JP2015183377A - 上部旋回体 - Google Patents

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JP2015183377A JP2014058534A JP2014058534A JP2015183377A JP 2015183377 A JP2015183377 A JP 2015183377A JP 2014058534 A JP2014058534 A JP 2014058534A JP 2014058534 A JP2014058534 A JP 2014058534A JP 2015183377 A JP2015183377 A JP 2015183377A
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登志郎 植田
Toshiro Ueda
登志郎 植田
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Abstract

【課題】エンジンおよび油圧ポンプから油圧ホースを介してコントロールバルブに伝わる振動を吸収できる構成であるにもかかわらず、油圧ホースの構成を簡素にでき、油圧ホースを容易に配策できるようにする。
【解決手段】上部旋回体1は、底部15を有するアッパーフレーム10と、アッパーフレーム10に搭載される油圧ポンプ33と、アッパーフレーム10に搭載されるとともに油圧ポンプ33よりも前側X1に配置されるコントロールバルブ60と、油圧ポンプ33とコントロールバルブ60とをつなぐ油圧ホース71と、を備える。油圧ホース71は、油圧ポンプ33及びコントロールバルブ60から左右方向Y外側Y2に突出して湾曲するように配置される。油圧ホース71は、左右方向Y(アッパーフレーム左右方向)から見て略直線状に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設機械の上部旋回体に関する。
従来より、建設機械の上部旋回体がある(例えば特許文献1〜3など)。この上部旋回体では、油圧ポンプとコントロールバルブとが油圧ホースでつながれる。この油圧ホースには、下に凸に湾曲させたもの(U字状に垂れ下がるようにしたもの)がある。この油圧ホースの湾曲により、エンジン及び油圧ポンプからコントロールバルブに伝わる振動が吸収される。
特開2011−252275号公報 特開2013−64255号公報 実登第2574968号公報
しかし、上記のように油圧ホースを下に凸に湾曲させる構成は複雑であり、油圧ホースの配策作業(組立作業)が困難な場合がある。
そこで本発明は、エンジンおよび油圧ポンプから油圧ホースを介してコントロールバルブに伝わる振動を吸収できる構成であるにもかかわらず、油圧ホースの構成を簡素にでき、油圧ホースを容易に配策できる、上部旋回体を提供することを目的とする。
本発明の上部旋回体は、底部を有するアッパーフレームと、前記アッパーフレームに搭載される油圧ポンプと、前記油圧ポンプよりも前側に配置されるコントロールバルブと、前記油圧ポンプと前記コントロールバルブとをつなぐ油圧ホースと、を備える。前記油圧ホースは、前記油圧ポンプ及び前記コントロールバルブからアッパーフレーム左右方向外側に突出して湾曲するように配置され、かつ、アッパーフレーム左右方向から見て略直線状に配置される。
上記構成により、エンジンおよび油圧ポンプから油圧ホースを介してコントロールバルブに伝わる振動を吸収できる構成であるにもかかわらず、油圧ホースの構成を簡素にでき、油圧ホースを容易に配策できる。
上部旋回体を上から見た図である。 図1に示す油圧ホース71周辺の拡大図である。 図2に示す油圧ホース71等を左右方向Yから見た図である。 図2に示す油圧ホース71等を左右方向Yから見た図である。
図1〜図3を参照して上部旋回体1について説明する。
