JP2004080909A - 組電池の残容量均等化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各セルに劣化が生じることを防止しつつ、複数のセルが接続されてなる組電池の各セル間の充電ばらつき(残容量のばらつき)を均等化する。
【解決手段】バッテリ制御装置24は、車両の走行時等の作動時に、各セル31のセル電圧Vcの最大値が上限電圧Vhiに到達した際の上限電圧Vhiとセル総電圧から算出したセル平均電圧Vaveとの差と、セル電圧Vcの最小値が下限電圧Vloに到達した際の下限電圧Vloとセル平均電圧Vaveとの差とから、セル電圧ばらつきVdifを算出する。バッテリ制御装置24は、セル電圧ばらつきVdifが所定値を超える場合に、セル電圧Vcの最小値が所定の均等化基準電圧Vlevと同等となるようにバッテリ16の残容量を残容量目標値Starに収束させ、車両の停止状態にて、セル電圧Vcが均等化基準電圧Vlevを超えるセル31に対してバイパス放電を実行する。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばハイブリッド車両等の車両に搭載された組電池の残容量均等化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開2002−101565号公報に開示された組電池の電圧調整装置のように、二次電池からなる複数の単位セルを複数個接続してなる組電池において、各単位セルの端子間電圧が上限電圧を上回ったことを検知する検知手段と、端子間電圧が所定の上限電圧を上回った各単位セルを放電させる放電手段とを備え、検知手段の検知結果と、複数の単位セルからなるセルグループの電圧により算出されるセルグループの平均単位セル電圧とに基づき、セルグループを構成する各単位セルの端子間電圧のばらつきが所定レベル以上になった場合に、セルグループの平均単位セル電圧が上限電圧を所定電圧だけ上回るまで各単位セルを充電し、この充電後に放電手段により放電させることで、端子間電圧のばらつきを調整する電圧調整装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術の一例に係る組電池の電圧調整装置において、各単位セルは、平均単位セル電圧が上限電圧を所定電圧だけ上回るまで充電されるため、適宜の単位セルは、端子間電圧が上限電圧を超える過充電状態まで充電されてしまい、特にリチウムイオン電池等からなる単位セルにおいては、このような過充電が繰り返されることで、容量低下等の劣化が生じる虞がある。
しかも、このような充電が実行された場合であっても、上限電圧を上回る所定電圧が適切に設定されていないと、端子間電圧が上限電圧未満となる単位セルが生じる虞があり、このような単位セルに対しては放電が実行されないことから、均等化の処理を確実に実行することができなくなる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、各セルに劣化が生じることを防止しつつ、複数のセルが接続されてなる組電池の各セル間の充電ばらつき(残容量のばらつき)を均等化することが可能な組電池の残容量均等化装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の組電池の残容量均等化装置は、車両に搭載され、複数のセルが接続されてなる組電池(例えば、実施の形態でのバッテリ16)の各前記セル間の充電ばらつきを均等化する組電池の残容量均等化装置であって、各前記セルの端子間電圧が所定上限値(例えば、実施の形態での上限電圧Vhi)以上であることを検知する上限検知手段(例えば、実施の形態でのステップS23)と、各前記セルの端子間電圧が所定下限値(例えば、実施の形態での下限電圧Vlo)以下であることを検知する下限検知手段(例えば、実施の形態でのステップS25)と、前記複数のセルの平均電圧(例えば、実施の形態でのセル平均電圧Vave)を算出する平均電圧算出手段(例えば、実施の形態でのステップS21)と、車両運転時に、前記上限検出手段により何れかの各前記セルの端子間電圧が所定上限値以上であると検知されたときの前記所定上限値と前記平均電圧算出手段により算出される前記平均電圧との差(例えば、実施の形態での上限側電圧ばらつきVdif1)と、前記下限検出手段により何れかの各前記セルの端子間電圧が所定下限値以下であると検知されたときの前記所定下限値と前記平均電圧との差(例えば、実施の形態での下限側電圧ばらつきVdif2)とに基づき、前記組電池の端子間電圧のばらつき(例えば、実施の形態でのセル電圧ばらつきVdif)を検知する電圧ばらつき検知手段(例えば、実施の形態でのステップS27)と、前記電圧ばらつき検知手段により前記組電池の端子間電圧の所定レベルを超えるばらつきが検知されたときに、前記組電池の残容量を車両停止時の所定目標残容量(例えば、実施の形態での残容量目標値Star)まで調整する調整手段(例えば、実施の形態でのステップS07)と、車両停止時に、各前記セルの端子間電圧が所定の均等化基準電圧(例えば、実施の形態での均等化基準電圧Vlev)を超えている各前記セルを放電させる放電手段(例えば、実施の形態でのステップS09〜ステップS11)とを備えることを特徴としている。
