JP2021106334A - 高周波回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】雑音指数の劣化が抑制された増幅器、分配器、およびバイパス経路とを備えた高周波回路を提供する。【解決手段】高周波回路1は、増幅器10と、増幅器10の出力経路上に配置された電力分配器20と、増幅器10を迂回するバイパス経路80Lと、電力分配器20を迂回するバイパス経路90Lと、バイパス経路80L上に直列配置されたスイッチ61sおよび81sと、バイパス経路90L上に直列配置されたスイッチ91sと、を備え、バイパス経路80Lは、信号入力端子100と増幅器10とを結ぶ経路上のノードn1、および、増幅器10と電力分配器20とを結ぶ経路上のノードn2に接続され、バイパス経路90Lは、スイッチ61sとスイッチ81sとの間のノードn3、および、電力分配器20の出力経路上のノードn4に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、高周波回路に関する。
特許文献1には、増幅器と、増幅器の出力側に接続された電力分配器と、増幅器を迂回して電力分配器に高周波信号を出力するバイパス回路と、を備える高周波回路が開示されている。バイパス回路は、高周波信号を伝送する場合に導通状態となるスイッチと、バイパス回路と電力分配器との間のインピーダンス整合回路として機能する減衰器と、を有している。
国際公開第2019/172283号
特許文献1に開示された高周波回路において、増幅器を迂回するバイパス経路(増幅器バイパス経路と記す)に加えて、さらに、増幅器および電力分配器を迂回するバイパス経路(分配器バイパス経路と記す)を付加する場合、分配器バイパス経路上にスイッチを設ける構成が想定される。これによれば、(1)増幅器を用いて高周波信号を増幅する状態、(2)増幅器を迂回した信号を電力分配器に出力する状態、および(3)増幅器および電力分配器を迂回した信号を出力する状態、を切り替えることが可能となる。
しかしながら、分配器バイパス経路を、増幅器の入力側ノードと電力分配器の出力側ノードとを結ぶように接続すると、増幅器バイパス経路のスイッチと分配器バイパス経路のスイッチとが、増幅器の入力側のノードに並列に接続されることとなる。この場合、増幅器の入力側のノードに接続されるスイッチの個数が増えるため、高周波信号の伝送特性において、スイッチのオフ容量の影響を大きく受けることとなる。例えば、増幅器バイパス経路のスイッチと分配器バイパス経路のスイッチとを非導通状態にして、高周波信号を、増幅器を経由して伝送する場合、当該高周波信号が増幅器バイパス経路および分配器バイパス経路に漏洩する信号量が増加する。これにより、増幅器の雑音指数が劣化してしまうという問題が発生する。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、雑音指数の劣化が抑制された増幅器、分配器、およびバイパス経路を備えた高周波回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る高周波回路は、信号入力端子と、前記信号入力端子から入力された高周波信号を増幅する増幅器と、前記増幅器の出力経路上に配置され、高周波信号を電力分配する電力分配器と、前記増幅器を迂回して高周波信号を伝送する第1バイパス経路と、前記電力分配器を迂回して高周波信号を伝送する第2バイパス経路と、前記第1バイパス経路上に直列配置され、前記第1バイパス経路の高周波信号の伝送および非伝送を切り替える第1スイッチおよび第2スイッチと、前記第2バイパス経路上に直列配置され、前記第2バイパス経路の高周波信号の伝送および非伝送を切り替える第3スイッチと、を備え、前記第1バイパス経路は、前記信号入力端子と前記増幅器の入力端子とを結ぶ経路上の第1ノード、および、前記増幅器の出力端子と前記電力分配器の入力端子とを結ぶ経路上の第2ノード、に接続され、前記第2バイパス経路は、前記第1バイパス経路上であって前記第1スイッチと前記第2スイッチとの間の第3ノード、および、前記電力分配器の出力経路上の第4ノード、に接続されている。
本発明によれば、雑音指数の劣化が抑制された増幅器、分配器、およびバイパス経路を備えた高周波回路を提供することが可能となる。
実施の形態に係る高周波回路の回路構成図である。 実施の形態に係る電力分配器の回路構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る増幅器およびその周辺回路の回路構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る高周波回路において高周波信号が信号増幅経路を伝送する場合の回路状態図である。 実施の形態に係る高周波回路において増幅器バイパス経路を伝送する場合の回路状態図である。 実施の形態に係る高周波回路において電力分配器バイパス経路を伝送する場合の回路状態図である。 比較例に係る高周波回路の回路構成図である。 比較例に係るインピーダンス変換回路の回路構成の一例を示す図である。 実施例に係る高周波回路の回路構成図である。 変形例1に係るインピーダンス変換回路の回路構成図である。 変形例2に係るインピーダンス変換回路の回路構成図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、包括的又は具体的な例を示すものである。また、以下の実施の形態、実施例および変形例で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施例および変形例における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、図面に示される構成要素の大きさ、または、大きさの比は、必ずしも厳密ではない。各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する場合がある。
また、以下において、平行及び垂直等の要素間の関係性を示す用語、及び、矩形状等の要素の形状を示す用語、並びに、数値範囲は、厳格な意味のみを表すのではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する。
また、以下において、「経路」とは、高周波信号が伝送する配線、当該配線に直接接続された電極、および当該配線または当該電極に直接接続された端子等で構成された伝送線路であることを意味する。
