JP7318564B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源システムの制御装置に関する。
従来から、蓄電池に流れる電流と蓄電池の電圧とに基づいて蓄電池の蓄電状態(SOC)を算出する制御装置が知られている(例えば、特許文献1)。この制御装置によれば、電流と電圧とを用いることで、SOCを精度良く算出することができる。
特許第3659068号公報
蓄電池の放電によりSOCが通電下限値まで低下した場合、蓄電池が過放電状態となることを抑制するために蓄電池の通電が停止される。蓄電池が唐突に通電停止となることを抑制するために、通電下限値よりも大きな報知基準値を設定し、SOCがこの報知基準値まで低下した場合に、所定の報知処理が実施される。
ところで、電流を検出する電流センサと電圧を検出する電圧センサとの一方に異常が発生した場合には、異常が発生していないセンサを用いて検出された電流又は電流を用いてSOCが算出されるため、SOCの算出誤差が大きくなる。この場合、蓄電池の通電停止や報知処理が適正なタイミングで実施できないおそれがあり、報知処理が行われることなく唐突に蓄電池が通電停止となるといった不具合が懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、報知処理が行われることなく蓄電池が通電停止となることを抑制できる制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するための第1の手段は、蓄電池と、前記蓄電池に流れる電流を検出する電流センサと、前記蓄電池の電圧を検出する電圧センサと、を備えた電源システムに適用され、前記電流センサにより検出された検出電流と前記電圧センサにより検出された検出電圧とに基づいて前記蓄電池の蓄電状態を示すSOCを算出するとともに、前記SOCが所定の報知基準値まで低下した場合に所定の報知処理を実施し、前記SOCが前記報知基準値よりも小さい値に設定された通電下限値まで低下した場合に、前記蓄電池の通電を停止させる制御装置であって、前記電流センサ及び前記電圧センサのいずれか一方に異常が発生している異常状態であることを判定する異常判定部と、前記異常状態と判定された場合に、前記電流センサ及び前記電圧センサのうち正常と判定されたセンサの検出値に基づいて前記SOCを算出するとともに、前記通電下限値を、前記電流センサ及び前記電圧センサのいずれもが正常である正常状態での前記通電下限値よりも大きい値であり、且つ前記正常状態での前記報知基準値よりも小さい値に設定する制御部と、を備える。
蓄電池を備えた電源システムの制御装置では、蓄電池に流れる電流と蓄電池の電圧とに基づいてSOCが算出され、このSOCが報知基準値まで低下した場合に所定の報知処理が行われ、この報知基準値よりも小さい値に設定された通電下限値まで低下した場合に、蓄電池の通電が停止される。この場合、電流を検出する電流センサと電圧を検出する電圧センサとの一方に異常が発生している異常状態では、正常と判定されたセンサの検出値のみに基づいてSOCが算出されるため、その算出誤差が大きくなる。SOCの算出誤差が大きくなることを加味すると、電流センサ及び電圧センサのいずれもが正常である正常状態に比べて通電下限値が大きい値に設定される必要がある。しかし、異常状態における通電下限値が正常状態における報知基準値よりも大きい値に設定されると、電流センサ及び電圧センサの一方に異常が発生した際のSOCによっては、報知処理が行われることなく唐突に蓄電池が通電停止となる。
その点、上記構成では、異常状態と判定された場合に、通電下限値を、正常状態での報知基準値よりも小さい値に設定するようにした。そのため、異常が発生した際のSOCが、異常状態と判定された場合における報知基準値よりも大きい場合には、蓄電池の放電によりその後報知処理が行われる。また、異常が発生した際のSOCが、異常状態と判定された場合における報知基準値よりも小さい場合には、この異常が発生した際に報知処理が行われる。いずれの場合にも蓄電池が通電停止となる前に報知処理が行われるため、報知処理が行われることなく蓄電池が通電停止となることを抑制することができる。
第2の手段では、前記正常状態における前記報知基準値は、第1報知基準値と、前記第1報知基準値よりも小さい値に設定された第2報知基準値とを含み、前記制御部は、前記異常状態と判定された場合における前記通電下限値を、前記第2報知基準値以下の値に設定する。
異常状態と判定された場合における通電下限値が正常状態での報知基準値よりも小さい値に設定されていても、その差が小さいと、報知処理直後に蓄電池が通電停止となる。その点、上記構成では、正常状態における報知基準値として、第1報知基準値と、第1報知基準値よりも小さい値に設定された第2報知基準値とを設けるようにした。そして、異常状態と判定された場合における通電下限値を、この第2報知基準値以下の値に設定するようにした。正常状態において報知処理が行われていない場合には、SOCは第1報知基準値よりも大きい値となる。この場合、電流センサ及び電圧センサの一方に異常が発生し、異常状態と判定された場合における通電下限値が設定されたとしても、この通電下限値と異常が発生した際のSOCとの間には、第1報知基準値と第2報知基準値との間の差以上の差が生じている。そのため、報知処理直後に蓄電池が通電停止となることを抑制することができる。
第3の手段では、前記制御部は、前記異常状態と判定された場合における前記通電下限値と前記第2報知基準値との差が、前記正常状態での前記通電下限値と前記第1報知基準値との差に等しくなるように、前記異常状態と判定された場合における前記通電下限値を設定する。
正常状態では、SOCが第2報知基準値よりも低下した場合でも蓄電池の使用を確保するために、正常状態での通電下限値と第2報知基準値との間には所定の差が設けられている。上記構成では、異常状態と判定された場合における通電下限値と第1報知基準値との差が、正常状態での通電下限値と第2報知基準値との差に等しくなるように、異常状態と判定された場合における通電下限値が設定されている。この場合、正常状態において報知処理が行われていない状態で電流センサ及び電圧センサの一方に異常が発生したとしても、蓄電池の放電により報知処理を経て蓄電池が通電停止となるまでに、蓄電池の使用を確保することができ、唐突に蓄電池が通電停止となることを抑制することができる。