上部旋回体1は、建設機械の構成要素である。この建設機械は、下部走行体(図示なし)と、下部走行体の上に旋回可能に搭載される上部旋回体1を備える。この建設機械は、例えばショベルであり、例えば油圧式ショベルであり、また例えばハイブリッド式ショベルでもよい。上部旋回体1は、アッパーフレーム10と、旋回中心部21と、エンジン31と、油圧ポンプ33と、燃料タンク40と、作動油タンク50(タンク)と、コントロールバルブ60と、油圧ホース71と、接続部81,83(図2参照)と、を備える。
アッパーフレーム10は、図1に示すように下部走行体の上に旋回可能に取り付けられる構造物(旋回フレーム)である。アッパーフレーム10には旋回中心部21が設けられる。アッパーフレーム10には、エンジン31、油圧ポンプ33、燃料タンク40、作動油タンク50、及びコントロールバルブ60等が搭載される。アッパーフレーム10は、センターセクション11と、サイドデッキ13と、に分けられる(詳細は後述)。アッパーフレーム10は、底部15と、縦板17と、を備える(詳細は後述)。
このアッパーフレーム10に関する方向を次のように定義する。エンジン31に対する旋回中心部21側を、前後方向X(アッパーフレーム前後方向)の前側X1とする。前後方向Xにおける前側X1とは逆側を、後側X2とする。前後方向Xに直交し、水平方向に平行な方向を、左右方向Y(アッパーフレーム左右方向)とする。「Aは、Bよりも前側X1」とは、左右方向Yから見てBよりも前側X1にAがあることを意味する(前後方向Xから見てAとBとが重なる必要はない)。「Aは、Bよりも後側X2」とは、左右方向Yから見てBよりも後側X2にAがあることを意味する(前後方向Xから見てAとBとが重なる必要はない)。「Aは、Bの前側X1正面」とは、Bの真正面にAがあることを意味する(前後方向Xから見てAとBとが重なる部分が存在する必要がある)。「Aは、Bの真後側X2」とは、Bの真後ろにAがあることを意味する(前後方向Xから見てAとBとが重なる部分が存在する必要がある)。左右方向Yにおける、サイドデッキ13に対するセンターセクション11側を、内側Y1とする。左右方向Yにおける内側Y1とは逆側を外側Y2とする。左右方向Yにおけるセンターセクション11の中央(2枚の縦板17の中央)(最も内側Y1の位置)を、左右方向Yの基準位置Y0とする。左右方向Yにおいて、基準位置Y0からコントロールバルブ60側に向かう向きを、右側YRとする。左右方向Yにおける右側YRとは逆側を、左側YLとする。図1に示す例では、右側YRは、後側X2から前側X1に向かって見たときの右側である。なお、前側X1から後側X2に向かって見たときのセンターセクション11の右側にコントロールバルブ60が配置されてもよい(図示なし)。
センターセクション11は、アッパーフレーム10の左右方向Y中央の部分(領域)である。
サイドデッキ13は、センターセクション11の両外側Y2(右側YRおよび左側YL)に設けられる部分(領域)である。
底部15は、アッパーフレーム10の底の部分(下部)である。底部15は、センターセクション11及びサイドデッキ13の底の部分である。底部15は、板状(又は略板状)である。
縦板17は、底部15に固定され、底部15から上に突出する板である。縦板17は、左右方向Yに間隔を開けて2枚設けられる。縦板17は、前後方向Xに延びる。縦板17は、アッパーフレーム10の前側X1端部(端の近傍を含む、以下「端部」について同様)から後側X2端部にわたって設けられる。
旋回中心部21は、下部走行体(図示なし)に対するアッパーフレーム10の旋回の中心部である。旋回中心部21は、上記旋回の中心軸(1本の軸)部分およびその周辺部である。旋回中心部21は、スイベルジョイント(図示なし)が設けられる部分(孔の部分)である。このスイベルジョイントは、上部旋回体1の油圧配管と下部走行体(図示なし)との油圧配管との継手である。
エンジン31は、上部旋回体1が設けられる建設機械の動力源である。エンジン31は、アッパーフレーム10の後側X2端部に配置される。エンジン31は、例えばアッパーフレーム10の左右方向Y中央部などに配置される。エンジン31は、駆動軸(出力軸)(図示なし)を備える。