また、以下において、「AとBとが接続されている」とは、AとBとが物理的に接続されている場合に適用されるだけでなく、AとBとが電気的に接続されている場合にも適用される。
(実施の形態)
[1.高周波回路1の回路構成]
図1は、実施の形態に係る高周波回路1の回路構成図である。高周波回路1は、増幅器10と、電力分配器20と、信号増幅経路70Lと、バイパス経路80Lおよび90Lと、スイッチ51s、61s、61p、71s、71p、72s、72p、81s、および91sと、インピーダンス変換回路30と、信号入力端子100と、信号出力端子110および120と、を備える。高周波回路1は、例えば、携帯電話などの移動体通信機器に内蔵されたフロントエンド回路である。この場合、移動体通信機器に配置されたアンテナで受信した受信信号が、信号入力端子100を介して高周波回路1に入力される。
増幅器10は、信号入力端子100から入力された高周波信号を増幅する。増幅器10は、例えば、信号入力端子100から入力された受信信号を増幅する低雑音増幅器である。なお、増幅器10は電力増幅器であってもよい。増幅器10は、例えば、Si系のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)またはGaAsを材料とした、電界効果型トランジスタ(FET)またはヘテロバイポーラトランジスタ(HBT)などで構成されている。さらに、増幅器10は、例えば、SiGeを材料としたバイポーラトランジスタで構成されていてもよい。
本実施の形態では、増幅器10の入力端子101は、スイッチ71sを介して信号入力端子100に接続されている。また、増幅器10の出力端子102は、スイッチ72sを介して電力分配器20の入力端子201に接続されている。つまり、増幅器10と電力分配器20とは、信号入力端子100と信号出力端子110および120とを結ぶ信号増幅経路70L上に配置されている。
電力分配器20は、増幅器10の出力経路上に配置され、高周波信号を電力分配する。具体的には、電力分配器20は、入力端子201から入力された高周波信号を電力分配し、当該電力分配された高周波信号を出力端子202および203から出力する。
図2Aは、実施の形態に係る電力分配器20の回路構成の一例を示す図である。同図に示すように、電力分配器20は、例えば、差動型インダクタ21と、抵抗素子22とを有している。
差動型インダクタ21は、入力端子201に接続されたノードn21、ならびに、ノードn21にそれぞれ接続されるコイル状の第1線路211および第2線路212を有している。第1線路211および第2線路212は、例えば、コイルの巻方向が逆で、かつ、互いに同じコイル軸を有している。
第1線路211の一方端は、ノードn21に接続され、他方端は第1線路211の出力側のノードn22に接続されている。ノードn22は、第1線路211の出力端と出力端子202との間に位置するノードである。第2線路212の一方端は、ノードn21に接続され、他方端は第2線路212の出力側のノードn23に接続されている。ノードn23は、第2線路212の出力端と出力端子203との間に位置するノードである。
抵抗素子22は、ノードn22とノードn23とを接続する素子である。抵抗素子22は、出力端子202から出力される信号と、出力端子203から出力される信号とのアイソレーションを確保するために設けられている。抵抗素子22の抵抗値は、例えば、ノードn22およびノードn23におけるインピーダンスを、それぞれ50Ωとする場合、その2倍である100Ωに設定される。
差動型インダクタ21と1つの抵抗素子22とで構成された電力分配器20の上記構成によれば、複数の抵抗素子を用いて電力分配する従来の構成と比較して、小型化できる。また、従来の構成では6dB程度の電力損失が生じるのに対して、上記構成によれば、差動型インダクタ21を用いているため、電力損失を3dB程度に抑えることができる。
また、上記構成によれば、出力端子202および203から電力分配器20側を見た場合のインピーダンス(出力インピーダンス)が、それぞれ50Ωである場合、入力端子201から電力分配器20側を見た場合のインピーダンス(入力インピーダンス)は、25Ωとなる。つまり、電力分配器20の入力インピーダンスは、出力インピーダンスよりも低くなる。
なお、増幅器10の入力インピーダンスが略50Ωであり、増幅器10の出力インピーダンスが略25Ωである場合には、図1に示すように、増幅器10と電力分配器20との間には、インピーダンス変換回路は不要である。
これに対して、増幅器10の出力インピーダンスが電力分配器20の入力インピーダンスと異なる場合には、図2Bに示すように、インピーダンス変換回路11が配置されてもよい。
図2Bは、実施の形態に係る増幅器10およびその周辺回路の回路構成の一例を示す図である。増幅器10の出力インピーダンスが電力分配器20の入力インピーダンスと異なる場合には、同図に示すように、増幅器10と電力分配器20との間に、インピーダンス変換回路11が配置されてもよい。具体的には、増幅器10の出力端子102とインピーダンス変換回路11の入力端子111とが接続され、インピーダンス変換回路11の出力端子112が、スイッチ72sを介して電力分配器20の入力端子201に接続される。これにより、増幅器10および電力分配器20を伝送する高周波信号の伝送損失を低減できる。
図1に戻って、高周波回路1の説明をする。
バイパス経路80Lは、第1バイパス経路(増幅器バイパス経路)の一例であり、増幅器10を迂回して高周波信号を伝送する。バイパス経路80Lの一端は、信号入力端子100と増幅器10の入力端子101とを結ぶ経路上のノードn1(第1ノード)に接続され、バイパス経路80Lの他端は、増幅器10の出力端子102と電力分配器20の入力端子201とを結ぶ経路上のノードn2(第2ノード)に接続されている。
スイッチ61sは、第1スイッチの一例であり、バイパス経路80L上に直列配置され、バイパス経路80Lの高周波信号の伝送および非伝送を切り替える。また、スイッチ81sは、第2スイッチの一例であり、バイパス経路80L上に直列配置され、バイパス経路80Lの高周波信号の伝送および非伝送を切り替える。スイッチ61sはスイッチ81sよりもノードn1側に配置され、また、スイッチ81sはスイッチ61sよりもノードn2側に配置されている。
