JP4567525B2 - 直結給水装置 - Google Patents

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本発明は、パッケージ型の直結給水装置に関し、特に据付面積の縮小化を図った給水装置内の配管レイアウトに関する。
従来、水道管に直接接続可能な、いわゆる直結給水装置が提供されている。中でも、吸込配管からポンプ、吐出配管、制御装置などの全ての構成要素を1つのハウジング内に納めたパッケージ型の直結給水装置がよく利用されている。
従来のパッケージ型の直結給水装置の一例を、図13に示す。直結給水装置101は、ハウジング102の中に縦型の多段ポンプ103を有する。この縦型多段ポンプ103は、ポンプの下部において鉛直方向に開口した吸込口と、中位部において水平方向に開口した吐出口とを有する。
縦型多段ポンプ103の下方には、上面に接続口を有する吸込配管104が設けられている。縦型多段ポンプ103の吸込口は、ボール弁などを介して、この吸込配管104に接続されている。吸込配管104は、ハウジング102に設けられた支持部材105の上に載置されている。
一方、縦型多段ポンプ103の吐出口には、連通管を介して、吐出配管106が接続されている。この吐出配管106も、吸込配管104が載置された支持部材105と同一の部材上に載置されている。すなわち、吐出配管106と吸込配管104とを略同じ高さに配置し、両配管104,106を同一の支持部材105で支持している。両配管104,106を同一の高さで支持することで、支持部材105の構造を単純化するためである。
また、特許文献1は、吸込配管をU字形状に形成し、横幅寸法の縮小化を図った直結給水装置を開示している。
特開2001−050170号公報(第4項左欄、図3(b))
このようなパッケージ型の直結給水装置は、ポンプや配管など、装置に必要な全ての構成部品を内部に有するため、全体としてかなり大型な装置となる傾向にある。
しかし、このようなパッケージ型の直結給水装置は、設置される場所が限定されている。すなわち、直結給水装置は、デッドスペースとなる限られた狭い空間、例えば客先に施工された水道本管周りの壁面沿いや階段下に設置されることが多い。このため、直結給水装置は、少しでも小型化することが望まれている。
本発明の目的は、据付面積の縮小化を図った直結給水装置を得ることにある。
本発明の一つの形態に係る直結給水装置は、本体ハウジングと、縦型ポンプと、第1の吸込配管と、第2の吸込配管と、吐出配管とを具備する。縦型ポンプは、本体ハウジングの内部に納められ、下部に設けられた吸込口と吸込口より上部に設けられた吐出口とを有する。第1の吸込配管は、長手方向を横向きにして配置され、途中に逆流防止部を有し、外部の給水源から水が供給される。第2の吸込配管は、長手方向を横向きにして第1の吸込配管の2次側に接続され、縦型ポンプの下方に配置され、縦型ポンプの吸込口と接続される。吐出配管は、長手方向を横向きにして第2の吸込配管に対して段違いになるように上方に配置され、縦型ポンプの吐出口と接続される。そして、吐出配管の下方であり、第2の吸込配管と本体ハウジングとの間には、収容空間が形成される。
なお、ここで「接続」とは、直接的に配管同士が接続されることはもちろん、他の配管等を介して間接的に接続されることも含む。
この構成によれば、吐出配管の下方に収容空間が形成される。この収容空間に、従来、他のスペースに設けられていた配管等を収容することにより、配管レイアウトに必要なスペースを小さくすることができる。これにより、据付面積の縮小化を図ることができる。
〔第1の実施形態〕
以下に本発明の第1の実施形態を、図1から図7を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る直結給水装置11の側断面図を示し、図2はA1−A1線に沿う正断面図、図3はA2−A2線に沿う正断面図を示している。直結給水装置11は、図1から図3に示すように、本体ハウジング12、吸込配管部13、縦型ポンプ部14、および吐出配管部15を備える。
