JP2013237249A - 透明インクを有するデジタルプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】被印刷物の表面に透明層を形成することができる透明インクを有するデジタルプリンタを提供する。
【解決手段】本発明の透明インクを有するデジタルプリンタ1は、インクジェットモジュール11と、少なくとも1つの紫外線照射装置12と、加熱機能を有する作業台13と、を含む。作業台13は、被印刷物2にインクが噴射される間又はその後、被印刷物2を加熱することにより、被印刷物2上のインク滴を硬化させる。インクジェットモジュール11は、複数のカラーインクカートリッジ111と、紫外線硬化透明インクが充填された少なくとも1つの透明インクカートリッジ112と、を有する。少なくとも1つの紫外線照射装置12は、インクジェットモジュール11の側面に配置され、作業台13上の被印刷物の表面に紫外線を照射することにより、被印刷物2の表面に噴射された紫外線硬化透明インク滴を凝固させる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の透明インクを有するデジタルプリンタ1は、インクジェットモジュール11と、少なくとも1つの紫外線照射装置12と、加熱機能を有する作業台13と、を含む。作業台13は、被印刷物2にインクが噴射される間又はその後、被印刷物2を加熱することにより、被印刷物2上のインク滴を硬化させる。インクジェットモジュール11は、複数のカラーインクカートリッジ111と、紫外線硬化透明インクが充填された少なくとも1つの透明インクカートリッジ112と、を有する。少なくとも1つの紫外線照射装置12は、インクジェットモジュール11の側面に配置され、作業台13上の被印刷物の表面に紫外線を照射することにより、被印刷物2の表面に噴射された紫外線硬化透明インク滴を凝固させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、透明インクを有するデジタルプリンタに関し、特に、インクジェットモジュール上に、紫外線照射装置及び紫外線硬化透明インクカートリッジが配置されることにより、被印刷物の表面に立体透明層を形成することができる透明インクを有するデジタルプリンタに関する。
現在、市場における溶剤系インクジェットデジタルプリンタ(大型プリンタ)は、極めて優れた印刷品質及び生産能力を有するため、広告、ポスター、芸術品の複製など、商業用印刷の分野において広く応用されている。上述のデジタルプリンタのインクジェットモジュールのインクカートリッジ内には、熱揮発性の溶剤系インクが充填される。これにより、色彩品質及び安定性が高められている。しかし、溶剤系インクは、印刷後、被印刷物に即座に吸収され、被印刷物上において乾燥硬化させることができないため、図案の形成に時間が掛かる。このため、被印刷物の表面上にインクが凝集したり、印刷が不均一になったりしやすい。特に、デジタルプリンタが印刷した被印刷物の材質がインク吸収能力の低い材質(プラスチックなど)である場合、上述の現象がさらに顕著になる。そこで、デジタルプリンタには、加熱装置が設けられる。加熱装置は、被印刷物を加熱することにより、被印刷物上のインク滴を硬化させ、インク滴を迅速に乾燥させる効果を有する。市場においては、上述のデジタルプリンタに使用される環境保護型の溶剤系インク、水性インク及び無溶剤系インクが存在するが、加熱装置によって被印刷物上のインク滴を硬化させることにより、インク滴を効率よく乾燥及び固定させ、印刷品質を確保する必要がある。
しかし、現在、市場には、熱揮発性の透明インクが存在しない。このため、デジタルプリンタは、透明層を印刷することができない。被印刷物の表面に透明層を形成する場合、液体塗布(liquid coating)、コールドラミネートなどの方式により、被印刷物に処理を行う必要がある。即ち、デジタルプリンタには、印刷能力上、限界があった。
以上の従来技術の欠点に鑑み、本発明の発明者は、長年に渡る経験及び弛まぬ研究から、インクジェットモジュール上に紫外線照射装置を配置することにより、被印刷物の表面に噴射された紫外線硬化透明インク滴を迅速に凝固させ、被印刷物の表面に、透明層による立体効果を形成することができる透明インクを有するデジタルプリンタを案出した。
なお、紫外線硬化インクを用いたインクジェットプリンタとして、例えば特許文献1に開示されたものがある。
なお、紫外線硬化インクを用いたインクジェットプリンタとして、例えば特許文献1に開示されたものがある。