第4の手段では、前記蓄電池は、複数の電池セルを有する組電池であり、前記電源システムは、各前記電池セルの電圧を検出する複数の前記電圧センサを備えており、前記電流センサは、複数の前記電池セルに共通に流れる電流を検出するものであり、前記制御部は、前記電流センサに異常が発生していると判定された場合における前記通電下限値を、前記電圧センサに異常が発生していると判定された場合における前記通電下限値に比べて大きい値に設定する。
蓄電池が、複数の電池セルを有する組電池である場合、複数の電池セルに対応させて複数の電圧センサが設けられる。そのため、1つの電圧センサに異常が発生しても、他の電圧センサを用いて電池セルの電圧を推定可能であるため、SOCの算出誤差に与える影響は小さい。一方、電流センサは複数の電池セルに共通に流れる電流を検出する。そのため、電流センサに異常が発生した場合には、他の手段により電流を推定不能であるため、SOCの算出誤差に与える影響は大きい。その点、上記構成では、異常状態と判定された場合のうち、電流センサに異常が発生していると判定された場合における通電下限値を、電圧センサに異常が発生していると判定された場合における通電下限値に比べて大きい値に設定するようにした。これにより、SOCの算出誤差に与える影響を考慮して、異常状態と判定された場合における通電下限値を設定することができる。
第5の手段では、前記制御部は、前記電圧センサに異常が発生していると判定された場合に、前記蓄電池の充放電のうち充電を禁止するとともに、前記SOCを、前記蓄電池の放電電流を検出した前記検出電流に前記電流センサの所定の検出誤差を加算したものを積算することによって算出する。
電圧センサに異常が発生している異常状態では、SOCが電流のみに基づいて算出されるため、SOCの算出誤差が大きくなる。SOCの算出誤差が大きくなることを加味すると、正常状態に比べて通電下限値を大きい値に設定する必要があるとともに、放電状態におけるSOCを小さい値に算出する必要がある。
その点、上記構成では、異常状態と判定された場合に、蓄電池への充電を禁止するとともに、蓄電池の放電電流を検出した検出電流に電流センサの所定の検出誤差を加算したものを積算することによってSOCを算出するようにした。蓄電池への充電を禁止することで、蓄電池の実SOCの増加が生じなくなり、蓄電池の放電状態における放電電流を検出した検出電流に検出誤差が加算されることで、放電電流が大きくなる側に検出誤差が加算される。そして、放電電流が大きくなる側に検出誤差が加算されたものを積算することによってSOCを算出することで、SOCが小さい値に算出され、蓄電池が過放電状態となることを抑制することができる。また、蓄電池への充電が禁止されているため、蓄電池の使い切りを図ることができるとともに、小さい値に算出されたSOCに起因して蓄電池が過充電状態となることが抑制される。これにより、蓄電池の使い切りを図りつつ、蓄電池が過放電状態及び過充電状態となることを抑制することができる。
第6の手段では、蓄電池と、前記蓄電池に流れる電流を検出する電流センサと、前記蓄電池の電圧を検出する電圧センサと、を備えた電源システムに適用され、前記電流センサにより検出された検出電流と前記電圧センサにより検出された検出電圧とに基づいて前記蓄電池の蓄電状態を示すSOCを算出するとともに、前記SOCが所定の通電下限値まで低下した場合に前記蓄電池の通電を停止させる制御装置であって、前記電圧センサに異常が発生している異常状態であることを判定する異常判定部と、前記異常状態と判定された場合に、前記蓄電池の充放電のうち充電を禁止するとともに、前記SOCを、前記蓄電池の放電電流を検出した前記検出電流に前記電流センサの所定の検出誤差を加算したものを積算することによって算出する制御部と、を備える。
蓄電池を備えた電源システムの制御装置では、蓄電池に流れる電流と蓄電池の電圧とに基づいてSOCが算出され、このSOCが通電下限値よりも低下した場合に、蓄電池の通電が停止される。この場合、電流を検出する電流センサと電圧を検出する電圧センサのうち電圧センサに異常が発生している異常状態では、SOCが電流のみに基づいて算出されるため、その算出誤差が大きくなる。SOCの算出誤差が大きくなることを加味すると、電流センサ及び電圧センサのいずれもが正常である正常状態に比べて放電状態におけるSOCを小さい値に算出する必要がある。
その点、上記構成では、異常状態と判定された場合に、蓄電池への充電を禁止するとともに、蓄電池の放電電流を検出した検出電流に電流センサの所定の検出誤差を加算したものを積算することによってSOCを算出するようにした。蓄電池への充電を禁止することで、蓄電池の実SOCの増加が生じ無くなり、蓄電池の放電状態における放電電流を検出した検出電流に検出誤差が加算されることで、放電電流が大きくなる側に検出誤差が加算される。そして、放電電流が大きくなる側に検出誤差が加算されたものを積算することによってSOCを算出することで、SOCが小さい値に算出され、蓄電池が過放電状態となることを抑制することができる。また、蓄電池への充電が禁止されているため、蓄電池の使い切りを図ることができるとともに、小さい値に算出されたSOCに起因して蓄電池が過充電状態となることが抑制される。これにより、蓄電池の使い切りを図りつつ、蓄電池が過放電状態及び過充電状態となることを抑制することができる。
第7の手段では、前記制御部は、前記異常状態と判定された場合に、前記SOCが所定の閾値よりも大きいことを条件に前記蓄電池の充電を禁止する。
SOCの算出誤差が大きくなることを加味して放電状態におけるSOCが小さい値に算出される場合、そのSOCよりも大きい側に比較的大きな算出誤差が生じる。この場合、SOCが閾値よりも小さければ、蓄電池が充電されたとしても、この比較的大きな算出誤差に起因して蓄電池が過充電状態となる可能性は低い。一方、SOCが閾値よりも大きいと、蓄電池が充電されることに起因して蓄電池が過充電状態となるおそれがある。その点、上記構成では、SOCが閾値よりも大きいことを条件に蓄電池の充電を禁止するようにした。そのため、小さい値に算出されたSOCに起因して蓄電池が過放電状態となることを抑制しつつ、このSOCよりも大きい側に生じる算出誤差に起因して蓄電池が過充電状態となることを抑制することができる。そして、SOCが閾値よりも小さい場合には、蓄電池の充電を許可することで、蓄電池が過放電状態及び過充電状態となることを抑制しつつ、SOCが通電下限値まで低下するまでの期間を延長することができる。
電源システムの概略図。 第1実施形態における制御処理の処理手順を示すフローチャート。 第1実施形態における報知基準値及び通電下限値の設定態様を示す図。 バッテリの放電中におけるSOCの推移を示すタイムチャート。 バッテリの放電中における検出電圧の推移を示すタイムチャート。 第2実施形態における制御処理の処理手順を示すフローチャート。 第2実施形態における報知基準値及び通電下限値の設定態様を示す図。 第3実施形態における制御処理の処理手順を示すフローチャート。 バッテリの放電中におけるSOCの推移を示すタイムチャート。