油圧ポンプ33は、エンジン31に駆動されることで、油(作動油、圧油)を吐出する。油圧ポンプ33は、吐出した油をアクチュエータ(図示なし)に供給することで、アクチュエータを駆動させる。油圧ポンプ33は、エンジン31の駆動軸に接続される。油圧ポンプ33は、エンジン31の左右方向Y外側Y2に配置される。油圧ポンプ33は、エンジン31の右側YRに配置される。
燃料タンク40は、エンジン31に供給される燃料をためるための容器である。燃料タンク40は、コントロールバルブ60よりも前側X1に配置され、例えば、コントロールバルブ60の前側X1正面に配置される。燃料タンク40は、アッパーフレーム10の前側X1端部に配置される。燃料タンク40は、アッパーフレーム10の右側YR端部に配置される。燃料タンク40は、右側YRのサイドデッキ13に搭載される。燃料タンク40の形状は、上から見たときに5角形(略5角形を含む)である。上から見た燃料タンク40の形状は、角の数が6以上や4以下の多角形(図示なし)でもよく、直線と曲線とを組み合わせた形状などでもよい(上から見た作動油タンク50の形状についても同様)。燃料タンク40は、側面41を備える。
側面41は、燃料タンク40を構成する面(平面または略平面)のうち、水平方向に直交する面である。側面41には、前後方向Xに直交する2面と、左右方向Yに直交する2面(2面のうち右側YRの面にのみ符号を付した)と、燃料タンク切欠き部43と、がある。
燃料タンク切欠き部43は、燃料タンク40のコントロールバルブ60側部分(燃料タンク40のうちコントロールバルブ60に近い部分)に形成される。燃料タンク切欠き部43は、コントロールバルブ60の側面63f(後述、図2参照)と対向するように構成(配置および形成)される。燃料タンク切欠き部43は、コントロールバルブ60の長手方向中心線61(後述)と平行(略平行を含む、以下「平行」について同様)である。燃料タンク切欠き部43は、燃料タンク40の左側YL端部かつ後側X2端部に配置される。燃料タンク40を上から見た形状は、四角形の燃料タンク40(図示なし)から、左側YL端部かつ後側X2端部の角部(コーナー部)を落とした(無くした、面取りした)形状である。
作動油タンク50(タンク)は、油圧ポンプ33に供給される油、および、アクチュエータ(後述)等から戻される油をためるための容器である。作動油タンク50は、エンジン31よりも前側X1に配置され、例えばエンジン31の前側X1正面に配置される。作動油タンク50は、油圧ポンプ33よりも前側X1に配置され、例えば油圧ポンプ33の前側X1正面に配置される。作動油タンク50は、右側YRの縦板17をまたぐように配置される。作動油タンク50は、センターセクション11上、かつ、サイドデッキ13上に配置される。作動油タンク50の形状は、上から見たときに5角形(略5角形を含む)である。作動油タンク50は、側面51を備える。なお、作動油タンク50の位置に、作動油タンク50以外のタンクを設けてもよい。上記「作動油タンク50以外のタンク」には、例えば燃料タンクや尿素水タンクなどがある。上記「作動油タンク50以外のタンク」の形状は、例えば作動油タンク50と同様である。
側面51は、作動油タンク50を構成する面(平面または略平面)のうち、水平方向に直交する面である。側面51には、前後方向Xに直交する2面と、左右方向Yに直交する2面(2面のうち左側YLの面にのみ符号を付した)と、作動油タンク切欠き部53と、がある。
作動油タンク切欠き部53は、作動油タンク50のコントロールバルブ60側部分(作動油タンク50のうちコントロールバルブ60に近い部分)に形成される。作動油タンク切欠き部53は、コントロールバルブ60の側面63r(後述、図2参照)と対向するように構成(配置および形成)される。作動油タンク切欠き部53は、側面63rに沿うように配置された油圧ホース71に沿うように(油圧ホース71と対向するように)構成される。例えば、作動油タンク切欠き部53は、コントロールバルブ60の長手方向中心線61(後述)と平行である。作動油タンク切欠き部53は、作動油タンク50の右側YR端部かつ前側X1端部に配置される。作動油タンク50を上から見た形状は、四角形の作動油タンク50(図示なし)から、右側YR端部かつ前側X1端部の角部を落とした形状である。