【0005】
上記構成の組電池の残容量均等化装置によれば、車両走行時やアイドル運転時等の車両運転時に、電圧ばらつき検知手段により所定レベルを超えるばらつきが検知されたときに、調整手段は、例えば各セルにおける充電や放電等によって組電池の残容量を車両停止時の所定目標残容量まで調整する。そして、放電手段は、車両停止時に端子間電圧が所定の均等化基準電圧を超えている各セルを放電させ、各セルの端子間電圧が、例えば均等化基準電圧等の目標電圧に等しくなるようにする。ここで、組電池の残容量に対する所定目標残容量を、例えば各セルの端子間電圧が、所定上限値よりも小さく、かつ、所定下限値よりも大きい均等化基準電圧以上となるような残容量に設定することで、各セルが過充電状態まで充電されてしまうことを防止しつつ、放電手段の作動後に各セルの端子間電圧を同等の電圧に揃えることができる。
【0006】
さらに、請求項2に記載の本発明の組電池の残容量均等化装置は、前記放電手段の作動後における各前記セルの端子間電圧に対する目標電圧(例えば、実施の形態では、均等化基準電圧Vlevが兼ねる)と、前記組電池の端子間電圧のばらつきとに応じて、前記所定目標残容量を設定する目標残容量設定手段(例えば、実施の形態でのステップS32)を備えることを特徴としている。
【0007】
上記構成の組電池の残容量均等化装置によれば、目標残容量設定手段は、各セルの端子間電圧に対する目標電圧と、組電池の端子間電圧のばらつきとに応じて所定目標残容量を設定する。すなわち、目標残容量設定手段は、組電池の端子間電圧のばらつきを考慮して、調整手段により各セルの残容量が所定目標残容量と同等になるように充電または放電によって調整されたときに、例えば複数のセルの端子間電圧の最小値が目標電圧以上となるように設定する。これにより、放電手段の作動後に各セルの端子間電圧を目標電圧に揃えることができる。
【0008】
さらに、請求項3に記載の本発明の組電池の残容量均等化装置は、前記組電池の充電電流又は放電電流が所定値(例えば、実施の形態での所定電流値)以下の場合に前記上限値検知手段および前記下限値検知手段の作動を許可し、前記組電池の充電電流又は放電電流が所定値よりも大きい場合に前記上限値検知手段および前記下限値検知手段の作動を規制する検知制御手段(例えば、実施の形態でのステップS22)を備えることを特徴としている。
【0009】
上記構成の組電池の残容量均等化装置によれば、検知制御手段により組電池の充電電流又は放電電流の電流値の大きさに応じて上限値検知手段および下限値検知手段の作動許可および作動規制を制御することによって、各セルの端子間電圧において内部抵抗による電圧上昇分の寄与が増大することで、電圧ばらつき検知手段の検知精度が低下してしまうことを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る組電池の残容量均等化装置ついて添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による組電池の残容量均等化装置10(以下においては、単に、残容量均等化装置10と呼ぶ。)は、例えば電気自動車やハイブリッド車両等の車両に搭載されており、例えば図1に示す車両1のように、駆動源としての内燃機関11およびモータ12を備え、少なくとも内燃機関11またはモータ12の何れか一方の駆動力を自車両の駆動輪に伝達するハイブリッド車両では、車両1の減速時に駆動輪側からモータ12側に駆動力が伝達されると、モータ12は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。さらに、車両1の運転状態に応じて、モータ12は内燃機関11の出力によって発電機として駆動され、発電エネルギーを発生するようになっている。
【0011】
ここで、内燃機関11の運転はエンジン制御装置13により制御され、モータ12の駆動および回生作動はモータ制御装置14から出力される制御指令を受けてパワードライブユニット(PDU)15により行われる。
