JP2021117121A - 車両用検出センサの搭載構造及びブラケット - Google Patents

車両用検出センサの搭載構造及びブラケット Download PDF

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Abstract

【課題】検出センサが固定されたブラケットをフェンダパネルに固定する際の作業性を向上させる。【解決手段】車両用検出センサの搭載構造は、フェンダパネルと、フェンダパネルに対して車両内側に対向配置されたインナーパネルと、フェンダパネルとインナーパネルの間の空間に配置され、周囲の情報を検出する検出センサ14と、上記空間に配置され、検出センサ14を保持し、フェンダパネルに固定されたブラケット20を備える。ブラケット20は、フェンダパネルに固定される面22aを有する第1壁部22と、第1壁部22に対して車両内側に対向配置され、インナーパネルと対向する面24bを有する第2壁部24と、第1壁部22と第2壁部24を接続する接続部26を備える。第2壁部24は、その車両前側及びその車両後側に、面24bから車両外側方向に窪んだ凹部をそれぞれ備える。【選択図】図3B

Description

本発明は、周囲の情報を検出する車両用検出センサの搭載構造及び当該検出センサを保持するブラケットに関する。
従来から、周囲の情報を検出する検出部を備えた検出センサが搭載された車両が知られている。例えば、特許文献1には、検出センサがフェンダパネル(車体の側面の一部を構成するパネル)の車両内側の面に固定された構造が開示されている。フェンダパネルは、検出センサの検出部と対向する部位を有する。この部位は、検出に使用される光又は音が透過可能な材質で形成されており、これにより、検出センサは車両側方の情報を検出するようになっている。
特開2017−193223号公報
検出センサをフェンダパネルに固定する際は、通常、予め検出センサをブラケットに固定しておき、当該ブラケットをフェンダパネルの車両内側の面に固定することにより、検出センサをフェンダパネルに間接的に固定している。この固定作業は、車体がある程度組み立てられてから行われる。このため、固定作業が行われる時点では、フェンダパネルの近傍にインナーパネルが当該フェンダパネルと対向するように配置されている。従って、作業者は、インナーパネルと干渉しないように固定作業を行う必要がある。しかしながら、フェンダパネルとインナーパネルとの距離は比較的に短く、両者の間に形成される空間は比較的に狭いため、固定作業を行い難い(例えば、ブラケットを保持している手がインナーパネルと干渉する)という問題があった。
本発明は、上述した問題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の一つは、検出センサが固定されたブラケットをフェンダパネルに固定する際の作業性を向上させることにある。
本発明による車両用検出センサの搭載構造(以下、「本発明構造」と称する。)は、
車体の側面の一部を構成するフェンダパネル(10)と、
前記フェンダパネル(10)に対して車両内側に当該フェンダパネル(10)と対向して配置されたインナーパネル(18)と、
前記フェンダパネル(10)に対して前記車両内側であり且つ前記インナーパネル(18)に対して車両外側の空間(S)に配置され、周囲の情報を検出可能な検出部(14a)を備え、当該検出部(14a)が当該フェンダパネル(10)に設けられた開口部(12a)を介して車両側方に露出している検出センサ(14)と、
前記空間(S)に配置され、前記検出センサ(14)を保持しており、前記フェンダパネル(10)に固定されたブラケット(20)と、
を備える。
前記ブラケット(20)は、
前記フェンダパネル(10)に固定されるフェンダパネル固定面(22a)をその前記車両外側に有し、前記検出センサ(14)の前記検出部(14a)を前記車両側方に露出させる開口部(22b)が設けられている第1壁部(22)と、
前記第1壁部(22)に対して前記車両内側に当該第1壁部(22)と対向して配置され、前記検出センサ(14)の前記車両内側の面(14d)を覆っており、前記検出センサ(14)が固定される検出センサ固定面(24a)をその前記車両外側に有し、前記インナーパネル(18)と対向するインナーパネル対向面(24b)をその前記車両内側に有する第2壁部(24)と、
前記第1壁部(22)と前記第2壁部(24)とを接続する接続部(26)と、
を備え、
前記第2壁部(24)は、その車両前側及びその車両後側に、前記インナーパネル対向面(24b)から車両外側方向に窪んだ凹部(40、42)をそれぞれ備える。
本発明構造におけるブラケットによれば、例えば、作業者は、これらの凹部の一方(典型的には、固定作業後に車両前方に位置することになるほうの凹部)に親指を差し込み、その他の指でブラケットの下方部分を支えることによりブラケットを保持できる。このため、例えば、ブラケットの第1壁部に親指を添え、第2壁部に残りの指を添え、ブラケットを挟むように保持する保持方法と比較して、固定作業の際に作業者の手がインナーパネルに干渉し難くなる。従って、固定作業時の作業性を向上させることができる。