本体ハウジング12は、背壁21、底壁22、および前面カバー23を有する。前面カバー23は、前壁25、上壁26、右側壁27、および左側壁28を有する。したがって、前面カバー23を背壁21および底壁22に被せることで、本体ハウジング12は箱型のパッケージとなる。
本体ハウジング12の左右両側壁27,28の下部には、図2で示すように、それぞれL字型の固定板31が取付けられている。この固定板31を、基礎ボルト32a,32bにより設置面Fに固定することで、本体ハウジング12が設置面Fに固定される。具体的には、図7に示すように、本体ハウジング12の前側部位A点を第1の基礎ボルト32aで固定し、本体ハウジング12の後側部位B点を第2の基礎ボルト32bで固定する。
底壁22の上面の左右両側には、図2に示すように、一対の第1の支持台34が設けられている。第1の支持台34は、吸込配管部13を支持する支持台である。背壁21の中段には、図1に示すように、第2の支持台35が設けられている。第2の支持台35は、背壁21に固定される基端部35aと、基端部35aから一段高く設けられた先端部35bとを有する。第2の支持台35の基端部35aも、吸込配管部13を支持する支持台である。第2の支持台35の先端部35bは、吐出配管部15を支持する支持台である。
本体ハウジング12の右側壁27には、第1の貫通孔27aおよび第2の貫通孔27bが設けられている。第1の貫通孔27aは、右側壁27の下位部に開口している。第2の貫通孔27bは、右側壁27の中位部に開口している。左側壁28には、第3の貫通孔28aおよび第4の貫通孔28bが設けられている。第3の貫通孔28aは、左側壁28の下位部において第1の貫通孔27aに対応する位置に開口している。第4の貫通孔28bは、左側壁28の中位部において第2の貫通孔27bに対応する位置に開口している。
吸込配管部13は、図2および図4に示すように、第1の外部接続配管41、第1の吸込配管42、第2の吸込配管43、第3の吸込配管44、分岐部としての分岐管45、ならびに合流部および曲管部としてのラップジョイント(R)46を有し、これらで求められている給水流量を確保する。
第1の外部接続配管41は、客先に引かれた水道本管48に接続される配管である。第1の外部接続配管41は、本体ハウジング12の右側壁27に設けられた第1の貫通孔27aを通じて、外部に突出している。第1の外部接続配管41の外部に突出した部位の先端には、フランジ部41aが設けられている。このフランジ部41aが水道本管48に接続されると、直結給水装置11は、外部の給水源から水を吸込むことができる。第1の外部接続配管41の2次側には、分岐管45が設けられている。
分岐管45は、図4に示すように、1つの流入口45aと2つの流出口45b,45cとを有する。分岐管45の流入口45aは、第1の外部接続配管41に接続されている。分岐管45の第1の流出口45bには、第1の吸込配管42が接続されている。分岐管45の第2の流出口45cには、第3の吸込配管44が接続されている。したがって、分岐管45に流入した水は2つに分流され、第1の吸込配管42と第3の吸込配管44とにそれぞれ導かれる。
第1の吸込配管42は、長手方向を左右に水平にして、本体ハウジング12内の前壁25側の部位に設けられている。第1の吸込配管42は、第1の支持台34の上に載置されている。第1の吸込配管42は、基端部に接続口42aを有する。接続口42aは、分岐管45の第1の流出口45bに接続されている。したがって、第1の吸込配管42には、外部の給水源から水が供給されることになる。第1の吸込配管42は、途中に第1の逆流防止部51を有する。第1の逆流防止部51は、上流側から、第1の止水弁52、第1の逆流防止装置53、および第2の止水弁54を有する。第1の止水弁52は、ストレーナ付きの止水弁である。第1の逆流防止装置53は、例えば、中間室とその前後に配置された一対のチャッキ弁などからなる。第1の吸込配管42の2次側には、ラップジョイント(R)46が接続されている。
