JP2021117439A - 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの製造方法 - Google Patents

光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021117439A
JP2021117439A JP2020012495A JP2020012495A JP2021117439A JP 2021117439 A JP2021117439 A JP 2021117439A JP 2020012495 A JP2020012495 A JP 2020012495A JP 2020012495 A JP2020012495 A JP 2020012495A JP 2021117439 A JP2021117439 A JP 2021117439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension member
housing
optical fiber
tension
fiber cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020012495A
Other languages
English (en)
Inventor
修平 菅野
Shuhei Sugano
修平 菅野
良一 水戸部
Ryoichi MITOBE
良一 水戸部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2020012495A priority Critical patent/JP2021117439A/ja
Priority to US17/106,734 priority patent/US11366277B2/en
Publication of JP2021117439A publication Critical patent/JP2021117439A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4471Terminating devices ; Cable clamps
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/50Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
    • G02B6/54Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts using mechanical means, e.g. pulling or pushing devices
    • G02B6/545Pulling eyes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4429Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
    • G02B6/443Protective covering
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4479Manufacturing methods of optical cables
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4429Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
    • G02B6/443Protective covering
    • G02B6/4432Protective covering with fibre reinforcements
    • G02B6/4433Double reinforcement laying in straight line with optical transmission element
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4471Terminating devices ; Cable clamps
    • G02B6/4477Terminating devices ; Cable clamps with means for strain-relieving to interior strengths element

Abstract

【課題】テンションメンバの固定強度を安定させることが可能な光ファイバケーブルまたは光ファイバケーブルの製造方法を提供する。【解決手段】光ファイバケーブルは、光ファイバと、光ファイバを収容するシースと、シースの端部から一部が延出したテンションメンバ5と、テンションメンバの端部に配置された筐体8と、を備える。テンションメンバには、長手方向から見たテンションメンバの投影面積を増加させるアンカー部A1が形成され、アンカー部は筐体の内部に位置し、筐体の内部にはアンカー部を筐体に固定させる充填材9が充填されている。【選択図】図4

