JP2021122545A - 歯移動器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】臼歯や犬歯を遠心移動させる際に効果的であって、上顎だけでなく下顎の臼歯や犬歯を遠心移動させる場合にも応用することが可能な歯移動器具を提供する。
【解決手段】本発明の歯移動器具1は、歯列に沿って延在する軌道部6と、軌道部6に対してスライド可能に装着され遠心移動させる臼歯又は犬歯に取り付けられる保持部材51に連結するスライド部13と、スライド部13よりも遠心側端部寄りにおいて軌道部6に連結して顎骨に埋め込まれた第一埋入部材等に対して取り付けられる固定部2と、一端部はスライド部13に保持され、他端部はスライド部13よりも遠心側端部寄りにおいて軌道部6、固定部2、又は顎骨に埋め込まれた第二埋入部材に保持されて、スライド部13を遠心側端部5に向けて付勢する弾性部14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、臼歯又は犬歯(小臼歯、大臼歯、又は犬歯、特には小臼歯又は犬歯)を遠心移動(奥歯側に移動)させるための歯移動器具に関する。
従来、上顎の臼歯を遠心移動させることが可能な器具として、例えば下記の特許文献1の如き歯移動器具が知られている。
特許文献1に示された歯移動器具は、同文献の図1に示されるように、近心側端部4から遠心側端部5に向かって口蓋側の歯列に沿って延在する軌道部6と、軌道部6に対してスライド可能に装着されるとともに、上顎の臼歯に取り付けられる保持部材51に係合するスライド部7と、スライド部7よりも近心側端部4寄りにおいて軌道部6に固定されるロック部8と、ロック部8とスライド部12の間に介在してスライド部12を遠心側端部に向けて付勢する弾性部9と、口蓋に埋め込まれた埋入部材53(同文献の図2参照)に固定されるとともに遠心側端部5に連結する固定部2、3と、を備える。
このような歯移動器具によれば、ロック部8に支持された弾性部9によって上顎の臼歯に弾性力が作用するため、これを遠心移動させることができる。
特許第6557887号公報
ところで上記の歯移動器具は、遠心移動させる臼歯に対してロック部8を、軌道部6の近心側端部4寄りに取り付けて、ロック部8とスライド部12の間に弾性部9を介在させる必要がある。すなわち、遠心側の臼歯(大臼歯)を遠心移動させる際は、軌道部6において近心側に十分な長さがあるものの、近心側の臼歯(小臼歯)を遠心移動させる場合は、軌道部6における近心側の長さに余裕がなくなることになる。特に、第一小臼歯を遠心移動させようとする場合は、軌道部6における近心側の長さが不足して、ロック部8や弾性部9の取り付けが難しいことがある。また上記の歯移動器具は、上顎の臼歯を遠心移動させるものであり、下顎の臼歯や犬歯を遠心移動させるには別の手段に頼らなければならないものの、特許文献1の歯移動器具の如き十分に効果を発揮できるものは未だ提案されていない状況にある。
このような点に鑑み、本発明では、特に第一小臼歯のように近心側に位置する臼歯や犬歯を遠心移動させる際に効果的であって、上顎だけでなく下顎の臼歯や犬歯を遠心移動させる場合にも応用することが可能な歯移動器具を提供することを目的とする。
本発明は、臼歯又は犬歯を遠心移動させるための歯移動器具であって、近心側端部から遠心側端部に向かって歯列に沿って延在する軌道部と、前記軌道部に対してスライド可能に装着されるとともに、遠心移動させる前記臼歯又は前記犬歯に取り付けられる保持部材に連結するスライド部と、前記スライド部よりも前記遠心側端部寄りにおいて前記軌道部に連結するとともに、顎骨に埋め込まれた第一埋入部材に対して、及び/又は、前記臼歯若しくは前記犬歯よりも前記遠心側端部寄りに位置する他の臼歯に対して取り付けられる固定部と、一端部は前記スライド部に保持され、他端部は前記スライド部よりも前記遠心側端部寄りにおいて前記軌道部、前記固定部、又は顎骨に埋め込まれた第二埋入部材に保持されて、前記スライド部を当該遠心側端部に向けて付勢する弾性部と、を備える。