(第1実施形態)
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、走行動力源としてモータ13を有する電気自動車に適用されるものとしており、先ずは図1により電気自動車の電源システム100の概要を説明する。
図1において、車両は、バッテリ11と、バッテリ11の直流電力を交流電力に変換するインバータ12と、インバータ12から出力される交流電力により駆動される走行駆動源としてのモータ13とを備えている。車両の走行時には、運転者によるアクセル操作に応じて、バッテリ11からインバータ12を介してモータ13に電力が供給され、その電力供給に伴うモータ13の力行駆動により車両に走行動力が付与される。モータ13は、力行機能に加えて発電機能を有する回転電機(モータジェネレータ)であり、例えば車両の減速時には、回生発電により生じる発電電力がインバータ12を介してバッテリ11に供給される。この場合、モータ13は、発電機として機能し、その発電電力によりバッテリ11が充電される。なお、本実施形態において、バッテリ11は「蓄電池」に相当する。
バッテリ11は、充放電可能な蓄電池であり、複数の電池セルが直列接続された組電池である。バッテリ11は、例えばリチウムイオン蓄電池である。バッテリ11の電力は、モータ13以外に高電圧補機14にも供給される。高電圧補機14は、例えば車室内の空調を行う空調装置の電動コンプレッサであり、バッテリ11からの供給電力により駆動される。バッテリ11には、バッテリ温度を検出する温度センサ15が設けられている。
バッテリ11には、電力変換器としてのDCDCコンバータ16を介して低電圧補機18が接続されている。低電圧補機18は、例えば電動パワステやバッテリファン等であり、DCDCコンバータ16を介して供給されるバッテリ11からの電力により駆動可能である。DCDCコンバータ16は、バッテリ11の高電圧を、低電圧補機18の電圧レベルまで降圧して、低電圧補機18に対して電力を供給する。
バッテリ11と、インバータ12、高電圧補機14及びDCDCコンバータ16との間には、リレースイッチ(システムメインリレースイッチ)17が設けられており、リレースイッチ17により、通電及び通電停止が切り替え可能に構成されている。
また、本電源システム100は、CPUや各種メモリを有するマイクロコンピュータを主体とするECU20を備えている。ECU20には、上述した温度センサ15以外に、バッテリ11の各電池セルのセル電圧を検出する複数の電圧センサ21、バッテリ11の各電池セルに共通に流れる入出力電流を検出する電流センサ22、運転者のアクセル操作量ACを検出するアクセルセンサ23、及び車速MVを検出する車速センサ24等が接続されている。電流センサ22は、入出力電流に設定された複数の電流検出範囲毎にそれぞれ1つずつ設けられている。
また、ECU20には、電源スイッチ25と、報知部26とが接続されており、これらを制御する。電源スイッチ25は車両の起動スイッチであり、ECU20は、この電源スイッチ25の開閉状態を監視する。報知部26は、視覚または聴覚的にドライバに報知する装置であり、例えば車室内に設置されたランプやスピーカである。
ECU20は、電圧センサ21により検出された各セル電圧の合計値、つまりバッテリ11の端子間電圧である検出電圧VE、電流センサ22により検出された入出力電流である検出電流IE及び温度センサ15により検出されたバッテリ温度である検出温度TEに基づいて、バッテリ11の充放電を制御する。この場合、ECU20は、バッテリ11の充放電中に、検出電圧VEと検出電流IEとを組み合わせて用いてバッテリ11の蓄電状態を示すSOC(State Of Charge)を算出し、算出されたSOCによりバッテリ11の充放電を制御する。なお、本実施形態において、ECU20は「制御装置」に相当する。
具体的には、ECU20は、バッテリ11が通電状態(充電状態又は放電状態)である場合には、検出電流IEの時間積分値である電流積算値を用いてSOCを算出する。そのため、このSOCには、電流センサ22における検出電流IEの検出誤差GIの積算に応じた積算誤差であるΔSOCが含まれている。ECU20にはこの検出誤差GIが記憶されており、ECU20は、SOCを算出する際に、誤差上限値(SOC+ΔSOC)及び誤差下限値(SOC-ΔSOC)を算出する。また、ECU20は、検出電流IEが略ゼロとなる場合、検出電圧VEを用いてSOCを算出する。バッテリ11が通電状態でない場合には、検出電圧VEはバッテリ11の開路電圧OCVとみなすことができる。そのため、この開路電圧OCVを用いてSOC及びΔSOCがリセットされる。
ECU20は、算出されたSOCが通電上限値SUL又は通電下限値SDLに到達していない場合には、このSOCに基づいてバッテリ11の最大電力Woutを設定してバッテリ11の充放電を行う。これにより、バッテリ11の電力超過によりバッテリ11が過放電状態又は過充電状態となりバッテリ11が劣化する、との事象を抑制できる。一方、例えば放電中にSOCが通電下限値SDLまで低下した場には、バッテリ11の通電が停止される。バッテリ11の放電中にバッテリ11が唐突に通電停止となることを抑制するために、通電下限値SDLよりも大きな報知基準値SHが設定されており、SOCがこの報知基準値SHまで低下した場合に、所定の報知処理が実施される。
ところで、電流センサ22と電圧センサ21との一方に断線等の異常が発生した異常状態では、異常が発生していないセンサを用いて検出された検出電圧VE又は検出電流IEを用いてSOCが算出されるため、積算誤差等のSOCの算出誤差が大きくなる。SOCの算出誤差が大きくなることを加味すると、電流センサ22及び電圧センサ21のいずれもが正常である正常状態に比べて通電下限値SDLが大きい値に設定される必要がある。しかし、異常状態における通電下限値SDLが正常状態における報知基準値SHよりも大きい値に設定されると、電流センサ22及び電圧センサ21の一方に異常が発生した際のSOCによっては、報知処理が行われることなく唐突にバッテリ11が通電停止となる。
本実施形態では、異常状態であることを判定し、異常状態と判定された場合に、通電下限値SDLを、正常状態での報知基準値SHよりも小さい値に設定する制御処理を実施するようにした。この制御処理により、報知処理が行われることなくバッテリ11が通電停止となることを抑制することができる。
