JP2021115245A - インナーソール - Google Patents

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Abstract

【課題】 足の裏から身体重心の過度の外側変移を抑制するためのインナーソールを提供する。【解決手段】 靴の中敷きとして使用されるインナーソール30であって、当該インナーソール30の上面31bを前足部A、中足部B、後足部Cの3つの領域に区分けして、前足部A、中足部B、および後足部Cのいずれか1つ、或いは、3つの領域のうちのいずれか2つ、或いは、3つの領域の全ての外側部Eに、当該インナーソール30の上面31bから上側に、或いは、下面31dから下側に0.2mm以上、15mm以下の高さの凸部32、33、34を突出させた。また、好ましくは、3つの凸部32、33、34の高さを、0.2mm以上11mm以下、より好ましくは、0.2mm以上7mm以下にする。【選択図】図3

Description

本発明は、靴の中敷きとして装着されるインナーソールに関する。
従来、靴の内部に装着されるインナーソール(足底板、矯正中敷きともいう)としては、足のアーチ部の中央に特殊な高さを持たせたものがよく知られている。例えば、特許文献1の技術では、立方骨(アーチ部)を足底から支持する凸部を設けることで、踵骨前部を支持し、踵骨を含む足根骨全体が自然な状態で安定するようにしている。
特許第5498631号明細書
従来のインナーソールは、足の裏のアーチをただ漠然と支えることに重きを置いているものが多い。しかしながら、スポーツ全般や歩行動作中に、身体重心が過度に外側に揺れてしまう動き(Sway)を抑制させることに特化したインソール形状は存在しない。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、足の裏から身体重心の過度の外側変移(外側移動)を抑制するためのインナーソールを提供することにある。
上述課題を解決するため、本発明は、靴の中敷きとして使用されるインナーソールであって、当該インナーソールの上面を前足部、中足部、後足部の3つの領域に区分けして、前記前足部、前記中足部、および前記後足部のいずれか1つ、或いは、3つの領域のうちのいずれか2つ、或いは、3つの領域の全ての外側部に、当該インナーソールの上面から上側に、或いは、下面から下側に0.2mm以上、15mm以下の高さの凸部を突出させたことを特徴とする。
また、前記凸部の高さが、0.2mm以上、11mm以下であることが好ましい。
さらに好ましくは、前記凸部の高さが、0.2mm以上、7mm以下である。
また、前記前足部に形成される外側前足凸部は、人の足裏の外側部の中足骨、趾骨を上側に向けて押し上げ、前記中足部に形成される外側中足凸部は、立方骨直下、あるいは、立方骨14よりやや遠位を舟状骨内側縁のアーチ高よりも高く上側に押し上げ、前記後足部に形成される外側後足部は、踵骨外側を踵骨内側よりも高く上側に押し上げるようにする。
さらにまた、前記前足部、前記中足部、および前記後足部のそれぞれの前記凸部を一体に連続して形成してもよい。
一方、前記前足部の内側縁部に、第2凸部を設けるようにしてもよい。
本発明に係るインナーソールは、前記前足部、前記中足部、および前記後足部のいずれか1つ、或いは、3つの領域のうちのいずれか2つ、或いは、3つの領域の全ての外側部に、当該インナーソールの上面から上側に、或いは、下面から下側に0.2mm以上、15mm以下の高さの凸部を突出させているので、使用者の足裏の外側部が上側に押し上げられることで、COPが外側に変移しづらくすると同時に内側(母趾側)方向へ誘導する。COPの移動軌跡は身体重心(人間が立位の場合、骨盤付近に存在)の移動軌跡を反映する特徴を有するため、COPの移動軌跡を意図的に誘導することで身体重心の移動軌跡が矯正され、身体重心の過度な外側変移を抑制した効率のよい動きを導くことが可能となる。