バイパス経路90Lは、第2バイパス経路(電力分配器バイパス経路)の一例であり、電力分配器20を迂回して高周波信号を伝送する。バイパス経路90Lの一端は、バイパス経路80L上であってスイッチ61sとスイッチ81sとの間のノードn3(第3ノード)に接続され、バイパス経路90Lの他端は、電力分配器20の出力経路上のノードn4(第4ノード)に接続されている。
スイッチ91sは、第3スイッチの一例であり、バイパス経路90L上に直列配置され、バイパス経路90Lの高周波信号の伝送および非伝送を切り替える。
バイパス経路80Lおよび90Lの上記接続構成によれば、バイパス経路80Lのうちのノードn1からノードn3までの経路と、バイパス経路90Lと、が接続された経路(以下、当該経路を合成バイパス経路(80L+90L)と記す場合がある)は、増幅器10および電力分配器20を迂回して高周波信号を伝送する。
高周波回路1の上記構成によれば、(1)増幅器10を用いて高周波信号を増幅する状態(信号増幅経路70L)、(2)増幅器10を迂回した信号を電力分配器20に出力する状態(バイパス経路80L)、および(3)増幅器10および電力分配器20を迂回した信号を出力する状態(合成バイパス経路(80L+90L))、を切り替えることが可能となる。
さらに、バイパス経路90Lの一端を、バイパス経路80Lの一端が接続されたノードn1に接続せず、バイパス経路80L上に配置されたスイッチ61sの後段に接続している。つまり、バイパス経路90Lのスイッチ91sは、バイパス経路80Lのスイッチ61sとノードn1にて並列接続されない。このため、バイパス経路90Lに起因してノードn1に接続されるスイッチの個数は増加しないので、高周波信号が信号増幅経路70Lを伝送する際に、スイッチのオフ容量の増大を抑制できる。すなわち、スイッチ61sおよびスイッチ91sを非導通状態にして、高周波信号を信号増幅経路70Lにて伝送する場合、当該高周波信号がオフ容量を介してバイパス経路90Lに漏洩する量を抑制できる。これにより、2つのバイパス経路80Lおよび90Lを設けた高周波回路1において、増幅器10の雑音指数の劣化を抑制できる。
また、インピーダンス変換回路30は、バイパス経路80L上のスイッチ61sとスイッチ81sとの間に配置されている。
本実施の形態では、インピーダンス変換回路30は、スイッチ61sとノードn3との間に配置されている。このため、インピーダンス変換回路30を通過する高周波信号は、バイパス経路80L(ノードn3〜ノードn2)および90Lのいずれかを伝送し得る。よって、インピーダンス変換回路30は、信号入力端子100におけるインピーダンスと電力分配器20の入力インピーダンスとの整合、および、信号入力端子100におけるインピーダンスと信号出力端子120におけるインピーダンスとの整合をとる回路として機能する。
例えば、信号入力端子100から高周波回路1側を見たインピーダンス(入力インピーダンス)が50Ωであり、電力分配器20の入力インピーダンスが25Ωであり、信号出力端子120から高周波回路1側を見たインピーダンス(出力インピーダンス)が50Ωである場合が想定される。この場合には、インピーダンス変換回路30は、信号入力端子100の入力インピーダンス(50Ω)と信号出力端子120の出力インピーダンス(50Ω)とを整合させる場合、すなわち、信号入力端子100から入力された高周波信号をバイパス経路90Lに伝搬させる場合には、インピーダンス変換を行わない(第1のインピーダンス状態)。一方、インピーダンス変換回路30は、信号入力端子100の入力インピーダンス(50Ω)と電力分配器20の入力インピーダンス(25Ω)とを整合させる場合、すなわち、信号入力端子100から入力された高周波信号をバイパス経路80L、及び、電力分配器20に伝搬させる場合には、インピーダンス変換を行う(第2のインピーダンス状態)。
ここで、インピーダンス変換回路30は、インピーダンス状態を切り替えるスイッチ31を有していてもよい。スイッチ31は、第4スイッチの一例であり、第1のインピーダンス状態と第2のインピーダンス状態とを切り替える。
インピーダンス変換回路30により、高周波信号がバイパス経路80L(ノードn3〜ノードn2)および90Lを伝送する場合であっても、高周波信号の伝送損失を抑制できる。また、インピーダンス変換回路を変換動作(第2のインピーダンス状態)および停止動作(第1のインピーダンス状態)することで、電力分配器20を伝送させる場合の整合、および、電力分配器20をバイパスさせる場合の整合をともに良好とでき、高周波信号の伝送損失を低減させることができる。また、1つのインピーダンス変換回路30がバイパス経路80L(ノードn3〜ノードn2)の整合およびバイパス経路90Lの整合を兼用するので、高周波回路1の回路規模の増大を抑制でき、高周波回路1が搭載された移動体通信機器などを小型化できる。
なお、インピーダンス変換回路は、スイッチ31を有していなくてもよい。インピーダンス変換回路30は、例えば、ノードn3とスイッチ81sとの間に配置されていてもよい。この場合には、インピーダンス変換回路30を通過する高周波信号は、バイパス経路80Lおよび90Lのうちバイパス経路80Lのみを伝送する。よって、インピーダンス変換回路30は、信号入力端子100におけるインピーダンスと電力分配器20の入力インピーダンスとの整合のみをとればよい。この場合には、インピーダンス変換回路30は、1つのインピーダンス状態を有していればよいので、インピーダンス状態を可変する必要はない。
また、スイッチ72sは、第5スイッチの一例であり、増幅器10の出力端子102とノードn2とを結ぶ経路上に直列配置されている。スイッチ72sによれば、信号増幅経路70Lとバイパス経路80Lとのアイソレーションを強化できる。例えば、バイパス経路80L(ノードn3〜ノードn2)が選択されている場合、スイッチ72sを非導通状態とすることで、バイパス経路80Lを伝送する高周波信号がノードn2から増幅器10へ流れ込むことを防止できる。
また、スイッチ71sは、第6スイッチの一例であり、ノードn1と増幅器10の入力端子101とを結ぶ経路上に直列配置されている。増幅器10は、バイアス電圧または電源電圧の印加を停止することで増幅機能を停止することが可能であるが、例えば、入力インピーダンスを無限大にすることは困難である。このため、バイパス経路80L(ノードn3〜ノードn2)または90Lが選択されている場合に、スイッチ71sを非導通とすることで、バイパス経路80Lまたは90Lと信号増幅経路70Lとのアイソレーションを確実に確保することが可能となる。
