JP2006100181A - 自己支持型ケーブル - Google Patents

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正彦 石川
Takeshi Takahashi
高橋  健
Seiya Nishioka
精家 西岡
Mitsuo Edakawa
光男 枝川
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Abstract

【課題】間欠的な首部でケーブル本体部に急な折れ曲がりが生じず、且つ、ケーブル本体部と支持線部を簡易に切り離すことができる自己支持型ケーブルを提供する。
【解決手段】支持線部3とケーブル本体部2とを首部9で間欠的に連結した自己支持型ケーブルであって、首部9に切断容易な引裂き部が形成されているようにしたものである。切断容易な引裂き部は、首部9の厚さ方向に貫通するミシン目状の小孔11で形成され、また、首部の側面にV字状のノッチを設けるか、又は、首部の断面形状を台形状とすることにより形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、支持線部にケーブル本体部を首部で間欠的に連結した自己支持型ケーブルに関する。
通信や給電用のケーブル、更に近年の光通信の発達で使用が増えている光ファイバケーブルを電柱等に架設する場合、ケーブル単体では引張り強度が不十分なことから、断線や特性劣化などが生じやすい。このため、通常は、ケーブル本体と平行に鋼線等からなる支持線を配し、被覆樹脂を介して一体化した自己支持型ケーブルが用いられている。この自己支持型ケーブルは、ケーブル本体部と支持線部とが、ケーブル外被と一体に形成された首部で連結されており、これを架空に懸架するには支持線部の両端を電柱等に固定することでケーブル本体部が保持されるようになっている。
図4及び図5は、従来の自己支持型ケーブルの一例を示す図で、図4は窓部無しの首部を持つ例を示し、図5は窓部有りの首部を持つ例を示す図である。図中、1は自己支持型ケーブル、2はケーブル本体部、3は支持線部、4はケーブルコア、5はケーブル外被、6は支持線、7は被覆、8,9は首部、10は窓部を示す。
自己支持型ケーブル1のケーブル本体部2は、例えば、ケーブルコア4として、例えば、複数本の光ファイバを平行一列にして共通被覆で一体化した光ファイバテープ心線を複数枚積層したものが用いられ、これをケーブル外被5内に、介在等を介して収納して構成されている。支持線部3は、鋼撚線等からなる支持線6の周りを被覆7で覆って形成されている。支持線部3とケーブル本体部2とは、図4(A)に示すように窓部の無い首部8で連続的に連結されている。首部8は、ケーブル外被5及び支持線6の被覆7の成形時に、それらの成形用樹脂で一体に成形することで形成される。
図5(A)は、支持線部3とケーブル本体部2とを間欠的な首部9で連結した例で、窓部10を有している。この自己支持型ケーブル1は、窓部10を設けることにより、ケーブルの風を受ける面積を少なくしてケーブル負荷張力が増加するのを軽減し、また、ダンシング現象等が生じるのを軽減することができる。図5(B)は、支持線部3よりケーブル本体部2の長さを長くてして弛み(又は余長)を持たせた例を示し、この場合も、間欠的な首部9で支持線部3とケーブル本体部2とが連結される(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
特開平9−33772号公報 特開2002−124136号公報
自己支持型ケーブル内の光ファイバ心線等を、引き落としたり分岐したりするような場合、ケーブルは、一旦、クロージャ等に固定或いは導入される。この時、ケーブル本体部2と支持線部3は、首部を切断して分離する必要がある。図4(A)に示した窓部の無い自己支持型ケーブルでは、図4(B)に示したように、切口部分から引裂くことにより首部8が少しずつ裂けていく。ケーブル本体部2の剛性が強い場合でもケーブル本体部2が急に折れ曲がるというようなことは無い。
しかし、図5(A)又は図5(B)に示すような間欠的に首部9で連結されている窓部有りの自己支持型ケーブルでは、図5(C)に示したように、引裂きが一旦、首部9で停止してしまい、ケーブル本体部2が急に折れ曲がるということが起きやすい。特に、図5(B)のような弛みを持たせたケーブルでは剛性が低くなるので、素手による引裂きによる切り離しが難しくなる。そして、ケーブルコア4が光ファイバである場合は、ケーブルの急な折れ曲がりにより、断線或いは信号の伝送特性が悪化するという問題がある。なお、従来の自己支持型ケーブルでは、間欠的な首部9の厚さが比較的厚く形成されているため、素手のみで切り離すのは難しく、架空での作業の場合は工具を必要とし作業性が良くなかった。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、間欠的な首部でケーブル本体部に急な折れ曲がりが生じず、且つ、ケーブル本体部と支持線部を簡易に切り離すことができる自己支持型ケーブルの提供を課題とする。
