JP2021116678A - ブラインドカーテン - Google Patents

Abstract

【課題】ヘッドボックス、カーテン本体、スラット角度調整装置および第一昇降コードを含むブラインドカーテンを提供する。【解決手段】複数個のスラットと下端部を含むカーテン本体と、ヘッドボックス内の回転軸アセンブリと、ラダーコードアセンブリを含むスラット角度調整装置と、を含み、ラダーコードアセンブリは回転軸アセンブリに接続された少なくとも二つのラダーコードを含み、スラットを回転させる。第一昇降コードはスラットの前側または後側を通り上端が回転軸アセンブリと連動するように設置され、下端がカーテン本体の下端部に接続される。回転軸アセンブリが回転される時に、第一昇降コードと、第一昇降コードと同じ側に位置するラダーコードアセンブリの前経線または後経線とが回転軸アセンブリの回転に始終同期してヘッドボックスから引き出され、または引き戻され、かつスラットと下端部が回転軸アセンブリの回転に始終同期して回転する。【選択図】図２

Description

本発明はブラインドカーテンに関し、特にスラットの閉まりが良いブラインドカーテンに関する。

一般的なブラインドカーテンは、その多くが上梁、下梁、および上梁と下梁の間に位置する複数個のスラットを有するものである。その操作パターンが昇降開閉およびスラットの角度変更を含み、昇降開閉でスラット全体の遮蔽範囲を変えることができり、スラットの角度変更でスラット間の隙間の大きさを調節し、光の通過度合いを調整することができる。

しかし、従来のブラインドカーテン、特に露出型の操作用昇降コードを有しないブラインドカーテンは、スラット間の間隙を調節する時に、完全に閉じた状態にすることができず、即ち、完全な遮光効果が得られない。例えば、従来のラダーコードのみを備えたブラインドカーテンは、スラットの左右配列が揃わないことが起こりやすく、スラットを完全に閉じた場合、左右両側に不規則な光漏れの隙間が生じることがある。また、例えば、ラダーコードと昇降コードの両方を備えたブラインドカーテンは、ブラインドカーテンが完全に展開された後、昇降コードの長さが固定されてしまうため、さらに変更することができなくなり、この状態でスラットを完全閉じた位置まで転回させようとすると、昇降コードの固定された長さにより下梁の転回が制限され、特にスラットの前後に昇降コードを配置したブラインドカーテンは、カーテン本体が完全に展開された後、前後昇降コードの長さが固定されるため、ここからスラットを完全に閉じた位置まで転回させようと、さらにラダーコードの二本の経線を上下にずらすように動かした場合、昇降コードの長さがラダーコードの二本の経線の上下のずれに従って変化しないため、下梁が昇降コードの固定された長さに制限されて、ラダーコードとともに完全に閉じた位置まで転回することができず、下梁に近い位置のスラットにまで連動的に影響を及ぼし、ラダーコードとともに完全に閉じた位置まで転回することができず、予想したスラットの閉め効果が得られない。

前記従来技術の問題に鑑み、本発明の目的は、スラットの角度を調整する過程で、カーテン本体の下端部がスラットの回転につれて始終回転することができ、即ち、カーテン本体の下端部が昇降コードの固定長さの制限を受けないブラインドカーテを提供し、従来のブラインドカーテンのスラットの閉めが悪い、および光漏れ現象の問題を解決することである。

前記目的を達成するために、本発明が提供するブラインドカーテンは、ヘッドボックス、カーテン本体、スラット角度調整装置および第一昇降コードを含む。ヘッドボックスは略長方体であり、かつ長軸と、長軸と垂直に交差するとともに同じ水平面に位置する短軸、および、長軸と垂直に交差するとともに前述水平面の法線と同じ方向の縦軸が定義されている。長軸はヘッドボックスの左右両端を通り、短軸はヘッドボックスの前後両側を通り、縦軸はヘッドボックスの上下両側を通る。カーテン本体はヘッドボックスの下方に位置し、カーテン本体は複数個のスラットおよび下端部を含み、下端部はスラットの最下方に位置し、かつヘッドボックスと対応して設置される。スラット角度調整装置は回転軸アセンブリとラダーコードアセンブリを含み、回転軸アセンブリはヘッドボックス内に位置し、かつ長軸に平行な方向で設置され、ラダーコードアセンブリは少なくとも二つのラダーコードを含む。各ラダーコードはそれぞれ前経線と後経線を有し、前経線と後経線がそれぞれ縦軸に平行であるとともに離間して設置され、前経線と後経線の間に複数個の緯線が離間して設置されて、各ラダーコードがラダー格子状になる。各スラットがそれぞれ各緯線上に対応して位置することで、スラットが前経線および後経線の間に、縦軸に平行な方向に沿ってヘッドボックスから下へ離間して配列する。前経線および後経線はそれぞれ回転軸アセンブリに接続され、回転軸アセンブリの駆動によって縦軸に沿った方向に相対移動し、スラットを回転させる。第一昇降コードはスラットの前側および後側のうちの一方側を通り、第一昇降コードの上端が回転軸アセンブリと連動するように設置され、かつ、第一昇降コードの下端がカーテン本体の下端部に接続される。回転軸アセンブリが駆動回転される時に、第一昇降コードとラダーコードアセンブリにおいて第一昇降コードと同じ側に位置する前経線または後経線は、回転軸アセンブリが駆動回転される過程につれて、始終同期してヘッドボックスから引き出され、またはヘッドボックスに引き戻され、かつ、スラットおよび下端部が回転軸アセンブリの回転につれて、始終同期して回転する。

好ましくは、一実施例において、少なくとも一つのラダーコードがその前経線および後経線のうちの一つに設置された複数個のリング部材を有し、かつ各スラットがそれぞれ各リング部材に対応する貫通孔を有し、前記第一昇降コードが縦軸に平行な方向に沿って、対応する貫通孔を既に通った各リング部材を順に挿通して、スラットが長軸に平行な方向に沿ってラダーコードアセンブリに対し移動することを制限する。

好ましくは、一実施例において、回転軸アセンブリは回転軸、第一回転部材、第二回転部材および第三回転部材を含み、回転軸がヘッドボックス内に位置し、かつ長軸に平行な方向に配置され、第一回転部材、第二回転部材および第三回転部材がそれぞれ回転軸と連動するように設置される。一つのラダーコードの前経線の上端と後経線の上端がそれぞれ第一回転部材に接続され、もう一つのラダーコードの前経線の上端と後経線の上端がそれぞれ第二回転部材に接続され、第一昇降コードの上端が第三回転部材に接続される。回転軸が駆動回転される時に、第一回転部材、第二回転部材および第三回転部材が回転軸の回転につれて回転する。

好ましくは、一実施例において、ブラインドカーテンはさらに第二昇降コードを含み、第二昇降コードが第一昇降コードに相対的に設置され、スラットの前側と後側のうちの他方側を通り、かつ、第二昇降コードの上端が回転軸アセンブリと連動するように設置され、第二昇降コードの下端がカーテン本体の下端部に接続され、回転軸アセンブリが駆動回転される時に、第二昇降コードとラダーコードアセンブリにおいて第二昇降コードと同じ側に位置する前経線または後経線は、回転軸アセンブリが駆動回転される過程につれて、始終同期してヘッドボックスから引き出され、またはヘッドボックスに引き戻される。

好ましくは、一実施例において、回転軸アセンブリが回転軸、第一回転部材、第二回転部材、第三回転部材および第四回転部材を含み、一つのラダーコードの前経線の上端および後経線の上端が第一回転部材と連動するように設置され、もう一つのラダーコードの前経線の上端および後経線の上端が第二回転部材と連動するように設置され、第一昇降コードの上端が第三回転部材と連動するように設置され、第二昇降コードの上端が第四回転部材と連動するように設置され、回転軸が駆動回転される時に、第一回転部材、第二回転部材、第三回転部材および第四回転部材が回転軸の回転につれて回転する。