本発明の目的は、加熱装置が設けられ、インクジェットモジュールに少なくとも1つの紫外線硬化透明インクが充填された透明インクカートリッジが配置され、インクジェットモジュールの側面に少なくとも1つの紫外線照射装置が設けられることにより、紫外線照射装置が被印刷物表面に噴射された紫外線硬化透明インク滴を凝固させ、被印刷物の表面に透明層を形成することができる透明インクを有するデジタルプリンタを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明の透明インクを有するデジタルプリンタは、インクジェットモジュールと、少なくとも1つの紫外線照射装置と、加熱機能を有する作業台と、を含む。作業台は、作業台上の被印刷物にインクを噴射する間又はその後、被印刷物を加熱することにより、被印刷物上のインク滴を硬化させる。インクジェットモジュールは、複数のカラーインクカートリッジ及び少なくとも1つの透明インクカートリッジを有する。少なくとも1つの透明インクカートリッジ内には、紫外線硬化透明インクが充填される。少なくとも1つの紫外線照射装置は、インクジェットモジュールの側面に配置される。紫外線照射装置は、作業台上の被印刷物表面に紫外線を下方に照射することにより、被印刷物表面に噴射された紫外線硬化透明インク滴を凝固させる。
複数のカラーインクカートリッジ内には、溶剤系インクが充填される。
複数のカラーインクカートリッジ内には、無溶剤系インクが充填される。
複数のカラーインクカートリッジ内には、環境保護型の溶剤系インクが充填される。
複数のカラーインクカートリッジ内には、水性インクが充填される。
本発明は、以下(1)及び(2)に示す長所を有する。
(1)本発明は、従来のデジタルプリンタ又は大型プリンタとは異なり、紫外線硬化透明インクにより、被印刷物の図案上に耐水性、耐溶剤性及び耐磨耗性を有する透明層を形成することができる。これにより、被印刷物の表面の光沢を高めたり、色彩を鮮やかにしたり、エンボス柄を形成したりすることができ、デジタルプリンタの応用性を高めることができる。
(2)本発明は、従来技術のように、液体塗布又はコールドラミネートにより、被印刷物に処理を行う必要がないため、加工時間を短縮することができる上、完成品の使用寿命及び表現性を大幅に高めることができる。これにより、デジタルプリンタの実用性及び競争力を高めることができる。
本発明の具体的な構成及び実現される効果を説明するために、本発明の実施形態を図面に沿って詳細に説明する。
図1を参照する。図1は、本発明の一実施形態による透明インクを有するデジタルプリンタ1を示す正面図である。図1に示すように、本発明の一実施形態による透明インクを有するデジタルプリンタ1は、インクジェットモジュール11と、インクジェットモジュール11の左右両側にそれぞれ配置される紫外線照射装置12と、加熱機能を有する作業台13と、を含む。作業台13には、印刷待ちの被印刷物2が配置され、インクジェットモジュール11が作業台13上の被印刷物2にインクを噴射する間又はその後、被印刷物2を加熱する。これにより、被印刷物2上のインク滴が硬化される。
インクジェットモジュール11は、複数のカラーインクカートリッジ111と、複数のカラーインクカートリッジ111の左側に配置される透明インクカートリッジ112と、を有する。複数のカラーインクカートリッジ111内には、青、赤、黄、黒、薄青、薄赤、橙、緑などの様々な色の溶剤系インクがそれぞれ充填される。透明インクカートリッジ112内には、紫外線硬化透明インクが充填される。複数のカラーインクカートリッジ111には、様々な色の無溶剤系インク、環境保護型の溶剤系インク又は水性インクを充填してもよい。また、透明インクカートリッジ112に充填される紫外線硬化透明インクは、無溶剤系又は水性の紫外線硬化透明インクとすることができる。
実施時、インクジェットモジュール11は、複数のカラーインクカートリッジ111により、図案を印刷する。次に、予め設定された画像ファイルの情報に基づき、インクジェットモジュール11の透明インクカートリッジ112が、被印刷物2の印刷が完了した図案上に紫外線硬化透明インクを噴射する。また、紫外線硬化透明インクを噴射すると同時に、インクジェットモジュール11側辺の紫外線照射装置12が起動され、紫外線照射装置12が作業台13上の被印刷物2の表面に紫外線を下方に照射する。これにより、被印刷物2上の図案上に噴射された紫外線硬化透明インク滴が即座に硬化する。これにより、被印刷物2の全ての印刷作業が完了した後、被印刷物2の図案上には、上述の画像ファイルの情報に基づく透明層が形成される。