このような歯移動器具において、前記軌道部は、上顎の口蓋側の歯列に沿って延在するものであり、前記固定部は、上顎の口蓋側の前記顎骨に埋め込まれた前記第一埋入部材に取り付けられるものであることが好ましい。
また上記の歯移動器具において、前記軌道部は、上顎又は下顎の頬側の歯列に沿って延在するものであり、前記固定部は、上顎又は下顎の頬側の前記顎骨に埋め込まれた前記第一埋入部材及び/又は、前記他の臼歯に取り付けられるものであってもよい。
また上記の歯移動器具において、前記軌道部は、下顎の舌側の歯列に沿って延在するものであり、前記固定部は、前記他の臼歯に取り付けられるものであってもよい。
本発明に係る歯移動器具では、従来の歯移動器具のように、軌道部に対してロック部を、遠心移動させる臼歯よりも近心側端部寄りに取り付ける必要がない。このため、第一小臼歯のように近心側に位置する臼歯や犬歯を遠心移動させる場合にも何ら支障なく使用することができる。また、軌道部に連結してこれを歯列に沿う所定の位置に固定する固定部は、顎骨に埋め込まれた第一埋入部材に取り付けてもよいし、遠心移動させる臼歯や犬歯よりも遠心側端部寄りに位置する他の臼歯に取り付けてもよいため、上顎だけでなく下顎の臼歯や犬歯を遠心移動させる場合にも適用することが可能である。また、臼歯等の歯根に近い部位に弾性力を付与しやすいため、臼歯等を根ごと遠心移動させることができ、臼歯等が斜めになりにくいという効果も得られる。
本発明に係る歯移動器具の第一実施形態を概略的に示した図である。 スライド部における弾性部を保持する部位を概略的に示した図である。 固定部(第一固定部)における弾性部を保持する部位を概略的に示した図である。 本発明に係る歯移動器具の第二実施形態を概略的に示した図である。 固定部(第三固定部)における弾性部を保持する部位を概略的に示した図である。
以下、本発明に係る歯移動器具の一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における各部材の素材や形状、構成、製造に関する工法等は一例に過ぎず、本発明と同様の効果が得られるものに適宜変更可能である。すなわち、例えば以下の説明において金属製であるとしたものを他の素材(合成樹脂等)に変更しても本発明に含まれる。
図1は、歯移動器具の第一実施形態に関し、これを患者の上顎に取り付けた状態で示した図であって、上顎の口蓋に向かって正対した視点で示している。図1において符合を付した歯は、上顎右側犬歯UR3、上顎右側第一小臼歯UR4、上顎右側第二小臼歯UR5、上顎右側第一大臼歯UR6、上顎右側第二大臼歯UR7、及び上顎左側第一大臼歯UL6である。また図1では、上顎右側第一小臼歯UR4を遠心移動させる状態を示していて、上顎右側第二小臼歯UR5は抜歯している。
本実施形態の歯移動器具1を説明するにあたり、まず保持部材51とアンカースクリュー(本明細書等における「第一埋入部材」に相当)について説明する。
保持部材51は、遠心移動させる臼歯や犬歯に取り付けられるものである。本実施形態の保持部材51は、金属製のプレート部52と金属製のワイヤ部53とを一体的に連結させたものである。プレート部52とワイヤ部53を連結するにあたっては、例えば両者を溶接してもよいし、カシメによって連結させてもよい。また3Dプリンタ等を利用して、後述するスライド部13とともにプレート部52とワイヤ部53を当初から一体的に形成してもよい。なお、3Dプリンタの造形方式は、以下での説明も含めて特段限定されるものではなく、例えば粉末焼結積層造形方式(レーザー・シンタリング)でもよいし、光造形方式でもよいし、インクジェット方式でもよい。またプレート部52に筒状となる部位を設け、この部位にワイヤ部53を引っ掛けるようにしてもよい。このような保持部材51は、接着剤を使用して、プレート部52を上顎右側第一小臼歯UR4の口蓋側に固着させることによって取り付けられている。なお、保持部材51の形態はこれに限られるものではなく、例えばプレート部52に替えて、遠心移動させる臼歯等の周囲を取り囲むバンド状の部材を使用してもよい。
