JP2021112830A - Uvインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法 - Google Patents

Uvインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法 Download PDF

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Abstract

【課題】UVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法を提供する。【解決手段】UVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法は、先ず、図案又は文字が印刷された加工物を用意しa、その後、図案又は文字の箔押ししたい領域に1層のベースコートをスプレーしてから、低エネルギーのUVランプで照射して、ベースコートに粘着性を生じさせb、最後、金箔をベースコートに粘着させるc。【選択図】図1

Description

本発明は、プロセスが簡単で高効率且つ低コストのUVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法に関する。
UVインクジェットプリンターは、様々な素材や厚さとなる多数の被印字物に印刷を行うことが可能で、速い印刷速度を提供し、安定及び一貫した印字品質を達成できる他に、その信頼性の高いパフォーマンスにより、利用者は、色分けスクリーン版の製作に係る手間を省き、迅速に印字を完了させることもできる。そのため、UVインクジェットプリンターは、広告、ポスターや、高品質の芸術品複製等の、専門的な商業輸出用途に広く使用されている。
現在市販されているUVインクジェットプリンターは、主なものとして、ステージのスライド台に、往復移動するように制御可能なインクジェットモジュールが設けられ、インクジェットモジュールの上方に、複数のインクカートリッジが設けられ、インクジェットモジュールの下方に、各インクカートリッジに対応付けられた複数のインクジェットヘッドが設けられており、インクジェットヘッドの底部のノズルから、印字すべき被印字物にインクを吐出してから、インクジェットモジュールの側面に設けられたUVランプにより、被印字物に吐出されたインクを照射し、インクを素早く硬化させて固めるものである。
また、箔押しの応用については、印刷物の外観質感及び付加価値を高めるために、印刷物の印刷後のプロセスに使用することが一般的である。そのため、現在のUVインクジェット印字技術の成熟及び普及に伴い、これら2つのプロセスの組み合わせから出来た製品も、ますます注目されている。現在のUVインクジェット印字技術は、箔押しのプロセスにおいて、依然として、主に熱による箔押し(箔押し温度は130℃〜150℃)に留まっているため、UVインクジェットされた図案又は文字を箔押し機に通す前に、先ず加工物全体に流延を行って、UVインクジェットされた図案又は文字全体の上方に保護膜を形成し、その後、箔押しする箇所に図案又は文字をインクジェットし直し、最後に、金箔をこのインクジェットし直した図案又は文字に箔押しする必要がある。こうして、局部的な箔押しを実現し、金箔が箔押し中に他の箇所にくっ付いてしまうことを避ける。
上記のプロセスは、金箔が箔押し中に他の箇所にくっ付いてしまうことを避けるために、保護膜形成及びインクジェットし直しを経てから箔押しする必要があるので、時間及び費用が掛かるだけでなく、複雑なプロセスの原因で製品の品質安定性が大幅に低下してしまう。従って、現在のプロセスを如何に改善するかは、長きに渡る本願発明者の研究方向になっている。
発明の主な目的は、プロセスが簡単で高効率且つ低コストのUVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、品質安定性が高くて箔押しの前に保護膜を形成する必要のないUVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るUVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法は、
図案又は文字が印刷された加工物を用意するステップaと、
該図案又は文字の箔押ししたい領域に1層のベースコートをスプレーしてから、低エネルギーのUVランプで照射して、該ベースコートに粘着性を生じさせるステップbと、
金箔を該ベースコートに粘着させるステップcと、を含む。
実施の際、該ステップaとステップbとの間には、該図案又は文字の箔押ししたい領域に1層の透明色をスプレーし、UVランプで照射して固めるステップa1を更に含む。該ステップbにおけるUVランプの照射エネルギーは、該ステップa1におけるUVランプの照射エネルギーよりも低い。
実施の際、該金箔は、圧着装置による圧着後に該ベースコートに接着される。
実施の際、該ベースコートは、UVインクである。
本発明に係るUVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法は、プロセスが簡単で高効率且つ低コストの効果を奏する。