本発明の一側面では、
前記ブラケット(20)の前記凹部(40、42)のうちの一方である第1凹部(42)が、前記車両内側に突出する平板状の突出部(24c)を備え、
前記第1凹部(42)に対して前記車両外側には、前記検出センサ(14)が備えるコネクタ接続口(14c)が、当該第1凹部(42)を介して前記車両内側から視認可能に配置されており、
前記インナーパネルは、車幅方向に延びているカウル(32)の両側にそれぞれ配置されたカウルサイドパネル(18)であり、当該インナーパネル(18)には、カウル(32)からの排水を排出するための排出口(30a)が、前記コネクタ接続口(14c)の斜め上方に設けられており、
前記第1凹部(42)の前記突出部(24c)は、前記排出口(30a)と前記コネクタ接続口(14c)とを結ぶ第1仮想線(L2)と交差している。
検出センサのコネクタ接続口には、所定のコネクタ(例えば、電力供給用のコネクタ)が接続される。この接続作業は、検出センサがブラケットに固定された後、且つ、ブラケットがフェンダパネルに固定される前に行われる。本発明の一側面では、コネクタ接続口が、ブラケットの第1凹部に対して車両外側に、当該第1凹部を介して車両内側から視認可能に配置されている。このため、コネクタがコネクタ接続口に適切に接続されたか否かを第1凹部を介して容易に確認することができ、接続作業の作業性が向上する。
しかしながら、ブラケットに第1凹部が設けられていると、コネクタ接続後の接続状態の信頼性が低下する可能性がある。即ち、インナーパネル(カウルサイドパネル)には、カウルからの排水を排出するための排出口が、コネクタ接続口の斜め上方に位置するように設けられている。このため、排出口からの排水が第1凹部を介してコネクタの接続部分に流れ落ち、コネクタ接続後の接続状態の信頼性が低下する可能性がある。
そこで、本発明の一側面では、第1凹部が車両内側に突出する平板状の突出部を備えている。この突出部は、排出口とコネクタ接続口とを結ぶ第1仮想線と交差している。このため、排出口からの排水は突出部に流れ落ち、コネクタの接続部分が被水することを防ぐことができる。従って、本発明の一側面によれば、コネクタの接続作業の作業性を向上できるとともに、コネクタの接続部分が被水することを防止できる。
本発明の一側面では、
前記ブラケット(20)の前記第1壁部(22)の前記フェンダパネル固定面(22a)が、第1締結部材(52a、52b、52c、52d)が埋設された埋設口(54a、54b、54c、54d)を複数有しており、
前記複数の埋設口(54a、54b、54c、54d)のそれぞれは、前記第1壁部(22)の前記開口部(22b)の幅方向における中心を通り当該幅方向に直交する第2仮想線(L1)に関して線対称に配置されており、
前記フェンダパネル(10)は、前記第1締結部材(52a、52b、52c、52d)と締結可能な第2締結部材(50a、50b、50c、50d)を挿通するための挿通口(13a、13b、13c、13d)を、前記複数の埋設口(54a、54b、54c、54d)のそれぞれと対応した位置に複数有しており、
前記ブラケット(20)は、前記第2締結部材(50a、50b、50c、50d)が前記複数の挿通口(13a、13b、13c、13d)のそれぞれを介して対応する前記第1締結部材(52a、52b、52c、52d)に締結されることにより前記フェンダパネル(10)に固定されており、
前記フェンダパネル固定面(22a)と、前記検出センサ固定面(24a)と、がなす角は、前記ブラケット(20)の前記幅方向において一定である。
フェンダパネルは、車体の左側の側面の一部を構成する左側フェンダパネルと、車体の右側の側面の一部を構成する右側フェンダパネルとを含む。このため、通常であれば、左側フェンダパネルに固定されることになる左側ブラケットと、右側フェンダパネルに固定されることになる右側ブラケットを別々に製造する必要がある。これに対し、本発明の一側面によれば、ブラケットのフェンダパネル固定面に埋設された埋設口が第2仮想線に関して線対称に配置され、且つ、フェンダパネル固定面と検出センサ固定面とがなす角がブラケットの幅方向に一定であるため、左側ブラケットを右側ブラケットとしても使用でき、別々に製造する必要がなくなる。通常、ブラケットは射出成形により製造されるが、このブラケットによれば、射出成型時の型を、左側ブラケット用の型と右側ブラケット用の型で別々に製造する必要がなくなるため、型の製造に係る費用を大幅に低減できる。
本発明によるブラケット(20)は、
周囲の情報を検出可能な検出部(14a)を備える検出センサ(14)を保持可能であり、当該検出センサ(14)が固定された状態で車両のフェンダパネル(10)に固定可能である。
このブラケット(20)は、
前記フェンダパネル(10)に固定可能なフェンダパネル固定面(22a)をその一方の側に有し、前記検出センサ(14)の前記検出部(14a)を露出可能な開口部(22b)が設けられている第1壁部(22)と、