また、スイッチ51sは、第7スイッチの一例であり、電力分配器20が有する複数の出力端子のうちの出力端子203とノードn4とを結ぶ経路上に直列配置されている。スイッチ51sによれば、信号出力端子120を、電力分配器20を伝送する高周波信号の出力端子、および、バイパス経路90Lを伝送する高周波信号の出力端子、として兼用できる。よって、高周波回路1の入出力端子を削減できる。また、バイパス経路90Lと、信号増幅経路70Lおよびバイパス経路80Lとのアイソレーションを強化できる。例えば、バイパス経路90Lが選択されている場合、スイッチ51sを非導通状態とすることで、バイパス経路90Lを伝送する高周波信号がノードn4から電力分配器20へ流れ込むことを防止できる。
なお、スイッチ51sは、電力分配器20が有する複数の出力端子のうちの出力端子202と直列配置されていてもよい。この場合、バイパス経路90Lの他端が接続されるノードn4は、出力端子202と信号出力端子110とを結ぶ経路上に配置される。
また、スイッチ71pは、スイッチ71sのアイソレーション機能を強化するためのスイッチであり、スイッチ71sと増幅器10の入力端子101とを結ぶ経路上のノードとグランドとの間に接続されている。
また、スイッチ72pは、スイッチ72sのアイソレーション機能を強化するためのスイッチであり、スイッチ72sと増幅器10の出力端子102とを結ぶ経路上のノードとグランドとの間に接続されている。
また、スイッチ61pは、スイッチ61sのアイソレーション機能を強化するためのスイッチであり、スイッチ61sとインピーダンス変換回路30とを結ぶ経路上のノードとグランドとの間に接続されている。
なお、本実施の形態に係る高周波回路1において、信号入力端子100、増幅器10、電力分配器20、バイパス経路80Lおよび90L、ならびに、スイッチ61s、81sおよび91sは、本発明に係る高周波回路に必須の構成要素であり、その他の構成要素は必須ではない。
[2.高周波回路1の信号伝送状態]
ここでは、信号増幅経路70L、バイパス経路80Lおよび90Lの信号伝送と各スイッチの状態との関係を示す。
図3Aは、実施の形態に係る高周波回路1において高周波信号が信号増幅経路70Lを伝送する場合の回路状態図である。この場合、スイッチ51s、71s、72sおよび61pを導通状態とし、スイッチ61s、81s、91s、71pおよび72pを非導通状態とする。これにより、信号入力端子100から入力された高周波信号は、ノードn1、スイッチ71s、増幅器10、スイッチ72s、ノードn2、電力分配器20を伝送し、信号出力端子110および120から出力される。
図3Bは、実施の形態に係る高周波回路1において高周波信号がバイパス経路80Lを伝送する場合の回路状態図である。この場合、スイッチ51s、61s、81s、71pおよび72pを導通状態とし、スイッチ71s、72s、91sおよび61pを非導通状態とする。これにより、信号入力端子100から入力された高周波信号は、ノードn1、スイッチ61s、インピーダンス変換回路30、ノードn3、スイッチ81s、ノードn2、電力分配器20を伝送し、信号出力端子110および120から出力される。
図3Cは、実施の形態に係る高周波回路1において高周波信号が合成バイパス経路(80L+90L)を伝送する場合の回路状態図である。この場合、スイッチ61s、91s、71pおよび72pを導通状態とし、スイッチ51s、71s、72s、81sおよび61pを非導通状態とする。これにより、信号入力端子100から入力された高周波信号は、ノードn1、スイッチ61s、インピーダンス変換回路30、ノードn3、スイッチ91s、ノードn4を伝送し、信号出力端子120から出力される。
[3.比較例に係る高周波回路500との比較]
ここでは、本実施の形態に係る高周波回路1と比較例に係る高周波回路500とを比較する。
図4は、比較例に係る高周波回路500の回路構成図である。高周波回路500は、増幅器10と、電力分配器20と、信号増幅経路570Lと、バイパス経路580Lおよび590Lと、スイッチ51s、71s、71p、72s、72p、81s、82s、82pおよび91sと、インピーダンス変換回路530と、信号入力端子100と、信号出力端子110および120と、を備える。比較例に係る高周波回路500は、実施の形態に係る高周波回路1と比較して、バイパス経路580Lおよび590Lの接続構成が異なる。以下、比較例に係る高周波回路500について、実施の形態に係る高周波回路1と同じ点は説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
本比較例では、増幅器10と電力分配器20とは、信号入力端子100と信号出力端子110および120とを結ぶ信号増幅経路570L上に配置されている。
バイパス経路580Lは、増幅器10を迂回して高周波信号を伝送する。バイパス経路580Lの一端は、信号入力端子100と増幅器10の入力端子101とを結ぶ経路上のノードn1に接続され、バイパス経路580Lの他端は、増幅器10の出力端子102と電力分配器20の入力端子201とを結ぶ経路上のノードn2に接続されている。
スイッチ82sは、バイパス経路580L上に直列配置され、バイパス経路580Lの高周波信号の伝送および非伝送を切り替える。また、スイッチ81sは、バイパス経路580L上に直列配置され、バイパス経路580Lの高周波信号の伝送および非伝送を切り替える。スイッチ82sはスイッチ81sよりもノードn1側に配置され、また、スイッチ81sはスイッチ82sよりもノードn2側に配置されている。
バイパス経路590Lは、増幅器10および電力分配器20を迂回して高周波信号を伝送する。バイパス経路590Lの一端は、ノードn1に接続され、バイパス経路590Lの他端は、電力分配器20の出力経路上のノードn4に接続されている。
スイッチ91sは、バイパス経路590L上に直列配置され、バイパス経路590Lの高周波信号の伝送および非伝送を切り替える。
比較例に係る高周波回路500の上記構成によれば、(1)増幅器10を用いて高周波信号を増幅する状態(信号増幅経路570L)、(2)増幅器10を迂回した信号を電力分配器20に出力する状態(バイパス経路580L)、および(3)増幅器10および電力分配器20を迂回した信号を出力する状態(バイパス経路590L)、を切り替えることが可能となる。