身体重心と床反力を説明する概要図である。 COPと身体重心の移動軌跡を示す概要図である。 本発明の実施の形態に係るインナーソールの単体図であって、(A)は平面図、(B)は(A)の右側面図である。 図3のX−X断面図である。 人の足骨の平面図である。 本発明の変形例であって、(A)はインナーソールの平面図、(B)は(A)の右側面図である。 本発明の変形例であって、インナーソールの平面図である。
人が日常行う全ての動作は、身体重心26を制御する運動である。この身体重心26を制御するために生体力学(バイオメカニクス)的に重要になるのがCOP(Center of Pressure)である。まずは、このCOPについて簡単に説明する。
図1に示すように、人の身体重心26から重力方向に作用する力W1は、模擬股関節22、模擬膝関節23、および模擬足関節24を介して足25へ伝達され、足25から床に作用する。一方、足25の裏全体には、床から受ける反力(以下、床反力W2という)が生じる。
COPとは、足25の裏と床との接触面全体に作用する力の分布の平均点をいい、COPは床反力W2の起始点として科学的計算上では広く用いられている。そして、このCOPから生じる床反力W2の大きさと方向により、身体重心運動を含め全身の各関節の運動が物理的に決定される。歩行時における理想的なCOPの移動軌跡は図2の足LF、LR上に描かれた線Yで示される。この個人間で差のあるCOPの移動軌跡Yを最適化させることで、歩き方の改善や痛みの軽減だけでなく、スポーツのパフォーマンスを向上させることも物理的に可能となる。
COPの移動軌跡Yは、身体重心26の移動軌跡Zに影響を与えるという特徴を有する。すなわち、COPの移動軌跡Yの変化によって、身体重心26の移動軌跡Zが変化することになる。身体重心26の過度の外側変移(Sway)が生じることは、それに影響を与えるCOPも過度に外側変移していることと同義としてとらえられることが多い。
この物理的特性を利用して、足部25におけるCOPをインナーソール30で意図的に操作することで、身体重心26の過度の外側変移を抑制することができる。
図3は、本発明の実施の形態に係るインナーソール30であって、(A)は平面図、(B)は(A)の右側面図である。また、図4は、図3(A)のX−X断面図である。さらに、図5は、足骨の平面図である。
なお、図3で示すインナーソール30は右足用のものであり、左足用は、左右対称の構成になる。そのため、以下の説明では、右足用のインナーソール30について説明し、左足用の説明は省略する。なお、厳格に比較をすれば、利用者によって左足と右足とで左右非対称な形状にはなるが、それはあくまで個人差の範囲内であると仮定して、左右対称とみなして説明を進める。
また、本発明でいうインナーソールとは、完成した靴の中に利用者が別途装着して使用するもののほか、靴の製造過程で予め靴の中に縫製されるものも含まれる。
インナーソール30は、図3(A)に示すよう、靴の内部に合わせた外形状(中底形状)に近い形状に形成されており、上面視で領域線L1、L2、L3によって6つの領域に分けられる。この領域線L1、L2、L3および領域A〜Eの区分けは、図5に示すように、人の足骨1の構造に基づいて決定されている。
人の足骨1は、前後方向に3つの領域A、B、Cに分けることができる。詳細には、前足部A(第5中足骨18、第5趾骨19、第4中足骨20、第4趾骨(趾骨とは、基節骨、中節骨、未節骨の総称)で構成される:リスフラン関節より遠位部)と、中足部B(楔状骨11、12、13、立方骨14、舟状骨15で構成される:ショパール関節とリスフラン関節の間)と、後足部C(踵骨17、距骨16で構成される:ショパール関節より近位部)とである。領域線L1、L2は、これらの領域A,B、Cを概略で分ける線である。
また、第2趾の頂点から踵骨最突出部を結ぶ図5の紙面略垂直に1本の領域線L3を引き、領域線L3を挟んで左右に2つの領域(内側部D、外側部E)を分ける。
図5に示した領域線L1〜L3の位置は、図3(A)に示した領域線L1〜L3の位置に対応する。