好ましくは、一実施例において、前記第三回転部材と第一回転部材が一体成形されて第一ドラムを構成し、または、前記第三回転部材、第四回転部材と第一回転部材が一体成形されて第一ドラムを構成し、または、前記第三回転部材と第一回転部材が一体成形されて第一ドラムを構成し、第二回転部材と第四回転部材が一体成形されて第二ドラムを構成する。

好ましくは、一実施例において、前記第一ドラムにおいて、第三回転部材および第四回転部材が互いに接続され、第一昇降コードの上端と第二昇降コードの上端が互いに接続され、かつ、一つのラダーコードの前経線と後経線がそれぞれ移動不能な形で第一回転部材に位置し、第一昇降コードの上端に近い部分が第三回転部材に対し移動不能な形で第三回転部材に巻き付き、第二昇降コードの上端に近い部分が第四回転部材に対し移動不能な形で第四回転部材に巻き付き、回転軸が駆動回転される時に、第一ドラムに連動して、第一昇降コードおよび第二昇降コードが相対移動する前経線および後経線につれて相対移動する。

好ましくは、一実施例において、前記第一昇降コードの上端と第二昇降コードの上端が互いに接続され、かつ第一昇降コードが第三回転部材を回って通り、第二昇降コードが第四回転部材を回って通り、回転軸が駆動回転される時に、第一昇降コードおよび第二昇降コードが相対移動する前経線および後経線につれて相対移動する。

好ましくは、一実施例において、前記の第三回転部材および第四回転部材が一体成形されて昇降コードドラムを構成し、回転軸が駆動回転される時に、昇降コードドラム、第一回転部材および第二回転部材が回転軸の回転につれて、ラダーコードアセンブリの前経線と後経線を相対移動させ、同時に、第一昇降コードおよび第二昇降コードを相対移動させる。

以上により、本発明のブラインドカーテンは以下の利点を有する。

（1） 第一昇降コードとラダーコードのリング部材を組み合わせることにより、スラットが長軸に平行な方向に沿って左右に移動することを防止できるとともに、左右の配列が不揃いになることなく、スラットが完全に閉じた時にカーテン本体の左右両側に不規則な光漏れ現象が発生することを回避できる。

（2）上記の構造配置により、第一昇降コード（および第二昇降コード）は、回転軸の回転と同時に、始終ラダーコードの前経線および後経線につれて、一緒に上下にずれるように移動し、スラットの角度を調整する過程で、下端部（下梁）が始終回転し、昇降コードの長さが固定であること起因しスラットの閉じ具合が悪くなる現象を回避できる。さらに、スラット角度を調整する時に、スラットとともに下端部（下梁）の角度を緩やかでスムーズに変えることができる。

本発明の第一の好ましい実施例のブラインドカーテンの正面図であり、カーテン本体が完全に展開し、スラットの角度の水平になった状態を示した図である。 図1の立体図であり、カーテン本体が完全に展開されたブラインドカーテンを異なる視角から示した図である 図1の裏面の立体視角の部分概略図であり、スラットの貫通孔を通ったラダーコードのリング部材に第一昇降コードを通す配置状態を示す図である。 図2の下端部のケースを取り外した概略図であり、下端部に設置された昇降装置の配置を示す図である。 図４の昇降装置の概略図である。 本発明の第一の好ましい実施例のブラインドカーテンのカーテン本体が完全に畳み込まれた状態の立体図である。 図1が示すカーテン本体が完全に展開された状態における昇降装置の部分概略図である。 図6が示すカーテン本体が完全に畳み込まれた状態における昇降装置の部分概略図である。 図1の部分概略図であり、スラット角度調整装置の一部を示す図である。 図1の一部の左側面図である。 図10の部分立体図であり、第一ドラムとラダーコードおよび昇降コードアセンブリの配置を示す図である。 図11の第一ドラムの立体図である。 図11の別の視角からの立体図である。 図13の第一ドラムの立体図である。 本発明の第一の好ましい実施例のブラインドカーテンのカーテン本体のスラットが前低後高で完全に閉まった状態の正面図である。 図15の立体図であり、カーテン本体のスラットが前低後高で完全に閉まった状態におけるブラインドカーテンを異なる視角から示した図である。 図15の一部の左側面図である。 本発明の第一の好ましい実施例のブラインドカーテンのカーテン本体のスラットが前高後低で完全に閉まった状態の正面図である。 図18の立体図であり、カーテン本体のスラットが前高後低で完全に閉まった状態におけるブラインドカーテンを異なる視角から示す図である。 図18の一部の左側面図である。 本発明の第二の好ましい実施例のブラインドカーテンの部分概略図であり、カーテン本体が完全に展開され、かつスラットの角度が水平時の回転軸アセンブリの配置を示す図である。 図21の左側面図である。 本発明の第二の好ましい実施例のブラインドカーテンの一部の左側面図であり、カーテン本体のスラットが前低後高で完全に閉まった状態における回転軸アセンブリの配置を示す図である。 本発明の第二の好ましい実施例のブラインドカーテンの一部の左側面図であり、カーテン本体のスラットが前高後低で完全に閉まった状態における回転軸アセンブリの配置を示す図である。 本発明の第三の好ましい実施例のブラインドカーテンの部分立体図であり、スラット角度調整装置の回転軸アセンブリの配置を示す図である。 図25の部分正面図であり、第一回転部材および昇降コードドラムの配置を示す図である。 図26の別の視角からの立体図である。 図27の部分概略図であり、第一回転部材および昇降コードドラムの配置を示す図である。 本発明の第三の好ましい実施例のブラインドカーテンの一部の左側面図であり、カーテン本体が完全に展開され、かつスラットの角度が水平時の回転軸アセンブリの配置を示す図である。 図29Aの右側面図である。 本発明の第三の好ましい実施例のブラインドカーテンの一部の左側面図であり、カーテン本体のスラットが前低後高で完全に閉まった状態における回転軸アセンブリの配置を示す図である。 図30Aの右側面図である。 本発明の第三の好ましい実施例のブラインドカーテンの一部の左側面図であり、カーテン本体のスラットが前高後低で完全に閉まった状態における回転軸アセンブリの配置を示す図である。 図31Aの右側面図である。 本発明の第四の好ましい実施例のブラインドカーテンの部分概略図である、カーテン本体が完全に展開され、かつスラットの角度が水平時の回転軸アセンブリの配置を示す図である。 図32の左側面図である。 本発明の第四の好ましい実施例のブラインドカーテンの一部の左側面図であり、カーテン本体のスラットが前低後高で完全に閉まった状態における回転軸アセンブリの配置を示す図である。 本発明の第四の好ましい実施例のブラインドカーテンの一部の左側面図であり、カーテン本体のスラットが前高後低で完全に閉まった状態における回転軸アセンブリの配置を示す図である。

本発明をより明確に示すために、以下はその好ましい実施例を挙げて、かつ図面を参照しながら詳しく説明する。まず、図1および図2が示すように、ブラインドカーテンはヘッドボックス10、カーテン本体20、スラット角度調整装置30および昇降コードアセンブリ40を含む。このヘッドボックス10は中空の略長方体であり、その内部に収容空間を有し、かつ、長軸11、短軸12および縦軸13が定義され、長軸11はヘッドボックス10の左右両端を通り、短軸12は長軸11と垂直に交差するとともに同じ水平面に位置し、かつヘッドボックス10の前後両面を通り、縦軸13は長軸11と短軸12が交差する水平面の法線方向に平行であり、即ち、ヘッドボックス10の上下両面を通る。言い換えれば、長軸11、短軸12および縦軸13はそれぞれヘッドボックス10の長さ、幅、高さ三つの方向に平行である。

