JP2021110160A - レール基礎を兼ねた排水溝およびコンクリートブロック - Google Patents

レール基礎を兼ねた排水溝およびコンクリートブロック Download PDF

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Abstract

【課題】門型クレーンのレール基礎の施工に用いられるコンクリートブロックを提供する。【解決手段】走行レール設置用の溝と、排水用の溝とを兼ねた、断面が略U字型の溝33が形成されたコンクリートブロック10を提供する。溝の底面34に、走行レールの押さえ金具を固定するための複数の埋設金具50が埋設されていてもよい。溝33の両側の側壁24の、外側の面の下方で外側に張り出した部分を含む基礎部25を有してもよい。【選択図】図2

Description

この発明は、港湾、造船あるいは重機メーカーなどに用いられる大型の門型移動クレーンやガントリークレーンなどの荷役設備用の軌条や、あるいは貨物引込線などに用いられるレール基礎を兼ねた排水溝に関するものである。
特許文献1には、工事が簡単で省力化が図れるとともに工期が短縮でき、なおかつ、正確にレールを敷設できるクレーンレールの締結装置および敷設工法が記載されている。この敷設工法では、ボルトと雌ねじ部材とからなる高さ調整金具と、軌間方向の位置調整手段としてアンカーへの取付孔を長孔としたタイプレートと、レールをタイプレートに締結する締結金具とを備えることにより解決することが記載されている。
特開平9−278354号公報
ガントリークレーンなどのレールは、打設した基礎コンクリートに埋め込まれたアンカーボルト・ナットを用いて施工される。この場合、クレーンレールは地表に露出し、クレーンレールをトラックなどで横切ろうとすると衝撃を抑制するために速度を落としたり、左右の車輪を順番に通過させたりなど、作業効率に影響を与える操作が必要になる。
本発明においては、走行レール設置用の溝と排水用の溝とを兼ねた、断面が略U字型の溝が形成されたコンクリートブロックを提供する。排水用を兼ねた溝に走行レールを設置することにより、地表から走行レールが露出することを防止でき、レールがトラックなどの走行の障害となることを抑制できる。
さらに、走行レールは、溝の内部に、その長手方向に延びた状態で設置され、走行レールはトラックのタイヤを支持する強度を十分に備えている。このため、走行レールがタイヤを支持でき、トラックなどのタイヤが溝に落ちることを抑制できる。したがって、コンテナヤードや倉庫などのクレーンが設置される領域に、高価で、外れやすいグレーチング蓋などを設置しなくても安全に走行できる排水用の溝を設けることが可能となる。
さらに、工場においてプレハブ(プレキャスト)されたコンクリートブロックにより走行レール用の基礎を施工できる。このため、製造誤差が少なく、平坦で歪みなども小さく、精度の高い面を備えたレール基礎を短期間、低コストで施工できる。
溝の底面に、走行レールの押さえ金具を固定するためのインサートやボルトなどの埋設金具が複数、所定の位置に予め埋設されていてもよい。現場における作業を軽減できるとともに、走行レールの設置精度を向上できる。コンクリートブロックのそれぞれの全長は、複数のコンクリートブロックを並べて、レール基礎を兼ねた排水溝を施工することを考慮すると、300mm以上であってもよく、500mm以上であってもよく、600mm以上であってもよい。コンクリートブロックが長くなると重量が増え運搬や現地における施工に制限が発生する可能性がある。このため、コンクリートブロックの全長は2000mm以下であってもよく、1000m以下であってもよい。
コンクリートブロックは、溝の両側の側壁の外側の面の少なくとも一方の面の下方で、外側に張り出した部分を含む基礎部を含んでもよい。基礎部は、溝の両側の側壁の外側の面の下方で、外側に張り出した部分を含んでもよい。外側に張り出した部分はほぼ水平な上面を含んでもよい。張り出した部分によりタイヤの加重を分散させたり、タイヤの加重によりコンクリートブロックが転倒したり、不等沈下したりすることを抑制できる。