PDU15は、例えばトランジスタのスイッチング素子から構成されたインバータ等を備え、モータ12と電気エネルギーの授受を行う高圧系のバッテリ16が接続されており、例えばモータ12の駆動時には、モータ制御装置14から出力されるトルク指令に基づき、バッテリ16から供給される直流電力を3相交流電力に変換してモータ12へ供給する。
また、バッテリ16には、スイッチ17を介してDC−DCコンバータ18が接続されており、DC−DCコンバータ18はバッテリ16の蓄電電圧あるいはモータ12を回生作動または昇圧駆動した際のPDU15のインバータの端子間電圧を降圧して補助バッテリ19を充電する。
【0012】
本実施の形態による残容量均等化装置10は、例えば図1および図2に示すように、バッテリ16と、バッテリ16の端子間電圧(セル総電圧)を検出する電圧検出器21と、バッテリ16の充電電流または放電電流を検出する電流検出器22と、セル状態均等化回路部23と、バッテリ制御装置24とを備えて構成されている。
バッテリ16は、例えば図2に示すように、複数のリチウムイオン電池等からなるセル31,…,31が直列に接続されて構成されている。
【0013】
セル状態均等化回路部23は、各セル31の両端子間に互いに並列に接続されたバイパス回路32と、基準電圧生成部33と、電圧比較部34とを備えて構成されている。
バイパス回路32は、例えば、順次、直列に接続された均等化スイッチ35と、バイパススイッチ36と、バイパス抵抗37とを備えて構成され、各スイッチ35,36はスイッチング素子としてのPNPトランジスタとされている。
すなわち、均等化スイッチ35のエミッタは対応するセル31の正極側端子に接続され、均等化スイッチ35のコレクタはバイパススイッチ36のエミッタに接続され、バイパススイッチ36のコレクタはバイパス抵抗37を介して対応するセル31の負極側端子に接続されている。
【0014】
均等化スイッチ35は、バッテリ制御装置24から出力される均等化実施信号に応じてオン/オフ動作が制御されており、均等化処理の実行許可を指示する均等化実施信号はフォトカプラ41を介して均等化スイッチ35のベースに入力されている。例えば、均等化スイッチ35は、車両1の運転時においてはオフ状態とされ、車両1の停止時において均等化実施信号により均等化処理の実行許可が指示された場合にオン状態に設定される。
また、バッテリ制御装置24から出力される均等化実施信号や、例えば基準電圧生成部33および電圧比較部34の起動を指示する制御信号はフォトカプラ42を介して基準電圧生成部33に入力されており、基準電圧生成部33は、バッテリ制御装置24から入力される均等化実施信号や制御信号に応じて、所定の均等化基準電圧Vlevおよび上限電圧Vhiおよび下限電圧Vloを生成し、電圧比較部34へ入力する。
【0015】
電圧比較部34は、例えばコンパレータ等を備えて構成され、入力された均等化基準電圧Vlevと、セル31の端子間電圧(セル電圧)Vcとを比較し、この比較結果に応じた信号をバイパススイッチ36のベースや、フォトカプラ43を介して均等化電圧ORゲート44へ入力する。
例えば、セル電圧Vcが均等化基準電圧Vlevを超えている場合にはバイパススイッチ36をオン状態に設定する論理「ハイ」レベルのオン信号をバイパススイッチ36のベースへ入力し、かつ、論理「ハイ」レベルの均等化電圧信号をフォトカプラ43を介して均等化電圧ORゲート44へ入力する。一方、セル電圧Vcが均等化基準電圧Vlev以下の場合にはバイパススイッチ36をオフ状態に設定する論理「ロー」レベルのオフ信号をバイパススイッチ36のベースへ入力する。
これにより、例えばバッテリ制御装置24から出力される均等化実施信号に応じて均等化スイッチ35がオン状態に設定され、さらに、電圧比較部34から出力される信号に応じてバイパススイッチ36がオン状態に設定されると、対応するセル31はバイパス抵抗37を介して放電(バイパス放電)されるようになっている。
【0016】
また、電圧比較部34は、基準電圧生成部33から入力された上限電圧Vhiおよび下限電圧Vloと、セル電圧Vcとを比較し、例えば、セル電圧Vcが上限電圧Vhi以上となった場合には論理「ハイ」レベルのセル上限電圧信号をフォトカプラ43を介してセル上限電圧ORゲート45へ入力する。一方、セル電圧Vcが下限電圧Vlo以下となった場合には論理「ハイ」レベルのセル下限電圧信号をフォトカプラ43を介してセル下限電圧ORゲート46へ入力する。