カーテン本体20はヘッドボックス10の下方に位置し、このカーテン本体20は複数個のスラット21および下端部22を含み、下端部22が複数個のスラット21の最下方に位置し、かつヘッドボックス10に対応して設置される。カーテン本体20の下端部22は単なる長板体またはスラット21に似たような構造であっても、また本実施例で開示されたヘッドボックス10のような中空長方体であって、その内部に必要な機構またはバラストを設置してもよいが、製品ニーズに応じて決めるとする。

スラット角度調整装置30は回転軸アセンブリ31、ラダーコードアセンブリ32、転向機構33および制御部材34を含み、回転軸アセンブリ31はヘッドボックス10の収容空間中に位置し、かつ長軸11に平行な方向に沿って配置される。ラダーコードアセンブリ32は互いに離間して設置された二つのラダーコード321、322を含む。図1および図2の左側のラダーコード321を例とし、かつ図10を参照すると、ラダーコード321は、縦軸13に平行であるとともに短軸12に垂直な方向において離間して設置された前経線321aおよび後経線321bを有し、前経線321aおよび後経線321bの間に複数個の緯線321cを縦軸13に平行な方向に沿って離間して設置することで、ラダーコード321がラダー格子状に構成され、各緯線321cにそれぞれ一つのスラット21が設置され、複数個のスラット21が前経線321aおよび後経線321bの間に縦軸13に平行な方向に沿ってヘッドボックス10から下へ離間して配列される。制御部材34は転向機構33に接続され、かつ転向機構33が回転軸アセンブリ31に接続され、制御部材34を操作することで転向機構33を駆動させることができ、さらに回転軸アセンブリ31が連動して、ラダーコードアセンブリ32がスラット21の遮光角度を変える。なお、ブラインドカーテンのスラットを確実に支持できるよう、ラダーコードアセンブリに一般的に少なくとも二本のラダーコードが配置され、かつ、カーテン本体の幅によってラダーコードの数を増やす。本実施例において図1の左側のラダーコード321および右側のラダーコード322を示しているが、これに限定されず、また、図1の右側ラダーコード322の構造配置が左側ラダーコード321に類似するため、ここで説明を省略する。

図1ないし図14を参照すると、各図はそれぞれ本実施例のブラインドカーテンの各構造の細部を示すものである。まず、カーテン本体20は前側および後側を有するものと定義し、前側および後側の延伸面が短軸12の延伸線と交差し、かつ長軸11および縦軸13に平行である。昇降コードアセンブリ40は第一昇降コード40aを含み、第一昇降コード40aがカーテン本体20のスラット21の後側を通り、かつラダーコード321の後経線321bに隣接する（図10および図11が示すように）。なお、このラダーコード321の後経線321bにさらに複数個のリング部材321dを設けてもよいが、これに限定されない。各スラット21にそれぞれ各リング部材321dに対応する貫通孔211を設けてもよいが、これに限定されない。各リング部材321dをそれぞれ対応するスラット21の貫通孔211に通した後、第一昇降コード40aを順にこれらの貫通孔211を既に通ったリング部材321dに通し（図3が示すように）、これにより、各スラット21が長軸11に平行な方向に沿ってラダーコード321に対し移動することを制限し、スラット21の配列が左右不揃いになって、閉じた時に不規則な光漏れ現象を引き起こすことを有効に回避できる。

本実施例の回転軸アセンブリ31の配置についてさらに説明すると、本実施例において、回転軸アセンブリ31に含まれる回転軸311は長棒状であり、その断面輪郭が非円形であり、かつ、回転軸アセンブリ31はさらに、回転軸311に套設される第一回転部材312aおよび第二回転部材312bを含み、ラダーコードアセンブリ32のラダーコード321の上端が第一回転部材312aに接続され、下端がコード止め323によって下端部22に固定される。もう一つのラダーコード322は上端が第二回転部材312bに接続され、下端が同じくコード止め323によって下端部22に固定される。その他に、第一回転部材312aの近くに第三回転部材312cがあり、同じように、回転軸311に套設され（図2が示すように）、図1および図2の左側の例では、ラダーコード321の前経線321aおよび後経線321bが第一回転部材312aに接続され、第一昇降コード40aが第三回転部材312cに接続されている。また、昇降コードアセンブリ40はさらに第二昇降コード40bを含み、第二昇降コード40bが第四回転部材312dに接続される（図10ないし図14が示すように）。

以下は本実施例の第一ドラム312の構造を具体的に説明する。第一ドラム312は第一ドラム体3121および第一軸孔3122を有し、第一軸孔3122が第一ドラム体3121を貫通するとともに、回転軸311を挿通させ、第一軸孔3122の孔形状が非円形であり、その孔形状が回転軸311の断面輪郭および寸法に整合しており、回転軸311の回転によって第一ドラム312を同期して回転させることができる。さらに、第一ドラム体3121に、長軸11に略平行な方向に沿って第一リミット槽3123および第二リミット槽3124が設けられ、第一リミット槽3123と第二リミット槽3124がそれぞれ第一ドラム体3121の逆の両側に位置する。また、第一リミット槽3123および第二リミット槽3124はそれぞれ一端が開口を有し、他端が密封された細い溝であり、かつ、第一リミット槽3123の開口が第一ドラム体3121の一端に位置し、第二リミット槽3124の開口が第一ドラム体3121の他端に位置する（第12図および図14が示すように）。ラダーコード321の前経線321aの上端がストッパ321eによって第一リミット槽3123に係止され、後経線321bおよび第一昇降コード40aの上端が別のストッパ321eによって第二リミット槽3124に係止される。理解すべきなのは、本実施例においてストッパ321eを挟みボタンで示しているが、これに限定されず、ストッパとして第一昇降コード40aまたはラダーコード321の前経線321aおよび後経線321b自体を用いた結び目、または第一昇降コード40aおよびラダーコード321の上端を第一および第二リミット槽3123、3124に押し留めることができるその他の構造または部品であってもよい。また、第一リミット槽3123および第二リミット槽3124はそれぞれ一端が密封されて、一端が開口のある細い溝であり、かつ、開口がそれぞれ第一ドラム体3121の異なる端に位置するが、これに限定されず、第一リミット槽3123および第二リミット槽3124が孔形状または両端に開口を有する細い溝であっても、またはリミット槽の開口が第一ドラム体3121の同じ端に位置してもよい。

第3ないし図8を参照すると、本実施例において、昇降コードアセンブリ40はさらに第三昇降コード40cおよび第四昇降コード40dを含み、第二昇降コード40bは第一昇降コード40aに対応して設置され、かつカーテン本体20のスラット21の前側に位置し、第三昇降コード40cおよび第四昇降コード40dはラダーコード322の近くにあり、かつそれぞれカーテン本体20のスラット21の後側と前側に位置する（図3が示すように）。ここで、第二昇降コード40bの上端がラダーコード321の前経線321aとともに第一ドラム312の第一リミット槽3123に挟み留められる（図10ないし図14が示すように）。同様に、図2が示すように、第三昇降コード40cおよび第四昇降コード40dはそれぞれラダーコード322の後経線322bと前経線322aとともに第二ドラム313に挟み留められている。本実施例において、第一ドラム312は一体成形された第一回転部材312a、第三回転部材312cおよび第四回転部材312dによって構成され、ラダーコード321の後経線321bと前経線321a、および第一昇降コード40aと第二昇降コード40bが同時に単一個の第一ドラム312に接続されてもよいが（図2、図11ないし図14が示すように）、これに限定されない。