アンカースクリューは、顎骨に埋め込まれる部材である。図1においてアンカースクリューは、口蓋の正中前方部に埋入されて不図示であるが、特許文献1の図2において符合53を付して示した部材と同様に、概略雄ねじ状に形成されている。なお、アンカースクリューの頭部には雌ねじ部が設けられていて、この雌ねじ部には、図1に示した低頭の固定ねじ54が取り付けられる。また本実施形態のアンカースクリューは、合計2本使用されているが、これに限らず、1本でもよいし3本以上でもよい。
次に本実施形態の歯移動器具1について説明する。本実施形態の歯移動器具1は、固定ねじ54を締め付けることによってアンカースクリューに拘束される固定部(第一固定部)2を備えている。本実施形態の第一固定部2は、金属製のプレートによって形成されるものであって、近心側には、埋設された2本のアンカースクリューに対応する位置に不図示の孔が2つ設けられ、遠心側は二股に分かれている。そして、近心側の2つの孔に固定ねじ54を挿通させてアンカースクリューに対して締め付けることによって、第一固定部2を口蓋に固定することができる。また第一固定部2の遠心側には、図3(a)に示すようにL字状になるフック部3が設けられている。
また歯移動器具1は、近心側端部4から遠心側端部5に向かって口蓋側の歯列に沿って延在する棒状の軌道部6を備えている。本実施形態の軌道部6は、左右に一対設けられていて、それぞれの遠心側端部5が、二股に分かれた第一固定部2の左右の端部に連結している。なお本実施形態の軌道部6は、横断面形状が円形になる金属製のワイヤによって形成されるものであり、これを第一固定部2に溶接することによって両者を一体化させている。本実施形態では、直径が0.7〜1.5mm程度のワイヤを使用している。なお、軌道部6として使用するワイヤは、特段種類を問わず採用可能であって、例えば横断面形状が多角形状や楕円状になるものでもよい。また中実状になるものに限られず、中空状になるものを採用してもよい。また、例えば3Dプリンタによって第一固定部2と軌道部6を当初から一体的に形成してもよく、これらを形成する手段は適宜変更可能である。
軌道部6における遠心側端部5の近傍には、第一固定部2とは別異の固定部(第二固定部)7が設けられている。本実施形態の第二固定部7は、上顎右側第一大臼歯UR6に対してその周囲を取り囲むようにして取り付けられる金属製のバンド状部分8と、金属製ワイヤによって形成され、バンド状部分8に対して口蓋側で連結する連結部分9とを備えている。また連結部分9は、円筒状をなしていて軌道部6に挿通される円筒状部分10に連結している。そして円筒状部分10の近心側には、ねじ11を締め込むことによって軌道部6に固定される固定部分12が設けられている。上顎右側第二小臼歯UR5を抜歯すると上顎右側第一大臼歯UR6が近心側に移動しやすくなるため、上顎右側第一小臼歯UR4の遠心移動の妨げになるおそれがあるが、上顎右側第一大臼歯UR6に取り付けられたバンド状部分8は、連結部分9を介して円筒状部分10に連結しており、円筒状部分10は固定部分12によって近心側への移動が阻止されているため、上顎右側第一大臼歯UR6の近心側への移動を抑制することができる。なお、バンド状部分8に替えて、例えば上顎右側第一大臼歯UR6に接着剤を使用して固定されるプレート状のものを使用してもよいし、例えば3Dプリンタによってバンド状部分8、連結部分9、及び円筒状部分10を当初から一体的に形成してもよい。なお、本実施形態の円筒状部分10と固定部分12は別異の部材であるが、これらを一体化(例えば別異に形成したものを溶接する、3Dプリンタによって当初から一体化する等)してもよい。このように円筒状部分10と固定部分12を一体化することによって、軌道部6は第一固定部2に加えて第二固定部7によっても保持されるため、軌道部6を所望の位置により確実に保持しておくことができる。また、第二固定部7は、プレートで形成された剛性の高い第一固定部2に支持されるため、上顎右側第一大臼歯UR6が頬側や口蓋側に傾く状態にある場合にこれを矯正するために利用することも可能である。