各ORゲート44,45,46は、複数のセル31,…,31の少なくとも何れか1つのセル31から論理「ハイ」レベルの各均等化電圧信号,セル上限電圧信号,セル下限電圧信号が入力されると、論理「ハイ」レベルの各均等化電圧検出信号,上限電圧検出信号,下限電圧検出信号をバッテリ制御装置24へ入力するようになっている。
【0017】
バッテリ制御装置24は、例えば車両1の走行時等の運転時において、基準電圧生成部33および電圧比較部34の起動を指示する制御信号を出力すると共に、車両1の停止時において、均等化処理の実行許可を指示する均等化実施信号を出力して、基準電圧生成部33および電圧比較部34を起動させる。
また、バッテリ制御装置24は、例えば車両1の走行時等の作動時において、セル上限電圧ORゲート45から出力される上限電圧検出信号に応じて、モータ12の回生作動等によるバッテリ16の充電を規制すると共に、セル下限電圧ORゲート46から出力される下限電圧検出信号に応じて、モータ12の駆動等によるバッテリ16の放電を規制する制御信号をモータ制御装置14へ入力する。
【0018】
また、バッテリ制御装置24は、例えば車両1の走行時等の運転時において、例えば電流積算法により、バッテリ16の充電電流及び放電電流を所定期間毎に積算して積算充電量及び積算放電量を算出し、これらの積算充電量及び積算放電量を初期状態或いは充放電開始直前の残容量に加算又は減算することでバッテリ16の残容量(SOC:State Of Charge)を算出する。このとき、例えばバッテリ16の温度によって変化する内部抵抗等に対する所定の補正処理や、バッテリ16の端子間電圧(セル総電圧)に応じた所定の補正処理等を行う。
さらに、バッテリ制御装置24は、例えば車両1の走行時等の運転時において、セル上限電圧ORゲート45から出力される上限電圧検出信号およびセル下限電圧ORゲート46から出力される下限電圧検出信号に応じて、例えばバッテリ16のセル総電圧をセル31,…,31の接続数で除算して得たセル平均電圧Vaveと、例えば予め記憶されている上限電圧Vhiおよび下限電圧Vloとに基づき、セル電圧ばらつきVdifを算出する。そして、セル電圧ばらつきVdifが所定値を超える場合には、均等化処理の実行が必要であることを指示する均等化実施フラグのフラグ値に「1」を設定し、後述する残容量調整走行処理にて出力される制御信号等からなる残容量調整走行要求と共に、残容量調整走行処理の実行後における車両1の停止時でのバッテリ16の残容量に対する目標値とされる残容量目標値Starをモータ制御装置14へ入力する。
【0019】
また、バッテリ制御装置24は、車両1の停止時において、均等化処理の実行許可を指示する均等化実施信号をフォトカプラ41を介して均等化スイッチ35のベースに入力し、均等化スイッチ35をオン状態に設定する。
さらに、バッテリ制御装置24は、車両1の停止時における均等化処理の実行以後において、均等化電圧ORゲート44から均等化電圧検出信号の出力が停止された場合には、基準電圧生成部33および電圧比較部34の作動停止を指示する制御信号を出力する。
このため、バッテリ制御装置24には、例えば電圧検出器21から出力されるセル総電圧の電圧値の検出信号と、電流検出器22から出力されるバッテリ16の充電電流または放電電流の電流値の検出信号と、バッテリ16の温度を検出する温度検出器(図示略)から出力される温度の検出信号と、車両1の作動開始を指示するイグニッションスイッチ(図示略)から出力されるイグニッションオンの信号(IG−ON信号)とが入力されている。
【0020】
例えば、図3に示す各セル31,…,31のセル電圧Vcの最大値Vc(max)と、セル平均電圧Vaveと、各セル31,…,31のセル電圧Vcの最小値Vc(min)との時間変化の一例のように、IG−ON信号が入力される時刻t0以降において、後述する通常走行処理が実行され、セル電圧ばらつきVdifが算出される。
ここで、例えばモータ12の昇圧駆動等により、各セル電圧Vc(max),Vave,Vc(min)が増大傾向に変化し、最大値Vc(max)が上限電圧Vhiに到達する時刻t1において、バッテリ制御装置24は、電流検出器22から入力される電流検出値が所定電流値以下である場合に、例えば下記数式(1)に示すように、例えばバッテリ16のセル総電圧をセル31,…,31の接続数で除算して得たセル平均電圧Vaveを上限電圧Vhiから減算して上限側電圧ばらつきVdif1を算出する。
このとき、セル上限電圧ORゲート45から上限電圧検出信号が出力されることで、バッテリ制御装置24は、モータ12によるバッテリ16の充電を規制する。
【0021】
【数1】
Figure 2004080909
【0022】