ここで、各昇降コード40b、40c、40dは、前記第一昇降コード40aと同様に、対応するラダーコード321、322と組み合わせてスラット21の左右移動を制限するように設計してもよいほか、カーテン本体20の上下閉合を制御昇降コードとしても用いてもよい。各昇降コード40a、40b、40c、40dをカーテン本体20の上下閉合を制御する昇降コードとして用いる場合、さらに、本実施例のブラインドカーテンはさらにカーテン本体20の下端部22に位置する昇降装置50を含み、かつ、第一昇降コード40a、第二昇降コード40b、第三昇降コード40cおよび第四昇降コード40dの下端がそれぞれ昇降装置50に接続されるようにしてもよい。具体的に、本実施例の昇降装置50は動力アセンブリ51およびコード巻きアセンブリ52を含み、かつ、動力アセンブリ51は駆動リール511、ばね巻き軸512および渦巻きばね（Spiral Spring）513を含み、駆動リール511とばね巻き軸512が平行であり、かつ互いに離間して設置され、渦巻きばね513の両端がそれぞれ駆動リール511およびばね巻き軸512に接続され、渦巻きばね513がS字形状で駆動リール511およびばね巻き軸512に巻き付いている。コード巻きアセンブリ52は二つのコード巻きリール521、522を含み、本実施例において、第一昇降コード40aおよび第二昇降コード40bの下端がコード巻きリール521に巻き付き、第三昇降コード40cおよび第四昇降コード40dの下端がコード巻きリール522に巻き付き、かつ、駆動リール511、コード巻きリール521およびコード巻きリール522はそれぞれ互いと噛み合える歯盤を有し、これにより駆動リール511、コード巻きリール521およびコード巻きリール522が互いに連動する。

ブラインドカーテンが図1の示すように縦軸13に平行な方向に沿って完全に展開された場合、大部分の渦巻きばね513が駆動リール511に巻き付いてエネルギーを蓄える。カーテン本体20を展開する（即ち、下端部22が下へ移動）過程で、駆動リール511は歯盤を介してコード巻きリール521およびコード巻きリール522を各自一つの方向に回転させて、大部分の第一昇降コード40aおよび第二昇降コード40bをコード巻きリール521から引き出し、大部分の第三昇降コード40cおよび第四昇降コード40dをコード巻きリール522から引き出す（図7が示すように）。ユーザが縦軸13に平行な方向に沿って下端部22を上へ押し、カーテン本体20が図6の状態に畳み込まれた場合、その過程において、もともと駆動リール511上に巻き付いていた渦巻きばね513は次第にばね巻き軸512に巻き戻るとともにエネルギーを放出する。同時に、逆方向に回転する駆動リール511は、コード巻きリール521およびコード巻きリール522をそれぞれカーテン本体20の展開時と異なる方向へ回転させて、第一昇降コード40a、第二昇降コード40b、第三昇降コード40cおよび第四昇降コード40dをそれぞれ対応するコード巻きリール521およびコード巻きリール522に巻き付いている（図8が示すように）。しかし、昇降装置50の配置は周知のことであり、本実施例が示す形態に限定されることなく、動力アセンブリ51およびコード巻きアセンブリ52に含まれる部材の数を必要に応じて増減させることが可能であり、下端部22に設置され、かつ下端部22の昇降に伴って昇降コードを巻き戻しまたは引き出すことができる機構であれば、すべて等価の技術とする。

重要なのは、本実施例において、第一昇降コード40a、第二昇降コード40b、第三昇降コード40cおよび第四昇降コード40dを全部示しているが、これは例示であり、本発明を限定するものではない。本発明の実施で達成しようと目的から言うと、すべての昇降コードが必ずしも同時に存在する必要がなく、例えば、スラット21の左右移動を制限するとともに下端部22が昇降可能にすることを目的とした場合、第一昇降コード40aと昇降装置50を組み合わせるだけでよい。一方、下端部22が昇降する時の安定性およびスラット21の角度を調整する時の下端部22の仰向け角度の変化をさらに考慮した場合、第一昇降コード40aと第二昇降コード40bを組み合わせること、または第四昇降コード40dを組み合わせることで、昇降コードがカーテン本体20に対し前後に設置されるようにして（ただし、対向して配置されるとは限らない）、即ち、下端部22が前または後へ傾くことを確実に防ぐ。さらに、単一の昇降コードを用いた形態では、例えば、昇降コードアセンブリ40が第一昇降コード40aのみを有し、かつ第一昇降コード40aがラダーコード321に近い場合、第一昇降コード40aおよびラダーコード321の上端が一体性の第一ドラム312を共用することができ、定義によれば、この第一ドラム312が第一回転部材312aおよび第三回転部材312cによって構成される（図示せず）。また、二つの昇降コードを組み合わせた形態では、例えば、昇降コードアセンブリ40が第一昇降コード40aおよび第二昇降コード40bを組み合わせたものであり、かつ、第一昇降コード40aおよび第二昇降コード40bが何れもラダーコード321に近い場合、第一昇降コード40a、第二昇降コード40bおよびラダーコード321の上端が一体性の第一ドラム312を共用することができ、かつ、定義によれば、この第一ドラム312が第一回転部材312a、第三回転部材312cおよび第四回転部材312dによって構成される（図11ないし図14が示すように）。

例えば、昇降コードアセンブリ40は第一昇降コード40aおよび第二昇降コード40bを組み合わせたものであり、第一昇降コード40aがラダーコード321に近く、第二昇降コード40bがラダーコード322に近い場合（図2の第四昇降コード40dの位置のように）、第一昇降コード40aおよびラダーコード321の上端が第一ドラム312を共用し、第二昇降コード40bおよびラダーコード322の上端が第二ドラム313を共用することができ、この第一ドラム312は、定義によれば、第一回転部材312aおよび第三回転部材312cによって構成され、第二ドラム313は、定義によれば、第二回転部材312bおよび第四回転部材312dによって構成される（図示せず）。また、本実施例の第一ドラム312と第二ドラム313は同じく回転軸311に套設されて同軸に設置されているが、これに限定されず、各回転部材312a、312b、312c、312dまたは各ドラム312、313が回転軸311からずれて設置されてもよく、回転軸311と連動することだけが必須である。

以下、本発明のブラインドカーテンのスラットを閉じる時の各部材の作動関係を説明する。図2および図9が示すよう、転向機構33は回転軸311に接続され、制御部材34は長棒で示され、その一端が転向機構33に接続され、かつ他端がヘッドボックス10の外へ突出して延伸して、ユーザの操作に利用される。なお、転向機構33の構造配置は常用技術であり、かつ本発明の目的ではないため、ここで省略するが、転向機構33はユーザの制御部材34で行った操作を受けて駆動回転し、かつ回転軸311を回転させるものであるため、従来技術における各種の転向機構はすべて等価技術の範囲に属するものと理解すべきである。また、制御部材34は転向機構33を駆動回転させるためのものであり、本実施例で示された長棒形状に限らず、コード、モータなど、ユーザが利用して転向機構33を駆動回転させ、回転軸311を回転させることができる機構はすべて含まれる。

図1の左側の例では、いくつかの取付け部材60を用いてブラインドカーテンを窓枠または壁（図示せず）に固定した後、自然に垂らしてカーテン本体20を完全に展開し、かつスラット21が図1および図10が示すように水平状態になった時、ヘッドボックス10内に位置するラダーコード321の前経線321aおよび後経線321bの長さが略同じであり、かつ、緯線321cが短軸12に略平行な方向になる。