前記溝の両側の側壁の内側の角が外側の角に対し大きく面取りされていてもよい。内側の角は、車両がレールを乗り越える際に干渉するので、大きく面取りすることにより角欠けを防止できる。一方、側壁の外側の角は、面取りが大きいと、周囲の面との間に凹みが形成されやすく、水が溜まったり、土が溜まったりする。溝の両側の側壁の上面の底面からの高さh2と、底面に設置される走行レールの高さh1とは以下の条件(1)を満たしてもよい。
0<h2−h1<10mm・・・(1)
本発明の他の態様の1つは、レール基礎を兼ねた排水溝である。この排水溝は、上述したコンクリートブロックを複数有し、複数のコンクリートブロックが溝が延びた方向に少なくとも一列に、溝の両端が合致するように埋設されていてもよい。一列に接続された複数のコンクリートブロックの末端に集水桝が接続されていてもよい。集水桝は、さらに大きな排水溝に接続するためのバッファとして機能してもよく、地下浸透用の桝であってもよい。排水溝を構成するコンクリートブロックに予め埋設された複数の埋設金具に押さえ金具を装着し、押さえ金具により排水溝の底面に走行レールを取り付けてもよい。
本発明の他の態様の1つは、レール基礎を兼ねた排水溝の施工方法である。上記に記載のコンクリートブロックを複数、長手方向に少なくとも一列に、溝の両端の開口が合致するように埋設することを有してもよい。一列に接続された複数のコンクリートブロックの末端に接続するように集水桝を埋設することをさらに有してもよい。複数のコンクリートブロックの底面に設けられた複数の埋設金具に押さえ金具を装着し、押さえ金具により、走行レールを取り付けることをさらに有してもよい。
ガントリークレーンの一例を示す図。 コンクリートブロックを用いて施工されたクレーンレール用の基礎を兼ねた排水溝の平面図。 図2に示す排水溝の幅方向の断面図。 図2に示す排水溝の長手方向の断面図。 コンクリートブロックの概略構造を示す斜視図。 コンクリートブロックの異なる例を示す斜視図。
図1に、本発明に係るレール基礎を使用した門型クレーン(ガントリークレーン)の一例を示している。ガントリークレーン2は、門型の構造体3と、門型の構造体3のガーダー(横行梁)4に搭載されたホイスト(トロリ)5とを含み、運搬車6あるいは運搬船から荷物(コンテナ)7を吊り下げて搬入搬出する搬送装置(システム)を構成する。門型の構造体3は、車輪8を介して地上9に設置された2列の走行レールシステム(軌条)1に沿って縦方向(ガーダー4と直交する方向)に移動し、荷物7を搬送する。本発明においては、車両6の横断が可能な門型クレーン2のレール基礎を兼ねた排水溝(排水溝を兼ねたレール基礎)10の施工方法およびコンクリートブロック20を提供する。すなわち、本発明の走行レールシステム1においては、レール基礎を兼ねた排水溝10に、走行レール15が設置されており、走行レール15の上を門型クレーン2が走行する。この発明は、港湾、造船あるいは重機メーカーなどに用いられる大型の門型移動クレーンやガントリークレーンなどの荷役設備用の軌条(走行レールシステム)1に限定されず、貨物引込線などに好適なレール基礎に関するものである。
図2に、コンクリートブロックを用いて施工されたレール基礎を兼ねた排水溝10およびレール走行システム(軌条)1の概要を平面図により示している。図3に、レール走行システム1およびレール基礎を兼ねた排水溝10の構造を横方向の断面により示している。図4に、レール基礎を兼ねた排水溝10の構造を長手方向の断面により示している。
本例のレール走行システム1は、ガントリークレーンなどが走行するための設備であり、レール(走行レール)15が延びた方向(長手方向)Xに延びた排水溝(レール基礎)10と、排水溝10に設置されたレール15とを含む。本例の排水溝10は、長手方向Xに一列に埋設された複数のコンクリートブロック20を有する。ガントリークレーン基礎としては、レール基礎を兼ねた排水溝10を、複数列、典型的には2列に埋設して2列のレールを備えた走行レールシステム1を提供できる。本例の走行レールシステム1は、レール基礎を兼ねた排水溝10を構成するコンクリートブロック20に予め埋設された埋設金物、例えば、インサート50に、押さえ金具(固定用プレート、レールクリップ)17およびボルト18を介して固定された走行レール15を含む。レール基礎ブロックおよび排水溝用ブロックとしての機能を兼ねたコンクリートブロック20は、工場においてプレキャストされたコンクリート製のブロックであって、プレキャストする単位は長さ(溝に沿った方向の長さ)が300mmから2000mmの範囲であってもよく、本例では800mmに設定されている。
