JP2021112088A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1蓄電池と第2蓄電池とを備える電源システムにおいて、過電流異常と電流センサの異常とを区別して判定し、それぞれの異常に対応する処置を実施できる制御装置を提供すること。【解決手段】一方の蓄電池側のスイッチを閉状態、他方の蓄電池側のスイッチを開状態として、一方のスイッチ側の電流センサにより検出された検出電流が第1閾値よりも大きくなったかを判定する第1判定部と、第1判定部により大きくなったと判定された場合に、当該判定がされてから一方のスイッチ側のヒューズが溶断するまでの期間が経過した後のタイミングで、一方のスイッチ側の電流センサにより検出された検出電流が第2閾値よりも大きくなったかを判定する第2判定部と、第2判定部により小さいと判定された場合に第1,第2スイッチの状態を切り替え、第2判定部により大きいと判定された場合に第1,第2スイッチの状態を維持する状態制御部と、を備える。【選択図】 図3

Description

本発明は、第1蓄電池と第2蓄電池とを備える電源システムの制御装置に関する。
従来、蓄電池の充放電電流を検出する電流センサの異常を判定する装置として、蓄電池に接続された電気負荷に流れる稼働電流を推定するものが知られている(例えば、特許文献1)。この装置では、電流センサにより検出された電流値と、推定された稼働電流推定値との差分が所定値以上であれば電流センサの異常が判定される。
特許第6437100号公報
蓄電池を備える電源システムの異常として、電流センサの異常以外に、電気経路に過電流が流れる過電流異常が存在しており、これらの異常を区別して判定する必要がある。従来の装置では、電流センサにより検出された電流値が所定の閾値よりも大きければ過電流異常であると判定される。例えば発電機能を備えた発電装置に対して並列接続された第1蓄電池と第2蓄電池とを備える電源システムでは、発電装置と第1蓄電池とを接続し、かつ発電装置と第2蓄電池との接続を遮断した第1蓄電池の使用時に、第1蓄電池側の電気経路について過電流異常であるか否かが判定される。地絡等により過電流異常であると判定された場合において、使用される蓄電池が第1蓄電池から第2蓄電池に切り替えられると、その地絡等の影響が第2蓄電池側にも及ぶ。そのため、第1蓄電池側の過電流異常であると判定された場合には、発電装置と第2蓄電池との接続が遮断された状態を維持することにより第2蓄電池を保護するとともに、第1蓄電池側の電気経路に設けられたヒューズを溶断させることにより第1蓄電池を保護する処置が実施されていた。
電流センサの異常には、電流センサにより検出される電流値が、電流センサの検出範囲の上限値に固定される上限固定異常が含まれる。そのため、電流センサの異常として上限固定異常が発生した場合、電流センサにより検出された電流値に基づいて、過電流異常と電流センサの異常とを区別して判定することができない。例えば第1蓄電池の充放電電流を検出する第1電流センサの異常が発生した場合に、第1蓄電池側の過電流異常であると誤判定され、発電装置と第2蓄電池との接続が遮断された状態が維持されると、第2蓄電池が過放電状態となる、といった不都合が懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、第1蓄電池と第2蓄電池とを備える電源システムにおいて、過電流異常と電流センサの異常とを区別して判定し、それぞれの異常に対応する処置を実施できる制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するための第1の手段は、発電機能を備えた発電装置に対して並列接続された第1蓄電池及び第2蓄電池を備え、前記発電装置と前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池とを接続する電気経路のうち、前記発電装置と前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池との接続点よりも前記第1蓄電池側の第1電気経路に第1スイッチ及び第1ヒューズが設けられ、前記接続点よりも前記第2蓄電池側の第2電気経路に第2スイッチ及び第2ヒューズが設けられており、前記第1電気経路に流れる電流を検出する第1電流センサと前記第2電気経路に流れる電流を検出する第2電流センサとを備える電源システムに適用され、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうち一方のスイッチを閉状態とし、他方のスイッチを開状態とした第1状態において、前記一方のスイッチ側の電流センサにより検出された検出電流が第1閾値よりも大きくなったか否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部により検出電流が前記第1閾値よりも大きくなったと判定された場合に、当該判定がされてから前記一方のスイッチ側のヒューズが溶断するまでに要する所定期間が経過した後の所定タイミングで、前記一方のスイッチ側の電流センサにより検出された検出電流が第2閾値よりも大きくなったか否かを判定する第2判定部と、前記第2判定部により検出電流が前記第2閾値よりも大きいと判定された場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの状態を、前記一方のスイッチを開状態とし、前記他方のスイッチを閉状態とする第2状態に切り替え、前記第2判定部により検出電流が前記第2閾値よりも小さいと判定された場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの状態を、前記第1状態に維持する状態制御部と、を備える。