また、図15ないし図17を参照すると、ユーザが制御部材34を操作して一つの方向へ回転させると、回転軸311を駆動して第一ドラム312を回転させることができる。本実施例において、この時の回転軸311および第一ドラム312は時計回りに回転し、かつ、回転軸311と第一ドラム312の第一軸孔3122の形状が整合されているため、回転軸311が回転する過程において、始終連動により第一ドラム312が一緒に回転し、同時に、ラダーコード321の後経線321bと第一昇降コード40aが上へ移動し、前経線321aと第二昇降コード40bが下へ移動し、さらにスラット21および下端部22が一緒に徐々に前低後高へ転回する。これにより、回転軸311が回転する過程において、昇降装置50が引き出した第一昇降コード40aと第二昇降コード40bの長さが変わらなくても、第一昇降コード40aおよび第二昇降コード40bは回転軸311の回転に従って、始終後経線321bおよび前経線321aと同じように上下の位置ずれが発生し、下端部22が回転軸311の回転につれて始終一緒に回転することを補助し、下端部22が第一昇降コード40aおよび第二昇降コード40bの長さが固定であることの影響または妨害を受けずに、スラット21と同じ転回角度にすることができる（図16が示すように）。

また図18なし図20を参照すると、ユーザが制御部材34を操作してもう一つの方向へ回転させると、回転軸311および第一ドラム312を駆動して逆時計回りに回転させることができ、同様に、回転軸311が回転する過程において第一ドラム312を始終一緒に回転させ、同時に、ラダーコード321の後経線321bと第一昇降コード40aを下へ移動させ、前経線321aと第二昇降コード40bを上へ移動させて、さらにスラット21および下端部22を一緒に徐々に前高後低に転回させ、前記と同様に、第一昇降コード40aおよび第二昇降コード40bが回転軸311の回転過程において、始終後経線321bおよび前経線321aが同じように上下の位置ずれが発生し、下端部22をスラット21と同じ転回角度にすることができる（図19が示すように）。

図21ないし図24を参照すると、本発明のブラインドカーテンの第二実施例であり、前記実施例の第一昇降コードと第二昇降コードと異なる配置が示されている。本実施例と第一実施例は略同じ構造を有し、何れもヘッドボックス10、カーテン本体20、スラット角度調整装置30および昇降コードアセンブリ40を含み、かつ、同じように第一ドラム312を有し、ラダーコード321の前経線321aの上端および後経線321bの上端が同じく第一ドラム312の第一リミット槽3123および第二リミット槽3124に係止され、さらに、第一昇降コード41aと第二昇降コード41bが同じくそれぞれ後経線321bと前経線321aに対応してスラット21の後側と前側に設置される。前記実施例との差異は、本実施例の第一昇降コード41aの上端と第二昇降コード41bの上端が接合部材41cによって接合され、かつ、第一昇降コード41aおよび第二昇降コード41bの上端に近い部分が第一ドラム312に巻き付いている。また、第一昇降コード41aおよび第二昇降コード41bの下端がカーテン本体20の下端部22に接続されているため、少なくとも下端部22の重量を支える必要があり、下への引っ張り力があり、かつ、カーテン本体20が上へ畳み込まれて下端部22に積層されるスラット21の大きくなるほど、引っ張り力が大きくなるため、第一ドラム312に巻き付いている第一昇降コード41aおよび第二昇降コード41bは基本的に第一ドラム体3121に貼りつき、巻き付いている層数が多いほど、または下への引っ張り力が大きくなり、第一昇降コード41aおよび第二昇降コード41bが第一ドラム312に対し一層移動し難くなり、第一ドラム312の第一ドラム体3121に固定されているとみなすことができ、前記実施例における第一昇降コードおよび第二昇降コードの上端を第一ドラム312の第一リミット槽3123および第二リミット槽3124に直接固定する効果とほとんど同じである。同じように、ラダーコード321の前経線321aおよび後経線321bの上端を接合させて、かつ第一ドラム312の第一ドラム体3121に巻き付くと、これらを第一リミット槽3123および第二リミット槽3124に挟み留めた場合と同じような効果がある。なお、接合部材41cは図21が示すような挟みボタンとしてよいほか、第一昇降コード41aおよび第二昇降コード41bを結び合わせた結び目であっても、または、第一昇降コード41aおよび第二昇降コード41bがもともと一本の縄であって、それを二本に分けてスラット21の前後両側に設置してもよい。

図21および図22に図1を合わせて参照すると、カーテン本体20が完全に展開され、かつスラット21が図1および図22のような水平状態になった場合、ヘッドボックス10内に位置するラダーコード321の前経線321aおよび後経線321bの長さが略同じである。さらに図23に図16を合わせて参照する、ユーザが制御部材34を操作して一つの方向へ回転させることで、回転軸311を駆動させ、第一ドラム312を回転させることができる。本実施例において、この時の回転軸311および第一ドラム312は時計回りに回転し、かつ回転軸311の回転に伴って第一ドラム312が始終一緒に回転し、同時に、連動によりラダーコード321の後経線321bと第一昇降コード41aを上へ移動させ、前経線321aと第二昇降コード41bを下へ移動させて、スラット21および下端部22がともに前低後高に徐々に転回する。このように、下端部22は回転軸311の回転に従って始終一緒に回転し、下端部22は第一昇降コード41aおよび第二昇降コード41bの長さが固定であることの影響または妨害を受けずに、スラット21と同じ転回角度になり、図16が示すようなスラット21および下端部22が前低後高で完全に閉じた状態になる。

また、図24に図19を合わせて参照すると、ユーザが制御部材34を操作してもう一つの方向へ回転させると、回転軸311および第一ドラム312を逆時計回りに回転させることができ、同様に、回転軸311の回転に従って第一ドラム312が始終一緒に回転し、同時に、連動によりラダーコード321の後経線321bと第一昇降コード41aを下へ移動させ、前経線321aと第二昇降コード41bを上へ移動させて、スラット21および下端部22がともに前高後低に徐々に転回する。また、前記と同じように、第一昇降コード41aおよび第二昇降コード41bは回転軸311の回転過程において、始終後経線321bおよび前経線321aと同じように上下の位置ずれが発生し、下端部22がスラット21と同じ転回角度になり、図19が示すような、スラット21および下端部22が前高後低で完全に閉じた状態になる。

図25ないし図28を参照すると、本発明の第三実施例であり、前記実施例と異なる回転軸アセンブリを示している。図2を合わせて参照すると、図25の視角は図2と同じく、第三実施例と第一実施例の構造が略同じあり、いずれもヘッドボックス10、カーテン本体20、スラット角度調整装置30および昇降コードアセンブリ40を含み、かつ、ラダーコードアセンブリ32のラダーコード321の前経線321aおよび後経線321bの上端が第一回転部材312aに接続され、もう一つのラダーコード322の前経線322aおよび後経線322bの上端が第二回転部材312bに接続されている。また、第一昇降コード42aがスラット21の後側を通り、第二昇降コード42bがスラット21の前側を通り、かつ、第一昇降コード42aの上端が第三回転部材312cに接続され、第二昇降コード42bの上端が第四回転部材312dに接続され、本実施例において、第三回転部材312cおよび第四回転部材312dが一体成形されて、昇降コードドラム314を構成している。

前記の実施例において、各回転部材312a、312b、312c、312dの円周の長さが略同じであり、かつ輪郭が略円筒状であり、各回転部材が一体になって構成する第一ドラム312および第二ドラム313も略均等な円筒状である。一方、本実施例において、第一回転部材312aと昇降コードドラム314の輪郭が異なっており、第一回転部材312aが略円筒状であるが、第三回転部材312cおよび第四回転部材312dが一体になって構成する昇降コードドラム314が略ラグビーボール状である。また、第一回転部材312aおよび昇降コードドラム314はそれぞれ、前述第一実施例の第一リミット槽3123および第二リミット槽3124（図12図および図14が示すように）に類似する、逆の両側に位置するリミット槽を有し、ラダーコード321の前経線321aと後経線321bの上端、および第一昇降コード42aと第二昇降コード42bの上端を挟み留めて接続させる。前記各実施例と同じように、ラダーコード321の前経線321aおよび後経線321bの上端をストッパ321eで第一回転部材312aの両側のリミット槽に押し留めることができ、第一昇降コード42aと第二昇降コード42bの上端をストッパ42eで昇降コードドラム314のリミット槽に押し留めることができ（図29A図および図29Bが示すように）、その構造が前記説明と類似するため、ここで省略する。