インナーソール30は、靴の内部形状に合わせて型取りされ、一定の厚みを有する底敷き31と、この底敷き31の上面31bから上側に突出する外側前足凸部32、外側中足凸部33、外側後足凸部34とを備えている。
これらの外側前足凸部32、外側中足凸部33、外側後足凸部34は、底敷き31と一体に形成されており、各凸部32、33、34を削ることで高さや形状を変更できるようになっている。なお、各凸部32、33、34を底敷き31と別体で構成し、底敷き31に貼り付けたり削ることで高さや形状を適宜変更できるようにしてもよい。
外側前足凸部32は、図3(A)に示すように、底敷き31の上縁と領域線L3が交わる点のやや外側から、底敷き31の外側縁部31aに沿って領域線L1の辺りまで一体に連続して延びており、漸次幅が広がる態様で形成されている。
なお、上述した外側前足凸部32の形状は一例であり、使用者の身体状況に合わせて、種々に変更される場合がある。例えば、図3(A)では、外側前足凸部32が底敷き31の外側縁部31aと間隔(隙間)がないようになっているが、外側前足凸部32と外側縁部31aとの間に間隔が空くようにして形成してもよい。また、図3(A)では、外側前足凸部32が前後に一体に連続して形成されているが、複数の突起によって一群の塊を構成し、この一群の塊で外側前前足凸部32と同等の凸部を構成してもよい。
また、外側中足凸部33は、領域線L1の辺りから、底敷き31の外側縁部31aと間隔を空けて内側(領域線L3側)に向けて領域線L2の辺りまで一体に連続して延びている。
なお、この外側中足凸部33の形状も同様に、使用者の身体状況に合わせて、種々に変更される場合がある。例えば、図3(A)では、外側中足凸部33が内側に向けて延びているが、前後に紙面垂直に延びるようにしてもよい。また、外側前足凸部32と同様に、複数の突起によって一群の塊を構成し、この一群の塊で外側前中足凸部33と同等の凸部を構成してもよい。
さらに、外側後足凸部34は、領域線L2の辺りから、底敷き31の外側縁部31aと間隔を空けて後側に延びており、底敷き31の後端部の形状に合わせて内側(領域線L3側)に湾曲する態様で一体に連続して形成されている。
なお、この外側後足部34の形状も、例えば、図3(A)では、外側後足凸部34が前後に一体に連続して形成されているが、複数の突起によって一群の塊を構成し、この一群の塊で外側前後足凸部34と同等の凸部を構成してもよい。
このように、これらの各凸部32、33、34の上面視における形状は一例であり、使用する靴の形状、利用者の足形、スポーツの種類などの使用目的によって異なるようになる。ただし、いずれの場合であっても、底敷き31の外側部Eの範囲内に形成される。
底敷き31の上面31b(図3(A)における紙面手前側の面であり、各凸部32、33、34の高さを定義する基点となる面)から外側前足凸部32までの高さT1は、0.2mm以上15mm以下の範囲で形成される。この高さ寸法も、利用者の身体状況や使用目的などによって異なるため、数mmの範囲で許容範囲を設定している。
高さT1を0.2mm以上としたのは、一般的に人の足底は0.2mmから高さの違いを認識可能な極めて識別能力の優れた部位であることが医学的に知られている。そして、足底は大脳と常に地面の形状やCOP位置情報のやりとりを行っており、認識可能な足裏形状の変化により同時にCOP位置やCOP移動速度が変化し、その変化により身体重心運動も変化し得るのは前述の通りである。このように日常生活的感覚では0.2mmとはわずかな高さのように感じられるが、足裏から全身に及ぼす変化という視点からは医学的、物理的に有意であることから、本発明では0.2mm以上と定めた。特にトップアスリート等、繊細な感覚の変化を考慮する必要がある場合は0.2mmから高さの選択を行っていくことが好ましい。
また、0.6mmの高さになると身体重心の運動の変化がより著明となる。そして1mm以上の高さとなると、ユーザー自身が主観的に動きの変化を感じとれる割合が増加する。例え主観的に動きの変化を感じ取れない場合でも、客観的に動きの変化が生じることは一般的現象であり、COPの過度な外側変移の抑制効果は0.2mm以上から生じる。