コントロールバルブ60は、油圧ポンプ33からアクチュエータ(図示なし)に供給される油の流量や方向を制御する弁である。コントロールバルブ60は、油圧ポンプ33よりも前側X1に配置され、例えば油圧ポンプ33の前側X1正面に配置される。コントロールバルブ60は、作動油タンク50と燃料タンク40とに、前後方向Xに挟まれるように配置される。コントロールバルブ60は、燃料タンク40よりも後側X2に配置され、例えば燃料タンク40の真後側X2に配置される。コントロールバルブ60の少なくとも一部が、燃料タンク40の後側X2端部よりも前側X1に配置されてもよい(図示なし)。コントロールバルブ60は、燃料タンク40に隣接して配置される。コントロールバルブ60は、作動油タンク50よりも前側X1に配置され、例えば作動油タンク50の前側X1正面に配置される。例えば、コントロールバルブ60の少なくとも一部は、作動油タンク50の前側X1端部よりも前側X1に配置される。コントロールバルブ60は、作動油タンク50に隣接して配置される。上から見たコントロールバルブ60の形状は、長手方向を有する形状であり、例えば略長方形である。コントロールバルブ60には長手方向中心線61がある。図2に示すように、コントロールバルブ60は、側面63f,63rと、内側端面65と、外側端面67と、を備える。
長手方向中心線61は、上から見たコントロールバルブ60の長手方向に延びる、コントロールバルブ60の中心線である。長手方向中心線61は、左右方向Y内側Y1かつ前側X1を向くように、左右方向Yに対して傾く(前後方向Xに対しても傾く)。長手方向中心線61は、左右方向Y外側から内側Y1になるに従って前側X1に延びる。長手方向中心線61は、旋回中心部21を向く。図1に示すように、上から見たとき、長手方向中心線61は、旋回中心部21を通る。
側面63f,63rは、図2に示すように、コントロールバルブ60を構成する面(平面または略平面)のうち、水平方向に直交し、かつ、長手方向中心線61と平行の2面である。2つの側面63f,63rのうち、前側X1を側面63f、後側X2を側面63rとする。
内側端面65および外側端面67は、コントロールバルブ60を構成する面(平面または略平面)のうち、長手方向中心線61方向における両端部の面であり、長手方向中心線61に直交する面である。内側端面65は、コントロールバルブ60の左右方向Y外側Y2端部の面である。外側端面67は、コントロールバルブ60の左右方向Y内側Y1端部の面である。
油圧ホース71は、油圧機器間で油を流すためのホース(高圧ホース)である。油圧ホース71は、曲げることが可能(湾曲可能、屈曲可能)である。油圧ホース71は、油圧ポンプ33とコントロールバルブ60とをつなぐ。油圧ホース71は、油圧ポンプ33から吐出された油をコントロールバルブ60に導くデリベリホースである。油圧ホース71は、例えば2本設けられ、また例えば1本や3本以上設けられてもよい(図示なし)。図3に示すように、油圧ホース71には最たわみ部72(詳細は後述)がある。
接続部81,83は、油圧ホース71と油圧機器とを接続する部分(金具)である。接続部81,83は、例えば油圧ホース71に固定される口金具であり、また例えば油圧ポンプ33やコントロールバルブ60に固定される(取り付けられる)金具である。図2及び図3に示すように、接続部81,83は、例えばL字状の管(90度に折れ曲がった管、エルボ)等である。図3に示すように、接続部81,83には、ポンプ側接続部81と、バルブ側接続部83と、がある。
ポンプ側接続部81は、油圧ポンプ33と油圧ホース71とを接続する。ポンプ側接続部81は、油圧ポンプ33の上面に設けられる。ポンプ側接続部81は、油圧ポンプ33の右側YR端面などに設けられてもよい(図示なし)。ポンプ側接続部81には、中心軸81cと、先端中心81tと、がある。