図29Aおよび図29Bを参照し、かつ図1を合わせると、カーテン本体20が完全に展開し、かつスラット21が図1、図29Aおよび図29Bのように水平状態になった場合、ヘッドボックス10内に位置するラダーコード321の前経線321aおよび後経線321bの長さが略同じであり、第一昇降コード42aおよび第二昇降コード42bの長さも略同じである。

さらに図30Aおよび図30Bに図16を合わせて参照すると、ユーザが制御部材34を操作して一つの方向へ回転させると、回転軸311が駆動されて、第一ドラム312を回転させることができる。本実施例において、左側面図30Aで説明すると、この時の回転軸311は時計回りに回転し、回転軸311の回転に連動して、第一回転部材312aおよび昇降コードドラム314が始終一緒に回転し、同時に、連動によりラダーコード321の後経線321bと第一昇降コード42aを上へ移動させ、前経線321aと第二昇降コード42bを下へ移動させて、スラット21および下端部22がともに前低後高に徐々に転回して、下端部22が回転軸311の回転と始終一緒に回転する。下端部22は第一昇降コード42aおよび第二昇降コード42bの長さが固定であることの影響または妨害を受けることなく、スラット21と同じ転回角度になり、最終的に、図16が示すような、スラット21および下端部22が前低後高で完全に閉じた状態になる。

さらに図31Aおよび図31Bに図19を合わせて参照すると、ユーザが制御部材34を操作してもう一つの方向へ回転させると、回転軸311が駆動され、連動により第一回転部材312aおよび昇降コードドラム314を逆時計回りに回転させることができ（図31Aの左側面図を例に）、前記と同様に、回転軸311の回転に連動して、第一回転部材312aおよび昇降コードドラム314が始終一緒に回転し、同時に、連動によりラダーコード321の後経線321bと第一昇降コード42aを下へ移動させ、前経線321aと第二昇降コード42bを上へ移動させることで、スラット21および下端部22をともに前高後低で徐々に転回させる。かつ、前記と同じように、第一昇降コード42aおよび第二昇降コード42bは、回転軸311の回転過程において、始終後経線321bおよび前経線321aと同じように上下に位置ずれが発生し、下端部22をスラット21と同じ転回角度にすることができ、図19が示すようなスラット21および下端部22が前高後低で完全に閉じた状態になる。

なお、第一回転部材312aおよび昇降コードドラム314の円周の長さに若干の差があってもよく、回転軸311の回転により第一昇降コード42aおよび第二昇降コード42bを後経線321bおよび前経線321aとともに上下に位置ずれさせることができれば、下端部22が第一昇降コード42aと第二昇降コード42bの固定長さに制限されることを克服し、カーテン本体20の閉じ効果を改善できる。なお、円周の長さが同じであることが好もしく、これにより、第一昇降コード42aおよび第二昇降コード42bが回転軸311の回転によって上下の位置ずれる動作過程が後経線321bおよび前経線321aと同じになる。

図32ないし図35を参照すると、本発明の第四実施例であり、前記の実施例と異なる回転軸アセンブリを示している。図2を合わせて参照すると、図32の視角は図2と同じであり、第四実施例と第一実施例の構成が略同じであり、何れもヘッドボックス10、カーテン本体20、スラット角度調整装置30および昇降コードアセンブリ40を含み、かつ、ラダーコードアセンブリ32のラダーコード321の前経線321aおよび後経線321bの上端が第一回転部材312aに接続され、もう一つのラダーコード322の前経線322aおよび後経線322bの上端が第二回転部材312bに接続される。また、第一昇降コード43aと第二昇降コード43bも同じく、それぞれ後経線321bと前経線321aに対応して、スラット21の後側と前側に設置されている。異なるのは、本実施例の第三回転部材312cおよび第四回転部材312dは一体成形ではなく、同軸設置でもなく、それぞれヘッドボックス10における第一回転部材312aと異なる位置に設置されている。

図32および図33を合わせて参照すると、第三回転部材312cおよび第四回転部材312dはヘッドボックス10内において前後に配置され、かつ第一回転部材312aに近い。第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bは上端が互いに接続されて一体になり、第三回転部材312cおよび第四回転部材312dに跨いで設置され、第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bの上端に近い部分がそれぞれ第三回転部材312cおよび第四回転部材312dを回って通る。第二実施例と同じように、第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bは下端部22（およびスラット21）の重量により、第三回転部材312cおよび第四回転部材312dに押し当たり、第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bが移動する時に、連動により第三回転部材312cおよび第四回転部材312dが一緒に回転する。言い換えれば、第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bのヘッドボックス10に対する移動は、第三回転部材312cおよび第四回転部材312dの妨害または阻止を受けることない。なお、第三回転部材312cおよび第四回転部材312dの代わりに滑らかな材質の挿し込み部材または棒体を設置した場合、第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bとの摩擦力が無視してもよい程度小さいものであれば、同じように、第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bがヘッドボックス10に対し移動する時に妨害または阻止されないという目的を達成できる。図1を合わせて参照すると、カーテン本体20が完全に展開され、かつスラット21が図1および図33のように水平状態である場合、ヘッドボックス10内のラダーコード321の前経線321aおよび後経線321bの長さが略同じであり、かつ第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bの長さも略同じである。

図34に図16を合わせて参照すると、ユーザが制御部材34を操作して一つの方向へ回転させると、回転軸311が駆動されて、連動により第一ドラム312が回転する。本実施例において、この時の回転軸311は時計回りに回転し、かつ回転軸311の回転により、第一回転部材312aが始終連動して回転し、ラダーコード321の後経線321bを上へ移動させ、前経線321aを下へ移動させ、同時に下端部22が前低後高に転回する。第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bの下端が下端部22に接続されているため、前経線321aと後経線321bの上下の位置ずれにより下端部22が転回するとともに、下端部22に連動して第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bが対応するように上下の位置ずれが発生する。また、第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bがそれぞれ対応する後経線321bおよび前経線321aに寄り添っている場合、第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bと対応する後経線321bおよび前経線321aとの間に摩擦力が存在し、第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bを後経線321bおよび前経線321aの上下の位置ずれとともに移動させることに有利であり、さらに、即時に回転軸311の回転に同期して移動させることができる。これにより、下端部22は第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bの長さが固定されていることによる影響または妨害を受けずに、スラット21と同じ転回角度になり、最終的に図16が示すように、スラット21および下端部22が前低後高で完全に閉じた状態になる。

さらに図35に図19を合わせて参照すると、ユーザが制御部材34を操作して、もう一つの方向へ回転させると、回転軸311が駆動され、連動により第一回転部材312aが逆時計回りに回転する。同じく、回転軸311の回転につれて、第一回転部材312aが始終同期して回転し、同時に、ラダーコード321の後経線321bを下へ移動させ、前経線321aを上へ移動させ、かつ、第一昇降コード43aおよび第二昇降コード43bが下端部22の転回角度に応じて上下に位置がずれように移動する。即ち、第一昇降コード43aが後経線321bに対応して下へ移動し、第二昇降コード43bが前経線321aに対応して上へ移動することで、連動によりスラット21および下端部22がともに前高後低に徐々に転回し、最終的に下端部22がスラット21と同じ転回角度になり、図19が示すように、スラット21および下端部22が前高後低に完全に閉じた状態になる。