発電装置に対して並列接続された第1蓄電池と第2蓄電池とを備える電源システムでは、例えば第1蓄電池側の第1電気経路に設けられた第1スイッチを閉状態とし、第2蓄電池側の第2電気経路に設けられた第2スイッチを開状態とした第1蓄電池の使用時において第1蓄電池側の第1電気経路について過電流異常であるか否かが判定される。
第1電流センサにより検出された第1電気経路に流れる電流である検出電流が第1閾値よりも大きくなったと判定された場合には、第1蓄電池側の過電流異常であるか、第1電流センサに上限固定異常が発生したことが考えられる。つまり、第1電流センサの異常として上限固定異常が発生した場合、第1電流センサにより検出された検出電流に基づいて、第1蓄電池側の過電流異常と第1電流センサの異常とを区別して判定することができない。そして、第1電流センサの異常が発生した場合に、第1蓄電池側の過電流異常であると誤判定され、第2スイッチが開状態に維持されると、発電装置と第2蓄電池との接続が遮断された状態に維持されるため、第2蓄電池が過放電状態となる。
その点、上記構成では、一方の電流センサにより検出された検出電流が第1閾値よりも大きくなったと判定された場合には、この電流センサに対応するヒューズが溶断されているか否かを判定するようにした。具体的には、検出電流が第1閾値よりも大きくなったと判定されてからヒューズが溶断するのに要する所定期間が経過した後の所定のタイミングで、検出電流が第2閾値よりも大きくなったか否かを判定するようにした。一方の電流センサに異常が発生した場合には、所定のタイミングにおける検出電流は第2閾値よりも大きくなる。また、一方の蓄電池側の過電流異常が発生した場合には、対応するヒューズの溶断により所定のタイミングにおける検出電流は第2閾値よりも小さくなる。そのため、過電流異常と電流センサの異常とを区別して判定することができ、各異常に対応する適正な処置を実施することができる。
一方の電流センサの異常を判定した場合には、第1スイッチ及び第2スイッチの状態を切り替えることで、異常が発生していない他方の電流センサを用いて他方の蓄電池を制御することができ、例えば他方の蓄電池が過放電状態となることを抑制することができる。また、一方の蓄電池側の過電流異常を判定した場合には、第1スイッチ及び第2スイッチの状態を維持することで、異常が発生していない他方の蓄電池に過電流異常の影響が及ぶことを抑制することができる。
第2の手段では、前記電源システムは、エンジンを搭載した車両に適用され、エンジン始動時に前記エンジンに回転力を付与するスタータに電力を供給するものであり、前記接続点は第1接続点であり、前記第1電気経路において、前記第1スイッチは前記第1接続点と前記第1蓄電池との間に設けられており、前記スタータは、前記第1スイッチと前記第1蓄電池との間の第2接続点に接続されており、前記状態制御部は、前記第2判定部により検出電流が前記第2閾値よりも大きいと判定された場合に、前記一方のスイッチが前記第2スイッチであることを条件に前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの状態を前記第2状態に切り替える。
電源システムが、車両のスタータに電力を供給するものである場合、このスタータが第1蓄電池に接続されることがある。この場合に、第1電流センサの異常を判定したことに基づいて第1スイッチ及び第2スイッチの状態が切り替えられ、第1スイッチが開状態とされると、発電装置から第1蓄電池への充電が停止される。これにより第1蓄電池の残存容量がスタータを作動させるために必要な容量よりも少なくなると、第1蓄電池を用いてスタータを作動させることができない。上記構成では、第1電流センサの異常を判定した場合に、第1スイッチ及び第2スイッチの状態が切り替えられず、第1スイッチが閉状態に維持されるようにした。そのため、第1電流センサの異常が発生した場合であっても、スタータを好適に作動させることができる。