第3の吸込配管44は、長手方向を左右に水平にして、本体ハウジング12内の背壁21側の部位に設けられている。第3の吸込配管44は、第1の吸込配管42と平行となるよう前後に並んで配置される。第3の吸込配管44は、その口径が、第1の吸込配管42の口径に比べて小さい。また第3の吸込配管44は、この吸込配管44の軸心の高さが第1の吸込配管42の軸心の高さと同一になるように配置されている。
第3の吸込配管44は、途中に第2の逆流防止部を有する。第2の逆流防止部56は、上流側から、第3の止水弁57、第2の逆流防止装置58、および第4の止水弁59を有する。第3の止水弁57は、ストレーナ付きの止水弁である。第2の逆流防止装置58は、例えば、中間室とその前後に配置された一対のチャッキ弁などからなる。ここで、第3の止水弁57、第2の逆流防止装置58、および第4の止水弁59の口径も、第1の止水弁52、第1の逆流防止装置53、第2の止水弁54のそれらに比べて小さい。
ラップジョイント(R)46は、図4および図5で示すように、水の流れ方向を180度反転させるエルボ配管である。ラップジョイント(R)46は、流入口46aと流出口46bとを有する。ラップジョイント(R)46の流入口46aは、第1の吸込配管42に取付けられている。すなわち、ラップジョイント(R)46の流入口46aは、本体ハウジング12の前壁25側の部位に配置されている。一方、ラップジョイント(R)46の流出口46bは、本体ハウジング12の背壁21側の部位であって、流入口46aより上方になるように配置される。換言すれば、ラップジョイント(R)46は、流入口46aから流出口46bへ向かう管路が、略45度の傾きで上昇するように、長手方向を斜めにして配置されている。
ラップジョイント(R)46の流出口46bには、第2の吸込配管43が接続されている。ラップジョイント(R)46は、流入口46aと流出口46bとに、それぞれ管路の外周に沿って進退可能なフランジ46cを有する。このフランジ46cを用いて、ラップジョイント(R)46は、第1の吸込配管42および第2の吸込配管43に接続されている。
ラップジョイント(R)46は、図5に示すように、管部の中央下面側に、接続口46dを有する。一方、第3の吸込配管44の2次側には、接続配管61の一端が接続さている。接続配管61の他端は、ラップジョイント(R)46の接続口46dに接続されている。したがって、ラップジョイント(R)46の内部では、第3の吸込配管44を通過した水が、第1の吸込配管42を通過した水に合流する。
第2の吸込配管43は、図1に示すように、ラップジョイント(R)46の流出口46bに接続され、本体ハウジング12の背壁21側の部位に設けられている。すなわち、第2の吸込配管43は、第3の吸込配管44の上方に位置する。第2の吸込配管43は、長手方向を左右に水平にして、第2の支持台35の基端部35aに載置されている。第2の吸込配管43は、第1の吸込配管42と平行に並んで配置される。第2の吸込配管43の下流端は、閉止フランジ62により水密に閉鎖されている。第2の吸込配管43は、当該第2の吸込配管43の長手方向の中心が、本体ハウジング12を縦に横切る中心線と重なるように配置されている。
第2の吸込配管43の上面側には、第1から第3の接続口43a、43b、43cが設けられている。具体的には、第2の接続口43bは、第2の吸込配管43の長手方向の中央に設けられている。第1の接続口43aは、第2の接続口43bより上流側に設けられる。第3の接続口43cは、第2の接続口43bの下流側であって、第1の接続口43aに対し第2の接続口43bを中心として線対称となる位置に設けられる。
第1から第3の接続口43a,43b,43cの上方には、例えば3台の縦型ポンプ部14が設けられている。縦型ポンプ部14は、いずれも駆動源、例えば電動モータ65cを有する縦型多段ポンプ65を備えている。
縦型多段ポンプ65は、図1に示すように、吸込口65aと吐出口65bとを有する。吸込口65aは、縦型多段ポンプ65の下部において、鉛直方向に開口している。吐出口65bは、縦型多段ポンプ65の中位部において、水平方向に開口している。縦型多段ポンプ65の吸込口65aは、それぞれボール弁64を介して、第1から第3の接続口43a〜43cに接続されている。