そして軌道部6における近心側端部4の近傍には、円筒状をなすスライド部13がスライド可能に装着される。本実施形態のスライド部13は、上述したワイヤ部53の端部に溶接されていて、保持部材51と一体化している。
更に歯移動器具1は、スライド部13を遠心側端部5に向けて付勢するコイルスプリング(弾性部)14を備えている。本実施形態のコイルスプリング14は、その両端部が円弧状に湾曲している。そしてコイルスプリング14の一端部は、図3(a)に示すようにフック部3に引っ掛けられている。またコイルスプリング14の他端部は、コイルスプリング14を引き延ばした状態で、図2に示すようにワイヤ部53に引っ掛けられている。図示は省略するが、スライド部13に対してフック部(後述する図3(b)に示す如きフック部15)を設け、このフック部にコイルスプリング14の他端部を引っ掛けるようにしてもよい。なお、コイルスプリング14における両端部の形状は図示した如き円弧状に湾曲するものに限られず、例えば輪状になるものでもよい。
このような構成になる本実施形態の歯移動器具1によれば、コイルスプリング14によって、スライド部13が軌道部6に案内されつつ遠心側端部5に向かって付勢される際、保持部材51を装着した上顎右側第一小臼歯UR4にもコイルスプリング14の力が作用するため、軌道部6が延在する向きに沿って、上顎右側第一小臼歯UR4を遠心移動させることができる。また図1に示したように軌道部6の近心側端部4付近に設けられているのはスライド部13のみであって、軌道部6は近心側端部4付近において長さに余裕がある。このため、例えば治療においてスライド部13を近心側端部4側に移動させる必要が生じても、軌道部6を作り替えることなく対応することができる。また、軌道部6の近心側端部4付近に長さの余裕があるため、上顎右側第一小臼歯UR4よりも近心側に位置する上顎右側犬歯UR3であっても、支障なく遠心移動させることができる。
なお、コイルスプリング14を取り付ける構造は適宜変更可能であって、例えば図1、図3(a)に示したフック部3に替えて、図3(b)に示したJ字状のフック部15を設け、このフック部15にコイルスプリング14の端部を引っ掛けるようにしてもよい。なお、図示したフック部15は、第一固定部2から近心側に向けて突出するような形態をなすものであるが、遠心側に向けて突出するような形態をなすものでもよいし、歯列に向けて側方に突出するような形態をなすものでもよい。また、図3(b)に示すように、円筒状部分10の遠心側に固定部分12を追加し、ねじ11を締め込んでこの固定部分12を軌道部6に固定する際に、コイルスプリング14の端部をねじ11と固定部分12で挟み込むようにしてもよい。また、コイルスプリング14の端部に別異の線材を巻き付けて固定し(カシメにより固定してもよい)、この線材を固定部分12の周囲に巻き付けて固定するようにしてもよい。なおこの際は、固定部分12の周囲に溝を設け、この溝に線材を巻き付けるようにしてもよい。また、例えば軌道部6の遠心側端部5付近における口蓋にアンカースクリュー(本明細書等における「第二埋入部材」に相当)を埋入させ、このアンカースクリューを利用してコイルスプリング14の端部を保持するようにしてもよい。