高さT1を15mm以下としたのは、人の足の骨格はばらつきがありながらも一定範囲内に収まることが知られており、その前提でJIS規格をはじめ様々な規格が立案されてきている。従って、凸部の高さの上限を設定する際には人の骨格とそのばらつきを鑑み決定する必要がる。本発明では独自に収集した2500ケースを超えるデータより、足底に使用可能なT1の高さを最大15mmと結論付けた。
また、高さT1を高くし過ぎると、長時間の使用で膝関節や足裏などに負荷がかかってしまうことがある。15mmを超えるT1を使用した場合、使用1週間以内に約15%のユーザーが不快感を訴えた。そこでT1を11mm以下にすることで同期間内の不快感の訴えは約4%まで低下した。従って不快感の発生率を5%以下に低下させるには高さT1を11mm以下にすることがより好ましい。
さらに、高さT1を7mm以下とすることで不快感の訴えは1%以下となったことから、違和感の訴えを抑えると同時に効果を維持することが可能となる高さT1は7mm以下と言える。これら15mm以下のどの高さを選択するかは、ユーザーそれぞれの身体状況や履物の種類等を鑑みて行われる。
また、外側中足凸部33、外側後足凸部34の高さT2、T3についても、外側前足凸部32と同様な理由から、0.2mm以上15mm以下の範囲、好ましくは、0.2mm以上11mm以下、より好ましくは、0.2mm以上7mmの範囲で形成される。
外側前足凸部32は、人の足裏の外側(小指側)の第5、第4中足骨18,20の底部(基部)付近から始まり、第5及び、第4中足趾節関節付近(小趾球付近)を通過し、第5及び、第4趾骨19、21付近までの領域を凸部32の高さに合わせて上側或いは上斜め内側に向けて押し上げるように機能する。
また、外側中足凸部33は、立方骨14直下、あるいは、立方骨14よりやや遠位(第3、第4中足骨底付近)、或いは楔立方関節直下(外側楔状骨と立方骨のとの関節面)を舟状骨内側縁のアーチ高よりも高く上側或いは上斜め内側に押し上げるように機能する。
さらに、外側後足凸部34は、踵骨17外側を踵骨17内側よりも高く上側或いは上斜め内側に押し上げるように機能する。
すなわち、これらの各凸部32、33、34は、前足部A、中足部B、後足部Cでそれぞれ形作られる足のアーチ構造において、アーチの内側よりも外側を高く持ち上げることで、図2で示すCOPが過度に外側変移しないように作用する。これにより、身体重心26が過度に外側変移しないように矯正することで身体重心26の動きが意図的に最適化され効率のよい動きを導くことが可能となる。
各凸部32、33、34の高さT1、T2、T3は、利用者の足形等によってそれぞれ同じ高さであってもよく、または、それぞれが異なる高さになることもある。例えば、一般的な人の足では、前足部Aで1.5mm〜7mm、中足部Bで0.1mm〜10mm、後足部Cでは1,5mm〜10mm程度高くするのが好ましいことが実験により得られている。人のCOPと身体重心26との関係は個人差があるため、それぞれの利用者に合わせてこれらの高さT1、T2、T3が調整される。
一方、各凸部32、33、34の図3(A)のX−X方向の断面形状は、図4(A)に示すように、足の形状に合わせて、各凸部32、33、34の頂点から内側に向かうに従い、内方斜め下側に向けて漸次緩やかな曲面を描くような形状に形成されている。なお、この形状は、利用者の足にフィットさせるためのものであり、COPを過度に外側に移動させないために必須の形状ではない。
例えば、図4(B)に示すように、角部のない略円弧状に形成することもできるし、図4(C)に示すように、利用者の足に違和感を与えない程度に角形になっていてもよい。さらには、図4(D)に示すように、外側上部を角形に形成しても本発明の効果は得られる。すなわち、製造(加工)の容易さや、製造コストなどを勘案して形状を定めることができる。