図2は、バッテリ11の充放電を制御する制御処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、電源スイッチ25が閉状態とされている場合に、ECU20により所定周期で繰り返し実施される。
制御処理を開始すると、まずステップS10において、電圧センサ21に異常が発生しているか否かを判定する。ステップS10で否定判定すると、ステップS12において、電流センサ22に異常が発生しているか否かを判定する。電流センサ22及び電圧センサ21のいずれもが正常である正常状態であると判定された場合、ステップS12で否定判定する。この場合、ステップS14において、検出電圧VEと検出電流IEとを用いてSOCを算出する。続くステップS16において、通電下限値SDLを、第1基準値SA及び第2基準値SBよりも小さい値である第3基準値SC(図3参照)に設定し、ステップS40に進む。
一方、電流センサ22及び電圧センサ21のいずれか一方に異常が発生している異常状態と判定された場合、ステップS10又はステップS12で肯定判定する。ステップS12で肯定判定すると、ステップS20において、正常と判定された電圧センサ21の検出電圧VEに基づいてSOCを算出する。具体的には、検出電圧VE自体をSOCの相関値として用い、この検出電圧VEによりバッテリ11の充放電を制御する。
続くステップS24において、バッテリ11の充放電のうち充電を禁止する。続くステップS26において、通電下限値SDLを第1基準値SAよりも小さい値である第2基準値SB(図3参照)に設定し、ステップS40に進む。
同様に、ステップS10で肯定判定すると、ステップS30において、正常と判定された電流センサ22の検出電流IEと、電流センサ22における検出電流IEの検出誤差GIとに基づいてSOCを算出する。具体的には、検出電流IEに検出誤差GIを加算したものを積算することによってSOCを算出し、このSOCによりバッテリ11の充放電を制御する。
続くステップS34において、バッテリ11の充放電のうち充電を禁止する。続くステップS36において、通電下限値SDLを第2基準値SBに設定し、ステップS40に進む。なお、本実施形態において、ステップS10,S12の処理が「異常判定部」に相当し、ステップS20,S26,S30,S36の処理が「制御部」に相当する。
図3に、本実施形態における報知基準値SH及び通電下限値SDLの設定態様を示す。ECU20には、報知基準値SH及び通電下限値SDLを設定するための第1~第3基準値SA~SCが予め定められており、これらの基準値SA~SCを用いて報知基準値SH及び通電下限値SDLを設定する。第1~第3基準値SA~SCは、この順に小さくなるように設定されている。また、第1~第3基準値SA~SCは、第1基準値SAと第2基準値SBとの差と、第2基準値SBと第3基準値SCとの差が、ともに所定距離の走行が可能な所定値SKよりも大きいΔSHとなるように設定されている。
本実施形態では、報知基準値SHとして、第1報知基準値SH1と、第1報知基準値SH1よりも小さい値に設定された第2報知基準値SH2とが設けられている。ECU20は、SOCが第1報知基準値SH1まで低下した場合に、報知部26を構成するエンプティランプを点灯させるとともに、第1音量の報知音をスピーカから出力させる第1報知処理を実施する。また、ECU20は、SOCが第1報知基準値SH1よりも小さい第2報知基準値SH2まで低下した場合に、報知部26を構成するセグメントランプを点灯させるとともに、第1音量よりも大きい第2音量の報知音をスピーカから出力させる第2報知処理を実施する。
図3に示すように、正常状態及び異常状態において、第1報知基準値SH1は第1基準値SAに設定されており、第2報知基準値SH2は第2基準値SBに設定されている。本実施形態では、第1基準値SAと第2基準値SBとの差がΔSHであるため、第1報知基準値SH1は、第2報知基準値SH2よりも所定値SK以上大きい値に設定されている。
そして、図3に示すように、正常状態において、通電下限値SDLが第3基準値SCに設定され、異常状態において、通電下限値SDLが第2基準値SBに設定される。そのため、本実施形態では、異常状態と判定された場合、通電下限値SDLは正常状態での通電下限値SDL(第3基準値SC)よりも大きい値であり、且つ正常状態での第1報知基準値SH1(第1基準値SA)よりも小さい値に設定される。また、本実施形態では、異常状態と判定された場合における通電下限値SDLと第2報知基準値SH2との差が、正常状態での通電下限値SDLと第1報知基準値SH1との差に等しくなるように設定される。なお、本実施形態では、異常状態における通電下限値SDLが第2報知基準値SH2と同一の値に設定されるため、第2報知処理が実施されない。
続くステップS40では、ステップS14,S20,S30で算出したSOCが第1報知基準値SH1よりも小さいか否かを判定する。算出したSOCが第1報知基準値SH1よりも大きい場合、ステップS40で否定判定する。この場合、制御処理を終了する。
ステップS40で肯定判定すると、ステップS42において、算出したSOCが第2報知基準値SH2よりも小さいか否かを判定する。算出したSOCが第1報知基準値SH1よりも小さく、且つ第2報知基準値SH2よりも大きい場合、ステップS42で否定判定する。この場合、ステップS44において、第1報知処理を実施し、制御処理を終了する。
ステップS42で肯定判定すると、ステップS46において、算出したSOCがステップS16,S26,S36で設定した通電下限値SDLよりも小さいか否かを判定する。算出したSOCが第2報知基準値SH2よりも小さく、且つ通電下限値SDLよりも大きい場合、ステップS46で否定判定する。この場合、ステップS48において、第2報知処理を実施し、制御処理を終了する。
一方、算出したSOCが通電下限値SDLよりも小さい場合、ステップS46で肯定判定する。この場合、ステップS50において、バッテリ11が過放電状態となることを抑制するためにバッテリ11の通電を停止し、制御処理を終了する。
続いて、図4,5に、制御処理の一例を示す。図4は、バッテリ11の放電中に電圧センサ21に異常が発生した場合におけるSOCの推移を示す。図4において、(A)は、電源スイッチ25の開閉状態の推移を示し、(B)は、SOCの推移を示し、(C)は、バッテリ11の充電禁止フラグFBの推移を示す。ここで充電禁止フラグFBは、制御処理のステップS24,S34においてバッテリ11の充電が禁止されたか否かを示すフラグであり、バッテリ11の充電が禁止されるとオンになり、バッテリ11の充電が禁止されていないとオフになる。