本発明による自己支持型ケーブルは、支持線部とケーブル本体部とを首部で間欠的に連結した自己支持型ケーブルであって、首部に切断容易な引裂き部が形成されているようにしたものである。切断容易な引裂き部は、首部の厚さ方向に貫通するミシン目状の小孔で形成され、また、首部の側面にV字状のノッチを設けるか、又は、首部の断面形状を台形状とすることにより形成される。
本発明によれば、間欠的に設けられている首部の切断容易な引裂き部を、素手で引裂くことができ、ケーブル本体部の急な折れ曲がりの発生を無くし、また、作業性の良い配線を行なうことができ、効率的で品質のよいケーブル敷設を実施することができる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は第1の実施形態を説明する図、図2は第2の実施形態を説明する図、図3は第3の実施形態を説明する図である。図中、11はミシン目状の小孔、12はV字状ノッチ、13は引裂き口、14は台形頂部を示し、その他の符号は図4,5で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
本発明による自己支持型ケーブル1は、電柱間や地下道等に敷設され、或いは、家屋、ビル等に個別に引落とされるドロップケーブルにも適用することができる。そのケーブル形状としては、支持線部3とケーブル本体部2とを、窓部10により間欠的に設けた首部9で連結した形状のものが対象とされる。首部9は、ケーブル外被5及び支持線6の被覆7の成形時に、これらの成形用材料を用いて一体に成形することで形成することができる。また、ケーブル本体部2内に収納されるケーブルコア4としては、光ファイバ又はメタル線、或いは、光ファイバとメタル線を複合した種々の形態の通信線を用いることができる。
本発明について、以下に、光ファイバケーブルの例で説明するが、ケーブル本体部2に収納されるケーブルコア4の光ファイバは、1心から数百心まで適用することができる。この場合、複数本の光ファイバを束状にして収納する以外に、複数本の光ファイバを平行一列に並べて一体化した光ファイバテープ心線の形態、このテープ心線を複数枚積層した形態、或いは、スロットを用いて収納する形態等、種々の形態で収納することができる。なお、図では、複数枚の光ファイバテープ心線を積層した形態のケーブルコア4で示してある。また、支持線部3は、複数本の鋼線を撚って支持線6とし、これを被覆7で覆って形成される。なお、ケーブル外被5内には、鋼線又はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)なる抗張力線(図示せず)を埋設するようにしてもよい。
自己支持型ケーブル内の光ファイバ心線等を、引き落としたり分岐したりするような場合、ケーブルは、一旦、クロージャ等に固定或いは導入される。このため、ケーブル本体部2と支持線部3の所定の範囲では、首部9を切断して分離する必要がある。このため、本発明では、支持線部3とケーブル本体部2とを首部9で間欠的に連結した自己支持型ケーブル1において、首部9に切断容易な引裂き部を形成している。切断容易な引裂き部の形状としては、例えば、以下に説明する図1〜図3のような種々の形態があるが、支持線部3とケーブル本体部2とは、通常の敷設時や敷設後の使用形態では、簡単に分離されないことも必要である。このため、切断を容易にするために、首部9の厚さを単に薄くしたり、切り欠きを設けるだけでは所定の要求を満たすことができない。
図1は第1の実施形態を説明する図で、図1(A)は、支持線部3とケーブル本体部2とが互いに平行で、ケーブル本体部2に弛みを有しない例を示し、図1(B)はケーブル本体部2が支持線部3に対して弛み又は余長を有する例を示している。ケーブル本体部2の弛みは、支持線部3に対して水平方向に蛇行させるか、垂直方向に蛇行させるか何れであっても良い。図1の例で示す首部9は、その長手方向の中央部に、例えば、厚さ方向に貫通するミシン目状の小孔11を設けて形成される。
ミシン目状の小孔11は、首部9の成形時に窓部10を形成するのと同様に、側面方向から針状のピンを進退させて形成することができる。一列に形成されたミシン目状の小孔11は、首部9を長手方向に小刻みに分断した破断容易な部分を形成し、ケーブル本体部2と支持線部3とを、互いに引き離す方向に力を加えることにより、工具を用いることなく素手による比較的弱い力で引裂くことが可能となる。
図2は、第2の実施形態を示し、支持線部3とケーブル本体部2とを連結する首部9の側面に「く字状」乃至は「V字状」のノッチ12を形成している。このV字状ノッチ12の頂部は、首部9の高さ(又は幅)のほぼ中央部分で、首部9の厚さが最小となって、他の部分と比べて機械的に一番弱い部分となる。そして、この機械的に弱い部分に引裂きの応力を集中させることができ、この部分での引裂きを容易にする。このV字状ノッチ12を首部9の長手方向の側面に沿って設けることにより、ケーブル本体部2と支持線部3とを、互いに引き離す方向に力を加えることで、工具を用いることなく素手による比較的弱い力で引裂くことが可能となる。