以上の各実施例の各昇降コードおよび回転軸アセンブリの配置により、スラットを完全に閉じる目的を達成でき、スラットが左右にずれて不揃いになることでカーテン本体の両側に不規則な光漏れ現象になること防止できる。かつ、下端部が昇降コードの固定長さによる影響を受けることなく、スラットが完全に閉じても下端部近くのスラットが閉じ切れないという問題を改善できる。また、本発明が開示した構造および配置によれば、カーテン本体のスラットと下端部は、回転軸が駆動回転される時に始終回転するため、下端部が比較的に緩やかでスムーズにスラットとともに角度を変えながら、完全閉じる。

以上の説明は例示であり、本発明を制限するものではない。本発明の精神と範疇を離脱することなく行われた等価の修正と変更はすべて請求の範囲に属する。

10 ヘッドボックス
11 長軸
12 短軸
13 縦軸
20 カーテン本体
21 スラット
211 貫通孔
22 下端部
30 スラット角度調整装置
31 回転軸アセンブリ
311 回転軸
312 第一ドラム
312a 第一回転部材
312b 第二回転部材
312c 第三回転部材
312d 第四回転部材
3121 第一ドラム体
3122 第一軸孔
3123 第一リミット槽
3124 第二リミット槽
313 第二ドラム
314 昇降コードドラム
32 ラダーコードアセンブリ
321、322 ラダーコード
321a、322a 前経線
321b、322b 後経線
321c 緯線
321d リング部材
321e ストッパ
323 コード止め
33 転向機構
34 制御部材
40 昇降コードアセンブリ
40a、41a、42a、43a 第一昇降コード
40b、41b、42b、43b 第二昇降コード
40c 第三昇降コード
40d 第四昇降コード
41c 接合部材
42e ストッパ
50 昇降装置
51 動力アセンブリ
511 駆動リール
512 ばね巻き軸
513 渦巻きばね
52 コード巻きアセンブリ
521、522 コード巻きリール
60 取付け部材

Claims (21)