Description

本発明は、光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの製造方法に関する。
特許文献1には、光ファイバケーブルの端部においてテンションメンバ(鋼線)を固定する固定方法が開示されている。この固定方法では、光ファイバケーブルの端部から延出したテンションメンバを折り返し、テンションメンバを光ファイバケーブルの側部で保持している。
特開2006−267130号公報
特許文献1に示されるような従来のテンションメンバの固定方法では、光ファイバケーブルを引っ張ったり捻回させたりする操作により、テンションメンバの固定が緩んでしまう場合があった。また、そのような緩みを防ぐためには、テンションメンバを固定する際に熟練した作業が必要となり、品質のばらつきが生じやすかった。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、テンションメンバの固定強度を安定させることが可能な光ファイバケーブルまたは光ファイバケーブルの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1態様に係る光ファイバケーブルは、光ファイバと、前記光ファイバを収容するシースと、前記シースの端部から一部が延出したテンションメンバと、前記テンションメンバの端部に配置された筐体と、を備え、前記テンションメンバには、長手方向から見た前記テンションメンバの投影面積を増加させるアンカー部が形成され、前記アンカー部は前記筐体の内部に位置し、前記筐体の内部には前記アンカー部を前記筐体に固定させる充填材が充填されている。
上記態様によれば、テンションメンバに大きな張力がかかっても、アンカー部が抜け止めとして作用することで、テンションメンバが筐体から抜けてしまうことを抑制できる。また、アンカー部が筐体の内側に位置した状態で充填材を硬化させることで、テンションメンバを容易に筐体に固定できるため、テンションメンバの固定強度を安定させることができる。
ここで、前記テンションメンバの材質はFRPであり、前記アンカー部は、前記テンションメンバが前記長手方向に沿って裂かれることで形成された複数の分岐部であってもよい。
また、前記テンションメンバの数は少なくとも2本であり、前記筐体の内部には、2本の前記テンションメンバに跨って横断部材が配置され、前記横断部材は、それぞれの前記テンションメンバの前記分岐部同士の間に挟まれていてもよい。
また、2本の前記テンションメンバにはそれぞれ2つの係止部材が係止され、前記2つの係止部材は前記横断部材を前記長手方向において挟むように配置されていてもよい。
また、前記アンカー部は、前記テンションメンバが曲げられることで形成されていてもよい。
本発明の第2態様に係る光ファイバケーブルの製造方法は、筐体が有する挿通孔にテンションメンバを挿通する挿通工程と、前記テンションメンバの端部を加工して、長手方向から見た前記テンションメンバの投影面積を増加させるアンカー部を形成する加工工程と、前記テンションメンバと前記筐体とを相対的に移動させて前記アンカー部を前記筐体の内側に位置させる移動工程と、前記筐体の内側に充填材を注入して硬化させる固定工程と、を有する。
このような製造方法によれば、熟練した作業が不要であるため、テンションメンバの固定強度を安定させることができる。
本発明の上記態様によれば、テンションメンバの固定強度を安定させることが可能な光ファイバケーブルまたは光ファイバケーブルの製造方法を提供することができる。
第1実施形態に係る光ファイバケーブルを備えた牽引具付きケーブルを示す図である。 図1の挟持部材を分解した図である。 図2の光ファイバケーブルの筐体周辺の斜視図である。 図3のIV−IV断面矢視図である。 図4のテンションメンバおよび横断部材などを抜き出した斜視図である。 第1実施形態に係る光ファイバケーブルの製造方法を説明する図である。 図6Aに続く工程を示す図である。 図6Bに続く工程を示す図である。 図6Cに続く工程を示す図である。 第2実施形態に係る光ファイバケーブルの筐体周辺の断面図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の光ファイバケーブル、および当該光ファイバケーブルを備えた牽引具付きケーブルについて図面に基づいて説明する。
図1に示すように、牽引具付きケーブル1は、光ファイバケーブル2と、牽引具3と、を備えている。牽引具3は光ファイバケーブル2の端部に固定されている。牽引具3は、挟持部材3a、3bと、連結部材3cと、可撓部3dと、係止部3eと、を有している。図2に示すように、挟持部材3a、3bは連結部材3cに対して分離可能となっている。図1に示すように、連結部材3cは挟持部材3a、3bと可撓部3dとを連結する。可撓部3dは可撓性を有しており、連結部材3cと係止部3eとの間に位置している。係止部3eの先端にはフックを係止可能なリングが形成されている。
図2、図3に示すように、光ファイバケーブル2は、シース4と、2本のテンションメンバ5と、光ファイバ6aを有するコア6と、2本のリップコード7と、筐体8と、を有している。筐体8は、挟持部材3a、3bによって挟まれることで、牽引具3に固定される。挟持部材3a、3bは、ネジなどによって連結部材3cに固定される。
(方向定義)
本実施形態では、光ファイバケーブル2の長手方向を単に長手方向と称し、図3等ではX軸によって表す。長手方向において、筐体8側を「先端側」(+X側)といい、シース4側を「基端側」(−X側)という。
シース4は、円筒状に形成され、コア6およびリップコード7を収容している。シース4の材質としては、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂が使用可能である。コア6は、複数の光ファイバ6aと、光ファイバ6aを包む押さえ巻き6bと、を有している。図示は省略するが、光ファイバ6aの一部はシース4の端部から先端側に延出している。光ファイバ6aの当該延出した部分(余長部分)は、図3に示すシース4の端部と筐体8との間に配置される。光ファイバケーブル2を接続対象の光通信回路に接続する際には、挟持部材3a、3bを取り外し、光ファイバ6aの当該余長部分を相手側の光ファイバなどに接続することができる。
リップコード7は、シース4を引き裂いてコア6を取り出す際に用いられる。リップコード7の材質としては、ポリエステル、アラミドなどの合成繊維からなる紐の他、PPやナイロン製の円柱状ロッドなどを用いることができる。なお、リップコード7の数は適宜変更可能であり、また、リップコード7は無くてもよい。