また、図4において、(D)は、第1報知処理及び第2報知処理を含む報知処理の実施の推移を示し、(E)は、通電許可フラグFPの推移を示す。(D)では、報知処理が実施されているとオンになり、報知処理が実施されていないとオフになる。また、通電許可フラグFPは、制御処理のステップS50においてバッテリ11の通電が停止されたか否かを示すフラグであり、バッテリ11の通電が停止されるとオンになり、バッテリ11の通電が停止されていないとオフになる。
図4に示すように、時刻t1に電源スイッチ25が閉状態に切り替えられると、通電許可フラグFPがオンとなり、バッテリ11の通電が許可される。これにより、バッテリ11からの電力供給によりモータ13が駆動し、車両の走行が開始される。この時刻t1に、開路電圧OCVに基づいてSOCが算出され、ΔSOCはゼロにリセットされる。
車両の走行が開始されると、バッテリ11からモータ13への電力供給により、SOCが減少する。バッテリ11の放電中において、SOCは入出力電流の時間積分値に基づいて算出される。入出力電流の時間積分値を算出する際に、入出力電流を検出する電流センサ22の検出誤差GIが積算されるため、この検出誤差GIの積算によりΔSOCが生じる。
本実施形態では、ΔSOCは、時刻t1からの経過時間YPとともに増加するように算出される。その後の時刻t2に車両の走行が一時的に停止されると、車両が走行停止中となる時刻t2から時刻t3までのリセット期間YRにおいて、開路電圧OCVとみなすことができる検出電圧VEによりSOC及びΔSOCがリセットされる。このように、電流センサ22及び電圧センサ21のいずれもが正常である正常状態では、検出電流IEと検出電圧VEとに基づいてSOCが精度良く算出される。
時刻t2から時刻t3までのリセット期間YRでは、ΔSOCが所定の基準誤差にリセットされる。ΔSOCのリセットに伴って、経過時間YPがゼロにリセットされる。そして、時刻t3に車両の走行を再開すると、経過時間YPの計時が再開される。
その後、時刻t4に電圧センサ21に異常が発生すると、図4(B)に示すように、通電下限値SDL(破線)が第3基準値SCから第2基準値SBに切り替えられる。これにより、電圧センサ21の異常によりΔSOCがリセットされずに増加を続けた場合でも、バッテリ11が過放電状態となる前にバッテリ11の通電を停止することができる。
また、この時刻t4に、充電禁止フラグFBがオフからオンに切り替えられ、バッテリ11の充電が禁止される。そして、SOCの算出方法が、検出電流IEと検出電圧VEとを用いた方法から、検出電流IEと検出誤差GIとを用いた方法に切り替えられる。この方法では、検出電流IEに検出誤差GIを加算したものが積算される。時刻t4にバッテリ11の充電が禁止されるため、SOCの算出に用いる検出電流IEは放電電流であり、この放電電流に検出誤差GIが加算されることで、SOCの減少量が大きくなる。そのため、図4(B)に示すように、検出電流IEと検出誤差GIとを用いて算出されたSOC(実線)は、検出電流IEのみを用いて算出されたSOC(一点鎖線)に比べて小さい値となる。
電圧センサ21に異常が発生すると、SOCによりバッテリ11の放電が制御される。具体的には、時刻t5にSOCが第1報知基準値SH1まで低下すると、第1報知処理が実施される。その後、時刻t7にSOCが通電下限値SDLまで低下すると、通電許可フラグFPがオフとなり、バッテリ11の通電が停止され、これにより電源スイッチ25が開状態に切り替えられる。本実施形態では、異常状態における通電下限値SDLが第1報知基準値SH1よりも小さい値に設定されているため、バッテリ11が通電停止となる前に必ず報知処理が行われる。そのため、報知処理が行われることなく唐突にバッテリ11が通電停止となることが抑制される。
図5は、バッテリ11の放電中に電流センサ22に異常が発生した場合における検出電圧VEの推移を示す。図5において、(A)は、電源スイッチ25の開閉状態の推移を示し、(B)は、検出電圧VEの推移を示し、(C)は、バッテリ11の充電禁止フラグFBの推移を示し、(D)は、報知処理の実施の推移を示し、(E)は、通電許可フラグFPの推移を示す。
図5における時刻t1から時刻t4までの処理は、図4における時刻t1から時刻t4までの処理と同一であるため、重複した説明を省略する。なお、時刻t2から時刻t3までのリセット期間YRにおいて、検出電圧VEは開路電圧OCVとみなすことができるため、閉路電圧CCVである他の期間の検出電圧VEに比べて上昇している。
その後、時刻t4に電流センサ22に異常が発生すると、検出電圧VEによりバッテリ11の放電が制御される。具体的には、図5(B)に示すように、通電下限値SDLに相当する通電下限電圧VDL(破線)が、第3基準値SCに相当する第3基準電圧VCから第2基準値SBに相当する第2基準電圧VBに切り替えられる。これにより、電流センサ22の異常により検出電流IEを積算してSOCを算出することができない場合でも、バッテリ11が過放電状態となる前にバッテリ11の通電を停止することができる。
なお、検出電圧VEによりバッテリ11の放電が制御される場合には、電圧センサ21の誤差を加味することができない。そのため、図5(B)に示すように、検出電圧VE(実線)は、図4(B)において算出されたSOCに相当する仮想電圧(一点鎖線)に比べて大きい値となる。
そのため、検出電圧VEは、仮想電圧が第1報知基準値SH1に相当する第1基準電圧VAまで低下する時刻t5よりも後の時刻t6に、第1基準電圧VAまで低下する。また、検出電圧VEは、仮想電圧が第2基準電圧VBまで低下する時刻t7よりも後の時刻t8に第2基準電圧VBまで低下する。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
・本実施形態では、電流センサ22及び電圧センサ21のいずれか一方に異常が発生している異常状態であることを判定し、異常状態と判定された場合に、通電下限値SDLを第1報知基準値SH1よりも小さい値に設定するようにした。そのため、異常が発生した際のSOCが、第1報知基準値SH1よりも大きい場合には、バッテリ11の放電によりその後第1報知処理が行われる。また、異常が発生した際のSOCが、第1報知基準値SH1よりも小さい場合には、この異常が発生した際に第1報知処理が行われる。いずれの場合にもバッテリ11が通電停止となる前に第1報知処理が行われるため、第1報知処理が行われることなくバッテリ11が通電停止となることを抑制することができる。