しかしながら、バイパス経路590Lがノードn1とノードn4とを結ぶように接続されているので、バイパス経路580Lに配置されたスイッチ82sとバイパス経路590Lに配置されたスイッチ91sとが、ノードn1に並列に接続されることとなる。この場合、ノードn1に並列接続されるスイッチが2個となるため、高周波信号の伝送特性において、スイッチのオフ容量の影響を大きく受けることとなる。このため、例えば、スイッチ82sおよび91sを非導通状態にして、高周波信号を、信号増幅経路570Lにて伝送する場合、当該高周波信号がバイパス経路580Lおよび590Lに漏洩する量が増加する。これにより、増幅器10の雑音指数が劣化してしまうという問題が発生する。
これに対して、本実施の形態に係る高周波回路1によれば、バイパス経路80Lに配置されたスイッチ61sとバイパス経路90Lに配置されたスイッチ91sとが、ノードn1に並列に接続されていない。このため、バイパス経路90Lに配置されたスイッチ91sが非導通状態でバイパス経路90Lを使用しない場合に、信号入力端子100から入力された高周波信号がスイッチ91sに流出することが抑制される。言い換えると、スイッチ91sの導通および非導通にかかわらず、信号入力端子100からバイパス経路80Lおよび90Lへ流出する信号電力には、ほとんど差異は生じない。この結果、増幅器10の雑音指数をバイパス経路90Lの有無にかかわらず一定とすることができる。すなわち、バイパス経路90Lが付加されることに起因して増幅器10の雑音指数は劣化しない。
また、比較例に係る高周波回路500では、インピーダンス変換回路530は、バイパス経路580L上のスイッチ82sとスイッチ81sとの間に配置されている。
図5は、比較例に係るインピーダンス変換回路530の回路構成図の一例である。インピーダンス変換回路530は、入力端子301と出力端子302とを結ぶ経路上に直列配置された抵抗素子36と、当該経路上のノードとグランドとの間に接続された抵抗素子37とを有している。抵抗素子36および抵抗素子37の抵抗値を適切に設定することにより、例えば、インピーダンス変換回路530の入力インピーダンスを略50Ωとし、出力インピーダンスを略25Ωとすることが可能である。
ただし、インピーダンス変換回路530を通過する高周波信号は、バイパス経路580Lのみを伝送する。よって、インピーダンス変換回路530は、信号入力端子100におけるインピーダンスと電力分配器20の入力インピーダンスとの整合のみをとる。よって、インピーダンス変換回路530は、信号入力端子100におけるインピーダンスと電力分配器20の出力インピーダンスとの整合(バイパス経路590Lにおけるインピーダンス整合)をとることはできない。
[4.実施例に係る高周波回路1Aの回路構成]
図6は、実施例に係る高周波回路1Aの回路構成図である。本実施例に係る高周波回路1Aは、高周波回路1に対してインピーダンス変換回路30の具体的回路構成が示され、また、可変減衰器が付加されている。高周波回路1Aは、増幅器10と、電力分配器20と、信号増幅経路70Lと、バイパス経路80Lおよび90Lと、スイッチ51s、61s、61p、71s、71p、72s、72p、81s、83sおよび91sと、インピーダンス変換回路30と、可変減衰器45、46および47と、信号入力端子100と、信号出力端子110および120と、を備える。本実施例に係る高周波回路1Aは、実施の形態に係る高周波回路1と比較して、インピーダンス変換回路30の具体的回路構成が例示されている点、ならびに、スイッチ83sおよび可変減衰器45〜47が付加されている点が異なる。以下、本実施例に係る高周波回路1Aについて、実施の形態に係る高周波回路1と同じ点は説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
スイッチ83sは、バイパス経路80L上に直列配置され、バイパス経路80Lの高周波信号の伝送および非伝送を切り替える。スイッチ83sはスイッチ81sよりもノードn2側に配置されている。
可変減衰器45は、第1可変減衰器の一例であり、電力分配器20の出力端子202と信号出力端子110とを結ぶ経路上に配置されている。可変減衰器46は、第1可変減衰器の一例であり、電力分配器20の出力端子203と信号出力端子120とを結ぶ経路上に配置されている。
可変減衰器45および46によれば、電力分配器20から出力される高周波信号の電力(信号レベル)を調整することが可能となる。
可変減衰器47は、第2可変減衰器の一例であり、バイパス経路80L上のインピーダンス変換回路30とノードn2との間に配置されている。より具体的には、可変減衰器47は、スイッチ81sとスイッチ83sとの間に配置されている。
可変減衰器47によれば、バイパス経路80Lを伝送する高周波信号の電力(信号レベル)を調整することが可能となる。なお、インピーダンス変換回路30の出力インピーダンスおよび電力分配器20の入力インピーダンスが略25Ωに設定されている場合には、可変減衰器47のインピーダンスも略25Ωに設定される。
インピーダンス変換回路30は、インダクタ32と、キャパシタ33と、スイッチ31p(第4スイッチ)と、を有している。インダクタ32は、入力端子301と出力端子302とを結ぶ経路上に直列配置されている。また、キャパシタ33とスイッチ31pとの直列接続回路が、上記経路上のノードとグランドとの間に直列配置されている。なお、キャパシタ33がグランドに接続され、スイッチ31pが上記ノードに接続されていてもよい。インダクタ32は、バイパス経路80L上に配置された直列腕回路の一例であり、キャパシタ33とスイッチ31pとの直列接続回路は、バイパス経路80L上のノードとグランドとを結ぶ経路上に配置された並列腕回路の一例である。なお、本実施例では、上記直列接続回路は、入力端子301と出力端子302とを結ぶ経路上であってインダクタ32よりも入力側のノードに接続されているが、入力端子301と出力端子302とを結ぶ経路上であってインダクタ32よりも出力側のノードに接続されていてもよい。また、直列腕回路としてキャパシタとスイッチとの直列接続回路を用い、並列腕回路としてインダクタを用いてもよい。
インピーダンス変換回路30の上記構成によれば、スイッチ31pが導通状態の場合には、例えば、インピーダンス変換回路30の入力側のインピーダンス(50Ω)を変換して出力側のインピーダンス(25Ω)とする(第2のインピーダンス状態)。また、スイッチ31pが非導通状態の場合には、例えば、インピーダンス変換回路30の入力側のインピーダンス(50Ω)を変換せず出力側のインピーダンス(50Ω)とする(第1のインピーダンス状態)ことが可能となる。