また図1に示した歯移動器具1は、二股に分かれた第一固定部2を使用しているが、片側(遠心移動させる臼歯や犬歯が位置する側)だけの第一固定部2を使用してもよい。本実施形態の第二固定部7は、上顎右側第一大臼歯UR6と上顎左側第一大臼歯UL6に取り付けたが、片側を別の臼歯に取り付ける(例えば上顎右側第二大臼歯UR7と上顎左側第一大臼歯UL6に取り付ける)ようにしてもよいし、何れか一方のみに取り付けてもよい。また、軌道部6を安定的に保持するには、本実施形態のように第一固定部2と第二固定部7を併用することが好ましいが、何れか一方だけでもよい。
次に、図4を参照しながら本発明に係る歯移動器具の第二実施形態について説明する。図4は、患者の下顎に取り付けた歯移動器具21について示している。図4において符合を付した歯は、下顎右側犬歯LR3、下顎右側第一小臼歯LR4、下顎右側第二小臼歯LR5、下顎右側第一大臼歯LR6、下顎右側第二大臼歯LR7、下顎右側第三大臼歯LR8、下顎左側第一大臼歯LL6、及び下顎左側第二大臼歯LL7である。また図4では、下顎右側第一小臼歯LR4を遠心移動させる状態を示していて、下顎右側第二小臼歯LR5は抜歯している。
図4に示すように、遠心移動させる下顎右側第一小臼歯LR4には、保持部材61が取り付けられている。本実施形態の保持部材61は、金属製のプレート部62と金属製のワイヤ部63とを一体的に連結させたものである。なお、ワイヤ部63は後述するスライド部30と一体に連結していて、製造時においては、プレート部62、ワイヤ部63、スライド部30を一体的に形成している。このような保持部材61は、接着剤を使用して、プレート部62を下顎右側第一小臼歯LR4の頬側に固着させることによって取り付けられている。
また、図4に示すように下顎右側第一大臼歯LR6と下顎右側第二大臼歯LR7との間の下方には、下顎の顎骨に対して頬側に埋入され、低頭の固定ねじ64を取り付け可能な不図示のアンカースクリュー(本明細書等における「第二埋入部材」に相当)が埋入されている。なおアンカースクリューは、図示した位置以外の部位に設けても(例えば下顎右側第二大臼歯LR7と下顎右側第三大臼歯LR8の間に設けても)よい。
そして歯移動器具21は、本実施形態では下顎右側第一大臼歯LR6と下顎右側第二大臼歯LR7、及び下顎左側第一大臼歯LL6と下顎左側第二大臼歯LL7に取り付けられる固定部(第三固定部)22を備えている。第三固定部22は、金属製のプレートによって形成されるものであって、下顎右側第一大臼歯LR6(下顎左側第一大臼歯LL6)に対してその周囲を取り囲むようにして取り付けられる環状部分23と、環状部分23に一体に連結するとともに下顎右側第二大臼歯LR7(下顎左側第二大臼歯LL7)の舌側を延在する延出部分24とを備えている。また2つの環状部分23は、それらの近心側において、金属製のワイヤによって形成されるとともに舌側の歯列にそって延在する略U字状の連結ワイヤ部分25によって一体化している。そして下顎右側第一大臼歯LR6に取り付けられた環状部分23には、頬側において、後述する軌道部29と一体に連結する連結プレート部分26が設けられている。
また歯移動器具21は、近心側端部27から遠心側端部28に向かって頬側の歯列に沿って延在する棒状の軌道部29を備えている。本実施形態の軌道部29は、横断面形状が円形になる金属製のワイヤによって形成されている。また軌道部29は、例えば溶接によって連結プレート部分26に対して連結していて、第三固定部22によって保持されている。なお、連結プレート部分26を省略して、軌道部29を第三固定部22に直接連結させてもよい。本実施形態の軌道部29は、直径が0.7〜1.5mm程度のワイヤを使用している。なお、軌道部29として使用するワイヤは、特段種類を問わず採用可能であって、例えば横断面形状が多角形状や楕円状になるものでもよい。また中実状になるものに限られず、中空状になるものを採用してもよい。また、例えば3Dプリンタによって第三固定部22(環状部分23、延出部分24)、連結ワイヤ部分25、連結プレート部分26、及び軌道部29を当初から一体的に形成してもよく(これらを全て一体化してもよいし、幾つかを部分的に一体化してもよい)、これらを形成する手段は適宜変更可能である。