・異常状態と判定された場合における通電下限値SDLが第1報知基準値SH1よりも小さい値に設定されていても、その差が小さいと、第1報知処理直後にバッテリ11が通電停止となる。その点、本実施形態では、報知基準値SHとして、第1報知基準値SH1とともに、第1報知基準値SH1よりも小さい値に設定された第2報知基準値SH2を設けるようにした。そして、異常状態と判定された場合における通電下限値SDLを、この第2報知基準値SH2以下の値に設定するようにした。正常状態において第1報知処理が行われていない場合には、SOCは第1報知基準値SH1よりも大きい値となる。この場合に、電流センサ22及び電圧センサ21の一方に異常が発生し、異常状態と判定された場合における通電下限値SDLが設定されたとしても、この設定された通電下限値SDLと異常が発生した際のSOCとの間には、第1報知基準値SH1と第2報知基準値SH2との間の差ΔSH以上の差が生じている。そのため、第1報知処理直後にバッテリ11が通電停止となることを抑制することができる。
・正常状態では、SOCが第2報知基準値SH2よりも低下した場合でもバッテリ11の使用を確保するために、正常状態での通電下限値SDLと第2報知基準値SH2との間には、差ΔSHが設けられている。本実施形態では、異常状態と判定された場合における通電下限値SDLと第1報知基準値SH1との差が、正常状態での通電下限値SDLと第2報知基準値SH2との差に等しくなるように、異常状態と判定された場合における通電下限値SDLが設定されている。この場合、正常状態において報知処理が行われていない状態で電流センサ22及び電圧センサ21の一方に異常が発生した場合、バッテリ11の放電により報知処理を経てバッテリ11が通電停止となるまでに、バッテリ11の使用を確保することができ、唐突にバッテリ11が通電停止となることを抑制することができる。
・電流センサ22及び電圧センサ21のうち電圧センサ21に異常が発生している場合、SOCが検出電流IEのみに基づいて算出されるため、ΔSOCが大きくなる。ΔSOCが大きくなることを加味すると、正常状態に比べて通電下限値SDLを大きい値に設定する必要があるとともに、放電状態におけるSOCを小さい値に算出する必要がある。その点、本実施形態では、異常状態と判定された場合に、バッテリ11への充電を禁止するとともに、バッテリ11の放電電流を検出した検出電流IEに電流センサ22の検出誤差GIを加算したものを積算することによってSOCを算出するようにした。
バッテリ11への充電を禁止することで、バッテリ11の実SOCの増加が生じなくなり、バッテリ11の放電状態における放電電流を検出した検出電流IEに検出誤差GIが加算されることで、放電電流が大きくなる側に検出誤差GIが加算される。そして、放電電流が大きくなる側に検出誤差GIが加算されたものを積算することによってSOCを算出することで、SOCが小さい値に算出され、バッテリ11が過放電状態となることを抑制することができる。また、バッテリ11への充電が禁止されているため、バッテリ11の使い切りを図ることができるとともに、小さい値に算出されたSOCに起因してバッテリ11が過充電状態となることが抑制される。これにより、バッテリ11の使い切りを図りつつ、バッテリ11が過放電状態及び過充電状態となることを抑制することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図6,7を参照しつつ説明する。本実施形態では、制御処理において、電流センサ22に異常が発生していると判定された場合と、電圧センサ21に異常が発生していると判定された場合とにおいて、通電下限値SDLが設定される値が異なる点で第1実施形態と異なる。
図6に、本実施形態の制御処理のフローチャートを示す。なお、図6において、先の図2に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の制御処理では、電流センサ22に異常が発生していると判定し、ステップS12で肯定判定すると、ステップS20,S24後のステップS26において、通電下限値SDLを第2基準値SBに設定する。一方、電圧センサ21に異常が発生していると判定し、ステップS10で肯定判定すると、ステップS30,S34後のステップS52において、通電下限値SDLを第2基準値SBよりも小さい値であり、第3基準値SCよりも大きい値である第4基準値SD(図7参照)に設定する。
図7に、本実施形態における報知基準値SH及び通電下限値SDLの設定態様を示す。なお、図7において、先の図3に示した様態と同一の様態については、説明を省略する。
ECU20には、報知基準値SH及び通電下限値SDLを設定するための第1~第4基準値SA~SDが予め定められており、これらの基準値SA~SDを用いて報知基準値SH及び通電下限値SDLを設定する。第1~第4基準値SA~SDは、第1基準値SA,第2基準値SB,第4基準値SD,第3基準値SCの順に小さくなるように設定されている。
図7に示すように、電流センサ22に異常が発生していると判定された場合において、通電下限値SDLが第2基準値SBに設定され、電圧センサ21に異常が発生していると判定された場合において、通電下限値SDLが第4基準値SDに設定される。そのため、本実施形態では、電流センサ22に異常が発生していると判定された場合における通電下限値SDLが、電圧センサ21に異常が発生していると判定された場合における通電下限値SDLに比べて大きい値に設定される。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
・本実施形態のように、バッテリ11が複数の電池セルを有する組電池である場合、複数の電池セルに対応させて複数の電圧センサ21が設けられる。この場合、1つの電圧センサ21に異常が発生しても、他の電圧センサ21を用いて各電池セルのセル電圧を推定可能であるため、SOCの算出誤差に与える影響は小さい。一方、電流センサ22は複数の電池セルに共通に流れる電流を検出するものであり、各電流検出範囲にそれぞれ1つずつしか設けられない。そのため、ある電流検出範囲の電流センサ22に異常が発生した場合には、電流検出範囲の異なる他の電流センサ22を用いて検出電流IEを検出できないことが考えられる。また、仮に他の電流センサ22を用いて検出電流IEを検出できたとしても、電流検出範囲の違いにより電流センサ22の検出誤差GIが大きくなることが考えられる。いずれの場合でも、SOCの算出誤差に与える影響は大きい。