テンションメンバ5はシース4に埋設されている。本実施形態のテンションメンバ5の材質は、FRP(Fiber Reinforced Plastics)である。FRPに含まれる繊維としては、ガラス繊維などを使用可能である。なお、テンションメンバ5の材質としては、FRPの他に、金属線(例えば鋼線)あるいは抗張力繊維(例えばアラミド繊維)等も採用可能である。抗張力繊維およびFRPは、導電性が低いため、テンションメンバ5のアースが不要となる点で有利である。ただし、光ファイバケーブル2の用途によっては、テンションメンバ5として金属線を用いた場合も、アースが不要な場合がある。
テンションメンバ5は、張力から光ファイバ6aを保護する役割を有する。テンションメンバ5の数は適宜変更可能であり、1本でも良いし、3本以上でもよい。また、光ファイバケーブル2内におけるテンションメンバ5の位置も適宜変更可能である。例えば、テンションメンバ5はシース4の内側に収容されていてもよいし、コア6の内部に位置していてもよい。
図3に示すように、テンションメンバ5の一部は、シース4の端部から先端側に延出している。テンションメンバ5のうちシース4の端部から延出した部分に、筐体8が取り付けられている。筐体8は中空であり、筐体8の内側には充填材9が充填されている。充填材9としては、流動性を有する状態で筐体8に注入可能であり、筐体8の内側で硬化させることが可能であれば、任意の材質を採用できる。充填材9の具体的な材質としては、例えば接着剤(アクリル樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤など)や樹脂(熱可塑性樹脂、熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂など)が挙げられる。
図4に示すように、筐体8の先端側の端部には、開口8bが形成されている。筐体8の基端側の端部は、2つの挿通孔8aが形成されている点を除き、閉塞されている。なお、挿通孔8aの数は、テンションメンバ5の数に合わせて、適宜変更可能である。
図4に示すように、各テンションメンバ5は、2つの挿通孔8aを通じて、筐体8の内部に挿通されている。ここで、本実施形態のテンションメンバ5の端部には、長手方向から見て、テンションメンバ5の投影面積を増加させるアンカー部A1が形成されている。以下、アンカー部A1の詳細について図5を用いて説明する。
図5に示すように、各テンションメンバ5の端部は長手方向に沿って裂かれ、2つに分岐している。すなわち、各テンションメンバ5の端部には2つの分岐部5aが形成されている。各テンションメンバ5が有する分岐部5a同士の間に、横断部材10の両端部が挟まれている。横断部材10は、2本のテンションメンバ5に跨って配置されている。横断部材10の材質は、テンションメンバ5の材質と同じであってもよいし、異なっていてもよい。横断部材10が分岐部5a同士の間に挟まれることで、分岐部5aは外側に膨らんだ形状となる。このように、テンションメンバ5の複数の分岐部5aが外側に膨らむことで、長手方向から見たときのテンションメンバ5の投影面積が、分岐していない部分と比較して増加している。すなわち、本実施形態のアンカー部A1は複数の分岐部5aである。なお、1つのテンションメンバ5につき、3つ以上の分岐部5aが形成されてもよい。
図5に示すように、各テンションメンバ5には2つの係止部材11が係止されている。2つの係止部材11は、長手方向において横断部材10を間に挟むように配置されている。各係止部材11は円筒状に形成され、テンションメンバ5に外嵌されている。なお、係止部材11の形状は適宜変更してもよい。例えば、係止部材11は長手方向から見てC字状であってもよい。また、横断部材10および係止部材11は無くてもよい。
次に、以上のように構成された光ファイバケーブル2の製造方法の一例について説明する。なお、以下の説明はあくまで一例であり、他の製造方法を採用してもよい。
まず、図6Aに示すように、テンションメンバ5を筐体8の挿通孔8a(図4参照)に挿通させる(挿通工程)。挿通工程では、各テンションメンバ5の一部が、筐体8の開口8bを通して先端側に突出した状態とする。
次に、テンションメンバ5の端部を加工して、アンカー部A1を形成する(加工工程)。本実施形態の加工工程では、テンションメンバ5の端部を長手方向に沿って裂いて複数の分岐部5aを形成する。そして、図6Bに示すように、横断部材10を分岐部5a同士の間に挟む。これにより、分岐部5aが外側に膨らんだ形状となり、長手方向から見たときのテンションメンバ5の投影面積が増加し、アンカー部A1が形成される。
なお、基端側の係止部材11は、各テンションメンバ5を裂く前にテンションメンバ5に係止してもよいし、裂いた後で係止してもよい。ただし、テンションメンバ5を裂く前に係止部材11を係止した場合、テンションメンバ5が誤って必要以上に裂かれることを抑止でき、係止部材11を係止する作業も容易であるため、より好適である。
次に、図6Cに示すように、先端側の係止部材11を各テンションメンバ5に係止する。これにより、複数の分岐部5aが係止部材11で結束される。この状態では、各テンションメンバ5の分岐部5aの形状が、2つの係止部材11によってある程度拘束されるため、横断部材10が分岐部5aから脱落することを抑制できる。つまり、係止部材11は、横断部材10をテンションメンバ5に仮止めする役割を有する。
次に、図6Dに示すように、テンションメンバ5と筐体8とを相対的に移動させて、アンカー部A1を筐体8の内側に位置させる(移動工程)。より具体的には、例えば筐体8を把持して、テンションメンバ5を基端側(−X側)に引っ張るとよい。これにより、テンションメンバ5、横断部材10、および係止部材11が一体となって、開口8bを通して筐体8の内側へと収容される。
次に、開口8bから硬化前の充填材9を注入する。そして、当該充填材9を硬化させることで、テンションメンバ5、横断部材10、および係止部材11が筐体8に固定される(固定工程)。
次に、以上のように構成された光ファイバケーブル2および牽引具付きケーブル1の作用について説明する。
牽引具3は、光ファイバケーブル2を建物等に敷設する際に用いられる。具体的には、牽引具3を手で掴んだり、係止部3eの先端のリングに牽引用のフックを係止したりすることで、光ファイバケーブル2を引っ張り、ダクトの内部などに光ファイバケーブル2を引き入れる。このとき、光ファイバケーブル2には、例えば9000Nを超える大きな張力が作用する。この張力から光ファイバ6aを保護するためには、牽引具3とテンションメンバ5とを固定し、テンションメンバ5によって張力を受けることが必要となる。一方で、テンションメンバ5は線状の部材であるため、牽引具3との固定部分が抜けてしまわないような工夫が必要となる。