中心軸81cは、ポンプ側接続部81と油圧ホース71との接続部分における、ポンプ側接続部81の中心軸である。中心軸81cの方向は、例えば水平方向(又は略水平方向)であり、また例えば水平方向に対して傾いていてもよい(図示なし)。上記「水平方向」は、上部旋回体1(図1参照)を備える建設機械を平らな面(傾斜のない面)に配置した場合における水平方向である(以下同様)。
先端中心81tは、ポンプ側接続部81の先端部(油圧ホース71側の端部)、かつ、中心軸81c上の点である。
バルブ側接続部83は、コントロールバルブ60と油圧ホース71とを接続する。図2に示すように、バルブ側接続部83は、コントロールバルブ60の側面63f,63rに設けられる。バルブ側接続部83は、コントロールバルブ60の外側端面67や上面に設けられてもよい(図示なし)。バルブ側接続部83が外側端面67に設けられる場合、バルブ側接続部83は、例えば直線状の管である(図示なし)。図3に示すように、バルブ側接続部83には、中心軸83cと、先端中心83tと、がある。
中心軸83cは、バルブ側接続部83と油圧ホース71との接続部分におけるバルブ側接続部83の中心軸である。中心軸81cの方向は、例えば水平方向(又は略水平方向)であり、また例えば水平方向に対して傾いていてもよい(図示なし)。
先端中心83tは、バルブ側接続部83の先端部(油圧ホース71側の端部)、かつ、中心軸83c上の点である。
(油圧ホース71等の配置)
図2に示すように、油圧ホース71は、油圧ポンプ33(ポンプ側接続部81)及びコントロールバルブ60(バルブ側接続部83)から、左右方向Y外側Y2(右側YR)に突出して湾曲するように配置(配策)される。油圧ホース71は、外側Y2に凸に膨らむように配置される。油圧ホース71は、たるみを持つように(曲げアールを持つように)配置される。油圧ホース71が左右方向Y外側Y2に突出して湾曲するように、接続部81,83の中心軸81c及び中心軸83cの向きが設定される。中心軸81c及び中心軸83cそれぞれの向きは、左右方向Y及び前後方向Xに対して傾く。中心軸81cは、前側X1かつ外側Y2を向く。中心軸83cは、後側X2かつ外側Y2を向く。
図3及び図4に示すように、油圧ホース71は、左右方向Yから見て略直線状となるように配置される。すなわち、油圧ホース71は、ポンプ側接続部81からバルブ側接続部83にわたって、略平面内に配置される(略平面と重なる)。油圧ホース71が2本以上の場合、例えば、複数本の油圧ホース71が1つの略平面内に配置され、また例えば、複数本の油圧ホース71が別個の略平面内に配置されてもよい。
図3及び図4に示すように、油圧ホース71は、下向きにわずかに湾曲してもよい。具体的には、油圧ホース71の最たわみ量E(後述)は、0を超えてもよい。最たわみ量Eが、直径D(後述)の2倍以下(E≦2D)の場合、左右方向Yから見た油圧ホース71は「略直線状」であるとする。好ましくは、最たわみ量Eは直径D以下であり(E≦D)、さらに好ましくは、最たわみ量Eは直径Dの半分以下である(E≦0.5D)。
最たわみ量Eおよび直径Dの詳細は次の通りである。最たわみ量Eは、最たわみ部72(詳細は後述)での、中央72cと直線Lとの距離(最短距離)である。直径Dは、最たわみ部72での油圧ホース71の直径である。最たわみ部72の詳細は次の通りである。左右方向Yから見たときの、先端中心81tと先端中心83tとを結ぶ直線を、直線Lとする。最たわみ部72は、油圧ホース71のうち、直線Lに対して最も下向きにたわむ部分である。さらに詳しくは、最たわみ部72は、油圧ホース71(油圧ホース71の中心軸が直線Lよりも下にある部分に限る)のうち、油圧ホース71の中心軸と直線Lとの距離(最短距離)が最も長い部分である。中央72cは、最たわみ部72での油圧ホース71の直径方向中央部(中心軸が通る部分)である。