前記第1壁部(22)に対して他方の側に当該第1壁部(22)と対向して配置され、前記検出センサ(14)の前記他方の側の面(14d)を覆うことが可能であり、前記検出センサ(14)を固定可能な検出センサ固定面(24a)をその前記一方の側に有し、前記フェンダパネル(10)に対して前記他方の側に当該フェンダパネル(10)と対向して配置されるインナーパネル(18)と対向可能なインナーパネル対向面(24b)をその前記他方の側に有する第2壁部(24)と、
前記第1壁部(22)と前記第2壁部(24)とを接続する接続部(26)と、
を備え、
前記第2壁部(24)は、その幅方向における両側の部分に、前記インナーパネル対向面(24b)から前記検出センサ固定面(24a)に向かって窪んだ凹部(40、42)をそれぞれ備える。
このブラケットによれば、固定作業の際に作業者の手がインナーパネルに干渉し難くなる。従って、固定作業時の作業性を向上させることができる。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成要件に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る車両用検出センサの搭載構造のうち、車両の前後軸に対して左側の搭載構造(以下、単に「左側の搭載構造」とも称する。)を車幅方向外側からみたときの図である。 図1Aの領域Rの部分拡大図である。 左側の搭載構造を車両後方から見たときの図である。 検出センサが固定された状態のブラケットであって、左側のフェンダパネルに固定されることになるブラケットの正面図である。 図3Aのブラケットの側面図である。 ブラケットの正面図である。 ブラケットの側面図である。 図3Aのブラケットの背面及び一方の側面を斜めから見たときの図である。 図3Aのブラケットの背面及び他方の側面を斜めから見たときの図である。 フェンダパネル締結用のナット及び検出センサ締結用のナットが埋設されたブラケットであって、左側の搭載構造に使用されるブラケットの正面図である。 フェンダパネル締結用のナット及び検出センサ締結用のナットが埋設されたブラケットであって、車両の前後軸に対して右側の搭載構造(以下、単に「右側の搭載構造」とも称する。)に使用されるブラケットの正面図である。 右側の搭載構造における図1Bに対応した図である。 左側の搭載構造のうちの検出センサ及びブラケットを車両後方且つ車幅方向内側から見たときの図であり、検出センサにコネクタが接続された状態を示す。 図8の検出センサ及びブラケットの側面図であり、排水用部材の排出口と突出部とコネクタ接続口との位置関係を説明するための図である。
図1A及び図2に示す車両用検出センサの搭載構造は、車両の前後軸に対して左側の搭載構造である。この搭載構造は、フェンダパネル10と、カウルサイドパネル18と、検出センサ14と、ブラケット20と、を備える。フェンダパネル10は、車体の左側面の前方部分を構成しており、車両の前後方向に延びている。フェンダパネル10は、その一部の図示を省略している。また、フェンダパネル10と隣接する、車体を構成する他のパネルの図示も省略している。なお、図面では、車両の前後方向における前方及び後方をそれぞれ「Fr」及び「Rr」と記載し、車両の上下方向における上方を「Up」と記載し、車幅方向における外側を「Out」と記載している。
図1Aに示すように、フェンダパネル10は、比較的に平坦な部分10aと、車両の左前輪Wの外周面の周方向における一部と対向している円弧状の部分10bと、を備える。部分10aは、車両の上下方向に延びている(図2参照)。部分10aには、車幅方向内側に窪んだ凹部12が設けられている。凹部12には、凹部12を車幅方向に貫通している開口部12aが設けられている。開口部12aは、検出センサ14の検出部14a(後述)を車幅方向外側に露出させるための開口である。開口部12aの車両前後方向の両側には、凹部12を車幅方向に貫通している孔部12b、12bが設けられている。孔部12b、12bは、ブラケット20の爪部22c、22c(後述)を係合可能な大きさ及び形状を有する。なお、車幅方向内側は、「車両内側」又は「他方の側」の一例に相当し、車幅方向外側は、「車両外側」又は「一方の側」の一例に相当する。
図1Bに示すように、開口部12aの近傍には、凹部12を車幅方向に貫通している3個の挿通口13a、13b及び13dが設けられている。挿通口13a、13b及び13dは、ブラケット20をフェンダパネル10に締結するためのボルト50a、50b及び50dを挿通させる挿通口である(後述)。
図2に示すように、カウルサイドパネル18は、フェンダパネル10に対して車幅方向内側に配置されている。カウルサイドパネル18は、フェンダパネル10の後方部分と対向している(図1Aの破線18を参照)。カウルサイドパネル18は、車両の前後方向及び上下方向に延びている板状部材である。フェンダパネル10に対して車幅方向内側であり且つカウルサイドパネル18に対して車幅方向外側には、空間Sが形成されている。なお、カウルサイドパネル18は、「インナーパネル」の一例に相当する。