なお、図2(B)に示すように、V字状ノッチ12は、首部9の両側面に形成してもよく、図2(C)に示すように、V字状ノッチ12は、首部9の側面の片側のみに形成してもよい。また、首部9の引裂き力は、引裂きが開始される始端部分で大きい力が必要とされ、一旦、引裂きが開始された後は比較的小さい力でも引裂くことができる。したがって、始端部分に、図2(D)に示すように、応力を集中させるための引裂き口13を設けておくとよい。なお、図2では省略したが、図1(B)のようなケーブル本体部2に弛みを持つケーブルに対しても有用である。
図3は第3の実施形態を説明する図で、支持線部3とケーブル本体部2とを連結する首部9の断面形状を台形状としている。なお、図3(A)は、台形頂部(幅の狭い側)14がケーブル本体部2側にある例を示し、図3(B)は、台形頂部14が支持線部3側にある例を示している。首部9の断面形状が、台形状となるように形成することにより、図2の実施形態と同様に、その台形頂部14の部分は、首部9の厚さが最小となって、他の部分と比べて機械的に一番弱い部分となる。そして、この機械的に弱い部分に引裂きの応力を集中させることができ、この部分での引裂きを容易にする。
首部9の断面形状を台形状とすることにより、ケーブル本体部2と支持線部3とを、互いに引き離す方向に力を加えることで、台形頂部14の部分から工具を用いることなく素手による比較的弱い力で引裂くことが可能となる。なお、この図3の実施形態においても図3では省略したが、図1(B)のようなケーブル本体部に弛みを持つケーブルに対しても有用であり、また、図2(D)で示したような応力を集中させるための引裂き口を設けるようにしてもよい。
なお、従来の図5(A),(B)における時の引裂きに要する引裂き力を100%とすると、本発明による図1の首部にミシン目状の小孔を形成した例では、引裂きに要する引裂き力は25%程度で、図5(C)に示すような急な折れ曲がりは生じなかった。また、図3の首部の断面形状が台形状とした例では、引裂きに要する引裂き力は40%程度で、図1の例と同様に急な折れ曲がりは生じなかった。
本発明の第1の実施形態を説明する図である。 本発明の第2の実施形態を説明する図である。 本発明の第3の実施形態を説明する図である。 従来の窓部無しの自己支持型ケーブルの例を説明する図である。 従来の窓部有りの自己支持型ケーブルの例を説明する図である。
符号の説明
1…自己支持型ケーブル、2…ケーブル本体部、3…支持線部、4…ケーブルコア、5…ケーブル外被、6…支持線、7…被覆、8,9…首部、10…窓部、11…ミシン目状の小孔、12…V字状ノッチ、13…引裂き口、14…台形頂部。

Claims (4)

  1. 支持線部とケーブル本体部とを首部で間欠的に連結した自己支持型ケーブルであって、前記首部に切断容易な引裂き部が形成されていることを特徴とする自己支持型ケーブル。
  2. 前記切断容易な引裂き部は、前記首部の厚さ方向に貫通するミシン目状の小孔で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自己支持型ケーブル。
  3. 前記切断容易な引裂き部は、前記首部の側面に設けたV字状のノッチで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自己支持型ケーブル。
  4. 前記切断容易な引裂き部は、前記首部の断面形状を台形状とすることにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自己支持型ケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8203074B2 (en) 2006-10-25 2012-06-19 Advanced Technology Holdings Ltd. Messenger supported overhead cable for electrical transmission
US8575490B2 (en) 2010-01-19 2013-11-05 Apple Inc. Spacer for use in a flat cable
CN103971836A (zh) * 2014-05-26 2014-08-06 戴丽芬 一种易安装的自承式电缆
JP2016085343A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 古河電気工業株式会社 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの分離方法

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