また、インピーダンス変換回路30は、抵抗素子を含まない。つまり、インピーダンス変換回路30の回路素子としてリアクタンス型の素子のみを用いていることにより、伝送損失を小さくできる。これにより、高周波信号がバイパス経路80Lを伝送する場合に、高周波回路1Aの伝送損失を低減できる。
さらに、高周波信号が合成バイパス経路(80L+90L)を伝送する場合には、スイッチ31pを非導通としてインピーダンス変換動作を停止させる(第1のインピーダンス状態とする)。この場合には、信号経路上に残るインダクタ32により、各スイッチがグランドとの間に発生させる不要の容量成分を整合(キャンセル)させることができる。この結果、バイパス経路90Lの使用時の整合を良好とすることで、伝送損失を低減できる。また、インダクタ32とキャパシタ33とがローパスフィルタ機能を有することで、不要の高域周波数の歪成分を抑制することができる。
なお、インピーダンス変換回路30は、以下の変形例1に係るインピーダンス変換回路30A、または、変形例2に係るインピーダンス変換回路30Bであってもよい。
図7Aは、変形例1に係るインピーダンス変換回路30Aの回路構成図である。インピーダンス変換回路30Aは、トランスフォーマ素子38と、キャパシタ33と、スイッチ31s(第4スイッチ)およびスイッチ31p(第4スイッチ)と、を有している。トランスフォーマ素子38とスイッチ31sとの並列接続回路が、入力端子301と出力端子302とを結ぶ経路上に配置されている。また、トランスフォーマ素子38の低電位側端子とグランドとの間にトランスフォーマ素子38を動作させるためのスイッチ31pが配置されている。また、トランスフォーマ素子38の出力端子と低電位側端子との間に整合用のキャパシタ33が接続されている。スイッチ31sおよび31pの導通および非導通の切り替えにより、インピーダンス変換回路30Aのインピーダンス変換動作(第2のインピーダンス状態)とその停止動作(第1のインピーダンス状態)とを切り替えることができる。
インピーダンス変換回路30Aの上記構成によれば、インピーダンス変換回路30Aの回路素子としてリアクタンス型の素子のみを用いていることにより、伝送損失を小さくできる。これにより、高周波信号がバイパス経路80Lを伝送する場合に、高周波回路1Aの伝送損失を低減できる。さらに、トランスフォーマ素子38のインピーダンス整合を最適化することで、インピーダンス変換回路30Aを広帯域動作させることが可能である。
図7Bは、変形例2に係るインピーダンス変換回路30Bの回路構成図である。インピーダンス変換回路30Bは、抵抗素子34および35と、スイッチ31s(第4スイッチ)およびスイッチ31p(第4スイッチ)と、を有している。抵抗素子34とスイッチ31sとの並列接続回路が、入力端子301と出力端子302とを結ぶ経路上に配置されている。また、抵抗素子35とスイッチ31pとの直列接続回路が、上記経路上のノードとグランドとの間に直列配置されている。スイッチ31sおよび31pの導通および非導通の切り替えにより、インピーダンス変換回路30Bのインピーダンス変換動作(第2のインピーダンス状態)とその停止動作(第1のインピーダンス状態)とを切り替えることができる。
インピーダンス変換回路30Bの上記構成によれば、抵抗素子を用い、かつ、リアクタンス型の素子を用いていないことで、インピーダンス変換回路30Bを広帯域動作させることが可能である。また、比較的大きな形成面積を要するインダクタを用いていないことから、IC化することで小型化が可能となる。
なお、インピーダンス変換回路30Bは、入力端子301と出力端子302とを結ぶ経路上に配置された、抵抗素子34とスイッチ31sとの並列接続回路、および、上記経路上のノードとグランドとの間に直列配置された、抵抗素子35とスイッチ31pとの直列接続回路、の少なくとも一方を有していればよい。上記並列接続回路および上記直列接続回路の配置は、変換前および変換後のインピーダンス値に応じて最適化される。
[5.効果など]
以上のように、本実施の形態によれば、高周波回路1は、信号入力端子100と、信号入力端子100から入力された高周波信号を増幅する増幅器10と、増幅器10の出力経路上に配置され、高周波信号を電力分配する電力分配器20と、増幅器10を迂回して高周波信号を伝送するバイパス経路80Lと、電力分配器20を迂回して高周波信号を伝送するバイパス経路90Lと、バイパス経路80L上に直列配置され、バイパス経路80Lの高周波信号の伝送および非伝送を切り替えるスイッチ61sおよび81sと、バイパス経路90L上に直列配置され、バイパス経路90Lの高周波信号の伝送および非伝送を切り替えるスイッチ91sと、を備え、バイパス経路80Lは、信号入力端子100と増幅器10の入力端子101とを結ぶ経路上のノードn1、および、増幅器10の出力端子102と電力分配器20の入力端子201とを結ぶ経路上のノードn2に接続され、バイパス経路90Lは、バイパス経路80L上であってスイッチ61sとスイッチ81sとの間のノードn3、および、電力分配器20の出力経路上のノードn4に接続されている。
これによれば、(1)増幅器10を用いて高周波信号を増幅する状態、(2)増幅器10を迂回した信号を電力分配器20に出力する状態、および(3)増幅器10および電力分配器20を迂回した信号を出力する状態、を切り替えることが可能となる。さらに、バイパス経路90Lの一端を、バイパス経路80Lの一端が接続されたノードn1に接続せず、バイパス経路80L上に配置されたスイッチ61sの後段に接続している。つまり、バイパス経路90Lのスイッチ91sは、バイパス経路80Lのスイッチ61sとノードn1にて並列接続されない。このため、バイパス経路90Lに起因してノードn1に接続されるスイッチの個数は増加しないので、高周波信号が信号増幅経路70Lを伝送する際に、スイッチのオフ容量の増大を抑制できる。すなわち、スイッチ61sおよびスイッチ91sを非導通状態にして、高周波信号を信号増幅経路70Lにて伝送する場合、当該高周波信号がオフ容量を介してバイパス経路90Lに漏洩する量を抑制できる。これにより、2つのバイパス経路80Lおよび90Lを設けた高周波回路1において、増幅器10の雑音指数の劣化を抑制できる。