そこで本実施形態では、長手方向から見たテンションメンバ5の投影面積を増加させるアンカー部A1をテンションメンバ5に形成し、アンカー部A1を筐体8の内部において充填材9で固めて固定するという構成を採用した。テンションメンバ5に長手方向に大きな張力が作用したとき、アンカー部A1が抜け止めとして作用する。また、アンカー部A1が形成されていることで、アンカー部A1が無い場合と比較して、テンションメンバ5と充填材9との接触面積が増加する。これにより、テンションメンバ5が充填材9および筐体8から抜けることを抑制できる。筐体8は線状の部材ではないため、牽引具3に安定して固定することは容易である。したがって、牽引具3が強い力で引っ張られたとき、筐体8および充填材9を介して張力をテンションメンバ5に確実に伝えることが可能となり、光ファイバ6aを張力から保護することができる。
以上説明したように、本実施形態の光ファイバケーブル2は、光ファイバ6aと、光ファイバ6aを収容するシース4と、シース4の端部から一部が延出したテンションメンバ5と、テンションメンバ5の端部に配置された筐体8と、を備えている。そしてテンションメンバ5には、長手方向から見て投影面積を増加させるアンカー部A1が形成され、アンカー部A1は筐体8の内部に位置し、筐体8の内部にはアンカー部A1を筐体8に固定させる充填材9が充填されている。この構成により、テンションメンバ5に大きな張力がかかっても、アンカー部A1が抜け止めとして作用することで、テンションメンバ5が筐体8から抜けてしまうことを抑制できる。また、アンカー部A1が筐体8の内側に位置した状態で充填材9を硬化させることで、テンションメンバ5を容易に筐体8に固定できるため、テンションメンバ5の固定強度を安定させることができる。
また、本実施形態のテンションメンバ5の材質はFRPであり、アンカー部A1は、テンションメンバ5が長手方向に沿って裂かれることで形成された複数の分岐部5aである。この構成により、アンカー部A1を容易に形成することができる。
また、筐体8の内部には、2本のテンションメンバ5に跨って横断部材10が配置され、横断部材10の両端部は、それぞれのテンションメンバ5の分岐部5a同士の間に挟まれている。この構成により、分岐部5aを外側に向けて膨らませて、長手方向におけるテンションメンバ5の投影面積をより確実に増加させることができる。
また、2本のテンションメンバ5にはそれぞれ2つの係止部材11が係止され、2つの係止部材11は横断部材10を長手方向において挟むように配置されている。この構成により、2本のテンションメンバ5および横断部材10を筐体8の内側で一体化させることが可能となり、テンションメンバ5が筐体8から抜けてしまうことをより確実に抑止することができる。
また、本実施形態の光ファイバケーブル2の製造方法は、筐体8が有する挿通孔8aにテンションメンバ5を挿通する挿通工程と、テンションメンバ5の端部を加工して、長手方向から見たテンションメンバ5の投影面積を増加させるアンカー部A1を形成する加工工程と、テンションメンバ5と筐体8とを相対的に移動させてアンカー部A1を筐体8の内側に位置させる移動工程と、筐体8の内側に充填材9を注入して硬化させる固定工程と、を有する。このような製造方法によれば、熟練した作業が不要であるため、テンションメンバ5の固定強度を安定させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態では、アンカー部の形状が第1実施形態と異なる。
図7に示すように、本実施形態のテンションメンバ5は、筐体8の内部において波形に曲げられている。このように曲げられた部分では、長手方向から見たテンションメンバ5の投影面積は、曲げられていない部分と比較して増加している。つまり、本実施形態におけるアンカー部A2は、テンションメンバ5が曲げられることで形成されている。
本実施形態の場合も、第1実施形態で説明した製造方法を採用することができる。ただし、アンカー部A2を形成する加工工程では、テンションメンバ5を曲げる点が第1実施形態と異なる。
なお、図7の例では、テンションメンバ5が波形に曲げられているが、他の形状に曲げることでアンカー部A2を形成してもよい。例えば、テンションメンバ5をL字型に曲げてもよいし、1本のテンションメンバ5で結び目を作ってもよい。あるいは、2本のテンションメンバ5を結びつけてもよい。これらの場合も、アンカー部A2において長手方向から見たテンションメンバ5の投影面積が増加することで、アンカー部A2を抜け止めとして作用させることができる。
本実施形態の場合、アンカー部A2をより容易に形成することが可能となる。また、曲げの形状を工夫することで、アンカー部A2による抜け止め効果を容易に向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記第1実施形態では、2本のテンションメンバ5を横断するように、1本の横断部材10を筐体8内に配置した。しかしながら、例えば4本のテンションメンバ5を有する光ファイバケーブル2の場合、2本の横断部材10を筐体8内に配置してもよい。この場合、2本のテンションメンバ5を横断するように一方の横断部材10を配置し、残り2本のテンションメンバ5を横断するように他方の横断部材10を配置することができる。
また、アンカー部の形状も適宜変更可能である。例えば、金属製のテンションメンバ5の場合、テンションメンバ5の先端を釘頭状に加工することで、テンションメンバ5の投影面積を増加させてもよい。この場合、釘頭状の部分がアンカー部となる。
また、テンションメンバ5と充填材9との接触面積を増加させるため、筐体8内に位置するテンションメンバ5の表面に凹凸形状を形成してもよい。この場合、テンションメンバ5と充填材9とがより強固に固定されるため、テンションメンバ5が充填材9から抜けてしまうことをより確実に抑制できる。同様に、係止部材11や横断部材10などの、アンカー部A1と一体となって抜け止めとして作用する部材の表面に、凹凸形状を形成してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
2…光ファイバケーブル 4…シース 5…テンションメンバ 5a…分岐部 6a…光ファイバ 8…筐体 9…充填材 10…横断部材 11…係止部材 A1、A2…アンカー部