そして、時刻t1以降において、例えばモータ12の駆動等により、各セル電圧Vc(max),Vave,Vc(min)が減少傾向に変化し、最小値Vc(min)が下限電圧Vloに到達する時刻t2において、バッテリ制御装置24は、電流検出器22から入力される電流検出値が所定電流値以下である場合に、例えば下記数式(2)に示すように、セル平均電圧Vaveから下限電圧Vloから減算して下限側電圧ばらつきVdif2を算出する。
このとき、セル下限電圧ORゲート46から下限電圧検出信号が出力されることで、バッテリ制御装置24は、モータ12によるバッテリ16の放電を規制する。
【0023】
【数2】
Figure 2004080909
【0024】
そして、バッテリ制御装置24は、例えば下記数式(3)に示すように、上限側電圧ばらつきVdif1と下限側電圧ばらつきVdif2とを加算してセル電圧ばらつきVdifを算出する。
【0025】
【数3】
Figure 2004080909
【0026】
そして、時刻t2以降において、バッテリ制御装置24は、算出したセル電圧ばらつきVdifが所定値を超えるか否かを判定する均等化実施判断の処理を実行し、セル電圧ばらつきVdifが所定値を超える場合には、均等化実施フラグのフラグ値に「1」を設定し、後述する残容量調整走行処理を実行する。
なお、この残容量調整走行処理において、バッテリ制御装置24は、例えば下記数式(4)に示すように、所定の均等化基準電圧Vlevに下限側電圧ばらつきVdif2を加算してセル平均電圧目標値Vtarを算出し、例えば図4に示すようなセル開路電圧(つまり、負荷開放状態でのセル31の端子間電圧)と残容量との関係を示す所定のマップ等に基づき、例えば適宜の残容量目標値下限Sloおよび残容量目標値上限Shiにより設定される所定の幅を有するようにして残容量目標値Starを設定する。
そして、バッテリ制御装置24は、後述する残容量調整走行処理により、バッテリ16の残容量が残容量目標値Starに収束するようにして、車両1の作動時に、モータ12によるバッテリ16の充電および放電を制御する。すなわち、バッテリ16の残容量が残容量目標値Starを上回っている場合には、モータ12の回生出力を低減し、駆動出力を増大させる。一方、バッテリ16の残容量が残容量目標値Starを下回っている場合には、モータ12の回生出力を増大させ、駆動出力を減少させる。
なお、下記数式(4)において、下限側電圧ばらつきVdif2が算出されていない場合には、下限側電圧ばらつきVdif2はゼロとされる。
【0027】
【数4】
Figure 2004080909
【0028】
そして、IG−ON信号の入力が停止され(IG−OFF)、車両1が停止状態とされる時刻t3以降において、バッテリ制御装置24は、バッテリ16の残容量を残容量目標値Starに収束させることで、セル平均電圧Vaveをセル平均電圧目標値Vtarと同等となるようにし、セル電圧Vcの最小値Vc(min)が所定の均等化基準電圧Vlevと同等となるように設定される。
この後、バッテリ制御装置24は、セル電圧Vcが均等化基準電圧Vlevを超えるセル31に対してバイパス放電を実行する。
【0029】
本実施の形態による組電池の残容量均等化装置10は上記構成を備えており、次に、この組電池の残容量均等化装置10の動作について添付図面を参照しながら説明する。
【0030】
先ず、図5に示すステップS01においては、車両1の作動開始を指示するイグニッションスイッチがオン状態に設定され、IG−ON信号が出力される。
次に、ステップS02においては、IG−ON信号の入力が停止されるIG−OFF状態であるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS08に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS03に進む。
ステップS03においては、均等化処理の実行が必要であることを指示する均等化実施フラグのフラグ値に「1」が設定されているか否かを判定する。
このステップS03での判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS07に進む。
一方、このステップS03での判定結果が「NO」の場合には、ステップS04に進む。
【0031】
ステップS04においては、後述する通常走行処理を実行する。