電源システムの全体構成図。 ヒューズの溶断特性を示す図。 制御処理の手順を示すフローチャート。 第2蓄電池側の過電流異常が発生した場合の制御処理を示すタイムチャート。 第2電流センサに異常が発生した場合の制御処理を示すタイムチャート。 第1電流センサに異常が発生した場合の制御処理を示すタイムチャート。 第2蓄電池側の過電流異常が発生した場合の処置を説明する図。 第2電流センサに異常が発生した場合の処置を説明する図。 第1電流センサに異常が発生した場合の処置を説明する図。 第1蓄電池側の過電流異常が発生した場合の処置を説明する図。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る制御装置を、エンジンを駆動源として走行する車両に搭載された電源システム100に適用した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、電源システム100は、回転電機10、スタータモータ(以下、スタータ)16、及び負荷18に電力を供給するシステムである。電源システム100は、第1蓄電池12と、第2蓄電池14と、制御装置40と、を備えている。
回転電機10は、力行駆動及び回生駆動の機能を有し、具体的には、MG(Motor Generator)、又はISG(Integrated Starter Generator)である。回転電機10は、第1蓄電池12及び第2蓄電池14との間で電力の入出力を行うものである。回転電機10の回転軸は、図示しないエンジン出力軸に対してベルト等により駆動連結されており、エンジン出力軸の回転によって回転電機10の回転軸が回転する一方、回転電機10の回転軸の回転によってエンジン出力軸が回転する。回転電機10は、力行駆動時には、第1蓄電池12と第2蓄電池14との少なくとも一方から入力される電力により駆動し、エンジン出力軸に回転力を付与する。また、回転電機10は、回生駆動時には、エンジン出力軸の回転により発電を行い、第1蓄電池12と第2蓄電池14との少なくとも一方に電力を出力する。なお、本実施形態において、回転電機10が「発電機能を備えた発電装置」に相当する。
第1蓄電池12及び第2蓄電池14は、充放電可能な蓄電池であり、複数の電池セルが直列接続された組電池である。第1蓄電池12は、例えば鉛蓄電池であり、周知の汎用蓄電池である。一方、第2蓄電池14は、例えばリチウムイオン蓄電池である。そのため、第2蓄電池14は、第1蓄電池12に比べて、充放電における電力損失が少なく、出力密度、及びエネルギ密度の高い高密度蓄電池となっている。
第1蓄電池12及び第2蓄電池14は、回転電機10に対して並列接続されている。以下、回転電機10と第1蓄電池12及び第2蓄電池14とを接続する電気経路のうち、回転電機10と第1蓄電池12及び第2蓄電池14との第1接続点P1よりも第1蓄電池側の電気経路を第1電気経路L1と呼び、第1接続点P1よりも第2蓄電池側の電気経路を第2電気経路L2と呼ぶ。
第1電気経路L1には、第1スイッチSW1と、第1ヒューズ26とが設けられている。第1スイッチSW1は、直列接続された第1スイッチング素子21と第2スイッチング素子22とを備えており、これらの第1,第2スイッチング素子21,22の間に第1電流センサ24が接続されて構成されている。
本実施形態では、第1,第2スイッチング素子21,22として、NチャネルMOSFET(以下、単にMOSFET)が用いられている。そのため、第1,第2スイッチング素子21,22には寄生ダイオード23が並列接続されている。第1,第2スイッチング素子21,22は、寄生ダイオード23のアノード同士が接続されるように直列接続されている。
第1電流センサ24は、第1電気経路L1に流れる第1電流IAを検出する。第1ヒューズ26は、所定の溶断特性を有するヒューズである。図2に示すように、ヒューズは、所定の溶断期間TBに亘って電流閾値Ithよりも大きな電流が流れた場合に溶断する。溶断特性とは、これら電流閾値Ith及び溶断期間TBを意味する。なお、本実施形態において、溶断期間TBが「ヒューズが溶断するまでに要する所定期間」に相当する。
第1電気経路L1において、第1スイッチSW1は、第1接続点P1と第1蓄電池12との間に接続されており、第1ヒューズ26は、この第1スイッチSW1と第1蓄電池12との間に接続されている。つまり、第1スイッチSW1と第1ヒューズ26とは、第1電気経路L1において直列接続されている。
そして、スタータ16は、第1ヒューズ26と第1蓄電池12との間の第2接続点P2に接続されている。スタータ16は、その回転軸がエンジン出力軸に対して駆動連結されており、エンジン始動時に第1蓄電池12からの電力供給によりエンジンに初期回転力を付与する。
また、負荷18は、第1スイッチSW1と第1ヒューズ26との間の第3接続点P3に接続されている。つまり、負荷18は、第1ヒューズ26を介して第1蓄電池12に接続されている。負荷18は、例えば車両の操舵を制御するパワーステアリング装置、ルームランプ、及びエアコンやドアなどを制御するボディ制御ECUである。
第2電気経路L2には、第2スイッチSW2と、第2ヒューズ36とが設けられている。第2スイッチSW2は、直列接続された第3スイッチング素子31と第4スイッチング素子32とを備えており、これらの第3,第4スイッチング素子31,32の間に第2電流センサ34が接続されて構成されている。