1. ブラインドカーテンであって、ヘッドボックス、カーテン本体、スラット角度調整装置および第一昇降コードを含み、
   前記ヘッドボックスは略長方体であり、かつ長軸、前記長軸と垂直に交差するとともに同じ水平面に位置する短軸、および前記長軸と垂直に交差するとともに前記水平面の法線と同じ方向の縦軸が定義され、前記長軸が前記ヘッドボックスの左右両端を通り、前記短軸が前記ヘッドボックスの前後両側を通り、前記縦軸が前記ヘッドボックスの上下両側を通り、
   前記カーテン本体は前記ヘッドボックスの下方に位置し、かつ複数個のスラットおよび下端部を含み、前記下端部が前記複数個のスラットの下方に位置するとともに、前記ヘッドボックスに対応して設置され、
   前記スラット角度調整装置は回転軸アセンブリおよびラダーコードアセンブリを含み、
   前記回転軸アセンブリは前記ヘッドボックス内に位置し、かつ前記長軸に平行であり、
   前記ラダーコードアセンブリは少なくとも二つのラダーコードを含み、各前記ラダーコードがそれぞれ前経線と後経線を有し、前記前経線と前記後経線がそれぞれ縦軸方向に平行であるとともに離間して設置され、かつ、前記前経線および前記後経線の間に複数個の緯線が離間して設置されて、各前記ラダーコードがラダー格子状になり、前記複数個のスラットがそれぞれ各前記緯線上に対応して設置されて、前記複数個のスラットが前記前経線と前記後経線との間に、前記縦軸に平行な方向に沿って前記ヘッドボックスから下へ離間して配列され、前記前経線および前記後経線がそれぞれ前記回転軸アセンブリに接続されて前記回転軸アセンブリに駆動され、前記縦軸の方向に沿って相対的に移動することにより、前記複数個のスラットを回転させ、
   前記第一昇降コードは前記複数個のスラットの前側と後側のうちの一方側を通り、前記第一昇降コードの上端が前記回転軸アセンブリと連動するように設置され、かつ、前記第一昇降コードの下端が前記下端部に接続され、
   前記回転軸アセンブリが駆動回転される時に、前記第一昇降コードと、前記ラダーコードアセンブリのうち前記第一昇降コードと同じ側に位置する前記前経線または前記後経線とが、前記回転軸アセンブリが駆動回転される過程につれて、始終同期して前記ヘッドボックスから引き出され、または前記ヘッドボックスに引き戻され、かつ、前記複数個のスラットと前記下端部が前記回転軸アセンブリの回転につれて、始終同期して回転する、ブラインドカーテン。
2. 前記回転軸アセンブリは回転軸、第一回転部材、第二回転部材および第三回転部材を含み、
   前記回転軸は前記ヘッドボックス内に位置し、かつ前記長軸に平行な方向に配置され、
   前記第一回転部材、前記第二回転部材および前記第三回転部材はそれぞれ前記回転軸と連動するように設置され、
   一つの前記ラダーコードの前記前経線の上端と前記後経線の上端がそれぞれ前記第一回転部材に接続され、もう一つの前記ラダーコードの前記前経線の上端と前記後経線の上端がそれぞれ前記第二回転部材に接続され、前記第一昇降コードの上端が前記第三回転部材に接続され、
   前記回転軸が駆動回転される時に、前記第一回転部材、前記第二回転部材および前記第三回転部材が前記回転軸の回転につれて回転する、請求項1に記載のブラインドカーテン。
3. 前記第三回転部材と前記第一回転部材が一体成形されて第一ドラムを構成する、請求項2に記載のブラインドカーテン。
4. 前記第一ドラムは第一ドラム体および第一軸孔を有し、
   前記第一軸孔が前記第一ドラム体を貫通し、前記回転軸が前記第一軸孔を挿通し、前記回転軸の断面輪郭と前記第一軸孔の孔形状が類似し、かつ非円形であり、
   前記第一ドラム体に、第一リミット槽および第二リミット槽が前記長軸に略平行な方向に沿って設置されており、かつ前記第一リミット槽と前記第二リミット槽がそれぞれ前記第一ドラム体の反対両側に位置し、
   前記ラダーコードの前記前経線の上端が前記第一リミット槽に係止され、前記ラダーコードの前記後経線の上端および前記第一昇降コードの上端が前記第二リミット槽に係止される、請求項3に記載のブラインドカーテン。
5. 前記第一リミット槽および前記第二リミット槽はそれぞれ一端が開口を有し、他端が密封された細い溝であり、かつ、前記第一リミット槽の開口が前記第一ドラム体の一端に位置し、前記第二リミット槽の開口が前記第一ドラム体の他端に位置する、請求項4に記載のブラインドカーテン。
6. 前記スラット角度調整装置はさらに、転向機構および制御部材を含み、
   前記転向機構は前記ヘッドボックス内に位置し、かつ前記回転軸に接続され、
   前記制御部材は前記ヘッドボックスの外に露出され、かつ前記制御部材は前記転向機構を作動させることにより前記回転軸を回転させる、請求項2に記載のブラインドカーテン。
7. 少なくとも一つの前記ラダーコードは、前記前経線および前記後経線のうちの一つに設置された複数個のリング部材を有し、前記複数個のスラットがそれぞれ前記リング部材に対応する貫通孔を有し、
   前記第一昇降コードは、前記縦軸に平行な方向に沿って、対応する前記貫通孔を既に通っている各前記リング部材を順に挿通することにより、前記複数個のスラットが前記長軸に平行な方向に沿って前記ラダーコードアセンブリに対し移動することを制限する、請求項1に記載のブラインドカーテン。
8. 前記ブラインドカーテンはさらに第二昇降コードを含み、
   前記第二昇降コードは、前記第一昇降コードに対し、前記スラットの前側と後側のうちの他方側を通り、かつ、前記第二昇降コードの上端が前記回転軸アセンブリと連動するように設置され、前記第二昇降コードの下端が前記カーテン本体の前記下端部に接続され、
   前記回転軸アセンブリが駆動回転される時に、前記第二昇降コードと、前記ラダーコードアセンブリのうち前記第二昇降コードと同じ側に位置する前記前経線または前記後経線とは、前記回転軸アセンブリが駆動回転される過程につれて、始終同期して前記ヘッドボックスから引き出され、または前記ヘッドボックスに引き戻される、請求項1に記載のブラインドカーテン。
9. 前記回転軸アセンブリは回転軸、第一回転部材、第二回転部材、第三回転部材および第四回転部材を含み、
   一つの前記ラダーコードの前記前経線の上端と前記後経線の上端が、前記第一回転部材と連動するように設置され、もう一つの前記ラダーコードの前記前経線の上端と前記後経線の上端が、前記第二回転部材と連動するように設置され、
   前記第一昇降コードの上端が前記第三回転部材と連動するように設置され、前記第二昇降コードの上端が前記第四回転部材と連動するように設置され、
   前記回転軸が駆動回転される時に、前記第一回転部材、前記第二回転部材、前記第三回転部材および前記第四回転部材が前記回転軸の回転につれて回転する、請求項8に記載のブラインドカーテン。
10. 前記スラット角度調整装置はさらに、転向機構および制御部材を含み、
    前記転向機構は前記ヘッドボックス内に位置し、かつ前記回転軸に接続され、
    前記制御部材は前記ヘッドボックスの外に露出され、かつ前記制御部材は前記転向機構を作動させることにより前記回転軸を回転させる、請求項9に記載のブラインドカーテン。
11. 前記第三回転部材と前記第一回転部材が一体成形されて第一ドラムを構成する、請求項9に記載のブラインドカーテン。
12. 前記第三回転部材、前記第四回転部材と前記第一回転部材が一体成形されて第一ドラムを構成する、請求項9に記載のブラインドカーテン。
13. 前記第三回転部材と前記第一回転部材が一体成形されて第一ドラムを構成し、前記第二回転部材と前記第四回転部材が一体成形されて第二ドラムを構成する、請求項9に記載のブラインドカーテン。
14. 前記第一ドラムは第一ドラム体および第一軸孔を有し、
    前記第一軸孔が前記第一ドラム体を貫通し、前記回転軸が前記第一軸孔を挿通し、前記回転軸の断面輪郭と前記第一軸孔の孔形状が類似し、かつ非円形であり、
    前記第一ドラム体に、第一リミット槽および第二リミット槽が前記長軸に略平行な方向に沿って設置されており、かつ前記第一リミット槽と前記第二リミット槽がそれぞれ前記第一ドラム体の反対両側に位置し、
    前記ラダーコードの前記前経線の上端が前記第一リミット槽に係止され、前記ラダーコードの前記後経線の上端が前記第二リミット槽に係止され、かつ、前記第一昇降コードの上端が前記第一リミット槽および前記第二リミット槽のうちの一つに係止される、請求項11ないし13の何れか一項に記載のブラインドカーテン。
15. 前記第一リミット槽および前記第二リミット槽はそれぞれ一端が開口を有し、他端が密封された細い溝であり、かつ、前記第一リミット槽の開口が前記第一ドラム体の一端に位置し、前記第二リミット槽の開口が前記第一ドラム体の他端に位置する、請求項14に記載のブラインドカーテン。
16. 前記第一ドラムにおいて、前記第三回転部材および前記第四回転部材が互いに接続され、
    前記第一昇降コードの上端と前記第二昇降コードの上端が互いに接続され、
    前記ラダーコードの前記前経線および前記後経線がそれぞれ移動不能な形で前記第一回転部材に設置され、
    前記第一昇降コードの上端に近い部分が、前記第三回転部材に対し移動不能な形で前記第三回転部材に巻き付き、
    前記第二昇降コードの上端に近い部分が、前記第四回転部材に対し移動不能な形で前記第四回転部材に巻き付き、
    前記回転軸が駆動回転される時に、前記第一ドラムに連動して、前記第一昇降コードおよび前記第二昇降コードが、相対移動する前記前経線および前記後経線につれて相対移動する、請求項12に記載のブラインドカーテン。
17. 前記第一昇降コードの上端と前記第二昇降コードの上端が互いに接続され、
    前記第一昇降コードが前記第三回転部材を回って通り、前記第二昇降コードが前記第四回転部材を回って通り、
    前記回転軸が駆動回転される時に、前記第一昇降コードおよび前記第二昇降コードが、相対移動する前記前経線および前記後経線につれて相対移動する、請求項9に記載のブラインドカーテン。
18. 前記第三回転部材および前記第四回転部材が一体成形されて昇降コードドラムを構成し、
    前記回転軸が駆動回転される時に、前記昇降コードドラム、前記第一回転部材および前記第二回転部材が前記回転軸につれて回転することにより、前記ラダーコードアセンブリの前記前経線と前記後経線を相対移動させ、同時に前記第一昇降コードおよび前記第二昇降コードを相対移動させる、請求項9に記載のブラインドカーテン。
19. 前記ブラインドカーテンはさらに昇降装置を含み、
    前記昇降装置は前記下端部に位置し、かつ、前記第一昇降コードの下端および前記第二昇降コードの下端が前記昇降装置に接続され、
    前記下端部が前記縦軸の方向に沿って移動する時に、前記昇降装置は前記下端部の移動につれて、同期して前記第一昇降コードと前記第二昇降コードを引き出すか引き戻す、請求項8に記載のブラインドカーテン。
20. 前記昇降装置は動力アセンブリおよびコード巻きアセンブリを含み、
    前記動力アセンブリと前記コード巻きアセンブリが連動するように設置され、前記第一昇降コードの下端と前記第二昇降コードの下端がそれぞれ前記コード巻きアセンブリに接続され、
    前記下端部が前記縦軸の方向に沿って移動する時に、前記動力アセンブリが前記コード巻きアセンブリを駆動して、前記第一昇降コードおよび前記第二昇降コードを引き出すか引き戻す、請求項19に記載のブラインドカーテン。
21. 前記動力アセンブリは駆動リール、渦巻きばねおよびばね巻き軸を含み、
    前記駆動リールと前記ばね巻き軸が平行であり、かつ離間して配置され、
    前記渦巻きばねの両端がそれぞれ前記駆動リールおよび前記ばね巻き軸に接続さるとともに巻き付き、
    前記コード巻きアセンブリは少なくとも一つのコード巻きリールを含み、
    前記第一昇降コードの下端および前記第二昇降コードの下端がそれぞれ前記少なくとも一つのコード巻きリールに接続され、かつ、前記駆動リールと前記少なくとも一つのコード巻きリールが連動するように設置され、
    前記下端部が前記縦軸の方向に沿って下へ移動する時に、前記少なくとも一つのコード巻きリール回転し、同期して前記第一昇降コードおよび前記第二昇降コードを引き出し、かつ、前記駆動リールが同期して前記少なくとも一つのコード巻きリールの回転によって駆動回転され、前記渦巻きばねを前記ばね巻き軸から引き出し、かつ前記駆動リールに巻き付き、
    前記下端部が前記縦軸方向に沿って上へ移動する時に、前記渦巻きばねは前記駆動リールから引き出され、かつ前記ばね巻き軸に巻き付くことにより、前記駆動リールに同期して、前記少なくとも一つのコード巻きリールが前記第一昇降コードおよび前記第二昇降コードを巻き戻す、請求項20に記載のブラインドカーテン。

Images