ぞれぞれの縦型多段ポンプ65の吐出口65bには、連通部67が接続されている。連通部67は、第1の連通管68と第2の連通管69とを有する。第1の連通管68は、縦型多段ポンプ65の吐出口65bに接続され、長手方向を前後に水平にして配置されている。第1の連通管68は、その途中にチェック弁70を有する。第1の連通管68の先端部の下面には、接続口68bが設けられている。
第2の連通管69は、長手方向を鉛直にして設けられている。第2の連通管69の基端部に設けられた接続口69aは、第1の連通管68の接続口68bに接続されている。すなわち、第1の連通管68と第2の連通管69により、逆L字形をした連通部67が形成されている。第2の連通管69は、その途中にボール弁71を有する。第2の連通管69の2次側には、吐出配管部15が接続されている。
ここで、第2の連通管69は、その長さが、途中にボール弁71を有することができる最小の長さである。
吐出配管部15は、図3に示すように、吐出配管73および第2の外部接続配管74を有する。吐出配管73は、長手方向を左右に水平にして、第1の吸込配管42の上方に配置されている。吐出配管73は、第2の支持台35の先端部35bに載置されている。吐出配管73は、吐出配管73の長手方向の中心が、本体ハウジング12を縦に横切る中心線と重なるように配置されている。吐出配管73の上流端は、閉止フランジ75により、水密に閉鎖されている。
吐出配管73の上面側には、第4から第6の接続口73a,73b,73cが設けられている。具体的には、第5の接続口73bは、吐出配管73の長手方向の中央に設けられている。第4の接続口73aは、第5の接続口73bより上流側に設けられている。第6の接続口73cは、第5の接続口73bの下流側であって、第4の接続口73aに対し第5の接続口73bを中心として線対称となる位置に設けられている。
第4から第6の接続口73a,73b,73cにはそれぞれ、連通部67の第2の連通管69が接続されている。ここで、第2の連通管69は、縦型多段ポンプ65の吸込口65aと吐出口65bとの間の長さよりも短い。従って、吐出配管73は、第2の吸込配管43に対して段違いに上方に配置されることになる。
これにより、図5に概略的に示すように、吐出配管73の下方であり、第2の吸込配管43と本体ハウジング12の前壁25との間には、収容空間Sが形成されることになる。なお、本実施形態では、図1に示すように、この収容空間Sに第1の吸込配管42の一部が収容されている。吐出配管73の2次側には、第2の外部接続配管74が接続されている。
第2の外部接続配管74は、客先の、例えばマンション内の水道配管(図示しない)に接続される配管である。第2の外部接続配管74は、本体ハウジング12の右側壁27に設けられた第2の貫通孔27bを通じて、外部に突出している。第2の外部接続配管74の外部に突出した部位の先端には、フランジ部74aが設けられている。このフランジ部74aが水道配管に接続されることで、直結給水装置11は外部へ水を給水することができる。
次に、直結給水装置11の作用について説明する。
第1の外部接続配管は41、水道本管48に接続され、第2の外部接続配管74は、客先の水道配管に接続されている。
水道本管48から第1の外部接続配管41を介して直結給水装置11内に導かれた水は、まず分岐管45を通過することになる。水は分岐管45を通過することで、分岐管45により2つの水流に分流される。2つに分流された水流のうち1つは、第1の吸込配管42に導かれる。他の1つの水流は、第3の吸込配管44に導かれる。
第1の吸込配管42を通過した水流と、第3の吸込配管44を通過した水流とは、ラップジョイント(R)46において合流し、これらの水流はあわせて第2の吸込配管43へ導かれる。ここで、第1の吸込配管42は、その途中に第1の逆流防止部51を有する。また、第3の吸込配管44は、その途中に第2の逆流防止部56を有する。従って、第1の吸込配管42または第3の吸込配管44を通過した水は、再び水道本管48に逆流することはない。