カウルサイドパネル18は、カウル32に対して車幅方向外側に配置されている。カウル32は、車両のフロントガラス(図示省略)の下方において車幅方向に延びている部材である。カウル32をその任意の位置において車幅方向と直交する平面で切断したときの断面は、車両上方に向けて開放した略U字状となっている。カウルサイドパネル18とカウル32は、排水用部材30を介して接続されている。
具体的には、カウルサイドパネル18には、カウルサイドパネル18を斜め方向(詳細には、車幅方向外側に向かって下降する方向)に貫通している貫通孔18aが設けられている。排水用部材30の車幅方向外側の端部は、貫通孔18aに挿通されてカウルサイドパネル18に接合されており、空間Sに開口している。排水用部材30は、車幅方向外側に向かって下降している(即ち、その内周面も車幅方向外側に向かって下降している)。排水用部材30をその任意の位置において車幅方向と直交する平面で切断したときの断面は、車両上方に向けて開放した略U字状となっている(図1Aの破線30を参照)。排水用部材30の車幅方向内側の端部はカウル32の車幅方向外側の端部と接続されている(接続部分の図示は省略)。これにより、カウル32に溜まった水は、排水用部材30を車幅方向外側に流れ、空間Sから排水される。即ち、排水用部材30の車幅方向外側の開口部は、排出口として機能している。以下では、この開口部を「排出口30a」と称する。排出口30aは、カウルサイドパネル18に設けられているということもできる。
図2に示すように、空間Sには、検出センサ14が配置されている。図3A及び図3Bに示すように、検出センサ14は略直方体形状を有しており、ブラケット20に保持(固定)されている。検出センサ14には、自身をブラケット20に締結するためのボルト60a、60b及び60c(後述)を挿通させる挿通口(図示省略)が各ボルト60a、60b及び60cの対応する位置に設けられている。なお、図3A及び図3Bは、フェンダパネル10に固定される前の検出センサ14及びブラケット20を示すが、説明の便宜上、これら図3A及び図3Bについて説明する際はフェンダパネル10に固定された状態の方向を用いる。図4A乃至図6Bについても同様である。検出センサ14は、周囲の情報を検出するための検出部14aと、コネクタを接続するための接続口14b及び接続口14cと、を備える。接続口14b及び接続口14cは、車両上下方向に並んで配置されている。
本実施形態では、検出センサ14としてLIDAR(Light Detection and Ranging/Laser Imaging Detection and Ranging)が使用される。即ち、検出部14aは、パルス状のレーザー光を照射する投光部及び対象物で反射されたレーザー光(散乱光)を受光する受光部として機能する。検出センサ14は、空間Sに、検出部14aがフェンダパネル10の開口部12aを介して車幅方向外側(別言すれば、車両の左側方)に露出するように配置されている。接続口14bは、検出センサ14により検出された情報をECU(図示省略)に送信するためのECUコネクタ(図示省略)が接続される接続口である。ECUコネクタは、実際には検出センサ14が空間Sに配置される前に予め接続口14bに接続されているが、図面を見易くするためにその図示は省略されている。接続口14cは、検出センサ14に電力を供給するためのコネクタ70(図8及び図9参照)が接続される接続口である。接続口14b、14cは、検出部14aが設けられている面と略直交している面に設けられている。検出センサ14が空間Sに配置されると、接続口14b、14cは車両前後方向における後側に位置する(図2参照)。
なお、後で詳述するが、ブラケット20は、車両の前後軸に対して左側の搭載構造と右側の搭載構造とで兼用される。このため、右側の搭載構造においては、検出センサ14が空間Sに配置されると、接続口14b、14cは車両前後方向における前側に位置する(図示省略)。
加えて、検出センサ14として、可視光カメラ、ミリ波レーダー又は超音波センサが用いられてもよい。可視光カメラが用いられる場合、検出部14aは、可視光の受光部として機能する。ミリ波レーダーが用いられる場合、検出部14aは、電波の送信部及び受信部として機能する。超音波センサが用いられる場合、検出部14aは、超音波の発信部及び受信部として機能する。
図2に示すように、空間Sには、ブラケット20が、検出センサ14を保持した状態で配置されている。図4A及び図4Bに示すように、ブラケット20は、第1壁部22と、第2壁部24と、接続部26と、を備える。