本実施形態では、第3,第4スイッチング素子31,32としてMOSFETが用いられている。そのため、第3,第4スイッチング素子31,32には寄生ダイオード33が並列接続されている。第3,第4スイッチング素子31,32は、寄生ダイオード33のアノード同士が接続されるように直列接続されている。
第2電流センサ34は、第2電気経路L2に流れる第2電流IBを検出する。第1,第2電流センサ24,34により検出された第1,第2電流IA,IBは、制御装置40に入力される。
第2電気経路L2において、第2スイッチSW2は、第1接続点P1と第2蓄電池14との間に接続されており、第2ヒューズ36は、第2蓄電池14とグランドとの間に接続されている。つまり、第2スイッチSW2と第2ヒューズ36とは、第2蓄電池14を介して直列接続されている。
制御装置40は、各スイッチング素子21,22,31,32を制御すべく、制御信号SDを生成し、この制御信号SDを各スイッチング素子21,22,31,32に出力する。制御信号SDにより、第1,第2スイッチSW1,SW2の開閉状態が切り替えられる。具体的には、第1,第2スイッチング素子21,22が開状態に制御されることで、第1スイッチSW1が開状態に切り替えられ、第1,第2スイッチング素子21,22が閉状態に制御されることで、第1スイッチSW1が閉状態に切り替えられる。第2スイッチSW2についても同様である。
また、制御装置40は、IGスイッチ41と、報知部42とに接続されており、これらを制御する。IGスイッチ41は、車両の起動スイッチである。報知部42は、視覚または聴覚的にドライバに報知する装置であり、例えば車室内に設置されたディスプレイやスピーカである。
制御装置40は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ等からなる周知のマイクロコンピュータを備えている。CPUは、ROM内の演算プログラムや制御データを参照して、車両を制御するための種々の機能を実現する。例えば制御装置40は、第1電流IAに基づいて第1蓄電池12側の第1電気経路L1についての過電流異常を判定し、第2電流IBに基づいて第2蓄電池14側の第2電気経路L2についての過電流異常を判定する。
第1蓄電池12側の過電流異常の判定は、第1スイッチSW1を閉状態とし、第2スイッチSW2を開状態とした第1蓄電池12の使用時において実施される。この判定では、第1電流センサ24により検出された第1電流IAが電流閾値Ithよりも大きくなったか否かが判定される。しかし、第1電流IAが電流閾値Ithよりも大きくなったと判定された場合に、第1蓄電池12側の過電流異常であるか、第1電流センサ24に上限固定異常が発生したことが考えられる。ここで第1電流センサ24の上限固定異常とは、第1電気経路L1に流れる電流が第1電流センサ24の検出範囲内であるにもかかわらず、第1電流センサ24により検出される第1電流IAが、第1電流センサ24の検出範囲の上限値に固定される異常である。
つまり、第1電流センサ24の異常として上限固定異常が発生した場合、第1電流センサ24により検出された第1電流IAに基づいて、第1蓄電池12側の過電流異常と第1電流センサ24の異常とを区別して判定することができない。そして、第1電流センサ24の異常が発生した場合に、第1蓄電池12側の過電流異常であると誤判定され、第2スイッチSW2が開状態に維持されると、回転電機10と第2蓄電池14との接続が遮断された状態に維持されるため、第2蓄電池14が過放電状態となる。
本実施形態では、一方の電流センサ24,34により検出された電流IA,IBが、電流閾値Ithよりも大きくなったと判定された場合には、この電流センサ24,34に対応するヒューズ26,36が溶断されているか否かを判定するようにした。具体的には、電流IA,IBが電流閾値Ithよりも大きくなったと判定されてから、ヒューズ26,36が溶断するのに要する溶断期間TBが経過した後の所定のタイミングで、電流IA,IBが電流閾値Ithよりも大きくなったか否かを再び判定する制御処理を実施するようにした。なお、本実施形態において、第1電流IA,第2電流IBが「検出電流」に相当し、電流閾値Ithが「第1閾値,第2閾値」に相当する。
図3に、本実施形態の制御処理のフローチャートを示す。制御装置40は、IGスイッチ41が閉状態に切り替えられたエンジンの駆動期間において、所定の制御周期毎に制御処理を繰り返し実施する。
制御処理を開始すると、まずステップS10において、第1蓄電池12の使用時であるか否かを判定する。第1スイッチSW1を開状態とし、第2スイッチSW2を閉状態とした第2蓄電池14の使用時である場合、ステップS10で否定判定する。この場合、ステップS11において、第2蓄電池14側の過電流異常を判定するための仮判定フラグF2がオンしているか否かを判定する。
ステップS11で否定判定すると、ステップS12において、第2電流IBが電流閾値Ithよりも大きくなったか否かを判定する。
第2電流センサ34に上限固定異常が発生しておらず、かつ第2蓄電池14側の過電流異常が発生していない場合、第2電流IBが電流閾値Ithよりも小さくなり、ステップS12で否定判定する。この場合、制御処理を終了する。