本実施形態では、異常状態と判定された場合のうち、電流センサ22に異常が発生していると判定された場合における通電下限値SDLを、電圧センサ21に異常が発生していると判定された場合における通電下限値SDLに比べて大きい値に設定するようにした。これにより、SOCの算出誤差に与える影響を考慮して、異常状態と判定された場合における通電下限値SDLを設定することができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図8,9を参照しつつ説明する。本実施形態では、制御処理において、電流センサ22及び電圧センサ21のいずれか一方に異常が発生している異常状態と判定された場合に、バッテリ11の充電を禁止するか否かを判定する点で第1実施形態と異なる。
図8に、本実施形態の制御処理のフローチャートを示す。なお、図8において、先の図2に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の制御処理では、電流センサ22に異常が発生していると判定し、ステップS12で肯定判定すると、ステップS20で検出電圧VEに基づいてSOCを算出する。続くステップS22において、ステップS20で算出されたSOCが所定の閾値Sthよりも大きいか否かを判定する。ここで閾値Sthは、バッテリ11が過充電状態となることを抑制するための閾値であり、第1~第3基準値SA~SCよりも大きな値に設定されている。
算出されたSOCが閾値Sthよりも大きい場合、ステップS22で肯定判定する。この場合、ステップS24に進み、バッテリ11の充電を禁止する。一方、算出されたSOCが閾値Sthよりも小さい場合、ステップS22で肯定判定する。この場合、バッテリ11の充電を禁止することなく、ステップS26に進む。
また、電圧センサ21に異常が発生していると判定し、ステップS10で肯定判定すると、ステップS30で検出電流IE及び検出誤差GIに基づいてSOCを算出する。続くステップS32において、ステップS30で算出されたSOCが所定の閾値Sthよりも大きいか否かを判定する。
算出されたSOCが閾値Sthよりも大きい場合、ステップS32で肯定判定する。この場合、ステップS34に進み、バッテリ11の充電を禁止する。一方、算出されたSOCが閾値Sthよりも小さい場合、ステップS32で肯定判定する。この場合、バッテリ11の充電を禁止することなく、ステップS36に進む。つまり、本実施形態では、異常状態と判定された場合に、算出されたSOCが閾値Sthよりも大きいことを条件にバッテリ11の充電を禁止する。
続いて、図7に、本実施形態の制御処理の一例を示す。図7は、バッテリ11の放電中に電圧センサ21に異常が発生した場合におけるSOCの推移を示す。なお、図7における(A)~(E)は、図4における(A)~(E)と同一である。また、図7における時刻t1から時刻t4までの処理は、図4における時刻t1から時刻t4までの処理と同一である。そのため、重複した説明を省略する。
時刻t4に電圧センサ21に異常が発生すると、図7(B)に示すように、通電下限値SDLが第3基準値SCから第2基準値SBに切り替えられる。また、時刻t4におけるSOCが閾値Sthよりも大きいため、充電禁止フラグFBがオフからオンに切り替えられ、バッテリ11の充電が禁止される。
その後、バッテリ11の放電によりSOCが閾値Sthまで低下すると、充電禁止フラグFBがオフからオンに切り替えられ、バッテリ11の充電が許可される。そのため、時刻t11から時刻t13までのモータ13の力行駆動時には、SOCが減少し、時刻t13から時刻t15までの車両の減速時には、モータ13の回生発電時には、SOCが増加する。電圧センサ21に異常が発生した後において、バッテリ11の充電によりSOCが増加するため、異常発生後にSOCが通電下限値SDLまで低下するまでの期間を延長することができる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
電流センサ22及び電圧センサ21のいずれか一方に異常が発生している場合、SOCの算出誤差が大きくなることを加味して放電状態におけるSOCが小さい値に算出される。この場合、SOCと誤差上限値(SOC+ΔSOC)との間には比較的大きな差分ΔSUが生じる。SOCが閾値Sthよりも小さければ、それに対応して誤差上限値(SOC+ΔSOC)も小さくなるため、バッテリ11が充電されたとしても、この差分ΔSUに起因してバッテリ11が過充電状態となる可能性は低い。一方、SOCが閾値Sthよりも大きいと、それに対応して誤差上限値(SOC+ΔSOC)も大きくなるため、バッテリ11が充電されることに起因してバッテリ11が過充電状態となるおそれがある。
本実施形態では、SOCが閾値Sthよりも大きいことを条件にバッテリ11の充電を禁止するようにした。そのため、小さい値に算出されたSOCに起因してバッテリ11が過放電状態となることを抑制しつつ、比較的大きな差分ΔSUに起因してバッテリ11が過充電状態となることを抑制することができる。そして、SOCが閾値Sthよりも小さい場合には、バッテリ11の充電を許可することで、バッテリ11が過放電状態及び過充電状態となることを抑制しつつ、SOCが通電下限値SDLまで低下するまでの期間を延長することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・「蓄電池」は、リチウムイオン蓄電池リチウムに限られず、充放電可能な他の二次電池であってもよい。
・「蓄電池の蓄電状態を示すSOC」として、SOCに代えて、またはSOCとともに検出電圧VEなどのSOCに相関するSOC相関値が用いられてもよい。
・上記実施形態では、正常状態及び異常状態において、報知基準値SHが等しい値に設定される例を示したが、これに限られない。例えば、異常状態と判定された場合における報知基準値SHを、正常状態での報知基準値SHよりも大きな値に設定してもよい。
・上記実施形態では、報知基準値SHとして、第1報知基準値SH1と第2報知基準値SH2とが設定されている例を示したが、これに限られない。設定される報知基準値SHは、1つでもよければ、3つ以上であってもよい。
・上記実施形態では、SOCが報知基準値SHまで低下した場合に、報知処理を実施する例を示したが、報知処理に加えてバッテリ11の出力制限を実施してもよい。例えば出力制限は、バッテリ11のバッテリ11の最大電力Woutに所定の上限値を設定することにより実施される。
・上記実施形態では、正常状態において、SOCが検出電流IEと検出電圧VEとを用いて算出される例を示したが、さらに検出温度TEによりSOCの補正が実施されてもよい。異常状態についても同様である。