図3に示すように、油圧ホース71は、底部15からの高さが略一定である。左右方向Yから見て、油圧ホース71は、底部15と(水平面と)略平行に配置される。直線Lは、底部15と(水平面と)略平行である。ここで、図4に示すように、水平方向H(図4参照)に対する直線Lの角度を、角度Rとする。このとき、角度Rが5°以下の場合に、油圧ホース71の底部15からの高さが「略一定」であるとする。
図4に示すように、油圧ホース71は、底部15に対して(水平面に対して)傾いた面内(略平面内)に配置されてもよい。例えば、底部15からのポンプ側接続部81の高さは、底部15からのバルブ側接続部83の高さよりも高い。図4において二点鎖線で示すように、底部15からのポンプ側接続部81の高さは、底部15からのバルブ側接続部83の高さよりも低くてもよい。角度Rの大きさ(絶対値)は、例えば30°以下、また例えば20°以下、また例えば10°以下などである。
図2に示すように、油圧ホース71は、隙間Sに配置される。油圧ホース71は、作動油タンク50の左右方向Y外側Y2部分と、アッパーフレーム10の左右方向Y外側Y2部分と、の隙間Sに配置される。この隙間Sが設けられるように作動油タンク50が配置される。具体的には、作動油タンク50は、油圧ポンプ33の前側X1正面(前側X1正面のスペース)を覆わない(遮らない)ように配置される。作動油タンク50は、コントロールバルブ60の右側YR部分の真後側X2(真後側X2のスペース)を覆わないように配置される。
油圧ホース71は、コントロールバルブ60の長手方向中心線61と平行に、コントロールバルブ60に接続される。バルブ側接続部83の中心軸83cの方向は、長手方向中心線61と平行である。1本の油圧ホース71に接続されるバルブ側接続部83として、L字状または直線状のものが1つのみ設けられる。
(効果1)
次に、図1に示す上部旋回体1による効果を説明する。上部旋回体1は、底部15を有するアッパーフレーム10と、アッパーフレーム10に搭載される油圧ポンプ33と、アッパーフレーム10に搭載されるとともに油圧ポンプ33よりも前側X1に配置されるコントロールバルブ60と、油圧ポンプ33とコントロールバルブ60とをつなぐ油圧ホース71と、を備える。
[構成1−1]図2に示すように、油圧ホース71は、油圧ポンプ33及びコントロールバルブ60から左右方向Y外側Y2に突出して湾曲するように配置される。
[構成1−2]図3に示すように、油圧ホース71は、左右方向Y(アッパーフレーム左右方向)から見て略直線状に配置される。
上記[構成1−1]により、図2に示すように、油圧ホース71がたわむ。よって、上記[構成1−1]は、エンジン31及び油圧ポンプ33から油圧ホース71を介してコントロールバルブ60に伝わる振動を油圧ホース71で吸収できる構成である。
さらに、上部旋回体1は、上記[構成1−2]を備える。よって、油圧ホース71を下に凸に湾曲させる場合等、油圧ホース71を上下方向にたわませる場合に比べ、油圧ホース71の構成を簡素にできる。その結果、油圧ホース71を容易に配策できる(組立作業を容易に行える)。
(効果2)
[構成2]図3に示すように、油圧ホース71は、アッパーフレーム10の底部15からの高さが略一定である。
上記[構成2]により、油圧ホース71を底部15に対して傾けて配置する場合(図4参照)に比べ、油圧ホース71をより容易に配策できる。
(効果3)
図2に示すように、上部旋回体1(図1参照)は、コントロールバルブ60と油圧ホース71とを接続するバルブ側接続部83を備える。コントロールバルブ60には、上から見たコントロールバルブ60の長手方向に延びる中心線である長手方向中心線61がある。
[構成3−1]長手方向中心線61は、左右方向Y内側Y1かつ前側X1を向くように左右方向Yに対して傾く。
[構成3−2]バルブ側接続部83と油圧ホース71との接続部の中心軸83cの方向は、長手方向中心線61と平行である。
上記[構成3−1]により、長手方向中心線61と左右方向Yとが一致する場合に比べ、コントロールバルブ60の左右方向Y外側Y2部分を後側X2に配置できる。よって、コントロールバルブ60と油圧ポンプ33との距離を短くできる。よって、油圧ホース71を短くできる。よって、油圧ホース71のコストを抑制でき、かつ、油圧ホース71を容易に配策できる。