図1は、本発明の実施例のフローチャートである。 図2は、本発明の他の実施例のフローチャートである。
本発明に係るUVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法の1つの最適な実施例である図1を参照されたい。
本発明に係るこのUVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法は、
図案又は文字が印刷された加工物を用意するステップaと、
該図案又は文字の箔押ししたい領域に1層のベースコートをスプレーしてから、低エネルギーのUVランプで照射して、該ベースコートに粘着性を生じさせるステップbと、
金箔を該ベースコートに粘着させるステップcと、を含む。
該金箔は、圧着装置による圧着後に該ベースコートに接着され、該ベースコートは、UVインクである。
従って、実施の際、該図案又は文字の箔押ししたい領域に1層のベースコートをスプレーしてから、低エネルギーのUVランプで照射して、該ベースコート(即ち、箔押ししたい領域)に粘着性を生じさせるようにしているため、この時点で、金箔は、該ベースコート(即ち、箔押ししたい領域)に粘着可能となり、図案又は文字の他の領域に金箔がくっ付くこともない。
また、図2に示すように、本発明は、該ステップaとステップbとの間に、該図案又は文字の箔押ししたい領域に1層の透明色をスプレーし、UVランプで照射して固めるステップa1を更に含んでもよい。該ステップbにおけるUVランプの照射エネルギーは、該ステップa1におけるUVランプの照射エネルギーよりも低くなる。従って、該図案又は文字の箔押ししたい領域に1層の透明色をスプレーし、UVランプで照射して固めて、1層の透明膜を形成するとともに、該ステップbにおけるUVランプの照射エネルギーを該ステップa1におけるUVランプの照射エネルギーよりも低くしているため、該ベースコートに粘着性を生じさせると、金箔は、該ベースコートに粘着される。
従って、上記の設計によれば、ベースコートは、低熱によって粘着性が生じるという点を利用するだけで、金箔をその上に結合させることができるため、従来技術のように加工物全体に保護膜を形成する動作を経る必要がなくなり、低コスト且つ高効率なだけではなく、箔押しの時に金箔が他の領域の図案又は文字にくっ付いてしまう問題を効果的に低減させ、プロセスの安定性及び精度を向上させることができる。
理解されたいことは、上述したのは、本発明の具体的な実施例及び使用された技術的手段であり、本明細書の開示又は教示から、多くの変更及び修正を導き出すことが可能であるが、それらは、本発明の構想に対する同等的変更と見なすことができ、奏する作用も、明細書及び図面によってカバーされる本質的な精神を超えておらず、本発明の技術的範囲に入るということである。
以上を纏め、上記に開示された内容によれば、本発明は、その意図する目的を達成し、UVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法を提供できることが明らかであり、極大な産業的利用価値を有するため、法に従って特許出願する。
ステップa:図案又は文字が印刷された加工物を用意する
ステップa1:該図案又は文字の箔押ししたい領域に1層の透明色をスプレーし、UVランプで照射して固める
ステップb:該図案又は文字の箔押ししたい領域に1層のベースコートをスプレーしてから、低エネルギーのUVランプで照射して、該ベースコートに粘着性を生じさせる
ステップc:金箔を該ベースコートに粘着させる

Claims (5)

  1. 図案又は文字が印刷された加工物を用意するステップaと、
    該図案又は文字の箔押ししたい領域に1層のベースコートをスプレーしてから、低エネルギーのUVランプで照射して、該ベースコートに粘着性を生じさせるステップbと、
    金箔を該ベースコートに粘着させるステップcと、を含む
    UVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法。
  2. 該ステップaとステップbとの間には、該図案又は文字の箔押ししたい領域に1層の透明色をスプレーし、UVランプで照射して固めるステップa1を更に含む
    請求項1に記載のUVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法。
  3. 該ステップbにおけるUVランプの照射エネルギーは、該ステップa1におけるUVランプの照射エネルギーよりも低い
    請求項2に記載のUVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法。
  4. 該金箔は、圧着装置による圧着後に該ベースコートに接着される
    請求項1に記載のUVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法。
  5. 該ベースコートは、UVインクである
    請求項1又は4に記載のUVインクジェットプリンターで使用される印刷後の箔押しを実施可能な印字方法。
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