そして、ステップS05においては、セル電圧ばらつきVdifが所定値よりも大きいか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS02に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS06に進み、均等化実施フラグのフラグ値に「1」を設定して、上述したステップS02に戻る。
また、ステップS07においては、後述する残容量調整走行処理を実行して、上述したステップS02に戻る。
【0032】
一方、ステップS08においては、均等化処理の実行が必要であることを指示する均等化実施フラグのフラグ値に「1」が設定されているか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS09に進む。
ステップS09においては、均等化処理として、セル電圧Vcが均等化基準電圧Vlevを超えるセル31に対してバイパス放電を実行する。
そして、ステップS10においては、均等化処理の開始から所定時間以上経過したか否かを判定する。
このステップS10での判定結果が「YES」の場合には、過剰に均等化処理が継続されることでバッテリ16のエネルギー損失が増大することを抑制するために、一連の処理を終了する。
一方、このステップS10での判定結果が「NO」の場合には、ステップS11に進む。
【0033】
ステップS11においては、バッテリ16を構成する全てのセル31,…,31の各セル電圧Vcが均等化基準電圧Vlevに到達したか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS09に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、一連の処理を終了する。
【0034】
以下に、上述したステップS04にて実行される通常走行処理について説明する。
先ず、図6に示すステップS21においては、例えばバッテリ16のセル総電圧をセル31,…,31の接続数で除算してセル平均電圧Vaveを算出する。次に、ステップS22においては、電流検出器22から入力される電流検出値が所定電流値以下であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS23に進む。
【0035】
ステップS23においては、セル上限電圧ORゲート45から上限電圧検出信号が出力されることで、複数のセル31,…,31の少なくとも何れか1つのセル31のセル電圧Vcが、上限電圧Vhi以上となったか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS25に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS24に進む。
ステップS24においては、例えば上記数式(1)に示すように、セル平均電圧Vaveを上限電圧Vhiから減算して上限側電圧ばらつきVdif1を算出する。
【0036】
そして、ステップS25においては、セル下限電圧ORゲート46から下限電圧検出信号が出力されることで、複数のセル31,…,31の少なくとも何れか1つのセル31のセル電圧Vcが、下限電圧Vlo以下となったか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS27に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS26に進む。
ステップS26においては、例えば上記数式(2)に示すように、セル平均電圧Vaveから下限電圧Vloから減算して下限側電圧ばらつきVdif2を算出する。
そして、ステップS27においては、例えば上記数式(3)に示すように、上限側電圧ばらつきVdif1と下限側電圧ばらつきVdif2とを加算してセル電圧ばらつきVdifを算出し、一連の処理を終了する。
【0037】
以下に、上述したステップS07にて実行される残容量調整走行処理について説明する。
先ず、図7に示すステップS31においては、例えば上記数式(4)に示すように、所定の均等化基準電圧Vlevに下限側電圧ばらつきVdif2を加算してセル平均電圧目標値Vtarを算出する。
次に、ステップS32においては、セル開路電圧(つまり、負荷開放状態でのセル31の端子間電圧)と残容量との関係を示す所定のマップ等に基づき、例えば適宜の残容量目標値下限Sloおよび残容量目標値上限Shiにより設定される所定の幅を有するようにしてセル平均電圧目標値Vtarに対応する残容量目標値Starを設定する。
【0038】
次に、ステップS33においては、現時点でのバッテリ16の残容量Snを、例えば上述した電流積算法等により算出した残容量から取得する。