図4に、レール基礎と排水溝とを兼ねたコンクリートブロック20を示している。コンクリートブロック20は、適当な長さ、本例では800mmの単位長さで、プレキャストされたコンクリートブロックであって、その上側21にX方向に延びた溝33を有する。この溝33は、走行レール15を設置するための溝であるとともに、排水用の溝として機能する。溝33は、ブロック20の両端22に達し、達した部分は開口32となっている。溝33の周面30、すなわち、側面および底面は、断面が略U字型になっており、深さに対して上面21に開いた開口の幅が広い形状となっている。したがって、コンクリートブロック20は、溝33と、その両側に設けられた側壁24とを含む。
コンクリートブロック20は、U字型の溝33の底面34の幅方向の中央に、長手方向Xに延びた走行レール15を設置するための設置面40と、設置面40の両側に一定の間隔で埋設された複数のインサート50とを有する。複数のインサート50は、走行レール15の耐荷重などの条件を満足するように、溝33の底面34の長手方向(溝が延びた方向)Xに所定の間隔を空けて埋設されている。インサート50は埋設金具の一例であり、内部に雌ねじが形成されており、ボルト18によりプレートなどの金具を固定することができる。さらに、両側の側壁24の外側の面24bの下方で、外側に張り出した部分を含む基礎部25を有する。基礎部25は、側壁24の外側の面24bの下方で、外側に張り出した部分28を含み、外側に張り出した部分28はほぼ水平な上面28aを含む。
コンクリートブロック20は、工場において鉄あるいはその他の金属を用いた高精度な型枠を用いて、品質管理された状態で製造される。したがって、所定の面について、その面の歪みや撓みなどが小さく、直線性に優れた面を備えたコンクリート製品を低コストで量産できる。本例においては、走行用レール15が設置される面(設置面、基準面)40の精度を確保できるように、工場プレハブする際の型枠を設計し、コンクリートの注入位置などを決めることにより、例えば、800mmに限らず、2mの単位であっても、直に走行用レール15を設置できる高精度な基盤あるいは基礎梁となるコンクリート製のブロック20を低コストで提供できる。このため、このコンクリートブロック20は排水溝としての機能も備えているが、レール基礎ブロックとしても高い精度を備えている。したがって、コンクリートブロック20の溝内に、再度、高さ調整用のモルタルを敷設して、鉄板などによる基礎構造を現場で構築しなくても、レール15を設置できるレール基礎を兼ねた排水溝10を施工できる。
さらに、プレキャスト用(プレハブ用)の型枠の所定の位置にインサート50などのレールを固定するための埋設金物を配置でき、設置面40の両側の所定の位置に、所定の間隔で高い精度でインサート50が埋め込まれたコンクリートブロック20を製造できる。したがって、コンクリートブロック20を用いることにより、現場でアンカーを施工する手間と時間とを省くことができ、レール基礎を兼ねた排水溝10の施工に要する費用および時間を軽減できる。
図3および図4に排水溝を兼ねた走行レールシステム1の施工例を示している。レール基礎を兼ねた排水溝10は、まず、地表あるいは路面9から、施工後にコンクリートブロック20の側壁24の上面24aが路面9とほぼ同じレベルになるように掘削する。その後、基礎コンクリート(基礎材)75を施工し、その上に、くさびや高さ調整用のプレートなどで、複数のブロック20を、U字型の溝33の両端の開口32同士が合致し、レール基礎および排水溝10として誤差範囲となるように高さを調整して長手方向Xに並べる。さらに、高さ調整用の調整モルタルまたは調整コンクリート70を注入して長手方向Xに並べられた複数のブロック20の相互の位置高さを固定する。これにより、レール基礎を兼ねた排水溝10が施工される。排水溝10の天場24aは、路面9とほぼ同じレベルとなり、車両6が、レール基礎を兼ねた排水溝10をどこでも、容易に横断することができる。また、レール基礎である排水溝10に近づけて車両6を停止することも可能となる。
複数のコンクリートブロック20が長手方向Xに一列に配置された排水溝10の末端に集水桝60を施工してもよい。集水桝60の一例は、コンクリート製の桝であり、底61に透水性の基礎69が施工される。排水溝10から接続口65を介して集水桝60に回収された排水68は、透水性の基礎69を介して地中に浸透される。集水桝60は、地下または地表に設けられた集水システムに接続され、集水システムを介して排水溝10から回収された排水が処理されるものであってもよい。
