータコイル24cに流す電流位相を制御することで行われる。
【0049】
また制御部21yには、ポンプ停止時、ローター24bが正回転すると、同ローター24bに逆回転方向に回転トルクを発生させる工夫が施してある。これには、例えば制御盤21に、モーター入力端子を短絡方向に切換え可能とした切換部21zを組み込み、制御部21yで、ポンプ停止時、ローター24bが回転するとき、切換部21zを操作して、入力端子が短絡方向に切換える手段が用いられる。
つまり、制御部21yには、ポンプ停止時、ローター位置検出センサー24dから回転を示すパルス信号が出力されると、DCモーター24の入力端子を短絡させる機能が設定されていて、逆起電力により、ローター24bに電気的な制動力を発生させるようにしてある。
【0050】
また制御部21yには、ローター24bが停止(回転数:0)した状態でないと、DCモーター24の位相電流制御が開始されない設定がなされていて、高配水時に停止したタービンポンプ26を良好に始動させるようにしてある。
【0051】
つぎに、このように構成された給水装置の作用に付いて説明する。
【0052】
すなわち、今、制御部21yは、吐出側の圧力検出器17からの圧力信号により、吐出圧力が目標圧力より低いことを検出したとする。すると、制御部21yは、2台あるタービンポンプ26のうちの一方で、かつ健全なポンプを選択して(1台)、運転を開始する。そして、目標圧力を一定に保つよう(一定圧制御)、同タービンポンプ26をインバータ運転する。
【0053】
これにより、タービンポンプ26は、吸込配管71,吸込側合流管27を通じて吸込まれる水道管94からの水を一定圧となるよう増圧し、この増圧した水を連結管40,吐出側合流管28,給水配管95を通じて、蛇口へ供給する。
【0054】
また使用水量が少なくなると、流量センサー46の流量信号にしたがい、同タービンポンプ26の回転数(能力)を低下させる。さらに所定使用水量以下、すなわち少水量と呼ばれる水量になると、運転しているタービンポンプ26を停止させ、アキュームレータ22による給水に移る。
【0055】
タービンポンプ26の運転中は、DCモーター24の冷却ファン29により、ポンプカバー85内の各部は冷却される。具体的には、ポンプカバー85内の最上層の空気は、吸込口29aから吸込まれ、同空気が吹出口29bからDCモーター24のモーター本体へ沿って吹き出される。これにより、吹出風は、DCモーター24を冷却して、下部側に在る水が通過するポンプ部25,同じく配管へと流れる。このとき、DCモーター24の冷却で温度上昇した排気流(熱風)は、給水される水で冷たくなっているポンプ部25の外壁面、配管部材の外壁面と触れることで熱交換して冷却される。そして、この冷却された排気流が、ポンプカバー85内の各部に導かれて各部を冷却して、ポンプカバー85を循環する。
【0056】
このとき、ポンプカバー85内を温度上昇させる要因となる発熱は、ポンプ部25を駆動するモーターの発熱がほとんどを占めているが、ポンプ部25を駆動するモーターは、DCモーター24を用いているので、ローター24bの銅損が無く、誘導モーターに比べ、熱損失が少ない。
【0057】
したがって、DCモーター24の採用により、モーターからの発熱量を低減でき、タービンポンプ26を収めている収容空間の温度上昇を低減でき、過度な温度上昇を防ぐことができる。
【0058】
一方、ポンプ運転中、高配水時、すなわち水道管94側(水道本管側)の圧力が目標圧力を超える圧力になると、タービンポンプ26へ向う水が、バイパス用チェック弁45を通じて、吐出側合流管28へバイパスされる。またチェック弁45とポンプ吸込口30との間にある流量センサー46が、タービンポンプ26へ向う水量の減少(少水量)を感知(検出)して、タービンポンプ26の運転を停止させる。これにより、給水装置で増圧を行わずに、直接、水道本管からの圧力水が蛇口へ導かれる。
【0059】
このとき、ポンプ部25内を通過する流通する給水で、ポンプ部25のインペラ34が回転され、DCモーター24のローター24bが回転することがある。
【0060】
ここで、DCモーター24は、ローター24bの位置検出を行い、ステータコイル24cに流す電流位相で制御して回転させるのであるから、実際のローター24bの回転速度と目標回転数を同期させないと、ポンプ始動信号が出力されてもタービンポンプ26は始動しない。つまり、タービンポンプ26は始動しようとしても、DCモーター24は、本来、停止中で目標回転速度が0であるにも関わらず、ローター24bが回転しているため、同期不能となって、始動が行えなくなるおそれがある。
【0061】
そこで、このポンプ停止から、良好にポンプ始動が行われるよう、ローター24bが回転するようなポンプ停止時は、切換部21zを用いて、ローター24bの回転を停止させておく制御が採用されている。
【0062】
図8には、この制御のフローチャートが示されている。
【0063】
すなわち、高配水時、ステップS1、ステップS2に示されるようにポンプ停止が行われ、ポンプ部25の内部を通過する給水でローター24bが回転すると(ローター位置検出センサー24dのパルス信号による)、制御部21yは、切換部21zを操作して、DCモーター24の入力端子を短絡する(ステップS3)。すると、DCモーター24に逆起電力が発生し、ローター24bを電気的に制動させる制動力を発生させる。