第2の吸込配管43へと導かれた水流は、それぞれ第1から第3の接続口43a,43b,43cのいずれかの接続口およびボール弁64を介して、縦型多段ポンプ65により吸上げられる。縦型多段ポンプ65により吸上げられた水流は、ポンプの内部で加圧される。加圧された水は、縦型多段ポンプ65から連通部67を介して、吐出配管73へと送られる。吐出配管73へと送られた水流は、第2の外部接続配管74を介して、客先の水道配管へと供給されることになる。
このような構成によれば、吐出配管73の下方であり、第2の吸込配管43と本体ハウジング12の前壁25との間には、収容空間Sが形成される。この空間は、本来、縦型多段ポンプと吐出配管とを結ぶ連通管により占められていたスペースである。本実施形態では、この連通管を必要最小限の長さに限定することで、上記収容空間Sを生み出している。そして、この収容空間Sに、従来では本体ハウジング内の他のスペースに設けられていた配管などを収容することで、本体ハウジング内のスペースを有効に利用し、装置全体の小型化を図ることができる。
また、収容空間Sを形成することで、本体ハウジング12内に空間的な余裕を持たせることができる。これにより、本体ハウジング12内に納められた構成部品のメンテナンス性の向上を図ることができる。
本実施形態では、ラップジョイント(R)46を介することで、第1の吸込配管42は、第2の吸込配管43と並んで配置される。すなわち、吸込配管部13は、U字形状に形成されることになる。これにより、吸込配管部13の必要な管長さを確保しつつ、吸込配管部13の横寸法を小さくすることができる。したがって、さらに装置全体の横寸法の縮小を図ることができる。本実施形態では、特にこの収容空間Sのスペースに、第1の吸込配管42の一部を収容している。したがって、高さ寸法の増大を抑制しつつ、横寸法の縮小化を図り、据付面積を小さくすることができる。
直結給水装置11は、途中に逆流防止部51を有する第1の吸込配管42,および逆流防止部56を有する第3の吸込配管44を備える。これにより、例えば片方の吸込配管を閉鎖しても、もう片方の吸込配管を開放することにより、流入は減少するが装置の運転を休止しなくてすむ。したがって、吸込配管のメンテナンスや点検の際に、断水を回避することができる。
また、第3の吸込配管44の口径は、第1の吸込配管42の口径に比して小さい。すなわち、前壁25側に口径の大きな吸込配管を配置し、背壁21側に口径の小さな吸込配管を配置している。背壁21側に口径の小さな吸込配管を配置することで、第3の吸込配管44の高いメンテナンス性を確保することができる。
従来の直結給水装置101は、図13に示すように、装置の背壁21側に重量のある部品が集中している。このため、装置の重心が、中心線より後ろ側にある。その結果、装置の前側(図中X点)の第1の基礎ボルト107aと、装置の後側(図中Y点)の第2の基礎ボルト107bに加わる荷重、およびモーメント荷重が異なることになる。例えば、第1の基礎ボルト107aに加わる転倒モーメント荷重Mは、第2の基礎ボルト107bに加わる転倒モーメント荷重Mに比べて大きい。そして通常、この基礎ボルト107a,107bは、この大きい方のモーメント荷重Mを基準にして設計される。すなわち、第2の基礎ボルト107bは、それに加わるモーメント荷重Mの大きさからすれば、不必要に大きな規格のものが用いられることになる。
しかし、本実施形態に係る直結給水装置11では、図7に示すように、装置の前後に重量のある部品が分散して配置されている。従って、装置の重心と、装置の中心線とを近づけることができる。その結果、装置の前側(図中A点)の第1の基礎ボルト32aに加わるモーメント荷重Mと、装置の後側(図中B点)の第2の基礎ボルト32bに加わるモーメント荷重Mとを、略同じにすることができる。したがって、両基礎ボルト32a,32bを必要最小限の大きさにおさめることができ、コストダウンを図ることができる。