実施時、画像ファイルの情報に基づき、被印刷物2の図案上の所定領域に、紫外線硬化透明インクの噴射及び硬化ステップを重複して行い、透明層の厚さを調整したり、透明層の表面に所定のエンボス柄を形成することができる。
上述したことから分かるように、本発明は、所望の目的を確実に実現することができ、被印刷物の印刷が完了した表面に立体の透明層を形成し、被印刷物の表現性を高める効果を有する。即ち、本発明は、極めて高い産業上の利用価値を有する。
1 デジタルプリンタ
11 インクジェットモジュール
111 カラーインクカートリッジ
112 透明インクカートリッジ
12 紫外線照射装置
13 作業台
2 被印刷物
11 インクジェットモジュール
111 カラーインクカートリッジ
112 透明インクカートリッジ
12 紫外線照射装置
13 作業台
2 被印刷物
Claims (5)
- インクが作業台上の被印刷物に噴射される間又はその後、前記被印刷物を加熱することにより、前記被印刷物上のインク滴を硬化させる、透明インクを有するデジタルプリンタであって、
前記デジタルプリンタは、インクジェットモジュールと、少なくとも1つの紫外線照射装置と、を有し、
前記インクジェットモジュールは、複数のカラーインクカートリッジ及び少なくとも1つの透明インクカートリッジを有し、前記少なくとも1つの透明インクカートリッジ内には、紫外線硬化透明インクが充填され、
前記少なくとも1つの紫外線照射装置は、前記インクジェットモジュールの側面に配置され、前記作業台上の被印刷物の表面に紫外線を下方に照射することにより、前記被印刷物の表面に噴射された前記紫外線硬化透明インクのインク滴を凝固させることを特徴とする透明インクを有するデジタルプリンタ。 - 前記複数のカラーインクカートリッジ内には、溶剤系インクが充填されることを特徴とする請求項1に記載の透明インクを有するデジタルプリンタ。
- 前記複数のカラーインクカートリッジ内には、無溶剤系インクが充填されることを特徴とする請求項1に記載の透明インクを有するデジタルプリンタ。
- 前記複数のカラーインクカートリッジ内には、環境保護型の溶剤系インクが充填されることを特徴とする請求項1に記載の透明インクを有するデジタルプリンタ。
- 前記複数のカラーインクカートリッジ内には、水性インクが充填されることを特徴とする請求項1に記載の透明インクを有するデジタルプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012113356A JP2013237249A (ja) | 2012-05-17 | 2012-05-17 | 透明インクを有するデジタルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012113356A JP2013237249A (ja) | 2012-05-17 | 2012-05-17 | 透明インクを有するデジタルプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013237249A true JP2013237249A (ja) | 2013-11-28 |
Family
ID=49762718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012113356A Pending JP2013237249A (ja) | 2012-05-17 | 2012-05-17 | 透明インクを有するデジタルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013237249A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11486902B2 (en) | 2018-06-08 | 2022-11-01 | 3M Innovative Properties Company | Impedance assembly |
-
2012
- 2012-05-17 JP JP2012113356A patent/JP2013237249A/ja active Pending
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US11486902B2 (en) | 2018-06-08 | 2022-11-01 | 3M Innovative Properties Company | Impedance assembly |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131126 |