Claims (6)

  1. 光ファイバと、
    前記光ファイバを収容するシースと、
    前記シースの端部から一部が延出したテンションメンバと、
    前記テンションメンバの端部に配置された筐体と、を備え、
    前記テンションメンバには、長手方向から見た前記テンションメンバの投影面積を増加させるアンカー部が形成され、
    前記アンカー部は前記筐体の内部に位置し、
    前記筐体の内部には前記アンカー部を前記筐体に固定させる充填材が充填されている、光ファイバケーブル。
  2. 前記テンションメンバの材質はFRPであり、
    前記アンカー部は、前記テンションメンバが前記長手方向に沿って裂かれることで形成された複数の分岐部である、請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記テンションメンバの数は少なくとも2本であり、
    前記筐体の内部には、2本の前記テンションメンバに跨って横断部材が配置され、
    前記横断部材は、それぞれの前記テンションメンバの前記分岐部同士の間に挟まれている、請求項2に記載の光ファイバケーブル。
  4. 2本の前記テンションメンバにはそれぞれ2つの係止部材が係止され、
    前記2つの係止部材は前記横断部材を前記長手方向において挟むように配置されている、請求項3に記載の光ファイバケーブル。
  5. 前記アンカー部は、前記テンションメンバが曲げられることで形成されている、請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  6. 筐体が有する挿通孔にテンションメンバを挿通する挿通工程と、
    前記テンションメンバの端部を加工して、長手方向から見た前記テンションメンバの投影面積を増加させるアンカー部を形成する加工工程と、
    前記テンションメンバと前記筐体とを相対的に移動させて前記アンカー部を前記筐体の内側に位置させる移動工程と、
    前記筐体の内側に充填材を注入して硬化させる固定工程と、を有する、光ファイバケーブルの製造方法。
JP2020012495A 2020-01-29 2020-01-29 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの製造方法 Pending JP2021117439A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020012495A JP2021117439A (ja) 2020-01-29 2020-01-29 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの製造方法
US17/106,734 US11366277B2 (en) 2020-01-29 2020-11-30 Optical fiber cable and method of manufacturing optical fiber cable