・上記実施形態では、バッテリ11の放電中に検出電流IEの時間積分値に基づいてSOCを算出する例を示したが、これに限られない。例えば、1つの直流抵抗とRC等価回路とで構成された電池モデルに基づいてSOCを算出してもよい。
・上記実施形態では、SOCを算出する際に、誤差上限値(SOC+ΔSOC)及び誤差下限値(SOC-ΔSOC)が算出される例を示したが、誤差上限値(SOC+ΔSOC)及び誤差下限値(SOC-ΔSOC)は必ずしも算出されなくてもよい。
・上記実施形態では、制御処理に通電下限値SDLを設定する設定処理(ステップS16,S26,S36)が含まれる例を示したが、この設定処理が含まれなくてもよい。
例えば、蓄電池の放電によりSOCが通電下限値まで低下した場合、蓄電池が過放電状態となることを抑制するために蓄電池の通電が停止される。この場合、電流を検出する電流センサと電圧を検出する電圧センサとの一方に異常が発生すると、異常が発生していないセンサを用いて検出された電流又は電流を用いてSOCが算出されるため、SOCの算出誤差が大きくなる。そのため、蓄電池の通電停止が適正なタイミングで実施できないおそれがあり、これに起因して蓄電池が過放電状態及び過放電状態となるといった不具合が懸念される。そのため、蓄電池が過放電状態及び過放電状態となることを抑制できる制御装置を提供する。
本実施形態では、異常状態と判定された場合に、バッテリ11への充電を禁止するとともに、バッテリ11の放電電流を検出した検出電流IEに電流センサ22の所定の検出誤差GIを加算したものを積算することによってSOCを算出するようにした。バッテリ11への充電を禁止することで、バッテリ11を放電状態とすることができ、この放電状態における放電電流を検出した検出電流IEに検出誤差GIが加算されることで、放電電流が大きくなる側に検出誤差GIが加算される。そして、放電電流が大きくなる側に検出誤差GIが加算されたものを積算することによってSOCを算出することで、SOCを小さい値に算出することができ、バッテリ11が過放電状態となることを抑制することができる。また、バッテリ11への充電が禁止されているため、バッテリ11の使い切りを図ることができるとともに、小さい値に算出されたSOCに起因してバッテリ11が過充電状態となることが抑制される。これにより、バッテリ11の使い切りを図りつつ、バッテリ11が過放電状態及び過充電状態となることを抑制することができる。なお、本実施形態では、図4と比較して、通電下限値SDLが切り替えられない点のみが異なるため、図示を省略する。
・上記実施形態では、電流センサ22の検出誤差GIを用いてSOCを小さい値に算出する例を示したが、これに限られない。例えば、検出電流IEに「1」よりも大きい係数を掛けたものを積算することによってSOCを小さい値に算出してもよい。また、SOCから所定のオフセット量を減算することによってSOCを小さい値に算出してもよい。
・本開示に記載の制御装置及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御装置及びその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御装置及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
11…バッテリ、20…ECU、21…電圧センサ、22…電流センサ、100…電源システム。

Claims (6)

  1. 蓄電池(11)と、前記蓄電池に流れる電流を検出する電流センサ(22)と、前記蓄電池の電圧を検出する電圧センサ(21)と、を備えた電源システム(100)に適用され、前記電流センサにより検出された検出電流と前記電圧センサにより検出された検出電圧とに基づいて前記蓄電池の蓄電状態を示すSOCを算出するとともに、前記SOCが所定の報知基準値まで低下した場合に所定の報知処理を実施し、前記SOCが前記報知基準値よりも小さい値に設定された通電下限値まで低下した場合に、前記蓄電池の通電を停止させる制御装置(20)であって、
    前記電流センサ及び前記電圧センサのいずれか一方に異常が発生している異常状態であることを判定する異常判定部と、
    前記異常状態と判定された場合に、前記電流センサ及び前記電圧センサのうち正常と判定されたセンサの検出値に基づいて前記SOCを算出するとともに、前記通電下限値を、前記電流センサ及び前記電圧センサのいずれもが正常である正常状態での前記通電下限値よりも大きい値であり、且つ前記正常状態での前記報知基準値よりも小さい値に設定する制御部と、を備える制御装置。
  2. 前記正常状態における前記報知基準値は、第1報知基準値と、前記第1報知基準値よりも小さい値に設定された第2報知基準値とを含み、
    前記制御部は、前記異常状態と判定された場合における前記通電下限値を、前記第2報知基準値以下の値に設定する請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記異常状態と判定された場合における前記通電下限値と前記第1報知基準値との差が、前記正常状態での前記通電下限値と前記第2報知基準値との差に等しくなるように、前記異常状態と判定された場合における前記通電下限値を設定する請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記蓄電池は、複数の電池セルを有する組電池であり、
    前記電源システムは、各前記電池セルの電圧を検出する複数の前記電圧センサを備えており、
    前記電流センサは、複数の前記電池セルに共通に流れる電流を検出するものであり、
    前記制御部は、前記電流センサに異常が発生していると判定された場合における前記通電下限値を、前記電圧センサに異常が発生していると判定された場合における前記通電下限値に比べて大きい値に設定する請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記電圧センサに異常が発生していると判定された場合に、前記蓄電池の充放電のうち充電を禁止するとともに、前記SOCを、前記蓄電池の放電電流を検出した前記検出電流に前記電流センサの所定の検出誤差を加算したものを積算することによって算出する請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記異常状態と判定された場合に、前記SOCが所定の閾値よりも大きいことを条件に前記蓄電池の充電を禁止する請求項に記載の制御装置。
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