また、図4はX−Xの外側前足凸部32の断面図であって、外側中足凸部33、外側後足凸部34の断面図ではないが、外側中足凸部33、外側後足凸部34も同様の形状に形成することができる。なお、外側縁部31aと各凸部33、34、35との内外側方向の位置関係は、図4(A)に示すように、間隔(隙間)のないように形成してもよく、図4(B)、図4(C)に示すように、離れる(間隔を空ける)ように形成してもよい。
本発明の実施の形態に係るインナーソール30によれば、当該インナーソール30の上面31bを前足部A、中足部B、後足部Cの3つの領域に区分けして、前足部A、中足部B、および後足部Cの3つの領域の全ての外側部Eに、当該インナーソール30の上面31bから0.2mm以上、15mm以下の高さの外側前足凸部32、外側中足凸部33、外側後足凸部34を設けているので、主に以下の3つの効果がある。
(1)COPの外側変移を抑制する効果
例えばゴルフの場合、スイング中にCOPの外側変移が生じるとスイング中に作り出す並進力を回転力に変換することが困難となるが、本発明によりこれを抑制、減少させることで回転力が増加しパフォーマンスが向上する。
また、ランニングの場合、足部におけるCOP軌跡Yの最終点が母趾と指趾の間であると進行方向に向けた力強いけり出しが可能になるが、別の部位(例えば4趾や母趾内側など)が最終点となってしまうと理想的なけり出しができないばかりか怪我に繋がることが多い。本発明はこれを予防することができる。
サッカーの場合、左右への切り替えしが多いスポーツなので、COPの過度な外側変移は即座に捻挫を引き起こし、パフォーマンスを低下させるばかりか選手生命させ脅かすことなる。本発明はこれの予防ができる。
歩行動作の場合、ランニングと同様にCOP軌跡Yの最終点は母趾と指趾の間が理想的だが、ランニングに比べて低速度で前方への推進性が低いことからCOPの過度の外側変移が生じやすい。また、日々行う動作であるため、わずかな関節負担でも蓄積され深刻な関節炎に発展することが多いが、本発明はこれを予防できる。
(2)物理的効果(エッジ効果)
内側部Dよりも外側部Eの方が高く設計されているため、利用者は靴の中で外側部分のエッジを使い内側へ素早く切り返す力を得やすくなる。これによりサッカーなどの切り替えしが多いスポーツでは瞬発性が向上し、ゴルフではエッジ効果により足の動きを適切に誘導し、回転運動を中心とした(Swayを抑制した)安定したスイングを実現させる。
(3)足部機能活性化効果
現代において小趾が接地していない人の割合が非常に多い。外側前足部Aを最大で15mm高くすることで、4趾、小趾の地面への接地性が向上し、外側部Eでより踏み込めるようになる。さらに、短小趾屈筋、小趾外転筋を圧迫することで活動性を向上させる。これによっても筋活動の面でも小趾は活性化することとなる。この2点の結果足部の外側部Eの機能性が向上し、歩行時の身体重心26の過度の外側変移を抑制した効率のよい動きを導くことが可能となる。
また、外側中足部Bには長腓骨筋が滑車し、方向を変える重要な部位である。この部分の圧迫は上記の筋以外に長腓骨筋の活動を高める。長腓骨筋は母趾球で地面に踏ん張る際に活動する筋肉として知られ、様々なスポーツや歩行などの運動において非常に重要な筋肉である。さらに、腓骨筋は下腿に起始する筋群の中でCOPを足部の内側(母趾側)へ移動させることができる唯一の筋肉でもあるため、理想的なCOP制御と身体重心制御に必要不可欠と言える。したがって、この筋肉の活性化により、足の内側部D(母趾側)での踏み込みが向上することで過度にCOPを外側変移させることを抑制し、結果として歩行時の身体重心26の過度の外側変移を抑制した効率のよい動きを導くことが可能となる。
また、外側前足凸部32、外側中足凸部33、外側後足凸部34の高さが、0.2mm以上11mm以下、或いは0.2mm以上7mm以下とすることで、各凸部32、33、34の高さで利用者が不快感を訴える確率を下げることができる。