また、高周波回路1は、さらに、バイパス経路80L上のスイッチ61sとスイッチ81sとの間に配置されたインピーダンス変換回路30を備えてもよい。
これにより、高周波信号がバイパス経路80Lを伝送する場合に、信号入力端子100におけるインピーダンスと、電力分配器20の入力インピーダンスとを整合させることが可能となる。よって、増幅器10を迂回する場合の高周波信号の伝送損失を低減させることができる。
また、スイッチ61sはノードn1に接続され、スイッチ81sはノードn2に接続され、インピーダンス変換回路30はスイッチ61sとノードn3とを結ぶ経路上に配置され、インピーダンス変換回路30は第1のインピーダンス状態と第2のインピーダンス状態とを切り替えるスイッチ31を有してもよい。
これによれば、インピーダンス変換回路30を第1のインピーダンス状態と第2のインピーダンス状態とに可変することで、電力分配器20を伝送させる場合の整合、および、電力分配器20をバイパスさせる場合の整合をともに良好とでき、高周波信号の伝送損失を低減させることができる。また、1つのインピーダンス変換回路30がバイパス経路80Lの整合およびバイパス経路90Lの整合を兼用するので、高周波回路1の回路規模の増大を抑制でき、高周波回路1が搭載された移動体通信機器などを小型化できる。
また、インピーダンス変換回路30は、インダクタ32およびキャパシタ33の少なくとも一方を含み、抵抗素子を含まなくてもよい。
これにより、インピーダンス変換回路30がリアクタンス型の素子のみで構成されるので、インピーダンス変換回路30伝送損失を低減できる。よって、高周波信号がバイパス経路80Lを伝送する場合に、高周波回路1の伝送損失を低減できる。
また、インピーダンス変換回路30は、バイパス経路80L上に配置された直列腕回路と、バイパス経路80L上のノードとグランドとを結ぶ経路上に配置された並列腕回路と、を有し、直列腕回路および並列腕回路の一方は、インダクタ32を含み、直列腕回路および並列腕回路の他方は、キャパシタ33およびスイッチ31pを含んでもよい。
これにより、スイッチ31pが導通状態の場合には、例えば、インピーダンス変換回路30の入力側のインピーダンス(50Ω)を出力側のインピーダンス(25Ω)へと変換できる(第2のインピーダンス状態)。また、スイッチ31pが非導通状態の場合には、例えば、インピーダンス変換回路30の入力側のインピーダンス(50Ω)を変換せず出力側のインピーダンス(50Ω)とできる(第1のインピーダンス状態)。
また、インピーダンス変換回路30Aは、トランスフォーマ素子38を含んでもよい。
これにより、トランスフォーマ素子38のインピーダンス整合を最適化することで、インピーダンス変換回路30Aを広帯域動作させることが可能となる。
また、インピーダンス変換回路30Bは、抵抗素子34または35を含んでもよい。
これにより、インピーダンス変換回路30Bが抵抗素子を用いていることで、インピーダンス変換回路30Bを広帯域動作させることが可能である。
また、抵抗素子34は、バイパス経路80L上に直列配置され、スイッチ31sは抵抗素子34と並列接続されていてもよい。
また、スイッチ31pは抵抗素子35と直列接続されており、抵抗素子35とスイッチ31pとの直列接続回路は、バイパス経路80L上のノードとグランドとを結ぶ経路に直列配置されていてもよい。
これにより、スイッチ31sまたは31pの導通および非導通の切り替えにより、インピーダンス変換回路30Bを第1のインピーダンス状態と第2のインピーダンス状態とに切り替えることができる。
また、高周波回路1は、さらに、増幅器10の出力端子102とノードn2とを結ぶ経路上に直列配置されたスイッチ72sを備えてもよい。
これにより、信号増幅経路70Lとバイパス経路80Lとのアイソレーションを強化できる。例えば、バイパス経路80Lが選択されている場合、スイッチ72sを非導通状態とすることで、バイパス経路80Lを伝送する高周波信号がノードn2から増幅器10へ流れ込むことを防止できる。
また、高周波回路1は、さらに、ノードn1と増幅器10の入力端子101とを結ぶ経路上に直列配置されたスイッチ71sを備えてもよい。
これにより、バイパス経路80Lまたは合成バイパス経路(80L+90L)が選択されている場合に、スイッチ71sを非導通とすることで、バイパス経路80Lまたは合成バイパス経路(80L+90L)と信号増幅経路70Lとのアイソレーションを確実に確保することが可能となる。
また、電力分配器20は、複数の出力端子202および203を有し、高周波回路1は、さらに、出力端子203とノードn4とを結ぶ経路上に直列配置されたスイッチ51sを備えてもよい。
これによれば、信号出力端子120を、電力分配器20を伝送する高周波信号の出力端子、および、バイパス経路90Lを伝送する高周波信号の出力端子、として兼用できる。よって、高周波回路1の入出力端子を削減できる。また、バイパス経路90Lと、信号増幅経路70Lおよびバイパス経路80Lとのアイソレーションを強化できる。さらに、電力分配器20の出力端子数を可変でき、電力分配器20を1出力型または2出力型に切り替えることが可能となる。
また、高周波回路1Aは、上記高周波回路1の構成に加えて、さらに、電力分配器20の出力経路上に配置された可変減衰器45および46を備えてもよい。
これにより、電力分配器20から出力される高周波信号の電力(信号レベル)を調整することが可能となる。
また、高周波回路1Aは、上記高周波回路1の構成に加えて、さらに、バイパス経路80L上のノードn3とノードn2との間に配置された可変減衰器47を備えてもよい。
これにより、バイパス経路80Lを伝送する高周波信号の電力(信号レベル)を調整することが可能となる。
また、電力分配器20は、差動型インダクタ21と、差動型インダクタ21に接続された抵抗素子22と、を含んでもよい。
これにより、複数の抵抗素子を用いて電力分配する従来の構成と比較して小型化できる。また、従来の構成では6dB程度の電力損失が生じるのに対して、上記構成によれば、差動型インダクタ21を用いているため、電力損失を3dB程度に抑えることが可能となる。
(その他の実施の形態など)
以上、本発明の実施の形態に係る高周波回路について、実施の形態、実施例および変形例を挙げて説明したが、本発明に係る高周波回路は、上記実施の形態、実施例および変形例に限定されるものではない。上記実施の形態、実施例および変形例における任意の構成要素を組み合わせて実現される別の実施の形態や、上記実施の形態、実施例および変形例に対して本発明の主旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、上記高周波回路を内蔵した各種機器も本発明に含まれる。