一方、第2電流センサ34に上限固定異常が発生した場合、又は第2蓄電池14側の過電流異常が発生した場合、第2電流IBが電流閾値Ithよりも大きくなり、ステップS12で肯定判定する。この場合、ステップS13において、仮判定フラグF2をオン状態に切り替え、制御処理を終了する。
一方、ステップS11で肯定判定すると、ステップS14において、第2電流IBが電流閾値Ithよりも大きいと判定されてから、所定の判定期間TC(図4参照)が経過したか否かを判定する。
ここで「第2電流IBが電流閾値Ithよりも大きいと判定されてから」とは、制御周期毎に繰り返し実施される制御処理において、仮判定フラグF2がオン状態に切り替えられた制御処理の実施タイミングから、の意味である。また、判定期間TCは、溶断期間TBよりも長い期間に設定されている。なお、本実施形態において、第2電流IBが電流閾値Ithよりも大きいと判定されてから判定期間TCが経過したタイミングが、「所定タイミング」に相当する。
ステップS14で否定判定すると、制御処理を終了する。一方、ステップS14で肯定判定すると、ステップS16において、第2電流IBの再判定として、第2電流IBが電流閾値Ithよりも大きくなったか否かを判定する。
第2電流センサ34に上限固定異常が発生した場合、第2電流IBが電流閾値Ithよりも大きい状態が維持され、ステップS16で肯定判定する。この場合、ステップS17において、仮判定フラグF2をオフ状態に切り替える。続くステップS18において、第1,第2スイッチSW1,SW2の状態を切り替える。つまり、第1スイッチSW1を閉状態に切り替え、第2スイッチSW2を開状態に切り替える。続くステップS20において、報知部42を用いてドライバに第2電流センサ34の異常を報知し、制御処理を終了する。
一方、地絡等により第2蓄電池14側の過電流異常が発生した場合、第2ヒューズ36が溶断されて第2電流IBが電流閾値Ithよりも小さくなり、ステップS16で否定判定する。この場合、ステップS22において、第1,第2スイッチSW1,SW2の状態を維持する。つまり、第1スイッチSW1を開状態に維持し、第2スイッチSW2を閉状態に維持する。
続くステップS24において、報知部42を用いてドライバに過電流異常を報知し、制御処理を終了する。ステップS24の報知では、ステップS20の報知のように使用可能な蓄電池が存在せず、電源システム100の電源が失われている。そのため、ステップS24の報知では、ステップS20の報知に比べて、報知時間や報知強度(例えば音量)を上昇させる。
一方、第1スイッチSW1を閉状態とし、第2スイッチSW2を開状態とした第1蓄電池12の使用時である場合、ステップS10で肯定判定する。この場合、ステップS31において、第1蓄電池12側の過電流異常を判定するための仮判定フラグF1がオンしているか否かを判定する。以下では、区別のために、第1蓄電池12側の過電流異常を仮判定する仮判定フラグF1を第1仮判定フラグF1と呼び、第2蓄電池14側の過電流異常を仮判定する仮判定フラグF2を第2仮判定フラグF2と呼ぶ。なお、本実施形態において、ステップS12,S32の処理が「第1判定部」に相当する。
ステップS31で否定判定すると、ステップS32において、第1電流IAが電流閾値Ithよりも大きくなったか否かを判定する。
第1電流センサ24に上限固定異常が発生しておらず、かつ第1蓄電池12側の過電流異常が発生していない場合、第1電流IAが電流閾値Ithよりも小さくなり、ステップS32で否定判定する。この場合、制御処理を終了する。
一方、第1電流センサ24に上限固定異常が発生した場合、又は第1蓄電池12側の過電流異常が発生した場合、第1電流IAが電流閾値Ithよりも大きくなり、ステップS32で肯定判定する。この場合、ステップS33において、第1仮判定フラグF1をオン状態に切り替え、制御処理を終了する。
一方、ステップS31で肯定判定すると、ステップS34において、第1電流IAが電流閾値Ithよりも大きいと判定されてから判定期間TCが経過したか否かを判定する。
ステップS34で否定判定すると、制御処理を終了する。一方、ステップS34で肯定判定すると、ステップS36において、第1電流IAの再判定として、第1電流IAが電流閾値Ithよりも大きくなったか否かを再び判定する。なお、本実施形態において、ステップS16,S36の処理が「第2判定部」に相当する。
第1電流センサ24に上限固定異常が発生した場合、第1電流IAが電流閾値Ithよりも大きい状態が維持され、ステップS36で肯定判定する。この場合、ステップS37において、第1仮判定フラグF1をオフ状態に切り替える。続くステップS38において、第1,第2スイッチSW1,SW2の状態を維持する。つまり、第1電流センサ24に異常が発生しているものの第1蓄電池12は使用可能であるため、第1スイッチSW1を閉状態に維持し、第2スイッチSW2を開状態に維持する。そのため、本実施形態では、ステップS16,36において電流閾値Ithよりも大きい状態であると判定された場合において、電流閾値Ithよりも大きい状態であると判定された電流が第2電流IBであることを条件に、第1,第2スイッチSW1,SW2の状態を切り替えるということができる。続くステップS40において、報知部42を用いてドライバに第1電流センサ24の異常を報知し、制御処理を終了する。