第1壁部22は、車両前後方向及び車両上下方向に拡がっている平板状の部材であり、車幅方向外側に面22aを有する。面22aは、フェンダパネル10の車幅方向内側の面に固定されることになる面である(後述)。第1壁部22は、正面視において(即ち、車幅方向外側から見たときに)その略中央に第1壁部22を車幅方向に貫通する開口部22bを有する。開口部22bは、検出センサ14の検出部14aを車幅方向外側に露出させるための開口である。面22aには、開口部22bの幅方向(別言すれば、車両前後方向)の両側に、爪部22c、22cが設けられている。爪部22c、22cの幅方向の間隔は、フェンダパネル10の凹部12に設けられた孔部12b、12bの車両前後方向の間隔と略等しい。爪部22c、22cを孔部12b、12bに係合させることにより、ブラケット20(厳密には、検出センサ14を保持した状態のブラケット20)がフェンダパネル10に暫定的に保持される(後述)。なお、面22aは「フェンダパネル固定面」の一例に相当する。
第2壁部24は、車両前後方向及び車両上下方向に拡がっている平板状の部材であり、第1壁部22に対して車幅方向内側に第1壁部22と対向して配置されている(図4B参照)。第2壁部24は、検出センサ14の車幅方向内側の面14d(図3B参照)を覆うための壁部である。第2壁部24は、車幅方向外側に面24aを有し、車幅方向内側に面24bを有する。面24aは、検出センサ14が固定されることになる面である(後述)。面24aは、第1壁部22の面22aと平行である。面24bは、ブラケット20がフェンダパネル10に固定されたときにカウルサイドパネル18と対向することになる面である(図2参照)。なお、面24aは「検出センサ固定面」の一例に相当し、面24bは「インナーパネル対向面」の一例に相当する。
図4A乃至図5Bに示すように、第2壁部24には、車両前後方向における前側及び後側に、凹部40(図5A及び図5B参照)及び凹部42がそれぞれ設けられている。
凹部40は、第2壁部24の面24bのうちの車両前側の部分且つ車両上下方向における略中央の部分が車幅方向外側に(別言すれば、面24aに向かって)窪んだ形状となっている。凹部40は、面40a、40b、40c及び40dにより構成されている。面40aは、車幅方向及び車両前後方向に拡がる平面上に位置している。面40dは、面40aと対向している。面40bは、車両上下方向及び車両前後方向に拡がる平面上に位置し、面40aと面40dとを接続している。面40cは、車幅方向及び車両上下方向に拡がる平面上に位置し、面40aと面40dとを接続している。面40cは、面40bと略直角に交差している。面40a、40b、40c及び40dは、何れも略矩形状を呈する。これにより、凹部40には略直方体形状の空間が形成されている。凹部40は、作業者がブラケット20を保持する際に指(典型的には、親指)を差し込むための窪みとして利用され得る。このため、凹部40は、指を差し込むことができる程度の大きさに形成される。
凹部42は、第2壁部24の面24bのうちの車両後側の部分且つ車両上下方向における下方の部分が車幅方向外側に(別言すれば、面24aに向かって)窪んだ形状となっている。凹部42は、面42a、42b、42c及び42dにより構成されている。面42aは、車幅方向及び車両前後方向に拡がる平面上に位置している。面42bは、車幅方向及び車両上下方向に拡がる平面上に位置しており、面42aと略直角に交差している。面42cは、車幅方向及び「面42bに向かって下降する方向」に拡がる平面上に位置しており、面42bと鋭角を成すように交差している。面42dは、車両前後方向及び車両上下方向に拡がる平面上に位置しており、面42bと略直角に交差している。
面42a、42b及び42cは、何れも略矩形状を呈しており、面42dは、略直角三角形形状を呈している。面42dは、面42cと略直角に交差している一方で、面42aとは接続されていない。このため、凹部42は、「凹部42に対して車幅方向外側に位置する空間」と車幅方向に連通している。検出センサ14がブラケット20に保持(固定)された状態では、凹部42に対して車幅方向外側には検出センサ14の接続口14cが位置している。従って、接続口14cは、凹部42を介して車幅方向内側から視認可能となっている(図5B参照)。凹部42には、略直方体形状の空間が形成されている。凹部42は、作業者がブラケット20を保持する際に指(典型的には、親指)を差し込むための窪みとして利用され得る。このため、凹部42は、指を差し込むことができる程度の大きさに形成される。なお、凹部42は、「第1凹部」の一例に相当し、接続口14cは、「コネクタ接続口」の一例に相当する。
なお、凹部40及び凹部42の形状は、作業者が凹部40又は凹部42に指を差し込んでブラケット20を保持できる形状であれば上記に限られず、例えば円柱状であってもよいし、角柱状であってもよい。
上述したように、ブラケット20は左側の搭載構造と右側の搭載構造とで兼用される。ブラケット20が左側の搭載構造に使用される場合、図4A乃至図5Bに示すように、凹部40が車両前側に位置し、凹部42が車両後側に位置することになる。このとき、作業者は、凹部40を用いてブラケット20を保持してフェンダパネル10への固定作業を行う。即ち、凹部42は使用されない。一方、ブラケット20が右側の搭載構造に使用される場合、凹部42が車両前側に位置し、凹部40が車両後側に位置することになる。このとき、作業者は、凹部42を用いてブラケット20を保持してフェンダパネル10への固定作業を行う。即ち、凹部40は使用されない。固定作業については後で詳述する。