以上、本発明の実施の形態に係るインナーソール30について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、外側前足凸部32、外側中足凸部33、外側後足凸部34の3つの凸部をそれぞれ形成しているが、それぞれの凸部を単独で設けたり、或いは、3つの内の2つを組み合わせて設けてもCOPを過度に外側方向へ移動させないように抑制する効果が得られる。組み合わせの例は外側前足部凸部32と外側後足凸部34の組み合わせや、外側前足凸部32、外側中足凸部33の組み合わせなどがある。これら3つの凸部は過度なCOPの外側変移を抑制する共通の目的のために設けられているが、それぞれの凸部が身体に及ぼす作用は異なる。外側前足部凸部32は足指の蹴り出しの方向を適切に内側方向へ向けるよう誘導する。外側中足凸部33は足裏全体に荷重がかかった際のCOP位置を適切に内側方向に誘導する。外側後足凸部34は踵が接地した瞬間のCOPの移動方向を過度に外側に向かないよう誘導する。これら3つの凸部が作り出すそれぞれの作用を単独あるいは組み合わせることで、個人にあわせた最適な効果が得られよう調整された形状が本発明である。そして、3つの凸部32、33、34の全てを設けることが最もCOPの過度な外側変移を抑制する効果が得られる形状である。
また、本実施の形態では、3つの凸部32、33、34をそれぞれ独立する態様で設け、
中足骨18や立方骨14などを個々に確実に押し上げるようにしているが、図6に示すように、これらの凸部32、33、34が繋がった一体型凸部42として構成してもよい。この構成によれば、インナーソール40の複雑な成型や加工が少なくなり、より生産性を高めることができる。
なお、一体型凸部42で構成した場合でも、前足部A、中足部B、後足部Cでそれぞれの高さT1、T2、T3を0.2mm以上で、かつ、それぞれの部位毎に最適な高さに調整することで、利用者に最善のインナーソール40を提供することができる。
さらには、本実施の形態に追加して、図7に示すように、前足部Aの内側Dの領域であって、底敷き31の内側縁部31cに上面31bから上側に突出する内側前足凸部(第2凸部)51を設けるようにしてもよい。また、上述した変形例のように、それぞれの凸部を単独で設けたり、或いは、3つの内の2つを組み合わせて設けたインソール40に、内側前足凸部51を設けるようにしてもよい。また、上述した図6に示すように、一体凸型部42を設ける場合にも、内側縁部41cに内側前足凸部51を設けるようにしてもよい。この内側前足凸部51の高さについても、0.2mm以上、15mm以下、好ましくは、0.2mm以上11mm以下、より好ましくは0.2mm以上7mm以下にする。
この内側前足凸部51は、底敷き31の前側先端部から内側縁31cに沿って領域線L1まで延びる態様で形成されている。また、この内側前足凸部51の断面形状は、図4で示す形状と同じである。この内側前足凸部51は、人の足骨を上側に持ち上げる機能はなく、母趾を所定の位置でずれないように固定することで母趾による蹴り出し力を向上させるためのものである。すなわち、3つの凸部32、33、34によってCOPが外側に移動しないようにする受動的制御を行うとともに、内側前足凸部51が前足部Aの内側Dの位置を規制し母趾による蹴り出し力を向上させる能動的制御を組み合わせることで、COPの過度な外側変移の抑制効果をより高めることができるようになる。
他方、本実施の形態では、3つの凸部32、33、34を底敷き31の上面31bから上側に突出させているが、底敷き31の下面31d(図3(A)における紙面奥側の面であり、下側に突出させる場合の各凸部の高さを定義する基点となる面)から下側に3つの凸部32、33、34を突出させるようにしてもよい。これらの3つの凸部の下側への高さについても、本実施形態と同様に、0.2mm以上、15mm以下、好ましくは、0.2mm以上11mm以下、より好ましくは0.2mm以上7mm以下にする。すなわち、3つの凸部32、33、34の機能で、中足骨18などの骨が上側に持ち上げられ得る構成であればよい。なお、上述した内側前足凸部51についても、下面41dから下側に突出させてもよい。