次に、レール基礎を兼ねた排水溝10のU字型の溝33の底面34に走行レール15を取り付ける。底面34の中心の設置面40に走行レール15を搭載し、設置面40の両側に所定のピッチで予め埋設されているインサート50を利用して、押さえ金具17およびボルト18により走行レール15を、レール基礎を兼ねた排水溝10に固定する。
一例として示すレール基礎を兼ねたブロック20は、長方形で板状の基礎部25と、基礎部25から内部にU字型の溝33が形成するように上方21に立ち上がった一対の側壁24とを含む。基礎部25は、側壁24の外側の面24bの下方で、外側の面24bから外側にはみ出した部分(張り出した部分)28を含む。したがって、このブロック20は、断面が逆Π字型で左右対称のコンクリート製ブロックである。張り出した部分28の上面28aは、ほぼ水平な面となっており、側壁24の両側の地表9を形成する土砂またはアスファルトなどの部材を基礎部25の張り出した部分28により支持しやすい構造となっている。
特に、本例のブロック20においては、基礎部25が両側壁24の外面24bから外側に張り出した(突き出た)部分28を有する。したがって、上側21の幅に対して底面25aの幅を大きくしやすく、走行用レール15により加わる荷重を分散しやすい。また、基礎部25の外側に張り出した部分28が地中に存在することにより、車両6の荷重がブロック20の一方に掛かっても、基礎部25の反対側に張り出した部分28が抵抗となり、レール基礎を兼ねた排水溝10が回転したり、歪んだりすることを防止できる。特に、張り出した部分28の上面28aは水平な面となっており、土圧等を受けてブロック20が回転したり歪んだりすることを抑制しやすい。
両側壁24は断面がほぼ台形の対称形で、側壁24の幅が150mm程度、溝33の底面34からの高さh2が111mm程度である。両側壁24の間にU字型の溝33が形成され、その底面34の幅は250mm程度である。また、設置対象の30kg対応の走行レール15の高さh1は約108mmである。したがって、上述した条件(1)の値は以下の通りであり、本例のブロック20は、この条件を満たす。
条件(1)(h2−h1):3mm
条件(1)は、ブロック20の内部に設置されるレール15より両側壁24の上面24aの方が若干高いことを示す。車両6が走行レールシステム(軌条)1を通過する際に衝撃が少なく、また、レール15に対する車両6の影響も抑制できる。したがって、走行レールシステム1のどこでも、車両通行用の補助材料を追設したりすることなく、車両6が容易に横断できるレール基礎を兼ねた排水溝10を、ブロック20を用いて容易に施工できる。
さらに、排水溝10の溝33の中央に側壁24とほぼ同じ高さに走行レール15が配置されることにより車両6の車輪が排水溝10に嵌まり込むことを抑制できる。したがって、排水溝10をグレーチングやその他の蓋で覆わなくても車両6の通行に障害とならない。排水溝10を蓋で覆わないことにより、排水溝10の雨水などの回収効率を高く設定でき、クレーンが設置されるヤードの排水溝10として効率的に排水を回収できる排水溝10を提供できる。
また、本例のレール基礎と排水溝とを兼ねたブロック20においては、溝33を形成する両側の側壁24の内側の角(コーナ)26は、側壁24の外側の角(コーナ)27に対し大きく面取りされた構造としている。本例のブロック20は、工場プレハブする際の型枠により内側の角26を30R(曲率半径30mm)で成型し、外側の角27を5C(頂点から5mm後退した位置に45度の面を形成)で成型している。内側の角26は、車両6が軌条1を乗り越える際に干渉する可能性がある。このため、内側の角26を大きく、10Rまたは10C以上に、好ましくは20Rまたは20C以上に面取りすることにより角欠けを防止できる。また、施工後の軌条1の補修工事を減らしコスト削減できる。また、角欠けした材料がレール15に落ちたりしてクレーンの走行に障害になる可能性を低減できる。一方、側壁の外側の角27は、面取りが大きいと、周囲の面との間に凹みが形成されやすく、水が溜まったり、土が溜まったりするために、施工後にレール基礎ブロックが脆弱になりやすい。したがって、面取りを施さないか、または、面取りが10Rまたは10C以下になるようにブロック20を成型している。