次に、ステップS34においては、残容量Snが残容量目標値上限Shiよりも大きいか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS36に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS35に進む。
ステップS35においては、バッテリ16の残容量が減少傾向に変化するようにモータ12によるバッテリ16の充電および放電を制御することで、バッテリ16の残容量が残容量目標値Starに収束するようにする。
【0039】
次に、ステップS36においては、残容量Snが残容量目標値下限Sloよりも小さいか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS37に進む。
ステップS37においては、バッテリ16の残容量が増大傾向に変化するようにモータ12によるバッテリ16の充電および放電を制御することで、バッテリ16の残容量が残容量目標値Starに収束するようにし、一連の処理を終了する。
【0040】
例えば図4に示すように、車両1の運転時において、セル電圧Vcの最小値Vc(min)が所定の均等化基準電圧Vlevよりも低い状態で、残容量調整走行処理が実行される場合には、バッテリ16の残容量が増大傾向に変化するように制御され、残容量目標値Starに収束させられた後に、車両1の停止状態において実行される均等化処理によって、複数のセル31,…,31の各セル電圧Vcが確実に均等化基準電圧Vlevに収束させられる。
また、車両1の運転時において、セル電圧Vcの最小値Vc(min)が所定の均等化基準電圧Vlevよりも大きい状態で、残容量調整走行処理が実行される場合には、この車両1の運転時において、バッテリ16の残容量が減少傾向に変化するように制御され、残容量目標値Starに収束させられた後に、車両1の停止状態において実行される均等化処理によって、各セル31,…,31が放電させられる。これにより、例えばセル電圧Vcの最小値Vc(min)が所定の均等化基準電圧Vlevよりも大きい状態から均等化処理によって放電が実行される場合に比べて、均等化処理において実行される放電に要する時間を短縮することができる。しかも、車両1の運転時における放電は車両1の運転に要するエネルギーとして消費されることから、均等化処理においてバイパス抵抗37で消費される電力量を低減させ、車両1におけるエネルギー効率を向上させることができる。
【0041】
上述したように、本実施の形態による組電池の残容量均等化装置10によれば、例えば各セル31毎に実際のセル電圧Vcを検出する場合に比べて、装置が大型化することを抑制し、装置の構成に要する費用を削減することができることに加えて、バッテリ16を構成する各セル31,…,31が過充電状態まで充電されてしまうことを防止して、各セル31,…,31の容量低下等の劣化が生じることを確実に防ぎつつ、車両1の停止状態における均等化処理によって各セル31,…,31のセル電圧Vcを同等の電圧に確実に揃えることができる。
また、上限側電圧ばらつきVdif1および下限側電圧ばらつきVdif2の算出処理の実行に対して、バッテリ16の充電電流または放電電流の電流値に基づく規制を設けたことで、各セル31,…,31のセル電圧Vcにおいて内部抵抗による電圧上昇分の寄与が増大することで、セル電圧ばらつきVdifの精度が低下してしまうことを防止することができ、均等化処理を適切に実行することができる。
【0042】
なお、上述した本実施の形態においては、組電池の残容量均等化装置10をハイブリッド車両に搭載するとしたが、これに限定されず、その他の車両に搭載してもよい。
また、上述した本実施の形態においては、セル31をリチウムイオン電池としたが、これに限定されず、その他の二次電池であってもよい。
【0043】
なお、上述した本実施の形態においては、均等化処理により全てのセル31,…,31の各セル電圧Vcを均等化基準電圧Vlevに収束させるとしたが、これに限定されず、均等化処理において各セル電圧Vcを収束させる際の目標電圧を、均等化基準電圧Vlevとは異なる値、例えば均等化基準電圧Vlev以下の値等に設定してもよい。
【0044】