接続部26は、第1壁部22と第2壁部24とを車幅方向に接続している。ブラケット20の車両上方の面は、車幅方向内側に向かって下降するように傾斜している(図4B乃至図5B参照)。これにより、排出口30a(図2参照)からブラケット20の車両上方の面に流れ落ちた排水は、当該面を伝って第2壁部24の面24bとカウルサイドパネル18との間の空間に流れ落ちる。このため、ブラケット20の車両上方の面に流れ落ちた排水が車幅方向外側に流れることにより検出センサ14(特に、検出部14a)が被水することが防止される。
検出センサ14は、第2壁部24の面24aに固定されることにより、第1壁部22、第2壁部24及び接続部26に囲まれた空間に配置される。具体的には、図4Aに示すように、第2壁部24の面24aには3個の埋設口64a、64b及び64cが設けられており、埋設口64a、64b及び64cには、ナット62a、62b及び62cがそれぞれ埋設されている(図6A参照)。検出センサ14をブラケット20に固定する際は、検出センサ14をブラケット20の開口部22bからブラケット20の所定の位置に配置し、ボルト60a、60b及び60cを、検出センサ14に設けられた図示しない挿通口を介してナット62a、62b及び62cにそれぞれ締結する。これにより、検出センサ14がブラケット20に固定される(図3A及び図3B参照)。
検出センサ14がブラケット20に固定されると、続いて、当該ブラケット20をフェンダパネル10に固定する固定作業が作業者により行われる。なお、ブラケット20には、検出センサ14が固定される前に、予めナット52a、52b及び52d又はナット52a、52b及び52cが埋設されている。具体的には、図4Aに示すように、ブラケット20の第1壁部22の面22aには4個の埋設口54a、54b、54c及び54dが設けられている。埋設口54a及び54cと、埋設口54b及び54dと、は、「第1壁部22の開口部22bの幅方向における中心を通り、幅方向に直交する仮想線L1」に関して互いに線対称となるように配置されている。埋設口54a乃至54dには2種類のパターンでナット52a乃至52dが埋設されている。なお、ナット52a乃至52dは、「第1締結部材」の一例に相当し、仮想線L1は、「第2仮想線」の一例に相当する。
1つ目のパターンでは、図4A及び図6Aに示すように、4個の埋設口54a乃至54dのうちの3個の埋設口54a、54b及び54dにナット52a、52b及び52dが埋設されている。2つ目のパターンでは、図4A及び図6Bに示すように、4個の埋設口54a乃至54dのうちの3個の埋設口54a、54b及び54cにナット52a、52b及び52cが埋設されている。1つ目のパターンを有するブラケット20は、左側の搭載構造に使用される(図3A参照)。2つ目のパターンを有するブラケット20は、右側の搭載構造に使用される。
固定作業は、車体がある程度組み立てられてから行われる。このため、固定作業が行われる時点では、フェンダパネル10の車幅方向内側にカウルサイドパネル18が既に配置されている。以下、1つ目のパターンを有するブラケット20の固定作業について具体的に説明する。まず、作業者は、左手の親指を凹部40(図5A参照)に差し込み、左手の残りの指でブラケット20の下方を支えることにより、ブラケット20を保持する。次に、作業者は、ブラケット20を保持しながらブラケット20をフェンダパネル10の部分10b(図1A参照)の下方の空間から空間S(図2参照)に移動させ、ブラケット20の爪部22c、22c(図3A参照)をフェンダパネル10の孔部12b、12b(図1A参照)に係合させる。これにより、ブラケット20がフェンダパネル10に暫定的に保持される。続いて、作業者は、ボルト50a、50b及び50d(図1A及び図1B参照)を、フェンダパネル10の挿通口13a、13b及び13d(図1B参照。なお、これらはブラケット20の埋設口54a、54b及び54dと対応する位置にそれぞれ設けられている。)を介してナット52a、52b及び52dにそれぞれ締結する。これにより、ブラケット20がフェンダパネル10に固定される(図2参照)。その後、図示しないカバーが、フェンダパネル10に対して車幅方向外側から凹部12を覆うように取り付けられる。なお、カバーのうち検出センサ14の検出部14aに対応する位置には開口部が設けられており、これにより検出部14aが車幅方向外側(左側方)の情報を検出できるようになっている。