そして軌道部29における近心側端部27の近傍には、円筒状をなすスライド部30がスライド可能に装着される。本実施形態のスライド部30は、上述したワイヤ部63の端部に溶接されていて、保持部材61と一体化している。
更に歯移動器具21は、スライド部30を遠心側端部28に向けて付勢するコイルスプリング(弾性部)31を備えている。図2、図3(a)に示したコイルスプリング14と同様に、本実施形態のコイルスプリング31の両端部も円弧状に湾曲している。そしてコイルスプリング31の一端部は、下顎右側第一大臼歯LR6と下顎右側第二大臼歯LR7との間に埋入したアンカースクリュー(不図示)に対し、固定ねじ64によって取り付けられている。またコイルスプリング31の他端部は、コイルスプリング31を引き延ばした状態でワイヤ部63に引っ掛けられている。
本実施形態の歯移動器具21によれば、コイルスプリング31の付勢力が、スライド部30と保持部材61を介して下顎右側第一小臼歯LR4に作用するため、軌道部29が延在する向きに沿って、下顎右側第一小臼歯LR4を遠心移動させることができる。また本実施形態の歯移動器具21においても、軌道部29の近心側端部27付近に設けられているのはスライド部30のみであって、軌道部29は近心側端部27付近において長さに余裕がある。このため、スライド部30を近心側端部27側に移動させる必要が生じても、軌道部29を作り替えることなく対応することができる。また、軌道部29の近心側端部27付近に長さの余裕があるため、下顎右側犬歯LR3を遠心移動させる際も支障がない。
本実施形態の歯移動器具21においても、その機能を満たすようにして適宜変更することが可能である。例えば、コイルスプリング31を取り付けるにあたっては、上述したアンカースクリューに替えて、図5(a)に示すように軌道部29の遠心側端部28に引っ掛けるようにしてもよい。また第三固定部22も適宜変更が可能であって、例えば図5(b)に示すように連結プレート部分26の形状を変更し、更にこの連結プレート部分26が位置する部位において下顎の顎骨の頬側にアンカースクリューを埋入し、固定ねじ64を使って連結プレート部分26をアンカースクリューに固定してもよい。またこの場合は、コイルスプリング31の端部を長めに折り返した形状にしておき、この端部を連結プレート部分26に引っ掛けるようにしてコイルスプリング31を保持してもよい。更に、連結プレート部分26や軌道部29に対してフック部(図3(b)に示す如きフック部15)を設け、このフック部を利用してコイルスプリング31を保持してもよい。なお、軌道部29を所定の位置で保持するに当たっては、第三固定部22を利用せず、上述した下顎の顎骨の頬側に埋入されたアンカースクリューのみを利用するものでもよい。
なお、図4に示した歯移動器具21は、軌道部29が頬側の歯列に沿って延在するものであったが、例えば連結ワイヤ部分25を軌道部29として用いることで、軌道部29が舌側の歯列に沿って延在するように構成することも可能である。また、図4に示した軌道部29の如き形態になるものを、舌側の歯列に沿って延在させてもよい。なお、軌道部29を舌側の歯列に沿って延在させる場合においては、下顎左側第一大臼歯LL6等に取り付けられた第三固定部22を利用してこれを保持するようにしてもよいし、下顎の顎骨の舌側に埋入されたアンカースクリューを利用してもよい。また歯移動器具21は、軌道部29が上顎の歯列に沿って延在するように(口蓋側でも頬側でもよい)構成することによって、上顎の臼歯や犬歯を遠心移動させる場合にも使用することが可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、上記の実施形態における効果は、本発明から生じる効果を例示したに過ぎず、本発明による効果が上記の効果に限定されることを意味するものではない。