また、例えば、上記実施の形態、実施例および変形例に係る高周波回路において、図面に開示された各回路素子および信号経路を接続する経路の間に別の回路素子および配線などが挿入されていてもよい。
本発明は、小型化が要求される高周波フロントエンド回路として、携帯電話などの通信機器に広く利用できる。
1、1A、500 高周波回路
10 増幅器
11、30、30A、30B、530 インピーダンス変換回路
20 電力分配器
21 差動型インダクタ
22、34、35、36、37 抵抗素子
31、31p、31s、61p、61s、51s、71p、71s、72p、72s、81s、82p、82s、83s、91s スイッチ
32 インダクタ
33 キャパシタ
38 トランスフォーマ素子
45、46、47 可変減衰器
70L、570L 信号増幅経路
80L、90L、580L、590L バイパス経路
100 信号入力端子
101、111、201、301 入力端子
102、112、202、203、302 出力端子
110、120 信号出力端子
211 第1線路
212 第2線路
n1、n2、n21、n22、n23、n3、n4 ノード

Claims (15)

  1. 信号入力端子と、
    前記信号入力端子から入力された高周波信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器の出力経路上に配置され、高周波信号を電力分配する電力分配器と、
    前記増幅器を迂回して高周波信号を伝送する第1バイパス経路と、
    前記電力分配器を迂回して高周波信号を伝送する第2バイパス経路と、
    前記第1バイパス経路上に直列配置され、前記第1バイパス経路の高周波信号の伝送および非伝送を切り替える第1スイッチおよび第2スイッチと、
    前記第2バイパス経路上に直列配置され、前記第2バイパス経路の高周波信号の伝送および非伝送を切り替える第3スイッチと、を備え、
    前記第1バイパス経路は、前記信号入力端子と前記増幅器の入力端子とを結ぶ経路上の第1ノード、および、前記増幅器の出力端子と前記電力分配器の入力端子とを結ぶ経路上の第2ノード、に接続され、
    前記第2バイパス経路は、前記第1バイパス経路上であって前記第1スイッチと前記第2スイッチとの間の第3ノード、および、前記電力分配器の出力経路上の第4ノード、に接続されている、
    高周波回路。
  2. さらに、
    前記第1バイパス経路上の前記第1スイッチと前記第2スイッチとの間に配置されたインピーダンス変換回路を備える、
    請求項1に記載の高周波回路。
  3. 前記第1スイッチは、前記第1ノードに接続され、
    前記第2スイッチは、前記第2ノードに接続され、
    前記インピーダンス変換回路は、前記第1スイッチと前記第3ノードとを結ぶ経路上に配置され、
    前記インピーダンス変換回路は、第1のインピーダンス状態と第2のインピーダンス状態とを切り替える第4スイッチを有する、
    請求項2に記載の高周波回路。
  4. 前記インピーダンス変換回路は、インダクタンス素子およびキャパシタンス素子の少なくとも一方を含み、抵抗素子を含まない、
    請求項3に記載の高周波回路。
  5. 前記インピーダンス変換回路は、
    前記第1バイパス経路上に配置された直列腕回路と、
    前記第1バイパス経路上のノードとグランドとを結ぶ経路上に配置された並列腕回路と、を有し、
    前記直列腕回路および前記並列腕回路の一方は、インダクタンス素子を含み、
    前記直列腕回路および前記並列腕回路の他方は、キャパシタンス素子および前記第4スイッチを含む、
    請求項4に記載の高周波回路。
  6. 前記インピーダンス変換回路は、トランスフォーマを含む、
    請求項2〜5のいずれか1項に記載の高周波回路。
  7. 前記インピーダンス変換回路は、抵抗素子を含む、
    請求項3に記載の高周波回路。
  8. 前記抵抗素子は、前記第1バイパス経路上に直列配置され、
    前記第4スイッチは、前記抵抗素子と並列接続されている、
    請求項7に記載の高周波回路。
  9. 前記第4スイッチは、前記抵抗素子と直列接続されており、
    前記抵抗素子と前記第4スイッチとの直列接続回路は、前記第1バイパス経路上のノードとグランドとを結ぶ経路に直列配置されている、
    請求項7に記載の高周波回路。
  10. さらに、
    前記増幅器の出力端子と前記第2ノードとを結ぶ経路上に直列配置された第5スイッチを備える、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の高周波回路。
  11. さらに、
    前記第1ノードと前記増幅器の入力端子とを結ぶ経路上に直列配置された第6スイッチを備える、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の高周波回路。
  12. 前記電力分配器は、複数の出力端子を有し、
    前記高周波回路は、さらに、
    前記複数の出力端子のうちのいずれかの出力端子と前記第4ノードとを結ぶ経路上に直列配置された第7スイッチを備える、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の高周波回路。
  13. さらに、
    前記電力分配器の出力経路上に配置された第1可変減衰器を備える、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の高周波回路。
  14. さらに、
    前記第1バイパス経路上の前記第3ノードと前記第2ノードとの間に配置された第2可変減衰器を備える、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の高周波回路。
  15. 前記電力分配器は、
    差動型インダクタと、
    前記差動型インダクタに接続された抵抗素子と、を含む、
    請求項1〜14のいずれか1項に記載の高周波回路。
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