図6に、レール基礎を兼ねた排水溝を施工するコンクリートブロックの異なる例を示している。このブロック20は、工場で型枠(精密型枠)によりプレハブされたプレキャストコンクリートブロックであり、単体の長さが2000mm(2m)のブロックである。コンクリートブロック20の単体の長さは2m以上であってもよいが、重量がさらに増加するので運搬および現地におけるハンドリングが難しくなり、施工のために大型のクレーンが必要となる。
また、上記では、断面の形状が左右対称なブロックにより本発明を説明しているが、レール基礎を兼ねた排水溝を施工するブロックの断面形状は左右非対称であってもよい。このように、プレキャストされたコンクリートブロックを用いて、走行用レール用の基礎を兼ねた排水溝を短期間に低コストで施工できる。本発明のブロックを用いて施工できる軌条は、ガントリークレーンまたは門型クレーン用の軌条に限定されず、他の重量物や装置などを、操作のため、あるいはメンテナンスのためなどに常設される軌条であってもよい。また、走行レールシステムは2列のレールが敷設されたシステムに限らず、2列のレールのいずれか一方の一列のレールがレール基礎ブロックを用いて施工されたものであってもよく、3列以上のレールが敷設されたシステムであってもよい。
1 走行レールシステム(軌条)、 10 レール基礎を兼ねた排水溝
20 コンクリートブロック

Claims (13)

  1. 走行レール設置用の溝と排水用の溝とを兼ねた、断面が略U字型の溝が形成されたコンクリートブロック。
  2. 請求項1において、
    前記溝の底面に、走行レールの押さえ金具を固定するための複数の埋設金具が埋設されている、コンクリートブロック。
  3. 請求項1または2において、
    前記溝の両側の側壁の外側の面の少なくとも一方の面の下方で、外側に張り出した部分を含む基礎部を有する、コンクリートブロック。
  4. 請求項3において、
    前記基礎部は、前記溝の両側の側壁の外側の面の下方で、外側に張り出した部分を含む、コンクリートブロック。
  5. 請求項3または4において、
    前記外側に張り出した部分はほぼ水平な上面を含む、コンクリートブロック。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記溝の両側の側壁の内側の角が外側の角に対し大きく面取りされている、コンクリートブロック。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記溝の両側の側壁の上面の前記底面からの高さh2と、前記底面に設置される走行レールの高さh1とは以下の条件を満たす、コンクリートブロック。
    0<h2−h1<10mm
  8. レール基礎を兼ねた排水溝であって、
    請求項1ないし7のいずれかに記載のコンクリートブロックを複数有し、
    前記複数のコンクリートブロックが溝が延びた方向に少なくとも一列に、前記溝の両端が合致するように埋設されている、排水溝。
  9. 請求項8において、
    一列に接続された前記複数のコンクリートブロックの末端に接続された集水桝をさらに有する、排水溝。
  10. 請求項8または9に記載の排水溝と、
    前記排水溝に設けられた複数の前記埋設金具に押さえ金具を装着し、前記押さえ金具により前記底面に取り付けられた走行レールとを有する、排水溝。
  11. レール基礎を兼ねた排水溝の施工方法であって、
    請求項1ないし7のいずれかに記載のコンクリートブロックを複数、前記長手方向に少なくとも一列に、前記溝の両端の前記開口が合致するように埋設することを有する施工方法。
  12. 請求項11において、
    一列に接続された前記複数のコンクリートブロックの末端に接続するように集水桝を埋設することをさらに有する、施工方法。
  13. 請求項11または12において、
    前記複数のコンクリートブロックの前記底面に設けられた複数の前記埋設金具に押さえ金具を装着し、前記押さえ金具により、走行レールを取り付けることをさらに有する、施工方法。
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