また、上記[構成3−2]により、1本の油圧ホース71とコントロールバルブ60とを接続するバルブ側接続部83として、L字状または直線状のものが1つあれば足りる。よって、油圧ホース71を[構成1−1]のように湾曲させるためにバルブ側接続部83のコストが増大してしまうことを抑制できる。
(効果4)
[構成4−1]上部旋回体1は、アッパーフレーム10に搭載されるとともにコントロールバルブ60よりも後側X2かつ油圧ポンプ33よりも前側X1に配置される作動油タンク50を備える。
[構成4−2]作動油タンク50は、アッパーフレーム10の左右方向Y外側Y2端部との間に隙間Sを開けて配置される。油圧ホース71は、隙間Sに配置される。
上部旋回体1は上記[構成4−2]を備える。よって、油圧ポンプ33とコントロールバルブ60との間に作動油タンク50が配置される構成([構成4−1])であっても、作動油タンク50に干渉しないように油圧ホース71を配置できる。よって、上記[構成4−1]の構成であっても、上記[構成1−1]及び[構成1−2]を実現できる。
(他の効果)
上部旋回体1は、上記[構成3−1]と、上記[構成4−1]と、を備える。作動油タンク50は、作動油タンク50のコントロールバルブ60側部分に形成されるとともに長手方向中心線61と平行である作動油タンク切欠き部53を備える。
この構成では、長手方向中心線61が左右方向Yに対して傾いている構成(上記[構成3−1])であっても、作動油タンク50とコントロールバルブ60とを前後方向Xに近づけることができる。よって、コントロールバルブ60と油圧ポンプ33との間に作動油タンク50が配置される構成(上記[構成4−1])であっても、コントロールバルブ60と油圧ポンプ33との距離を短くできる。よって、油圧ホース71を短くできる。
1 上部旋回体
10 アッパーフレーム
15 底部
33 油圧ポンプ
50 作動油タンク(タンク)
60 コントロールバルブ
61 長手方向中心線
71 油圧ホース
83 バルブ側接続部
83c 中心軸
S 隙間

Claims (4)

  1. 底部を有するアッパーフレームと、
    前記アッパーフレームに搭載される油圧ポンプと、
    前記アッパーフレームに搭載されるとともに前記油圧ポンプよりも前側に配置されるコントロールバルブと、
    前記油圧ポンプと前記コントロールバルブとをつなぐ油圧ホースと、
    を備え、
    前記油圧ホースは、前記油圧ポンプ及び前記コントロールバルブからアッパーフレーム左右方向外側に突出して湾曲するように配置され、かつ、アッパーフレーム左右方向から見て略直線状に配置される、
    上部旋回体。
  2. 前記油圧ホースは、前記アッパーフレームの前記底部からの高さが略一定である、
    請求項1に記載の上部旋回体。
  3. 前記コントロールバルブと前記油圧ホースとを接続するバルブ側接続部を備え、
    前記コントロールバルブには、上から見た前記コントロールバルブの長手方向に延びる中心線である長手方向中心線があり、
    前記長手方向中心線は、アッパーフレーム左右方向内側かつ前側を向くようにアッパーフレーム左右方向に対して傾き、
    前記バルブ側接続部と前記油圧ホースとの接続部の中心軸の方向は、前記長手方向中心線と平行である、
    請求項1又は2に記載の上部旋回体。
  4. 前記アッパーフレームに搭載されるとともに前記コントロールバルブよりも後側かつ前記油圧ポンプよりも前側に配置されるタンクを備え、
    前記タンクは、前記アッパーフレームのアッパーフレーム左右方向外側端部との間に隙間を開けて配置され、
    前記油圧ホースは、前記隙間に配置される、
    請求項1〜3のいずれかに記載の上部旋回体。
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