〔第2の実施形態〕
図8から図11に、本発明の第2の実施形態に係る直結給水装置11aを示す。なお第1の実施形態と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。直結給水装置11aは、さらにドレン配管81とアキュムレータ82とを有する。
ドレン配管81は、第1の吸込配管42の途中に設けられた第1の逆流防止装置53の下面のドレン口に接続されている。ドレン配管81は、吸込配管42などに溜まるドレン水を外部に排出するための配管である。
アキュムレータ82は、吐出配管73の上方に設けられ、吐出配管73に接続されている。直結給水装置11aは、使用水量が多いときには、ポンプ65を駆動して水を給水する。一方、使用水量が所定量より少ない場合には、ポンプ65を停止させ、このアキュムレータ82に蓄えられた水を供給する。なお、図10中に2点鎖線で示すアキュムレータ82aをさらに設けるなど、複数個のアキュムレータを設けてもよい。
この給水装置11aにおいて、第2の吸込配管43の長手方向の中心は、本体ハウジング12の中心線と重なっている。また、第2の吸込配管43に設けられた第1および第3の接続口43a,43cも、第2の接続口43bを基点として線対称になるように形成されている。すなわち、第2の吸込配管43は、本体ハウジング12の中心線を基点として、左右に線対称に形成されている。吐出配管73の長手方向の中心は、本体ハウジング12の中心線と重なっている。また吐出配管73に設けられた第4および第6の接続口73a,73cも、第5の接続口73bを基点として線対称になるように形成されている。すなわち、吐出配管73は、本体ハウジング12の中心線を基点として、左右に線対称に形成されている。
これにより、例えば図10中に示すように、客先の水道管への接続口を左側面に設けなければならない場合でも、既存の第2の吸込配管43および吐出配管73を左右逆向きに取付け直すことで、新たな部品を要せずに、また縦型多段ポンプ65を移動させることなく、装置を構成することができる。なおこのとき、第1の外部接続配管41は、左側壁28に開口した第3の貫通孔28aを通じて外部へ突出し、第2の外部接続配管74は、第4の貫通孔28bを通じて外部へ突出することになる。
また、第1の外部接続配管41と第2の外部接続配管74とが同一の方向を向いている必要はなく、例えば、第1の外部接続配管41が右側面へ突出するように吸込配管部13を取付け、第2の外部接続配管74が左側面へ突出するように吐出配管部15を取付けてもよく、またその逆にそれぞれを取付けてもよい。
これにより、直結給水装置11aの設置場所をさらに柔軟に選択することができる。なお、上記は直結給水装置11aの例を用いて説明したが、もちろん第1の実施形態に係る直結給水装置11でも同様の効果が達成することができる。
〔第3の実施形態〕
図12に、本発明の第3の実施形態に係る直結給水装置11bを示す。なお第1の実施形態と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。直結給水装置11bは、第1の吸込配管42と同じ口径をもつ第3の吸込配管44aを有する。
すなわち、本実施形態に係る直結給水装置11bのように、口径の大きな第3の吸込配管44aを備えても、収容空間Sを形成することで据付面積の縮小化を図ることができる。ただし、第1の実施形態に係る第3の吸込配管44のように、第1の吸込配管42の口径に比べて小さい口径を有する吸込配管を用い、両配管42、44の軸線の高さを略同一にして配置することで、第2の吸込配管43の下方の空間を有効利用して、装置の縦方向の寸法増大を避けることができる。
なお、上述したいずれの本実施形態では、収容空間Sに第1の吸込配管42の一部を収容した。しかし、収容空間Sには、第1の吸込配管42を収容せず、例えば他の配管などの部品を収容してもよい。ただし、第1の吸込配管42を収容することで、前述したように、高さ寸法の増大を抑えた上で、横寸法の縮小化を図ることができる。