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020012495A JP2021117439A (ja) 2020-01-29 2020-01-29 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021117439A true JP2021117439A (ja) 2021-08-10

Family

ID=76969978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020012495A Pending JP2021117439A (ja) 2020-01-29 2020-01-29 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11366277B2 (ja)
JP (1) JP2021117439A (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6270805A (ja) * 1985-09-25 1987-04-01 Furukawa Electric Co Ltd:The 光・メタル複合ケ−ブル端末部
US4948222A (en) * 1988-12-05 1990-08-14 Aster Corporation Optical fiber unit assembly package
JP2006267130A (ja) 2003-06-27 2006-10-05 Asahi Glass Co Ltd 光ファイバコネクタの組立方法
US8500341B2 (en) * 2009-11-20 2013-08-06 Adc Telecommunications, Inc. Fiber optic cable assembly
RU2603237C2 (ru) * 2011-07-22 2016-11-27 Адс Телекоммьюникейшнз, Инк. Узел соединения волоконно-оптического кабеля с коннектором, имеющий средство фиксации волокна
JP6212994B2 (ja) * 2013-07-04 2017-10-18 住友電気工業株式会社 光モジュール
EP3702820A1 (en) * 2014-07-03 2020-09-02 CommScope Technologies LLC Optical fiber connector for multi-fiber cable
US20170212313A1 (en) * 2014-07-21 2017-07-27 Te Connectivity Nederland B.V. Fiber optic connector and fiber optic cable assembly with fiber optic cable anchored to boot of fiber optic connector
BR112017011218A2 (pt) * 2014-11-26 2018-02-14 Corning Optical Communications LLC ?conectores de fibra óptica e submontagens com retenção dos elementos de resistência?
EP3593186A1 (en) * 2017-03-07 2020-01-15 Corning Optical Communications LLC Universal photonic adaptor for coupling an optical connector to an optoelectronic substrate

Also Published As

Publication number Publication date
US20210231900A1 (en) 2021-07-29
US11366277B2 (en) 2022-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4989945A (en) Branch device for multi-core optical fiber
JPH09178994A (ja) コネクタ化ルース形チューブ状ケーブル、その製造方法、及びその成端配置
JP2005062427A (ja) 光ファイバケーブル、光ファイバケーブルの製造方法及び光ファイバケーブルの製造装置
US20180196211A1 (en) Optical fiber cord and method of manufacturing optical fiber cord
US20100220969A1 (en) Fiber Optic Cable Pulling Strain Relief
JP2021117439A (ja) 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの製造方法
JP2008249824A (ja) 光ケーブル
US8961032B2 (en) Cable leg and connector management system
CN114730060A (zh) 光纤电缆的芯部露出方法以及光纤电缆
WO2022045139A1 (ja) 光ケーブル部材、牽引部材、及び、牽引方法
JP2003322727A (ja) コネクタ付きケーブルおよび通線方法
US6668129B2 (en) Optical fiber wiring board having an extension portion
US20210072477A1 (en) Optical fiber unit and optical fiber cable
JPS61162013A (ja) 光フアイバ端末部補強法
WO2021225062A1 (ja) ケーブル牽引端末構造
KR100393606B1 (ko) 팬아웃 블럭용 분기 장치
RU2797460C1 (ru) Способ обнажения сердечника оптоволоконного кабеля и оптоволоконный кабель
JP3967228B2 (ja) 光ファイバコードの分岐補強部
JP5416167B2 (ja) 光ケーブルの端末構造
JP2001350030A (ja) 光ファイバ接続部
US20200192048A1 (en) Base component, fan-out cord, and method of manufacturing fan-out cord
JP3828841B2 (ja) テンションメンバのクランプ構造
JP2022030593A (ja) 光ケーブルの固定装置
JP4069032B2 (ja) 光ファイバケーブル接続補助器および該補助器を用いた光ファイバケーブル接続方法
JP2006100181A (ja) 自己支持型ケーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230816

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240220