一方、地絡等により第1蓄電池12側の過電流異常が発生した場合、第1ヒューズ26が溶断されて第1電流IAが電流閾値Ithよりも小さくなり、ステップS36で否定判定する。この場合、ステップS42において、第1,第2スイッチSW1,SW2の状態を維持する。つまり、第1スイッチSW1を閉状態に維持し、第2スイッチSW2を開状態に維持する。続くステップS44において、報知部42を用いてドライバに過電流異常を報知し、制御処理を終了する。なお、本実施形態において、ステップS18,S22,S38,S42の処理が「状態制御部」に相当する。
続いて、図4〜6に、制御処理の一例を示す。図4は、第2蓄電池14側の過電流異常が発生した場合の第2電流IBの推移を示し、図5は、第2電流センサ34に異常が発生した場合の第2電流IBの推移を示し、図6は、第1電流センサ24に異常が発生した場合の第1電流IAの推移を示す。
図4,5において、(A)は、第2電流IBの推移を示し、(B)は、第2仮判定フラグF2の推移を示し、(C)は、第2電流センサ34の異常の判定結果を示す異常判定フラグF4の推移を示す。また、図6において、(A)は、第1電流IAの推移を示し、(B)は、第1仮判定フラグF1の推移を示し、(C)は、第1電流センサ24の異常の判定結果を示す異常判定フラグF3の推移を示す。なお、図4〜6の(B),(C)において、異常と判定されている状態が「オン」で示されており、異常と判定されていない状態が「オフ」で示されている。さらに、図4〜6において、(D)は、第1スイッチSW1の状態の推移を示し、(E)は、第2スイッチSW2の状態の推移を示す。
図4に示すように、時刻t1に第2電流IBが電流閾値Ithよりも大きくなると、第2蓄電池14側の過電流異常が仮判定され、第2仮判定フラグF2がオン状態に切り替えられる。
図4に示す制御処理では、時刻t1から溶断期間TBが経過した時刻t2に、第2ヒューズ36が溶断されて第2電流IBが電流閾値Ithよりも小さくなる。そのため、時刻t1から判定期間TCが経過した時刻t3では、第2電流IBが電流閾値Ithよりも小さくなる。本実施形態では、この時刻t3における第2電流IBが電流閾値Ithと比較され、第2電流IBが電流閾値Ithよりも小さくなっている場合、第2蓄電池14側の過電流異常が本判定される。この本判定では、第2仮判定フラグF2がオン状態に維持され、異常判定フラグF4がオフ状態に維持される。
この場合、第1スイッチSW1が開状態に維持され、第2スイッチSW2が閉状態に維持される。つまり、使用される蓄電池が第2蓄電池14に維持される。これにより、図7に破線で示すように、使用される蓄電池が第1蓄電池12に切り替えられることで地絡等の影響が第1蓄電池12に及ぶことを抑制することができる。なお、第2スイッチSW2は、エンジンの駆動期間において閉状態に維持され、エンジンの停止に伴い開状態に切り替えられる。
また、図5に示すように、第2電流センサ34に異常が発生した場合、実際に第2電気経路L2に流れている電流は電流閾値Ithよりも小さいため、第2ヒューズ36は溶断しない。一方、第2電流センサ34に異常が発生していることから、時刻t3における第2電流IBが電流閾値Ithよりも大きくなる。本実施形態では、この時刻t3において第2電流IBが電流閾値Ithよりも大きくなっている場合、第2電流センサ34の異常が判定される。これにより、第2仮判定フラグF2がオフ状態に切り替えられ、異常判定フラグF4がオン状態に切り替えられる。
この場合、第1スイッチSW1が閉状態に切り替えられ、第2スイッチSW2が開状態に切り替えられる。つまり、使用される蓄電池が第1蓄電池12に切り替えられる。これにより、図8に破線で示すように、異常が発生していない第1電流センサ24を用いて第1蓄電池12を制御することができる。
同様に、図6に示すように、第1電流センサ24に異常が発生した場合、実際に第1電気経路L1に流れている電流は電流閾値Ithよりも小さいため、第1ヒューズ26は溶断しない。一方、第1電流センサ24に異常が発生していることから、時刻t3における第1電流IAが電流閾値Ithよりも大きくなる。本実施形態では、この時刻t3において第1電流IAが電流閾値Ithよりも大きくなっている場合、第1電流センサ24の異常が判定される。これにより、第1仮判定フラグF1がオフ状態に切り替えられ、異常判定フラグF3がオン状態に切り替えられる。
この場合、第1スイッチSW1が閉状態に維持され、第2スイッチSW2が開状態に維持される。つまり、使用される蓄電池が第2蓄電池14に切り替えられない。これにより、図9に破線で示すように、回転電機10の発電機能により第1蓄電池12に電力が蓄えられる状態が維持され、第1蓄電池12に蓄えられた電力によりスタータ16や負荷18の駆動が可能となる。