これにより、ローター24bには逆回転方向の回転トルクが与えられ、ローター24bの回転は低下し、停止に至る。そして、ローター24bが回転しないように保持される。すなわち、ローター24bは停止状態に保たれる。なお、ローター24bが停止したか否かは、ローター位置検出センサー24dからパルス信号が出力されるか否かで判定される。
【0064】
このポンプ停止中、吸込圧力がポンプ始動圧力より低下すると、制御部21yは、タービンポンプ26を始動させる。
【0065】
この始動は、ステップS4,ステップS5に示されるように、ローター24bが停止している状態から行われる。すなわち、実際のローター24bの回転速度と目標回転速度(ゼロ)とが同期するので、DCモーター24は、電流位相制御で回転を始める。
【0066】
したがって、温度上昇低減に優れたDCモーター24を採用したポンプを円滑に始動させることができ、DCモーター24を高配水時にも良好に使用することができる。
【0067】
図9は、本発明の第2の実施形態を示す。
【0068】
同実施形態は、第1の実施形態で述べた高配水時におけるDCモーターの始動制御の変形例で、ポンプ始動時に、目標とする回転速度を実際のローターの回転数に同期させるようにしたものである。
【0069】
具体的には、先の第1の実施形態で述べた、高配水時のポンプ停止中、例えばロータ位置検出センサー24dで、ローター24bの回転数を監視させる。また制御部21yに、ポンプ始動時、実際に回転しているローター24bの回転数を目標の回転速度として、回転させる機能が設定されていて、この設定により、ポンプ始動時には、同期不能を起すことなく、良好にDCモーター24が電流位相制御で回転されるようにしたものである。図8には、このときの制御のフローチャートが示してある。
【0070】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、ブラシレスDCモーターの採用により、ポンプを収めた空間の温度上昇を低減することができる。さらに、ポンプ停止時にポンプ部内を通過する水でDCモーターのローターが正回転する高配水時においても、DCモーターが同調不良を起こすことはなく、DCモーターを採用したポンプを円滑に始動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る直結給水式給水装置の正面図。
【図2】同給水装置のポンプカバーを断面した正面図。
【図3】(a)は図2中のA−Aに沿う側断面図。
(b)は図2中のB−Bに沿う側断面図。
【図4】図2中のC−Cに沿う側断面図。
【図5】図2中のD−Dに沿う平断面図。
【図6】2台のポンプに接続される吸込側合流管、吐出側合流管を説明するための図。
【図7】給水ポンプの全体の構造を説明するための分解斜視図。
【図8】高配水時、停止中のポンプが始動するときの制御を説明するためのフローチャート。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る直結給水式給水装置の要部の制御を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1,85…架台、ポンプカバー(ポンプを収容する空間を形成するもの)、21y…制御部、21z…切換部、24…ブラシレスDCモーター、24b…ローター、24d…ローター位置検出センサー、25…ポンプ部、26…ポンプ、94…水道管。
Claims (2)
- ローターに永久磁石を用いたブラシレスDCモーターと、このDCモーターにより駆動されるポンプ部と、を組み合わせたポンプと、
前記DCモーターの作動を制御するための制御部と、を有し、
前記ポンプおよび前記制御部が、周囲が壁で覆われた空間内に収容されているとともに、前記ポンプの吸込側が水道管に直結された直結給水式給水装置であって、
前記制御部は、前記水道管の圧力が前記ポンプの目標圧力を超えて前記ポンプが停止しているにも拘らず前記ポンプ部内を通過する水で前記ローターが正回転している時に、前記DCモーターの入力端子を短絡させることで前記DCモーターに逆回転方向の回転トルクを与えて前記ローターに電気的な制動力を発生させ、前記ローターが停止した状態で前記DCモーターを始動させることを特徴とする直結給水式給水装置。 - ローターに永久磁石を用いたブラシレスDCモーターと、このDCモーターにより駆動されるポンプ部と、を組み合わせたポンプと、
前記DCモーターの作動を制御するための制御部と、を有し、
前記ポンプおよび前記制御部が、周囲が壁で覆われた空間内に収容されているとともに、前記ポンプの吸込側が水道管に直結された直結給水式給水装置であって、
前記ポンプが停止している時に前記ローターの回転を監視する手段をさらに備えているとともに、
前記制御部は、前記ポンプの始動時において前記水道管の圧力が前記ポンプの目標圧力を超えて前記ポンプ部内を通過する水で前記ローターが正回転している時に、前記手段により監視された前記ローターの正回転方向の回転数を目標の回転速度と同期させることを特徴とする直結給水式給水装置。
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