1:歯移動器具
2:第一固定部(固定部)
4:近心側端部
5:遠心側端部
6:軌道部
7:第二固定部(固定部)
13:スライド部
14:コイルスプリング(弾性部)
21:歯移動器具
22:第三固定部(固定部)
27:近心側端部
28:遠心側端部
29:軌道部
30:スライド部
31:コイルスプリング(弾性部)
51:保持部材
61:保持部材
本発明は、臼歯又は犬歯を遠心移動させるための歯移動器具であって、近心側端部から遠心側端部に向かって上顎の口蓋側の歯列に沿って延在する軌道部と、前記軌道部に対してスライド可能に装着されるとともに、遠心移動させる前記臼歯又は前記犬歯に取り付けられる保持部材に連結するスライド部と、前記スライド部よりも前記遠心側端部寄りにおいて前記軌道部に連結するとともに、上顎の口蓋側の顎骨に埋め込まれた第一埋入部材に対して取り付けられる固定部と、一端部は前記スライド部に保持され、他端部は前記スライド部よりも前記遠心側端部寄りにおいて前記軌道部、前記固定部、又は顎骨に埋め込まれた第二埋入部材に保持されて、前記スライド部を当該遠心側端部に向けて付勢する弾性部と、を備える。
また本発明は、臼歯又は犬歯を遠心移動させるための歯移動器具であって、近心側端部から遠心側端部に向かって上顎又は下顎の頬側の歯列に沿って延在する軌道部と、前記軌道部に対してスライド可能に装着されるとともに、遠心移動させる前記臼歯又は前記犬歯に取り付けられる保持部材に連結するスライド部と、前記スライド部よりも前記遠心側端部寄りにおいて前記軌道部に連結するとともに、上顎又は下顎の頬側の顎骨に埋め込まれた第一埋入部材に対して、及び/又は、前記臼歯若しくは前記犬歯よりも前記遠心側端部寄りに位置する他の臼歯に対して取り付けられる固定部と、一端部は前記スライド部に保持され、他端部は前記スライド部よりも前記遠心側端部寄りにおいて前記軌道部、前記固定部、又は顎骨に埋め込まれた第二埋入部材に保持されて、前記スライド部を当該遠心側端部に向けて付勢する弾性部と、を備える歯移動器具でもある

Claims (4)

  1. 臼歯又は犬歯を遠心移動させるための歯移動器具であって、
    近心側端部から遠心側端部に向かって歯列に沿って延在する軌道部と、
    前記軌道部に対してスライド可能に装着されるとともに、遠心移動させる前記臼歯又は前記犬歯に取り付けられる保持部材に連結するスライド部と、
    前記スライド部よりも前記遠心側端部寄りにおいて前記軌道部に連結するとともに、顎骨に埋め込まれた第一埋入部材に対して、及び/又は、前記臼歯若しくは前記犬歯よりも前記遠心側端部寄りに位置する他の臼歯に対して取り付けられる固定部と、
    一端部は前記スライド部に保持され、他端部は前記スライド部よりも前記遠心側端部寄りにおいて前記軌道部、前記固定部、又は顎骨に埋め込まれた第二埋入部材に保持されて、前記スライド部を当該遠心側端部に向けて付勢する弾性部と、を備える歯移動器具。
  2. 前記軌道部は、上顎の口蓋側の歯列に沿って延在するものであり、
    前記固定部は、上顎の口蓋側の前記顎骨に埋め込まれた前記第一埋入部材に取り付けられるものである請求項1に記載の歯移動器具。
  3. 前記軌道部は、上顎又は下顎の頬側の歯列に沿って延在するものであり、
    前記固定部は、上顎又は下顎の頬側の前記顎骨に埋め込まれた前記第一埋入部材及び/又は、前記他の臼歯に取り付けられるものである請求項1に記載の歯移動器具。
  4. 前記軌道部は、下顎の舌側の歯列に沿って延在するものであり、
    前記固定部は、前記他の臼歯に取り付けられるものである請求項1に記載の歯移動器具。
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