上述のいずれの本実施形態では、縦型多段ポンプを複数個設けているが、少なくとも1つあればよい。また、第1および第3の止水弁52,57は、ストレーナ内蔵の止水弁でなくてもよい。すなわち、これらの止水弁52,57の代わりに、通常の止水弁とストレーナを直列に設けてもよい。水の流れ方向を180度反転させる曲管部は、ラップジョイント(R)に限定されず、180度エルボ、または2つの90度エルボを用いてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る直結給水装置の側断面図。 図1中に示された直結給水装置のA1−A1線に沿う正断面図。 図1中に示された直結給水装置のA2−A2線に沿う正断面図。 図2中に示された直結給水装置のB−B線に沿う平断面図。 図2中に示されたラップジョイント(R)を一部断面で示す平面図。 図1中に示された直結給水装置に形成された収容空間を概略的に示す側断面図。 図1中に示された直結給水装置に加わる転倒モーメントを模式的に示す側面図。 本発明の第2の実施形態に係る直結給水装置の正断面図。 図8中に示された直結給水装置のC−C線に沿う平断面図。 図8中に示された直結給水装置の吸込配管部および吐出配管部を左右逆向きに取付けた場合を示す正断面図。 図10中に示された直結給水装置のD−D線に沿う平断面図。 本発明の第3の実施形態に係る直結給水装置の側断面図。 従来の直結給水装置を示す側断面図。
符号の説明
S…収容空間、11…直結給水装置、12…本体ハウジング、13…吸込配管部、14…縦型ポンプ部、15…吐出配管部、21…背壁、25…前壁、41…第1の外部接続配管、42…第1の吸込配管、43…第2の吸込配管、44…第3の吸込配管、45…分岐管、46…ラップジョイント(R)、48…水道本管、51…第1の逆流防止部、56…第2の逆流防止部、65…縦型多段ポンプ、65a…吸込口、65b…吐出口、67…連通部、68…第1の連通管、69…第2の連通管、73…吐出配管、74…第2の外部接続配管。

Claims (4)

  1. 本体ハウジングと、
    前記本体ハウジングの内部に納められ、下部に設けられた吸込口と前記吸込口より上部に設けられた吐出口とを有する縦型ポンプと、
    長手方向を横向きにして配置され、途中に逆流防止部を有し、外部の給水源から水が供給される第1の吸込配管と、
    長手方向を横向きにして前記第1の吸込配管の2次側に接続され、前記縦型ポンプの下方に配置され、前記縦型ポンプの前記吸込口と接続される第2の吸込配管と、
    長手方向を横向きにして前記第2の吸込配管に対して段違いになるように上方に配置され、前記縦型ポンプの前記吐出口と接続される吐出配管とを具備し、
    前記吐出配管の下方であり、前記第2の吸込配管と前記本体ハウジングとの間に収容空間が形成されることを特徴とする直結給水装置。
  2. 請求項1の記載において、
    前記第1の吸込配管と前記第2の吸込配管との間に設けられ水の流れ方向を180度反転させる曲管部をさらに具備し、
    前記第1の吸込配管は、前記第2の吸込配管と並んで配置され、かつ、前記第1の吸込配管の一部が前記収容空間に収容されることを特徴とする直結給水装置。
  3. 請求項2の記載において、
    前記第2の吸込配管の下方に設けられ、途中に他の逆流防止部を有する第3の吸込配管と、
    前記第1の吸込配管の上流側に設けられ、前記第1の吸込配管と前記第3の吸込配管とに水を分流して導く分岐部と、
    前記第1の吸込配管と前記第2の吸込配管との間に設けられ、前記第3の吸込配管を通過した水を、前記第1の吸込配管を通過した水に合流させる合流部と、
    をさらに具備することを特徴とする直結給水装置。
  4. 請求項3の記載において、
    前記第3の吸込配管の口径は前記第1の吸込配管の口径に比して小さく、かつ、前記第3の吸込配管の軸線高さが前記第1の吸込配管の軸線高さと同一であることを特徴とする直結給水装置。
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