一方、2つ目のパターンを有するブラケット20の固定作業を行う際は、作業者は、右手の親指を凹部42(図5B参照)に差し込み、右手の残りの指でブラケット20の下方を支えることにより、ブラケット20を保持する。次に、作業者は、上述したようにしてブラケット20を右側のフェンダパネル10R(図7参照)に暫定的に保持させる。続いて、作業者は、図7に示すように、ボルト50a、50b及び50cを、フェンダパネル10Rの挿通口13aR、13bR及び13cR(これらはブラケット20の埋設口54a、54b及び54cと対応する位置にそれぞれ設けられている。)を介してナット52a、52b及び52cにそれぞれ締結する。これにより、ブラケット20がフェンダパネル10Rに固定される。その後、上述したようにして、図示しないカバーが、フェンダパネル10Rに対して車幅方向外側から取り付けられる。なお、カバーのうち検出センサ14の検出部14aに対応する位置には開口部が設けられており、これにより検出部14aが車幅方向外側(右側方)の情報を検出できるようになっている。なお、ボルト50a乃至50dは、「第2締結部材」の一例に相当する。
右側のフェンダパネル10Rに設けられる開口部(図示省略)は、左側のフェンダパネル10に設けられる開口部12aと同一の大きさ及び形状を有しており、両者は車両の前後軸に関して互いに対称の位置関係にある。上述したように、第1壁部22の面22aと第2壁部24の面24aは、互いに平行である。加えて、面22aの埋設口54a乃至54dは、仮想線L1に関して互いに線対称に配置されている。このため、ブラケット20は、左側の搭載構造及び右側の搭載構造に兼用されることができる。従って、ブラケット20を射出成形するための型の製造費を大幅に(例えば、約半分に)低減できる。加えて、ナット52a乃至52dを2種類のパターンで埋設することにより、これらのパターンに基づいて(即ち、ナット52a乃至52dが埋設されている位置に基づいて)、任意の或るブラケット20が左側又は右側の何れの搭載構造に使用されるブラケット20であるのかを容易に判別することができる。なお、面22aと面24aとは必ずしも平行でなくてもよい。面22aと面24aとがなす角がブラケット20の幅方向(本実施形態では、車両前後方向)において一定であれば、ブラケット20を左側及び右側の搭載構造で兼用することができる。ここで、「面22aと面24aとがなす角」とは、面22aを含む平面と面24aを含む平面とがなす角を意味している。即ち、面22aと面24aとが交差している必要はない。
ここで、固定作業は、実際には、検出センサ14の接続口14cにコネクタ70を接続してから行われる。図8に示すように、接続口14cとコネクタ70との係合部70aは、接続口14cに対して車幅方向内側に位置している。このため、凹部42を介して車幅方向内側から係合部70aの状態を確認することにより、コネクタ70が接続口14cに適切に接続されているか否かを容易に判断することができる。このように、ブラケット20を保持するための凹部42内の空間を、係合部70aの状態を確認するための空間として活用することにより、コネクタ70を接続口14cに接続する接続作業の作業性が向上する。
しかしながら、図2及び図9に示すように、接続口14cの斜め上方には排出口30aが位置しているため、排出口30aからの排水が凹部42を介してコネクタ70(特に、接続口14cへの接続部分)に流れ落ち、コネクタ接続後の接続状態の信頼性が低下する可能性がある。
そこで、図4B乃至図5Bに示すように、凹部42には、車幅方向内側に突出する平板状の突出部24cが設けられている。突出部24cは、車幅方向内側に比較的に長く延びており、その先端は、第2壁部24の面24bよりも車幅方向内側に位置している。具体的には、図9に示すように、突出部24cは、排出口30aと接続口14c(図9の破線14c参照)とを結ぶ仮想線L2と交差する程度の長さとなるように形成されている。これにより、排出口30aからの排水は突出部24cの上面に流れ落ち、コネクタ70の接続部分が被水することが防止される。即ち、突出部24cは、コネクタ70の接続部分が被水することを防ぐための庇として機能する。凹部42が突出部24cを備えることにより、コネクタ70の接続作業の作業性を向上させることと、コネクタ70の接続部分の被水を防ぐこと、を両立できる。仮想線L2は、「第1仮想線」の一例に相当する。なお、凹部42を構成する面の1つである面42aは、突出部24cの下面である(厳密には、突出部24cの下面のうち、面42cと対向している部分が面42aである)。
本実施形態に係る車両用検出センサの搭載構造の作用効果について説明する。この搭載構造に使用されるブラケット20は、その車両前側及びその車両後側に、凹部40及び凹部42をそれぞれ備える。作業者は、凹部40又は凹部42の一方(典型的には、固定作業後に車両前方に位置することになるほうの凹部)に親指を差し込み、その他の指でブラケット20の下方部分を支えることによりブラケット20を保持することが可能となる。このため、ブラケット20の他の保持方法と比較して、固定作業の際に作業者の手がカウルサイドパネル18に干渉し難くなる。従って、固定作業時の作業性を向上させることができる。
以上、本実施形態に係る車両用検出センサの搭載構造及びブラケットについて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
例えば、上述した搭載構造は、車体の側面の後方部分を構成するフェンダパネルに設置される検出センサの搭載構造に適用されてもよい。