なお、上述した本実施の形態においては、ステップS27に示すように、上限側電圧ばらつきVdif1と下限側電圧ばらつきVdif2とに基づきセル電圧ばらつきVdifを算出するとしたが、これに限定されず、例えば複数のセル31,…,31の各セル電圧Vcが上限電圧Vhi以上とならない場合や、各セル電圧Vcが下限電圧Vlo以下とならない場合等のように、上限側電圧ばらつきVdif1または下限側電圧ばらつきVdif2が算出されていない場合には、上限側電圧ばらつきVdif1または下限側電圧ばらつきVdif2の何れか一方に基づきセル電圧ばらつきVdifを算出してもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の組電池の残容量均等化装置によれば、各セルが過充電状態まで充電されてしまうことを防止しつつ、放電手段の作動後に各セルの端子間電圧を同等の電圧に確実に揃えることができる。
さらに、請求項2に記載の本発明の組電池の残容量均等化装置によれば、放電手段の作動後に各セルの端子間電圧を目標電圧に確実に揃えることができる。
さらに、請求項3に記載の本発明の組電池の残容量均等化装置によれば、各セルの端子間電圧において内部抵抗による電圧上昇分の寄与が増大することで、電圧ばらつき検知手段の検知精度が低下してしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る組電池の残容量均等化装置を備えるハイブリッド車両の要部構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る組電池の残容量均等化装置の構成図である。
【図3】各セルのセル電圧Vcの最大値Vc(max)と、セル平均電圧Vaveと、各セルのセル電圧Vcの最小値Vc(min)との時間変化の一例を示すグラフ図である。
【図4】セル開路電圧と残容量との関係の一例を示すグラフ図である。
【図5】図2に示す組電池の残容量均等化装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】図5に示す通常走行処理を示すフローチャートである。
【図7】図5に示す残容量調整走行処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 組電池の残容量均等化装置
11 内燃機関
12 モータ
16 バッテリ(組電池)
ステップS07         調整手段
ステップS09〜ステップS11 放電手段
ステップS21         平均電圧算出手段
ステップS22         検知制御手段
ステップS23         上限検知手段
ステップS25         下限検知手段
ステップS27         電圧ばらつき検知手段
ステップS32         目標残容量設定手段

Claims (3)

  1. 車両に搭載され、複数のセルが接続されてなる組電池の各前記セル間の充電ばらつきを均等化する組電池の残容量均等化装置であって、
    各前記セルの端子間電圧が所定上限値以上であることを検知する上限検知手段と、
    各前記セルの端子間電圧が所定下限値以下であることを検知する下限検知手段と、
    前記複数のセルの平均電圧を算出する平均電圧算出手段と、
    車両運転時に、
    前記上限検出手段により何れかの各前記セルの端子間電圧が所定上限値以上であると検知されたときの前記所定上限値と前記平均電圧算出手段により算出される前記平均電圧との差と、前記下限検出手段により何れかの各前記セルの端子間電圧が所定下限値以下であると検知されたときの前記所定下限値と前記平均電圧との差とに基づき、前記組電池の端子間電圧のばらつきを検知する電圧ばらつき検知手段と、
    前記電圧ばらつき検知手段により前記組電池の端子間電圧の所定レベルを超えるばらつきが検知されたときに、前記組電池の残容量を車両停止時の所定目標残容量まで調整する調整手段と、
    車両停止時に、各前記セルの端子間電圧が所定の均等化基準電圧を超えている各前記セルを放電させる放電手段と
    を備えることを特徴とする組電池の残容量均等化装置。
  2. 前記放電手段の作動後における各前記セルの端子間電圧に対する目標電圧と、前記組電池の端子間電圧のばらつきとに応じて、前記所定目標残容量を設定する目標残容量設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の組電池の残容量均等化装置。
  3. 前記組電池の充電電流又は放電電流が所定値以下の場合に前記上限値検知手段および前記下限値検知手段の作動を許可し、前記組電池の充電電流又は放電電流が所定値よりも大きい場合に前記上限値検知手段および前記下限値検知手段の作動を規制する検知制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の組電池の残容量均等化装置。
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