なお、第1蓄電池12側の過電流異常が発生した場合の推移は、第2蓄電池14に過電流異常が発生した場合の推移と略同一であるため、タイムチャートの記載を省略する。図10に示すように、第1蓄電池12側の過電流異常が発生した場合、第1ヒューズ26が溶断する。第1ヒューズ26の溶断により地絡部分と第1蓄電池12との接続が遮断されると、第1蓄電池12が使用可能となる。本実施形態では、第1電気経路L1において、スタータ16は第1ヒューズ26と第1蓄電池12との間の第2接続点P2に接続されている。そのため、第1ヒューズ26の溶断により第1蓄電池12が使用可能となった場合には、第1蓄電池12に現在蓄えられている電力を用いて、スタータ16を作動させることが可能となる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
・本実施形態の電源システム100では、回転電機10に対して第1蓄電池12と第2蓄電池14とが並列接続されており、各蓄電池12,14が設けられた電気経路L1,L2に、電流センサ24,34及びヒューズ26,36が設けられている。本実施形態では、一方の電流センサ24,34により検出された電流IA,IBが、電流閾値Ithよりも大きくなったと判定された場合には、対応するヒューズ26,36が溶断されているか否かを判定するようにした。
具体的には、上記判定からヒューズ26,36が溶断するのに要する溶断期間TBが経過した後の所定タイミング、つまり上記判定から判定期間TCが経過した時刻t3において、電流IA,IBが電流閾値Ithよりも大きくなったか否かを判定するようにした。一方の電流センサ24,34に異常が発生した場合には、時刻t3における電流IA,IBが電流閾値Ithよりも大きくなる。また、一方の蓄電池12,14側の過電流異常が発生した場合には、対応するヒューズ26,36の溶断により時刻t3における電流IA,IBが電流閾値Ithよりも小さくなる。そのため、過電流異常と電流センサ24,34の異常とを区別して判定することができる。
・本実施形態では、過電流異常と電流センサ24,34の異常とを区別して判定することができるため、各異常に対応する適正な処置を実施することができる。具体的には、第2電流センサ34の異常を判定した場合には、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2の状態を切り替えることで、異常が発生していない第1電流センサ24を用いて第1蓄電池12を制御することができる。これにより、例えば車両の走行中に、第1蓄電池12が過放電状態となり、車両の走行が停止してしまうことを抑制することができる。また、第2蓄電池14側の過電流異常を判定した場合には、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2の状態を維持することで、異常が発生していない第1蓄電池12に過電流異常の影響が及ぶことを抑制することができる。つまり、これら適正な処置の実施により、車両及びドライバの安全を確保することができる。
・また、本実施形態では、過電流異常と電流センサ24,34の異常とを区別して判定することができるため、各異常の内容をドライバに報知することができる。そのため、例えば過電流異常が発生し、第1蓄電池12と第2蓄電池14との双方からの電力供給が停止している場合には、車両を停止させるための適正な処理をドライバに促すことができる。
・本実施形態では、電流センサ24,34の異常を判定した場合において、第2電流センサ34の異常を判定したときには、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2の状態を切り替える一方、第1電流センサ24の異常を判定したときには、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2の状態を維持する。そのため、第1電流センサ24の異常が発生した場合であっても、回転電機10の発電機能により第1蓄電池12に電力が蓄えられる状態が維持され、車両の走行中に負荷18への給電を行うことができる。これにより、走行中において負荷18の機能を保持できる。また、第1蓄電池12に電力が蓄えられる状態が維持されるため、スタータ16への給電を行うことができる。これにより、第1蓄電池12の電力に基づいてスタータ16を好適に作動させることができる。
・本実施形態では、判定期間TCは、溶断期間TBよりも長い期間に設定されており、判定期間TCは、各ヒューズ26,36の溶断特性に基づいて決定されている。そのため、対応する電流センサ24,34の異常を適正に判定することができ、蓄電池12,14の過電流異常と電流センサ24,34の異常とを誤判定することを抑制することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、次のように実施されてもよい。