1 足骨
11、12、13 楔状骨
14 立方骨
15 舟状骨
16 距骨
17 踵骨
18 第5中足骨
19 第5趾骨
20 第4中足骨
21 第4趾骨
22 模擬股関節
23 模擬膝関節
24 模擬足関節
25 足
26 身体重心
30、40、50 インナーソール
31、41 底敷き
31a 外側縁部
31b 上面
31c、41c 内側縁部
31d、41d 下面
32 外側前足凸部(凸部)
33 外側中足凸部(凸部)
34 外側後足凸部(凸部)
42 一体型凸部
51 内側前足凸部(第2凸部)
A 前足部
B 中足部
C 後足部
D 内側部
E 外側部
L1、L2、L3 領域線
LF 左足
RF 右足
T1、T2、T3 高さ寸法
W1 荷重
W2 床反力
Y COPの移動軌跡
Z 身体重心の移動軌跡
上述課題を解決するため、本発明は、靴の中敷きとして使用されるインナーソールであって、当該インナーソールの上面を前足部、中足部、後足部の3つの領域に区分けして、前記前足部、前記中足部、および前記後足部の全ての外側部には、当該インナーソールの上面から上側に、或いは、下面から下側にそれぞれ突出する外側前足凸部、外側中足凸部、および外側後足凸部が設けられ、前記外側前足凸部、前記外側中足凸部、および前記外側後足凸部の突出する高さを0.2mm以上、15mm以下の範囲でそれぞれ異なる高さに形成したことを特徴とする。
また、前記外側前足凸部の高さを1.5mm〜7mm、前記外側中足凸部の高さを0.2mm〜10mm、前記外側後足凸部の高さを1.5mm〜10mmの範囲で形成することが好ましい。
また、前記外側前足凸部は、人の足裏の外側部の第5、第4中足骨の底部付近から、第5、第4中足趾節関節付近を通過し、第5、第4趾骨付近までの領域を上側に向けて押し上げ、前記外側中足凸部は、立方骨直下、あるいは、立方骨よりやや遠位を舟状骨内側縁のアーチ高よりも高く上側に押し上げ、前記外側後足凸部は、踵骨外側を踵骨内側よりも高く上側に押し上げるように形成する。

Claims (6)

  1. 靴の中敷きとして使用されるインナーソールであって、
    当該インナーソールの上面を前足部、中足部、後足部の3つの領域に区分けして、前記前足部、前記中足部、および前記後足部のいずれか1つ、或いは、3つの領域のうちのいずれか2つ、或いは、3つの領域の全ての外側部に、当該インナーソールの上面から上側に、或いは、下面から下側に0.2mm以上、15mm以下の高さの凸部を突出させたことを特徴とするインナーソール。
  2. 前記凸部の高さが、0.2mm以上、11mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のインナーソール。
  3. 前記凸部の高さが、0.2mm以上、7mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のインナーソール。
  4. 前記前足部に形成される外側前足凸部は、人の足裏の外側部の中足骨、趾骨を上側に向けて押し上げ、前記中足部に形成される外側中足凸部は、立方骨直下、あるいは、立方骨14よりやや遠位を舟状骨内側縁のアーチ高よりも高く上側に押し上げ、前記後足部に形成される外側後足部は、踵骨外側を踵骨内側よりも高く上側に押し上げることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のインナーソール。
  5. 前記前足部、前記中足部、および前記後足部のそれぞれの前記凸部を一体に連続して形成したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のインナーソール。
  6. 前記前足部の内側縁部に、第2凸部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のインナーソール。
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