或いは、ブラケット20は、車体を構成する、フェンダパネル10(10R)以外のパネルに固定されてもよい。加えて、空間Sは、カウルサイドパネル18以外のインナーパネルとの間に形成される空間であってもよい。
10:フェンダパネル、12:凹部、12a:開口部、14:検出センサ、14a:検出部、14d:検出センサの面、18:カウルサイドパネル、20:ブラケット、22:第1壁部、22a:フェンダパネル固定面、22b:開口部、24:第2壁部、24a:検出センサ固定面、24b:インナーパネル対向面、26:接続部、40,42:凹部

Claims (4)

  1. 車体の側面の一部を構成するフェンダパネルと、
    前記フェンダパネルに対して車両内側に当該フェンダパネルと対向して配置されたインナーパネルと、
    前記フェンダパネルに対して前記車両内側であり且つ前記インナーパネルに対して車両外側の空間に配置され、周囲の情報を検出可能な検出部を備え、当該検出部が当該フェンダパネルに設けられた開口部を介して車両側方に露出している検出センサと、
    前記空間に配置され、前記検出センサを保持しており、前記フェンダパネルに固定されたブラケットと、
    を備える車両用検出センサの搭載構造において、
    前記ブラケットは、
    前記フェンダパネルに固定されるフェンダパネル固定面をその前記車両外側に有し、前記検出センサの前記検出部を前記車両側方に露出させる開口部が設けられている第1壁部と、
    前記第1壁部に対して前記車両内側に当該第1壁部と対向して配置され、前記検出センサの前記車両内側の面を覆っており、前記検出センサが固定される検出センサ固定面をその前記車両外側に有し、前記インナーパネルと対向するインナーパネル対向面をその前記車両内側に有する第2壁部と、
    前記第1壁部と前記第2壁部とを接続する接続部と、
    を備え、
    前記第2壁部は、その車両前側及びその車両後側に、前記インナーパネル対向面から車両外側方向に窪んだ凹部をそれぞれ備える、
    車両用検出センサの搭載構造。
  2. 請求項1に記載の車両用検出センサの搭載構造において、
    前記ブラケットの前記凹部のうちの一方である第1凹部は、前記車両内側に突出する平板状の突出部を備え、
    前記第1凹部に対して前記車両外側には、前記検出センサが備えるコネクタ接続口が、当該第1凹部を介して前記車両内側から視認可能に配置されており、
    前記インナーパネルは、車幅方向に延びているカウルの両側にそれぞれ配置されたカウルサイドパネルであり、当該インナーパネルには、カウルからの排水を排出するための排出口が、前記コネクタ接続口の斜め上方に設けられており、
    前記第1凹部の前記突出部は、前記排出口と前記コネクタ接続口とを結ぶ第1仮想線と交差している、
    車両用検出センサの搭載構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用検出センサの搭載構造において、
    前記ブラケットの前記第1壁部の前記フェンダパネル固定面は、第1締結部材が埋設された埋設口を複数有しており、
    前記複数の埋設口のそれぞれは、前記第1壁部の前記開口部の幅方向における中心を通り当該幅方向に直交する第2仮想線に関して線対称に配置されており、
    前記フェンダパネルは、前記第1締結部材と締結可能な第2締結部材を挿通するための挿通口を、前記複数の埋設口のそれぞれと対応した位置に複数有しており、
    前記ブラケットは、前記第2締結部材が前記複数の挿通口のそれぞれを介して対応する前記第1締結部材に締結されることにより前記フェンダパネルに固定されており、
    前記フェンダパネル固定面と、前記検出センサ固定面と、がなす角は、前記ブラケットの前記幅方向において一定である、
    車両用検出センサの搭載構造。
  4. 周囲の情報を検出可能な検出部を備える検出センサを保持可能であり、当該検出センサが固定された状態で車両のフェンダパネルに固定可能なブラケットにおいて、
    前記フェンダパネルに固定可能なフェンダパネル固定面をその一方の側に有し、前記検出センサの前記検出部を露出可能な開口部が設けられている第1壁部と、
    前記第1壁部に対して他方の側に当該第1壁部と対向して配置され、前記検出センサの前記他方の側の面を覆うことが可能であり、前記検出センサを固定可能な検出センサ固定面をその前記一方の側に有し、前記フェンダパネルに対して前記他方の側に当該フェンダパネルと対向して配置されるインナーパネルと対向可能なインナーパネル対向面をその前記他方の側に有する第2壁部と、
    前記第1壁部と前記第2壁部とを接続する接続部と、
    を備え、
    前記第2壁部は、その幅方向における両側の部分に、前記インナーパネル対向面から前記検出センサ固定面に向かって窪んだ凹部をそれぞれ備える、
    ブラケット。

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