・第1蓄電池及び第2蓄電池の種類は、上記実施形態に限られない。例えば、第1蓄電池と第2蓄電池とが、共にリチウムイオン蓄電池であってもよければ、共に鉛蓄電池であってもよい。
・上記実施形態では、第1電流センサ24の電流閾値Ithと第2電流センサ34の電流閾値Ithとが等しい形態を説明したが、これに限られない。例えば、対応する蓄電池12,14の定格電流に応じて、これら電流閾値Ithが互いに異なる値に設定されていてもよい。また、各電流センサ24,34において、時刻t1において用いられる第1閾値としての電流閾値Ithと、時刻t3において用いられる第2閾値としての電流閾値Ithとが等しい形態を説明したが、これに限られない。例えば、各電流センサ24,34において、第2閾値としての電流閾値Ithが第1閾値としての電流閾値Ithよりも大きい値に設定されていてもよい。
・上記実施形態では、第1電流センサ24の判定期間TCと第2電流センサ34の判定期間TCとが等しい形態を説明したが、これに限られない。例えば、対応するヒューズ26,36の溶断期間TBに応じて、これら判定期間TCが互いに異なる期間に設定されていてもよい。
・本開示に記載の制御装置及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御装置及びその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御装置及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
10…回転電機、12…第1蓄電池、14…第2蓄電池、24…第1電流センサ、26…第1ヒューズ、34…第2電流センサ、36…第2ヒューズ、100…電源システム、L1…第1電気経路、L2…第2電気経路、SW1…第1スイッチ、SW2…第2スイッチ。

Claims (2)

  1. 発電機能を備えた発電装置(10)に対して並列接続された第1蓄電池(12)及び第2蓄電池(14)を備え、前記発電装置と前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池とを接続する電気経路のうち、前記発電装置と前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池との接続点(P1)よりも前記第1蓄電池側の第1電気経路(L1)に第1スイッチ(SW1)及び第1ヒューズ(26)が設けられ、前記接続点よりも前記第2蓄電池側の第2電気経路(L2)に第2スイッチ(SW2)及び第2ヒューズ(36)が設けられており、前記第1電気経路に流れる電流を検出する第1電流センサ(24)と前記第2電気経路に流れる電流を検出する第2電流センサ(34)とを備える電源システム(100)に適用され、
    前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうち一方のスイッチを閉状態とし、他方のスイッチを開状態とした第1状態において、前記一方のスイッチ側の電流センサにより検出された検出電流が第1閾値よりも大きくなったか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部により検出電流が前記第1閾値よりも大きくなったと判定された場合に、当該判定がされてから前記一方のスイッチ側のヒューズが溶断するまでに要する所定期間が経過した後の所定タイミングで、前記一方のスイッチ側の電流センサにより検出された検出電流が第2閾値よりも大きくなったか否かを判定する第2判定部と、
    前記第2判定部により検出電流が前記第2閾値よりも大きいと判定された場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの状態を、前記一方のスイッチを開状態とし、前記他方のスイッチを閉状態とする第2状態に切り替え、前記第2判定部により検出電流が前記第2閾値よりも小さいと判定された場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの状態を、前記第1状態に維持する状態制御部と、を備える制御装置。
  2. 前記電源システムは、エンジンを搭載した車両に適用され、エンジン始動時に前記エンジンに回転力を付与するスタータ(16)に電力を供給するものであり、
    前記接続点は第1接続点(P1)であり、
    前記第1電気経路において、前記第1スイッチは前記第1接続点と前記第1蓄電池との間に設けられており、
    前記スタータは、前記第1スイッチと前記第1蓄電池との間の第2接続点(P2)に接続されており、
    前記状態制御部は、前記第2判定部により検出電流が前記第2閾値よりも大きいと判定された場合に、前記一方のスイッチが前記第2スイッチであることを条件に前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの状態を前記第2状態に切り替える請求項1に記載の制御装置。
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